JP2582171B2 - コンクリートバケットのゲート開閉装置 - Google Patents

コンクリートバケットのゲート開閉装置

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JP2582171B2
JP2582171B2 JP1332758A JP33275889A JP2582171B2 JP 2582171 B2 JP2582171 B2 JP 2582171B2 JP 1332758 A JP1332758 A JP 1332758A JP 33275889 A JP33275889 A JP 33275889A JP 2582171 B2 JP2582171 B2 JP 2582171B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クレーンで運搬するコンクリートバケット
のゲート開閉装置に関する。
[従来の技術] かかる従来のコンクリートバケットを第3図について
説明する。
第3図において、図示しないクレーンのクレーンケー
ブル1の下端部に設けらた吊り金具2には、吊り部材で
ある1対のペンダントロープ3、3を介して全体を符号
4Aで示すコンクリートバケットが吊設されている。
このバケット4Aには、円筒状で下部が逆コーン状に形
成されたケース5と、ケース5の底部に設けらたゲート
6とが設けられている。そのゲート6には、1対の開閉
用エアシリンダ7、7が設けられ、これらエアシリンダ
7、7は、レシーバタンク8、カップリング9を介して
地上に設置されたエアホース10によりエアコンプレッサ
11に接続されている。
このコンクリートバケットにおいては、エアホース10
のコンクリートバケット4A上に設けられたカプラの接合
が、コンクリート運搬サイクル毎に行わなければなら
ず、面倒であった。
そこで、例えば特開昭58-1686号公報に見られるよう
に、バケット荷重によりエアシリンダを作動してエアを
圧縮してアキュムレータに蓄圧し、その圧縮エアにより
バケットのゲートを開閉するようにしたものが提案され
ている。この技術によれば前記の問題点はある程度解消
されるが、従来技術による場合は次の問題点があった。
エア圧縮用のシリンダの下シリンダ室内にエアを流入
して当初の状態に戻すのに、バケットを構成する内枠の
外側に外枠を設け、内枠が着地し、次いで外枠が降下す
ることによりピストンロッドがシリンダ内から引き出さ
れ、これにより下シリンダ室内にエアを流入させるもの
であり、機械的に複雑なものである また、コンクリートバケットが使用される現場は埃ぽ
い所が多く、装置にエアフィルタを設けしばしばその取
り替えを行わねばならない。
また、圧縮エアを蓄圧したアキュムレータとゲート開
閉用エアシリンダとの間に設けた切換弁の切換操作につ
いては特に配慮されていなかった。
また特開昭63-87493号公報に開示されているバケット
ゲート開閉装置では、油圧回路がいわゆるクロースド回
路であり、アキュムレータのみによる油圧の作動である
ために、余裕度に乏しく、そのために4本の吊り部材に
連結された油圧シリンダと1本のゲート開閉用油圧シリ
ンダとが必要となり、配管も複雑化する。
さらに、特開昭57-175688号公報にはシーブの回転を
油圧ポンプで圧油に交換し、これをアキュムレータに蓄
圧し、コンクリートバケットを開閉する技術が開示され
ている。しかしながらかかる公知技術ではポンプを用い
るので装置全体が複雑化する。
さらに特開昭57-1091号公報に示されている液圧開閉
装置では、バケットの着地の際の重量エネルギをピスト
ンシリンダ装置により蓄圧器に蓄圧するものであるか
ら、バケットが着地してもピストンが作動できない凹所
のような場所では、ゲートを開閉作動させることはでき
ず、使用範囲が限られてしまう。
[発明が解決しようとする課題] したがって、本発明の目的は、構造が簡単でしかも使
用範囲が限定されず、バケットの吊り上げによりアキュ
ムレータに蓄圧された圧油によりゲートの開閉が好適に
行うことができるコンクリートバケットのゲート開閉装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のコンクリートバケットのゲート開閉装置は、
コンクリートバケット(4)の2本の吊り部材(3)に
介装されたコンクリート運搬時に前記吊り部材(3)に
生じる引張力を油圧に変換する2つの油圧シリンダ(1
2)と、該油圧を蓄圧するアキュムレータ(18)と、該
アキュムレータ(18)の油圧を2つのゲート開閉用油圧
シリンダ(7)に導いてゲート(6)を開閉するための
第2電磁切換弁(23)とを備えており、前記油圧シリン
ダ(12)はリターンスプリング(15)を備えたスプリン
グリターン式のものであって、その作動室(16)は並列
に設けた第1チェック弁(17a)、第1電磁切換弁(2
2)を介して前記アキュムレータ(18)に接続されてい
ると共に、該作動室(16)は第2チェック弁(21)を介
してオイルタンク(20)に接続されており、またそのピ
ストン下室(16a)はオイルタンク(20)に接続されて
おり、前記第2電磁切換弁(23)は4ポート3位置の弁
であって、それらのポートは前記アキュムレータ(18)
と前記オイルタンク(20)とに接続されており、前記第
1及び第2電磁切換弁(22、23)は無線で遠隔操作して
切換えられる切換弁であり、前記第1電磁切換弁(22)
は、前記リターンスプリング(15)が作動しない場合に
前記アキュムレータ(18)の圧油を前記作動室(16)へ
導入するため開状態に切換えられる様に構成されてい
る。
[作用] バケットにコンクリートを投入してクレーンで吊り上
げると、バケットの重量により吊り部材に引張力が発生
し、その引張力によりリターンスプリングに抗してピス
トンが上動し、作動室の油を圧縮して油圧を発生させ、
その油圧は第1チェック弁を介してアキュムレータに蓄
圧される。
バケットをコンクリート打設場所に運搬し、無線操作
で第2電磁切換弁の位置Iに切換えると、アキュムレー
タの圧油は油回路からゲート開閉用シリンダの一方の作
動室に流れ、他方の作動室の油は油回路からオイルタン
クにリターンし、シリンダは収縮作動してゲートを開き
コンクリートを放出する。
そして、無線操作で第2電磁切換弁を位置IIに切換
え、ゲート開閉用シリンダを伸長作動してゲートを閉
じ、バケットをコンクリート受入場所に運搬する。
空のバケットを着地させると、油圧発生用シリンダの
リターンスプリングに付勢されてピストンが下動し、オ
イルタンクから油を第2チェック弁を介し作動室に吸引
して当初の状態に戻る。この際、リターンスプリングが
作動しない場合は、無線操作で第1電磁切換弁を開状態
に切換え、アキュムレータの圧油を回路を介して作動室
に導き、ピストンを下動する。
[実施例] 以下第1図および第2図を参照して本発明の実施例を
説明する。なお、第1図において第3図に対応する部分
については、同じ符号を付して重複説明を省略する。
第1図において、コンクリートバケット4の吊り部材
である2本のペンダントロープ3、3の下部には、コン
クリート運搬時にバケット4及びコンクリートとの重量
によりロープ3に生じる引張力を油圧に変換する2つの
油圧発生用シリンダ12がそれぞれ介装されている。そし
て、ケース5の中程には、オイルタンク20(第2図)が
一体に形成され、油圧シリンダ12、12で変換された油圧
を蓄圧するアキュムレータ18が設けられている。
第2図において、油圧シリンダ12のピストン13に連結
されたピストンロッド14の上端部は、ペンダントロープ
3に連結され、ピストン13を下方に付勢するリターンス
プリング15が設けられている。その油圧シリンダ12の作
動室16は、油回路L1により第1チェック弁17aを介して
アキュムレータ18に接続されている。そのアキュムレー
タ18は、油回路L2によりリリーフ弁19を介してオイルタ
ンク20に接続され、このオイルタンク20は、油回路L3に
より第2チェック弁21を介して作動室16に接続され、油
回路L4によりピストン下室16aに接続されている。ま
た、アキュムレータ18は、油回路L5により第1電磁切換
弁22を介して作動室16に接続されている。そして、アキ
ュムレータ18とオイルタンク20とは、油回路L6、L7によ
り4ポート3位置の第2電磁切換弁23を介してゲート開
閉用シリンダ7の作動室A又はBに選択的に接続される
ようになっている。そして、両電磁切換弁22、23は共
に、バケット4に搭載された図示しないバッテリにより
無線で遠隔操作して切換えできるようになっている。
コンクリートの運搬に際し、バケット4がコンクリー
ト受入場所に着地してコンクリートを投入する前は、油
圧発生用シリンダ12は、リターンスプリング15によりピ
ストン13は下動されている。このとき、両電磁切換弁2
2、23は、共に閉状態にされている。バケット4にコン
クリートを投入してクレーンで吊り上げると、バケット
4の重量によりペンダントロープ3に引張力を発生す
る。その引張力はリターンスプリング15に抗してピスト
ン13を上動し、作動室16の油を圧縮して油圧を発生さ
せ、その油圧は、油回路L1により第1チェック弁17aを
介してアキュムレータ18に蓄圧される。この際、アキュ
ムレータ18の油圧が所定値以上になると、油回路L2によ
りリリーフ弁19を介してオイルタンク20に油圧が解放さ
れる。
この状態で、バケット4をコンクリート打設場所に運
搬し、無線操作により第2電磁切換弁23を位置Iに切換
える。これによりアキュムレータ18の圧油は油回路L6か
らゲート開閉用シリンダ7の作動室Aに流れ、作動室B
の油は油回路L7からオイルタンク20にリターンする。し
たがって、シリンダ7は収縮作動をしてゲート6を開
き、コンクリートを放出する。
次いで、第2電磁切換弁23を位置IIに切換え、前述と
は逆にシリンダ7を伸長作動してゲート6を閉じ、クレ
ーンでバケット4をコンクリート受入場所に運搬する。
そして、空のバケット4を着地させると、油圧発生用シ
リンダ12のリターンスプリング15に付勢されてピストン
13が下動し、オイルタンク20から油を油回路L3により第
2チェック弁21を介し作動室16に吸引して当初の状態に
戻る。この際、リターンスプリング15が作動しない場合
は、無線操作により第1電磁切換弁22を開状態に切換
え、アキュムレータ18の圧油を回路L5を介して作動室16
に導き、ピストン13を下動する。
[発明の効果] (i)スプリングリターン式の油圧シリンダを用い装置
の全重量を圧油のエネルギに変換するので、変換作動が
確実であり、高率がよい。
(ii)また、リターンスプリングの付勢力によりピスト
ンが下動してオイルタンクから油を作動室に吸引して当
初の状態に戻り、油圧発生用シリンダを当初の状態に戻
すのにバケット側に別段の手段を施す必要はない。
(iii)空のバケットの着地状態等によりリターンスプ
リングが作動しない場合や、スプリングが不作動になっ
た場合でもアキュムレータの圧油を作動室に導いてピス
トンを下動させ、油圧発生用シリンダを確実に当初の状
態に戻すことができる。
(iv)第1電磁切換弁及び第2電磁切替弁は共に無線操
作で切換えるものであるので、コンクリートバケットを
クレーンで任意の場所に運搬し、バケットのゲートを開
いてコンクリートの打設を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は油圧
回路図、第3図は従来装置を示す斜視図である。 3……ペンダントロープ(吊り部材)、4……コンクリ
ートバケット、6……ゲート、7……ゲート開閉用シリ
ンダ、12……油圧発生用シリンダ、15……リターンスプ
リング、17a……第1チェック弁、18……アキュムレー
タ、20……オイルタンク、21……第2チェック弁、22…
…第1電磁切換弁、23……第2電磁切換弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートバケット(4)の2本の吊り
    部材(3)に介装されたコンクリート運搬時に前記吊り
    部材(3)に生じる引張力を油圧に変換する2つの油圧
    シリンダ(12)と、該油圧を蓄圧するアキュムレータ
    (18)と、該アキュムレータ(18)の油圧を2つのゲー
    ト開閉用油圧シリンダ(7)に導いてゲート(6)を開
    閉するための第2電磁切換弁(23)とを備えており、前
    記油圧シリンダ(12)はリターンスプリング(15)を備
    えたスプリングリターン式のものであって、その作動室
    (16)は並列に設けた第1チェック弁(17a)、第1電
    磁切換弁(22)を介して前記アキュムレータ(18)に接
    続されていると共に、該作動室(16)は第2チェック弁
    (21)を介してオイルタンク(20)に接続されており、
    またそのピストン下室(16a)はオイルタンク(20)に
    接続されており、前記第2電磁切換弁(23)は4ポート
    3位置の弁であって、それらのポートは前記アキュムレ
    ータ(18)と前記オイルタンク(20)とに接続されてお
    り、前記第1及び第2電磁切換弁(22、23)は無線で遠
    隔操作して切換えられる切換弁であり、前記第1電磁切
    換弁(22)は、前記リターンスプリング(15)が作動し
    ない場合に前記アキュムレータ(18)の圧油を前記作動
    室(16)へ導入するため開状態に切換えられる様に構成
    されていることを特徴とするコンクリートバケットのゲ
    ート開閉装置。
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