JP2581951Y2 - 刈刃角度調節装置 - Google Patents

刈刃角度調節装置

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JP2581951Y2
JP2581951Y2 JP7169392U JP7169392U JP2581951Y2 JP 2581951 Y2 JP2581951 Y2 JP 2581951Y2 JP 7169392 U JP7169392 U JP 7169392U JP 7169392 U JP7169392 U JP 7169392U JP 2581951 Y2 JP2581951 Y2 JP 2581951Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、バリカン形刈
払機等における操作桿に対し刈刃の取付角度を可変とし
た刈刃角度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、畦畔や用水路等での雑草類の刈
取り、芝生の刈込み、生垣の刈込み等の草木の刈払作業
を行うバリカン形刈払機においては、通常、操作桿の一
端に設置された2サイクルガソリンエンジン等の動力源
からの出力を、動力伝達装置を介して刈刃装置に伝え、
上下一対の細長状の刈刃を互いに長手方向に相対的に往
復動させて草木を切断するようになっている。
【0003】このような2枚のバリカン刃を往復運動さ
せる刈払機においては、上下一対の細長状の刈刃が、ケ
ースから前方に突出するように配置されるとともに、動
力源からの出力は動力伝達手段を介して刈刃に伝達さ
れ、前後方向に互いに逆位相で摺動されるようになって
いる。
【0004】さらに、このような2枚のバリカン刃を往
復運動させる刈払機において刈刃を操作桿に対して任意
の角度に調節かつ固定可能な刈刃角度調整装置を付設す
ることは、例えば、本考案の出願人の出願に係わる実開
平4ー19128号等により従来よりよく知られてい
る。図5はそのような従来のバリカン形刈払機の縦断面
図を示したものである。
【0005】図5において、刈刃装置90は、操作桿9
1に対し、枢軸ボルト92を軸に上下方向へ回動自在に
取り付けられている。前記刈刃装置90には、半円形の
外周囲に歯が刻まれた係合歯部93が設けられている。
一方、前記操作桿91には、前記係合歯部93の歯と係
合することにより前記操作桿91を任意の角度に固定さ
せるストッパー94が、ボルト95により軸止されてい
る。前記ストッパー94は前記ボルト95を軸に回動自
在とされるとともに、バネ部材96により前記係合歯部
93側に付勢されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如き従来のバリカン形刈払機においては、刈刃角度調節
装置の構成部品が外部に露出していたため、ストッパー
と歯との係合部に草木等が絡まり易いのみならず、ごみ
や塵芥等が付着し易く、刈払作業の作業性そのものが悪
くなったり、操作桿の円滑な回転作動が阻害されたり、
美観が損なわれるという問題点があった。
【0007】本考案は、このような従来の刈刃角度調節
装置の問題に鑑みてなされたものであって、その目的
は、特に、作業中に刈刃角度調節装置に草木等の異物が
絡まったり、ごみや塵芥等が付着することをなくして、
効率的に作業を行えるとともに、刈刃装置を適宜位置に
円滑に回動させることができ、しかも、刈刃角度調節装
置の構成部材の損耗を抑えることができ、かつ、美観を
向上せしめ、製作を容易に行うこともできる刈刃角度調
節装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本考案に係わる刈刃角度調節装置は、基本的には、
操作桿の一端に設置されて駆動せしめられる刈刃を備
え、前記操作桿に対する刈刃の取付角度を可変せしめる
刈刃角度調節装置において、刈刃装置の内部に設けられ
るとともに取付角調節用の複数の係止溝を有した角度調
節用係止部と、前記係止溝に係脱可能な軸部と該軸部の
前記角度調節用係止部との係脱及び係止位置をコントロ
ールするつまみ部とからなる角度調節用ストッパーとを
備えたことを特徴としている。
【0009】そして、より具体的な例としては、前記角
度調節用係止部は、略半円の受け部と段差部からなる筒
状固定部と、略半円の小円部と大円部からなり、該大円
部の内周に複数の係合溝が刻まれて前記筒状固定部に重
合される係合リングとから構成されたことを特徴として
いる。
【0010】
【作用】前述の如く構成された本考案に係わる刈刃角度
調節装置においては、角度調節用ストッパーのつまみ部
を手前に引張ることにより、軸部の先端部と角度調節用
係合リングの係合溝との係合が解かれ、その状態で操作
桿を適宜位置に回転させ、つまみ部を放して元の位置に
戻すことにより、軸部の先端部と別の係合溝とが係合し
て、操作桿の位置規制がなされ、刈刃の取付角を変化さ
せることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例を説明す
る。図1は本考案の一実施例に係わる刈刃角度調節装置
を備えたバリカン形刈払機の縦断面図、図2は図1のII
-II矢視断面図を含む平面図である。また、図3は図2
の矢印III方向からみた要部拡大側面図、図4は刈刃角
度調節装置の構成部材の拡大図である。
【0012】前記バリカン形刈払機の刈刃装置1は、刈
払機の操作桿2の先端に連結される歯車減速装置3の先
端に角度可変に取付けられたケース4を有し、該ケース
4は複数個のボルトによって一体に結合された上下の半
体5及び6からなる。前記ケース4は、前記操作桿2の
伝動軸(図示せず)により駆動される主軸7を回転自在
に垂直に支持しており、前記主軸7は前記歯車減速装置
3の出力歯車(図示省略)へ一体に連結されている。前
記主軸7には、互いに軸線方向へ上下に離間した一対の
円形の偏心カム9及び10が配設されており、これらの
偏心カム9、10は、互いに180度ずれた角度位相を
もって配置されている。前記主軸7の下端部7aは前記
ケース4の下側半体6の下表面よりも下方に延設されて
いる。
【0013】さらに、上下一対の細長い板状をなす刈刃
11及び12が前記ケース4内からその前方外部へ突出
するように配置され、前記刈刃11、12の前方部の刃
部は前記ケース4の前方端部にある上部刈刃支持板20
と下部刈刃支持板21とによってそれぞれ支持されてい
る。前記下部刈刃支持板21は、枢軸22をその回転中
心として下方向に開放自在に枢着されている。そして、
前記下部刈刃支持板21は、ボルト23により前記刈刃
11、12を間に挟んで、前記上部刈刃支持板20と共
締めせしめられる。
【0014】前記偏心カム9、10は、連接棒部とその
両端に設けられた大小の円形リング部から構成されたカ
ム運動の従動節としての従動部材41、42の大端リン
グ部43、44に枢動可能に嵌着されている。一方、前
記従動部材41、42の小端リング部45、46は、前
記刈刃11及び12の後端部にそれぞれピン26、27
で枢着されている。
【0015】そして、前記ケース4の下側半体6の下方
には、前記主軸7の下端部7aを覆うように略逆円錐状
の円板51が設けられている。この円板51内部の中央
部には、内側にめねじが刻設された筒状の取付ボス52
が一体形成されており、該取付ボス52は前記主軸7の
下端部7aに形成されたおねじ部と螺合されることによ
り一体化(直結)され、作業時のケース4の地面との接
触抵抗を低減せしめて、作業性を高めている。
【0016】前記歯車減速装置3の中央部には、前記刈
刃11、12の長手方向と直交方向に枢軸ボルト61が
配設され、前記刈刃装置1が前記枢軸ボルト61の回り
で上下に回転可能に枢着されている。また、前記枢軸ボ
ルト61には、これと同軸回転されるべく前記歯車減速
装置3の入力歯車62が外嵌されており、この入力歯車
62の回転力は出力歯車を介して前記主軸7に伝達され
るようになっている。
【0017】前記歯車減速装置3の前記操作桿2側の前
記枢軸ボルト61と同軸の円筒部2aには角度調節用係
止部Kが内設せられるとともに、角度調節ストッパーH
(後述する)を嵌装した前記ケース4側のカバー部4a
が外嵌せられ、前記枢軸ボルト61により、前記円筒部
2aと前記カバー部4aとが互いに回動自在に連結され
ている。図4からもわかるように、この角度調節用係止
部Kは、前記円筒部2aの端面に形成された略半円の受
け部71aと段差部71bからなる筒状固定部71と、
略半円の小円部72aと大円部72bからなり、該大円
部72bの内周に複数の係合溝72cが刻まれた係合リ
ング72とから構成されている。このように、角度調節
用係止部Kを二つに分けて形成するようにしたので、そ
れぞれを、例えば、ダイカスト成形やプレス成形等の方
法により別々に成形することが可能となり製作が容易と
なる。
【0018】前記筒状固定部71の受け部71aの内周
に前記係合リング72の小円部72aの外周が接し、か
つ、前記段差部71bに前記大円部72bが重なり合
い、前記筒状固定部71と係合リング72の表面が同一
平面となるように一体化されて、角度調節用係止部Kは
形成される(図2及び図3参照)。なお、前記入力歯車
62及び角度調節用係止部Kは、前記枢軸ボルト61と
同心である。
【0019】図2、3において、角度調節ストッパーH
は、主として、つまみ部64と軸部65とから構成され
ている。該軸部65の先端部は前記角度調節用係止部K
の係合溝72cのいずれかに係合されて、操作桿2側と
刈刃装置1側との相対位置規制が行われる。前記ストッ
パーHの軸部65が前記カバー部4aに内嵌される部分
には、コイルスプリング66が介装されており、常時ス
トッパーHを係止部K側へ向けて付勢している。
【0020】次に、このように構成された本考案の一実
施例の刈刃角度調節装置の作用について説明する。前記
主軸7が前記歯車減速装置3からの減速回転力で駆動さ
れて回転すると、前記偏心カム9及び10も一体に回転
する。それにより、前記上下の従動部材41、42はそ
れぞれ前後方向に往復動され、さらに、これに同期し
て、前記刈刃11、12も前後方向に往復動され、草木
等を切断することができる。
【0021】次に、前記刈刃装置1の操作桿2に対する
角度を変化させるには、前記角度調節ストッパーHのつ
まみ部64を手前に引張ることにより、前記軸部65の
先端部と前記角度調節用係止部Kの係合溝72cとの係
合を解き、その状態で前記操作桿2を適宜位置に回転さ
せ、前記つまみ部64を放して元の位置に戻せば、再び
前記軸部65の先端部と別の位置の前記係合溝72cと
が係合して、前記刈刃装置1と前記操作桿2との相対位
置規制がなされる。
【0022】また、図示例では、前記操作桿2は、前記
刈刃装置1側に対して180度回転可能となっており、
操作桿1を刈刃11、12側に完全に重ねるように折り
畳むことも可能であり、このようにすれば全体がコンパ
クトになり、持ち運びに有利である。以上、本考案の実
施例を詳述したが、本考案は、前記実施例に限定される
ものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本
考案を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可
能である。
【0023】たとえば、図示例ではバリカン形刈払機に
つき説明したが、回転刃形刈払機等で実施してもよいこ
とは勿論である。
【0024】
【考案の効果】以上の説明から理解されるように、本考
案によれば、作業中に刈刃角度調節装置に草木等の異物
が絡まったり、ごみや塵芥等が付着することをなくし
て、効率的に作業を行えるとともに、刈刃装置を適宜位
置に円滑に回動させることができ、しかも、刈刃角度調
節装置の構成部材の損耗を抑えることができ、かつ、美
観を向上せしめ、製作を容易に行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係わる刈刃角度調節装置
を備えたバリカン形刈払機の縦断面図。
【図2】 図1のII-II矢視断面を含む平面図。
【図3】 図2の矢印III方向からみた要部拡大側面
図。
【図4】 本考案に係わる刈刃角度調節装置の構成部材
の拡大図。
【図5】 従来技術におけるバリカン形刈払機の縦断面
図。
【符号の説明】
H 角度調節用ストッパー K 角度調節用係止部 1 刈刃装置 2 操作桿 11 刈刃 12 刈刃 64 つまみ部 65 軸部 71 筒状固定部 71a 受け部 71b 段差部 72 係合リング 72a 小円部 72b 大円部 72c 係合溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作桿(2)の一端に設置されて駆動せ
    しめられる刈刃(11、12)を備え、前記操作桿
    (2)に対する刈刃(11、12)の取付角度を可変せ
    しめる刈刃角度調節装置において、 刈刃装置(1)の内部に設けられるとともに取付角調節
    用の複数の係止溝(72c)を有した角度調節用係止部
    (K)と、前記係止溝(72c)に係脱可能な軸部(6
    5)と該軸部(65)の前記角度調節用係止部(K)と
    の係脱及び係止位置をコントロールするつまみ部(6
    4)とからなる角度調節用ストッパー(H)とを備えた
    ことを特徴とする刈刃角度調節装置。
  2. 【請求項2】 前記角度調節用係止部(K)は、略半円
    の受け部(71a)と段差部(71b)からなる筒状固
    定部(71)と、略半円の小円部(72a)と大円部
    (72b)からなり、該大円部(72b)の内周に複数
    の係合溝(72c)が刻まれて前記筒状固定部(71)
    に重合される係合リング(72)とから構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の刈刃角度調節装置。
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