JP2588747Y2 - バリカン形刈払機 - Google Patents

バリカン形刈払機

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JP2588747Y2
JP2588747Y2 JP1992057315U JP5731592U JP2588747Y2 JP 2588747 Y2 JP2588747 Y2 JP 2588747Y2 JP 1992057315 U JP1992057315 U JP 1992057315U JP 5731592 U JP5731592 U JP 5731592U JP 2588747 Y2 JP2588747 Y2 JP 2588747Y2
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正男 大神田
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Kyoritsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バリカン形刈払機に関
し、特に、偏心カム等の動力伝達手段を介して刈刃を往
復運動させるようにしたバリカン形刈払機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、畦畔や用水路等での雑草類の刈
取り、芝生の刈込み、生垣の刈込み等の草木の刈払作業
を行うバリカン形刈払機においては、通常、操作桿の一
端に設置された内燃エンジン等の動力源からの出力を、
動力伝達装置を介して刈刃装置に伝え、細長状の刈刃を
互いに長手方向へ相対的に往復運動させて草木を切断す
るようになっている。
【0003】このような刈刃を往復運動させるバリカン
形刈払機は、例えば、図5に示すように、従来よりよく
知られている。図5は前記従来の実施例における刈払機
の平面図である。図において、上下一対の全体として細
長状の鋼板材からなる刈刃61、62は、ケース63か
らその一側方(前方)外部へ突出するように配置され、
上下の案内板64、65によって支持されている。ま
た、前記刈刃61、62の先端部には刈刃保護板66が
設けられている。動力源からの出力は前記ケース63内
に配設された動力伝達手段を介して前記刈刃61、62
に伝達され、前記刈刃61、62は前後方向に互いに逆
位相で摺動されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、前記従来
のバリカン形刈払機においては、刈刃を構成する各刃部
の先端を結ぶ線分が、ケース横端部からこの線分に平
行、かつ、前方に延ばした線分よりもLだけ内側に奥ま
った状態となるように構成されている。このため、例え
ば、塀際の草刈を行うには、刈刃の前方先端部並びにケ
ース横端部を塀にぴったりと押し当てて作業することが
最も一般的に行われている。しかしながら、この場合、
ケースの近傍においては刈刃と塀との間に隙間ができる
ので刈残し部分が生じ、したがって、刈取可能な先端部
を手前に引き寄せて刈残し部分の作業を行わなければな
らず、作業効率が良好ではないという問題点があった。
【0005】また、このような刈払機を塀際の作業に多
用すると、刈刃の前端部分のみを常に作動させることに
なり、刈刃の前端部の刃先のみを損傷あるいは摩滅させ
易く、稼働の割に刈刃の交換を頻繁に行わなければなら
ず不経済という問題があった。本考案は、このような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的は、特に、
塀等の障害壁の際刈の作業効率を高めるとともに、刈刃
の寿命を長くして交換頻度を減少させるようにされた、
バリカン形刈払機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本考案に係るバリカン形刈払機は、回転運動を直線
往復運動に変換する動力伝達装置を内部に備えたケース
と、該ケースから前方へ突出し前後方向へ摺動自在に支
持された刈刃とを備え、前記ケースに回転自在に支持さ
れた主軸の回転動力を前記動力伝達装置を介して伝達す
ることにより前記刈刃を往復動させるようにしたバリカ
ン形刈払機において、前記刈刃の長手方向中心線からみ
て少なくとも片側における最前端に形成された刃の刃先
と前記ケースの最も外方へ突出した横端部を結ぶ線上
に、前記最前端の刃の刃先と前記ケースとの間に形成さ
れた各刃先が一直線状に並ぶべく形成されて障害壁面に
接当自在とされたことを特徴としている。
【0007】
【作用】前述の如く構成された本考案に係わるバリカン
形刈払機においては、主軸が回転すると、刈刃は前後方
向に往復動される。このとき、刈刃の各刃先は、最前端
に形成された刃の刃先と前記ケースの横端部を結ぶ線上
において往復動する。
【0008】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例を説明す
る。図1は本考案に係わるバリカン形刈払機の縦断面
図、図2は図1のII-II 矢視断面図である。また、図3
は刈刃と動力伝達部とを示す図1のIII-III 矢視図であ
る。
【0009】バリカン形刈払機1は、刈払機の操作桿2
の先端に連結される歯車減速装置3の先端に角度可変に
取付けられたケース4を有し、該ケース4は複数個のボ
ルトによって一体に結合された上下の半体5及び6から
なる。前記ケース4は、前記操作桿2の伝動軸(図示せ
ず)により駆動される主軸7を軸受8及び9を介して回
転自在に垂直に支持しており、前記主軸7は前記歯車減
速装置3の出力歯車10へ一体に連結されている。前記
主軸7には、互いに軸線方向へ上下に離間した一対の円
形の偏心カム12及び13が配設されており、これ等の
偏心カム12、13は、互いに180度ずれた角度位相
をもって配置されている。
【0010】さらに、上下一対の細長い板状をなす分離
形刈刃14及び15が前記ケース4内からその前方外部
へ突出するように配置され、前記刈刃14、15の前記
ケース4に収容されている部分の前方部の刃部16、1
7及び後方部の動力伝達部18、19は前記ケース4と
その側方端部にある上部案内部材20と下部案内部材2
1とによってそれぞれ支持されている。また、前記動力
伝達部18、19の外方端と前記刃部16、17の内方
端とはT字状の溝嵌合部32、33で互いに着脱自在に
係合でき、その係合状態において一体の分離形刈刃とし
て前後方向へ互いに摺動可能な構成となる。
【0011】前記動力伝達部18、19は、その前記ケ
ース4内の中間部分に横方向湾曲部分34、35が両側
に膨出して形成されており、かつ、その長手方向中央部
に細長孔36、37が穿設されている。重ね合わされた
前記動力伝達部18、19の上下両表面に前記上下二つ
の偏心カム12、13を配置し、前記主軸7を上下に貫
通させることにより、前記主軸7と前記偏心カム12、
13は一体化され、かつ、前記上下の偏心カム12、1
3は互いに180度ずれた角度位相を有して配設され
る。
【0012】重ね合わされた前記刈刃の上下の動力伝達
部18、19の上下表面に接し、かつ、前記偏心カム1
2及び13と同一平面には、カム運動の従動節としての
従動部材41、42が刈刃14、15の前後方向(長手
方向)に沿って設けられている。前記下側の従動部材4
1は、連接棒部23と、その両端に大小の円形リング2
5及び27を一体に形成した板状部材からなる。前記上
側従動部材42もこれと同一形状となる。
【0013】前記偏心カム12、13は、それぞれ前記
従動部材41、42の大端円形リング25、26に枢動
可能に嵌着されている。また、前記従動部材41、42
の小端円形リング27及び28は、前記刈刃14及び1
5にそれぞれピン29及び30で枢着されている。図3
において、前記刃部16、17の刃先14a、15a
は、前記ケース4の最も外方へ突出した横端部点A、B
から刃部16、17の中心軸線cに平行に延ばした線分
a、b位置まで延伸させて形成されている。すなわち、
刃部16、17の刃幅は前記ケース4の最大幅と一致し
ている。なお、前記刃部16、17の前端部には刃先保
護板50が設けられている。
【0014】次に、このように構成された本考案一実施
例のバリカン形刈払機の作用について説明する。前記主
軸7が前記歯車減速装置3からの減速回転力で駆動され
て回転すると、前記偏心カム12及び13は回転する。
それにより、前記上下の従動部材41、42はそれぞれ
互いに逆位相で前後方向に往復動され、さらに、これに
同期して、前記刈刃の動力伝達部18、19並びにこれ
らと一体化された刃部16、17も前後方向に往復動さ
れ、草木等を切断することができる。
【0015】そして、塀等の障害壁の際刈を行う場合
に、前記刈刃14、15の前端(前記刃先保護板50)
側部の刃先14a、15a及び前記ケース4の横端部A
をぴったりと障害壁に押し当てた(すなわち線分aが壁
面に接当した)状態で刈り取り作業が行われる。このよ
うにして、壁面に刈払機を接当させたときに、刈刃の長
さ方向全長において、すべての刃の刃先14a、15a
と壁面との隙間がなくなり、したがって、刈残し部を極
力少なくすることができ、塀際において一度に刈取れる
刈取スペースが増大して作業効率が向上するとともに、
刈刃の前端部分の早期損耗が防止できる。
【0016】また、前記した構成により、刈刃14、1
5のもう一方の側(線分bで示した)を壁面に接当させ
て作業を行っても同様の結果が得られる。次に、図4に
より本考案のバリカン形刈払機の他の実施例について説
明する。図4は、刈刃と動力伝達部とを示す部分断面図
である。図4において前述の図3に示されるバリカン形
刈払機の各部に対応する部分には同一の符号を付してそ
れらの重複説明を省略し、相違点のみを述べる。
【0017】本実施例においては、前記刈刃14、15
の中心軸線cを前記主軸7の中心を含む直線dから一側
方へLだけ偏心させて構成されている。すなわち、前記
横方向湾曲部分34、35の前方側(前記刃部16、1
7取着側)において、前記動力伝達部18、19を前記
ケース4の横端部A側へLだけずらせて形成されてい
る。このように、本実施例においては、図3の実施例に
比し刃部16、17の刃幅が小さくても、刈刃の一側方
の刃先14a、15aをa線上に並んで配列することが
でき、前記実施例と比べて軽量化を図ることができる。
【0018】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は、前記実施例に限定されるものではなく、実用新案
登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく
種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、刈
刃を分離形とせずに一体に形成しても同様の作用効果が
得られることは明らかである。また、前述の図4に示し
た実施例において、刈刃を偏心させる側をその軸心線d
に対して反対側とすることも可能であることは勿論であ
る。
【0019】
【考案の効果】以上の説明から理解されるように、本考
案によれば、塀等の障害壁の際刈の作業効率を高めると
ともに、刈刃の寿命を長くして交換頻度を減少させこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係わるバリカン形刈払機の縦断面
図。
【図2】 図1のII-II 矢視断面図。
【図3】 刈刃と動力伝達部とを示す図示1のIII-III
矢視図。
【図4】 本考案の他の実施例による刈刃と動力伝達部
とを示す図3に対応する図。
【図5】 従来の実施例における刈刃装置の平面図。
【符号の説明】
4 ケース 7 主軸 12 偏心カム 13 偏心カム 14 刈刃 14a 刃先 15 刈刃 15a 刃先 41 従動部材 42 従動部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転運動を直線往復運動に変換する動力伝
    達装置(12,13、41,42)を内部に備えたケー
    ス(4)と、該ケース(4)から前方へ突出し前後方向
    へ摺動自在に支持された刈刃(14,15)とを備え、
    前記ケース(4)に回転自在に支持された主軸(7)の
    回転動力を前記動力伝達装置(12,13,41,4
    2)を介して伝達することにより前記刈刃(14,1
    5)を往復動させるようにしたバリカン形刈払機におい
    て、前記刈刃(14,15)の長手方向中心線(c)か
    らみて少なくとも片側における最前端に形成された刃の
    刃先(14a、15a)と前記ケース(4)の最も外方
    へ突出した横端部(AまたはB、あるいは、AかつB)
    を結ぶ線(aまたはb、あるいは、aかつb)上に、前
    記最前端の刃の刃先(14a、15a)と前記ケース
    (4)との間に形成された各刃先(14a、15a)が
    一直線状に並ぶべく形成されて障害壁面に接当自在とさ
    れたことを特徴とするバリカン形刈払機。
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