JP2000166347A - バリカン刈刃装置の角度調節構造 - Google Patents
バリカン刈刃装置の角度調節構造Info
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- JP2000166347A JP2000166347A JP10345859A JP34585998A JP2000166347A JP 2000166347 A JP2000166347 A JP 2000166347A JP 10345859 A JP10345859 A JP 10345859A JP 34585998 A JP34585998 A JP 34585998A JP 2000166347 A JP2000166347 A JP 2000166347A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バリカン刈刃を保持する刈刃ケースを操
作杆に対して傾けるに、広い角度範囲に亘って軽い力で
できるようにする。 【解決手段】 操作杆とバリカン刈刃を保持する刈刃ケ
ースとを回動軸で結合し、刈刃ケースと操作杆とを回動
軸を中心にバリカン刈刃の摺動面に直角な平面内で相対
的に回動可能に構成したバリカン刈刃装置において、操
作杆に摺動固定自在なリングを嵌合するとともに、リン
グと刈刃ケースをリンクで連結し、リングの位置を変え
ることで操作杆に対する刈刃ケースの角度を変更するこ
とを特徴とするバリカン刈刃装置の角度調節構造。
作杆に対して傾けるに、広い角度範囲に亘って軽い力で
できるようにする。 【解決手段】 操作杆とバリカン刈刃を保持する刈刃ケ
ースとを回動軸で結合し、刈刃ケースと操作杆とを回動
軸を中心にバリカン刈刃の摺動面に直角な平面内で相対
的に回動可能に構成したバリカン刈刃装置において、操
作杆に摺動固定自在なリングを嵌合するとともに、リン
グと刈刃ケースをリンクで連結し、リングの位置を変え
ることで操作杆に対する刈刃ケースの角度を変更するこ
とを特徴とするバリカン刈刃装置の角度調節構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、草刈機やトリマー
として使用されるバリカン刈刃装置の角度調節構造に関
するものである。
として使用されるバリカン刈刃装置の角度調節構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】操作杆に、バリカン刈刃を保持する刈刃
ケースを連結し、操作杆の後端に設けた原動機の動力に
よってバリカン刈刃を摺動させるバリカン刈刃装置は知
られている。このようなバリカン刈刃装置では、刈り取
る草、芝、樹木等の植生地形に応じて操作杆に対してバ
リカン刈刃を傾ける必要がある。このため、操作杆に対
して刈刃ケースをバリカン刈刃の摺動面に対して直角な
平面内で回動可能に構成し、バリカン刈刃の角度を調節
できるようにしている。
ケースを連結し、操作杆の後端に設けた原動機の動力に
よってバリカン刈刃を摺動させるバリカン刈刃装置は知
られている。このようなバリカン刈刃装置では、刈り取
る草、芝、樹木等の植生地形に応じて操作杆に対してバ
リカン刈刃を傾ける必要がある。このため、操作杆に対
して刈刃ケースをバリカン刈刃の摺動面に対して直角な
平面内で回動可能に構成し、バリカン刈刃の角度を調節
できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この角度調節構造とし
て、実開平6−34417号公報に示されるものがある
が、この先行例のものは、内歯歯車形状の係止溝体とこ
れに係止されるピンとからなるものであり、複雑な形状
の部品を必要とするとともに、係止位置(調節位置)は
有段にしか設定できない。又、操作杆の傍に大きな径を
有する係止溝体が飛び出す構造となり、作業の邪魔にな
ったりする。本発明は、このような課題を解決するもの
であり、簡単な構造でありながらも任意の角度(無段)
に設定できるバリカン刈刃の角度調節構造を提供するも
のである。
て、実開平6−34417号公報に示されるものがある
が、この先行例のものは、内歯歯車形状の係止溝体とこ
れに係止されるピンとからなるものであり、複雑な形状
の部品を必要とするとともに、係止位置(調節位置)は
有段にしか設定できない。又、操作杆の傍に大きな径を
有する係止溝体が飛び出す構造となり、作業の邪魔にな
ったりする。本発明は、このような課題を解決するもの
であり、簡単な構造でありながらも任意の角度(無段)
に設定できるバリカン刈刃の角度調節構造を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、操作杆とバリカン刈刃を保持する刈刃ケースとを回
動軸で結合し、刈刃ケースと操作杆とを回動軸を中心に
バリカン刈刃の摺動面に直角な平面内で相対的に回動可
能に構成したバリカン刈刃装置において、操作杆に摺動
固定自在なリングを嵌合するとともに、リングと刈刃ケ
ースをリンクで連結し、リングの位置を変えることで操
作杆に対する刈刃ケースの角度を変更することを特徴と
するバリカン刈刃装置の角度調節構造を提供する。
は、操作杆とバリカン刈刃を保持する刈刃ケースとを回
動軸で結合し、刈刃ケースと操作杆とを回動軸を中心に
バリカン刈刃の摺動面に直角な平面内で相対的に回動可
能に構成したバリカン刈刃装置において、操作杆に摺動
固定自在なリングを嵌合するとともに、リングと刈刃ケ
ースをリンクで連結し、リングの位置を変えることで操
作杆に対する刈刃ケースの角度を変更することを特徴と
するバリカン刈刃装置の角度調節構造を提供する。
【0005】以上の手段によれば、リングの固定を解い
てバリカン刈刃を所望の角度にしたなら(このとき、リ
ンクによってリングは操作杆上を摺動する)、リングを
固定しすればよい。従って、任意の角度(無段階)に調
節できる。又、リングの移動範囲を大きくすることで、
角度調節範囲も広くとれる。
てバリカン刈刃を所望の角度にしたなら(このとき、リ
ンクによってリングは操作杆上を摺動する)、リングを
固定しすればよい。従って、任意の角度(無段階)に調
節できる。又、リングの移動範囲を大きくすることで、
角度調節範囲も広くとれる。
【0006】又、本発明は、以上の角度調節構造におい
て、リングの摺動固定の切換えをリングに取り付けた締
緩具の締緩操作で行なう手段を提供する。リングの摺動
固定の切換えを締緩具の締緩操作で行なえば、操作が一
層容易、且つ、迅速になる。
て、リングの摺動固定の切換えをリングに取り付けた締
緩具の締緩操作で行なう手段を提供する。リングの摺動
固定の切換えを締緩具の締緩操作で行なえば、操作が一
層容易、且つ、迅速になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すバリカ
ン刈刃装置の一部断面平面図、図2は一部断面側面図で
あるが、バリカン刈刃装置は、作業者が手で持って操作
する斜め下方に延びる操作杆10と、操作杆10の下端
に略水平に連結される刈刃ケース12と、刈刃ケース1
2からこれと平行に突出する上刃14と下刃16からな
るバリカン刈刃18等から構成される。
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すバリカ
ン刈刃装置の一部断面平面図、図2は一部断面側面図で
あるが、バリカン刈刃装置は、作業者が手で持って操作
する斜め下方に延びる操作杆10と、操作杆10の下端
に略水平に連結される刈刃ケース12と、刈刃ケース1
2からこれと平行に突出する上刃14と下刃16からな
るバリカン刈刃18等から構成される。
【0008】この上刃14と下刃16の両側面には、平
面視山形のバリカン刃14a、16aが突設されてお
り、上刃14と下刃16を摺動させることにより、バリ
カン刃14a、16aが交差して被切断物を切断する。
尚、バリカン刃14a、16aのエッジは、上刃14は
上面に、下刃16は下面に形成されており、合わせ面
(摺動面)は真直になっている。
面視山形のバリカン刃14a、16aが突設されてお
り、上刃14と下刃16を摺動させることにより、バリ
カン刃14a、16aが交差して被切断物を切断する。
尚、バリカン刃14a、16aのエッジは、上刃14は
上面に、下刃16は下面に形成されており、合わせ面
(摺動面)は真直になっている。
【0009】刈刃ケース12は、下方の本体部20と上
方の蓋体22とが合わさってケース体を形成しており、
又、蓋体22の基部側(操作杆10側)上部には、上部
ケース24が取り付けられている。一方、操作杆10の
先端には、操作杆ケース26が取り付けられており、操
作杆ケース26と上部ケース24とが、バリカン刈刃1
8の摺動面に直角な平面内(垂直面内)で回動可能に結
合されている。
方の蓋体22とが合わさってケース体を形成しており、
又、蓋体22の基部側(操作杆10側)上部には、上部
ケース24が取り付けられている。一方、操作杆10の
先端には、操作杆ケース26が取り付けられており、操
作杆ケース26と上部ケース24とが、バリカン刈刃1
8の摺動面に直角な平面内(垂直面内)で回動可能に結
合されている。
【0010】具体的には、操作杆ケース26に対して上
部ケース24を回動可能に嵌合するとともに、両ケース
24、26を水平方向に貫通する回動軸28を設けて、
この回動軸28の回りに両ケース24、26を回動可能
に構成している。この場合、回動軸28をボルト構造に
して操作杆ケース26側から挿入して上部ケース24に
貫通させ、ナット30で締めて固定している。尚、回動
軸28と操作杆ケース26との間に皿バネ32を介装
し、両ケース24、26の回動にある程度の抵抗を持た
せるようにして操作感の向上を図っている。又、両ケー
ス24、26の摺動面には、ダストシール34を介装
し、ゴミ等を浸入させないようにしている。
部ケース24を回動可能に嵌合するとともに、両ケース
24、26を水平方向に貫通する回動軸28を設けて、
この回動軸28の回りに両ケース24、26を回動可能
に構成している。この場合、回動軸28をボルト構造に
して操作杆ケース26側から挿入して上部ケース24に
貫通させ、ナット30で締めて固定している。尚、回動
軸28と操作杆ケース26との間に皿バネ32を介装
し、両ケース24、26の回動にある程度の抵抗を持た
せるようにして操作感の向上を図っている。又、両ケー
ス24、26の摺動面には、ダストシール34を介装
し、ゴミ等を浸入させないようにしている。
【0011】操作杆10の後端には、エンジン等の駆動
原が取り付けられており(図示省略)、駆動原の動力は
操作杆10の中に収容される駆動軸36を介して最終的
にバリカン刈刃18に伝えられる。このため、操作杆ケ
ース26に駆動軸36と連係するベベルギア38を設け
るとともに、上部ケース24から刈刃ケース12にかけ
て縦設したギア軸40の上部にベベルギア42を取り付
け、この両ベベルギア38、42に噛み合うダブルベベ
ルギア44を回動軸28に取り付けている。これによ
り、原動機の動力は、両ケース24、26の回動角度如
何にかかわらず、ギア軸40に伝えられる。
原が取り付けられており(図示省略)、駆動原の動力は
操作杆10の中に収容される駆動軸36を介して最終的
にバリカン刈刃18に伝えられる。このため、操作杆ケ
ース26に駆動軸36と連係するベベルギア38を設け
るとともに、上部ケース24から刈刃ケース12にかけ
て縦設したギア軸40の上部にベベルギア42を取り付
け、この両ベベルギア38、42に噛み合うダブルベベ
ルギア44を回動軸28に取り付けている。これによ
り、原動機の動力は、両ケース24、26の回動角度如
何にかかわらず、ギア軸40に伝えられる。
【0012】ギア軸40の下部には、ピニオン46が取
り付けられており、ピニオン46は、刈刃ケース12の
中程に縦設されるクランク軸48に嵌合されるクランク
ギア50と噛み合わされている。クランクギア50の表
裏面には、偏心方向を正反対とする円板カム52、54
が一体又は別体で装設されており、円板カム52、54
には、それぞれクランクロッド56、58がニードルベ
アリング60等を介して嵌合されている。
り付けられており、ピニオン46は、刈刃ケース12の
中程に縦設されるクランク軸48に嵌合されるクランク
ギア50と噛み合わされている。クランクギア50の表
裏面には、偏心方向を正反対とする円板カム52、54
が一体又は別体で装設されており、円板カム52、54
には、それぞれクランクロッド56、58がニードルベ
アリング60等を介して嵌合されている。
【0013】クランクロッド56、58の他端は、上刃
14と下刃16の基端にそれぞれピン62、64で枢着
してある。これにより、ギア軸40に伝えられた動力
は、上刃14と下刃16を互いに反対方向に摺動させる
ものとなる。尚、刈刃ケース12の本体部20の底面と
バリカン刈刃18との間はある高さhが確保されてお
り、本体部20の底面を接地させて刈取り作業を行なっ
た場合、この高さhが刈高さとなる。
14と下刃16の基端にそれぞれピン62、64で枢着
してある。これにより、ギア軸40に伝えられた動力
は、上刃14と下刃16を互いに反対方向に摺動させる
ものとなる。尚、刈刃ケース12の本体部20の底面と
バリカン刈刃18との間はある高さhが確保されてお
り、本体部20の底面を接地させて刈取り作業を行なっ
た場合、この高さhが刈高さとなる。
【0014】上刃14と下刃16は、重ね合わされた状
態でその基端側が刈刃ケース12内に突入されており、
刈刃ケース12にネジ等66で止め付けられる刃押えプ
レート68を上刃14の上に重ねている。上刃14と下
刃16には、適当間隔をあけて長手方向にその摺動スト
ロークよりも長い長孔70、72が形成されており、取
付ボルト74を下刃16の下面から長孔70、72の幅
よりも大きな径を有する座金76を当てて両長孔70、
72を通して刃押えプレート68の上面まで突出させ、
ナット78で締結している。これにより、上刃14と下
刃16とは、重ね合わされた状態での摺動が許容される
ものとなる。
態でその基端側が刈刃ケース12内に突入されており、
刈刃ケース12にネジ等66で止め付けられる刃押えプ
レート68を上刃14の上に重ねている。上刃14と下
刃16には、適当間隔をあけて長手方向にその摺動スト
ロークよりも長い長孔70、72が形成されており、取
付ボルト74を下刃16の下面から長孔70、72の幅
よりも大きな径を有する座金76を当てて両長孔70、
72を通して刃押えプレート68の上面まで突出させ、
ナット78で締結している。これにより、上刃14と下
刃16とは、重ね合わされた状態での摺動が許容される
ものとなる。
【0015】加えて、本例のものは、以上の刈刃ケース
12の入口近くに、下刃16の下面二カ所にエッジ80
を形成して弾性押圧するシールプレート82が設けてあ
る。このシールプレート82は、ばね鋼等(弾性材)で
構成される板ばねであり、刈刃ケース12の本体部20
の入口近くの底部にリブ等で囲まれて形成される凹形ポ
ケット84に装填してある。これにより、内側のエッジ
80は、グリス等が刈刃ケース12から漏出するのを防
ぎ、外側のエッジ80は、ゴミ等が刈刃ケース12に浸
入するのを防ぐものとなる。
12の入口近くに、下刃16の下面二カ所にエッジ80
を形成して弾性押圧するシールプレート82が設けてあ
る。このシールプレート82は、ばね鋼等(弾性材)で
構成される板ばねであり、刈刃ケース12の本体部20
の入口近くの底部にリブ等で囲まれて形成される凹形ポ
ケット84に装填してある。これにより、内側のエッジ
80は、グリス等が刈刃ケース12から漏出するのを防
ぎ、外側のエッジ80は、ゴミ等が刈刃ケース12に浸
入するのを防ぐものとなる。
【0016】バリカン刈刃装置は、種々の場所に生えて
いる雑草類の刈取り、芝生の刈込み、生垣の樹木のトリ
ミング等に使用され、その場合、作業種類や地形に応じ
て操作杆10に対する刈刃ケース12の角度を調節する
必要があるのは前述したとおりである。そこで、本発明
は、この角度調節構造を以下のように構成している。
いる雑草類の刈取り、芝生の刈込み、生垣の樹木のトリ
ミング等に使用され、その場合、作業種類や地形に応じ
て操作杆10に対する刈刃ケース12の角度を調節する
必要があるのは前述したとおりである。そこで、本発明
は、この角度調節構造を以下のように構成している。
【0017】まず、操作杆10の外周にリング86を摺
動(移動)可能に嵌合する。そして、このリング86に
ノブ、ダイアル、レバー等の締緩具88を取り付け、締
緩具88の回動操作で固定、移動が可能なように構成し
ておく。図3はこれを示す操作杆10の断面図である
が、リング86にすり割溝86aを形成するとともに、
溝86aを挟んだ一方に締緩具88のボルト部88aが
螺入できるネジ86bを刻設しておくのである。これに
より、締緩具88を一方に回せば、ボルト部88aがネ
ジ86bに螺入し、リング86は操作杆10に固定さ
れ、他方に回せば、緩んで移動できるものとなる。
動(移動)可能に嵌合する。そして、このリング86に
ノブ、ダイアル、レバー等の締緩具88を取り付け、締
緩具88の回動操作で固定、移動が可能なように構成し
ておく。図3はこれを示す操作杆10の断面図である
が、リング86にすり割溝86aを形成するとともに、
溝86aを挟んだ一方に締緩具88のボルト部88aが
螺入できるネジ86bを刻設しておくのである。これに
より、締緩具88を一方に回せば、ボルト部88aがネ
ジ86bに螺入し、リング86は操作杆10に固定さ
れ、他方に回せば、緩んで移動できるものとなる。
【0018】次に、刈刃ケース12の基部側適所に設定
した連結点90とリング86をリンク92で連結するの
である。具体的には、連結点90を上部ケース24の中
程の上方、則ち、操作杆10の側方上方に設定し、これ
にネジ孔等を形成してリンク92の一端をこのネジ孔に
ボルト94で枢着するとともに、締緩具88のボルト部
88aをリンク92の他端に通しておくのである。これ
により、締緩具88を緩めておけば、操作杆10と刈刃
ケース12の角度は変更できるから(このとき、リング
86は操作杆10上を摺動する)、所望の角度になった
ときに締緩具88を締めることで、その角度に固定され
る。
した連結点90とリング86をリンク92で連結するの
である。具体的には、連結点90を上部ケース24の中
程の上方、則ち、操作杆10の側方上方に設定し、これ
にネジ孔等を形成してリンク92の一端をこのネジ孔に
ボルト94で枢着するとともに、締緩具88のボルト部
88aをリンク92の他端に通しておくのである。これ
により、締緩具88を緩めておけば、操作杆10と刈刃
ケース12の角度は変更できるから(このとき、リング
86は操作杆10上を摺動する)、所望の角度になった
ときに締緩具88を締めることで、その角度に固定され
る。
【0019】この場合、回動軸28から固定点(締緩具
88)までの長さRと、回動軸28から連結点90まで
の長さrの比を考慮し、リング86を動かしての刈刃ケ
ース12の回動が小さな力でできるようにするととも
に、締緩具88の締付力は小さくても強固に固定できる
ようにしておくのが望ましい。具体的には、R/r=5
〜1程度が適する。又、刈刃ケース12を操作杆10の
上方に回動すると、連結点90が操作杆10の先端延長
上に来てリンク92も上部ケース24にオーバーラップ
するが、リンク92のこの部分を上部ケース24の外径
よりも大きな径で半円形に抉っておくことで、この干渉
が避けられる。
88)までの長さRと、回動軸28から連結点90まで
の長さrの比を考慮し、リング86を動かしての刈刃ケ
ース12の回動が小さな力でできるようにするととも
に、締緩具88の締付力は小さくても強固に固定できる
ようにしておくのが望ましい。具体的には、R/r=5
〜1程度が適する。又、刈刃ケース12を操作杆10の
上方に回動すると、連結点90が操作杆10の先端延長
上に来てリンク92も上部ケース24にオーバーラップ
するが、リンク92のこの部分を上部ケース24の外径
よりも大きな径で半円形に抉っておくことで、この干渉
が避けられる。
【0020】図4、図5は操作杆10に対する刈刃ケー
ス12の角度調節状態を示す側面図であるが、刈刃ケー
ス12は、雑草類の刈取りに際しては、操作杆10に対
して±45°程度、生垣のトリムに際しては平行或いは
上方90°といったように作業種類や被刈取り物の植生
地形に応じて上方90°から下方45°位の範囲で変更
できる必要があるが、これを上記した操作で行なうので
ある。この場合、図示は省略するが、操作杆ケース10
と上部ケース24の接合個所に目盛と零線とを形成して
おけば、回動角度が判って便利である。
ス12の角度調節状態を示す側面図であるが、刈刃ケー
ス12は、雑草類の刈取りに際しては、操作杆10に対
して±45°程度、生垣のトリムに際しては平行或いは
上方90°といったように作業種類や被刈取り物の植生
地形に応じて上方90°から下方45°位の範囲で変更
できる必要があるが、これを上記した操作で行なうので
ある。この場合、図示は省略するが、操作杆ケース10
と上部ケース24の接合個所に目盛と零線とを形成して
おけば、回動角度が判って便利である。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明によると、次のような効果
が期待できる。 1)刈刃ケースの角度調節は、無段階にできるから、微
調整も可能で、作業に最適な角度に設定できる。 2)刈刃ケースの角度調整は、リングを操作杆に摺動固
定すればよいから、操作が簡単で楽にできる。 3)リングはリンクによって回動軸から離れた位置にあ
るから、リングを動かしての刈刃ケースの回動やリング
の締付力は小さな力で足りる。 4)刈刃ケースが操作杆に干渉しない限り、リングの移
動範囲を広げることで刈刃ケースをいくらでも回動でき
るから、広い角度調節範囲を取れる。 5)刈刃ケースの回動部にノッチ形成円板等を必要とし
ないから、この部分に飛出部等は存在せず、作業の邪魔
にならない。 6)リングとリンクを設ければよいのであるから、製造
コストが安い。
が期待できる。 1)刈刃ケースの角度調節は、無段階にできるから、微
調整も可能で、作業に最適な角度に設定できる。 2)刈刃ケースの角度調整は、リングを操作杆に摺動固
定すればよいから、操作が簡単で楽にできる。 3)リングはリンクによって回動軸から離れた位置にあ
るから、リングを動かしての刈刃ケースの回動やリング
の締付力は小さな力で足りる。 4)刈刃ケースが操作杆に干渉しない限り、リングの移
動範囲を広げることで刈刃ケースをいくらでも回動でき
るから、広い角度調節範囲を取れる。 5)刈刃ケースの回動部にノッチ形成円板等を必要とし
ないから、この部分に飛出部等は存在せず、作業の邪魔
にならない。 6)リングとリンクを設ければよいのであるから、製造
コストが安い。
【図1】本発明の一例を示すバリカン刈刃装置の一部断
面平面図である。
面平面図である。
【図2】本発明の一例を示すバリカン刈刃装置の一部断
面側面図である。
面側面図である。
【図3】本発明の一例を示す操作杆の断面図である。
【図4】バリカン刈刃装置の角度調整状態を示す側面図
である。
である。
【図5】バリカン刈刃装置の角度調整状態を示す側面図
である。
である。
10 操作杆 12 刈刃ケース 18 バリカン刈刃 28 回動軸 86 リング 92 リンク
Claims (2)
- 【請求項1】 操作杆とバリカン刈刃を保持する刈刃ケ
ースとを回動軸で結合し、刈刃ケースと操作杆とを回動
軸を中心にバリカン刈刃の摺動面に直角な平面内で相対
的に回動可能に構成したバリカン刈刃装置において、操
作杆に摺動固定自在なリングを嵌合するとともに、リン
グと刈刃ケースをリンクで連結し、リングの位置を変え
ることで操作杆に対する刈刃ケースの角度を変更するこ
とを特徴とするバリカン刈刃装置の角度調節構造。 - 【請求項2】 リングの摺動固定の切換えをリングに取
り付けた締緩具の締緩操作で行なう請求項1に記載のバ
リカン刈刃装置の角度調節構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345859A JP2000166347A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | バリカン刈刃装置の角度調節構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345859A JP2000166347A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | バリカン刈刃装置の角度調節構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000166347A true JP2000166347A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18379483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10345859A Pending JP2000166347A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | バリカン刈刃装置の角度調節構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000166347A (ja) |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP10345859A patent/JP2000166347A/ja active Pending
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