JP2581833Y2 - ワニス滴下含浸装置 - Google Patents

ワニス滴下含浸装置

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JP2581833Y2
JP2581833Y2 JP1992040664U JP4066492U JP2581833Y2 JP 2581833 Y2 JP2581833 Y2 JP 2581833Y2 JP 1992040664 U JP1992040664 U JP 1992040664U JP 4066492 U JP4066492 U JP 4066492U JP 2581833 Y2 JP2581833 Y2 JP 2581833Y2
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JP
Japan
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rotor
varnish
wiper
axis
nozzle
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JP1992040664U
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JPH0595188U (ja
Inventor
勝也 前田
勝利 倉本
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転電機のロータの巻
線部にワニスを滴下含浸するワニス滴下含浸装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータの巻線部にワニスを滴下含
浸する場合、ロータの回転軸をほぼ水平に維持して比較
的遅い回転速度で回転させ、ワニスを吐出するノズルを
コイルエンド部およびロータの外周部の上方に配置し軸
方向に往復移動して、ワニスを少量づつ滴下する。同時
に、赤外線ヒータなどによりロータを加熱して、コイル
間に浸入したワニスを硬化させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、余分なワニスがロータの外周表面に付着し、そのま
まワニスが硬化して、ロータの外周面に厚みが不均一な
ワニス層ができ、ロータの外周面が回転軸と同心状にな
らず、ロータにアンバランスが生じるという問題があっ
た。とくに、サーボモータなどのように高速回転し、か
つ精密な回転制御を必要とされるモータでは、振動や回
転むらの原因となりサーボ性能を低下させるという欠点
があった。また、ロータをハンドリングロボットで把持
する時、ロータの外周面が回転軸と同心状になっていな
いため、ハンドリングミスが発生するという問題もあっ
た。本考案は、ロータの外周面が回転軸と同心状になる
ようにして、ロータのアンバランスやハンドリングミス
を防止する滴下含浸装置を提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、コイルを装着
した円筒状のロータを水平に支持して回転駆動する回転
駆動装置と、前記ロータの上にワニスを滴下するノズル
を設けたワニス供給装置とを備えたワニス滴下含浸装置
において、前記ノズルの斜め下方で前記ロータの外周表
面に接触するワイパと、前記ワイパを昇降する昇降装置
とを設けたもので、とくに前記ワイパの下端部に前記ロ
ータに面接触するように傾斜面を形成すると共に、前記
ワイパの軸方向の両端を僅かに前記ロータの表面から離
れるように傾斜面を形成したものである。
【0005】
【作用】ワニス供給装置のノズルと共に、昇降し得るワ
イパを設け、ロータの表面に常に一定の接触力を持って
密着するように、押し付けバネによりワイパを押し付け
るようにしてあるので、ロータの直上から滴下したワニ
スはロータWの巻線溝に入り込み、コイル間に浸入する
が、ロータWの表面に残る余分なワニスはワイパ7によ
って掻き出され下方に落下する。したがって、ロータ外
周は回転軸と同心の円筒状になる。また、ワイパ7の下
端部に傾斜面73を形成してあるので、上方からワイパ
7が下降してロータWの斜め上方にワイパ7が接触した
時に良好に面接触させることができる。さらに、ワイパ
7の軸方向の両端を僅かにロータWの表面から離れるよ
うに傾斜面74を形成させているので、ワイパ7が軸方
向に移動する時、ロータWの表 面に付着したワニスを良
好に押し出すことができる。
【0006】
【実施例】本考案を図に示す実施例について説明する。
図1は本考案の実施例を示す側断面図、図2はその正面
図で、上面が水平の平板状のベッド1に、上方に垂直に
伸びるZ軸ベース2を設けてある。Z軸ベース2には、
長手方向に沿って伸びるZ軸ボールネジ21と、Z軸ナ
ット22と、Z軸ボールネジ21を回転するZ軸駆動モ
ータ23と、Z軸ボールネジ21に平行でZ軸ナット2
2をガイドするZ軸ガイド24とを設け、Z軸駆動装置
20を形成している。Z軸ナット22にはベッド1に対
して平行に伸びるX軸ベース3を設けてある。X軸ベー
ス3には、長手方向に沿って伸びるX軸ボールネジ31
と、X軸ナット32と、X軸ボールネジ31を回転する
X軸駆動モータ33と、X軸ボールネジ31に平行でX
軸ナット32をガイドするX軸ガイド34とを設け、X
軸駆動装置30を形成している。また、ベッド1にはコ
イルを装着した円筒状のロータWの回転軸W1をチャッ
ク41およびセンタ42によって水平に支持して回転駆
動する回転駆動装置4を設け、支持されたロータWの表
面に向かって赤外線を照射する加熱器43を設けてあ
る。X軸ナット32には移動ベース35を固定してあ
り、移動ベース35には下方にワニスを滴下するノズル
51を備えたワニス供給装置5と、上下に移動し得るピ
ストン61を備えたシリンダ6とを取りつけてある。ピ
ストン61の先端には、ワイパベース71を固定し、ワ
イパベース71にはシリコンゴムなどの耐熱弾性体から
なるワイパ7を取り付けてある。ワイパベース71とワ
イパ7との間には燐青銅等の弾性体からなる押し付けバ
ネ72を挿入してある。ワイパ7の軸方向の中心の位置
とノズル51の軸方向の位置は一致させ、ワイパ7がノ
ズル51の斜め下方でロータWと接触するようにしてあ
り、ワニス供給装置5のノズル51が、ロータWの軸心
直上にあって、ワニスを滴下する時、ワイパ7がロータ
Wの表面に押し付けバネ72により押し付けられ、常に
一定の接触力を持って密着して、ロータWの外周表面に
残る余分なワニスを掻き出すようにしてある。ワイパ7
の形状は、上方からワイパ7が下降してロータWの斜め
上方にワイパ7が接触した時に面接触するように、ワイ
パ7の下端部に傾斜面73を形成してある。また、図3
に示すように、ワイパ7の軸方向の両端を僅かにロータ
Wの表面から離れるように傾斜面74を形成し、ワイパ
7が軸方向に移動する時、ロータWの表面に付着したワ
ニスを押し出すようにしてある。コイルを装着したロー
タWにワニスを含浸する場合、まず、ロータWを回転駆
動装置4に支持させて回転させる。次にZ軸駆動装置2
0とX軸駆動装置30によりワニス供給装置5のノズル
51の先端をロータWの直上に移動させ、X軸駆動装置
30によりロータWの一方のコイルエンドから他方のコ
イルエンドまで軸方向にノズル51を往復移動させなが
ら、ワニス供給装置5によりワニスをノズル51からロ
ータW上に滴下させる。同時に、シリンダ6のピストン
61を降下させ、ワイパ7をロータWの表面に接触させ
る。ワニスはロータWの巻線溝に入り込み、コイル間に
浸入する。ロータWの表面に残る余分なワニスはワイパ
7によって掻き出され下方に落下する。なお、コイルエ
ンド部だけにワニスを滴下する場合は、ノズル51をコ
イルエンド直上に移動した状態でX軸駆動装置30を停
止し、ワイパ7は降下させずにワニスを滴下すればよ
い。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ワ
ニスを滴下含浸する際にロータの外周表面に付着するワ
ニスを、ロータに良好に面接触させたワイパにより掻き
落とすので、ロータの外周を回転軸と同心の円筒状にす
ることができ、アンバランスによる振動や回転むらを防
ぎ、高性能のサーボモータを提供できると共に、ロータ
搬送時のハンドリングミスを防止できるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の実施例を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 Z軸ベース 20 Z軸駆動装置 3 X軸ベース 30 X軸駆動装置 4 回転駆動装置 5 ワニス供給装置 51 ノズル 6 シリンダ 61 ピストン 7 ワイパ 71 ワイパベース 72 押し付けバネ 73、74 傾斜部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを装着した円筒状のロータを水平
    に支持して回転駆動する回転駆動装置と、前記ロータの
    上にワニスを滴下するノズルを設けたワニス供給装置と
    を備えたワニス滴下含浸装置において、前記ノズルの斜
    め下方で前記ロータの外周表面に接触するワイパと、前
    記ワイパを昇降する昇降装置とを設け、かつ、前記ワイ
    パの下端部に前記ロータに面接触するように傾斜面を形
    成すると共に、前記ワイパの軸方向の両端を僅かに前記
    ロータの表面から離れるように傾斜面を形成したことを
    特徴とするワニス滴下含浸装置。
JP1992040664U 1992-05-20 1992-05-20 ワニス滴下含浸装置 Expired - Lifetime JP2581833Y2 (ja)

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JPH0595188U JPH0595188U (ja) 1993-12-24
JP2581833Y2 true JP2581833Y2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=12586803

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