JP2581683Y2 - 建設機械の走行油圧回路 - Google Patents

建設機械の走行油圧回路

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JP2581683Y2
JP2581683Y2 JP4700493U JP4700493U JP2581683Y2 JP 2581683 Y2 JP2581683 Y2 JP 2581683Y2 JP 4700493 U JP4700493 U JP 4700493U JP 4700493 U JP4700493 U JP 4700493U JP 2581683 Y2 JP2581683 Y2 JP 2581683Y2
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hydraulic
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哲男 前田
昭司 小倉
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建設機械の走行油圧回路
に関するものであり、特に、前輪及び後輪を油圧モータ
で駆動する建設機械の走行油圧回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の此種建設機械の走行油圧回路は、
前輪の油圧モータと後輪の油圧モータを1つの可変容量
形油圧ポンプにて駆動し、双方の油圧モータへ並列的に
作動油を分配供給している。そして、前記可変容量形油
圧ポンプの吐出量を調整して供給油量を変化させること
により、前後輪の油圧モータの回転速度を変化させてい
る。或いは、前後輪の油圧モータに斜軸角または斜板角
が可変式のものを使用し、該斜軸角または斜板角の傾斜
角を変位させて回転速度を切り替える構成も知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来は、前述したよう
に、油圧ポンプの吐出量を変化させるか、或いは油圧モ
ータの傾斜角を変位させて油圧モータの回転速度を切り
替えている。従って、速度切り替えによる差異が少な
く、建設機械の走行速度の高速化に限界があった。そこ
で、油圧モータで前後輪を駆動するに当り、簡便に速度
切り替えを行えるようにし、且つ、建設機械の走行速度
の高速化を図るために解決すべき技術的課題が生じてく
るのであり、本考案はこの課題を解決することを目的と
する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記目的を達
成するために提案されたものであり、前輪及び後輪を油
圧モータで駆動する建設機械に於いて、前輪の油圧モー
タと後輪の油圧モータとを直列・並列に切替える弁を設
けるとともに、直列接続のときは減圧弁にて圧力の釣り
合いをとるように構成したことを特徴とする建設機械の
走行油圧回路を提供するものである。
【0005】
【作用】前輪の油圧モータと後輪の油圧モータとを並列
接続したときは、従来と同様に油圧ポンプから吐出され
る作動油は前後輪の各油圧モータへ分配供給される。切
替弁を操作して前後輪の油圧モータを直列接続したとき
は、油圧ポンプから吐出される作動油は前後輪の何れか
一方の油圧モータへ全量が供給される。従って、油圧モ
ータを通過する油量が増加し、建設機械の走行速度が高
速となる。
【0006】ここで、作動油が一方の油圧モータを駆動
したときには、モータリークによって作動油の圧力が減
少し、他方の油圧モータに至ったときに駆動圧が低下す
ることになる。然し、直列接続のときは減圧弁を介して
前後輪間に圧力油が補給されるため、他方の油圧モータ
に供給される作動油の圧力は増加し、前後輪の駆動力は
バランス良く保持される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述
する。図1は建設機械の一例として路面切削機1を示し
たものであり、エンジン2の動力はチェーン3を介して
切削用ドラム4へ伝動され、該ドラム4に取り付けられ
たカッタ5を回転させる。また、前輪6は油圧モータ7
によって駆動され、後輪8は油圧モータ9によって駆動
される。
【0008】図2は前記路面切削機1の走行油圧回路を
示し、エンジン2により可変容量形の油圧ポンプ10及
びチャージポンプ11が駆動され、該油圧ポンプ10が
正転するときは作動油が油路12を経由してA点に導出
され、該油圧ポンプ10が逆転するときは作動油が油路
13を経由してB点に導出される。14は直列・並列の
切替弁であり、図示した位置では油圧ポンプ10から導
出された作動油が、前輪の油圧モータ7,7及び後輪の
油圧モータ9,9へ同時に供給され、並列接続の状態と
なっている。
【0009】上記走行用主回路は閉回路であり、前記チ
ャージポンプ11の吐出油をチェック弁15を介して油
路12または13へ供給する。ここで16はチャージポ
ンプ11のリリーフ弁であり、17は油圧ポンプ10の
吐出圧を設定する圧力制御弁、18は該油圧ポンプ10
の流量を調整するサーボ弁である。また、19はフラッ
シング弁であり、油路12または13の高圧側の圧力を
パイロットとして作動し、低圧側の油路をリリーフ弁2
0を介してタンク21へ接続し、前記チャージポンプ1
1の吐出量分を主回路からタンク21へ戻すことによ
り、主回路の作動油を交換している。尚、22は主回路
のリリーフ弁である。
【0010】一方、前輪用の油圧モータ7及び後輪用の
油圧モータ9は可変位形であり、高低速の切替弁23を
切り替えることにより、油路12または13からシャト
ル弁24にて高圧選択されたパイロット油が各油圧モー
タ7及び9の調整シリンダへ流入し、各油圧モータ7及
び9が高速或いは低速で回転する。更に、主回路のモー
タリーク量分を補うために、他のアクチュエータポンプ
25から補給油路26を設け、減圧弁27、リーク量供
給の切替弁28並びにチェック弁29を介してC点へ接
続する。該減圧弁27のパイロットポートには、前記シ
ャトル弁24で高圧選択されたパイロット圧が掛り、ア
クチュエータポンプ25の吐出圧がパイロット圧の1/
2に減圧されて切替弁28へ導出されるようにしてあ
る。尚、30は補給油路26の圧力を一定に保持するた
めのプレッシャカットオフ弁である。
【0011】而して、同図に示すように前記切替弁14
が並列接続の位置14aにあるときは、切替弁28は閉
止状態となって補給油路26とC点とは遮断されてい
る。前記切替弁14が直列接続の位置14bに切り替わ
ったときは、切替弁28が開放状態になって補給油路2
6とC点とが接続される。斯かる状態で、例えば油圧ポ
ンプ10が正転して前進走行する場合は、油圧ポンプ1
0から油路12を経由して導出された作動油は、A点か
ら前輪の油圧モータ7,7へ全量が供給され、該油圧モ
ータ7,7は並列接続時より高速回転となる。
【0012】ここで、作動油が油圧モータ7,7を駆動
したときには、モータリークによって作動油の圧力が減
少してC点へ至る。この減少分の補給は、前記アクチュ
エータポンプ25から吐出された作動油にて行う。補給
油路26を経由して減圧弁27へ導出された作動油は、
該減圧弁27でパイロット圧の1/2、即ち、油圧ポン
プ10の吐出圧の1/2に減圧された後に切替弁28及
びチェック弁29を通過し、C点で油圧モータ7,7か
らの作動油と合流する。依って、前述したモータリーク
量分が補われ、後輪の油圧モータ9,9へ供給される作
動油の圧力は増加し、該油圧モータ9,9も高速回転と
なる。そして、該油圧モータ9,9の駆動圧は減圧弁2
7の作用によって一定圧に保持されるため、前記油圧モ
ータ7,7と油圧モータ9,9の駆動力のバランスは極
めて良好となる。また、該油圧モータ9,9を駆動した
後の作動油はB点に至り、その一部はフラッシュ弁19
からリリーフ弁20を経てタンク21へ戻り、残りは前
記油圧ポンプ10へ帰還する。
【0013】図3は建設機械の他の一例としてロードロ
ーラ31を示したものであり、エンジン2の動力により
油圧ポンプ10を駆動し、該油圧ポンプ10の吐出油は
バルブユニット32を介して油圧モータ33,33及び
34へ導出される。油圧モータ33,33には前輪3
5,35が接続され、油圧モータ34には後輪36が接
続されて夫々油圧にて駆動される。
【0014】図4は前記ロードローラ31の走行油圧回
路を示し、図2に示した油圧回路と同一構成部分には同
一符号を付して説明を省略する。前記油圧モータ33,
34は定変位形であり、切替弁14が図示した14aの
位置にあるときは油圧ポンプ10から導出された作動油
が、前輪の油圧モータ33,33及び後輪の油圧モータ
34へ同時に供給され、並列接続の状態となっている。
また、シャトル弁24で高圧選択された作動油は、補給
油路37を経由して減圧弁27でパイロット圧の1/2
に減圧された後に、切替弁28へ導出される。
【0015】而して、前記切替弁14が直列接続の位置
14bに切り替わったときは、切替弁28が開放状態と
なって補給油路37とC点とが接続される。斯かる状態
で、例えば油圧ポンプ10が正転して前進走行する場合
は、油圧ポンプ10から油路12を経由して導出された
作動油は、A点から前輪の油圧モータ33,33へ全量
が供給され、該油圧モータ33,33は並列接続時より
高速回転となる。
【0016】そして、前記シャトル弁24で高圧選択さ
れた作動油は、減圧弁27で1/2に減圧された後に切
替弁28及びチェック弁29を通過し、C点で油圧モー
タ33,33を駆動した後の作動油と合流する。依っ
て、油圧モータ33,33でリークした分が補われ、後
輪の油圧モータ34へ供給される作動油の圧力は増加
し、該油圧モータ34も高速回転となる。斯くして、前
記油圧モータ33,33と油圧モータ34の駆動力のバ
ランスは極めて良好となる。また、該油圧モータ34を
駆動した後の作動油はB点に至り、その一部はフラッシ
ュ弁19からリリーフ弁20を経てタンク21へ戻り、
残りは前記油圧ポンプ10へ帰還する。
【0017】尚、図2及び図4に於いて、前輪油圧モー
タ7または33と後輪油圧モータ9または34とに容量
差が生じて切替弁28の個所で作動油が余った場合は、
チェック弁29を取り外して前記減圧弁27から余剰し
た油をタンク21へ戻す構成も考えられる。而して、本
考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為
すことができ、そして、本考案が該改変されたものに及
ぶことは当然である。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記実施例に詳述したように、
前後輪の油圧モータを直列接続できるようにしたことに
より、油圧モータを高速回転させて建設機械の走行速度
を高速化できた。そして、前後輪の油圧モータを直列接
続したときに、減圧弁を介して前後輪間に圧力油を補給
するため、前後輪の駆動力のバランスが良好となり、操
作性並びに安全性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である路面切削機の側面図。
【図2】路面切削機の走行油圧回路図。
【図3】本考案の他の実施例であるロードローラの平面
図。
【図4】ロードローラの走行油圧回路図。
【符号の説明】
1 路面切削機 6 前輪 7,9 油圧モータ 8 後輪 14 切替弁 27 減圧弁 31 ロードローラ 33,34 油圧モータ 35 前輪 36 後輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/22 B60K 17/10 E02F 9/02 F16H 61/44

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪及び後輪を油圧モータで駆動する建
    設機械に於いて、前輪の油圧モータと後輪の油圧モータ
    とを直列・並列に切替える弁を設けるとともに、直列接
    続のときは減圧弁にて圧力の釣り合いをとるように構成
    したことを特徴とする建設機械の走行油圧回路。
JP4700493U 1993-08-31 1993-08-31 建設機械の走行油圧回路 Expired - Fee Related JP2581683Y2 (ja)

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