JP2581614B2 - モニタリングユニット及びモニタリングシステム - Google Patents

モニタリングユニット及びモニタリングシステム

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JP2581614B2
JP2581614B2 JP2406916A JP40691690A JP2581614B2 JP 2581614 B2 JP2581614 B2 JP 2581614B2 JP 2406916 A JP2406916 A JP 2406916A JP 40691690 A JP40691690 A JP 40691690A JP 2581614 B2 JP2581614 B2 JP 2581614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械装置やプラントシ
ステムの監視装置に係り、特に機械装置やプラントシス
テムの運転データを遠隔監視するモニタリングユニット
及びモニタリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械装置やプラントシステムの運
転データを遠隔監視する方法として、検出されたデータ
を専用回線を通じて離れた場所の監視盤に常時送信し、
送信されているデータを必要に応じて選択表示する方法
が知られている。また、検出されたデータを磁気テープ
やフロッピーディスク等に連続的に記録しておき、この
磁気テープやフロッピーディスク等を定期的に回収し、
点検する方法も知られている。さらに、機械装置やプラ
ントシステムの運転データを検出する装置に予め警報レ
ベルを設定しておき、検出データが設定された警報レベ
ルを越えたときに、専用回線を通じて離れた位置の監視
盤に警報を表示する装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、例
えば検出されたデータを専用回線を通じて離れた場所の
監視盤に常時送信する場合、機械装置やプラントシステ
ムと監視盤の間に専用回線を設置する必要があり、各所
に分散配置された装置を遠隔監視するには、それぞれの
場所から監視盤の位置まで専用回線を導設しなければな
らず、多数の装置を遠隔監視するには実際的でなかっ
た。また、データが記録された磁気テープやフロッピー
ディスク等を定期的に回収し点検する方法では回収に人
手を要するし、検出データが設定された警報レベルを越
えたときに警報を表示する方法では、トラブルが発生し
て初めてそれに対処する後追いの管理となり、積極的に
機械装置やプラントシステムの停止事故を防止するのに
適当ではなかった。また、吸収冷凍機を用いる空気調和
装置の場合は、装置の個体差が圧力条件や温度条件に及
ぼす影響が大きく、ある装置に適用される警報レベルが
他の同一機種の装置に必ずしも適用できなかった。本発
明の課題は、機械装置やプラントシステムの運転データ
を人の手を介することなく定期的に回収,分析し、トラ
ブルの発生を未然に防止するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、空調装置
の運転データを記録する書替え可能なメモリと、該メモ
リに格納された運転データを送信する通信手段とを備え
たモニタリングユニットに、前記メモリ及び前記通信手
段の動作を制御するとともに入力される運転データを演
算処理して前記メモリに書き込み読みだすCPUと、該
CPUの動作制御用のプログラムを格納する記憶手段
と、該CPUの動作を制御するタイマー手段と、自機の
アドレスを設定する手段とを備え、前記メモリに前記C
PUの演算処理に用いられる数値をも格納し、前記通信
手段は受信機能をも備え、前記タイマー手段は運転デー
タが警報レベルを超えている時間をカウントし、該カウ
ントが許容値を超えたとき警報を指示する信号を出力す
る機能を有するものとすることにより達成される。
【0005】上記の課題はまた、タイマー手段の設定値
及びまたはメモリに格納されたCPUの演算処理に用い
られる数値は、受信信号に従って書き替えられるもので
ある請求項1に記載のモニタリングユニットによっても
達成される。
【0006】上記の課題はまた、CPUは、受信信号に
含まれる機器番号を示すアドレスと自機のアドレス設定
手段に設定されたアドレスを照合して、自機宛の通信を
識別し、自機宛の通信に従ってタイマー手段の設定値及
びまたはメモリに格納されたCPUの演算処理に用いら
れる数値を書き替えるものである請求項2に記載のモニ
タリングユニットによっても達成される。
【0007】上記の課題はまた、タイマー手段には、メ
モリに格納された運転データを送信する時刻及びまたは
時間間隔が設定され、CPUは該設定された時刻及びま
たは時間間隔に従って運転データを読み出し、通信手段
を介して送信するものである請求項2または3に記載の
モニタリングユニットによっても達成される。
【0008】上記の課題はまた、タイマー手段に設定さ
れる運転データを送信する時間間隔は、運転データ検出
間隔と同一に設定可能である請求項4に記載のモニタリ
ングユニットによっても達成される。
【0009】上記の課題はさらにまた、請求項1乃至5
のいずれかの項に記載されたモニタリングユニットと、
該モニタリングユニットに接続された電話回線用モデム
と、該電話回線用モデムに電話回線を介して接続された
他の電話回線用モデムと、該他の電話回線用モデムに接
続されたコンピュータと、該コンピュータ接続されたC
RT及びまたはプリンタとを含んでなり、該コンピュー
タは、少なくとも前記モニタリングユニットから送信さ
れた運転データの記録、解析と、前記モニタリングユニ
ットのタイマー手段の設定値及びまたはメモリに格納さ
れたCPUの演算処理に用いられる数値の書き替えとを
行うものであるモニタリングシステムによっても達成さ
れる。
【0010】
【作用】モニタリングユニットは、所定の時間メモリに
格納した運転データを、タイマー手段に設定されたタイ
ミングで、電話回線を介して遠隔地にあるコンピュータ
に送信する。遠隔地にあるコンピュータは、前記タイマ
ー手段の設定値を電話回線を介して書き替えることによ
り、データ測定の間隔、送信の間隔、警報判定基準とな
る各種許容経過時間を、各空調装置の個体差に応じて変
更する。コンピュータはまた、測定に使用するセンサの
組合せ、モニタリングユニットに内装されているCPU
が演算に使用する前記メモリに格納された各種数値をも
運転状態や機械の状態に応じて変更する。単一の電話番
号で代表される地域に複数のモニタリングユニットが配
置されていても、送信信号に各機器ごとのアドレスを付
加することにより、特定のモニタリングユニットに対し
ての前記各種数値の変更や、データ送信時間の変更が可
能である。また、前記タイマー手段は運転データが警報
レベルを超えている時間をカウントし、該カウントが許
容値を超えたとき警報を指示する信号を出力するから、
過渡的、あるいは瞬間的な運転データの変動があったと
きに無駄な警報を発するのが避けられる
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して空気調和装置に適用さ
れた本発明の実施例を説明する。図1は、本実施例の全
体構成を示し、1個所に配置された3基の空気調和装置
1A,1B,1Cと、該空気調和装置1A,1B,1C
にそれぞれ装着されたモニタリングユニット2A,2
B,2Cと、モニタリングユニット2Aを介して,モニ
タリングユニット2B,2Cに接続されたモデム3A
と、該モデム3Aに電話回線7を介して接続され前記空
気調和装置1A,1B,1Cと離れた場所に設置されて
いるモデム3Bと、該モデム3Bに接続されたコンピュ
ータ4と、該コンピュータ4に接続されたCRT5及び
プリンタ6とを含んで構成されている。モニタリングユ
ニット2A,2B,2Cとモデム3Aとは、図2に示さ
れるような形で接続されている。すなわち、モニタリン
グユニットの中の親機として動作するモニタリングユニ
ット2AはRS232Cを介してモデム3Aに接続さ
れ、子機として動作するモニタリングユニット2B,2
Cとは、RS422を介して接続されている。
【0012】モニタリングユニット2A,2B,2Cは
いずれも同一の構成であり、この構成を図3乃至図5を
参照して説明する。モニタリングユニットは大きく分け
て図3に示すCPUブロックと、図4に示すデータ入力
ブロックと、図5に示すメモリブロックとからなってい
る。図3に示されたCPU200は、モニタリングユニ
ットの動作を制御するもので、Z80系のものが使用さ
れており、モデム3Aとの接続に使用されるRS232
C端子と、モニタリングユニット相互間の接続に使用さ
れるRS422及びON−OFF入出力端子と、空気調
和装置の各種接点の状態が入力される4組の接点入力端
子と、コールスイッチと、デコーダ207を介して接続
されたリレーコイルRY1,RY2,…,RY10と、
動作状態を表示するLED1,2とを備えている。コー
ルスイッチを押すとLED1、2が点灯してモニタリン
グユニットが送信モードになる。LED2の点灯は、コ
ンピュータ4とモニタリングユニットの通信中を示して
いる。また、図上、接続線の端部に付してある〜の
符号は、図4,5の同一符号を付してある線に接続され
ていることを示している。
【0013】図4に示すデータ入力ブロックは、空気調
和装置の温度、圧力等を検出するセンサに接続されるチ
ャンネル接点10組(Ch1〜Ch10)と、該チャンネ
ル接点にリレー接点RY1,RY2,…,RY10を介
して接続された入力処理装置208と、該入力処理装置
208の出力側に接続されたA/D変換器209と、該
A/D変換器209の出力側に接続された雑音防止のた
めのフォトカプラー210と、該フォトカプラー210
の出力側に接続されたタイマーIC206とを含んでな
り、該タイマーIC206は前記CPU200に接続さ
れている。
【0014】図5に示すメモリブロックは、前記CPU
200にデコーダ201を介して接続されたスイッチ状
態検出手段244A,244Bと、該スイッチ状態検出
手段244A,244Bにそれぞれ接続されたディップ
スイッチSW1,SW2と、CPU200にそれぞれ接
続されているROM202,RAM203,クロックI
C204と、該クロックIC204及びCPU200に
接続されたリセットIC205と、前記RAM203,
クロックIC204に接続されたバックアップバッテリ
212とを含んで形成されている。ROM202は、C
PU200がタイマーIC206を経由して入力される
センサ信号に行う演算処理の計算式,通信プロトコル,
CPUの動作を制御するプログラムなどを格納してい
る。ROM202はまた、電話回線接続のため予め設定
された電話番号のダイアル信号を発信し、接続を確認後
信号送信を開始するプログラムを格納している。RAM
203は,CPUの動作を制御するプログラムのなかの
変数、前記計算式の係数,各種設定値,センサのデータ
を演算処理して得られたデータや接点入力のデータなど
を格納するもので、36時間分の測定データ及び接点入
力信号を格納する容量を持つ。ディップスイッチSW1
は、測温点それぞれに接続可能な2種類の温度測定用サ
ーミスタのどちらが接続されているかを判定するための
ものである。なお、各測温点に接続可能なサーミスタは
2種類であるが、それぞれに特性の異なる2タイプが設
定されている。ディップスイッチSW2は、前記特性の
異なる2タイプのうちのどちらが接続されているか、2
段に切換可能な伝送速度がどちらに設定されているか、
接続されている電話のパルス/トーンの選択、センサ種
類(例えば高温用,低温用)の切り替え状態などを判定す
るものである。ロータリ形式のディップスイッチSW3
は、各モニタリングユニットごとに特定のスイッチを予
め閉じておくことにより、モデム3Aを経由してコンピ
ュータ4から送られて来る通信の宛先(どのモニタリン
グユニット宛のものか)を判別するためのものである。
【0015】コンピュータ4は72時間分の測定データ
及び接点入力信号を格納する容量を持つメモリを備え、
保存データのグラフ解析、印字出力、異常チェック、C
RT画面への表示、モニタリングユニットからの定時送
信が不着の場合の警報などを行う。
【0016】上記構成のモニタリング装置の動作をモニ
タリングユニット2Bを例にとって以下に説明する。タ
イマーIC206には、空気調和装置1Bに温度センサ
として装着された温度測定用サーミスタのデータを読み
だすべき時間間隔、データ読み出しの継続時間、測定デ
ータの送信時間などが設定されている。CPU200は
デコーダ207に信号を送り、予め設定されている順序
にしたがってリレーコイルRY1〜RY10を励磁して
リレー接点RY1〜RY10を開閉する。この開閉時間
の長さは前記タイマーIC206に設定された時間で管
理される。リレー接点RY1〜RY10の開閉に伴って
当該接点に接続された温度測定用サーミスタの測定デー
タがアナログ出力として入力処理装置208に取り込ま
れ、A/D変換器209でディジタル値に変換された
後,フォトカプラー210,タイマーIC206を経て
CPU200に入力される。CPU200に入力された
測定データは、ROM202に格納されている計算式や
RAM203に格納されている演算係数を用いて演算処
理され、得られた温度データは、RAM203に順次時
間情報とともに格納される。この演算処理にあたっても
前記ディップスイッチSW1の設定状態を参照し、演算
処理に用いる係数や計算式を選定する。接点入力端子か
らは、空気調和装置の各種接点のなかの、ファンモー
タ,コンプレッサ,ポンプ,弁などの駆動電源のスイッ
チ接点の開閉状態が接点入力信号として入力され、前記
センサから得られた温度情報及び時間情報に合わせてR
AM203に格納される。接点入力信号からは、1接点
について3種の接点情報が格納される。一つは接点の測
定時点での開閉状態情報、二つ目は接点が標準状態(開
または閉)であるときの累計時間、三つ目は開から閉
へ、及び閉から開へ切り替わった回数である。ここで
は、センサの測定データを温度として説明したが、圧
力、湿度等のデータでもよい。時間情報としては、日
付、時、分、秒が記録される。
【0017】タイマーIC206に予め設定された時間
になると、タイマーIC206からCPU200に起動
信号が出力され、CPU200は、所定の電話番号を発
信して電話回線の接続を確認したのち、RAM203に
格納された測定データ及び接点情報を所定の順序で読み
出してRS422の送信側から親機であるモニタリング
ユニット2AのRS422の受信側に送信する。電話回
線が接続できない場合、3回まで自動的に再コールす
る。読み出し、送信の順序は、センサごと接点ごとに時
系列的にしてもよいし、各センサの測定データ及び接点
情報を時系列にしたがって読み出し、送信してもよい。
モニタリングユニット2Aは、RS422を介して受信
した信号については自機に無関係な情報として、そのま
まRS232Cからモデム3A,電話回線,モデム3B
を介してコンピュータ4に送信する。コンピュータ4は
受信したデータを一旦記憶装置に格納し、モニタリング
ユニットからの送信が終了したのち、所要のデータ処理
を行ってCRT5への数値表示やグラフ表示、要すれば
プリンタ6により印字出力を行う。モニタリングユニッ
ト2Aが測定データ及び接点情報を読み出し、送信する
場合は、RS422を介することなく直接自機のRS2
32Cからモデム3Aに送信する。
【0018】タイマーIC206に予め設定された時間
以外に測定データをコンピュータ4で読みだしたい場合
や前記設定時間を変更したい場合は、コンピュータ4の
キーボードから所要の変更を入力し、時間設定を変更す
る信号を変更対象機器番号を示すアドレス符号ととも
に、モデム,電話回線を通じてモニタリングユニット2
Aに送信する。モニタリングユニット2Aは受信信号を
自機のCPU200に取り込むとともに、RS422の
送信側から子機であるモニタリングユニット2B,2C
に中継送信する。モニタリングユニット2B,2Cにお
いてもRS422の受信側で受信された信号はそれぞれ
自機のCPU200に取り込まれる。信号を取り込んだ
CPU200は、受信信号中の対象機器番号を示すアド
レス符号と自機のディップスイッチSW2の設定を対比
し、受信した信号が自機宛のものかどうかを判定する。
受信した信号が自機宛のものでない場合は何も動作しな
いが、自機宛のもと判定したら、指示にしたがってタイ
マーIC206の設定時間を変更する。上記説明では、
測定時間長や測定時間間隔、データ送信時間などのタイ
マーIC206の設定時間を変更する場合について述べ
たが、データを採取するセンサの組合せや、演算に用い
る係数、警報を出力させるための基準値などについても
同様にコンピュータ4からの指示により、変更すること
ができる。例えば、10個のセンサの測定データのう
ち、ある2個のセンサの測定データだけを1時間ごとに
送信させる場合、タイマーIC206に設定されている
送信時間を時刻でなく、時間間隔で指定し、RAM20
3に格納されている送信データ種別を指示するデータを
該当する2個のセンサの測定データを指示するデータに
書き替えればよい。本実施例では、測定時間長は10〜
30秒の範囲で変更可能であり、測定間隔は1分単位で
変更可能としてある。
【0019】また、各モニタリングユニットは、測定デ
ータに基づく警報機能を持っている。タイマーIC20
6を経由してCPU200に入力されるセンサからの測
定信号は、該CPU200で所定の演算処理のうえ、R
AM203に格納されるが、CPU200は演算処理し
て得られる測定データをRAM203に格納する際に、
予めRAM203に設定されている警報レベル信号と対
比し、測定データが警報レベル信号最大許容値を上回っ
て(もしくは最小許容値を下回って)いるとき、タイマー
IC206の警報用タイマーをスタートさせるととも
に、RAM203の所定のアドレスに警報用タイマース
タート事由が記録される。警報用タイマーがスタートし
たあと、測定データが警報レベル信号を下回った(もし
くは上回った)場合は、警報用タイマーはリセットされ
てスタート位置に戻るが、測定データが警報レベル信号
を上回った(もしくは下回った)まま、予め設定された時
間が経過すると、タイマーIC206は警報起動信号を
CPU200に送出し、CPU200はRAM203か
ら警報事由を読みだして警報信号をコンピュータ4に送
信する。警報レベル信号は、1種類の測定データに対
し、それぞれ最大許容値、最小許容値の設定及びコンピ
ュータ4からの書替えが可能であり、前記警報用タイマ
ーの設定時間も前述の方法により任意に書替え可能であ
る。
【0020】接点入力信号に基づく警報も可能である。
接点入力端子から入力される情報は、開、閉の2値情報
であるが、接点ごとに運転状態に合わせて開、閉のいず
れが正常かがRAM203に登録されており、CPU2
00は接点入力信号を接点情報としてRAM203に格
納する際、接点入力信号を前記RAM203に登録され
ている正常状態信号と対比し、正常でない場合はタイマ
ーIC206の警報用タイマーをスタートさせるととも
に、RAM203の所定のアドレスに警報用タイマース
タート事由が記録される。警報用タイマーがスタートし
たあと、接点入力信号が正常状態信号に復帰した場合
は、警報用タイマーはリセットされてスタート位置に戻
るが、接点入力信号が正常状態信号でないまま、予め設
定された時間が経過すると、タイマーIC206は警報
起動信号をCPU200に送出し、CPU200は警報
事由を含む警報信号をコンピュータ4に送信する。警報
用タイマーがスタートしたあと、接点入力信号が正常状
態信号に復帰した場合に、警報用タイマーはカウントを
停止するだけでスタート位置には戻らず、次に接点入力
信号が正常状態信号でなくなったら、その時点で再び警
報用タイマーがスタートし、正常状態信号でない時間を
累計して設定時間経過後に警報起動信号を送出するよう
にしてもよい。これは、センサの測定データに基づく警
報の場合も同じである。測定データに基づく場合も接点
情報に基づく場合も、測定データが警報レベル信号を上
回った(もしくは下回った)場合や接点入力信号が正常状
態信号でない場合に警報用タイマーを用いることなく、
直ちに警報を送信するようにしてもよい。コンピュータ
4は、警報を受信すると、音声信号もしくは印字による
警報の表示を行う。CRT稼働中であれば、音声信号を
発すると同時にCRTに画面表示してもよい。
【0021】また、本実施例においては、空気調和装置
に内装されている燃焼装置の電磁開閉式の燃料弁の開閉
電源の接点状態を示す接点入力信号について、弁開信号
の入力時刻と弁閉信号の入力時刻を記録し、弁開状態の
継続時間を演算累計するプログラムがROM202に格
納されており、CPU200は空気調和装置起動後、前
記弁の開いている時間を装置運転時間としてRAM20
3に記録する。
【0022】また、本実施例においては、時間計測の起
点をクロックIC204が出力する時刻としているが、
特定の接点信号の入力を起点としてもよい。例えば、測
定データのコンピュータ4への送信を、空気調和装置の
電源投入後所定の時間間隔で行うようにしてもよい。
【0023】図6は、警報設定温度や時間条件を設定す
る時のインプットフォームの1例出ある。
【0024】図7は、測定データ及び接点情報(以下接
点データという)を5分間隔で計測する場合の手順を示
す。手順77で通信中orダイヤル中であれば手順7
8,79をバイパスして手順80にすすむようになって
いるのは、通信中orダイヤル中であれば測定データが
直ちにコンピュータ4に送信されるので、モニタリング
ユニットから警報を出す必要がないからである。本図の
手順78,79に示す警報要否判定手順では、センサか
ら入力される測定データ(温度データ)についてのみ判定
され、接点データに関する警報要否判定は次に述べる図
8の手順に含まれている。また、本実施例では、Ch1
〜3に接続されたセンサは、温度アラーム判定の際に他
のCh4〜10で検出される温度と別の条件が持つ検出
点に配置されており、そのため手順79でCh1〜3の
温度データを手順76と別に取り出しやすいところに一
時記録している。
【0025】図8は、図7の手順73の詳細を示す手順
図であり、接点入力信号を格納すべき接点データに変換
し、かつ警報送出の要否を判定する手順を説明してい
る。手順83で、今回信号と前回信号を比較し、ON,
OFF(開、閉に相当)の状態が変化していればON−O
FF回数に1を加える。手順85で今回信号が運転状態
に対応して予め設定されている標準状態のONまたはO
FFに一致しているかどうかが判定され、一致していれ
ば手順86で標準状態の累計時間を示すカウント累計に
1を加える。さらに、手順87で標準状態の継続時間を
示す許容時間カウントに1を加える。手順85で標準状
態ではないと判定されたら手順93に進み、標準状態の
継続が中断されているから許容時間カウントを0に戻
す。手順88から手順92までは警報送出の要否判定手
順で、標準状態の継続時間が許容値を越えていないかど
うかを手順90で判定している。警報コードは警報事由
を示す。
【0026】図9は、接点入力信号を10秒間隔で読み
込む場合の接点入力処理の手順を示し、手順96は、経
過時間(秒)の下2桁が10秒未満かどうかを判定する。
10秒以上であれば手順102に進んで接点入力処理を
行い、10秒未満であれば経過時間(分)の下1桁が0,
5かどうかを判定する。0,5のいずれかであれば5分
フラグをたて、0,5以外の数値であれば1分フラグを
たてる。次いで定期交信を行うようになっているかどう
かが判断され、定期交信を行うようになっていれば定期
交信判断を行ったのち、接点入力処理を行う。
【0027】図10に定期交信判断の手順を示す。ま
ず、時期が親機かどうかを判断する。親機かどうかは前
記ディップスイッチSW2の設定状態を読んで行われ
る。次に交信日フラグが立っているかどうかが判断さ
れ、立っていれば時刻フラグが立っているかどうかが判
断される。本実施例では交信時刻は、3点設定されてい
る。いずれかの時刻に該当すれば手順111に進んで、
電話回線接続のためにダイヤル信号が発信され、回線接
続をまって交信が行われる。図11は、センサによる温
度計測を1分間隔で行う場合の手順を示している。
【0028】図12,13は、図7及び図11に示され
た手順中の温度アラーム判定手順の詳細を示す。温度ア
ラーム判定手順は、空気調和装置が暖房運転の場合とそ
うでない場合とで異なるので、手順122で暖房運転か
そうでないかをまず判定する。暖房運転の場合は図12
の手順で、暖房運転でない場合は図13の手順で温度ア
ラームの要否が判定される。なお、図示の実施例では、
Ch1〜5で温度が検出され、暖房運転の場合は各検出
温度に対して許容上限値が、暖房運転以外の場合は、C
h1〜3で検出される温度には超過許容時間を伴う許容
上限値と許容下限値とが設定され、Ch4〜5で検出さ
れる温度には許容上限値が、それぞれ設定されている。
まず、図12の暖房運転の場合について説明する。手順
124で今回の測定温度Tと許容上限を示す暖房時標準
温度Thが比較され、T<Thであれば警報不要で確認残
りのChの有無をチェックし、のこりがあれば確認を繰
り返す。T>Thであれば警報要として手順125,1
26が行われ警報が出力される。暖房運転でない場合は
図13の手順に進む。まず、手順130で今回の測定温
度Tと許容上限を示す冷房時標準温度Tchが比較され、
T>Tchであれば測定温度TがCh1〜3のものかどう
かが判定される。Ch1〜3のものでなければ、手順1
35,136に進んで警報が送出され、次いで手順13
7に進んで警報要否確認未済のChの有無がチェックさ
れる。Ch1〜3のものであれば、今回測定温度Tが同
一Chの前回測定温度T´と比較され、T<T´であれ
ば、手順134に、T<T´でなければ、手順133
に、それぞれ進む。図7の手順79及び図11の手順1
20で、Ch1〜3の温度データが通常の格納場所と別
に取り出しやすい場所に格納されているのは、この比較
を容易にするためである。手順133では、温度が許容
上限を継続して越えている時間(許容時間カウント)が冷
房時警報無確認許容時間Ltを越えているかどうかが判
定され、手順134では、温度が許容上限を継続して越
えている時間(許容時間カウント)が冷房時警報無確認許
容時間Ltの2倍を越えているかどうかが判定される。
これは今回測定温度が許容上限を越えていても、今回測
定温度が前回測定温度よりも下がっていれば、悪い状況
が回復方向にむかっているのであるから、温度が許容上
限を継続して越えている時間の許容値を2倍に伸ばし、
その間に温度が許容上限よりも下がれば警報を出さない
でおくのである。手順133では、温度は依然上昇傾向
にあるので、許容時間カウントがLtを越えていれば直
ちに警報が送出される。
【0029】手順130の比較でT>Tchでない場合
も、手順138で測定温度TがCh1〜3のものかどう
かが判定される。Ch1〜3のものでない場合は、測定
温度自体は許容上限を越えていない(T>Tchではない)
から、警報を出すことなく手順137に進む。測定温度
TがCh1〜3のものであれば、手順139に進み、測
定温度Tが許容下限を示す冷房時最低温度TcLと比較さ
れる。T<TcLであれば、許容下限以下の温度の継続時
間を示す最低温度カウンタLCに1を加え、このLCと
許容下限以下の温度の継続時間の許容値を示す最低温度
温度以下連続許容時間MNTを比較する。LC>MNT
であれば手順142,143に進んで警報が送出され、
LC>MNTでなければ警報不要として手順137に進
む。また、手順139でT<TcLでなければ、許容下限
以下の温度の継続が中断され、LCを0に戻すととも
に、温度が許容下限を上回っているので警報不要として
手順137に進む。
【0030】上記実施例によれば、空気調和装置の運転
時の各部の温度、圧力、電気接点の開閉状態などを継続
的に、人手を要することなくかつ必要な時期に必要な場
所で入手でき、空気調和装置の運転状態を常に監視、解
析するのが可能となり、トラブル発生前に必要な対策を
講じることができるので、空気調和装置の運転停止事故
の発生を低減する効果がある。また、警報設定値の変更
や温度測定用のセンサの切換を電話回線を介してコンピ
ュータ側から実施でき、各機械の個体差に応じたデータ
の採取、分析を容易に実施できる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、空調装置の運転状態を
表すデータを継続的に、人手を要することなくかつ必要
な時期に必要な場所で入手でき、空調装置の運転状態を
常に監視、解析するのが可能となり、トラブル発生前に
必要な対策を講じることができるので、少ない人手で必
要なアフターサービスを実施できる効果がある。また、
過渡的、あるいは瞬間的な運転データの変動があったと
きに無駄な警報を発するのを避けられるとともに、通信
回線の使用時間の増加を抑制できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示す正面図(一部
斜視図)である。
【図2】本発明の実施例の一部を示す配線ブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施例の一部を示す配線ブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施例の一部を示す配線ブロック図で
ある。
【図5】本発明の実施例の一部を示す配線ブロック図で
ある。
【図6】本発明の実施例にかかる制御データの入力フォ
ーマットの例を示す図である。
【図7】本発明の実施例の操作手順の例を示す手順図で
ある。
【図8】本発明の実施例の操作手順の例を示す手順図で
ある。
【図9】本発明の実施例の操作手順の例を示す手順図で
ある。
【図10】本発明の実施例の操作手順の例を示す手順図
である。
【図11】本発明の実施例の操作手順の例を示す手順図
である。
【図12】本発明の実施例の操作手順の例を示す手順図
である。
【図13】本発明の実施例の操作手順の例を示す手順図
である。
【符号の説明】
1A,1B,1C 空気調和装置 2A,2B,2C モニタリングユニット 3A,3B モデム 4 コンピュータ 5 CRT 6 プリンタ 200 CPU 202 記憶手段(ROM) 203 メモリ(RAM) 206 タイマー手段(タイマーIC) 208 入力処理装置 209 A/D変換器 210 フォトカプラー 212 バックアップバッテリ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調装置の運転データを記録する書替え
    可能なメモリと、該メモリに格納された運転データを送
    信する通信手段とを備えたモニタリングユニットにおい
    て、該モニタリングユニットは前記メモリ及び前記通信
    手段の動作を制御するとともに入力される運転データを
    演算処理して前記メモリに書き込み読みだすCPUと、
    該CPUの動作制御用のプログラムを格納する記憶手段
    と、該CPUの動作を制御するタイマー手段と、自機の
    アドレスを設定する手段と、を備えてなり、前記メモリ
    は前記CPUの演算処理に用いられる数値をも格納して
    いることと、前記通信手段は受信機能をも有すること
    と、前記タイマー手段は運転データが警報レベルを超え
    ている時間をカウントし、該カウントが許容値を超えた
    とき警報を指示する信号を出力する機能を有すること
    と、を特徴とするモニタリングユニット
  2. 【請求項2】 タイマー手段の設定値及びまたはメモリ
    に格納されたCPUの演算処理に用いられる数値は、受
    信信号に従って書き替えられるものであることを特徴と
    する請求項1に記載のモニタリングユニット
  3. 【請求項3】 CPUは、受信信号に含まれる機器番号
    を示すアドレスと自機のアドレス設定手段に設定された
    アドレスを照合して、自機宛の通信を識別し、自機宛の
    通信に従ってタイマー手段の設定値及びまたはメモリに
    格納されたCPUの演算処理に用いられる数値を書き替
    えるものであることを特徴とする請求項2に記載のモニ
    タリングユニット
  4. 【請求項4】 タイマー手段には、メモリに格納された
    運転データを送信する時刻及びまたは時間間隔が設定さ
    れ、CPUは該設定された時刻及びまたは時間間隔に従
    って運転データを読み出し、通信手段を介して送信する
    ものであることを特徴とする請求項2または3に記載の
    モニタリングユニット
  5. 【請求項5】 タイマー手段に設定される運転データを
    送信する時間間隔は、運転データ検出間隔と同一に設定
    可能であることを特徴とする請求項4に記載のモニタリ
    ングユニット
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかの項に記載さ
    れたモニタリングユニットと、該モニタリングユニット
    に接続された電話回線用モデムと、該電話回線用モデム
    に電話回線を介して接続された他の電話回線用モデム
    と、該他の電話回線用モデムに接続されたコンピュータ
    と、該コンピュータに接続されたCRT及びまたはプリ
    ンタとを含んでなり、該コンピュータは、少なくとも前
    記モニタリングユニットから送信された運転データの記
    録、解析と、前記モニタリングユニットのタイマー手段
    の設定値及びまたはメモリに格納されたCPUの演算処
    理に用いられる数値の書き替えとを行うものであるモニ
    タリングシステム。
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