JP2581429Y2 - 電子写真定着装置 - Google Patents
電子写真定着装置Info
- Publication number
- JP2581429Y2 JP2581429Y2 JP1992009652U JP965292U JP2581429Y2 JP 2581429 Y2 JP2581429 Y2 JP 2581429Y2 JP 1992009652 U JP1992009652 U JP 1992009652U JP 965292 U JP965292 U JP 965292U JP 2581429 Y2 JP2581429 Y2 JP 2581429Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat roller
- paper
- compressed air
- nozzle
- air blowing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子写真定着装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】トナーを保持した用紙をバックアップロ
ーラおよびヒートローラ間に搬送してトナーを用紙に定
着させる電子写真定着装置において、ヒートローラ表面
に接近させて圧縮空気吹付手段を設け、圧縮空気吹付手
段から送り出された圧縮空気によって定着後の用紙をヒ
ートローラ表面から剥離させるようにした構成が、例え
ば特公昭57−46794号公報により提案されてい
る。
ーラおよびヒートローラ間に搬送してトナーを用紙に定
着させる電子写真定着装置において、ヒートローラ表面
に接近させて圧縮空気吹付手段を設け、圧縮空気吹付手
段から送り出された圧縮空気によって定着後の用紙をヒ
ートローラ表面から剥離させるようにした構成が、例え
ば特公昭57−46794号公報により提案されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】特公昭57−4679
4号公報に示された圧縮空気吹付手段においては、圧縮
空気吹付手段を構成するノズル部材10の圧縮空気吹出
部10aの幅が空気溜り部10bの幅よりも狭く、ま
た、圧縮空気吹出部10aおよび空気溜り部10bの深
さも一定の深さで形成されていたので、空気吹出口10
cから空気溜り部10bおよび圧縮空気吹出部10aを
経て吹き出される圧縮空気11は局部に集中したジェッ
ト流として吹き出すようになっていた。このため、ヒー
トローラ表面から用紙を剥離する力は大きいが、ノズル
部材10から吹き出されるジェット流の周囲に渦が発生
し、負圧領域となり、用紙が前記負圧領域側に引き付け
られてしまうために安定した用紙搬送ができないという
問題が生じていた。また、用紙の局部に強いジェット流
が吹き付けられるため、用紙の局部が急冷されて部分的
に変形を起こし、この部分的に変形を帯びた用紙の裏面
に両面印刷モードによってトナーを記録させた場合に
は、前記変形箇所にトナーがうまく転写されず、転写抜
けが発生してしまうという問題が生じていた。
4号公報に示された圧縮空気吹付手段においては、圧縮
空気吹付手段を構成するノズル部材10の圧縮空気吹出
部10aの幅が空気溜り部10bの幅よりも狭く、ま
た、圧縮空気吹出部10aおよび空気溜り部10bの深
さも一定の深さで形成されていたので、空気吹出口10
cから空気溜り部10bおよび圧縮空気吹出部10aを
経て吹き出される圧縮空気11は局部に集中したジェッ
ト流として吹き出すようになっていた。このため、ヒー
トローラ表面から用紙を剥離する力は大きいが、ノズル
部材10から吹き出されるジェット流の周囲に渦が発生
し、負圧領域となり、用紙が前記負圧領域側に引き付け
られてしまうために安定した用紙搬送ができないという
問題が生じていた。また、用紙の局部に強いジェット流
が吹き付けられるため、用紙の局部が急冷されて部分的
に変形を起こし、この部分的に変形を帯びた用紙の裏面
に両面印刷モードによってトナーを記録させた場合に
は、前記変形箇所にトナーがうまく転写されず、転写抜
けが発生してしまうという問題が生じていた。
【0004】本考案の目的は、剥離時の圧縮空気がもた
らす用紙へのダメージを低減し、ヒートローラからの用
紙剥離および用紙搬送を安定して行える電子写真定着装
置を提供することにある。
らす用紙へのダメージを低減し、ヒートローラからの用
紙剥離および用紙搬送を安定して行える電子写真定着装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、トナーを
保持した用紙をバックアップローラおよびヒートローラ
間に搬送して前記トナーを前記用紙に定着させるととも
に、前記ヒートローラ表面に接近させて設けた圧縮空気
吹付手段から圧縮空気によって定着後の用紙をヒートロ
ーラ表面から剥離させる電子写真定着装置において、前
記圧縮空気吹付手段は、前記ヒートローラ表面に接近し
た先端部を有し前記ヒートローラ表面から剥離された用
紙を排出側へ案内する剥離部材と、前記ヒートローラ表
面に対し所定の間隙をなすとともに前記剥離部材の下部
に配置され、前記圧縮空気を前記剥離部材の下面に向け
て供給する空気吹出口を備えたノズル部材とを有し、前
記 ノズル部材上面の空気吹出口周囲には、前記ノズル部
材の全幅よりも小さく且つ一定の幅を有する凹部として
形成される空気溜り部を設けるとともに、前記空気溜り
部の中間部より空気吹出方向下流側に位置するノズル部
材上面に所定角度で傾斜してなる傾斜部を設け、前記傾
斜部および前記剥離部材下面間の間隙を空気吹出方向に
沿って徐々に大きくすることにより達成される。
保持した用紙をバックアップローラおよびヒートローラ
間に搬送して前記トナーを前記用紙に定着させるととも
に、前記ヒートローラ表面に接近させて設けた圧縮空気
吹付手段から圧縮空気によって定着後の用紙をヒートロ
ーラ表面から剥離させる電子写真定着装置において、前
記圧縮空気吹付手段は、前記ヒートローラ表面に接近し
た先端部を有し前記ヒートローラ表面から剥離された用
紙を排出側へ案内する剥離部材と、前記ヒートローラ表
面に対し所定の間隙をなすとともに前記剥離部材の下部
に配置され、前記圧縮空気を前記剥離部材の下面に向け
て供給する空気吹出口を備えたノズル部材とを有し、前
記 ノズル部材上面の空気吹出口周囲には、前記ノズル部
材の全幅よりも小さく且つ一定の幅を有する凹部として
形成される空気溜り部を設けるとともに、前記空気溜り
部の中間部より空気吹出方向下流側に位置するノズル部
材上面に所定角度で傾斜してなる傾斜部を設け、前記傾
斜部および前記剥離部材下面間の間隙を空気吹出方向に
沿って徐々に大きくすることにより達成される。
【0006】
【作用】上記の構成により圧縮空気はノズル部材の中央
をピークとした緩やかな圧力分布を持つ略均一なジェッ
ト流となって吹き出されるようになる。
をピークとした緩やかな圧力分布を持つ略均一なジェッ
ト流となって吹き出されるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1を参照しながら
説明する。
説明する。
【0008】図1(a)において、1はトナー(図示せ
ず)を保持した用紙、2は回転可能に支持されたバック
アップローラ、3はバックアップローラ2に圧接すると
ともに回転可能に支持されたヒートローラであり、トナ
ーを保持した用紙1はバックアップローラ2およびヒー
トローラ3間に搬送されることにより加熱加圧されて、
トナーは用紙1に定着される。
ず)を保持した用紙、2は回転可能に支持されたバック
アップローラ、3はバックアップローラ2に圧接すると
ともに回転可能に支持されたヒートローラであり、トナ
ーを保持した用紙1はバックアップローラ2およびヒー
トローラ3間に搬送されることにより加熱加圧されて、
トナーは用紙1に定着される。
【0009】圧縮空気吹付手段4はヒートローラ3表面
に接近して設けられており、圧縮空気吹付手段4からの
圧縮空気5によって定着後の用紙1をヒートローラ3表
面から剥離させる。
に接近して設けられており、圧縮空気吹付手段4からの
圧縮空気5によって定着後の用紙1をヒートローラ3表
面から剥離させる。
【0010】圧縮空気吹付手段4は、剥離部材41とノ
ズル部材42とから構成される。剥離部材41は、ヒー
トローラ3表面に接近した先端部41aを有しヒートロ
ーラ表面から剥離された用紙1をその上面41bにて案
内しながら排出側へ案内する機能を有する。また、ノズ
ル部材42は、ヒートローラ3表面に対し所定の間隙を
なすとともに剥離部材41の下部に配置され、圧縮空気
5を剥離部材41の下面に向けて供給する空気吹出口4
2aを備えている。ノズル部材42は継ぎ手6 によりエ
アーチューブ7に連結されており、電磁弁(図示せず)
を開放することによりノズル部材42の空気吹出口42
aより圧縮空気5が吹き出される。
ズル部材42とから構成される。剥離部材41は、ヒー
トローラ3表面に接近した先端部41aを有しヒートロ
ーラ表面から剥離された用紙1をその上面41bにて案
内しながら排出側へ案内する機能を有する。また、ノズ
ル部材42は、ヒートローラ3表面に対し所定の間隙を
なすとともに剥離部材41の下部に配置され、圧縮空気
5を剥離部材41の下面に向けて供給する空気吹出口4
2aを備えている。ノズル部材42は継ぎ手6 によりエ
アーチューブ7に連結されており、電磁弁(図示せず)
を開放することによりノズル部材42の空気吹出口42
aより圧縮空気5が吹き出される。
【0011】ノズル部材42上面の空気吹出口42a周
囲には、図1(b)に示すようにノズル部材42の全幅L
よりも小さく且つ一定の幅lを有する凹部として形成さ
れる空気溜り部42bが設けられている。また、空気溜
り部42bの中間部より空気吹出方向下流側に位置する
ノズル部材42の上面には所定角度で傾斜してなる傾斜
部42cが設けられ、この傾斜部42cを設けることに
より傾斜部42cおよび剥離部材41下面間の間隙が空
気吹出方向に沿って徐々に大きくなるように構成されて
いる。ここで傾斜部42cおよび剥離部材41下面間の
間隙は、ノズル部材42の先端部において0.1mm〜
0.5mmの間隙となるように設けられている。
囲には、図1(b)に示すようにノズル部材42の全幅L
よりも小さく且つ一定の幅lを有する凹部として形成さ
れる空気溜り部42bが設けられている。また、空気溜
り部42bの中間部より空気吹出方向下流側に位置する
ノズル部材42の上面には所定角度で傾斜してなる傾斜
部42cが設けられ、この傾斜部42cを設けることに
より傾斜部42cおよび剥離部材41下面間の間隙が空
気吹出方向に沿って徐々に大きくなるように構成されて
いる。ここで傾斜部42cおよび剥離部材41下面間の
間隙は、ノズル部材42の先端部において0.1mm〜
0.5mmの間隙となるように設けられている。
【0012】上記構成により圧縮空気5はノズル部材4
2の中央をピークとした緩やかな圧力分布を持つ略均一
なジェット流となって吹き出されるようになり、ヒート
ローラ3からの用紙剥離および用紙搬送を安定させ、且
つ用紙1へのダメージを低減することが可能となる。
2の中央をピークとした緩やかな圧力分布を持つ略均一
なジェット流となって吹き出されるようになり、ヒート
ローラ3からの用紙剥離および用紙搬送を安定させ、且
つ用紙1へのダメージを低減することが可能となる。
【0013】
【考案の効果】以上述べた如く本考案によれば、剥離時
の圧縮空気がもたらす用紙へのダメージを低減し、ヒー
トローラからの用紙剥離および用紙搬送を安定して行え
る電子写真定着装置を提供することができる。
の圧縮空気がもたらす用紙へのダメージを低減し、ヒー
トローラからの用紙剥離および用紙搬送を安定して行え
る電子写真定着装置を提供することができる。
【図1】本考案の電子写真定着装置の一実施例を示す構
成図。
成図。
【図2】従来のノズル部材を示す斜視図。
【符号の説明】41…剥離部材、42…ノズル部材、42a…空気吹出
口、42b…空気溜り部、42c…傾斜部、5…圧縮空
気。
口、42b…空気溜り部、42c…傾斜部、5…圧縮空
気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/20
Claims (1)
- 【請求項1】トナーを保持した用紙をバックアップロー
ラおよびヒートローラ間に搬送して前記トナーを前記用
紙に定着させるとともに、前記ヒートローラ表面に接近
させて設けた圧縮空気吹付手段から圧縮空気によって定
着後の用紙をヒートローラ表面から剥離させる電子写真
定着装置において、 前記圧縮空気吹付手段は、前記ヒートローラ表面に接近
した先端部を有し前記ヒートローラ表面から剥離された
用紙を排出側へ案内する剥離部材と、前記ヒートローラ
表面に対し所定の間隙をなすとともに前記剥離部材の下
部に配置され、前記圧縮空気を前記剥離部材の下面に向
けて供給する空気吹出口を備えたノズル部材とを有し、
前記ノズル部材上面の空気吹出口周囲には、前記ノズル
部材の全幅よりも小さく且つ一定の幅を有する凹部とし
て形成される空気溜り部を設けるとともに、前記空気溜
り部の中間部より空気吹出方向下流側に位置するノズル
部材上面に所定角度で傾斜してなる傾斜部を設け、前記
傾斜部および前記剥離部材下面間の間隙を空気吹出方向
に沿って徐々に大きくしたことを特徴とする電子写真定
着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992009652U JP2581429Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 電子写真定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992009652U JP2581429Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 電子写真定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571865U JPH0571865U (ja) | 1993-09-28 |
JP2581429Y2 true JP2581429Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=11726151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992009652U Expired - Fee Related JP2581429Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 電子写真定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581429Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8249491B2 (en) | 2010-03-05 | 2012-08-21 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus including same |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3955813A (en) * | 1975-02-07 | 1976-05-11 | International Business Machines Corporation | Copy sheet peeler bar having fluid jet assist |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP1992009652U patent/JP2581429Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8249491B2 (en) | 2010-03-05 | 2012-08-21 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device and image forming apparatus including same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0571865U (ja) | 1993-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980609 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |