JP2581232Y2 - 冷却保護管 - Google Patents

冷却保護管

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JP2581232Y2
JP2581232Y2 JP2230891U JP2230891U JP2581232Y2 JP 2581232 Y2 JP2581232 Y2 JP 2581232Y2 JP 2230891 U JP2230891 U JP 2230891U JP 2230891 U JP2230891 U JP 2230891U JP 2581232 Y2 JP2581232 Y2 JP 2581232Y2
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cooling gas
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幹司 安田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は冷却保護管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高温室等の内部を観察するファイ
バスコープ等を保護する冷却保護管としては、図3に示
すような構造のものが知られている。
【0003】即ち、先端31に観察用窓部32を有する1本
の管33を備え、かつ、この管33はいわゆる一重管から成
っていた。
【0004】そして、基端には、軸心孔35を有する配管
ヘッド体34が連設され、この軸心孔35と、上記管33の孔
36とは同軸心上に配置されて、これに、仮想線の如く、
ファイバスコープ37が挿入される。
【0005】配管ヘッド体34には、バージガス流入孔38
が貫設されて、孔35に連通する。
【0006】このパージガス流入孔38から矢印Aのよう
に流入した気体は、上記ファイバスコープ37の外周面
と、孔36の内周面との間の空隙を、矢印B,Cのように
流れて、窓部32から矢印Eのように噴出する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来の図3のような一
重管構造では、次のような問題点がある。 (イ) 管33は高温雰囲気中に在るから、管33内を矢印B,
Cと流れる間に、外側から影響を受け、気体の温度が上
昇してしまう。 (ロ) 管33の内面にファイバスコープ37が部分的に接触し
た場合、その接触した部分には、気体が流れないため、
局部的に昇温する。 (ハ) 従って、内部のファイバスコープ37を冷却するとい
う役目を、十分はたせず、ファイバスコープ37が損傷を
受けることがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る冷却保護管
は、大径の先端部と該先端部より小径の本体部とからな
ると共に該先端部に設けられる観察用窓部へパージガス
を送る第1管と、該第1管の先端部と略同一の外径とさ
れると共に該第1管の本体部の外周面と所定の間隔をも
って外嵌され第2管とで、2重管構造とした冷却保護
管であって、該第2管の基端部に冷却気体流入孔を開設
して上記第1管と該第2管との間に該冷却気体流入孔か
ら流入した冷却気体を該第1管の先端部側へ流して該第
2管の先端側の先端開口部から排出させる冷却気体流路
を設けている。
【0009】
【作用】第1管は、冷却気体流路を流れる冷却気体に
て、冷却され、かつ、この冷却気体が断熱作用もなし
て、第2管からの熱が伝達されにくい。
【0010】そのためパージガスの昇温が防止でき、観
察用窓部を有効に冷却できる。かつ、第1管の温度が低
いため、その内部のファイバスコープ等が熱による損傷
を受けない。さらに、冷却媒体としては、上述の如く冷
却気体を使用するので、観察用窓部のガラスに冷却水等
の水滴等が付着しない。
【0011】
【実施例】以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
【0012】図1と図2に於て、1は冷却保護管であ
り、先端に真視観察用窓部2を有する。この冷却保護管
1は、仮想線で示すファイバスコープ3にかぶせて、高
温炉・高温容器等の高温雰囲気から、保護するためのも
のである。
【0013】また、この冷却保護管1は、ファイバスコ
ープ3が直接に挿入されると共に先端の観察用窓部2へ
パージガスを矢印B,Cのように送る(内筒を成す)第
1管11を備えている。
【0014】さらに、この第1管11の外周面11aと所定
の間隔をもって、外嵌された(外筒を成す)第2管12
を、備えている。
【0015】即ち、小径の第1管11と大径の第2管1
2をもって、二重管構造とする。そして、両者間の横断
面円環状をした流路を、冷却媒体としての冷却気体が流
れる冷却気体流路4とする。具体的には、第1管11
は、大径の先端部と、該先端部より小径の本体部と、か
らなり、この本体部に、外径が該第1管11の先端部の
外径と略同一とされた第2管12が外嵌される。
【0016】Hは、この冷却管のヘッド部であって、
1管11の先端部からなり、石英ガラス等の耐熱ガラス
5が内蔵された、やや複雑な形状の軸心孔6を有する。
【0017】第1管11と第2管12の先端が、このヘッド
部Hを介して、溶接等にて、連結されて、一体化され
る。
【0018】第2管12の先端側、つまり、該第2管1
2の先端部、又は、その先端部に近いヘッド部Hの一部
外面に、上記冷却気体流路4の先端開口部7が、形成さ
れ、矢印Gのように、冷却気体が排出される。
【0019】ところで、8は、第2管12の基端に付設さ
れた冷却気体流入孔である。図例では、ネジ孔つきのプ
ラグ9を、第2管12の基端外周面に付設して、構成され
る。
【0020】そして、第1管11の基端には、パージガス
流入孔10を有する基端ブロック体13が、溶接等にて、固
着されている。
【0021】上記流入孔10は、軸心と直交方向に開設さ
れる。なお、軸心と斜め方向に開設するも自由である。
【0022】また、このブロック体13は、上記ファイバ
スコープ3の挿通される軸心方向の孔14を有すると共
に、基端に雄ネジ部15を有し、袋ナット16とスリーブ17
とを、着脱自在に取付ける構造となっている。
【0023】18はOリング等のシール材である。
【0024】ところで、仮想線で示したように、ファイ
バスコープ3を、孔14、及び、第1管11の内部へ挿入
し、その先端3aを、ヘッド部Hの耐熱ガラス5に接近
させる。
【0025】矢印Aのように、(図示省略の)パージガ
ス配管から流入孔10へ流入したパージガスは、第1管11
の内面と、ファイバスコープ3の外面の間隙を通って、
矢印B,Cのように流れて、最終的に矢印Eの如く、窓
部2から噴出する。
【0026】この噴出によって、窓部2の前方の粉塵等
を吹飛ばして、視界を良好に保ち、かつ、ガラス5を冷
却し、かつ、粉塵等の付着を防止する。
【0027】他方、(図示省略の)配管から冷却気体流
入孔8へ流入した冷却気体は、矢印Mのように、前述の
冷却気体流路4を、第2管12及び第1管11を冷却しつ
つ、かつ、第2管12から第1管11への熱の伝達を(気体
層として)遮断しつつ、流れてゆく。
【0028】そして、ヘッドHの位置で、(例えば図示
のように、)前方斜め方向へ矢印Gの如く噴出させる。
【0029】なお、パージガスの気体と、冷却気体を、
同一種類としても、相違するものとしても、自由であ
る。夫々、空気や窒素ガス等が用い得る。
【0030】また、本考案は図示の実施例に限定され
ず、設計変更自由なことは勿論である。
【0031】例えば、側視用とすることも好ましい。
【0032】また、ヘッド部Hに照明用窓部と照明器を
付加するも自由である。
【0033】さらに、上述の実施例では、ファイバスコ
ープ3を保護することを説明した、この他に、テレビカ
メラ、固体撮像素子センサ、各種検出プローブ等を、挿
入して、使用するも自由である。
【0034】
【考案の効果】本考案は上述の構成により次のような著
大な効果を奏する。 第1管11と第2管12の間に形成された冷却気体
流路4を流れる気体が、断熱層の役目をはたして、外部
の高温が内部の第1管11まで伝達され難くなり、該第
1管11の温度上昇を抑えることが出来る。 さらに、上記冷却気体流路4を流れる気体によっ
て、第1管11と第2管12の熱が奪われて、同様に第
1管11の温度上昇を抑えることが出来る。 これによって、内部に挿入されるファイバスコープ
3、固体撮像素子センサ、各種検出プローブ等の挿入物
を有効に高温雰囲気から保護出来る。 冷却媒体として冷却水ではなく冷却気体を使用する
ので、冷却水等の水滴等が窓部のガラスに付着すること
がなく、安定して観察等を行うことが出来る。 全体の構造が極めてシンプルでかつ小径化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面側面図である。
【図2】その要部拡大図である。
【図3】従来例を示す断面側面図である。
【符号の説明】
4 冷却気体流路 11 第1管 12 第2管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径の先端部と該先端部より小径の本体
    部とからなると共に該先端部に設けられる観察用窓部へ
    パージガスを送る第1管と、該第1管の先端部と略同一
    の外径とされると共に該第1管の本体部の外周面と所定
    の間隔をもって外嵌され第2管とで、2重管構造とし
    た冷却保護管であって、該第2管の基端部に冷却気体流
    入孔を開設して上記第1管と該第2管との間に該冷却気
    体流入孔から流入した冷却気体を該第1管の先端部側へ
    流して該第2管の先端側の先端開口部から排出させる冷
    却気体流路を設けたことを特徴とする冷却保護管。
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