JP2581202Y2 - 基礎の墨出用治具 - Google Patents
基礎の墨出用治具Info
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- JP2581202Y2 JP2581202Y2 JP7844192U JP7844192U JP2581202Y2 JP 2581202 Y2 JP2581202 Y2 JP 2581202Y2 JP 7844192 U JP7844192 U JP 7844192U JP 7844192 U JP7844192 U JP 7844192U JP 2581202 Y2 JP2581202 Y2 JP 2581202Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、基礎の上面に墨出を
行なうための墨出用治具に関するものである。
行なうための墨出用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3のように、外周基礎(31)の天端に
対してその外周基礎(31)間に接続する間仕切基礎(3
2)の天端が、高さHだけ下がって設けられている場合
において、外周基礎(31)の基準線から長さLだけ離れ
た間仕切基礎(32)の天端に墨出を行なう際、その間仕
切基礎(32)と平行方向の外周基礎(31)天端における
該当位置間に水糸(33)を張り、その水糸(33)から垂
直に下がった間仕切基礎(32)天端面を位置決めして、
その位置決めした点に墨出する方法が行なわれている。
対してその外周基礎(31)間に接続する間仕切基礎(3
2)の天端が、高さHだけ下がって設けられている場合
において、外周基礎(31)の基準線から長さLだけ離れ
た間仕切基礎(32)の天端に墨出を行なう際、その間仕
切基礎(32)と平行方向の外周基礎(31)天端における
該当位置間に水糸(33)を張り、その水糸(33)から垂
直に下がった間仕切基礎(32)天端面を位置決めして、
その位置決めした点に墨出する方法が行なわれている。
【0003】従来においては、この水糸(33)から垂直
に下がった点を割り出すため、その水糸(33)から下振
(34)を下げるか或いは水準器を用いて、下振の糸又は
水準器の一点を水糸(33)に合わせるとともに、その水
準器の場合は、その水準器が水平となった状態で前記の
点に対して垂直となっている間仕切基礎(32)天端面の
近接点を、下振(34)の場合は錘の先端を位置決め点と
して墨出を行なっている。
に下がった点を割り出すため、その水糸(33)から下振
(34)を下げるか或いは水準器を用いて、下振の糸又は
水準器の一点を水糸(33)に合わせるとともに、その水
準器の場合は、その水準器が水平となった状態で前記の
点に対して垂直となっている間仕切基礎(32)天端面の
近接点を、下振(34)の場合は錘の先端を位置決め点と
して墨出を行なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方法では、例えば下振(34)の場合には、
風のある日だと下振(34)が揺れて正確な位置決めがで
きず、また、何れの場合においても、墨出を行なう際に
下振(34)若しくは水準器が少しでも水糸(33)に振れ
ると、その水糸(33)が動くためやはり正確な位置出し
ができない欠点がある。
ような従来の方法では、例えば下振(34)の場合には、
風のある日だと下振(34)が揺れて正確な位置決めがで
きず、また、何れの場合においても、墨出を行なう際に
下振(34)若しくは水準器が少しでも水糸(33)に振れ
ると、その水糸(33)が動くためやはり正確な位置出し
ができない欠点がある。
【0005】この考案は、このような従来の欠点を解消
して、水糸より下がった基礎の天端に墨出を行なう場合
に、その水糸の位置に対して正確に墨出できるようにし
た墨出用の治具を提供することを目的とするものであ
る。
して、水糸より下がった基礎の天端に墨出を行なう場合
に、その水糸の位置に対して正確に墨出できるようにし
た墨出用の治具を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案は、基礎上に設置する設置台と、その設置
台より揺動自在に吊り下げ支持され、かつ、水糸に合わ
せる上部位置決め点と墨出を行なうための下部位置決め
点とを備えた位置出し具と、その位置出し具を前記揺動
方向の任意の位置で静止保持する調整具と、同じく位置
出し具の上記揺動方向において上部位置決め点と下部位
置決め点とが垂直線上に並んだ位置を知ることのできる
垂直確認具とからなることを特徴とする。
め、この考案は、基礎上に設置する設置台と、その設置
台より揺動自在に吊り下げ支持され、かつ、水糸に合わ
せる上部位置決め点と墨出を行なうための下部位置決め
点とを備えた位置出し具と、その位置出し具を前記揺動
方向の任意の位置で静止保持する調整具と、同じく位置
出し具の上記揺動方向において上部位置決め点と下部位
置決め点とが垂直線上に並んだ位置を知ることのできる
垂直確認具とからなることを特徴とする。
【0007】また、上記において、垂直確認具を位置出
し具の上面に設けた水準器によって構成することが考え
られる。
し具の上面に設けた水準器によって構成することが考え
られる。
【0008】
【作用】上部位置決め点を水糸に合わせ、この状態で調
整具を操作して水準器などを見ながらその水準器が水平
を示す位置、すなわち上部位置決め点に対して下部位置
決め点が垂直線上に並んだ位置で静止させれば、その下
部位置決め点が正確な位置を示すので、その位置決め点
に従って墨出を行なえばよい。
整具を操作して水準器などを見ながらその水準器が水平
を示す位置、すなわち上部位置決め点に対して下部位置
決め点が垂直線上に並んだ位置で静止させれば、その下
部位置決め点が正確な位置を示すので、その位置決め点
に従って墨出を行なえばよい。
【0009】
【実施例】この考案の実施例を示す図1及び図2におい
て、(1)は、平行な一対の側板(2)(2)と、その
側板(2)(2)の上端間を連結する上面板(4)とか
らなる断面倒コの字型の台板で、この台板(1)の上面
板(4)には、前記側板(2)方向の一端から他端近傍
にかけてスリット(5)が形成されている。このスリッ
ト(5)の内端部に下端を嵌合するようにして、支持ポ
スト(6)が上方に突出して固着されている。この実施
例ではこれら台板(3)と支持ポスト(6)によって、
この考案の設置台(16)を構成している。
て、(1)は、平行な一対の側板(2)(2)と、その
側板(2)(2)の上端間を連結する上面板(4)とか
らなる断面倒コの字型の台板で、この台板(1)の上面
板(4)には、前記側板(2)方向の一端から他端近傍
にかけてスリット(5)が形成されている。このスリッ
ト(5)の内端部に下端を嵌合するようにして、支持ポ
スト(6)が上方に突出して固着されている。この実施
例ではこれら台板(3)と支持ポスト(6)によって、
この考案の設置台(16)を構成している。
【0010】この支持ポスト(6)の上端から前記スリ
ット(5)の開口端方向に向けて左右一対の支持板
(7)(7)が一体に延出されており、それら支持板
(7)(7)の先端部間に垂直角棒状の位置決め具
(8)の上端が水平方向のピン(3)によって揺動自在
に吊り下げ支持されている。位置決め具(8)の上面
に、水準器(9)が上方から視認可能に埋め込まれてい
る。その位置決め具(8)の前側面(10)は、水準器
(9)が水平を示したとき、その上端に対して下端が垂
直線上にあるよう設計されている。すなわち、この前側
面(10)の上端コーナー部分が上部位置決め点(11)と
なり、下端コーナー部が下部位置決め点(12)となって
いる。
ット(5)の開口端方向に向けて左右一対の支持板
(7)(7)が一体に延出されており、それら支持板
(7)(7)の先端部間に垂直角棒状の位置決め具
(8)の上端が水平方向のピン(3)によって揺動自在
に吊り下げ支持されている。位置決め具(8)の上面
に、水準器(9)が上方から視認可能に埋め込まれてい
る。その位置決め具(8)の前側面(10)は、水準器
(9)が水平を示したとき、その上端に対して下端が垂
直線上にあるよう設計されている。すなわち、この前側
面(10)の上端コーナー部分が上部位置決め点(11)と
なり、下端コーナー部が下部位置決め点(12)となって
いる。
【0011】支持ポスト(6)の前記位置決め具(8)
とは反対側の背面部(19)には、図2で示すように、水
平方向の雄螺子からなる調整具(13)が外側から螺子込
まれるとともに、その先端が、位置決め具(8)の背面
に向けて突出している。また、調整具(13)の外側の端
部には、回転操作と移動時の持上げ用のグリップ(14)
が取り付けられている。
とは反対側の背面部(19)には、図2で示すように、水
平方向の雄螺子からなる調整具(13)が外側から螺子込
まれるとともに、その先端が、位置決め具(8)の背面
に向けて突出している。また、調整具(13)の外側の端
部には、回転操作と移動時の持上げ用のグリップ(14)
が取り付けられている。
【0012】他方、台板(3)の上面部裏面と位置決め
具(8)との間に引張バネ(15)が取り付けられて、そ
の位置決め具(8)を前記調整具(13)の先端に当接さ
せるよう付勢している。
具(8)との間に引張バネ(15)が取り付けられて、そ
の位置決め具(8)を前記調整具(13)の先端に当接さ
せるよう付勢している。
【0013】上記のような構成において、台板(13)を
間仕切基礎(17)等の天端に載せてその基礎(17)上に
設置し、位置決め具(8)の上端コーナーである上部位
置決め点(11)を水糸(18)に合わせ、この状態で、水
準器(9)を見ながら調整具(13)を回動操作して、そ
の水準器(9)が水平を示す位置まで位置決め具(8)
を揺動させると、その下部位置決め点(12)が水糸(1
8)に対して正確に垂直に下がった位置に確実に保持さ
れる。従って、この状態で基礎天端の墨出を行なえばよ
い。
間仕切基礎(17)等の天端に載せてその基礎(17)上に
設置し、位置決め具(8)の上端コーナーである上部位
置決め点(11)を水糸(18)に合わせ、この状態で、水
準器(9)を見ながら調整具(13)を回動操作して、そ
の水準器(9)が水平を示す位置まで位置決め具(8)
を揺動させると、その下部位置決め点(12)が水糸(1
8)に対して正確に垂直に下がった位置に確実に保持さ
れる。従って、この状態で基礎天端の墨出を行なえばよ
い。
【0014】上記は、水糸(18)を位置決め具(8)の
揺動方向に対して直角な方向に張った場合であるが、水
糸(18)と同じ高さに平行方向にスケール等を配置し
て、そのスケールの寸法に合わせて、同様に墨出を行な
う場合でも使用することができる。
揺動方向に対して直角な方向に張った場合であるが、水
糸(18)と同じ高さに平行方向にスケール等を配置し
て、そのスケールの寸法に合わせて、同様に墨出を行な
う場合でも使用することができる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、この考案では、位置出し
具の上部の位置決め点を水糸に合わせておいて、調整具
を操作して水準器などで下部位置決め点との垂直を確認
するのみで、正確な位置出しを行なうことができ、特
に、治具全体を動かすことなく、調整具の回動操作によ
って静かに操作できるので、操作の際に水糸が移動して
位置が狂うといった不都合がない。勿論、基礎の天端面
に傾斜や凹凸があっても、確実に正確な位置出しを行う
ことができる。また、位置決め具は、調整具によって保
持されているので、下振のように墨出時に風によって動
くという欠点もない。
具の上部の位置決め点を水糸に合わせておいて、調整具
を操作して水準器などで下部位置決め点との垂直を確認
するのみで、正確な位置出しを行なうことができ、特
に、治具全体を動かすことなく、調整具の回動操作によ
って静かに操作できるので、操作の際に水糸が移動して
位置が狂うといった不都合がない。勿論、基礎の天端面
に傾斜や凹凸があっても、確実に正確な位置出しを行う
ことができる。また、位置決め具は、調整具によって保
持されているので、下振のように墨出時に風によって動
くという欠点もない。
【図1】この考案の実施例を示す治具の設置状態の斜視
図である。
図である。
【図2】同じく治具の縦断面図である。
【図3】従来の墨出方法を示す基礎の要部の斜視図であ
る。
る。
(8) 位置決め具 (9) 水準器 (11) 上部位置決め点 (12) 下部位置決め点 (16) 据付台 (13) 調整具 (17) 基礎 (18) 水糸
Claims (2)
- 【請求項1】 基礎上に設置する設置台と、その設置台
より揺動自在に吊り下げ支持され、かつ、水糸に合わせ
る上部位置決め点と墨出を行なうための下部位置決め点
とを備えた位置出し具と、その位置出し具を前記揺動方
向の任意の位置で静止保持する調整具と、同じく位置出
し具の上記揺動方向において上部位置決め点と下部位置
決め点とが垂直線上に並んだ位置を知ることのできる垂
直確認具とからなることを特徴とする基礎の墨出用治
具。 - 【請求項2】 垂直確認具が位置出し具の上面に設けた
水準器であることを特徴とする請求項1の基礎の墨出用
治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7844192U JP2581202Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 基礎の墨出用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7844192U JP2581202Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 基礎の墨出用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635911U JPH0635911U (ja) | 1994-05-13 |
JP2581202Y2 true JP2581202Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13662135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7844192U Expired - Fee Related JP2581202Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 基礎の墨出用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581202Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5777597B2 (ja) * | 2012-11-26 | 2015-09-09 | 三菱重工業株式会社 | ボイラ管の肉厚検査システム及び肉厚検査方法 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7844192U patent/JP2581202Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635911U (ja) | 1994-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |