JP5777597B2 - ボイラ管の肉厚検査システム及び肉厚検査方法 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、肉厚計探触子を用いてボイラ管の肉厚を検査しながら、肉厚計探触子と一体の受波器を用いて肉厚検査位置を測定し、肉厚の検査結果と検査位置の測定結果をモバイルPCに表示させることが記載されている。具体的には、受波器は、2つ以上の送波器から発信された音波を受信し、音波の到達時間と送波器の位置座標に基づいて、受波器の位置座標が演算により求められる。
一方、特許文献2には、検査位置の測定の基準点となるマーカをボイラに設けることが記載されている。
そこで本発明の少なくとも一実施形態は、ボイラ管の肉厚測定位置の測定精度が向上したボイラ管の肉厚検査システム及び肉厚検査方法を提供することを目的とする。
この構成では、位置座標登録スイッチを操作することにより、位置測定結果を記憶装置に記憶させることができる。この構成によれば、ボイラ管外周に沿って周方向に肉厚計探触子を移動(回転)させることにより、最も薄肉な部分を見つけ、当該部分の肉厚測定結果を記憶装置に簡単に記憶させることができる。
この構成によれば、肉厚測定を行った位置に対し、固定ユニットを位置決めすることで、ボイラ壁にマーカを設ける作業を削減することができ、作業者は効率的に作業を行うことができる。
具体的には、肉厚検査システムは、可搬ユニット16、肉厚計測制御器18、インターフェース20、モバイルPC(パーソナルコンピュータ)22、及び、固定ユニット24を有する。
可搬ユニット16は、ボイラ管12を検査するための検査器としての肉厚計探触子26と、肉厚計探触子26の位置を測定するための超音波受信器28、赤外線受信器30、及び、角度センサ32とを有する。
図4は、可搬ユニット16の外観を概略的に示しており、肉厚計探触子26は軸線を有し、一端に超音波の入出射面を有する。肉厚計探触子26は、入出射面から軸線に沿って超音波を出射し、該超音波の反射波を入出射面で受信する機能を有する。
角度センサ32は、肉厚計探触子26の軸線の方位を検出可能であり、例えば、磁気センサやジャイロによって構成される。
再び図3を参照すると、肉厚計測制御器18は、持ち運び可能な小型の計測制御機器であり、肉厚表示部(肉厚表示器)42及び肉厚取込ボタン44を有する。肉厚計測制御器18の制御の下、肉厚計探触子26は超音波を出射し、超音波の反射波を受信する。肉厚計測制御器18は、超音波の出射から反射波の受信までに要した時間に基づいて、ボイラ管12の肉厚を演算して、例えば液晶からなる肉厚表示部42に表示する。
固定ユニット24は、肉厚計探触子26の位置を測定するための第1超音波送信器46、第2超音波送信器48、及び、赤外線送信器50を有する。赤外線送信器50は、赤外線の同期信号を送信可能な同期信号送信器であり、第1超音波送信器46及び第2超音波送信器48は、赤外線送信器50の同期信号と同期して、超音波の距離測定信号(測距信号)をそれぞれ送信可能である。
可搬ユニット16の超音波受信器28及び赤外線受信器30は、測距信号及び同期信号をそれぞれ受信可能な測距信号受信器及び同期信号受信器であり、超音波受信器28及び赤外線受信器30によって受信された測距信号及び同期信号は、ケーブルを介してモバイルPC22に入力される。
支持装置52は、角柱形状の支持レール54、及び、支持レール54の両端部に固定された支持脚56を有する。支持脚56は、例えばマグネットベースからなり、支持装置54は、着脱可能にボイラ管12に取り付けられる。
本実施形態では、図7に示したように、第1超音波送信器46及び第2超音波送信器48が、それぞれ互いに直交する基準面46a,46b,48a,48bを有し、基準面46a,46b,48a,48b同士が交わる角が基準点を構成している。
インターフェース20は、モバイルPC22が、超音波受信器28及び赤外線受信器30を制御して計測を行うためのマシンマシンインターフェースである。
〔モバイルPC〕
モバイルPC22は、例えばタブレット型PCである。モバイルPC22は、測距信号表示部58、演算部60、位置座標表示部62、記憶部64、及び、コンター図表示部66を有する。
〔測距信号表示部〕
測距信号表示部(測距信号表示器)58は、液晶パネルの一部によって構成される。測距信号表示部58は、超音波受信器28が受信した測距信号を作業者が確認できるように、インターフェース20を介して超音波受信器28から受信した測距信号を表示する。
なお、赤外線受信器30が受信した同期信号をトリガとして、超音波受信器28は測距信号の受信を開始する。従って、同期信号の受信時刻を原点とする測距信号の時間変化が測距信号表示部58に表示される。
モバイルPC22には、インターフェース20を介して、角度センサ32が出力した信号(角度信号)も入力されている。演算部(演算器)60は、角度信号と測距信号に基づいて、可搬ユニット16の位置を演算により求める。演算部60は、CPU(中央演算処理装置)によって構成される。
ここで、第1超音波送信器46と第2超音波送信器48は、ボイラ壁と平行なXY面内の所定の位置座標に設置される。従って、第1超音波送信器46及び第2超音波送信器48の各々と超音波受信器28との距離が求められれば、XY面内における超音波受信器28の位置座標を求めることができる。
位置座標表示部(位置座標表示器)62は、液晶パネルの一部によって構成される。位置座標表示部62は、演算部60によって求められた位置座標を表示する。
〔記憶部〕
記憶部64は、例えば、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。本実施形態では、記憶部64は、肉厚取込ボタン44が押され、モバイルPC22が肉厚の測定値を受信したときに、受信した肉厚の測定値と、その受信時に測定されている位置座標とを対応付けて記憶する。
コンター図表示部(コンター図表示器)66は、液晶パネルの一部によって構成される。コンター図表示部66は、記憶部64に記憶された肉厚の測定値と位置座標のデータに基づいて、肉厚の等高線図(コンター図)を表示する。
コンター図表示部は、図8に示すように、ボイラ壁の画像又は図面と重ね合わせて、等高線図を表示することができる。ボイラ壁の画像データ又は図面データは、予め用意され、記憶部64に格納されている。
以下、上述した一実施形態のボイラ管の肉厚検査システムの使用方法について説明する。
図9は、検査対象のボイラ壁の一部を概略的に示す図である。ボイラ壁は側壁であり、複数のボイラ管12が相互に水平方向に離間して配列され、各ボイラ管12は鉛直方向に延びている。ボイラ壁の近傍には、作業員のために高さ2m間隔で足場70が組まれている。
本実施形態では、ボイラ管の肉厚検査は、ボイラ壁の検査対象の領域を複数の測定区画に分けて、測定区画単位で順次行う。図9中の1点点線の四角形は、1つの測定区画74を示している。測定区画74は、例えば、縦が2mで横が3mの広さを有する。マーカ72は測定区画74毎に設けられている。
肉厚測定は、各ボイラ管12について、ボイラ管12の軸線方向にて所定間隔で実行される。具体的には、ボイラ管12の各軸線方向位置において、図11に示すように、ボイラ管12の外周面に肉厚計探触子26を当接させながら、ボイラ管12の軸線周りにて肉厚計探触子26を回転させる。そして、肉厚計探触子26を回転させる間、肉厚計測制御器18の肉厚表示部42を見て、肉厚が最も薄い薄肉部を見つけ出す。
それから、作業員は、薄肉部の肉厚が肉厚表示部42に表示されている状態で、肉厚取込ボタン44を押し、肉厚の値を肉厚計測制御器18からモバイルPC22に送信する。
コンター図表示部66は、適当な時間間隔で等高線図を更新し、更新のたびに、新しく記憶された肉厚の値が、等高線図に加えられていく。
なお、測定される位置座標は、マーカ72の位置座標を基準とする相対的な位置座標である。
例えば、一つ以上の他の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態のボイラ管の肉厚検査システムは、図12に示すような、スケール75を更に備えていてもよい。スケール75は、音速の測定に用いられる。
それから、可搬ユニット16が、基準面36a,36b同士のなす角を利用して第2基準点76bに位置合わせして配置され、第1超音波送信器46、第2超音波送信器48及び超音波受信器28を用いて、距離測定が行なわれる。
つまり、第2基準点76b及び第3基準点76cの2つの位置で距離測定が行われる。なお、距離測定の順番は逆であってもよく、第3基準点76cで先に距離測定を行ってもよい。
なお、赤外線送信器50は、例えば、多関節アームのような伸縮機構や、ロッド及びロッドに対してスライド可能なスライダからなるスライド機構等の支持手段によって、支持レール54に取り付けることができる。
なお、第1超音波送信器46と第2超音波送信器48の間隔が可変である場合も、第1超音波送信器46と第2超音波送信器48の相対的な位置関係は既知であるものとする。
なお、この場合、例えばマグネットベースを用いて、第1超音波送信器46及び第2超音波送信器48をボイラ管12に固定することができる。
超音波の速度は、雰囲気の温度によって変化する。このため、第1超音波送信器46及び第2超音波送信器48と、超音波受信器28との距離を音速及び測距信号の到達時間に基づいて演算により求める場合、雰囲気温度が変化すると誤差が大きくなる。そして、距離の誤差が大きくなると、肉厚測定位置の測定精度も低下してしまう。
警報表示部80は、液晶パネルの一部によって構成され、温度変化が生じたときに、温度変化を表す文字や図形からなる警報を表示する。作業者は、視覚により警報を認識して、適切な対応をとることができる。
なお、警報手段は、スケール75を用いて超音波の音速を測定し、測定した音速を用いて位置座標を演算している場合、音速の測定のときに比べて温度が±2℃以上変化したときに、警報を出力するのが好ましい。つまり、警報手段は、温度が許容範囲から外れたときに警報を出力するのが好ましい。また、温度センサ78は、雰囲気の温度を測定可能であればどこに設置されていてもよく、例えば、インターフェース20に固定される。
v=(κRT/M)^0.5・・・(1)
により表すことができる。この式(1)を用いて、音速vを随時補正することにより、位置測定の測定精度を向上させることができる。
Dmax=MAX[MAX(xi−xm),MAX(yi−ym)]・・・(2)
(ただし、i=1〜Nであり、xm及びymは、それぞれxi及びyiの平均値である。)
によって表される。ばらつきの最大値Dmaxが所定の最大許容値Dtを超えたことは、警報表示部80や警報音出力部82を用いることによって、作業者に知らせることができる。
従って、作業者は、ばらつきの最大値Dmaxや標準偏差σが最大許容値Dt,σtを超えたことを速やかに認識することができ、肉厚の測定作業を一時的に中止したり、第1超音波送信器46及び第2超音波送信器48の出力を上げる等の適切な対応をとることができる。
なお、Nの値は適当に設定することができる。例えば、Nを15に設定する場合、同一の位置で位置測定を1/30秒間隔で15回行い、15回の位置測定でばらつきの最大値Dmaxや標準偏差σを求めることができる。
この構成によれば、作業者は、肉厚測定結果の異常を速やかに把握することができ、適切な対応をとることができる。
この構成によれば、作業者は、肉厚測定の測定点が多くても、肉厚が薄い箇所を速やかに認識することができる。
この場合、角度センサ32により測定された傾きθを考慮して位置座標を演算するモードと、角度センサ32により測定された傾きθを考慮せずに位置座標を演算するモードの両方を実行可能にモバイルPCを構成し、作業者が何れかのモードを選択して実行可能にしておいてもよい。更に、モバイルPC22は、位置座標を作業者が手入力するモードも選択的に実行可能に構成されていてもよい。
なお、この場合、肉厚測定と位置測定の順番は、どちらが先であってもよい。つまり、肉厚測定で薄肉部を見つけてから位置測定を行っても、位置測定を行ってから肉厚測定を行って薄肉部を見つけてもどちらでもよい。
なお、ブロック92及び取付板95は金属や樹脂からなり、ブロック92の一部に、超音波受信器28及び赤外線受信器30を取り付けるための取付部が一体に設けられていてもよい。
この構成では、貫通孔90の中心と肉厚計探触子の中心との間の距離Dcを予め把握することができ、距離Dcを考慮して、肉厚測定位置の位置座標を演算により求めることができる。そして、この構成では、アダプタ88を介して、複数種類の肉厚計探触子26に対して超音波受信器28及び赤外線受信器30を取り付けることができる。このため、作業者は、肉厚計探触子26を変えるたびにアダプタ88を交換する必要が無く、効率的に作業を行うことができる。
範囲表示ユニット98は、それぞれ固定ユニット24に取り付けられるニア側境界表示器100とファー側境界表示器102とを有する。ニア側境界表示器100及びファー側境界表示器102は、それぞれ、例えば、複数の発光素子を列状に配列したアレイからなる。
また、ファー側境界表示器102は、ボイラ壁の壁面上に、支持レール54と平行な輝線からなるファー側境界線106を表示可能である。ファー側境界線106は、固定ユニット24に対し、ニア側境界線104よりも遠くに位置し、ファー側境界線106よりも更に遠くの領域は、位置測定不能領域である。
例えば、同期手段自動選択器118は、赤外線送信器50及び赤外線受信器30で同期をとれないときに、電波送信器108を選択してオンにし、電波送信器108及び電波受信器112で同期をとれないときに、電気信号送信器110をオンにするように構成される。
この構成では、通信ケーブルを無くすことで、作業員が、通信ケーブルや固定ユニット24に注意を払うことなく行動でき、通信ケーブルに引っ掛かって固定ユニット24を壊す可能性を無くすことができる。
ベテランの作業者であれば、薄肉部の形状や広がりを的確に予想できるので、少ない測定数で薄肉部の形状や広がりを調査することができるが、経験の浅い作業者の場合、薄肉部の形状や広がりをベテラン作業者のように的確に予想できず、測定点数が多くなり、調査に時間を要してしまう。
例えば、ボイラ管12の軸線と平行な方向にX軸を設定し、ボイラ管12の軸線と直交するボイラ管12の配列方向にY軸を設定する。そして、図28に示すように、X軸方向の間隔がΔxで、Y軸方向の間隔がΔyで、複数の測定位置Pmn(ただし、m,nは整数とする)にて、XY面内で格子状に肉厚測定を行っているとする。
なお、作業者への追加測定位置Pa1での肉厚測定の指示は、例えば、ボイラ壁の画像、設計図、又は、コンター図上に、カーソル等のインジケータを表示することによって行うことができる。
ただし、追加測定位置の間隔を測定済みの間隔Δxの半分とする場合、追加肉厚測定位置の最小間隔Δxminを予め設定しておいてもよい。この場合、最小間隔Δxmin以下では追加測定を指示しないようにすることができる。
なお、追加測定位置と測定済みの測定位置との間隔は、測定済みの間隔Δyの半分とするほか、肉厚の差Δtの大きさに応じて決めてもよい。
この場合、図28における直交座標のX軸を極座標のR軸に置き換え、直交座標のY軸を角度θに置き換えればよい。図29のような極座標を用いたナビゲーション機能は、図30に示すように、ボイラ壁にデスラッガ部122のような円形の開口が設けられているときに有効である。
なお、図31は、演算部60が、図30の測定結果における未測定領域に、未測定領域の周辺の肉厚に基づいて適当な値を代入して作成したコンター図である。
12 ボイラ管
14 フラップ
16 可搬ユニット
18 肉厚計測制御器
20 インターフェース
22 モバイルPC
24 固定ユニット
26 肉厚計探触子
28 超音波受信器
30 赤外線受信器
32 角度センサ
34 アダプタ
42 肉厚表示部
44 肉厚取込ボタン
46 第1超音波送信器
48 第2超音波送信器
50 赤外線送信器
52 支持装置
58 測距信号表示部
60 演算部
62 位置座標表示部
64 記憶部
66 コンター図表示部
72 マーカ
74 測定区画
Claims (11)
- ボイラ壁を構成するボイラ管の肉厚を該ボイラ管の外側から測定するための肉厚計探触子、測距信号を受信可能な超音波受信器、同期信号を受信可能な同期信号受信器、及び、前記ボイラ壁に対する前記肉厚計探触子の傾きを測定可能な角度センサを有する可搬ユニットと、
それぞれ前記測距信号を送信可能な第1超音波送信器及び第2超音波送信器、並びに、前記同期信号を送信可能な同期信号送信器を有する固定ユニットと、
作業者が持ち運び可能であり、前記肉厚計探触子による肉厚の測定結果を表示可能な肉厚表示器と、
前記超音波受信器によって測定された測距信号、及び、前記角度センサによって測定された前記肉厚計探触子の傾きに基づいて、前記肉厚計探触子による肉厚の測定位置を演算により求める演算器と、
作業者が持ち運び可能であり、前記演算器によって求められた前記肉厚計探触子による肉厚の測定位置を表示可能な位置座標表示器と、
を備えることを特徴とするボイラ管の肉厚検査システム。 - 前記固定ユニットは、前記ボイラ壁に取付可能であり、且つ、前記第1超音波送信器、前記第2超音波送信器及び前記同期信号送信器を支持可能な支持装置を有し、
前記ボイラ管の肉厚検査システムは、相対的な位置関係が既知である3つの基準点を有するスケールを更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。 - 前記固定ユニットは、前記ボイラ壁に取付可能であり、且つ、前記第1超音波送信器、前記第2超音波送信器及び前記同期信号送信器を支持可能な支持装置を有し、
前記同期信号送信器は、前記同期信号として、赤外線の同期信号を送信する赤外線送信器であり、前記支持装置によって変位可能に支持されている
ことを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。 - 前記固定ユニットは、前記ボイラ壁に取付可能であり、且つ、前記第1超音波送信器、前記第2超音波送信器及び前記同期信号送信器を支持可能な支持装置を有し、
前記第1超音波送信器と前記第2超音波送信器の間隔が可変である
ことを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。 - 前記固定ユニットは、前記ボイラ壁に取付可能であり、且つ、前記第1超音波送信器、前記第2超音波送信器及び前記同期信号送信器を支持可能な支持装置を有し、
第1超音波送信器及び前記第2超音波送信器は、前記支持装置及び前記ボイラ壁の何れにも取付可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。 - 雰囲気の温度を測定可能な温度センサと、
前記温度センサによって測定された温度の変化に基づいて警報を発生可能な警報器と
を更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。 - 雰囲気の温度を測定可能な温度センサを更に備え、
前記演算器は、前記温度センサによって測定された温度を考慮して、前記肉厚計探触子による肉厚の測定位置を演算するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。 - 前記固定ユニットは、
前記ボイラ壁に取付可能であり、且つ、前記第1超音波送信器、前記第2超音波送信器及び前記同期信号送信器を支持可能な支持装置と、
前記ボイラ壁に設けられた1つの基準点に対し前記支持装置を位置合わせするために用いられる、互いに交差する2つの基準面と
を有することを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。 - 前記演算器により演算された前記肉厚計探触子による肉厚の測定位置を記憶装置に記憶させるための位置座標取込スイッチを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のボイラ管の肉厚検査システム。
- ボイラ壁を構成するボイラ管の肉厚を該ボイラ管の外側から測定するための肉厚計探触子、測距信号を受信可能な超音波受信器、同期信号を受信可能な同期信号受信器、及び、前記ボイラ壁に対する前記肉厚計探触子の傾きを測定可能な角度センサを有する可搬ユニットと、
それぞれ前記測距信号を送信可能な第1超音波送信器及び第2超音波送信器、並びに、前記同期信号を送信可能な同期信号送信器を有する固定ユニットと、
作業者が持ち運び可能であり、前記肉厚計探触子による肉厚の測定結果を表示可能な肉厚表示器と、
前記超音波受信器によって測定された測距信号、及び、前記角度センサによって測定された前記肉厚計探触子の傾きに基づいて、前記肉厚計探触子による肉厚の測定位置を演算により求める演算器と、
作業者が持ち運び可能であり、前記演算器によって求められた前記肉厚計探触子による肉厚の測定位置を表示可能な位置座標表示器と、を備えるボイラ管の肉厚検査システムを用いたボイラ管の肉厚検査方法であって、
相対的な位置関係が既知である少なくとも3つの基準点を有するスケールを用いて、前記第1超音波送信器及び前記第2超音波送信器に対する前記超音波受信器の相対的な配置を決定する配置工程と、
前記配置工程で決定された配置にて、前記第1超音波送信器及び前記第2超音波送信器の各々から前記超音波受信器まで超音波が伝搬するのに要する時間を測定し、前記時間に基づいて前記超音波の速度を演算する音速測定工程と、
を備えることを特徴とするボイラ管の肉厚検査方法。 - 前記肉厚計探触子により肉厚測定を行った位置に対し、前記固定ユニットを位置決めする工程を更に備えることを特徴とする請求項10に記載のボイラ管の肉厚検査方法。
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