JP2917679B2 - 墨出し装置 - Google Patents

墨出し装置

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JP2917679B2
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恭一 菱河
敬 佐野
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OOBAYASHIGUMI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面へ墨を打つための
墨打ち手段を有する移動体により墨出しする墨出し装置
に関し、特に墨出し点を示す座標情報に基づいて移動体
を移動させて自動的に墨出しするようにした墨出し装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】墨出し技術に関して、例えば特開昭61
−262611号(G01C 15/00),特開平3
−216513号(G01C 5/00)などの公報に
見られるように、レーザを利用したものがすでに知られ
ており、レーザ照射による墨出しにより精度を向上し、
省力化を図ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近時、建築施
工において各工程作業の自動化が盛んであり、そのため
の自動化技術が注目となっている。しかし、墨出し作業
に関しては、自動化のための技術手法は開発の途上にあ
り、完全自動化へ向けた技術手法について有力な提案が
見られない実情にあった。
【0004】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、墨出し作業を自動化することがで
き、建築施工の自動化を促進できる墨出し装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、指示された座標情報に基づいて床面上を移動
する移動体と、その移動体に配されて床面へ墨を打つ墨
打ち手段と、上記移動体の位置を測定する測定手段と、
その測定手段の測定結果から位置ズレを求めて移動体へ
補正データを送出する指示手段と、上記移動体に備えら
れ、この指示手段の補正データに基づいて上記墨打ち手
段のみを三次元でスライドさせて墨打ちの位置ズレを修
正する修正手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の作用について述べると、墨出し装置と
しては、指示された座標情報に基づいて移動体の移動
行われ、墨打ち手段によって床面へ墨が打たれる。この
とき、墨出し点へ到着した移動体については、測定手段
による計測によって位置ズレが求まり、その補正データ
に基づいて修正手段が動作するので、墨打ちの位置ズレ
が自動的に修正され、その後、墨打ち手段によって正確
に墨が打たれることになる。従って、墨打ち作業として
は、墨出し点について座標データを指示するだけでよ
い。特に、移動体が特定の座標情報に基づく指示位置ま
で到達する段階と、その指示位置で得られる補正データ
に基づき、墨打ち手段のみを三次元でスライドさせて墨
打ちの位置ズレを修正する段階との2つの段階を上記構
成により自動制御で実行させるようにしていて、これら
粗い制御と細かい制御とによって墨出し作業を高い精度
で自動制御化することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、添付図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる墨出し装置の
好適な一実施例を示す構成図である。そして、図2は、
その斜視図である。
【0008】この墨出し装置は、墨出し点を示す座標情
報に基づいて移動体1を移動させて床面へ順次所定に墨
を打つものであって、パーソナルコンピュータ2で座標
情報を管理して、無線機能付きデータターミナル3を介
した無線通信により移動体1を遠隔制御するように構成
されている。なお、移動体1の移動位置は、自動測量装
置4によって自動的に計測され、その計測データがデー
タターミナル3へ取込まれるようになっている。
【0009】移動体1は、その内部にジャイロセンサ1
5、車輪10…および駆動モータ11が設けられてお
り、自走するようになっている。この移動体1には、床
面へ墨を打つための墨スタンプ5が配設されている。墨
スタンプ5は、X軸とY軸およびZ軸の三軸について動
作するアクチェータへ取付けられており、これは墨スタ
ンプ5の位置を微調整するための修正機構6となってい
る。なお、墨スタンプ5は、後述するコントローラ7の
指令に応じてスライド動作し、それによって床面へ墨を
打つようになっている。
【0010】移動体1の天面には、円柱形状の反射ター
ゲット8…が前部の中央(8F)と後部の左右(8L,
8R)とに配設されており、これらを目標にして自動測
量装置4により移動体1の位置およびその姿勢とを計測
することができるようになっている。そして、駆動モー
タ11と連結した駆動用の車輪10には、車軸の回転を
検知する回転センサ12が付設されており、この回転セ
ンサ12から移動体1の走行距離を、またジャイロセン
サ15から移動体1の方位を、後述するコントローラ7
に入力するようになっている。また、移動体1には、傾
き状態を検知する傾斜センサ13が天井部位に設けられ
ると共に、衝突防止のため物品を検知する対物センサ1
4が前部部位に設けられている。
【0011】コントローラ7は、CPU,RAM,RO
MおよびI/Oポートを備えたコンピュータであって、
このコントローラ7によって移動体1の各部が適宜に制
御されるようになっている。すなわち、コントローラ7
には、その入力側に回転センサ12,傾斜センサ13,
対物センサ14,ジャイロセンサ15など各種のセンサ
類が接続され、それらの検知信号が移動体1の走行状態
等を判断するため取込まれる一方、出力側には墨スタン
プ5,修正機構6,駆動モータ11など各種のアクチュ
エータ類が接続され、それらに対して制御信号が送られ
るようになっており、走行移動および墨打ち位置の修
正、そして墨打ち等の各種制御が所定の制御ロジックに
従って行われる。なお、コントローラ7のI/Oポート
では、無線機能付きデータターミナル3と無線通信でき
るように構成されており、墨出し点を示す座標情報およ
び位置ズレの補正データ等はデータターミナル3側から
送り込まれるようになっている。
【0012】無線機能付きデータターミナル3は、いわ
ゆる携帯型のパーソナルコンピュータであり、墨出しデ
ータと移動体1の位置データから位置ズレの補正データ
を算出できる。墨出し座標データは、建築現場に置かれ
たパーソナルコンピュータ2に入力された後、データタ
ーミナル3へダウンロードされる。これは各現場に普及
しているパーソナルコンピュータ2のCADデータを使
用することにより、墨出しデータの入力をさらに容易に
させるためである。
【0013】墨出しには、まず、パーソナルコンピュー
タ2へ墨出し点について座標データを入力するものであ
り、図3及び図4に示すように、パーソナルコンピュー
タ2では、操作者の指示に対応して床面伏図を表示部2
0へ座標表示し(S1)、墨出し点Px…について座標
データの入力・指示を受ける(S2)。このデータはデ
ータターミナル3へダウンロードされ(S3)、墨出し
記号が入力される(S4)。この後、自動測量装置4を
起動させて計測を実施し、その計測データを取込んで移
動体1の現在位置Pを割出し、これをもとに各墨出し点
Px…について走行移動の経路等を演算する(S5)。
そして、まず第一の墨出し点P1 について、移動体1へ
走行指示を送出して移動を開始させ(S6)、その墨出
し点P1へ到着したという返答の信号を確認した後(S
7)、自動測量装置4を起動させて計測を実施し、その
計測データを取込んで移動体1の位置ズレを割出し、こ
れをもとに補正データを演算する(S8)。次に、この
補正データによる補正指示を移動体1へ送出して、修正
機構6を起動させる(S9)。修正機構6による微調整
が完了したという返答の信号を確認した後には移動体1
へ墨打ち指示を送出して、墨スタンプ5を起動させて墨
打ちを実施する(S10)。そして、他の墨出し点
2 ,P3 についても同様に走行移動,位置ズレの修
正,墨打ちを実施し、全ての墨打ちを終えるまでくり返
す(S11,NO)。
【0014】このように、データターミナル3へダウン
ロードされた座標情報に基づいて移動体1の走行移動が
行われ、墨出し点Px…へ到着した移動体1について
は、自動測量装置4による自動計測によって位置ズレが
求まり、その補正データに基づいて修正機構6が動作す
るので、墨打ちの位置ズレが自動的に修正され、その
後、墨スタンプ5によって正確に墨が打たれることにな
る。この場合、墨打ち作業としては、データターミナル
3へ墨出し点Px…について座標データをダウンロード
するだけでよく、自動的な動作により墨出しを行うこと
ができ、簡便で面倒がないので、省力化を図ることがで
きる。すなわち、墨出し作業を自動化することができ
る。その結果、建築施工の自動化を促進することができ
る。
【0015】ところで、本発明は上述した実施例に限定
されるものではない。例えば図5に示すように、床面F
の四隅の基準点に反射体9…を設けて、移動体1にはレ
ーザあるいは電波等による方位・距離の測定装置90を
搭載し、移動体1において自己位置を割出しつつ自立走
行するように構成してもよい。また、レーザあるいは電
波等を送出する信号送出装置を床面Fの四隅の基準点に
各々設けて、その信号送出装置に対応した反射体を移動
体1に搭載し、反射波を自動測量装置4において検知し
て移動体1の位置を割出すように構成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる墨出し装置によれば、指示された座標情報に基づい
移動体の移動が行われ、墨打ち手段によって床面へ墨
が打たれるものであり、墨出し点へ到着した移動体につ
いては、測定手段による計測によって位置ズレが求ま
り、その補正データに基づいて修正手段が動作するの
で、墨打ちの位置ズレが自動的に修正され、その後、墨
打ち手段によって正確に墨が打たれることになる。した
がって、墨打ち作業としては、墨出し点について座標デ
ータを入力・指示するだけでよく、自動的な動作により
墨出しを行うことができ、簡便でめんどうがないので、
省力化を図ることができる。すなわち、墨出し作業を自
動化することができる。特に、移動体が特定の座標情報
に基づく指示位置まで到達する段階と、その指示位置で
得られる補正データに基づき、墨打ち手段のみを三次元
でスライドさせて墨打ちの位置ズレを修正する段階との
2つの段階を上記構成により自動制御で実行させるよう
にしたので、これら粗い制御と細かい制御とによって墨
出し作業を高い精度で自動制御化することができる。
の結果、建築施工の自動化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】墨出し装置の外観を示す斜視図である。
【図3】床面伏図の座標表示を説明する概念図である。
【図4】墨出し装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図5】本発明の他例を例示した斜視図である。
【符号の説明】
1 移動体 3 指示手段 4 測定手段 5 墨打ち手段 6 修正手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 - 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示された座標情報に基づいて床面上を
    移動する移動体と、上記移動体に配されて床面へ墨を打
    つ墨打ち手段と、上記移動体の位置を測定する測定手段
    と、上記測定手段の測定結果から位置ズレを求めて上記
    移動体へ補正データを送出する指示手段と、上記移動体
    に備えられ、上記指示手段の補正データに基づいて上記
    墨打ち手段のみを三次元でスライドさせて墨打ちの位置
    ズレを修正する修正手段とを備えたことを特徴とする墨
    出し装置。
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