JP2581201B2 - 長繊維不織布およびその製造方法 - Google Patents

長繊維不織布およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定のポリエチレン樹脂と合成樹脂からな
る連続フイラメント(長繊維)不織布とその製造方法に
関する。
本発明の不織布は、熱シール特性を有するものであ
り、医療衛生分野、一般生活資材、一般工業資材、農業
土木資材など広い分野で使用され得るものである。
[従来の技術] 近年、不織布は広範囲な分野に進出しつつある。しか
し、不織布の製造方法にも多種・多様のプロセス・条件
が用いられ、それらによって制限されてくる製品特性
が、その不織布に利用上の制限を加えていることも否定
できない。
例えばステープルによる不織布では、各種の原料・形
状を変えた短繊維が容易に提供され、かつ不織布への加
工は比較的容易であると言えるが、強靭性、耐久性など
の機械的実用特性面から、また、その製造加工工程の難
易性から用途面での制限をどうしても受けている。
また、連続フィラメントから不織布を作る方法は、原
料樹脂から一挙にシート状物を作り上げることから経済
的な製造方法として注目されており、それらは特に強靭
性を生かした分野への進出が活発になっている。
一方、フィラメントからなる特異な機能性を有する不
織布を工業的に安価に作ろうとすると、スパンボンド工
程は多岐の工程にわたる特異な製造手段を使用している
ことから、特に高生産性下での高速紡糸性、フィラメン
トの開繊・分散性などの不織布の基本形態を左右する問
題点を引起こしやすいものである。
不織布の基本形態を左右する問題に関わる発明とし
て、例えば、芯鞘型繊維からなる不織布においては例え
ば特公昭45−2345号公報に記載されているように、捲縮
発現による嵩高性付与、接着成分複合による接着性能付
与をすることが提案されているが、このような方法は、
短繊維としてカーディングなどによりウェッブを形成す
る方向では実用化されているものの、フィラメントから
なるスパンボンド不織布においては所望の特徴を発揮さ
せるに足りる製品は見当らない。
また、最近、接着性能を向上させる目的で、特定のポ
リエチレンを鞘成分に用いた繊維が特開昭63−92723号
公報にて提案されているが、該公報に提案されている発
明ではオクテン共重合のような特定のポリエチレンを用
いなければならない上、しかも、具体的には短繊維状態
での実用化が提案されているごとく、いずれも長繊維不
織布については前述の低紡糸性、低開繊性からくる低生
産性、低品位の点から実用化に問題が残されている。
特に、熱シール特性を与えることを目的としている不
織布においては、良好な熱シール性を得るために不織布
構成繊維が凝集することなく、個々の繊維に十分に開繊
されていることが重要な要件になる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述のような点に鑑み、経済的に安
価で高生産性下で良好な熱シール特性を有する連続フィ
ラメント不織布を製造せんとするものであって、特に、
連続フィラメントが凝集することなく個々のフィラメン
トによく開繊されて非常に均一性に富んでいて、それに
より良好な熱シール特性を保有せしめられている長繊維
不織布とその製造方法を提供せんとするにある。
[課題を解決するための手段] 上記する目的を達成する本発明の長繊維不織布は、熱
可塑性ポリマーを芯成分とし、密度0.95以上のポリエチ
レンを鞘成分とし、繊維軸に直交する繊維断面積に占め
る鞘成分ポリエチレンの割合いが20%以上90%以下で、
かつ芯成分に対して鞘成分が不均一な被覆構造である芯
鞘構造フィラメントを構成フィラメントとしてなり、目
付けが10g/m2以上300g/m2以下であることを特徴とする
長繊維不織布である。
また、上記する目的を達成する本発明の長繊維不織布
の製造方法は、熱可塑性ポリマーを芯成分とし、密度0.
95以上のポリエチレンを鞘成分とし、繊維軸に直交する
繊維断面積に占める鞘成分ポリエチレンの割合いが20%
以上90%以下で、かつ芯成分に対して鞘成分が不均一な
被覆構造である芯鞘構造フィラメント繊維の束を噴射空
気流に随伴させて毎分3000m以上の速度で牽伸しつつ紡
糸し、さらに、噴射フィラメント繊維束を開繊させた状
態で多孔性移動面上にウェブ状に捕集し、該捕集された
ウェブを温度50℃以上110℃で熱加圧処理することを特
徴とする長繊維不織布の製造方法である。
[作用] 以下、図面等に基づいて本発明についてさらに詳しく
説明をする。
第1図は、本発明の長繊維不織布の製造方法の一実施
態様を示す工程概要図であり、1と2はエクストルーダ
ー押出機であり、ギヤーポンプ20を介して両押出機1、
2に連結されているスピンブロック3、その中のフィル
ター・口金パック4を介して、それぞれの押出機からの
溶融したポリマーはろ過された後、口金細孔からフィラ
メント繊維状に吐出される。
こうして吐出される好ましくは少なくとも20本の吐出
糸条5は、大気中を走行し、口金下20cmから200cm下方
の位置に設置された空気アスピレーター6に吸引され噴
出せしめられる。そして、噴出フイラメント群7を邪魔
板8に衝突させ、噴流10の方向変換と開繊性の向上、広
がり性の向上を促進させる。噴流は、好ましくは邪魔板
の8下方10cmないし100cmの位置に設置された吸引ダク
ト12を有する金網コンベアー11の上に所望の目付重量に
なるよう捕集され、その下流で加熱、加圧されたカレン
ダーロール9で加圧され巻き取られるものである。
第2図、第3図は、吐出部口金の詳細態様を示す断面
図であり、それぞれ上部板13および下部板14からなり、
上部板13に穿設された細孔15またはパイプ16から芯成分
の融液を加圧流出させ、下部板に穿設した鞘成分の通路
17と会合させる。ここで、第2図に示したように一態様
では、会合部は上部板からの融液の流れ方向に対し横方
向から直接に被覆するように間隙18を設ける方法があ
り、または、第3図に示したような別の態様では、上部
板13からの融液の流れ方向と同方向の流れを作り、被覆
する二重管19を形成させる方法が採れる。後述するよう
に適当に偏芯させ、かつ口金吐出面での曲りを解消する
ためには前者の第2図の構造が特に有効である。
第4図は、本発明で構成繊維として用いられる繊維の
断面の一例を示す。いずれの断面においても被覆成分と
して密度0.95以上のポリエチレンを用いるものである。
本発明で言うポリエチレンとは、繊維形成能を有するエ
チレン重合体を指し、種々の共重合体あるいはそれらの
一部を混合したもの、またポリエチレンの基本的性状を
損なわない程度に他の有機合成重合体あるいは無機物が
混合されていてもよい。一般には高密度ポリエチレンと
言われる範疇の樹脂が好適に使用できる。
第6図A、Bは、金網コンベアー上に捕集されてさら
に熱加圧エンボス処理をされてなる不織布の顕微鏡写真
(30倍)であり、同図Aは、本発明の密度0.95以上のポ
リエチレンを用いた場合のものであり、個々の繊維に良
く開繊されて被覆性能に優れる外観が一目瞭然なもので
ある。一方、同図Bは、密度0.94のポリエチレンを用い
た場合のものであり、個々の繊維は束なった状態であっ
てこのようなものは不織シート状にしたとしても被覆性
に欠け、物理特性にも劣り非常に非実用的なものであ
る。
本発明において、芯成分にはポリエチレン以外の繊維
形成能を有する有機合成重合体が用いられるが、それら
の重合体の融点は、鞘成分に用いられる重合体の融点よ
りも好ましくは少なくとも20℃は高いことが重要で、こ
の条件を満足しない場合は、不織布の実用段階での熱シ
ール性能に欠けるので好ましくない。かかる芯成分とし
て好適にはポリエステルが用いられる。すなわち、ポリ
エステルは、芯成分として細くせしめた、後述する如く
扁心させて紡糸しても、紡糸性能が実質的に損なわれな
いこと、また、鞘成分の紡糸中の表面結晶化を促進させ
て開繊性能の向上に著しく寄与するものである。
芯成分および鞘成分の繊維断面における形状は、第4
図A〜Iのように、円形、非円形を問わないが、いずれ
の断面を有するにせよ、芯成分に対して鞘成分が不均一
な被覆構造である芯鞘構造フィラメントを構成フィラメ
ントとするものであり、鞘成分の占める面積比率は20%
以上90%以下であることが必要で、これらの範囲を外れ
ると不織布の製造が困難になるばかりでなく、熱シール
性能が著しく阻害されるので好ましくない。
特に、好適には均一な鞘被覆構造よりも不均一な被覆
構造にした場合、実用上の熱シール性能に優れることは
興味ある事実である。これらの手段としては、芯成分を
扁心配置させること、あるいは鞘成分の被覆に厚薄差を
持たせる断面構造とするのがよい。このような扁心構造
を作るためには、例えば第2図に示す形状の口金を用
い、上下細孔の中心をずらせる方法が好適で、隙間18を
流れるポリエチレン液の粘弾特性によるものか吐出孔21
からの吐出条は曲りもなく高速の紡糸にも耐える。
このようにして吐出した糸条は、好ましくは少なくと
も20フイラメントを一緒にして毎分3000m以上の速度に
なるよう流体流で引張り紡糸をする。かかる方法によ
り、本発明者らの知見によれば、単繊維の繊度が0.1デ
ニールから10デニールを越えない範囲で良好にウェッブ
形成が可能である。スパンボンド不織布の製造において
は生産性の向上が非常に重要な要件であるが、本発明方
法の要件を満足することにより、外側に低融点成分を配
置し芯に高融点成分を使ったとしても、紡糸されたフイ
ラメントは束状態になることなく、非常に良く開繊され
た状態でのウェブの形成が可能である。
第5図は、本発明の不織布の構造の一例を示す模式図
で、シート全面にわたり離散的に存在し押しつぶされ接
着された部分22と、繊維が無作為に配置されたままの未
拘束の部分23からなっているものである。部分22の面積
は0.2mm2から10mm2の範囲がドレープ性を損なわない点
から好ましく、かつ熱シート性能を確保するにはシート
の全体の面積に対し50%を越えない範囲、さらに好適に
は15%を越えない範囲で拘束部分22が点在するようにす
るのが好ましい。この理由はすでに押圧された部分は鞘
成分が変形し、熱シール性能への寄与が減少することに
よる。
本発明の不織布は、目付10g/m2から300g/m2の厚さの
ものに形成したとき、従来不織布の用いられている分野
はもちろんのこと、特に包装被覆資材、フィルター、ワ
イパー類、衛生・メディカル資材、各種成型資材その他
の分野でのシートを小物に加工して利用する分野に好適
なものである。
本発明の不織布は、容易に熱シールが可能で、一般的
には、例えば150℃、圧力kg/cm2の加熱ヘッドの間に1
秒ないし2秒間程度押圧するのみでシールができる。し
たがって、これらの実用性を生かした利用はもちろん、
本発明では鞘成分の特異な光沢、平滑性、電気特性、そ
の他物理的、化学的特性を生かした分野に有効な素材で
ある。
[実施例] 以下、実施例により本発明について具体的に説明をす
る。
実施例 鞘成分として密度0.950、JIS K6760により測定した
メルトインデックスが30g/10分のポリエチレン(昭和電
工(株)製エースポリエチHD)、芯成分としてオルソク
ロロフェノール溶液で測定した固有粘度0.62のポリエチ
レンテレフタレートを用いて第1図の装置により繊維の
噴射を行なった。
このとき用いた口金は、第2図Aの構造を有し、上板
細孔は直径0.3mmの円形、下板細孔は直径0.2mmの円形、
隙間の広い部分は1mm、狭い部分は0.5mmである。下板細
孔の数は1個の口金当り66とした。鞘成分は180℃で押
し出し、計量ポンプを経て280℃に加熱したスピンブロ
ックへ、一方の芯成分は温度280℃で押出し、同じスピ
ンブロックへ供給されるものである。計量ポンプから
は、鞘成分、芯成分ともに毎分33g(芯鞘比 50:50)を
1個の口金に対して供給した。
口金下100cmの位置へ空気アスピレーターを設置し
た。アスピレーターの構造は、糸条吸引口の直径8mm、
圧縮空気噴出環状スリットの外直径8.1mmで、その下方
に内径10mm、長さ50cmのパイプを連結したものである。
該パイプの先端に3mmの距離を隔てて、パイプの軸と30
度の鈍角になるよう衝突板を配置した。衝突板はパイプ
から噴出する繊維群が1cm接触した後に大気中に放出さ
れる構造になっている。これらの装置で、圧力2.5kg/cm
2GKの圧空を毎分800Nリットルで供給し、口金からの吐
出糸条をアスピレーターに吸引し、その出口から噴出さ
せた。
得られたフィラメント繊維は、繊度2.25デニール、紡
糸速度4000m/minで強度特性、熱収縮特性なども実用上
満足できるものであった。特に、得られた繊維塊は第6
図Aに示したもののように不織布形成上の最大の要件で
ある開繊性に非常に優れたものである。
さらに、上記の条件で噴出された繊維群を衝突板下方
40cmの位置で移動する金網上に捕集した。このとき捕集
位置の下方にサクションファンを設置し、金網上へのウ
ェッブの形成に乱れが無いようにした。走行する金網上
のウェッブは、110℃に加熱された平滑カレンダーロー
ルと同じ温度で、直径1mmの表面が円形平面状の突起を5
mm間隔で並べられて彫刻されているエンボスロール間に
圧力15kg/cm2で挟み接合した。
得られたシートは、優雅な光沢を有し、表面が滑らか
で柔軟性に富み、単繊維が非常に良く開繊され均一に散
布されたものであった。
かかるシートを5cm角に裁断し、それぞれの重量を測
定したところ、個々の切片のデーターから求めた平均目
付は50g/m2、変動係数は4%であった。
上記のようにして採取したシートを、JIS Z−1707
の方法により熱シールテストを行なった。ここでシール
温度は150℃、圧力は1kgf/cm2、加圧時間は3秒とし
た。得られた値は、2.52kg/15mmで各種の包装材料とし
て非常に好適なものであった。
比較例1 上記実施例と全く同じ装置と条件を用い、鞘成分に密
度0.916、メルトインデックス23g/10分のポリエチレン
(昭和電工(株)製ショウレックス)を用いた。得られ
た繊維塊は第6図Bに示すように単繊維が凝集し、未開
繊部分の非常に多いものであった。このものから採取し
たカレンダー出のウェッブは繊維間の隙間が目立つもの
であり被覆性に欠け、著しく不均一で上述方法による目
付変動率は20%を越えた。
かかる比較例で採取したシートを同一条件下で測定し
た結果は1.2kg/15mmであり、シール面が破損しやすいも
ので実用上劣るものであった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、単繊維が良く
開繊された均一性に富むフィラメント不織布が得られ
る。
かかる不織布は、ラミネートや塗布などの手段によら
ずとも、熱シールが可能なものであり、かかる簡易な手
段によりそのような良好な熱シール特性を有する不織布
が得られることは、工業上極めて有意義である。該不織
布は、簡易な熱シール性能を保持しているため、実用に
際しての成型手間を削減させ、かつクリーンな素材とし
て生活、産業資材として極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の長繊維不織布の製造方法の一実施態
様を示す工程概要図である。 第2図、第3図は、第1図に示した態様の方法におい
て、吐出部口金の態様をそれぞれ示す断面概略図であ
る。 第4図A〜Iは、本発明の長繊維不織布の構成繊維の断
面構造の一例を示した断面概略図である。 第5図は、本発明の不織布の接着構造の一例を示す模式
図である。 第6図A、Bは、金網コンベアー上に捕集されてさらに
熱加圧エンボス処理をされてなる不織布の繊維形態を示
した顕微鏡写真(30倍)であり、同図Aは本発明のもの
であり、同図Bは本発明外のものである。 1、2:エクストルーダー押出機 3:スピンブロック 4:フィルター・口金パック 5:吐出糸条、6:空気アスピレーター 7:噴出フィラメント群 8:邪魔板、9:カレンダーロール 10:噴流、11:金網コンベアー 12:吸引ダクト、13:上部板 14:下部板、15:細孔 16:パイプ、17:通路 18:間隙、19:二重管 21:吐出孔 22:シート全面にわたり離散的に存在し押しつぶされ接
着された部分 23:繊維が無作為に配置されたままの未拘束の部分

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性ポリマーを芯成分とし、密度0.95
    以上のポリエチレンを鞘成分とし、繊維軸に直交する繊
    維断面積に占める鞘成分ポリエチレンの割合いが20%以
    上90%以下で、かつ芯成分に対して鞘成分が不均一な被
    覆構造である芯鞘構造フィラメントを構成フィラメント
    としてなり、目付けが10g/m2以上300g/m2以下であるこ
    とを特徴とする長繊維不織布。
  2. 【請求項2】繊維軸に直交する繊維断面における芯成分
    の断面構造が非円形であることを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項記載の長繊維不織布。
  3. 【請求項3】繊維軸に直交する繊維断面における鞘成分
    ポリエチレンの断面外周形状が非円形であることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載
    の長繊維不織布。
  4. 【請求項4】構成フィラメントの繊度が、0.1デニール
    以上10デニール以下であることを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項、第(2)項または第(3)項記載の長
    繊維不織布。
  5. 【請求項5】不織布の実質的に全面にわたりドット状の
    エンボスパターンであるエンボス加工が施され、該エン
    ボスパターンのドット1個の面積は0.2mm2以上10mm2
    下であり、かつ不織布の全面積に占めるドットエンボス
    部の面積割合が1%以上30%以下であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項、第(2)項、第(3)項
    または第(4)項記載の長繊維不織布。
  6. 【請求項6】熱可塑性ポリマーを芯成分とし、密度0.95
    以上のポリエチレンを鞘成分とし、繊維軸に直交する繊
    維断面積に占める鞘成分ポリエチレンの割合いが20%以
    上90%以下で、かつ芯成分に対して鞘成分が不均一な被
    覆構造である芯鞘構造フィラメント繊維の束を噴射空気
    流に随伴させて毎分3000m以上の速度で牽伸しつつ紡糸
    し、さらに、噴射フィラメント繊維束を開繊させた状態
    で多孔性移動面上にウェブ状に捕集し、該捕集されたウ
    ェブを温度50℃以上110℃で熱加圧処理することを特徴
    とする長繊維不織布の製造方法。
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