JP2581064Y2 - ポンプ流量制御用アンロード付圧力発生装置 - Google Patents
ポンプ流量制御用アンロード付圧力発生装置Info
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Description
ル油圧回路において、ポンプ流量を制御するための圧力
を発生する装置に係り、殊に必要に応じて前記制御圧力
をアンロードすることができるアンロード付圧力発生装
置に関する。
路におけるポンプ流量の制御方法は公知である。すなわ
ち、図2において、簡単に説明すると、ポンプ10を含
む油圧回路において、ポンプ吐出ライン12上の制御弁
14とタンク16との間に圧力発生装置18が設けら
れ、そのオリフィス20を介して発生する制御圧力が信
号ライン22を介して制御器10aに印加されることに
より、ポンプ10の吐出流量がネガティブ制御されるよ
う構成されている。
簡単に説明すると、図3に示すように、前記装置18
は、一般に、ケーシング24内にスリーブ25を介して
配設され、そしてポンプ吐出ライン12にシート26対
接するよう摺動する前部圧力室28と、この前部圧力室
28に小穴30を介して連通する後部圧力室32とから
なるスプリング34付勢ポペット36に形成される。そ
して、前記オリフィス20は、ポペット36頭部近傍に
おいて前部圧力室28からタンク16へ連通するよう形
成されており、これによりオリフィス20を通過する圧
油流量に見合った圧力が、前部圧力室28内に発生する
よう構成されている。従って、このような構成によれ
ば、オリフィス20に過大流量が通過して、前部圧力室
28内に必要以上の圧力が発生すると、ポペット36が
スプリング34の力に抗して後退(図において左進)
し、圧油がシート26部を通ってバイパスされる。この
結果、前部圧力室28内の圧力(制御圧力)が過大上昇
することなく所定の適宜圧力内に保持され、制御器10
aなどに対する悪影響が防止される。
た圧力発生装置は、以下に述べるように、改良すべき問
題点を有していた。
述したように、その制御圧力が適宜圧力内に保持される
ので、安定した流量制御を達成することができる。しか
しながら、この種の油圧回路においては、近来、ポンプ
の駆動中における母機(油圧ショベル等)のアンロード
ー、すなわち制御圧力のアンロードが、しばしば要求さ
れるに至っている。しかるに、前記従来の圧力発生装置
は、前記要求に対応することが不可能であった。このた
め、このような場合には、図2に示すように、圧力発生
装置18とは別に、別体の外部信号圧力38作動のアン
ロード弁40(オン−オフ弁)を並列に設備しなければ
ならなかった。このことは、装置を大形且つ高価とする
ことは明らかである。
御圧力をアンロードすることができる、比較的簡単な構
成のポンプ流量制御用アンロード付圧力発生装置を提供
することにある。
に、本考案に係るポンプ流量制御用アンロード付圧力発
生装置は、ポンプ吐出ラインとタンクラインの間に設け
た圧力発生装置の発生圧力によりポンプ流量を制御する
ネガティブコントロール油圧回路において、前記圧力発
生装置は、ケーシング内に配設しポンプ吐出ラインにシ
ート対接するよう摺動して前部圧力室およびこの前部圧
力室に小穴を介して連通する後部圧力室を有するスプリ
ング付勢メインポペットと、ケーシング内に配設し外部
信号圧力により前記メインポペット後部圧力室を前記タ
ンクへ開放するよう摺動するピストンと、前記ピストン
の中央穴部内に配設し前記メインポペット後部室内の圧
力によりこの後部室を前記タンクへ連通するよう作動す
るスプリング付勢パイロットポペットとからなり、前記
メインポペットはポンプ吐出ラインと連通するオリフィ
スを備えて、前部圧力室内にポンプ流量制御圧力を発生
し、この発生圧力が、外部信号圧力の非作用下において
前記パイロットポペットを介して所定の一定圧力に保持
し、外部信号圧力の作用下において前記ピストンを介し
てアンロードするよう構成することを特徴とする。
るポペットをメインポペットとし、このメインポペット
に対して、外部信号圧力により前記メインポペットの後
部圧力室をタンクへ開放するピストンと、前記メインポ
ペットの後部室内の圧力によりこの後部室をタンクへ連
通するパイロットポペットとを一体的に形成することに
より、流量制御圧力を、外部信号圧力の非作用下におい
て所定の一定圧力に保持し、外部信号圧力の作用下にお
いてアンロードするよう構成されている。言い換えれ
ば、本考案の圧力発生装置は、それ自体で必要に応じ制
御圧力をアンロードすることができる。
ード付圧力発生装置の実施例につき、添付図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図2
および図3に示す従来の構造と同一の構成部分には同一
参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
生装置は、従来の装置と同様に(図2参照)、ポンプ吐
出ライン12上の制御弁14とタンクライン16との間
に設けられることは明らかである。
装置50(図1参照)は、基本的には、従来の圧力発生
装置18(図3参照)におけるスプリング34付勢ポペ
ット36をスプリング34付勢メインポペット52と
し、このメインポペット52に対して、外部信号圧力3
8により前記メインポペット52の後部圧力室32をタ
ンク16へ開放するピストン54と、前記メインポペッ
ト52の後部室内32の圧力によりこの後部室32をタ
ンク16へ連通するスプリング56付勢パイロットポペ
ット58とで形成され、そしてこれらは一体的に構成さ
れる。
ング24内にスリーブ25を介して配設され、そしてポ
ンプ吐出ライン12にシート26対接するよう摺動する
前部圧力室28と、この前部圧力室28に小穴30を介
して連通する後部圧力室32とから形成される。そし
て、ポペット頭部近傍に設けられたオリフィス20を通
過する圧油が、その流量に見合った圧力(制御圧力)
を、前部圧力室28内に発生するよう構成されている。
一方、ピストン54は、後端部をプラグで閉止され、ケ
ーシング24のスリーブ25内において、メインポペッ
ト52の後方に配設される。そして、このピストン54
は、外部信号圧力38により前方に摺動すると、ピスト
ン54の外周に設けられた溝60が、ケーシングポケッ
ト62(後部圧力室32)内に臨み、これによりスリー
ブ25内に設けられた横穴64およびスリーブ25とケ
ーシング24との間に介在する隙間66を介して、後部
圧力室32をタンク16へ開放するよう構成されてい
る。また、パイロットポペット58は、ピストン54の
頭部に設けられた通路68にパイロットシート70を介
して対接し、後部圧力室32内の圧力が所定圧を超過す
ると、スプリング56の力に抗して後退(図において左
進)し、これによりピストン54内に設けられた横穴7
2並びに前記溝60、横穴64および隙間66を介し
て、後部圧力室32をタンク16へ連通するよう構成さ
れている。
よれば、オリフィス20を介して前部圧力室28内に発
生するポンプ流量制御圧力は、この圧力が必要以上に上
昇すると、パイロットポペット58が作動して後部圧力
室32がタンク16へ連通し、これにより後部圧力室3
2内の圧力が所定状態に降下して、メインポペット52
がスプリング34の力に抗して後退(図において左進)
し、圧油がシート26部を通ってバイパスされる。この
結果、前部圧力室28内の前記制御圧力が、過大上昇す
ることなく、所定の適宜圧力内に保持される。従って、
安定した流量制御が達成されると共に、制御器などに対
する悪影響も防止される。
圧力38を介してピストン54を作動(図において右
進)すると、この場合には、後部圧力室32がタンク1
6へ開放されるので(すなわち、後部圧力室32内の圧
力が開放され、メインポペット52が後退してシート2
6部が開放されるので)、この結果、前記制御圧力は完
全にアンロードされる。
な一体的構成により、ポンプの流量制御を安定して達成
すると同時に、必要に応じて制御圧力をアンロードでき
るアンロード付圧力発生装置を提供することができる。
したが、本考案は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの改良変更が可
能である。
プ流量制御用アンロード付圧力発生装置は、圧力発生装
置を、ケーシング内に配設しポンプ吐出ラインにシート
対接するよう摺動する前部圧力室およびこの前部圧力室
に小穴を介して連通する後部圧力室を有するスプリング
付勢メインポペットと、ケーシング内に配設し外部信号
圧力により前記メインポペット後部圧力室を前記タンク
へ開放するよう摺動するピストンと、前記ピストンの中
央穴部内に配設し前記メインポペット後部室内の圧力に
よりこの後部室を前記タンクへ連通するよう作動するス
プリング付勢パイロットポペットとからなる一体的装置
に形成したことにより、簡単な構成すなわち従来のよう
に別体のアンロード装置を設けることなく、ポンプの流
量制御を安定に達成すると同時に、必要に応じて制御圧
力を容易にアンロードすることができる。
力発生装置の一実施例を示す縦断面図である。
を示す油圧回路図である。
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプ吐出ラインとタンクラインの間に
設けた圧力発生装置の発生圧力によりポンプ流量を制御
するネガティブコントロール油圧回路において、前記圧
力発生装置は、ケーシング内に配設しポンプ吐出ライン
にシート対接するよう摺動して前部圧力室およびこの前
部圧力室に小穴を介して連通する後部圧力室を有するス
プリング付勢メインポペットと、ケーシング内に配設し
外部信号圧力により前記メインポペット後部圧力室を前
記タンクへ開放するよう摺動するピストンと、前記ピス
トンの中央穴部内に配設し前記メインポペット後部室内
の圧力によりこの後部室を前記タンクへ連通するよう作
動するスプリング付勢パイロットポペットとからなり、
前記メインポペットはポンプ吐出ラインと連通するオリ
フィスを備えて、前部圧力室内にポンプ流量制御圧力を
発生し、この発生圧力が、外部信号圧力の非作用下にお
いて前記パイロットポペットを介して所定の一定圧力に
保持し、外部信号圧力の作用下において前記ピストンを
介してアンロードするよう構成することを特徴とするポ
ンプ流量制御用アンロード付圧力発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP39793U JP2581064Y2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | ポンプ流量制御用アンロード付圧力発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP39793U JP2581064Y2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | ポンプ流量制御用アンロード付圧力発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658184U JPH0658184U (ja) | 1994-08-12 |
JP2581064Y2 true JP2581064Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=11472679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP39793U Expired - Lifetime JP2581064Y2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | ポンプ流量制御用アンロード付圧力発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581064Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP39793U patent/JP2581064Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0658184U (ja) | 1994-08-12 |
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