JP2580580Y2 - 人工芝生 - Google Patents

人工芝生

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JP2580580Y2
JP2580580Y2 JP1992078325U JP7832592U JP2580580Y2 JP 2580580 Y2 JP2580580 Y2 JP 2580580Y2 JP 1992078325 U JP1992078325 U JP 1992078325U JP 7832592 U JP7832592 U JP 7832592U JP 2580580 Y2 JP2580580 Y2 JP 2580580Y2
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JP
Japan
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resin layer
base fabric
backing resin
base cloth
artificial
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JP1992078325U
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JPH0642987U (ja
Inventor
和彦 溝縁
基 田渕
嘉信 砂賀
俊夫 鬼頭
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の玄関やバルコニ
ー、屋上あるいは庭やゴルフ練習場、パターコルフ場な
どのスポーツサーフェイスなどに敷設される人工芝生に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から建物の玄関やバルコニー、屋上
あるいは庭やゴルフ練習場、パターコルフ場などのスポ
ーツサーフェイスなどに敷設される人工芝生として種々
の人工芝生が提案されている。
【0003】これらの人工芝生としては寸法の安定した
基布を用いた固い基盤の上に合成樹脂製のパイル糸を植
え付けたものが多く知られており、基盤が固いことから
敷設面に凹凸があると、凹凸を除去するなどしなければ
敷設できないという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような課
題を解決するもので、敷設面に凹凸があってもその凹凸
に沿わせることができ、敷設作業を容易に行なえる人工
芝生を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、経、緯ともに5%〜30%の伸縮性を有す
るメッシュ状の基布にパイル糸をタフティングして前記
基布の表面に芝生部を形成し、前記基布の裏面には柔軟
なバッキング樹脂層を設けたことを要旨とするものであ
る。以下、本考案についてさらに詳細に説明する。
【0006】まず、前記経、緯ともに5%〜30%の伸
縮性を有する基布の素材としてはナイロンとスパンデッ
クスとを混繊してなるものを用いる。このナイロンとス
パンデックスとの混率は例えば140dのナイロン繊維
と560dのスパンデックスを用いる場合、ナイロン繊
維82%に対しスパンデックスを18%とする。このナ
イロンとスパンデックスとの混率はでき上がった最終製
品に持たせる伸び率によって決定され、従って上記混率
に限定されるものではない。また、基布の素材もナイロ
ンとスパンデックスの混率に限定されず、経、緯の伸び
が5%〜30%であれば他素材でも良い。なお、最終製
品の伸び率は基布の裏面に設けられるバッキング樹脂層
の伸び率と前記基布の伸び率によって決定される。とこ
ろで基布の伸縮性を経、緯ともに5%〜30%としたの
は、5%未満であると敷設時の凹凸への順応性が悪く、
起伏を有する現場への敷設に適さない傾向があり、30
%を超えると芝生の寸法が変化しやすく、芝生の幅や密
度が一定せず、製品の規格や管理が困難であるからであ
る。
【0007】次に、前記基布の表面にタフティングによ
り設けられる芝生部はナイロンからなるパイル糸あるい
はポリプロピレンからなるパイル糸あるいは塩化ビニル
からなるパイル糸あるいは塩化ビニリデンからなるパイ
ル糸などによって構成される。
【0008】さらに、前記基布の裏面に設けられるバッ
キング樹脂層は塩化ビニル樹脂あるいはSBR(スチレ
ン・ブチレンラバー)あるいはウレタン樹脂などの樹脂
を主成分とする材料により構成され、これらの樹脂と添
加物との割合により柔軟なバッキング樹脂層を得ること
ができる。バッキング樹脂層の主成分として塩化ビニル
樹脂を用いる場合は塩化ビニル樹脂100部に対して、
可塑材としてメチルエチルケトン50〜100部と、充
填材として炭酸カルシウムあるいはタルク0〜100部
を混ぜ合わせる。またバッキング樹脂層の主成分として
SBR(スチレン・ブチレンラバー)を用いる場合は充
填材として炭酸カルシウムあるいはタルク0〜200部
を混ぜ合わせる。さらにバッキング樹脂層の主成分とし
てウレタン樹脂を用いる場合は充填材として炭酸カルシ
ウムあるいはタルク0〜150部を混ぜ合わせる。前記
可塑材や充填材の量によりバッキング樹脂層の柔軟性が
決定される。また、このような材料からなるバッキング
樹脂は液状で基布の裏面に塗布され、その後、100〜
150℃の温度で加熱乾燥されて前記基布の表面にタフ
ティングにより設けられる芝生部が基布から外れようと
するのを防止するバッキング樹脂層となる。詳しくは基
布の裏面に塗布されたバッキング樹脂は基布がメッシュ
状であることから基布の表面側に浸透して基布の表面に
もバッキング樹脂層が形成される。
【0009】図1および図2に本考案による人工芝生の
一例を示し、1は経、緯ともに5%〜30%の伸縮性を
有する基布で、この基布1にパイル糸をタフティングし
て基布の表面に芝生部2を形成してあり、基布1から芝
生部2のパイル糸の抜け落ちを防止するために基布1の
裏面には柔軟なバッキング樹脂層3を設けてある。
【0010】
【作用】上記構成により、基布は伸縮性を有し、またバ
ッキング樹脂層は柔軟性を有することから、敷設面に凹
凸があっても人工芝生をその凹凸に沿わせることがで
き、敷設作業を容易に行なうことができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明するが、
得られた人工芝生の性能の測定、評価は下記の方法で行
なった。 1)引張強伸度 試料幅3cm、掴み間隔20cm、テストスピード20
cm/mmでJISL−1096に準じて測定した。 2)引裂強力 試料幅5cmのものを幅方向中央に10〜15cmの切
れ目を入れ、テストスピード20cm/mmで引き裂く
ように引っ張り、JIS L−1096に準じて測定し
た。 3)抜糸強力 試料よりパイル1束を選定し、テストスピード20cm
/mmでJIS L−1023に準じて測定した。
【0012】表1に本考案に基づく実施例の人工芝生の
各試料の引張強伸度、引裂強力、抜糸強力について示し
ており、表1からも引張強伸度、引裂強力、抜糸強力の
各特性にも優れた人工芝生を得ることができることが分
かる。
【0013】
【表1】
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、基布は伸
縮性を有し、またバッキング樹脂層は柔軟性を有するこ
とから、敷設面に凹凸があっても人工芝生をその凹凸に
沿わせることができ、敷設作業を容易に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例における人工芝生の側面図であ
る。
【図2】同人工芝生の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 基布 2 芝生部 3 バッキング樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 砂賀 嘉信 和歌山県海南市野上中526番地 尾崎産 業株式会社内 (72)考案者 鬼頭 俊夫 愛知県名古屋市千種区古出来三丁目3番 10号 株式会社オニット内 (56)参考文献 特開 昭48−63527(JP,A) 特開 平3−69705(JP,A) 実開 昭51−109119(JP,U) 実開 昭58−189208(JP,U) 実開 昭49−7283(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05C 17/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経、緯ともに5%〜30%の伸縮性を有
    するメッシュ状の基布にパイル糸をタフティングして前
    記基布の表面に芝生部を形成し、前記基布の裏面には柔
    軟なバッキング樹脂層を設けたことを特徴とする伸縮性
    を有する人工芝生。
JP1992078325U 1992-11-16 1992-11-16 人工芝生 Expired - Lifetime JP2580580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992078325U JP2580580Y2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 人工芝生

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JP1992078325U JP2580580Y2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 人工芝生

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Publication Number Publication Date
JPH0642987U JPH0642987U (ja) 1994-06-07
JP2580580Y2 true JP2580580Y2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=13658817

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427650B2 (ja) * 1971-12-06 1979-09-11
JPS51109119U (ja) * 1975-02-24 1976-09-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0642987U (ja) 1994-06-07

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