JP2580529Y2 - 線材繰り出し装置 - Google Patents

線材繰り出し装置

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JP2580529Y2
JP2580529Y2 JP3415793U JP3415793U JP2580529Y2 JP 2580529 Y2 JP2580529 Y2 JP 2580529Y2 JP 3415793 U JP3415793 U JP 3415793U JP 3415793 U JP3415793 U JP 3415793U JP 2580529 Y2 JP2580529 Y2 JP 2580529Y2
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信夫 村沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、断面四角形や楕円形の
断面非円形状の鑞線や針金などの線材を繰り出す線材繰
り出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、以前に、鑞線の回転を防
止する鑞付け器を考案し、平成4年3月31日(実願平
4−28009号)に「鑞付け器」として出願した。
【0003】以下詳述すると、本体内には、鑞線の前進
は許容するがその後退を楔作用にて妨げる鑞線把持手段
が、同軸状に2個隙間を設けて配置されている。そし
て、各々の把持手段は、本体に対して回転できないよう
に種々の回転防止手段が施されている。また、鑞線突出
孔は、楕円状をなしており、押圧筒にても鑞線の回転防
止を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、鑞線の回転が防止され、格段に鑞付け作業
が容易にはなったものの、以下のような課題が残されて
おり、まだまだ開発の余地があった。鑞線を鑞付け器本
体に挿入する場合の課題である。一般的に鑞線把持手段
の中心には、把持孔が形成されており、その把持孔は断
面が円形状をなしている。よって、円形状の鑞線を本体
に挿入する場合は、後方より把持手段の把持穴内にスム
−ズに挿入される。しかし、断面が非円形の鑞線を挿入
する場合には、その鑞線の先端が把持孔の後端にひっか
かってしまい、スム−ズに挿入することができなかっ
た。そこで、押圧手段を本体より外し、各々の把持手段
を本体より一旦引き抜いて、鑞線をその把持手段の把持
孔に挿入し、再び組み立てていた。そして、その作業は
非常に面倒な作業であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、本体内に線材を繰り出す機構
を有する線材繰り出し装置にあって、前記繰り出し機構
を線材の前進は許容するがその後退を楔作用にて妨げる
ことが可能な線材把持手段とし、その線材把持手段を同
軸上に少なくとも2個以上隙間を設けて配置すると共
に、少なくも一つ以上の線材把持手段の前方部あるいは
中間部に線材を移動させ楔作用を解除する押圧手段を取
り付け、また、前記本体内に、線材の回転を規制する断
面が非円形の扁平パイプを取り付けたことを要旨とする
ものである。
【0006】
【実施例】図1、図2、図3は本考案における第1実施
例である。本体1は、前軸2と後軸3とより構成されて
おり、その前軸2と後軸3は螺着などの手段により着脱
自在に固定されている。そして前記前軸2の内側には、
スライダ−4が前軸2より突出し、かつ前軸2の内側を
摺動可能に配置されている。そのスライダ−4の前方に
は、金属製の先端パイプ5aを有する押圧筒5が固定さ
れている。また、その押圧筒5の後方には、鍔部5bが
取り付けられている。また、前記スライダ−4の外周側
面には、平坦部4aが形成されており、前軸2の内側に
圧入されている回転止めパイプ6の内面平坦部6aと係
合している(図2参照)。一方、前記後軸3の後方内面
で、鑞線挿入孔3bには、断面が非円形7b(図3参
照)をした扁平パイプ7、7aが連設されて固定されて
いるが、1体であってもよい。また、その扁平パイプ7
は、後述するチャック体11の拡開方向に合わせて、径
方向の位置決めがなされている(図4参照)。尚、扁平
パイプ7の後端には、線材である鑞線が挿入し易いよう
に円錐孔を有する後部材が取り付けられている。また、
前記扁平パイプ7は、図5に示すように外形が円形であ
っても良いし、四角形であっても良い。要は、鑞線の挿
入孔が非円形であれば良い。
【0007】また、前記スライダ−4の内側には、後述
する第1の鑞線繰り出し手段8が配置されている。その
第1の鑞線繰り出し手段8の後方同軸上で、前記後軸3
の内側には第1の鑞線繰り出し手段8と略同様な構成を
した第2の鑞線繰り出し手段9が配置されている。そし
て、その第2の鑞線繰り出し手段9は、弾撥部材10に
より後方に付勢されている。また、第2の鑞線繰り出し
手段9の後端は、前記後軸3の内側に形成された段部3
aに当接しており、第2の鑞線繰り出し手段9の後方移
動を阻止している。
【0008】次に前記鑞線L繰り出し手段8,9につい
て詳述する。鑞線繰り出し手段8は、前方を複数に分割
されて開閉自在であり、かつ閉鎖時において鑞線Lの把
持が可能なチャック体11と、該チャック体11の頭部
外面に形成された皿状の受座12に載置された転子13
と、該転子13を滑動案内し前記チャック体11を閉鎖
し得る傾斜面14を有するチャックリング15と、前記
チャック体11をチャックリング15に対し後方に付勢
するチャックスプリング16とより構成されている。
【0009】次に作用について説明する。押圧筒5の鍔
部5bを指先で押圧(図中上方へ)すると、第1の鑞線
L繰り出し手段8のチャック11が拡開し楔作用が解除
され、鑞線Lを把持せず押圧筒5と第1の鑞線繰り出し
手段8のみがスライダ−4と共に移動する。尚、第2の
鑞線繰り出し手段9の楔作用により鑞線Lが把持されて
いるため、鑞線Lは移動しない。次いで、押圧操作を解
除すると,押圧筒5と第1の鑞線繰り出し手段8とが前
進すると共に第1の鑞線繰り出し手段8の楔作用が働
き、また第2の鑞線繰り出し手段9のチャック11が拡
開し楔作用が解除され、鑞線Lが前方(図中下方)に移
動し、鑞線Lが繰り出される。このようにして、押圧筒
5(第1の鑞線L繰り出し手段8)を移動させることに
より鑞線Lを繰り出す。また、スライダ−4の平坦部4
aが、前軸2内に圧入されている回転止めパイプ7の内
面平坦部7aとが係合しているため、鑞線Lがねじれて
も鑞線把持手段刃回転せず、それに伴い鑞線も回転しな
い。つまり、本体1と鑞線Lとの相対的な回転は生じな
い。尚、押圧筒5の押圧ストロ−ク量を適宜変更するこ
とにより、鑞線Lの繰り出し量を種々変更できることは
言うまでもない。
【0010】次ぎに鑞線の鑞付け器本体への挿入作用に
ついて説明する。断面が四角形や楕円形の断面非円形状
の線材よりなる鑞線を、扁平パイプ7に挿入することに
より、鑞線はねじれず扁平パイプ7の断面形状に沿って
鑞線把持手段9に導かれる。ここで、鑞線は、扁平パイ
プ7の断面形状に沿って導かれているため、チャック体
11内へもスム−ズに導かれる。
【0011】また、押圧筒5の先端パイプ5aの断面形
状を、図3に示したような非円形状に形成すれば、先端
での鑞線の回転が防止され、使い勝手の点でも優れた鑞
付け器を提供することができる。
【0012】さらに、図6に示すように第1の鑞線把持
手段8並びに第2の鑞線把持手段9のチャック体11の
後方にも扁平パイプ7を取り付けることにより、よりス
ム−ズに鑞線Lを把持手段内に導くことができる。
【0013】
【考案の効果】本考案は、本体内にを繰り出す機構を有
する線材繰り出し装置にあって、前記繰り出し機構を線
材の前進は許容するがその後退を楔作用にて妨げること
が可能な線材把持手段とし、その線材把持手段を同軸上
に少なくとも2個以上隙間を設けて配置すると共に、少
なくも一つ以上の線材把持手段の前方部あるいは中間部
に線材を移動させ楔作用を解除する押圧手段を取り付
け、また、前記本体内に、線材の回転を規制する断面非
円形の扁平パイプを取り付けたので、断面が非円形状の
線材であっても、線材繰り出し装置を分解すること無
く、容易にスム−ズに本体内(把持手段内)に線材を挿
入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す半断面図である。
【図2】図1に相当するA−A線断面図である。
【図3】本考案の扁平パイプを示す断面図である。
【図4】図1に相当するA矢視図である。
【図5】扁平パイプの他の例を示す図1に相当するA矢
視図である。
【図6】本考案の他の例を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 前軸 3 後軸 4 スライダ− 4a 平坦部 5 押圧筒 5a 先端パイプ 5b 鍔部 6 回転止めパイプ 6a 内面平坦部 7 扁平パイプ 7a 扁平パイプ 8 第1の線材繰り出し手段 9 第2の線材繰り出し手段 10 弾撥部材 11 チャック体 12 受座 13 転子 14 傾斜面 15 チャックリング 16 チャックスプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に線材を繰り出す機構を有する線
    材繰り出し装置にあって、前記繰り出し機構を線材の前
    進は許容するがその後退を楔作用にて妨げることが可能
    な線材把持手段とし、その線材把持手段を同軸上に少な
    くとも2個以上隙間を設けて配置すると共に、少なくも
    一つ以上の線材把持手段の前方部あるいは中間部に線材
    を移動させ楔作用を解除する押圧手段を取り付け、ま
    た、前記本体内に、線材の回転を規制する断面が非円形
    の扁平パイプを取り付けたことを特徴とする線材繰り出
    し装置。
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