JP2580331B2 - 衝撃リッパの制御方法 - Google Patents

衝撃リッパの制御方法

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JP2580331B2
JP2580331B2 JP1152779A JP15277989A JP2580331B2 JP 2580331 B2 JP2580331 B2 JP 2580331B2 JP 1152779 A JP1152779 A JP 1152779A JP 15277989 A JP15277989 A JP 15277989A JP 2580331 B2 JP2580331 B2 JP 2580331B2
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建設機械であるブルドーザの後部に装着して
土砂の掘削を行なうリッパ装置、殊に加振機構を備えた
衝撃リッパの制御方法に関する。
(従来の技術) 通常掘削作業の多い大形ブルドーザは前部にブレード
装置、後部にリッパ装置か夫々装着され土砂の掘削、押
土作業を行なうが、殊にリッパ装置は硬岩混りの作業地
で使われ、車体後面に固設されたブラケットに昇降用及
びチルト用の各油圧シリンダ等を介して装着され、その
刃先を地中に貫入し、或いは、その貫入角度を変えなが
ら硬岩を破砕して掘削を行なうようになっている。そし
て比較的軟質地においては刃先を垂直状態に立てて掘削
進行し、硬岩地にかかると一旦停止して車体後部を浮し
て、その自重と、リッパ装置の昇降用油圧シリンダによ
る押下げ力で破岩に貫入破砕させていたが、かかる硬岩
破砕には限度があり、また作業効率も悪かったために、
近時油圧ブレーカ等から成る加振機構を備え硬岩に打撃
を加えて破砕する所謂衝撃リッパが使われるようにな
り、従来破砕困難な硬岩破砕を可能して掘削作業の能率
をあげるようになった。
(発明が解決しようとする課題) しかし、作業地は通常軟質土部と硬岩部が混在してお
り、そのために、従来オペレータは感覚的に掘削状況か
ら判断して硬岩部にかかり掘削抵抗が高くなると衝撃リ
ッパの加振機構をマニアルにより作動させて破砕し、掘
削抵抗が下がると作動を停止させていた。そのために作
業効率が悪いうえ、オペレータの疲労も多くなるという
問題があった。本発明は上記従来の不具合を改善する目
的でなされたものであって、掘削作業において硬岩地に
かかると、その掘削抵抗によりシュースリップが発生す
ることに着目し、このシュースリップ発生、解消の信号
によって衝撃リッパの加振機機構を作動し、停止するよ
うにした衝撃リッパの制御方法を提供しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段及び作用) 本発明は上記目的を達成するために、加振機構を備え
た衝撃リッパによる掘削作業において、硬岩地での刃先
にかかる掘削抵抗による索引力、車速の変位量からシュ
ースリップ量を検出し、その所定シュースリップ量の入
力信号により、コントローラを介して前記加振機構を作
動させて硬岩を打撃破砕すると共に、シュースリップの
解消により作動を停止するように制御し、また前記制御
に附加してマニアル操作で前記加振機構を作動・停止す
るようにし、更には作業機用油圧ポンプの吐出流量を加
振機構アクチュエータに優先供給したうえ、他の作業機
アクチュエータに供給するようにして掘削作業で硬岩地
にかかり衝撃リッパによって打撃破砕する場合にもオペ
レータによる感覚によるマニアル操作をしなくてもシュ
ースリップ発生、解除信号によって自動的に作動・停止
して硬岩を打撃破砕すると共に、必要に応じてマニアル
操作でも作動・停止できる衝撃リッパの制御方法を提供
するものである。
(実施例) 本発明の一実施例について添付図面により詳述する。
第1図において代表符号1で示すブルドーザは車体2前
部にブレードが車体3に基端部を取付けられたサイドフ
レーム4の前端に取着され、そして、該ブレードの昇降
用シリンダ5、チルド用シリンダ6が不々装着されてい
る。後部には衝撃リッパ7が車体2に固設されたブラケ
ット8に装着されており、9は円筒ビーム、10は該ビー
ム両端に取着された支持部材、11は前記ブラケット8と
ビーム9間を連結した支持リンク、12は油圧ブレーカ等
からなる加振機構12(以下単に油圧ブレーカと表示す
る)は前記ビーム9に取設されて油圧ブレーカ12を支架
する保持部材、14は前記支持部材10に揺動可能に支承さ
れたシャンク、15は該シャンクの下端に軸ピン16で着脱
可能に取付けられた掘削刃、そして17は刃衝撃リッパの
昇降用のリフトシリンダ、18は刃先の貫入角度変更用の
チルトシリンダである。上記構成からなるブルドーザ1
において比較的軟弱地での掘削、押土、或いは整地作業
においてはブレード3によって行なわれ、これをブレー
ド作業と称し、また硬岩混りの硬盤地での掘削作業にお
いては衝撃リッパ7が使用され、通常リッパ作業と称し
ている。そして、リッパ作業においてはリフトシリンダ
17によって刃先の貫入の深さを制御し、チルトシリンダ
18で貫入角度を制御しながら行われ、特に硬岩地におい
ては油圧ブレーカ12を作動させて硬岩に打撃破砕しなが
ら掘削進行するようになっている。かかるブレード3及
び衝撃リッパ7等の作業機の油圧制御装置は図示の如き
回路からなり、作業機用油圧ポンプ19からの吐出油圧は
吐出回路20aから電磁式パイロット弁21で制御される油
圧ブレーカ12の打撃、停止を行なう操作弁22及び流量制
御弁23を介して油圧ブレーカの振動発生アクチュエータ
24に供給されるようになつていると共に、油圧ブレーカ
の停止時はバイパス回路20bから作業機回路20cを経てブ
レードリフト操作弁25へ供給され、この操作弁から一方
ではブレードリフトシリンダ5とブレードチルト操作弁
26を介してブレードチルトシリンダ6に夫々供給される
ようになっており、他方ではリッパリフト・チルト操作
弁27を介してリッパリフトシリンダ17及びリッパチルト
シリンダ18へ供給されるようになっている。
次いでシュースリップによる衝撃リッパ7の制御につ
いて述べる。シュースリップ制御については本出願人が
先に提案した特願昭62−230826に詳しく述べている処で
あるが、シュースリップを加速計により索引力、車速の
変位量から検知し、そのシュースリップ量が所定以上に
なるとコントローラを介してデクセル操作によりエンジ
ン回転数を低下すると共に、シュースリップが解消する
と、その信号により元のエンジン回転数に復帰するよう
にしているが、本発明においてはシュースリップの発
生、解消信号によりコントローラ28を介して、油圧ブレ
ーカ12の打撃、停止を行なうにしてあり、これを実施例
である図示の回路に沿って説明すると、それまで作業機
用油圧ポンプ19からの吐出油圧が回路20を経てブレード
のリフト、チルトシリンダ5、6及びリッパのリフト、
チルトシリンダ17、18等の作業機側へ供給されていた
が、シュースリップ発生によるシュースリップコントロ
ーラ28からパイロット弁21の打撃指令により操作弁22の
ポートを切換えて油圧を回路29側に優先供給して流量制
御弁23を経由して油圧ブレーカ12を作動させるようにな
る。そして所要流量を前記流量制御弁23で制御し、オバ
ーする流量を回路20d、20cを経由して前記作業機側へ供
給して打撃作動と共に、リッパリフト及びチルトの各シ
リンダ17、18を作動させて貫入深さ、貫入角度を制御で
きるようにしてある。なお、エンジンの低回転による運
転用油圧ポンプへの供給優先時、停止時の打撃、及びシ
ュースリップ発生如可に関係なく打撃を行なう場合には
シュースリップ信号とは関わりなく、また優先して打撃
・停止させるマニアル操作としてのON、OFFスイッチ30
が設けてある。第2図は、上記衝撃リッパの制御による
硬岩地掘削の実施要領を示したものであって、硬岩地掘
削においては、先ずチルトシリンダ18により掘削刃15を
立てマニアル操作によりスイッチ30をONにして油圧ブレ
ーカ12を作動させて硬岩を打撃しながらリフトシリンダ
17をして掘削刃15の刃先を硬岩に貫入して(イ)、破砕
を完了(ロ)すると、この刃先貫入状態で一旦スイッチ
OFFにして最適な刃先角度に定めたうえ(ハ)、改めて
スイッチONにして硬岩を打撃破砕しながら、進行し
(ニ)、破砕完了(ホ)すると、この貫入姿勢のままス
イッチOFFにして最初の破岩掘削を完了する。
つづいて軟弱地を掘削進行し、次のシュースリップ発
生と共に、その信号を受けて油圧ブレーカ12が作動して
出現した硬岩を打撃破砕しながら進行し、シュースリッ
プ解消信号により油圧ブレーカ12を停止すると共に、こ
の停止状態で掘削進行し、次の硬岩の出現によるシュー
スリップ信号に備えることになる。
(発明の効果) 本発明は以上の如く構成したから、リッパ作業による
硬岩地掘削もオペレータの感覚によるマニアル操作によ
らず硬岩出現をシュースリップ信号によって検知し、そ
の検知信号によって自動的に油圧ブレーカを作動し、破
砕と共に作動を停止するようにしたので、リッパ作業が
適確かつ効率よく行なえると共にオペレータの疲労を軽
減することができる。また上記自動制御に加えて添設し
たON、OFFスイッチによるマニアル操作による油圧ブレ
ーカの作動も可能にしたので適切な硬岩破砕を行なうこ
とができる。更には油圧ブレーカの作動のための所要流
量を優先した油圧回路にしたので硬岩破砕も確実に保障
される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は制御回路図、
第2図は衝撃リッパによる硬岩地掘削要領を示す説明図
である。 1……ブルドーザ 3……ブレード 7……衝撃リッパ 12……加振機構としての油圧ブレーカ 17……リッパリフトシリンダ 18……リッパチルトシリンダ 19……油圧ポンプ 21……電磁式パイロット弁 22……油圧ブレーカ操作弁 23……流量制御弁 24……油圧ブレーカ振動発生アクチュエータ 27……リッパリフト・チルト操作弁 28……シュースリップコントローラ 30……油圧ブレーカON、OFFスイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加振機構を備えた衝撃リッパによる掘削作
    業において、硬岩地での刃先にかかる掘削抵抗による索
    引力、車速の変位量からシュースリップ量を検出し、そ
    の所定シュースリップ量の入力信号により、コントロー
    ラを介して前記加振機構を作動させて硬岩を打撃破砕す
    ると共に、シュースリップの解消により、その信号を受
    けて前記加振機構の作動を停止するようにしたことを特
    徴とする衝撃リッパの制御方法。
  2. 【請求項2】上記シュースリップの発生・解消による加
    振機構の作動・停止制御に優先して、添設したON、OFF
    スイッチからなるマニアル操作により前記加振機構を作
    動・停止するようにしたことを特徴とする請求1項記載
    の衝撃リッパの制御方法。
  3. 【請求項3】作業機用油圧ポンプの吐出油圧を流量制御
    弁により優先して加振機構アクチュエータに所要流量を
    供給したうえ、他の作業機アクチュエータに供給するよ
    うにしたことを特徴とする請求(1)項及び(2)項記
    載の衝撃リッパの制御方法。
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