JP2580084Y2 - 直線型可変抵抗器 - Google Patents

直線型可変抵抗器

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JP2580084Y2
JP2580084Y2 JP1991068700U JP6870091U JP2580084Y2 JP 2580084 Y2 JP2580084 Y2 JP 2580084Y2 JP 1991068700 U JP1991068700 U JP 1991068700U JP 6870091 U JP6870091 U JP 6870091U JP 2580084 Y2 JP2580084 Y2 JP 2580084Y2
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JP
Japan
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resistor
mounting plate
brush
brush mounting
shaft
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JP1991068700U
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English (en)
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JPH0521402U (ja
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一幸 辻岡
輝幸 朝日
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主に電装部品の位置あ
るいは角度を検出するセンサーとして用いられる直線型
可変抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図6(a),(b)により
説明する。図6(a)は直線型可変抵抗器の側断面図で
あり、図6(b)は同上面断面図である。
【0003】同図において、1は開口部1aを有し、
つ側面に穴1bを有する絶縁材料からなる箱型ケースで
ある。2は箱型ケース1の側面に設けた穴1bにスライ
ド可能に支持された軸である。3は箱型ケース1の内壁
に設けた凹溝1cにスライド可能に取付けられ、かつカ
バー4との間に設けたバネ5により軸2に圧接され、軸
2と共にスライドする絶縁材料からなる刷子取付板であ
る。6は刷子取付板3に鋲6aによりかしめて取付け固
着されている刷子で、かしめ部6bから延長されたより
バネ性を有するアームと接点6cを有する。7はケース
7bの凹溝7aに嵌合する抵抗体で、刷子6の接点部6
cが摺動するように配置されている。8は軸2と接合す
る本可変抵抗器の位置検出のための被測定物であり、こ
の被測定物8の図6(a)中のZ方向の動きに軸2が追
随し、可変抵抗器の出力が変動し、この変動により被測
定物8の位置変位を検出するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の直線型可変抵抗器では可変抵抗器本体および被測定
物に自動車およびエンジンの振動が加わった場合、刷子
6の接点6cが微摺動し、抵抗体7の異常摩耗の危険性
を有していた。これを防止するために可変抵抗器の軸2
の押し込み力を増加させることも考えられるが、この押
し込み力は被測定物8の動きによる制約から刷子取付板
3の微摺動を止めるまで大きくすることはできず、また
ケース1の凹溝1cと刷子取付板3のガタを寸法的に詰
めると、熱によるケース1・刷子取付板3の寸法変動に
より刷子取付板3のスムーズな摺動が保てないという課
題があった。
【0005】本考案は、このような従来の課題を解決す
もので、一定量の巻きバネのバネ力で刷子取付板をケ
ース内に安定に保持し、刷子取付板の振動をなくするこ
とにより、抵抗体の異常摩耗を防止して直線型可変抵抗
の耐久特性を向上させることを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、刷子取付板をケースの軸受側に押圧するよ
うに抵抗体と平行で軸の中心を通る平面を中心として抵
抗体とは反対側の位置であって、かつこの抵抗体表面と
垂直で上記軸の中心を通る平面を中心に左右対称の位置
にそれぞれ巻きバネを設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、刷子取付板をケースの軸受
側に押圧するように巻きバネを 抵抗体と平行で軸の中心
を通る平面を中心として抵抗体とは反対側の位置に設け
ているため、刷子取付板に対して軸が作用する力と巻き
バネが作用する力とは同一平面上になく、その結果、刷
子取付板には回転モーメントが加わるため、常に刷子取
付板をケースの内壁に押し付けた状態で保持することが
でき、これにより、振動による刷子取付板の抵抗体に対
する垂直方向の微振動をおさえることができるため、抵
抗体の異常摩耗を防止して直線型可変抵抗器の耐久性を
向上させることができるものである。
【0008】また前記巻きバネは、抵抗体表面と垂直で
軸の中心を通る平面を中心に左右対称の位置にそれぞれ
設けているため、刷子取付板には片寄りなくバネ力が加
わることになり、その結果、刷子取付板が一対の巻きバ
ネを設けた平面と平行な平面上で回転することはなくな
るため、振動による刷子取付板の抵抗体に対する平行な
方向の微振動もおさえることができ、その結果、抵抗体
の異常摩耗も防止できて直線型可変抵抗器の耐久性をさ
らに向上させることができるものである。
【0009】
【実施例】本考案の直線型可変抵抗器の一実施例を図1
〜図5により説明する。図1(a)は直線型可変抵抗器
の側断面図で、図1(b)は同正面断面図であり、図2
(a)は同要部である箱型ケースの側断面図、図2
(b)は同正面断面図である。図3(a)は同要部であ
る刷子取付板の上面図、図3(b)は同側断面図、図4
(a)は同要部である刷子の上面図、図4(b)は同側
面図、図4(c)は同正面図であり、図5は同要部であ
る抵抗体の平面図である。
【0010】図1〜図5において、21は絶縁材料から
なる箱型ケースで、この箱型ケース21は下面に金属含
油軸受21aからなる穴21bを設け、かつ刷子取付板
22を左右方向にスライド可能に取付け、さらに回転方
向の動きを規制する凹溝21cと、この凹溝21cと
定間隔を有し、平行に抵抗体24を上面側より上下方向
にスライドさせて取付ける凹溝21eが設けられてい
る。22は前述した絶縁性の刷子取付板で、この刷子取
付板22は上記箱型ケース21の凹溝21cに上下にス
ライド可能に嵌合するもので、巻きバネ28と当接する
嵌合部22aを両サイドの一定間隔位置に設け、かつこ
の刷子取付板22の端部略中央には、ケース21の側面
の軸受21aの穴21bを貫通して左右方向に刷子取付
板22を移動させる軸22cをインサート成形により設
け、さらに中央には刷子23をかしめ鋲(図示せず)に
よりかしめて取付けるための穴22bを有している。
た前記刷子23は刷子取付板22の穴22bにかしめ鋲
(図示せず)により取付けられる穴23aを有する保持
部23bと、抵抗体24上に設けた電極部24aと素子
部24b上を摺動する接点23c・23dを先端に有す
る金属材料とで構成されている。24は絶縁基体からな
抵抗体で、この抵抗体24における抵抗部24aと
極部24bの端部には端子25a・25b・25cがイ
ンサート成形により取付けられ、コネクタ端子26a・
26b・26cを介して出力が外部へ取出せるように構
成されている。27はケース21の開口部に取付けら
れ、かつ刷子取付板22のスライドの位置規制をする絶
縁材料からなるカバーである。28は上記カバー27と
刷子取付板22の間に介在されて常に刷子取付板22を
軸受21a側に押圧してケース21の凹溝21cの内壁
に押し付けるバネ性を有する巻きバネである。29はコ
ネクタ(図示せず)と嵌合し出力を外部へ導出するコネ
クタ部で、このコネクタ部29はコネクタ端子26a・
26b・26cを有しており、これらに抵抗体端子25
a・25b・25cを半田付けにより接続している。3
0はケース21に取付けられたカバー27の外側をモー
ルドする絶縁材料からなる密封樹脂である。
【0011】次に上記直線型可変抵抗器の動作を説明す
ると、軸22cを左右方向にスライドさせると、この軸
22cと連動して刷子取付板22と刷子23がスライド
し、刷子23の接点23c・23dが抵抗体24に設け
た抵抗部24aと電極部24b上を摺接し、端子25a
・25b・25cを介してコネクタ端子26a・26b
・26cにより外部へ出力を引出すものである。
【0012】なお、巻きバネ28は抵抗体24と平行で
軸22cの中心を通る平面(図1(b)のAA’線)を
中心として抵抗体24とは反対側の位置であって、かつ
上記 抵抗体24の表面と垂直で上記軸22cの中心を通
る平面を中心に左右対称の位置にそれぞれ設けられて
子取付板22を安定保持しているものである。
【0013】なお、上記実施例では、巻きバネ28が図
1(b)中のAA’平面上になく、かつBB’平面に対
し左右対称に設置されているが、3番目の巻きバネをB
B’線上でAA’平面より抵抗体24と逆側に更に設置
してもよいものである。
【0014】
【考案の効果】以上のように本発明の直線型可変抵抗器
は、刷子取付板をケースの軸受側に押圧するように巻き
バネを抵抗体と平行で軸の中心を通る平面を中心として
抵抗体とは反対側の位置に設けているため、刷子取付板
に対して軸が作用する力と巻きバネが作用する力とは同
一平面上になく、その結果、刷子取付板には回転モーメ
ントが加わるため、常に刷子取付板をケースの内壁に押
し付けた状態で保持することができ、これにより、振動
による刷子取付板の抵抗体に対する垂直方向の微振動を
おさえることができるため、抵抗体の異常摩耗を防止し
て直線型可変抵抗器の耐久性を向上させることができる
ものである。
【0015】また前記巻きバネは、抵抗体表面と垂直で
軸の中心を通る平面を中心に左右対称の位置にそれぞれ
設けているため、刷子取付板には片寄りなくバネ力が加
わることになり、その結果、刷子取付板が一対の巻きバ
ネを設けた平面と平行な平面上で回転することはなくな
るため、振動による刷子取付板の抵抗体に対する平行な
方向の微振動もおさえることができ、その結果、抵抗体
の異常摩耗も防止できて直線型可変抵抗器の耐久性をさ
らに向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案の直線型可変抵抗器の一実施例を
示す側断面図 (b)同正面断面図
【図2】(a)同要部である箱型ケースの側断面図 (b)同正面断面図
【図3】(a)同要部である刷子取付板の上面図 (b)同側断面図
【図4】(a)同要部である刷子の上面図 (b)同側面図 (c)同正面図
【図5】同要部である抵抗体の平面図
【図6】(a)従来の直線型可変抵抗器の側断面図 (b)同正面断面図
【符号の説明】
21 箱型ケース 21a 軸受 21b 穴 21c 凹溝 22 刷子取付板 22c 軸 23 刷子 23c,23d 接点 24 抵抗体 27 カバー 28 巻きバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する絶縁材料からなる箱型ケ
    ースと、この箱型ケースの軸受の穴にスライド可能に嵌
    合した軸と、この軸のスライド動作に連動するように上
    記箱型ケースの凹溝と嵌合するとともに上記軸が略中央
    端部に装着された刷子取付板と、この刷子取付板に固着
    されたバネ性を有する金属材料からなる刷子と、この刷
    子に設けた接点部が摺動するとともに上記刷子取付板
    一定の間隔で箱型ケース内に取付けられた抵抗体と、上
    記刷子取付板を上記ケースの軸受側に押圧するように上
    記抵抗体と平行で上記軸の中心を通る平面を中心として
    抵抗体とは反対側の位置であって、かつ上記抵抗体表面
    と垂直で上記軸の中心を通る平面を中心に左右対称の位
    置にそれぞれ設けられた巻きバネと、上記ケースの開口
    部を塞ぐカバーとで構成した直線型可変抵抗器。
JP1991068700U 1991-08-28 1991-08-28 直線型可変抵抗器 Expired - Lifetime JP2580084Y2 (ja)

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JPH0521402U JPH0521402U (ja) 1993-03-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61133606A (ja) * 1984-12-03 1986-06-20 松下電器産業株式会社 可変抵抗器

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