JP2580013Y2 - ブロア用消音器 - Google Patents

ブロア用消音器

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JP2580013Y2
JP2580013Y2 JP453893U JP453893U JP2580013Y2 JP 2580013 Y2 JP2580013 Y2 JP 2580013Y2 JP 453893 U JP453893 U JP 453893U JP 453893 U JP453893 U JP 453893U JP 2580013 Y2 JP2580013 Y2 JP 2580013Y2
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JP
Japan
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casing
cap
air
blower
fitted
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JP453893U
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English (en)
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JPH0663814U (ja
Inventor
丈和 糟谷
良幸 畑崎
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば汚水を浄化処理
するために空気を汚水内に吐出するブロアに装着される
消音器に関し、特に、一対のロータを有するルーツブロ
アに好適に使用される消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】汚水内に空気を供給して曝気処理するた
めには、通常、一対のロータを有するルーツブロアが使
用される。ルーツブロアでは、各ロータが逆方向へと回
転しているために高い騒音が発生するという問題があ
る。このために、ブロア本体内に吸い込まれる空気は、
該ブロア本体の吸い込み口に装着された消音器を通過さ
れることにより騒音が低減されている。
【0003】このようなブロア用消音器は、通常、円筒
状をしたケーシング内に、円筒状をした通気性の心管が
同心状態で配置されており、該心管に吸音材が巻き付け
られている。また、ケーシング内には、心管内に流入す
る空気が通過するようにフィルターが配置されており、
ケーシング内に流入した空気が該フィルターを通過して
心管内へと導入される。ケーシングは、一方の端面が開
放されており、その端面を通して、フィルターの交換等
が行われる。該端面は、ケーシングに対して着脱可能に
なったキャップにて閉塞されている。ケーシングの周面
には、空気吸い込み孔が設けられており、該空気吸い込
み孔を通って空気がケーシング内に流入する。ケーシン
グ内に流入した空気は、フィルターによって空気内に混
入した塵埃等の異物が除去されて、心管内を通流する。
そして、該心管内を通流する間に空気の発生する騒音が
吸音材によって吸収されることにより、発生する騒音が
低減される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような消音器で
は、ケーシング内に配置されたフィルターには、塵埃等
の異物が付着するために、定期的に清掃および交換する
必要がある。フィルターの交換には、キャップをケーシ
ングから取り外して、該ケーシングの開放された端面を
開放する必要がある。このためには、キャップは、ケー
シングに対して容易に取り外すことができ、しかも、ケ
ーシングに取り付けられた際には、振動等によって容易
に外れないことが必要である。従来、ケーシングおよび
キャップは、鋼板あるいは樹脂によって製造されてい
る。両者が、鋼板によって製造されている場合には、ケ
ーシングおよびキャップは、通常、ボルトによって結合
されており、樹脂によって製造されている場合には、ケ
ーシングおよびキャップにそれぞれ形成されたネジ溝に
よってそれぞれが結合されている。
【0005】キャップをケーシングに対してボルト止め
する場合には、ボルトの着脱に手間を要するという問題
があり、また、キャップとケーシングとをネジ結合する
場合には、消音器に加わる振動等によってネジの結合が
緩んで、消音器の使用時にキャップがケーシングから脱
落するおそれがある。
【0006】本考案は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、ケーシングに対するキャップの着
脱が容易であり、しかも、ケーシングに対して強固に取
り付けられて、振動等により脱落するおそれのないブロ
ア用消音器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のブロア用消音器
は、ブロア本体に吸い込まれる空気の通流路内に配置さ
れ一方の端面が開放された円筒状のケーシングと、ブロ
ア本体に吸い込まれる空気が内部を通流するように該ケ
ーシング内に配置され周面が通気性を有している心管
と、該心管内に流入する空気が通過するようにケーシン
グ内に配置されたフィルターと、該ケーシング内にて該
心管に嵌合された吸音材と、該ケーシングの開放された
端面を閉塞するように該ケーシングの端部に嵌合された
円筒状のキャップと、を具備するブロア用消音器であっ
て、前記キャップが嵌合される前記ケーシングの端部外
周面には、該ケーシングの開放された端面に連続するよ
うに該ケーシングの軸方向に沿って延びて周方向に沿っ
て屈曲されたロック溝が設けられており、前記キャップ
には、該ロック溝内に係合する係合凸部が設けられてい
ることを特徴とするものであり、そのことにより上記目
的が達成される。
【0008】
【作用】本考案のブロア用消音器では、ケーシングの外
周面に設けられたロック溝に、キャップ内周面に設けら
れた係合凸部を、該ケーシングの開口端面に連続する部
分から嵌合させる。ロック溝は、ケーシングの軸方向に
沿って延びるとともに周方向に沿うように屈曲されてお
り、係合凸部をそのロック溝に沿わせて移動させること
により、キャップはケーシングに取り付けられる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案の消音器の縦断面図である。この
消音器は、ルーツブロアにおけるブロア本体に装着され
た空気吸い込み管内に配置されており、図1に示すよう
に、円筒状をした樹脂製のケーシング10を有してい
る。該ケーシング10は一方の端面が開放されており、
該端面を閉塞するキャップ20が該ケーシング10に着
脱可能に設けられている。ケーシング10の他方の端面
には、軸心部を通過する連通路11が外方へと突出する
ように設けられており、該連通路11が、ブロア本体の
空気吸い込み口に連結されている。ケーシング10の軸
心部には、周面部が通気性を有する心管30が配置され
ている。該心管30は、例えば、網状にされたポリエチ
レン繊維を管状に巻回することにより構成されている。
該心管30における連通路11側の側部には多孔性の吸
音材40が嵌合されている。該吸音材40は、例えば、
ポリウレタンが使用されている。心管30におけるキャ
ップ20側の側部には、フィルター50が嵌合されてい
る。
【0010】図2はケーシング10における開口端面近
傍の斜視図、図3は図1におけるA−A線における断面
図である。
【0011】ケーシング10におけるフィルター50に
対向する周面には、図2に示すように、周方向に等しい
間隔をあけて4個の空気吸い込み孔12が設けられてい
る。また、該ケーシング10の外周面における対向する
二位置には、ロック溝13および13がそれぞれ設けら
れている。各ロック溝13は、ケーシング10の開口側
端面から軸方向に沿って延びる導入部13aと、該導入
部13aに連続して周方向に沿って延びるロック部13
bとを有している。そして、ロック部13bには、図3
に示すように、該ロック部13bを周方向に二分するよ
うにケーシング10の軸方向に平行になった係止部13
cが設けられている。該係止部13cは、断面が方形状
になっている。
【0012】該ケーシング10の開口端面を覆うキャッ
プ20は、ケーシング10の外周面に対して20mm程
度の適当な間隙を有して嵌合する短円筒状をしている。
該キャップの一方の端面は開放されており、他方の端面
は閉塞されている。そして、閉塞された端面の軸心部
は、外方へと突出するように凹状に窪んだ状態になって
いる。ケーシング10内に位置された心管30に嵌合さ
れているフィルター50は、キャップ20の凹状に窪ん
だ部分内に端部が位置されて固定されている。
【0013】該キャップ20の内周面における対向する
二位置には、図3に示すように、各ロック溝13内に嵌
入する係合凸部21および21がそれぞれ設けられてい
る。各係合凸部21は、ケーシング10の開口端面に連
続するロック溝13の導入部13a内に嵌入し得る大き
さになっている。また、係合凸部21は、ロック溝13
におけるロック部13bの周方向先端側に対向する側面
は、その先端側になるにつれて順次ケーシング10外周
面から遠ざかるゆるやかな傾斜面になっているのに対し
て、その反対側に位置する側面は、キャップ20内周面
に対してほぼ直交した状態になっている。
【0014】このような構成の消音器は、次のように組
み立てられる。吸音材40およびフィルター50が心管
30に巻き付けられて該心管30に嵌合された状態にな
ると、該心管30は、ケーシング10の内部に同心状態
で挿入されて、該ケーシング10の開口端部にキャップ
20が嵌合される。キャップ20は、係合凸部21がケ
ーシング10のロック溝13内に、開口端面に位置する
導入部13aの端部から挿入されるように、ケーシング
10に嵌合される。そして、各係合凸部21が導入部1
3aの内奥部に達すると、キャップ20は、周方向に沿
って延びるロック部13bの先端に向かって回動され
る。これにより、各係合凸部21は、ロック溝13のロ
ック部13bに沿って移動する。
【0015】このとき、各係合凸部21の傾斜面が、ロ
ック溝13におけるロック部13bの中程に設けられた
係止部13cに当接するが、キャップ20の回動によっ
て、各係合凸部21の傾斜面が順次係止部13cに接触
し、各係合凸部21は、円滑に係止部13cを乗り越え
る。各係合凸部21が係止部13cを乗り越えると、各
係合凸部21におけるキャップ20内周面とはほぼ直交
状態になった側面が、係止部13cに係止した状態にな
り、該キャップ20はケーシング10に対して回動しな
いロック状態になる。
【0016】このようにして組み立てられた消音器は、
ツールブロアにおけるブロア本体の空気吸い込み口に連
結されて、空気吸い込み管内に位置される。そして、該
空気吸い込み管内に吸い込まれた空気が、ケーシング2
0とキャップ10との間隙内を通った後に、ケーシング
10の周面に設けられた各空気吸い込み孔12からケー
シング10内へと流入する。ケーシング10内に流入し
た空気は、フィルター50および心管30の周面部を通
過して、該心管30の内部へと流入する。フィルター5
0は、空気に含まれた塵埃等の異物を空気から取り除
く。そして、該心管30の内部に流入された空気は、該
心管30の内部を通流する間に、発生する騒音が吸音材
40によって吸収されて、騒音の発生が低減される。心
管30の内部を通過した空気は、ケーシング10の連通
部11を介して、ブロア本体の内部へと導入される。
【0017】このような動作の間に、空気から除去した
異物によってフィルター50が目詰まりしたり汚染した
場合には、フィルター50が交換される。この場合に
は、前述の組み立て動作とは反対に、キャップ20がケ
ーシング10に対して反対方向へ回動されて、キャップ
20がケーシング10から取り外される。
【0018】
【考案の効果】本考案のブロア用消音器は、このよう
に、ケーシング外周面に設けられたロック溝と、キャッ
プ内周面に設けられた係合凸部とを有していることによ
り、キャップを、ケーシングに対して押し込んで回動さ
せるという簡潔な操作で、キャップがケーシングに強固
に取り付けられる。しかも、ケーシングに取り付けられ
たキャップは、該ケーシングからは、振動等によっては
容易には脱落しないようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブロア用消音器の一例を示す縦断面図
である。
【図2】そのブロア用消音器におけるケーシングの要部
の斜視図である。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 空気吸い込み孔 13 ロック溝 13a 導入部 13b ロック部 13c 係止部 20 キャップ 21 係合凸部 30 心管 40 吸音材 50 フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−54309(JP,A) 実開 昭52−129813(JP,U) 実開 平3−42061(JP,U) 実開 昭58−152555(JP,U) 実公 昭40−9272(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 1/00 F01N 1/24 F02M 35/12 F02M 35/14 F02M 35/024 501 F04C 18/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロア本体に吸い込まれる空気の通流路
    内に配置されて一方の端面が開放された円筒状のケーシ
    ングと、ブロア本体に吸い込まれる空気が内部を通流す
    るように該ケーシング内に配置されて周面が通気性を有
    している心管と、該心管内に流入する空気が通過するよ
    うにケーシング内に配置されたフィルターと、該ケーシ
    ング内にて該心管に嵌合された吸音材と、該ケーシング
    の開放された端面を閉塞するように該ケーシングの端部
    に嵌合された円筒状のキャップと、を具備するブロア用
    消音器であって、 前記キャップが嵌合される前記ケーシングの端部外周面
    には、該ケーシングの開放された端面に連続するように
    該ケーシングの軸方向に沿って延びて周方向に沿って屈
    曲されたロック溝が設けられており、前記キャップに
    は、該ロック溝内に係合する係合凸部が設けられている
    ことを特徴とするブロア用消音器。
JP453893U 1993-02-15 1993-02-15 ブロア用消音器 Expired - Lifetime JP2580013Y2 (ja)

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JPH0663814U JPH0663814U (ja) 1994-09-09
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