JP2579827Y2 - 磁気センサー保持用のホルダー - Google Patents

磁気センサー保持用のホルダー

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JP2579827Y2 JP1992091385U JP9138592U JP2579827Y2 JP 2579827 Y2 JP2579827 Y2 JP 2579827Y2 JP 1992091385 U JP1992091385 U JP 1992091385U JP 9138592 U JP9138592 U JP 9138592U JP 2579827 Y2 JP2579827 Y2 JP 2579827Y2
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気センサーに関する
もので、特にセンサーチップを保持するホルダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダ(VT
R)、オーディオテープレコーダ等のキャプスタンモー
タ、その他各種モータ等の近傍に配置することによっ
て、回転体の回転位置や回転速度を検出する磁気センサ
ーが知られている。図15は従来の磁気センサーの例を
示すもので、センサーチップ34とホルダー35から構
成されている。ホルダー35は左右両端の下部に回路基
板等への固定部35a、35bを有しており、固定部3
5a、35bに挾まれた部分は固定部35a、35bの
底面よりも高くなっている。ホルダー35の前面にはセ
ンサーチップ34が取付けられる取付け面38が形成さ
れており、取付け面38の下部には、ホルダー35を前
後に貫通して4本のリードフレーム36a、36b、3
6c、36dが一体に取付けられている。リードフレー
ム36a〜36dの前端はホルダー35の前方にやや突
出するとともに上方に折り曲げられ、その他の部分はホ
ルダー35の下部を貫通して後部に突出し、下方に折り
曲げられている。
【0003】次に、以上のような構成のホルダー35に
対してセンサーチップ34を取付ける際の例について説
明する。ホルダー35に形成された取付け面38にはセ
ンサーチップ34の感磁面31とは反対側の面が当接
し、かつ、センサーチップ34の下端部は、リードフレ
ーム36の前端部の上方に折り曲げられた部分に挾み込
まれている。センサーチップ34の下端部にはリードフ
レーム36a〜36dと対応した4つの端子37a〜3
7dが形成されているため、各端子37a〜37dと各
リードフレーム36a〜36dとが重なり、それぞれの
重なり部分を半田付けすることによって各端子37a〜
37dと各リードフレーム36a〜36dを接続するこ
とができる。センサーチップ34をホルダー35に対し
て取付けた後、リードフレーム36a〜36dと端子3
7a〜37dの接続部分には樹脂等が塗布されて封止さ
れている。このような磁気センサーの例が、実開昭62
−20313号公報に記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上のような従来の磁
気センサー保持用のホルダーによれば、センサーチップ
34の感磁面31側でリードフレーム36の端部と接続
するようにしたため、磁気センサーの全面に突出部が生
じてしまい、この突出部が障害となって磁気センサーの
感磁面31をモータやその他の回転体に近付けることが
できなかった。このような問題を解決するには、特開昭
63−34986号公報に記載されているように、リー
ドフレームとセンサーチップの端子の接続部をセンサー
チップの裏面側に形成すればよい。
【0005】センサーチップの裏面側でリードフレーム
と接続するには、特開平1−262488号公報に記載
されているように、両面に配線されたセンサーチップを
リードフレームと接続した後、一体成形して磁気センサ
ーを形成すればよい。しかし、このような方法で磁気セ
ンサーを形成するとセンサーチップの感磁面の組付け精
度が出しにくいという欠点がある。
【0006】以上のような問題点を解決するために本考
案は、磁気センサーのセンサーチップを感磁面とは反対
側の面でホルダーのリードフレームと接続すると共に、
感磁面の組付け精度を向上させた磁気センサー保持用の
ホルダーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案は、
感磁面に対して反対側の背面に端子が形成された磁気セ
ンサーチップと、この磁気センサーチップの端子と電気
的に接続される接続部を有したリードフレームと、この
リードフレームが一体に取付けられていると共に上記セ
ンサーチップを保持するホルダーとを備え、上記端子と
上記接続部とが接続される接合部近傍が貫通するよう
に、上記ホルダーに切り欠きを形成するとともに、上記
ホルダーにはセンサーチップが当接するチップ受部を形
成し、リードフレームの上記接続部の位置を上記チップ
受部よりも後退した位置にした。
【0008】請求項2記載の考案は、請求項1記載の考
案において、ホルダーと一体成形された複数のリードフ
レームのうち、半数はホルダーの取付け面に対し垂直な
センサー取付け部に埋設して接続部の端部をホルダー取
付面と平行に取り出し、残りの半数はホルダー取付け面
と平行な部分から垂直方向に取り出した。
【0009】請求項3記載の考案は、請求項1記載の考
案において、リードフレームに半田付けしたセンサーチ
ップを裏からホルダー及びリードフレームに接着した。
【0010】請求項4記載の考案は、請求項1記載の考
案において、リードフレームを、ホルダーの回路基板へ
の取付け面より高い位置でホルダー後方に引出した。
【0011】
【作用】センサーチップをホルダーのチップ受部に当接
させることによりセンサーチップの端子とホルダーに取
付けられたリードフレームの接続部とが位置合わせされ
て前後に重なり、これら端子と接続部との接合部近傍の
切り欠きからこの接合部に半田ごてを押し当てることに
より、上記端子と接続部とを電気的に接続することがで
きる。リードフレームのチップ受部にセンサーチップを
当接させることにより、センサーチップの取付け精度が
向上する。
【0012】
【実施例】以下、本考案にかかる磁気センサー保持用の
ホルダーの実施例について図面を参照しながら説明す
る。図1において、ホルダー5は左右両側に回路基板そ
の他に対する固定部5a、5bを有している。固定部5
a、5bの底面は回路基板その他に対する取付け面5
f、5fとなっており、固定部5a、5bからは取付け
面5f、5fに対し垂直なセンサー取付け部5c、5c
が延びている。センサー取付け部5c、5c間には上側
から上方向のほぼ中央部にかけて四角形状に切り欠き7
が形成され、これによってホルダー5は正面形状が凹字
状となっている。切り欠き7は図示しないセンサーチッ
プが取り付けられる正面側から、後面側にかけて貫通形
成されている。センサー取付け部5c、5cには、切り
欠き7側に厚さ方向のほぼ中央部に段部が形成されてお
り、切り欠き7の正面側から段部までの横幅寸法が、切
り欠き7の後面側から段部までの横幅寸法よりも大きく
なっている。上記段部が、後述のセンサーチップが取付
けられるためのチップ受部5dとなっている。
【0013】ホルダー5には、図示しないセンサーチッ
プに形成された複数の端子と接続するための、4つのリ
ードフレーム6a、6b、6c、6dが一体成形により
取り付けられている。これらリードフレーム6a〜6d
の一端は、ホルダー5の固定部5a、5bを連結するブ
リッジ5gに下面側から挿入され、上方に向かって延び
ている。この4本のリードフレーム6a〜6dのうち、
両端のリードフレーム6a、6dの端部は、センサー取
付け部5c、5c内にこのセンサー取付け部5c、5c
に沿って埋設され、センサー取付け部5c、5cの上部
でホルダー5の取付け面5f、5fに対して平行で、し
かも、端部どうしが互いに向き合う方向に折り曲げら
れ、切り欠き7の内壁から突出している。中央のリード
フレーム6b、6cはそのままホルダー5の取付け面5
f、5fに対して垂直方向にブリッジ5gを貫通し、切
り欠き7の底面から突出しており、その端部は上記リー
ドフレーム6a、6dの端部の下方に位置している。
【0014】以上のような構成のホルダー5は、2つの
金型を重ねあわせて樹脂を一体成形することによって作
られる。この2つの金型の境目が図2に符号12で示す
ようなパーティションラインとなって残っている。前述
したチップ受部5dは、このパーティションライン12
よりも0.1〜0.2mmほどセンサーチップ側寄りに
形成されている。また、リードフレーム6a〜6dのセ
ンサーチップ側の面は、パーティションライン12と一
致するように配置されている。換言すれば、リードフレ
ーム6a〜6d、特にそれらの接続部は上記チップ受部
5dよりも後退した位置にある。
【0015】次にセンサーチップ4をホルダー5に対し
て固定する手順について説明する。図2において、切り
欠き7内部のチップ受部5dに対してセンサーチップ4
を当接する。センサーチップ4の感磁面1と反対側の面
で、リードフレーム6の接続部6a、6b、6c、6d
と対応する位置にはそれぞれ端子が形成されており、各
端子には、固型状の半田9が載せてある。半田9の高さ
Lは、センサーチップ4を取付けた際のリードフレーム
6a〜6dとセンサーチップ4間の距離を考慮して、
0.1〜0.2mmの範囲となるように設定されてい
る。ホルダー5に対してセンサーチップ4を位置決めす
ると、半田9がセンサーチップ4の端子と各リードフレ
ーム6a、6b、6c、6dの間に介在する。
【0016】次に、図3に示すように、センサーチップ
4の裏面側からの切り欠き7に半田ごて8を挿入し、半
田ごて8をリードフレーム6a〜6dに当接させて、固
型状の半田9を溶かす。半田9は凝固する際に収縮する
ため、センサーチップ4がチップ受部5d側に引き寄せ
られ、組付け精度を向上させることができる。半田ごて
8の先端部分の断面形状は切り欠き7の形状とほぼ同じ
形状になって、半田ごて8を1回押し当てるだけで各リ
ードフレーム6a〜6dとこれに対応するセンサーチッ
プ4の各端子とを半田付けすることができる。
【0017】図4は、上記のようにしてホルダー5にセ
ンサーチップ4を取り付けた状態を裏面側から示す。図
4に示すように、センサーチップ4が半田によって固定
されたホルダー5の、リードフレーム6aから6dとセ
ンサーチップ4が半田付けで接続された部分のほぼ全
面、つまり、センサーチップ4の感磁面とは反対側の面
全体に対して、図5に示すように接着剤9を塗布して磁
気センサーを完成させる。センサーチップ4のリードフ
レーム6a〜6dと接続された面のほぼ全面に渡って接
着剤9を塗布することにより、センサーチップ4のホル
ダー3に対する固定強度をさらに向上させることができ
るし、リードフレーム6a〜6dと端子の各接続部分を
保護することが可能となる。通常、接着剤を使用した場
合、接着剤が流出して他の部材へ影響を及ぼすことが問
題となるが、本実施例では、切り欠き7内部の壁が接着
剤9の流れ止めとなって、接着剤9がホルダー3の外部
へ流出するのを防止するため、他の部材への接着剤9の
影響は皆無である。
【0018】以上のように、センサーチップ4の感磁面
1と反対側の面に端子を形成し、リードフレーム6a〜
6dが接続される接合部近傍が貫通するように、ホルダ
ー5の切り欠き7を形成して凹字状としたことにより、
センサーチップ4のホルダー5に対する半田付け接続が
容易になって作業性を向上させることが可能となるし、
切り欠き7を通してセンサーチップ4の各端子とリード
フレーム6a〜6dとの接続部を観察することができ、
これらの接続部の接続性の良否を容易に確認することが
できる。また、センサーチップ4の端子をリードフレー
ム6a〜6dに対して接続する際、リードフレーム6a
〜6dはチップ受面5dよりもずらした位置に配置され
ているため、半田が載せられたセンサーチップ4を取付
けても、半田に押されてリードフレーム6a〜6dが撓
むことがない。センサーチップ4とリードフレーム6a
〜6dを半田付けした後は、半田の凝固収縮によりセン
サーチップ4がチップ受部5dに引き寄せられるため、
センサーチップ4のホルダー5への組付け精度を向上さ
せることができる。さらにホルダー5と一体成形された
4本のリードフレーム5a〜5dのうち、両端のリード
フレーム6a、6dはホルダー5のセンサー取付け部5
c、5cを利用してこの部分に埋設するとともに先端部
をホルダー5の取付け面5f、5fと平行になるように
互いに向き合った方向に折り曲げてホルダー5の切欠き
7に取り出し、中央のリードフレーム6b、6cはホル
ダー5の取付け面5f、5fに平行なブリッジ5gの部
分でそのまま上方に延長して、ホルダー5の取付け面5
f、5fに対して垂直となるようにしたため、ホルダー
5の横幅を小さくすることができ、センサーチップの小
型化に対応するために、ホルダー5の体格を小型化する
ことが可能となる。
【0019】なお、リードフレームの接続部の構成は以
上のようなものに限られるものではない。取り付けられ
るセンサーチップ4の大きさや端子の配置に合わせて様
々なパターンが考えられる。例えば、センサーチップの
端子が横方向に4つ並んでいるときは、図6に示すよう
に、ホルダー5と一体に形成された4つのリードフレー
ム10a、10b、10c、10dは、これをすべてホ
ルダー5の回路基板への取付け面5f、5fと平行なブ
リッジ5gの部分に、上記取付け面5f、5fに対して
垂直となるように横方向に並べて配置してもよい。ま
た、センサーチップの端子が四角形の各頂点に形成され
ている場合は、図7に示すように、4本のリードフレー
ム11a、11b、11c、11dのうち、2本のリー
ドフレーム11a、11bをホルダー5の片方のセンサ
ー取付け部5cに、他の2本のリードフレーム11c、
11dを他方のセンサー取付け部5cに埋設し、両端の
リードフレーム11a、11dの先端部を互いに向き合
わせ、ホルダー取付け面と平行になるように折り曲げて
切り欠き7の内側から突出させ、中央のリードフレーム
11b、11cは、リードフレーム11a、11dの折
曲位置よりも下方位置で互いに向き合わせ、ホルダー取
付け面に対して平行となるように折曲し、切り欠き7の
内壁から突出させてもよい。
【0020】また、前記実施例では図2に示すように、
チップ受部5dをリードフレーム6a〜6dが配置され
たパーティションライン12より、センサーチップ4側
寄りに形成していた。しかし、図8に示すように、ホル
ダー5のパーティションライン12上にチップ受部5d
を形成し、そのチップ受部5d上にリードフレーム13
を配置し、リードフレーム13の先端部をチップ受部5
dより内側で折曲して後退させ、さらにこの折曲した部
分から0.1〜0.2mmくらいの箇所で、先端が互い
に向き合うように折曲してもよい。この例によれば、チ
ップ受部5dよりもセンサーチップ4と接続されるリー
ドフレーム13を後方にずらした構成となるため、固型
状の半田が載ったセンサーチップを取り付けても、0.
1〜0.2mmずらした部分に半田が収まり、リードフ
レーム13が半田によって変形させられることはない。
【0021】次に、図9ないし図11に示す実施例につ
いて説明する。図9ないし図11において、4本のリー
ドフレーム16a、16b、16c、16dとともに一
体に成形されたホルダー14は前記実施例と同様に四角
形状の切り欠き22が形成されて凹字状となっている。
ホルダー14の左右両端の下部は回路基板等への固定部
14a、14bとなっており、固定部14a、14bの
下面は取付け面14f、14fとなっている。固定部1
4a、14bはブリッジ14gで連結され、ブリッジ1
4gと取付け面14f、14fの延長面との間には間隙
20が形成されている。この間隙20から適宜の形状に
折り曲げられたリードフレーム16a〜16dの基端部
が外部へ引出されている。4本のリードフレーム16
a、16b、16c、16dのうち、両端のリードフレ
ーム16a、16dの先端部が折曲されてホルダー取付
け面14f、14fと平行になり、切り欠き22の内壁
部分から突出して、互いに向き合っている。他のリード
フレーム16b、16cの先端部はホルダー14のブリ
ッジ14gから上方に突出し、ホルダー取付け面14
f、14fに平行で、かつ、互いに相反する向きに折曲
されている。
【0022】間隙20から外部へ引出されたリードフレ
ーム16a〜16dは、図10に示すように、ホルダー
14の後方で上方向にヘアピン状となるように丸められ
た後、ホルダー14の取付け面よりも低い位置でホルダ
14の取付け面14f、14fと平行となるように折り
曲げられ、ホルダー14の外部に引き出されている。ま
た、リードフレーム16a〜16dのホルダー14外部
に引き出された部分は、図11に示すように、上方から
見て外側に広がるように折り曲げられている。このよう
に、ホルダー14の取付け面14f、14fより高い位
置でヘアピン状となるように丸めてリードフレーム16
を出し、かつ、取付け面14f、14fよりも低い位置
で引き回すことによって、ホルダー14の回路基板等へ
の取付けを安定させることが可能である。
【0023】次に、図12、図13に示すさらに別の実
施例について説明する。図12、図13において、ホル
ダー17は中央部に切り欠き21が形成されて凹字状と
なっている。ホルダー17の両側には固定部17a、1
7bがあり、固定部17a、17bはブリッジ17gで
連結されている。固定部17a、17bの下端面は回路
基板等への取付け面17f、17fとなっている。ブリ
ッジ17gからは4本のリードフレーム18a、18
b、18c、18dが上方に向かって延びている。両端
のリードフレーム18a、18dは固定部17a、17
bに続くセンサー取付け部17c、17cに沿って延
び、先端部が切り欠き21の内壁両側の上部から互いに
向き合い、かつ、ホルダー17の取付け面17f、17
fに対して平行な方向に突出している。一方、中央のリ
ードフレーム18b、18cは切り欠き21の底部から
突出してホルダー取付け面に対して垂直となるように上
方向に延び、先端はリードフレーム18a、18dより
も下方に位置している。ホルダー17の裏面側には、図
13に示すように、切り欠き21から突出したリードフ
レーム18a〜18dの各根本の周りに溝部21a、2
1b、21c、21dが形成されている。このように各
リードフレーム18a〜18dの周りに溝部21a〜2
1dを形成することによって、図14に示すように、セ
ンサーチップに押されてリードフレーム18aが撓む際
の支点が、リードフレーム18aとセンサーチップが当
接し力がかかる点よりも遠くなるため、撓み角を小さく
することができ、リードフレーム18aの変形を最小限
に抑えることができる。
【0024】一方、ホルダー17に形成された切り欠き
21の内部には7個の突出部19a〜19dが形成され
ている。このうち、突出部19a、19c、19e、1
9gは四角形状の切り欠き21の各頂点に、突出部19
b、19d、19fは各頂点と頂点の間の部分に形成さ
れている。これら突出部19aから19bはホルダーに
センサーチップが取付けられる際のチップ受部の役割を
果たしている。このように、チップ受部の形状を突出部
状としてもよい。
【0025】
【考案の効果】請求項1記載の考案によれば、センサー
チップの端子とリードフレームの接続部とが接続される
接合部近傍が貫通するように、ホルダーを切り欠いたた
め、この切り欠き部を通して、センサーチップとリード
フレームとを接続することが可能で、センサーチップを
接続する工程が容易になり、作業性を向上させることが
できる。また、ホルダーに形成されたチップ受部から後
退した位置にリードフレームの接続部を位置させたた
め、リードフレームの接続部とセンサーチップの端子と
を半田付けにより接続しても、リードフレームの接続部
が変形することを防止することができるし、半田付けの
際、半田の表面張力によってセンサーチップがリードフ
レームの接続部側に引き寄せられ、センサーチップはホ
ルダーのチップ受部によって位置規制され、ホルダーに
対するセンサーチップの取り付け精度が向上する。
【0026】請求項2記載の考案によれば、ホルダーと
一体成形された複数のリードフレームのうち半数をホル
ダーの取付け面に対し垂直なセンサー取付け部に埋設し
て接続部側の端部をホルダー取付け面と平行とし、残り
の半数はホルダー取付け面と平行な部分から垂直方向に
取り出したため、ホルダーの横幅を小さくすることがが
できるし、ホルダーに取付けられるセンサーチップのサ
イズを小さく押えることができる。
【0027】請求項3記載の考案によれば、リードフレ
ームに半田付けしたセンサーチップを裏からホルダー及
びリードフレームに接着したため、センサーチップのリ
ードフレームへの接着効果を向上させ、かつ、センサー
チップの感磁面の裏側に形成された電極を保護すること
ができる。
【0028】請求項4記載の考案によれば、リードフレ
ームは、ホルダーの取付け面より高い位置でホルダー後
方に引出したため、ホルダーの取付けをより安定させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる磁気センサー保持用のホルダー
の実施例を示す正面図。
【図2】同上ホルダーへのセンサーチップ取付け工程の
例を示す平面断面図。
【図3】同上ホルダーへのセンサーチップ取付けの別工
程の例を示す平面断面図。
【図4】同上ホルダーへのセンサーチップ取付けのさら
に別工程の例を示す斜視図。
【図5】同上ホルダーへのセンサーチップ取付けのさら
に別工程の例を示す斜視図。
【図6】本考案にかかる磁気センサー保持用のホルダー
の別の実施例を示す正面図。
【図7】本考案にかかる磁気センサー保持用のホルダー
のさらに別の実施例を示す正面図。
【図8】本考案にかかる磁気センサー保持用のホルダー
のさらに別の実施例を示す平面断面図。
【図9】本考案にかかる磁気センサー保持用のホルダー
のさらに別の実施例を示す正面図。
【図10】同上側面断面図。
【図11】同上平面図。
【図12】本考案にかかる磁気センサー保持用のホルダ
ーのさらに別の実施例を示す正面図。
【図13】同上実施例の要部を拡大して示す背面図。
【図14】同上実施例のリードフレーム先端部を拡大し
て示す平面断面図。
【図15】従来の磁気センサー保持用のホルダーの例を
示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 感磁面 4 センサーチップ 5 ホルダー 6 リードフレーム 7 切り欠き 5f ホルダー取付け面 5c センサー取付け面 5g ホルダー取付け面に平行な部分

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感磁面に対して反対側の背面に端子が形
    成された磁気センサーチップと、この磁気センサーチッ
    プの端子と電気的に接続される接続部を有したリードフ
    レームと、このリードフレームが一体に取付けられてい
    ると共に上記センサーチップを保持するホルダーとを備
    えた磁気センサーであって、上記端子と上記接続部とが
    接続される接合部近傍が貫通するように、上記ホルダー
    に切り欠きが形成されるとともに、上記ホルダーには上
    記センサーチップが当接するチップ受部が形成され、リ
    ードフレームの上記接続部は上記チップ受部よりも後退
    した位置にあることを特徴とする磁気センサー保持用の
    ホルダー。
  2. 【請求項2】 ホルダーと一体成形された複数のリード
    フレームのうち半数はホルダーの取付け面に対し垂直な
    センサー取付け部に埋設されて接続部側の端部がホルダ
    ーの取付け面と平行に取り出され、残りの半数はホルダ
    ー取付け面と平行な部分から垂直方向に取り出されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気センサー保持用
    のホルダー。
  3. 【請求項3】 リードフレームに半田付けされたセンサ
    ーチップを裏からホルダー及びリードフレームに接着し
    たことを特徴とする請求項1記載の磁気センサー保持用
    のホルダー。
  4. 【請求項4】 リードフレームは、ホルダーの取付け面
    より高い位置でホルダー後方に引出されていることを特
    徴とする請求項1記載の磁気センサー保持用のホルダ
    ー。
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