JP2579765Y2 - 芳香発散器 - Google Patents
芳香発散器Info
- Publication number
- JP2579765Y2 JP2579765Y2 JP4214092U JP4214092U JP2579765Y2 JP 2579765 Y2 JP2579765 Y2 JP 2579765Y2 JP 4214092 U JP4214092 U JP 4214092U JP 4214092 U JP4214092 U JP 4214092U JP 2579765 Y2 JP2579765 Y2 JP 2579765Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fragrance
- container
- deodorant
- liquid
- fragrance diffuser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は,液体芳香剤又は液体
消臭剤と,液体芳香剤・液体消臭剤・ゲル状芳香剤・ゲ
ル状消臭剤・ポプリ等の芳香発散剤,或は,装飾材を,
単一の容器主体内に独立した状態で収容する二重構造の
芳香発散器に関する。
消臭剤と,液体芳香剤・液体消臭剤・ゲル状芳香剤・ゲ
ル状消臭剤・ポプリ等の芳香発散剤,或は,装飾材を,
単一の容器主体内に独立した状態で収容する二重構造の
芳香発散器に関する。
【0002】
【従来の技術】密閉状態の室内に漂う臭気を除去乃至は
中和させるためには,芳香剤と消臭剤を併用することが
効果的であり,従来のこの種の併用型芳香・消臭剤揮散
容器にあっては,液体芳香剤と液体消臭剤を別個の揮散
容器に収容して台座上に並設するか,或は,上記両容器
の側壁面に両面接着シートを介在させて接合して一体化
する構成を採用していた。
中和させるためには,芳香剤と消臭剤を併用することが
効果的であり,従来のこの種の併用型芳香・消臭剤揮散
容器にあっては,液体芳香剤と液体消臭剤を別個の揮散
容器に収容して台座上に並設するか,或は,上記両容器
の側壁面に両面接着シートを介在させて接合して一体化
する構成を採用していた。
【0003】上記した芳香剤と消臭剤を別々の容器に収
容して並設する従来の揮散方式による場合には,容器構
成が必然的に大嵩になると同時に,並設した両容器は不
用意に離反する虞があり,しかも揮散容器の開閉操作が
二重手間となる問題点があった。
容して並設する従来の揮散方式による場合には,容器構
成が必然的に大嵩になると同時に,並設した両容器は不
用意に離反する虞があり,しかも揮散容器の開閉操作が
二重手間となる問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本願考案は,上述した
問題点に着目し,二種類の機能剤を一個の容器主体内に
独立した状態に区分して収容し,一度の開放操作によっ
て,両機能剤を効果的に機能させることが可能で,デザ
イン的にも斬新かつ優美であり,製品の包装並びに製造
コストの低減化にも寄与する芳香発散器を提供すること
を目的とする。
問題点に着目し,二種類の機能剤を一個の容器主体内に
独立した状態に区分して収容し,一度の開放操作によっ
て,両機能剤を効果的に機能させることが可能で,デザ
イン的にも斬新かつ優美であり,製品の包装並びに製造
コストの低減化にも寄与する芳香発散器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに創作した本願考案は,液体芳香剤又は液体消臭剤を
収容する容器本体と,底部に設けた開孔部に連通する吸
い上げ芯の挿通保持筒を具備し,且つ,容器本体の高さ
よりも短く形成した別の効能剤或は装飾材を収容する中
容器を構成主体とし,該中容器を,前記容器本体内に装
嵌垂下した構成を要旨とする。
めに創作した本願考案は,液体芳香剤又は液体消臭剤を
収容する容器本体と,底部に設けた開孔部に連通する吸
い上げ芯の挿通保持筒を具備し,且つ,容器本体の高さ
よりも短く形成した別の効能剤或は装飾材を収容する中
容器を構成主体とし,該中容器を,前記容器本体内に装
嵌垂下した構成を要旨とする。
【0006】
【作用】容器本体内に,吸い上げ芯を装備する中容器が
同体的に装嵌垂下されるめ,容器本体及び中容器に収容
する液体芳香剤又は液体消臭剤と別の芳香・消臭効能剤
は,中容器の開放部及び保持筒の上端から突出する吸い
上げ芯の露出部を閉塞する密閉蓋を取り外すことによ
り,上記液体芳香剤又は液体消臭剤は,毛細管現象によ
って吸い上げ芯を介して吸引されて上記露出部から揮散
して冠帽体の揮散孔から芳香を発散し,また別の芳香・
消臭効能剤は,中容器の開放部から香気を外部へ放散す
る。
同体的に装嵌垂下されるめ,容器本体及び中容器に収容
する液体芳香剤又は液体消臭剤と別の芳香・消臭効能剤
は,中容器の開放部及び保持筒の上端から突出する吸い
上げ芯の露出部を閉塞する密閉蓋を取り外すことによ
り,上記液体芳香剤又は液体消臭剤は,毛細管現象によ
って吸い上げ芯を介して吸引されて上記露出部から揮散
して冠帽体の揮散孔から芳香を発散し,また別の芳香・
消臭効能剤は,中容器の開放部から香気を外部へ放散す
る。
【0007】中容器に収容する装飾材は,容器本体に収
容する液体芳香剤又は液体消臭剤の中心部に占位して吸
い上げ芯を被覆隠蔽した状態で独自の装飾機能を営む。
容する液体芳香剤又は液体消臭剤の中心部に占位して吸
い上げ芯を被覆隠蔽した状態で独自の装飾機能を営む。
【0008】
【実施例】以下に,本願考案の実施例を,添付図面に基
づいて説明する。図1は,本願考案芳香発散器を分解し
て示す斜視図で,1は,ガラス等の透明素材によって壷
型に成形した容器本体であり,2は,容器本体1内に装
嵌封入する同材質で,その外形がフラスコ型を呈する中
容器である。
づいて説明する。図1は,本願考案芳香発散器を分解し
て示す斜視図で,1は,ガラス等の透明素材によって壷
型に成形した容器本体であり,2は,容器本体1内に装
嵌封入する同材質で,その外形がフラスコ型を呈する中
容器である。
【0009】上記中容器2には,底部に設けた開孔部3
に連通する吸い上げ芯4の挿通保持筒5を中心部に直立
して設けてあり,容器本体1の高さよりも若干短く形成
し,その開放部6の外径を容器本体1の開口部7の内径
に対応させてある。
に連通する吸い上げ芯4の挿通保持筒5を中心部に直立
して設けてあり,容器本体1の高さよりも若干短く形成
し,その開放部6の外径を容器本体1の開口部7の内径
に対応させてある。
【0010】中容器2は,容器本体1の開口部7から挿
入して,その開放部6の周縁に附設した鍔縁8を容器本
体1の開口部7の周縁9に当接させて掛止し,容器本体
1内に垂下封入される。
入して,その開放部6の周縁に附設した鍔縁8を容器本
体1の開口部7の周縁9に当接させて掛止し,容器本体
1内に垂下封入される。
【0011】吸い上げ芯4は,容器本体1に装嵌される
中容器2の保持筒5に挿通され,その下端部4aが容器
本体1の底部1aに接触し,上端部4bは保持筒5の上
方に突出する。
中容器2の保持筒5に挿通され,その下端部4aが容器
本体1の底部1aに接触し,上端部4bは保持筒5の上
方に突出する。
【0012】10は,吸い上げ芯4が突出する容器本体
1の上部に被嵌する揮散孔11を有する嵌帽体である。
1の上部に被嵌する揮散孔11を有する嵌帽体である。
【0013】中容器2の開放部7及び保持筒5の上方に
突出する吸い上げ芯4の上端部4bは,不使用時には,
山高帽子型の密閉蓋12によって閉塞される。
突出する吸い上げ芯4の上端部4bは,不使用時には,
山高帽子型の密閉蓋12によって閉塞される。
【0014】13は,容器本体1に収容した液体芳香剤
であり,14は,中容器2に収容したポプリである。
であり,14は,中容器2に収容したポプリである。
【0014】なお,図示の実施例においては,容器本体
1に液体芳香剤を収容し,中容器2にポプリを収容した
場合を示してあるが,容器本体1に液体芳香剤又は液体
消臭剤13を収容する限りは,中容器2には,ゲル状若
しくは顆粒状の芳香剤その他の芳香発散剤を収容し得る
ことは勿論である。
1に液体芳香剤を収容し,中容器2にポプリを収容した
場合を示してあるが,容器本体1に液体芳香剤又は液体
消臭剤13を収容する限りは,中容器2には,ゲル状若
しくは顆粒状の芳香剤その他の芳香発散剤を収容し得る
ことは勿論である。
【0015】更に,中容器2には,図示してないが,上
記した芳香発散剤に替えて,小さなガラス玉・着色した
水・細かく裁断した色紙・カラフルな捲回布その他の適
宜の装飾機能材を収容する場合もある。
記した芳香発散剤に替えて,小さなガラス玉・着色した
水・細かく裁断した色紙・カラフルな捲回布その他の適
宜の装飾機能材を収容する場合もある。
【0016】また,容器本体1の形態についても,図示
してないが,容器本体1に装嵌垂下させる中容器2の開
放部6の周縁に附設した鍔縁8が係止する環状突隆部
を,容器本体1の天井面に開設する開口部7の周縁に設
ければ,その外形を円筒形・角柱形・截頭円錐形など適
宜の形状に形造ることが可能である。
してないが,容器本体1に装嵌垂下させる中容器2の開
放部6の周縁に附設した鍔縁8が係止する環状突隆部
を,容器本体1の天井面に開設する開口部7の周縁に設
ければ,その外形を円筒形・角柱形・截頭円錐形など適
宜の形状に形造ることが可能である。
【0017】
【考案の効果】既記したように,本願考案は,容器本体
に中容器を装嵌垂下して同体的に結合する構成を採用し
た結果,液体芳香剤又は液体消臭剤とゲル状芳香剤乃至
はポプリ等の芳香効能剤,或は,装飾材の二種類を,単
一の器体内に独立した状態で別々に収容し,製品をコン
パクトに取り纏めることができ,且つ,両効能剤を一度
の開放操作によって同時に発散させることができる著効
を発揮すると共に,上記両収容物は容器本体内において
立体的に封入されるため,ユニークな美観を感知させる
商品価値の高い芳香発散器として商品化することができ
る。また,中容器に装飾材を収容する場合には,中容器
の中心に直立する目障りな吸い上げ芯を,装飾材によっ
て隠蔽することができるので,デザイン効果をより増大
させる効果を発揮する。
に中容器を装嵌垂下して同体的に結合する構成を採用し
た結果,液体芳香剤又は液体消臭剤とゲル状芳香剤乃至
はポプリ等の芳香効能剤,或は,装飾材の二種類を,単
一の器体内に独立した状態で別々に収容し,製品をコン
パクトに取り纏めることができ,且つ,両効能剤を一度
の開放操作によって同時に発散させることができる著効
を発揮すると共に,上記両収容物は容器本体内において
立体的に封入されるため,ユニークな美観を感知させる
商品価値の高い芳香発散器として商品化することができ
る。また,中容器に装飾材を収容する場合には,中容器
の中心に直立する目障りな吸い上げ芯を,装飾材によっ
て隠蔽することができるので,デザイン効果をより増大
させる効果を発揮する。
【図1】本願考案に係る芳香発散器の分解斜視図。
【図2】本願考案に係る芳香発散器の組み立て状態を示
す一部分解斜視図。
す一部分解斜視図。
【図3】本願考案における中容器の縦断面図。
1 容器本体 1a 容器本体の底 2 中容器 3 開孔部 4 吸い上げ芯 4a 吸い上げ芯の下端 4b 吸い上げ芯の上端 5 挿通保持筒 6 開放部 7 開口部 8 鍔縁 9 開口部周縁 10 冠帽体 11 揮散孔 12 密閉蓋 13 液体芳香・同消臭剤 14 ポプリ
Claims (8)
- 【請求項1】 液体芳香剤又は液体消臭剤を収容する容
器本体と,底部に設けた開孔部に連通する吸い上げ芯の
挿通保持筒を具備し,且つ,容器本体の高さよりも短く
成形した別の効能剤或は装飾材を収容する中容器を構成
主体とし,該中容器を前記容器本体内に装嵌垂下した芳
香発散器。 - 【請求項2】 請求項1の効能剤が,液体芳香剤・液体
消臭剤・ゲル状芳香剤・ゲル状消臭剤・ポプリ等の芳香
・消臭発散剤である請求項1記載の芳香発散器。 - 【請求項3】 請求項1の装飾材が,ガラス玉・着色水
・細断色紙・捲回布等の装飾機能素材である請求項1記
載の芳香発散器。 - 【請求項4】 請求項1の容器本体を,壷型に成形した
請求項1記載の芳香発散器。 - 【請求項5】 請求項1の中容器の外形を,フラスコ型
に成形した請求項1記載の芳香発散器。 - 【請求項6】 請求項1の容器本体を,揮散孔を有する
冠帽体で被冠した請求項1記載の芳香発散器。 - 【請求項7】 請求項1の中容器開放部及び保持筒の上
端から突出する吸い上げ芯の露出部を閉塞する密閉蓋を
装備した請求項1記載の芳香発散器。 - 【請求項8】 請求項1の容器本体並びに中容器を,透
明素材によって成形した請求項1記載の芳香発散器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4214092U JP2579765Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 芳香発散器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4214092U JP2579765Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 芳香発散器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661249U JPH0661249U (ja) | 1994-08-30 |
JP2579765Y2 true JP2579765Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=12627640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4214092U Expired - Lifetime JP2579765Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 芳香発散器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579765Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP4214092U patent/JP2579765Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0661249U (ja) | 1994-08-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980512 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |