JP2579674B2 - ラベル検出装置 - Google Patents
ラベル検出装置Info
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- JP2579674B2 JP2579674B2 JP63267651A JP26765188A JP2579674B2 JP 2579674 B2 JP2579674 B2 JP 2579674B2 JP 63267651 A JP63267651 A JP 63267651A JP 26765188 A JP26765188 A JP 26765188A JP 2579674 B2 JP2579674 B2 JP 2579674B2
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- Japan
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- label
- area
- image sensor
- article
- dispersion
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- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は物体に関する各種情報が表記されたラベルが
該当物体に貼付られているか否かを検出するラベル検出
装置の改良に関する。
該当物体に貼付られているか否かを検出するラベル検出
装置の改良に関する。
[従来の技術] 例えば工場の最終製品検査工程においては、製品に対
して品名や製造会社や製品価格等の該当製品に対する各
種情報が印刷されたラベルが正しく貼付られているか否
かを検査するラベル検査装置が設置されている。
して品名や製造会社や製品価格等の該当製品に対する各
種情報が印刷されたラベルが正しく貼付られているか否
かを検査するラベル検査装置が設置されている。
このラベル検出装置における基本的なラベル検出方法
は、第7図に示すように、物品(製品)1に貼付られた
ラベル2を投光器3aと受光器3bからなるフォトセンサ3
を用いてラベル2の有無を検出する手法である。すなわ
ち、投光器3aから出力された光線4がラベル2表面で反
射されて、受光器3bに入射するとその光強度からラベル
有りと判断する。ラベル2が貼付られていなければ、受
光器3bに入射する光線4の光強度は小さいので、ラベル
無しと判断する。
は、第7図に示すように、物品(製品)1に貼付られた
ラベル2を投光器3aと受光器3bからなるフォトセンサ3
を用いてラベル2の有無を検出する手法である。すなわ
ち、投光器3aから出力された光線4がラベル2表面で反
射されて、受光器3bに入射するとその光強度からラベル
有りと判断する。ラベル2が貼付られていなければ、受
光器3bに入射する光線4の光強度は小さいので、ラベル
無しと判断する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記のようなフォトセンサ3を用いてラベル
2の有無を判断するラベル検出装置においては、第7図
に示すように、対称物品が例えば瓶等のように曲面を有
し、ラベル2がその曲面に貼付られている場合において
は、ラベル2上における光線4の照射位置の曲率によっ
ては反射された光線4が受光器3bへ正しく入射されない
懸念がある。よって、常時、物品1に対して同一方向か
ら光線4を照射する必要がある。
2の有無を判断するラベル検出装置においては、第7図
に示すように、対称物品が例えば瓶等のように曲面を有
し、ラベル2がその曲面に貼付られている場合において
は、ラベル2上における光線4の照射位置の曲率によっ
ては反射された光線4が受光器3bへ正しく入射されない
懸念がある。よって、常時、物品1に対して同一方向か
ら光線4を照射する必要がある。
また一般に、ラベル2には第8図に示すように、図形
や文字等が描かれているので、こ光線4が文字8部分で
反射された場合と、図形7部分で反射された場合と、又
は図形7,文字8以外の空白部分9で反射された場合と
で、受光器3bにおける光強度が大きく変化する。したが
って、光線4の照射位置を例えばラベル2の空白部分9
に限定する必要がある。
や文字等が描かれているので、こ光線4が文字8部分で
反射された場合と、図形7部分で反射された場合と、又
は図形7,文字8以外の空白部分9で反射された場合と
で、受光器3bにおける光強度が大きく変化する。したが
って、光線4の照射位置を例えばラベル2の空白部分9
に限定する必要がある。
また、ラベル2が透明の用紙に前記図形7や文字8が
描かれていた場合においては、逆にその図形7や文字8
部分に光線4を照射させる必要がある。
描かれていた場合においては、逆にその図形7や文字8
部分に光線4を照射させる必要がある。
しかしながら、前述した工場の検査工程においては、
第9図に示すように、各物品(製品)1はコンベア5で
搬送される場合が多いので、移動中の物品1のラベル2
に対して、一定方向から、しかもラベル2上の予め定め
られた一点を光線4で照射するためには、コンベア5を
含む各装置の据付精度を大幅に向上する必要があり、設
備全体が非常に高価になる問題があった。
第9図に示すように、各物品(製品)1はコンベア5で
搬送される場合が多いので、移動中の物品1のラベル2
に対して、一定方向から、しかもラベル2上の予め定め
られた一点を光線4で照射するためには、コンベア5を
含む各装置の据付精度を大幅に向上する必要があり、設
備全体が非常に高価になる問題があった。
このような問題を回避するためには、ラベル2をCCD
センサ等の画像センサを用いて画像情報として検出し
て、ラベル2に描かれた図形7および文字8を2値化し
て、図形7および文字8の面積と空白部分9の面積との
比率を求め、その比率が予め記憶されている許容範囲に
入るとラベル有りと判断する方法も考えられている。
センサ等の画像センサを用いて画像情報として検出し
て、ラベル2に描かれた図形7および文字8を2値化し
て、図形7および文字8の面積と空白部分9の面積との
比率を求め、その比率が予め記憶されている許容範囲に
入るとラベル有りと判断する方法も考えられている。
さらに、画像センサにて得られた画像情報からラベル
2の外周長を算出して、その外周長が予め記憶されてい
る許容範囲に入るとラベル有りと判断する方法も考えら
れている。
2の外周長を算出して、その外周長が予め記憶されてい
る許容範囲に入るとラベル有りと判断する方法も考えら
れている。
しかし、上述した手法であると、前記各許容範囲がラ
ベル2の種類により種々に変化するので、同一図形,同
一文字が描かれたラベル2や、同一大きさのラベル2の
場合には検出可能であるが、ラベル2の図形7や文字8
が異なるラベル2や大きさが異なるラベル2の場合には
検出不可能である。
ベル2の種類により種々に変化するので、同一図形,同
一文字が描かれたラベル2や、同一大きさのラベル2の
場合には検出可能であるが、ラベル2の図形7や文字8
が異なるラベル2や大きさが異なるラベル2の場合には
検出不可能である。
また、図形7が中間色の場合は適確に2値化できない
懸念もある。当然、透明なラベル2においては外周長を
算出することは不可能である。
懸念もある。当然、透明なラベル2においては外周長を
算出することは不可能である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、ラベル上の一定面積を有する領域の明度分布特性上
の分散度からラベルの有無を判定することによって、た
とえラベル表面が曲面であったとしても、また異なる図
形や文字が描かれていたとしても、さらに文字,図形以
外が透明のラベルであったとしても、確実にラベルの有
無が検出でき、低価格で検出精度を向上できるラベル検
出装置を提供することを目的とする。
り、ラベル上の一定面積を有する領域の明度分布特性上
の分散度からラベルの有無を判定することによって、た
とえラベル表面が曲面であったとしても、また異なる図
形や文字が描かれていたとしても、さらに文字,図形以
外が透明のラベルであったとしても、確実にラベルの有
無が検出でき、低価格で検出精度を向上できるラベル検
出装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解消するために本発明は、搬送路上を搬送
される物体に対して、該当物体に関する各種情報が表記
されたラベルが貼付られているか否かを検出するラベル
検出装置において、搬送路に沿って設けられ、搬送され
る物体を検出する物体検出器と、この物体検出器の物体
検出時刻から所定時刻後にラベル上の一定面積を有する
領域を撮像する画像センサと、この画像センサにて撮像
された領域内における各画素の明度データの明度分布特
性上における分散度を統計的に算出する分散度算出手段
と、この分散度算出手段にて算出された分散度が予め設
定された規定分散度を越えるとラベルが物体に貼付けら
れていると判断する判断手段とを備えたものである。
される物体に対して、該当物体に関する各種情報が表記
されたラベルが貼付られているか否かを検出するラベル
検出装置において、搬送路に沿って設けられ、搬送され
る物体を検出する物体検出器と、この物体検出器の物体
検出時刻から所定時刻後にラベル上の一定面積を有する
領域を撮像する画像センサと、この画像センサにて撮像
された領域内における各画素の明度データの明度分布特
性上における分散度を統計的に算出する分散度算出手段
と、この分散度算出手段にて算出された分散度が予め設
定された規定分散度を越えるとラベルが物体に貼付けら
れていると判断する判断手段とを備えたものである。
[作用] 最初に、このように構成されたラベル検出装置の動作
原理を第5図および第6図を用いて説明する。すなわ
ち、物品に貼付られているラベルには、この物品に関す
る図形や文字等からなる各種情報が表記されている。し
たがって、このようなラベルにおける一定面積を有した
領域を抽出すると、第5図(a)に示すようにその領域
6内には図形7や文字8の一部と余白部分9が混在する
ことになる。したがって、この領域6を画像センサで撮
像して、領域6を構成する各画素における各明度データ
Dの明度分布特性を算出してグラフ化すると、第5図
(b)に示すように、緩やかな山形波形を有する明度分
布特性10aとなる。
原理を第5図および第6図を用いて説明する。すなわ
ち、物品に貼付られているラベルには、この物品に関す
る図形や文字等からなる各種情報が表記されている。し
たがって、このようなラベルにおける一定面積を有した
領域を抽出すると、第5図(a)に示すようにその領域
6内には図形7や文字8の一部と余白部分9が混在する
ことになる。したがって、この領域6を画像センサで撮
像して、領域6を構成する各画素における各明度データ
Dの明度分布特性を算出してグラフ化すると、第5図
(b)に示すように、緩やかな山形波形を有する明度分
布特性10aとなる。
一方、物体にラベルが貼付られていなかった場合にお
いては、第6図(a)に示すように、画像センサで撮像
された領域6には物体そのものの地(外表面)が現わ
れ、図形や文字は検出されない。一般に、物体外表面は
均一物質で形成され、図形や文字は描かれていないの
で、画像センサで撮像された領域6を構成する各画素に
おける各明度データDの明度分布特性を算出してグラフ
化すると、第6図(b)に示すように、その外表面の明
度値に対応する位置に鋭いピーク波形を有する明度分布
特性10bとなる。
いては、第6図(a)に示すように、画像センサで撮像
された領域6には物体そのものの地(外表面)が現わ
れ、図形や文字は検出されない。一般に、物体外表面は
均一物質で形成され、図形や文字は描かれていないの
で、画像センサで撮像された領域6を構成する各画素に
おける各明度データDの明度分布特性を算出してグラフ
化すると、第6図(b)に示すように、その外表面の明
度値に対応する位置に鋭いピーク波形を有する明度分布
特性10bとなる。
したがって、各明度分布特性10a,10bにおける例えば
標準偏差値σ等の統計的に算出される分散度を比較すれ
ば、ラベルが物体に貼付られているか否かが判断でき
る。
標準偏差値σ等の統計的に算出される分散度を比較すれ
ば、ラベルが物体に貼付られているか否かが判断でき
る。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例のラベル検出装置を示す模式図であ
る。第5図乃至第9図と同一部分には同一符号が付して
ある。この実施例おいては、コンベア5にて矢印方向へ
一定速度で搬送されている瓶で形成された物品1にラベ
ル2が貼付られているか否かを検出するものとする。ま
た、このラベル2には第2図に示すように図形7と文字
8とが描かれ、その図形と文字との間に余白部分9が形
成されている。そして、コンベア5の途中位置に物品1
が通過したことを検出する投光器12aと受光器12bからな
る物品検出器12が配設され、この物品検出器12に隣接し
てCCDセンサからなる画像センサ13が配設されている。
前記物品検出器12の検出信号および画像センサ13にて得
られた画像データはマイクロコンピュータからなる制御
部14へ入力される。
る。第5図乃至第9図と同一部分には同一符号が付して
ある。この実施例おいては、コンベア5にて矢印方向へ
一定速度で搬送されている瓶で形成された物品1にラベ
ル2が貼付られているか否かを検出するものとする。ま
た、このラベル2には第2図に示すように図形7と文字
8とが描かれ、その図形と文字との間に余白部分9が形
成されている。そして、コンベア5の途中位置に物品1
が通過したことを検出する投光器12aと受光器12bからな
る物品検出器12が配設され、この物品検出器12に隣接し
てCCDセンサからなる画像センサ13が配設されている。
前記物品検出器12の検出信号および画像センサ13にて得
られた画像データはマイクロコンピュータからなる制御
部14へ入力される。
この制御部14内には、画像センサ13から入力された各
画像データに対して各種演算処理を実行する演算部15
と、画像センサ13から得られた画像データを一時記憶す
るメモリ部16、演算結果を表示する表示部17、ラベル2
が貼付られていない物品1が検出されると警告音を発す
るブザー18等が設けられいる。
画像データに対して各種演算処理を実行する演算部15
と、画像センサ13から得られた画像データを一時記憶す
るメモリ部16、演算結果を表示する表示部17、ラベル2
が貼付られていない物品1が検出されると警告音を発す
るブザー18等が設けられいる。
また、前記画像センサ13は第2図の一点鎖線で示す読
取範囲19を有する。そして、この読取範囲19のほぼ中央
位置に一定面積を有するウインドと呼ばれる領域6が形
成されている。そして、この領域(ウインド)6の面積
は、物品1がこの読取範囲19内の中央に位置した場合に
おいて、ラベル2の中央部分が含まれる値とする。そし
て、この領域6内には、第3図に示すように、X1〜XNの
合計N個の画素が存在する。
取範囲19を有する。そして、この読取範囲19のほぼ中央
位置に一定面積を有するウインドと呼ばれる領域6が形
成されている。そして、この領域(ウインド)6の面積
は、物品1がこの読取範囲19内の中央に位置した場合に
おいて、ラベル2の中央部分が含まれる値とする。そし
て、この領域6内には、第3図に示すように、X1〜XNの
合計N個の画素が存在する。
しかして、制御部14の演算部15は第4図の流れ図に従
って、物品1にラベル2が貼付られているか否かを判断
する。
って、物品1にラベル2が貼付られているか否かを判断
する。
流れ図が開始され、S(ステップ)1にて物品検出器
12から検出信号が入力されると、S2にてコンベア5の搬
送速度と、物品検出器12と画像センサ13との間の距離と
で定まる規定時間が経過すると、画像センサ13を起動し
て、読取範囲19の画像データを読取り、メモリ部16へ格
納する。
12から検出信号が入力されると、S2にてコンベア5の搬
送速度と、物品検出器12と画像センサ13との間の距離と
で定まる規定時間が経過すると、画像センサ13を起動し
て、読取範囲19の画像データを読取り、メモリ部16へ格
納する。
次に、S3にて読取範囲19の画像データのうち領域(ウ
インド)6内に存在する各画素X1〜XNにおける各明度デ
ータD1〜DNを抽出する。そして、S4にてN個の明度デー
タD1〜DNに対する第5図(b)又は第6図(b)に示し
た明度分布特性10a,10bにおける次式で示される標準偏
差σを算出する。
インド)6内に存在する各画素X1〜XNにおける各明度デ
ータD1〜DNを抽出する。そして、S4にてN個の明度デー
タD1〜DNに対する第5図(b)又は第6図(b)に示し
た明度分布特性10a,10bにおける次式で示される標準偏
差σを算出する。
そして、S5にて算出された標準偏差σが予め設定され
た規定標準偏差σSを越えた場合には、明度分布特性は
第5図(b)に示すような緩やかな山形波形の明度分布
特性10aであるので、物品1にラベル2が貼付られてい
ると判断する。そして、表示部17にラベル有りの表示を
例えば1秒等の一定時間表示する。そして、S1へ戻り、
物品検出器12から次の物品1に対する検出信号の入力待
ちとなる。
た規定標準偏差σSを越えた場合には、明度分布特性は
第5図(b)に示すような緩やかな山形波形の明度分布
特性10aであるので、物品1にラベル2が貼付られてい
ると判断する。そして、表示部17にラベル有りの表示を
例えば1秒等の一定時間表示する。そして、S1へ戻り、
物品検出器12から次の物品1に対する検出信号の入力待
ちとなる。
なお、S5にて算出された標準偏差σが予め設定された
規定標準偏差σS以下であれば、明度分布特性は第6図
(b)に示すような鋭いピーク波形の明度分布特性10b
であるので、物品1にラベル2が貼付られていないと判
断する。そして、表示部17にラベル無しの表示を例えば
1秒等の一定時間表示する。同時にブザー18を一定時間
駆動して警告音を発生させる。しかるのち、S1へ戻る。
規定標準偏差σS以下であれば、明度分布特性は第6図
(b)に示すような鋭いピーク波形の明度分布特性10b
であるので、物品1にラベル2が貼付られていないと判
断する。そして、表示部17にラベル無しの表示を例えば
1秒等の一定時間表示する。同時にブザー18を一定時間
駆動して警告音を発生させる。しかるのち、S1へ戻る。
このように構成されたラベル検出装置であれば、画像
センサ13で撮像される読取範囲19内の領域6は第2図お
よび第3図に示すようにN個の画素からなる一定面積を
有しているので、その領域(ウインド)6内には必ず図
形7,文字8および空白部分9が存在する。したがって、
各画素における明度データD1〜DNの明度分布特性は第5
図(b)に示す波形となる。一方、ラベル2が貼付られ
ていない場合には、明度分布特性は第6図(b)に示す
波形となる。よって、ラベル2の有無が確実に検出でき
る。
センサ13で撮像される読取範囲19内の領域6は第2図お
よび第3図に示すようにN個の画素からなる一定面積を
有しているので、その領域(ウインド)6内には必ず図
形7,文字8および空白部分9が存在する。したがって、
各画素における明度データD1〜DNの明度分布特性は第5
図(b)に示す波形となる。一方、ラベル2が貼付られ
ていない場合には、明度分布特性は第6図(b)に示す
波形となる。よって、ラベル2の有無が確実に検出でき
る。
また、このような構成であると、画像センサ13で撮像
された画像データのうち領域(ウインド)6の位置がラ
ベル2上で多少移動したとしても、第5図(a)に示す
明度分布特性10aの波形が大きく変化することはない。
したがって、この明度分布特性10aから得られる標準偏
差σも大きく変化することはない。
された画像データのうち領域(ウインド)6の位置がラ
ベル2上で多少移動したとしても、第5図(a)に示す
明度分布特性10aの波形が大きく変化することはない。
したがって、この明度分布特性10aから得られる標準偏
差σも大きく変化することはない。
その結果、コンベア5の搬送速度が多少変動したり、
検出対称物品1が瓶等で形成されているために画像セン
サ13の物品1に対する向きが多少変化したしてても、ラ
ベル検出結果が変化することはない。
検出対称物品1が瓶等で形成されているために画像セン
サ13の物品1に対する向きが多少変化したしてても、ラ
ベル検出結果が変化することはない。
また、ラベル2に図形7や文字8や空白部分9が形成
されている限り、それ等がどのような形状であったとし
ても、明度分布特性は第5図(b)に示すような標準偏
差σが一定値以上を有した山形波形となるので、ラベル
2が全く貼付られていない第6図(b)に示す鋭いピー
ク波形を有した明度分布特性10bとは明白に区別が可能
である。よって、多少ラベル2の図形7や文字8の形状
が変化したとしても、規定標準偏差σSを変更する必要
がないので、種々のラベル2の有無を検出できる。
されている限り、それ等がどのような形状であったとし
ても、明度分布特性は第5図(b)に示すような標準偏
差σが一定値以上を有した山形波形となるので、ラベル
2が全く貼付られていない第6図(b)に示す鋭いピー
ク波形を有した明度分布特性10bとは明白に区別が可能
である。よって、多少ラベル2の図形7や文字8の形状
が変化したとしても、規定標準偏差σSを変更する必要
がないので、種々のラベル2の有無を検出できる。
また、ラベル2がたとえ透明の用紙に図形7や文字8
が描かれていたとしても、得られた明度分布特性は第5
図(b)の波形に近似するので、ラベル2の有無を確実
に検出できる。
が描かれていたとしても、得られた明度分布特性は第5
図(b)の波形に近似するので、ラベル2の有無を確実
に検出できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のラベル検出装置によれ
ば、ラベル上の一定面積を有する領域の明度分布特性上
の分散度からラベルの有無を判定するようにしている。
したがって、たとえラベル表面が曲面であったとして
も、また異なる図形や文字が描かれていたとしても、さ
らに文字,図形以外が透明のラベルであったしても、前
記明度分特性の波形は大きく変化しない。その結果、確
実にラベルの有無が検出できる。さらに、物体を搬送す
る例えばコンベア等の搬送路の設置精度や、搬送速度の
速度むらや、搬送路上における物体の振動や、物体の向
き等が多少変動したとしても、前述したように、ラベル
の検出精度が低下することはない。したがって、設備費
を大幅に上昇することなく、検出精度を大幅に向上でき
る。
ば、ラベル上の一定面積を有する領域の明度分布特性上
の分散度からラベルの有無を判定するようにしている。
したがって、たとえラベル表面が曲面であったとして
も、また異なる図形や文字が描かれていたとしても、さ
らに文字,図形以外が透明のラベルであったしても、前
記明度分特性の波形は大きく変化しない。その結果、確
実にラベルの有無が検出できる。さらに、物体を搬送す
る例えばコンベア等の搬送路の設置精度や、搬送速度の
速度むらや、搬送路上における物体の振動や、物体の向
き等が多少変動したとしても、前述したように、ラベル
の検出精度が低下することはない。したがって、設備費
を大幅に上昇することなく、検出精度を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第4図は本発明の一実施例に係わるラベル検
出装置を示すものであり、第1図は概略構成図、第2図
はラベルと画像センサの読取範囲との関係を示す図、第
3図は領域を示す図、第4図は動作を示す流れ図であ
り、第5図および第6図は本発明の動作原理を説明する
ための図、第7図は従来のラベル検出法を示す図、第8
図は一般的なラベルを示す図、第9図は従来のラベル検
出装置を示す概略構成図である。 1……物体、2……ラベル、5……コンベア、6……領
域(ウインド)、7……図形、8……文字、9……余白
部分、10a,10b……明度分布特性、12……物体検出器、1
3……画像センサ、14……制御部、15……演算部、19…
…読取範囲。
出装置を示すものであり、第1図は概略構成図、第2図
はラベルと画像センサの読取範囲との関係を示す図、第
3図は領域を示す図、第4図は動作を示す流れ図であ
り、第5図および第6図は本発明の動作原理を説明する
ための図、第7図は従来のラベル検出法を示す図、第8
図は一般的なラベルを示す図、第9図は従来のラベル検
出装置を示す概略構成図である。 1……物体、2……ラベル、5……コンベア、6……領
域(ウインド)、7……図形、8……文字、9……余白
部分、10a,10b……明度分布特性、12……物体検出器、1
3……画像センサ、14……制御部、15……演算部、19…
…読取範囲。
Claims (1)
- 【請求項1】搬送路(5)上を搬送される物体(1)に
対して、該当物体に関する各種情報が表記されたラベル
(2)が貼付られているか否かを検出するラベル検出装
置において、 前記搬送路に沿って設けられ、前記搬送される物体を検
出する物体検出器(12)と、 この物体検出器の物体検出時刻から所定時刻後に前記ラ
ベル上の一定面積を有する領域(6)を撮像する画像セ
ンサ(13)と、 この画像センサにて撮像された領域内における各画素の
明度データの明度分布特性上(10a,10b)における分散
度を統計的に算出する分散度算出手段(S4)と、 この分散度算出手段にて算出された分散度が予め設定さ
れた規定分散度を越えると前記ラベルが前記物体に貼付
けられていると判断する判断手段(S5)と を備えたことを特徴とするラベル検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267651A JP2579674B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | ラベル検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267651A JP2579674B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | ラベル検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02113376A JPH02113376A (ja) | 1990-04-25 |
JP2579674B2 true JP2579674B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=17447642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63267651A Expired - Lifetime JP2579674B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | ラベル検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579674B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005015026A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Teraoka Seiko Co Ltd | ラベル貼付システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07104934B2 (ja) * | 1984-11-20 | 1995-11-13 | 株式会社明電舍 | 画像処理装置 |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP63267651A patent/JP2579674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02113376A (ja) | 1990-04-25 |
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