JP2579547Y2 - プラネタリウムにおける朝焼け夕焼け投影装置 - Google Patents

プラネタリウムにおける朝焼け夕焼け投影装置

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JP2579547Y2 JP1993026529U JP2652993U JP2579547Y2 JP 2579547 Y2 JP2579547 Y2 JP 2579547Y2 JP 1993026529 U JP1993026529 U JP 1993026529U JP 2652993 U JP2652993 U JP 2652993U JP 2579547 Y2 JP2579547 Y2 JP 2579547Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はプラネタリウムにおい
て使用される朝焼け及び夕焼けのための投影装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラネタリウムの上演においてスカイラ
インと共に朝焼けや夕焼けを投影することは演出効果上
有用である。
【0003】従来、この種朝焼け及び夕焼けのための投
影装置として図7に示すような装置が公知であった。こ
の装置はケース33内に光源となるランプ34を配し、
このカバーには朝焼け(夕焼け)の投影像を構成する透
過窓33aを設けると共に(図8参照)、この透過窓3
3aの裏側には朝焼け(夕焼け)の色彩を構成する色フ
ィルター36と投影像の境界付近にボヤケを生じさせる
すりガラスフィルター35、37を配した構成よりな
り、一つのプラネタリウムに対し朝焼け用と夕焼け用の
2台が用意される。図9はこれにより得られる投影像P
を示すものであり、これにより朝焼け時(又は夕焼け
時)の地平線付近の空の演出を行っている。尚、図中符
号Sはスカイライン投影像、同じく21はプラネタリウ
ムのドームの見切り線である。
【0004】そして、上記の投影装置は図6に示すよう
に、プラネタリウム本体30の架台31の上に取り付け
られるか、又はスカイライン投影装置32の上に取り付
けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】その結果、朝焼け及び
夕焼けの各投影装置からの投影像Pが図10に示すドー
ム20のB及びD方向に投影されている場合、投影像P
を仮にA及びC方向に投影するには図11に示すように
プラネタリウム本体30を回転させなければならず、又
投影装置がスカイライン投影装置32の上に取り付けら
れている場合にはスカイライン投影装置32を回転させ
なければならない。従って、従来技術においては朝焼け
夕焼けの投影装置がプラネタリウム本体30の架台31
に取り付けられている場合には星像に対し朝焼け夕焼け
の投影位置を無関係に設定できず、又投影装置がスカイ
ライン投影装置32の上に取り付けられている場合には
水平線付近の風景に対し朝焼け夕焼けの投影位置を無関
係に設定できず、プラネタリウムの演出に際し制約を生
じた。
【0006】又、前記したように従来技術の投影装置は
一方向にしか投影できないので、朝焼け用と夕焼け用の
2台の投影装置が必要となりプラネタリウム本体の小型
化の障害となった。
【0007】一方、傾斜型ドームを使用したプラネタリ
ウムの場合、従来技術の朝焼け夕焼けの投影装置をその
まま使用すると、図12に示すように投影像Pがドーム
20の見切り線21にかかる位置に投影された場合、見
切り線以下にも不要の投影像PXが投影されてしまう不
都合を生じた。そのため、投影像Pがドーム20の見切
り線21にかからない場合はそのままとし(図13の状
態)、投影像Pがドーム20の見切り線21にかかる場
合には見切り線21と合致させて不要の投影像PXをカ
ットする手段が必要となる(図14の状態)。
【0008】しかしながら、前記したように従来技術の
朝焼け夕焼けの投影装置はプラネタリウム本体或いはス
カイライン投影装置の回転に伴い位置が変化し、その結
果光源のドームに対する相対位置や角度も変化するの
で、上記の手段を実現するための機構は極めて複雑とな
り投影装置の小型化及びプラネタリウム本体の小型化の
障害となった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は以上の従来技
術の問題点を解消した朝焼け夕焼け投影装置を提供する
ことを目的としたものである。即ち、この考案は光源に
対しフィルター及び透過窓を配することにより透過窓の
形状に応じた投影像を得る朝焼け夕焼け投影装置におい
て、光源に対し、光源を中心として回動するカバーを配
し、このカバーの周側にフィルター及び透過窓を設けた
ことを特徴とする
【0010】
【作用】よって、この考案の投影装置によれば、光源を
中心として回動するカバーの周側に設けられた透過窓は
光源を中心として全周方向に移動するのであるから、透
過窓の移動によりドームの任意方向に投影像を投影する
ことが可能となる作用を生じる。
【0011】従って、朝焼け方向、夕焼け方向に自由に
投影像を投影できることとなり、朝焼け夕焼けの投影を
1台の投影装置で実現できる作用も生じる。
【0012】一方、以上の作用は投影装置を従来技術の
ようにプラネタリウム本体やスカイライン投影装置上に
取り付けなくてもよいことを意味し、投影装置がドーム
内の一定位置に固定される結果、光源のドームに対する
位置及び角度は固定されることとなる。そこで、下記す
る実施例において開示するように上端をドームの見切り
線の角度に合致して切り落とした筒状の遮光部材を光源
に配せば、透過窓の一部がドームの見切り線以下にかか
る場合でも光源自体からの見切り線以下への照射が遮断
されるので、不要の投影像が生じることが防止される作
用も生じる。
【0013】
【実施例】図1及び図2はこの考案の朝焼け夕焼け投影
装置の一実施例を示す図である。この実施例では光源に
対し、光源を中心として回動するカバーを配し、このカ
バーの周側にフィルター及び透過窓を設けることにより
透過窓を光源の全周方向に移動させる手段としている。
【0014】図中符号3は光源となるランプであり、投
影装置の本体1上に設けた円状の開口8上に突設され
る。図中符号4はカバーである。このカバー4はコップ
を伏せたような形状よりなり、ランプ3を覆うように上
記開口8内に回動自在に嵌め込まれる。このカバー4の
周側には朝焼け夕焼けの投影像を構成する透過窓4a
(図面上はカマボコ形にあらわれている)が、カバーを
切り欠くことにより配される。そして、この透過窓4a
の裏側には朝焼け夕焼けの色彩を構成する色フィルター
6が配されると共に、この色フィルター6の表裏には投
影像の境界付近にボヤケを生じさせるためのすりガラス
フィルター5及び7が配される。
【0015】以上のカバー4は動力機構により回動され
るものであり、ここではケース1内に配したモーター1
1の歯車10をカバー4の下端外周に設けた歯車9に噛
合させることにより所望角度に回動させる構成としてい
る。
【0016】次に、この実施例では遮光部材2によりラ
ンプ3の周側を覆うことにより、傾斜型ドームを使用し
たプラネタリウムにおいてドーム見切り線以下の不要の
投影像をカットする構成としている。この遮光部材2は
筒状にして、上端2aをドーム20の見切り線21の角
度θに合致して切り落とした形状よりなる(図3及び4
参照)。
【0017】図5はこの考案の朝焼け夕焼け投影装置の
設置例を示す図であり、投影装置はプラネタリウム本体
30と分離してドーム20内に設置されている。尚、こ
の場合投影装置の遮光部材2の切り落とし方向と、ドー
ムの見切り線を一致させて設置しなければならないこと
は勿論である。図中符号Pは投影像を示し、投影装置の
カバー4の回動角度に応じてドーム20の任意方向に投
影される。
【0018】
【考案の効果】以上の構成よりなるこの考案は次の特有
の効果を奏する。 朝焼け及び夕焼け像をプラネタリウム本体やスカイラ
ン投影装置の投影像と無関係の位置に投影することが可
能となるので、プラネタリウムの演出上の自由度が飛躍
的に向上する。
【0019】上記と同様の理由により投影装置を朝焼
け及び夕焼け時の空の演出以外にも使用することができ
る。
【0020】ドームの任意方向に投影像を投影可能な
ので、1台の投影装置で朝焼け方向、夕焼け方向に自由
に投影像を投影でき、朝焼け夕焼けの投影を1台の投影
装置で実現することができる。
【0021】投影装置をプラネタリウム本体と分離し
て設置する構成なので、プラネタリウム本体の小型化に
寄与する。
【0022】投影装置はドーム内の一定位置に固定さ
れるので、光源のドームに対する位置及び角度は固定さ
れることとなり、上端をドームの見切り線の角度に合致
して切り落とした筒状の遮光部材を光源に配せば、見切
り線以下への不要の投影像の投影が防止され、極めて簡
易な機構で傾斜型ドームに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の朝焼け夕焼け投影装置の一部切り欠
き側面図。
【図2】同上、斜視図。
【図3】傾斜型ドームの側面図。
【図4】傾斜型ドームとこの考案の朝焼け夕焼け投影装
置の関係を示す斜視図。
【図5】この考案の朝焼け夕焼け投影装置の使用状態を
示す斜視図。
【図6】従来技術の朝焼け及び夕焼けのための投影装置
の斜視図。
【図7】同上、要部の一部切り欠き側面図。
【図8】同上、要部の正面図。
【図9】従来技術の朝焼け及び夕焼けのための投影装置
により得られた投影像の正面図。
【図10】従来技術の朝焼け及び夕焼けのための投影装
置の使用状態を示す斜視図。
【図11】従来技術の朝焼け及び夕焼けのための投影装
置の使用状態を示す斜視図。
【図12】従来技術の朝焼け及び夕焼けのための投影装
置の使用状態を示す斜視図。
【図13】同上、投影像とドームの関係を示す側面図。
【図14】同上、投影像とドームの関係を示す側面図。
【符号の説明】
2 遮光部材 3 ランプ 4 カバー 4a 透過窓 5 すりガラスフィルター 6 色フィルター 7 すりガラスフィルター 20 ドーム 21 (ドームの)見切り線 P 投影像

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源に対しフィルター及び透過窓を配す
    ることにより透過窓の形状に応じた投影像を得る朝焼け
    夕焼け投影装置において、光源に対し、光源を中心とし
    て回動するカバーを配し、このカバーの周側にフィルタ
    ー及び透過窓を設けたことを特徴とするプラネタリウム
    における朝焼け夕焼け投影装置
  2. 【請求項2】 上端をドームの見切り線の角度に合致し
    て切り落とした筒状の遮光部材を光源に配したことを特
    徴とする請求項1記載のプラネタリウムにおける朝焼け
    夕焼け投影装置。
JP1993026529U 1993-04-23 1993-04-23 プラネタリウムにおける朝焼け夕焼け投影装置 Expired - Fee Related JP2579547Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934919Y2 (ja) * 1979-07-02 1984-09-27 株式会社五藤光学研究所 日の出及び日没時に於ける赤色効果を現示する太陽投影装置

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