JP2579325B2 - 窓の施錠機構 - Google Patents

窓の施錠機構

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JP2579325B2
JP2579325B2 JP24224287A JP24224287A JP2579325B2 JP 2579325 B2 JP2579325 B2 JP 2579325B2 JP 24224287 A JP24224287 A JP 24224287A JP 24224287 A JP24224287 A JP 24224287A JP 2579325 B2 JP2579325 B2 JP 2579325B2
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locking mechanism
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浩二 衣川
弘昭 佐原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は窓の施錠機構に関する。さらに詳しくは、建
物の天井窓や排煙窓、列車や船舶の窓などの施錠機構に
関する。
〔従来の技術〕
従来の施錠機構としては、特公昭61−33115号公報に
記載されたものがある。
第9〜10図に基づき説明する。障子(1)には滑車
(2)が固定され、窓枠(3)には滑車(4)がスプリ
ング(67)を介して取りつけられている。可撓性を有す
るケーブル(5)が、その一端を窓枠(3)に固着さ
れ、他端が操作装置(7)に連結されており、さらにそ
の途中が滑車(2)と滑車(4)に掛け廻されている。
ケーブル(5)を引くと障子(1)が閉じられる。ほ
ぼ閉じられたときの滑車(2)と滑車(4)の状態が第
10図に示されている。ケーブル(5)がさらに引かれる
と、滑車(4)がスプリング(67)を圧縮して矢印
(A)方向に移動し、カム溝(63)によってピン(64)
が押され、キー(65)が矢印(B)方向へ動く、これに
よりラッチ(58)のキー溝(52)にキー(65)が入りラ
ッチ(58)の回動が拘束される。ついでケーブル(5)
の緊張により滑車(2)が引き寄せられると、滑車
(2)のブラケット(55)に形成されたラッチ穴(56)
がラッチ(58)に入り、障子(1)はロックされる。つ
ぎに窓を開けるべくケーブル(5)を緩めると、滑車
(4)がスプリング(67)により矢印(A)と反対方向
に動き、キー(65)をバックさせる。これによりラッチ
(58)が回動可能になり、滑車(2)のブラケット(5
5)がラッチ(58)が外れて障子(1)のロックが解除
される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで前記従来例では、以下のような問題点があ
る。カム溝(63)によってキー(65)を作動させキー溝
(52)に入れるメカニズムが複雑であり、故障が生じや
すい。キー(65)をキー溝(52)の位置に合わせて正確
に挿入するのが困難であり、ロック不良に陥りやすい。
施錠後窓を開けるときキー(65)が正確に戻らないと開
窓しにくいが、カム溝(63)によってキー(65)を動か
す構造であるとキー(65)が戻りにくい。キー(65)を
キー溝(52)へ入れるタイミングの同調がむずかしく、
作動不良が生じやすい。
本発明はかかる事情に鑑み、構造がシンプルで故障が
生じにくく、作動が確実で操作が簡単な施錠装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の窓の施錠機構は、障子を閉窓状態に鎖錠する
窓の施錠機構であって、障子に平行に若干の距離を移動
可能に取りつけられ、かつ一端方向にスプリングで付勢
されたガイド部と、ガイド部に設けられた係合部材と、
窓枠側に固定された係止部材と、窓枠側に固定された案
内部と、一端が窓枠に固定され他端が操作装置に連結さ
れており、障子を閉窓位置まで動かすために引き操作力
を加えるケーブルとからなり、前記ケーブルの途中がガ
イド部と案内部に掛けまわされており、閉窓状態でケー
ブルに張力をかけたときガイド部を他端方向に移動させ
る力がケーブルに発生するよう前記ガイド部と案内部と
の幾何学的位置関係が設定されており、前記ガイド部が
他端方向の終端まで移動したとき、係合部材が係止部材
に当接する位置まで移動することを特徴とする。
本明細書における「窓」には障子の上端部に回動支点
がある突き出しタイプの窓、障子の下端部に回動支点が
ある外倒しタイプの窓、障子が内側に倒れる内倒しタイ
プおよび障子がせり出すタイプの窓が含まれる。
〔作用〕
本発明では、閉窓操作時に引き操作力が加わるケーブ
ルによって施錠機構を作動させるようになっている。す
なわちケーブルが大きな張力で引かれるとガイド部がス
プリングに抗して動き、係合部材が係止部材と当接しう
る位置まで動く。したがって窓が閉止したのち、なおケ
ーブルに引き操作力を加えると施錠することができるの
で、閉窓操作の続きとして行なえ、特別の操作を必要と
しない。
また施錠機構は係止部材に係合部材を当接させるだけ
の機械的なものであり、構造が簡単であり、大きなロッ
ク力をうることができる。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を説明する。
第1図は突出しタイプの窓に適用した本考案の一実施
例にかかわる施錠機構の斜視図、第2図は第1図に示さ
れた施錠機構の平面図、第3図は第2図の(I)−
(I)線断面図、第4〜5図は非ロック状態における施
錠機構の平面図および略示正面図、第6〜7図はロック
状態における施錠機構の平面図および略示正面図、第8
図は本考案の施錠機構を適用した外倒しタイプの窓の斜
視図である。
まず本発明の施錠機構が適用される窓について説明す
る。
第1図に示された窓は突出しタイプの窓であり、
(1)は障子、(3)は窓枠である。第1図では2組の
多連窓であるが、1組あるいは3組以上の多連窓であっ
てもよい。障子(1)はその上端部が回動軸(6)によ
り窓枠(3)に支持されて、障子(1)の下端部が外方
に揺動して開くようになっている。窓枠(3)の下枠部
には施錠機構の要部が取りつけられている。障子(1)
と窓枠(3)との間には、蹴出スプリング(図示されて
いない)が結合された蹴出アーム(9)が取りつけられ
ており、障子(1)は蹴出スプリングの蹴出力で開窓さ
れる。したがって、後述するケーブル(5)を緩めると
障子(1)が開けられ、ケーブル(5)を引くと障子
(1)が閉じられる。
つぎに本発明の一実施例にかかわる施錠機構を説明す
る。
第1〜2図において、(11)は障子(1)の下端部に
取りつけられたガイド部、(12)は窓枠(3)の下縁部
に固定された案内部であり、それぞれケーブル(5)を
掛け廻すための滑車(2)、(4)を備えている。そし
てガイド部(11)および案内部(12)はそれぞれ障子
(1)および窓枠(3)の両側部に2個づつ設けられて
いる。一方、障子(1)を開閉するためのケーブル
(5)がつぎのように配索されている。
ケーブル(5)の一端(5a)は窓枠(3)に固定され
ており、ケーブル(5)の他端は操作装置(7)に連結
されている。このケーブル(5)は通常数本の金属線ま
たは合成樹脂線の撚線が用いられる。また窓枠(3)と
操作装置(7)との間では導管(8)に前記ケーブル
(5)が入れられている。導管(8)は通常金属螺旋管
の内外の表面に合成樹脂層を被覆したものが用いられ
る。ケーブル(5)は途中は前記ガイド部(11)と案内
部(12)に図面に示すように掛け廻されている。
第3〜4図に基づきガイド部(11)と案内部(12)の
詳細を説明する。
ガイド部(11)は、滑車(2)とブラケット(13)と
支軸(14)とから構成されている。滑車(2)はブラケ
ット(13)に支軸(14)で回転自在に軸支されている。
支軸(14)の下端部は下方へ若干長く延びて、係合部材
(15)を構成している。なお係合部材(15)はかかる構
成に限らず、別の部材をブラケット(13)に固定するよ
うなものでもよい。ブラケット(13)の基部(16)は軸
(17)に通され、上下方向に回動自在かつ横方向に摺動
自在に支持されている。この軸(17)はブラケット(1
8)により障子(1)の下縁部に固定されている。ブラ
ケット(13)の基部(16)の幅は軸(17)の約半分位で
あり、第4図において基部(16)は左方へ寄せられる余
地が設けられている。そして図示のごとく、ブラケット
(18)と基部(16)との間にはスプリング(19)が入れ
られ、常時は図中右方にガイド部(11)が寄るよう附勢
されている。
案内部(12)は滑車(4)とブラケット(21)と支軸
(22)とから構成されている。滑車(4)は支軸(22)
よってブラケット(21)に回動自在に軸支されている。
ブラケット(21)の基部(23)は軸(24)よって取付ア
ーム(25)のブラケット(26)に上下方向に回動自在に
取りつけられている。この取付アーム(25)は窓枠
(3)の下縁部に固定されている。
取付アーム(25)の基部上面には係止部材(31)が固
定されている。この係止部材(31)は第5図にも示され
るように基部(32)と当接部(33)からなり、当接部
(33)は基部(32)の図中左端で上方に突出した形状と
なっている。
第4図に示されるようにガイド部(11)の滑車(2)
と案内部(12)の滑車(4)とはケーブル(5)の配索
方向(図中左右方向)に対し直角な方向に位置がズレて
配置されている。したがってケーブル(5)に張力をか
けると滑車(2)を右図左方に動かす力(F)が発生す
る。
この力(F)は開いている障子(1)を閉じるばあい
よりも、障子(1)が閉じたあとケーブル(5)を引く
と大きな力となるが、スプリング(19)の弾発力は閉じ
操作中の力(F)よりも大きく、障子(1)閉じたあと
ケーブル(5)に張力を加えることにより発生する力
(F)よりも小さく設定しておかれる。これにより常態
では滑車(2)および係合部材(5)は第4図に示され
るように、図中右端に寄せられているが、障子(1)を
閉じたあと操作装置(7)によりケーブル(5)大きな
張力を加えれば、第6〜7図に示されるように滑車
(2)および係合部材(15)が図中左方に寄せられる。
つぎに本実施例の作用を説明する。
第2図には障子(1)を閉めた状態が示されている。
ガイド部(11)に関しては、ロック前の状態が実線で示
され、ロックした状態で鎖線で示されている。障子
(1)を閉じ、まだロックしていない状態では第5図に
示されているように、係合部材(15)は係止部材(31)
の当接部(33)に当接しない位置にある。したがって
(5)を緩めれば障子(1)を開けることができる。
窓を鎖錠するには第4〜5図の状態から、さらにケー
ブル(5)を引いて大きな張力をかける。すると第6〜
7図に示されるように滑車(2)と係合部材(15)が矢
印(c)方向に動いて、係合部材(15)が係止部材(3
1)の当接部(33)と当る位置まで動く。これによって
障子(1)の開放動作は妨げられるので、窓がロックさ
れることとなる。
またケーブル(5)を緩めると、スプリング(19)の
弾発力で、滑車(2)および係合部材(15)が図中右方
へ押されるので、ロックが解除され窓を開けることが可
能となる。
以上のように本実施例では、操作装置(7)によるケ
ーブル(5)の引き操作だけで障子(1)の開閉と鎖錠
・解錠ができるので、操作が非常に簡便である。さらに
本実施例はキーをキー溝に入れ合わせるような、正確な
位置決め、タイミング合せを要しないので作動上の信頼
性が高く、構造が簡単なので故障が生じにくい。
つぎに第8図に基づき本発明の他の適用例を説明す
る。第8図に示された窓は外倒しタイプの窓であり、障
子(1)の下端縁が窓枠(3)に回転自在に支持されて
障子(1)が外側に傾倒するようになっている。このよ
うなタイプの窓にあっては、ガイド部(11)も案内部
(12)も障子(1)および窓枠(3)上端部に取りつけ
られる。なお鎖錠機構そのものの構成および作用は前記
実施例のものと実質的に変るところはない。
〔発明の効果〕
本発明は施錠および解錠操作が容易であり、機構の信
頼性が高く、故障も生じにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は突出しタイプの窓に適用した本考案の一実施例
にかかわる施錠機構の斜視図、第2図は第1図に示され
た施錠機構の平面図、第3図は第2図の(I)−(I)
線断面図、第4〜5図は非ロック状態における施錠機構
の平面図および略示正面図、第6〜7図はロック状態に
おける施錠機構の平面図および略示正面図、第8図は本
考案の施錠機構を適用した外倒しタイプの窓の斜視図、
第9図は従来の施錠機構を適用した窓との斜視図、第10
図は従来の施錠機構の斜視図である。 (図面の主要符号) (1):障子 (2)、(4):滑車 (3):窓枠 (5):ケーブル (7):操作装置 (11):ガイド部 (12):案内部 (15):係合部材 (19):スプリング (31):係止部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】障子を閉窓状態に鎖錠する窓の施錠機構で
    あって、 障子に平行に若干の距離を移動可能に取りつけられ、か
    つ一端方向にスプリングで付勢されたガイド部と、ガイ
    ド部に設けられた係合部材と、窓枠側に固定された係止
    部材と、窓枠側に固定された案内部と、一端が窓枠に固
    定され他端が操作装置に連結されており、障子を開窓位
    置まで動かすために引き操作力を加えるケーブルとから
    なり、 前記ケーブルの途中がガイド部と案内部に掛けまわされ
    ており、閉窓状態でケーブルに張力をかけたときガイド
    部を他端方向に移動させる力がケーブルに発生するよう
    前記ガイド部と案内部との幾何学的位置関係が設定され
    ており 前記ガイド部が他端方向の終端まで移動したとき、係合
    部材が係止部材に当接する位置まで移動する ことを特徴とする窓の施錠機構。
JP24224287A 1987-09-26 1987-09-26 窓の施錠機構 Expired - Lifetime JP2579325B2 (ja)

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JPS6483780A JPS6483780A (en) 1989-03-29
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