JP2579262B2 - 麻酔方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスが患者に吸入さ
れることにより患者を麻酔する麻酔に関係する。
れることにより患者を麻酔する麻酔に関係する。
【0002】技術的背景 患者を麻酔するための幾つかの既知の方法がある。例え
ば、歯科、産科、婦人科、形成外科、整形外科又はその
他の外科の準備において患者を麻酔する1つの重要な方
法は吸入によりガスを患者に投与することである。この
麻酔ガスは患者の肺に、次いで血流中へと通過し、それ
により神経系へ運ばれて麻酔機能を達成する。
ば、歯科、産科、婦人科、形成外科、整形外科又はその
他の外科の準備において患者を麻酔する1つの重要な方
法は吸入によりガスを患者に投与することである。この
麻酔ガスは患者の肺に、次いで血流中へと通過し、それ
により神経系へ運ばれて麻酔機能を達成する。
【0003】麻酔剤として最も広く用いられているガス
は亜酸化窒素である。このガスは効果的な麻酔剤であり
且つ比較的安価である。しかしながら、最近、亜酸化窒
素の安全性について疑問が生じた。特に、亜酸化窒素は
化学的に活性であって、毒性であり得る代謝産物へと生
体内変化を受けることが可能であり、胎児毒であり、自
然流産を引き起こすことが可能であり、発癌物質であり
且つ心臓抑制特性を有することが報告された。それは一
般に歯科以外の外科において誘導又は補助全身麻酔剤と
共に用いられる。これは患者が手術後意識を回復するま
での期間を長くすることが出来る。 亜酸化窒素は又強
力な酸化剤でもあり、オペラトリウム(operatorium )
において偶然又は不注意によって十分な量存在すれば活
発に燃焼を維持し得るが、これは患者及び医療スタッフ
の両方にとって危険である。従って、亜酸化窒素を用い
ず且つ麻酔法のコストを有意に増加させずに患者の吸入
による麻酔を実施し得ることが望ましい。
は亜酸化窒素である。このガスは効果的な麻酔剤であり
且つ比較的安価である。しかしながら、最近、亜酸化窒
素の安全性について疑問が生じた。特に、亜酸化窒素は
化学的に活性であって、毒性であり得る代謝産物へと生
体内変化を受けることが可能であり、胎児毒であり、自
然流産を引き起こすことが可能であり、発癌物質であり
且つ心臓抑制特性を有することが報告された。それは一
般に歯科以外の外科において誘導又は補助全身麻酔剤と
共に用いられる。これは患者が手術後意識を回復するま
での期間を長くすることが出来る。 亜酸化窒素は又強
力な酸化剤でもあり、オペラトリウム(operatorium )
において偶然又は不注意によって十分な量存在すれば活
発に燃焼を維持し得るが、これは患者及び医療スタッフ
の両方にとって危険である。従って、亜酸化窒素を用い
ず且つ麻酔法のコストを有意に増加させずに患者の吸入
による麻酔を実施し得ることが望ましい。
【0004】亜酸化窒素は、ある種の酵素をビタミンB
12中のコバルトを酸化することにより不活性化するこ
とが出来る。これは血清メチオニンの減少を導くが、そ
れはウリジンのチミジン(デオキシリボ核酸(DNA)
の4種のヌクレオチドの1つ)への変換を減じる。この
全効果は、細胞分裂の阻止を生じるDNA生成の減少で
ある。細胞ターンオーバーの速度の速い組織は最も敏感
であり、恐らく、亜酸化窒素が引き起こし得る再生及び
発癌性の問題を説明する。
12中のコバルトを酸化することにより不活性化するこ
とが出来る。これは血清メチオニンの減少を導くが、そ
れはウリジンのチミジン(デオキシリボ核酸(DNA)
の4種のヌクレオチドの1つ)への変換を減じる。この
全効果は、細胞分裂の阻止を生じるDNA生成の減少で
ある。細胞ターンオーバーの速度の速い組織は最も敏感
であり、恐らく、亜酸化窒素が引き起こし得る再生及び
発癌性の問題を説明する。
【0005】亜酸化窒素の胎児毒性は特別の問題を生じ
る。女性は妊娠の初期のステージにおいては妊娠してい
ることに気がつかないかもしれない。このステージにお
ける亜酸化窒素の使用は自然流産を含む不幸な結果を有
することがあり得る(それは報告された)。すべての妊
娠可能年齢の女性が妊娠の初期ステージに亜酸化窒素投
与を受ける危険を有するのであるから、月経があり且つ
/又は閉経前の女性におけるすべての亜酸化窒素の使用
は使用前に妊娠のないことを証明する試験を必要とする
であろう。このアプローチは実践されておらず、その方
法は費用と時間がかかり且つ絶対的に正確ではあり得な
い。
る。女性は妊娠の初期のステージにおいては妊娠してい
ることに気がつかないかもしれない。このステージにお
ける亜酸化窒素の使用は自然流産を含む不幸な結果を有
することがあり得る(それは報告された)。すべての妊
娠可能年齢の女性が妊娠の初期ステージに亜酸化窒素投
与を受ける危険を有するのであるから、月経があり且つ
/又は閉経前の女性におけるすべての亜酸化窒素の使用
は使用前に妊娠のないことを証明する試験を必要とする
であろう。このアプローチは実践されておらず、その方
法は費用と時間がかかり且つ絶対的に正確ではあり得な
い。
【0006】患者の亜酸化窒素への露呈の問題に加え
て、残留亜酸化窒素濃度がNIOSH等の政府機関によ
る勧告を越えている歯科及び外科のオペラトリウムで働
く医療専門家が、対照群より高い自然流産及び胎児奇形
の発生を有するということも注目された。多くのオペラ
トリウムが勧告を越えていることが見出された。
て、残留亜酸化窒素濃度がNIOSH等の政府機関によ
る勧告を越えている歯科及び外科のオペラトリウムで働
く医療専門家が、対照群より高い自然流産及び胎児奇形
の発生を有するということも注目された。多くのオペラ
トリウムが勧告を越えていることが見出された。
【0007】従って、亜酸化窒素を含まないガスの患者
による吸入によって患者を麻酔する方法を提供すること
はこの発明の目的である。
による吸入によって患者を麻酔する方法を提供すること
はこの発明の目的である。
【0008】発明の要約 上記の及び他の目的(それは、この開示を読むことによ
り当業者には明らかとなるであろう)は、本発明により
達成されるが、その1つの面は:
り当業者には明らかとなるであろう)は、本発明により
達成されるが、その1つの面は:
【0009】患者による吸入に対して、患者に、60〜
78.0モルパーセントの安定キセノン、19.5〜3
7.5モルパーセントの酸素及び2.5〜20.5モル
パーセントのヘリウムを含むガス混合物を、患者を麻酔
するのに十分な量で十分な時間供給することを含む患者
を麻酔する方法である。
78.0モルパーセントの安定キセノン、19.5〜3
7.5モルパーセントの酸素及び2.5〜20.5モル
パーセントのヘリウムを含むガス混合物を、患者を麻酔
するのに十分な量で十分な時間供給することを含む患者
を麻酔する方法である。
【0010】この発明の他の面は:患者による吸入に対
して、患者に19.5〜90モルパーセントの酸素及び
10〜80.5モルパーセントのヘリウムを含む第1の
ガス混合物を供給し、その後に、患者による吸入に対し
て、患者に19.5〜40モルパーセントの酸素及び6
0〜80.5モルパーセントの安定キセノンを含む第2
のガス混合物を、患者を麻酔するのに十分な量で十分な
時間供給することを含む患者を麻酔する方法である。
して、患者に19.5〜90モルパーセントの酸素及び
10〜80.5モルパーセントのヘリウムを含む第1の
ガス混合物を供給し、その後に、患者による吸入に対し
て、患者に19.5〜40モルパーセントの酸素及び6
0〜80.5モルパーセントの安定キセノンを含む第2
のガス混合物を、患者を麻酔するのに十分な量で十分な
時間供給することを含む患者を麻酔する方法である。
【0011】この発明の更なる面は: 60〜78.0モルパーセントの安定キセノン、19.
5〜37.5モルパーセントの酸素及び2.5〜20.
5モルパーセントのヘリウムを含む混合物である。
5〜37.5モルパーセントの酸素及び2.5〜20.
5モルパーセントのヘリウムを含む混合物である。
【0012】本明細書中で用いる場合、“麻酔する”と
いう言葉は、脳の神経経路に沿って痛みの刺激が伝わる
のをブロックする1種以上の薬物の投与により人為的に
起きる、生命機能の喪失を伴わない感覚及び通常は意識
の喪失を意味する。麻酔を引き起こす薬剤の能力は、患
者の50%において外科切開への応答の消失に必要なM
AC即ち最小肺胞濃度に基づく。キセノンについてのM
AC値は70−71パーセントである。
いう言葉は、脳の神経経路に沿って痛みの刺激が伝わる
のをブロックする1種以上の薬物の投与により人為的に
起きる、生命機能の喪失を伴わない感覚及び通常は意識
の喪失を意味する。麻酔を引き起こす薬剤の能力は、患
者の50%において外科切開への応答の消失に必要なM
AC即ち最小肺胞濃度に基づく。キセノンについてのM
AC値は70−71パーセントである。
【0013】本明細書中で用いる場合、“安定キセノ
ン”という言葉は、原子量約131.29及び原子番号
54を有する非放射性型のキセノンを意味する。
ン”という言葉は、原子量約131.29及び原子番号
54を有する非放射性型のキセノンを意味する。
【0014】詳細な説明 この発明は改良された患者の麻酔方法である。この発明
は、一般に、麻酔を実施するためにヒト又は獣医の患者
に酸素及びヘリウムを伴う安定キセノンの供給を含む。
酸素は患者に生命維持を与えるために働く。安定キセノ
ンは、血流中に拡散し、麻酔剤として作用する。キセノ
ンは比較的密なガスであるので、高濃度の場合、潜在的
に、もし患者がレスピレーター又はベンチレーター上に
いるのでなければ、患者を苦痛又は危険に合わせる程で
はないにしても、患者に呼吸するための大きな努力を要
求する。その密度及び手術を受けている患者は長時間に
わたって仰向け又はまっすぐの状態でいるという事実の
故に、高いパーセンテージのキセノンを有するガス混合
物はその流れを重量のために肺の低い領域に集中し得る
が、それは患者がレスピレーター又はベンチレーター上
にいるかどうかにかかわらず、肺全体にわたってキセノ
ンの不均等な分布を生じる。ヘリウムは、キセノンに比
べて低い密度の故に、患者に送達される全麻酔ガス混合
物の密度を減じる。これは、流れ抵抗を減じ、呼吸仕事
量を減じ且つ/又は外科処置の間の肺の内部の麻酔用キ
セノンガスのより均等な分布を維持する。
は、一般に、麻酔を実施するためにヒト又は獣医の患者
に酸素及びヘリウムを伴う安定キセノンの供給を含む。
酸素は患者に生命維持を与えるために働く。安定キセノ
ンは、血流中に拡散し、麻酔剤として作用する。キセノ
ンは比較的密なガスであるので、高濃度の場合、潜在的
に、もし患者がレスピレーター又はベンチレーター上に
いるのでなければ、患者を苦痛又は危険に合わせる程で
はないにしても、患者に呼吸するための大きな努力を要
求する。その密度及び手術を受けている患者は長時間に
わたって仰向け又はまっすぐの状態でいるという事実の
故に、高いパーセンテージのキセノンを有するガス混合
物はその流れを重量のために肺の低い領域に集中し得る
が、それは患者がレスピレーター又はベンチレーター上
にいるかどうかにかかわらず、肺全体にわたってキセノ
ンの不均等な分布を生じる。ヘリウムは、キセノンに比
べて低い密度の故に、患者に送達される全麻酔ガス混合
物の密度を減じる。これは、流れ抵抗を減じ、呼吸仕事
量を減じ且つ/又は外科処置の間の肺の内部の麻酔用キ
セノンガスのより均等な分布を維持する。
【0015】この発明の1つの実施態様においては、3
種のガスを同時にガス混合物として患者に供給する。ガ
ス混合物は、60〜78.0モルパーセント、好ましく
は65〜78.0モルパーセントの安定キセノン、1
9.5〜37.5モルパーセント、好ましくは20〜2
4モルパーセントの酸素、及び2.5〜20.5モルパ
ーセント、好ましくは7.5〜15モルパーセントのヘ
リウムを含む。このガス混合物は、シリンダー又はタン
ク(そこにおいて、それを予備混合する)から直接患者
に投与するか、又は複数のシリンダー又はタンクから取
り出した成分から麻酔部位において作成することが出来
る。これは亜酸化窒素より改善された安全性を与える
が、費用効果的なアプローチではない。ガス混合物は、
又、特定の処置に必要な場合、再呼吸システム(患者へ
の投与のための再呼吸チャンバー内の各ガスの一定のパ
ーセンテージを維持するためにキセノン、ヘリウム及び
酸素を含む複数のシリンダー又はタンクを利用する)に
よって、患者の呼気(再呼吸チャンバーに再入する前に
細菌及び二酸化炭素フィルターを通過する)と共に患者
に送達される。。このアプローチは改善された安全性を
提供し且つ費用効果的である。ガス混合物は、患者を麻
酔するのに十分な時間にわたって十分な量で患者に供給
される。その量及び時間は変化し、患者及び手術の特質
等の因子に依存する。このガス混合物を手術の間中、麻
酔状態が必要である限りにわたって患者に供給する。
種のガスを同時にガス混合物として患者に供給する。ガ
ス混合物は、60〜78.0モルパーセント、好ましく
は65〜78.0モルパーセントの安定キセノン、1
9.5〜37.5モルパーセント、好ましくは20〜2
4モルパーセントの酸素、及び2.5〜20.5モルパ
ーセント、好ましくは7.5〜15モルパーセントのヘ
リウムを含む。このガス混合物は、シリンダー又はタン
ク(そこにおいて、それを予備混合する)から直接患者
に投与するか、又は複数のシリンダー又はタンクから取
り出した成分から麻酔部位において作成することが出来
る。これは亜酸化窒素より改善された安全性を与える
が、費用効果的なアプローチではない。ガス混合物は、
又、特定の処置に必要な場合、再呼吸システム(患者へ
の投与のための再呼吸チャンバー内の各ガスの一定のパ
ーセンテージを維持するためにキセノン、ヘリウム及び
酸素を含む複数のシリンダー又はタンクを利用する)に
よって、患者の呼気(再呼吸チャンバーに再入する前に
細菌及び二酸化炭素フィルターを通過する)と共に患者
に送達される。。このアプローチは改善された安全性を
提供し且つ費用効果的である。ガス混合物は、患者を麻
酔するのに十分な時間にわたって十分な量で患者に供給
される。その量及び時間は変化し、患者及び手術の特質
等の因子に依存する。このガス混合物を手術の間中、麻
酔状態が必要である限りにわたって患者に供給する。
【0016】この発明の他の実施態様においては、患者
はまず吸入に対して19.5〜90好ましくは20〜4
0モルパーセントの酸素及び10〜80.5好ましくは
60〜80モルパーセントのヘリウムを含むガス混合物
を供給され;その後、患者は吸入に対して19.5〜4
0好ましくは20〜40モルパーセントの酸素及び60
〜80.5好ましくは60〜80モルパーセントの安定
キセノンを含むガス混合物を供給される。この酸素及び
ヘリウムを含む混合物は実質的に患者の肺のヘリウム及
び酸素以外のガスをパージし、こうして、患者を特にそ
の後投与する安定キセノン及び酸素の混合物の麻酔効果
を受け易くする。この安定キセノン及び酸素を含む混合
物を患者を麻酔するのに十分な量で十分な時間にわたっ
て患者に供給する。その量及び時間は変化し、患者及び
手術の特質等の因子に依存する。安定キセノン及び酸素
を含む混合物を患者に、手術の間中麻酔状態が必要な限
り供給する。
はまず吸入に対して19.5〜90好ましくは20〜4
0モルパーセントの酸素及び10〜80.5好ましくは
60〜80モルパーセントのヘリウムを含むガス混合物
を供給され;その後、患者は吸入に対して19.5〜4
0好ましくは20〜40モルパーセントの酸素及び60
〜80.5好ましくは60〜80モルパーセントの安定
キセノンを含むガス混合物を供給される。この酸素及び
ヘリウムを含む混合物は実質的に患者の肺のヘリウム及
び酸素以外のガスをパージし、こうして、患者を特にそ
の後投与する安定キセノン及び酸素の混合物の麻酔効果
を受け易くする。この安定キセノン及び酸素を含む混合
物を患者を麻酔するのに十分な量で十分な時間にわたっ
て患者に供給する。その量及び時間は変化し、患者及び
手術の特質等の因子に依存する。安定キセノン及び酸素
を含む混合物を患者に、手術の間中麻酔状態が必要な限
り供給する。
【0017】もし必要ならば、19.5〜90好ましく
は20〜40モルパーセントの酸素及び10〜80.5
好ましくは60〜80モルパーセントのヘリウムを含む
ガス混合物を、上記のキセノン、酸素及びヘリウムを含
むガス混合物の投与の前に、パージする目的で、患者に
供給することが出来る。
は20〜40モルパーセントの酸素及び10〜80.5
好ましくは60〜80モルパーセントのヘリウムを含む
ガス混合物を、上記のキセノン、酸素及びヘリウムを含
むガス混合物の投与の前に、パージする目的で、患者に
供給することが出来る。
【0018】キセノンは永久双極子モーメントを欠く単
原子気体であり、それ故、生体系において、生体系の化
学成分と共有、イオン又は水素結合によって結合し得る
分子に固有の化学反応性の複雑さを欠く。それは、血液
中でファンデルワールス力に基づいてヘモグロビンと弱
く結合する。それは身体によって変化されずに吐き出さ
れる。それは不揮発性で、不燃性で且つ非爆発性であ
る。それは血液の化学的性質に最小の効果を有し、一般
に毒性でなく、胎児毒性でなく、発癌性でなく、心臓抑
制性でなく且つ亜酸化窒素より僅かに大きい麻酔特性を
有する。それは患者及び手術に依存して、フェンチナル
等の誘導薬物を全く必要としないか、亜酸化窒素が必要
とする1/5程の微量必要として良い。これは、生物反
応性の欠如及び投与終了後の身体からのキセノンの急速
な除去と合わせてキセノンを急性可逆性麻酔剤にする。
その結果は、麻酔からの一層急速な回復である。
原子気体であり、それ故、生体系において、生体系の化
学成分と共有、イオン又は水素結合によって結合し得る
分子に固有の化学反応性の複雑さを欠く。それは、血液
中でファンデルワールス力に基づいてヘモグロビンと弱
く結合する。それは身体によって変化されずに吐き出さ
れる。それは不揮発性で、不燃性で且つ非爆発性であ
る。それは血液の化学的性質に最小の効果を有し、一般
に毒性でなく、胎児毒性でなく、発癌性でなく、心臓抑
制性でなく且つ亜酸化窒素より僅かに大きい麻酔特性を
有する。それは患者及び手術に依存して、フェンチナル
等の誘導薬物を全く必要としないか、亜酸化窒素が必要
とする1/5程の微量必要として良い。これは、生物反
応性の欠如及び投与終了後の身体からのキセノンの急速
な除去と合わせてキセノンを急性可逆性麻酔剤にする。
その結果は、麻酔からの一層急速な回復である。
【0019】手術の後、患者は、空気を吸うことにより
彼の組織からキセノンを除去することの正常な結果によ
って意識を回復し得るか、又はその過程は、キセノン含
有混合物の投与を停止した後に、純粋な酸素を例えば5
〜10分間投与することにより加速され得る。
彼の組織からキセノンを除去することの正常な結果によ
って意識を回復し得るか、又はその過程は、キセノン含
有混合物の投与を停止した後に、純粋な酸素を例えば5
〜10分間投与することにより加速され得る。
【0020】図は、麻酔剤を麻酔処置の部位において作
られるガス混合物として患者に投与するこの発明の1つ
の実施態様を説明する。図に関して、手術室の手術台上
のヒト患者1を説明する。患者1に、管路4を通してガ
スが流入するマスク3を通してガス混合物を供給し、そ
のマスクから呼気が管路5を通って流出する。ガス混合
物は、1つ以上のシリンダーからガス成分を得る機械的
ガス混合装置6により作られる。図において、3つのそ
のようなシリンダー7、8及び9を説明する。例えば、
シリンダー7はキセノンを含んで良く、シリンダー8は
酸素を含んで良く且つシリンダー9はヘリウムを含んで
良い。ガスはこの発明において利用するためのガス混合
物を作るためにガス混合機6によってブレンドされ、そ
のガス混合物が患者に投与される。ガス混合物をそのよ
うに投与し、患者を麻酔した後、患者は、麻酔剤の継続
投与を受けながら、歯科、産科、婦人科、形成外科、整
形外科又はその他の外科等の医療処置を受ける。
られるガス混合物として患者に投与するこの発明の1つ
の実施態様を説明する。図に関して、手術室の手術台上
のヒト患者1を説明する。患者1に、管路4を通してガ
スが流入するマスク3を通してガス混合物を供給し、そ
のマスクから呼気が管路5を通って流出する。ガス混合
物は、1つ以上のシリンダーからガス成分を得る機械的
ガス混合装置6により作られる。図において、3つのそ
のようなシリンダー7、8及び9を説明する。例えば、
シリンダー7はキセノンを含んで良く、シリンダー8は
酸素を含んで良く且つシリンダー9はヘリウムを含んで
良い。ガスはこの発明において利用するためのガス混合
物を作るためにガス混合機6によってブレンドされ、そ
のガス混合物が患者に投与される。ガス混合物をそのよ
うに投与し、患者を麻酔した後、患者は、麻酔剤の継続
投与を受けながら、歯科、産科、婦人科、形成外科、整
形外科又はその他の外科等の医療処置を受ける。
【0021】この発明の他の実施態様の実施において、
それぞれ酸素及びキセノンを含む2つのシリンダーは、
ガス混合機にガスを供給して、患者の肺が酸素とヘリウ
ムを含むガス混合物の投与によりパージされた後で患者
に投与するための酸素とキセノンを含む混合物を作るこ
とが出来る。
それぞれ酸素及びキセノンを含む2つのシリンダーは、
ガス混合機にガスを供給して、患者の肺が酸素とヘリウ
ムを含むガス混合物の投与によりパージされた後で患者
に投与するための酸素とキセノンを含む混合物を作るこ
とが出来る。
【0022】この発明は現行の実施を越える利点を提供
する。キセノンの利用は、麻酔処置において潜在的に胎
児毒であり、発癌性であり且つ心臓抑制性である亜酸化
窒素を用いる必要性を回避する。これは、亜酸化窒素に
由来する胎児への害の危険を除去するので、特に妊娠可
能年齢の女性の麻酔にとって重要である。更に、この発
明の利用に伴って、前投薬又は誘導、又は補助全身麻酔
剤は用いなくて良いか又は亜酸化窒素を用いた場合に必
要とされるより少なくてすみ、それ故、手術後に必要な
回復時間が減少する。更に、ヘリウムの存在は効果的に
ガス混合物の密度を減じ、それにより、呼吸するために
必要とされる努力を減らし、肺内部の麻酔ガス混合物の
分布を改善する。
する。キセノンの利用は、麻酔処置において潜在的に胎
児毒であり、発癌性であり且つ心臓抑制性である亜酸化
窒素を用いる必要性を回避する。これは、亜酸化窒素に
由来する胎児への害の危険を除去するので、特に妊娠可
能年齢の女性の麻酔にとって重要である。更に、この発
明の利用に伴って、前投薬又は誘導、又は補助全身麻酔
剤は用いなくて良いか又は亜酸化窒素を用いた場合に必
要とされるより少なくてすみ、それ故、手術後に必要な
回復時間が減少する。更に、ヘリウムの存在は効果的に
ガス混合物の密度を減じ、それにより、呼吸するために
必要とされる努力を減らし、肺内部の麻酔ガス混合物の
分布を改善する。
【0023】下記の実施例はこの発明を更に説明するの
に役立つであろう。それは説明の目的で提供され、制限
を意図するものではない。
に役立つであろう。それは説明の目的で提供され、制限
を意図するものではない。
【0024】
【実施例】妊娠可能年齢の女性の患者が手術(例えば、
形成外科手術)を受けた。前投薬を与える必要はない。
メチル−アトロピンブロミド(0.002mg/kg静
脈注射による)及び500mlのリンゲル乳酸塩溶液
は、チオペントン(2.5−5mg/kg)及び0.1
mgのフェンタニールでの麻酔の誘導に先行し得る。気
管挿管は0.1mg/kgのパンクロニウムにより容易
にすることが出来た。次いで、脱窒素するため即ち肺か
ら窒素を除去するために、患者に、5−8分間100パ
ーセントの酸素を与えた。次いで、患者に、70パーセ
ントのキセノン、10パーセントのヘリウム及び20パ
ーセントの酸素を含む混合物を、約1時間の手術の間に
わたって投与した。キセノンはレスピレーター/ベンチ
レーターに連結された再呼吸システムにより患者に投与
されて患者による十分且つ拍子の合った呼吸を維持した
が、そのシステムはキセノン、ヘリウム及び酸素を含む
複数のシリンダー又はタンクから臨床医が希望するよう
にガス混合物を連続的に調節し、その利用を費用効果的
にした。吐き出されたガスは、送達装置の再呼吸チャン
バーに再入する前に、0.22ミクロンフィルターによ
って細菌を、吸収剤フィルターによって二酸化炭素を排
除された。手術の完了後、キセノンを含むガス混合物の
流れは停止され、マスクは患者からはずされた。患者は
2分程度の短時間で意識を回復した。患者には、身体か
らのキセノンのパージを加速するために、100パーセ
ントの酸素を、例えば3−5分間投与して良く、それに
より、意識の回復が加速される。
形成外科手術)を受けた。前投薬を与える必要はない。
メチル−アトロピンブロミド(0.002mg/kg静
脈注射による)及び500mlのリンゲル乳酸塩溶液
は、チオペントン(2.5−5mg/kg)及び0.1
mgのフェンタニールでの麻酔の誘導に先行し得る。気
管挿管は0.1mg/kgのパンクロニウムにより容易
にすることが出来た。次いで、脱窒素するため即ち肺か
ら窒素を除去するために、患者に、5−8分間100パ
ーセントの酸素を与えた。次いで、患者に、70パーセ
ントのキセノン、10パーセントのヘリウム及び20パ
ーセントの酸素を含む混合物を、約1時間の手術の間に
わたって投与した。キセノンはレスピレーター/ベンチ
レーターに連結された再呼吸システムにより患者に投与
されて患者による十分且つ拍子の合った呼吸を維持した
が、そのシステムはキセノン、ヘリウム及び酸素を含む
複数のシリンダー又はタンクから臨床医が希望するよう
にガス混合物を連続的に調節し、その利用を費用効果的
にした。吐き出されたガスは、送達装置の再呼吸チャン
バーに再入する前に、0.22ミクロンフィルターによ
って細菌を、吸収剤フィルターによって二酸化炭素を排
除された。手術の完了後、キセノンを含むガス混合物の
流れは停止され、マスクは患者からはずされた。患者は
2分程度の短時間で意識を回復した。患者には、身体か
らのキセノンのパージを加速するために、100パーセ
ントの酸素を、例えば3−5分間投与して良く、それに
より、意識の回復が加速される。
【0025】この発明の麻酔剤混合物は、抜歯、歯根管
等の歯科手術、又は鼠径ヘルニア根治手術又はレーザー
腹腔検査等の他の小規模な外科的処置においても利用出
来るが、それは、このガス混合物を亜酸化窒素の代わり
に全身麻酔剤として用いるだけで、他の外科処置の部分
は同じままで、達成することが出来る。患者には、例え
ば、ガス混合物を、直接、単一の予備混合シリンダー又
はタンクから、又は複数のシリンダー又はタンクから上
記の再呼吸装置を通して投与することが出来る。レスピ
レーター/ベンチレーターは必要ではないが、安全性の
観点からは好ましい。処置の終了後、患者の体からのキ
セノンのパージは100パーセントの酸素を3−5分間
投与することによって加速され得て、意識の回復を加速
する。この発明の麻酔剤混合物のみを用い且つ誘導又は
補助全身麻酔剤を用いない処置の実施は、例えば、10
0パーセントの酸素を用いての身体からの急速なパージ
と組合わされて、外来患者の処置の実施を可能にし、患
者が十分回復した後、手術の性質が力を出さないこと又
は引っ張らないことを要求しないならば、処置の完了後
短時間で、患者に彼ら自身で歩いて家へ帰ることを可能
にする。
等の歯科手術、又は鼠径ヘルニア根治手術又はレーザー
腹腔検査等の他の小規模な外科的処置においても利用出
来るが、それは、このガス混合物を亜酸化窒素の代わり
に全身麻酔剤として用いるだけで、他の外科処置の部分
は同じままで、達成することが出来る。患者には、例え
ば、ガス混合物を、直接、単一の予備混合シリンダー又
はタンクから、又は複数のシリンダー又はタンクから上
記の再呼吸装置を通して投与することが出来る。レスピ
レーター/ベンチレーターは必要ではないが、安全性の
観点からは好ましい。処置の終了後、患者の体からのキ
セノンのパージは100パーセントの酸素を3−5分間
投与することによって加速され得て、意識の回復を加速
する。この発明の麻酔剤混合物のみを用い且つ誘導又は
補助全身麻酔剤を用いない処置の実施は、例えば、10
0パーセントの酸素を用いての身体からの急速なパージ
と組合わされて、外来患者の処置の実施を可能にし、患
者が十分回復した後、手術の性質が力を出さないこと又
は引っ張らないことを要求しないならば、処置の完了後
短時間で、患者に彼ら自身で歩いて家へ帰ることを可能
にする。
【0026】当業者は、たとえこの発明がある特定の実
施態様について詳細に記載されていても、特許請求の範
囲の趣旨及び範囲内においてこの発明の他の実施態様が
あるということを認めるであろう。
施態様について詳細に記載されていても、特許請求の範
囲の趣旨及び範囲内においてこの発明の他の実施態様が
あるということを認めるであろう。
【図1】この発明の実施においてガス混合物を供給され
るヒト被検者の描写である。
るヒト被検者の描写である。
フロントページの続き (56)参考文献 「医学大辞典」(1990),南山堂, P.429「吸入麻酔薬」の項 「臨床薬理学大系 第1巻」 (1965),中山書店,P.40〜55 「理化学辞典 第3版」(1971),岩 波書店,P.1230〜1231「ヘリウム」の 項 CHEMICAL ABSTRACT S,VOL.85(1976),抄録番号 153605 CHEMICAL ABSTRACT S,VOL.84(1976),抄録番号 175527
Claims (6)
- 【請求項1】 60〜78.0モルパーセントの安定キ
セノン、19.5〜37.5モルパーセントの酸素及び
2.5〜20.5モルパーセントのヘリウムを含む麻酔
用混合物。 - 【請求項2】 混合物が、特に患者の吸入による麻酔剤
として有用なガス混合物である、請求項1に記載の混合
物。 - 【請求項3】 シリンダーに含まれた請求項1に記載の
混合物。 - 【請求項4】 キセノンが60〜78.0モルパーセン
トの範囲内の濃度で存在する、請求項1に記載の混合
物。 - 【請求項5】 酸素が20〜24モルパーセントの範囲
内の濃度で存在する、請求項1に記載の混合物。 - 【請求項6】 ヘリウムが7.5〜15モルパーセント
の範囲内の濃度で存在する、請求項1に記載の混合物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/730,703 US5099834A (en) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | Method for anesthesia |
US730703 | 1991-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0597683A JPH0597683A (ja) | 1993-04-20 |
JP2579262B2 true JP2579262B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=24936473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4078766A Expired - Lifetime JP2579262B2 (ja) | 1991-07-16 | 1992-03-02 | 麻酔方法 |
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EP (1) | EP0523315B1 (ja) |
JP (1) | JP2579262B2 (ja) |
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AT (1) | ATE135201T1 (ja) |
BR (1) | BR9201376A (ja) |
CA (1) | CA2062137C (ja) |
DE (1) | DE69208957T2 (ja) |
DK (1) | DK0523315T3 (ja) |
ES (1) | ES2084856T3 (ja) |
IL (1) | IL101118A (ja) |
MX (1) | MX9200902A (ja) |
NO (1) | NO304349B1 (ja) |
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SE9302478L (sv) * | 1993-07-22 | 1994-11-07 | Siemens Elema Ab | Gasblandning och apparat för att tillföra gasblandningen till lungorna hos ett levande väsen |
US5615669A (en) * | 1994-07-22 | 1997-04-01 | Siemens Elema Ab | Gas mixture and device for delivering the gas mixture to the lungs of a respiratory subject |
GB9502987D0 (en) * | 1995-02-16 | 1995-04-05 | Boc Group Plc | Medical gas mixture |
IT1286058B1 (it) * | 1996-10-29 | 1998-07-07 | Siad Societa Italiana Acetilen | Procedimento e apparecchiatura per la purificazione e recupero dello xeno e altri gas nobili in sistemi anestetici |
DE19709704C2 (de) * | 1997-03-10 | 1999-11-04 | Michael Georgieff | Verwendung einer flüssigen Präparation von Xenon zur intravenösen Verabreichung bei Einleitung und/oder Aufrechterhaltung der Anaesthesie |
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DE19833014A1 (de) * | 1998-07-23 | 2000-01-27 | Messer Griesheim Gmbh | Edelgashaltige Injektionsanästhesiemittel |
DE19910986C2 (de) * | 1999-03-11 | 2001-06-07 | Aga Ab | Verwendung von Xenon bei der Behandlung von Neurointoxikationen |
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US7017573B1 (en) * | 1999-07-12 | 2006-03-28 | Capnia, Incorporated | Methods and apparatus for relieving headaches, rhinitis and other common ailments |
ATE325633T1 (de) | 1999-11-08 | 2006-06-15 | Capnia Inc | Vorrichtung zur gleichzeitigen verabreichung von gasen und medikamenten |
US20070039615A1 (en) * | 1999-11-08 | 2007-02-22 | Capnia, Incorporated | Methods and apparatus for treating rhinitis |
US20060172017A1 (en) * | 1999-11-08 | 2006-08-03 | Capnia, Incorporated | Methods and apparatus for the enhanced delivery of physiologic agents to tissue surfaces |
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DE10045829A1 (de) * | 2000-09-14 | 2002-04-04 | Messer Griesheim Gmbh | Volatile Anästhesiemittel mit Xenon |
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EP1515732B1 (de) | 2002-06-12 | 2009-01-14 | Air Liquide Deutschland GmbH | Cerebrale protektion mit einem xenonhaltigen gas |
JP2006508040A (ja) * | 2002-07-05 | 2006-03-09 | メツサー グリースハイム ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | キセノンを含有するアジュバント |
GB0218153D0 (en) * | 2002-08-05 | 2002-09-11 | Ic Innovations Ltd | An analgesic agent for newborn or retal subjects |
US7337776B2 (en) * | 2002-08-20 | 2008-03-04 | Aga Ab | Methods for easing pain and anxiety from atrial or ventricular defibrillation |
US7681572B2 (en) * | 2002-08-20 | 2010-03-23 | Aga Ab | Method and devices for administration of therapeutic gases |
CA2538104C (en) * | 2003-10-10 | 2013-12-10 | Protexeon Limited | Use of xenon with hypothermia for treating neonatal asphyxia |
FR2894486B1 (fr) | 2005-12-14 | 2008-11-21 | Air Liquide | Dispositif de mesure de la concentration de xenon et appareil d'anesthesie ventilatoire utilisant le xenon |
FR2931682B1 (fr) | 2008-05-27 | 2010-07-30 | Air Liquide | Amelioration de la precision de mesure de la teneur en xenon dans un appareil d'anesthesie ventilatoire. |
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DE102012009639B4 (de) * | 2012-05-15 | 2024-04-18 | Drägerwerk AG & Co. KGaA | Deckenversorgungseinheit |
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FR3049863B1 (fr) * | 2016-04-08 | 2018-05-11 | Monatomics Technology | Composition gazeuse inhalable hypothermique |
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FR3049862A1 (fr) * | 2016-04-08 | 2017-10-13 | Monatomics Tech | Composition gazeuse inhalable thermiquement neutre |
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JPH0642884B2 (ja) * | 1986-02-25 | 1994-06-08 | 株式会社東芝 | 局所脳血流測定機能を備えるct装置 |
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「理化学辞典 第3版」(1971),岩波書店,P.1230〜1231「ヘリウム」の項 |
「臨床薬理学大系 第1巻」(1965),中山書店,P.40〜55 |
CHEMICAL ABSTRACTS,VOL.84(1976),抄録番号175527 |
CHEMICAL ABSTRACTS,VOL.85(1976),抄録番号153605 |
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