JP2579127Y2 - パイプ保温用ヒータ - Google Patents

パイプ保温用ヒータ

Info

Publication number
JP2579127Y2
JP2579127Y2 JP1991084568U JP8456891U JP2579127Y2 JP 2579127 Y2 JP2579127 Y2 JP 2579127Y2 JP 1991084568 U JP1991084568 U JP 1991084568U JP 8456891 U JP8456891 U JP 8456891U JP 2579127 Y2 JP2579127 Y2 JP 2579127Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
heater
slit
case
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991084568U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0536791U (ja
Inventor
正彦 小椋
公彦 村山
Original Assignee
ミクロン電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミクロン電気株式会社 filed Critical ミクロン電気株式会社
Priority to JP1991084568U priority Critical patent/JP2579127Y2/ja
Publication of JPH0536791U publication Critical patent/JPH0536791U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579127Y2 publication Critical patent/JP2579127Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給湯器等のパイプに取
り付けて保温し、内部に溜った液体の凍結を防止するよ
うにした凍結防止用のヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒータとしては、図3に
示したように、一面が開口した箱形のセラミックケース
1に、両端に被覆電線からなる引出リード線2を設けた
抵抗素子を収納し、その上から無機絶縁物等の絶縁材3
を充填して固めたものが知られている。そして、セラミ
ックケース1の取付面に形成した山形凹部1aをパイプ
4の外周面に当接させ、別途用意した取付金具5で固定
するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構成のものは、パイプ4に取り付ける際、ま
ず、取付金具5をヒータに仮組み付けし、次いで、図4
に示したように、取付金具5の脚部を広げてパイプ4に
嵌め込むようにするため、作業効率が悪く、かつ工数の
かかるものであった。
【0004】また、セラミックケース1に形成した山形
凹部1aをパイプ4の外周面に当接させるため、ケース
とパイプとの接触部は、厳密には二つの線の線接触とな
り、従って、熱伝達効率が低く、約80%が外気に放散さ
れるという、極めて効率の悪いものであった。
【0005】本考案は、このような問題点を解決しよう
とするもので、ヒータのパイプへの取付作業性が良好
で、かつ熱伝達効率の高いパイプ保温用ヒータを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するため手段】上記目的を達成するため
に、本考案のパイプ保温用ヒータは、一面が開口した凹
部からなるヒータ収納部と、このヒータ収納部の底部外
側がパイプに密着するように取り付ける取付部を一体的
に設けた樹脂成形品からなるケースを備え、前記ヒータ
収納部には、引出リード線付抵抗素子を収納して、絶縁
材を充填しており、前記取付部は、パイプの外径より若
干小さい内径を有する筒の一部が軸方向にスリット状に
切り欠かれた形状の脚部を有するものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、樹脂成形品からなるケース
のパイプへの取付部は弾性的に開閉可能であるので、そ
の取付部をパイプ面に強く押しつけるだけで装着するこ
とができ、作業性がよくなる。また、ケースとパイプの
接触部を面接触とすることができ、熱の伝達効率が向上
する。
【0008】
【実施例】以下、図面により実施例を詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施例のパイプ保温用ヒータ10を示
したもので、11はパイプ4への取付部11aを一体的に設
けた樹脂成形品からなるケース、12は抵抗素子14の両端
に設けた引出リード線で、耐熱性の被覆電線からなって
いる。13は、ケース11内に抵抗素子14を収納した後、そ
の上から充填した無機絶縁物等からなる絶縁材である。
【0009】ケースの取付部11aは、断面がパイプ4の
円周の約2/3の円弧状に形成され、先端部が切り欠か
れている。取付部11aは肉薄であると共に、樹脂からで
きているため、先端の切欠部は弾性的に開閉が可能であ
る。
【0010】このように構成されたパイプ保温用ヒータ
10をパイプ4に装着する際は、ケースの取付部11aの切
欠部先端に設けたテーパー部をパイプ4に当ててヒータ
10を強く押すと、切欠部が開いてパイプ4を内部へ導入
し、そして切欠部が閉じた状態で、適度の圧力でパイプ
に圧接する。
【0011】上記本実施例のパイプ保温用ヒータ10はこ
のような取付方法が採用されるので、取付作業が極めて
簡単になり、作業工数が従来の約50%低減された。ま
た、表1に示したように、ケース11とパイプ4との接触
面積が広くなり、従来品に比べて消費電力が小さく、熱
伝達効率が33%アップした。図2は、所要温度上昇を得
るための負荷電力を本実施例と従来例とを比較して示し
たものである。
【0012】
【表1】
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
(1) パイプ保温用ヒータのパイプへの取付作業性が向上
し、工数の大幅低減となる。(2) ケースとパイプの接触
面積が広くなり、熱の伝達効率が大幅に向上する。(3)
別部材としての取付部材がなくなり、部品点数が減少し
てコスト低減となる、等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のパイプ保温用ヒータの斜視
図である。
【図2】同実施例と従来例の所要温度上昇を得るための
負荷電力を示す図である。
【図3】従来例の斜視図である。
【図4】同従来例のパイプへの取付状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
4 … パイプ、 11 … ケース、 11a … 取付部、 12
… 引出リード線、13 … 絶縁材、 14 … 抵抗素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−154089(JP,A) 実開 平3−86591(JP,U) 実開 昭63−152190(JP,U) 実開 昭61−35388(JP,U) 実開 平1−174466(JP,U) 実開 平2−73477(JP,U) 実開 平1−79657(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 3/40

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器等のパイプに取り付けて保温し凍
    結を防止するヒータであって、一面が開口した凹部からなるヒータ収納部と、このヒー
    タ収納部の底部外側がパイプ(4)に密着するように取
    り付ける取付部(11a)を一体的に設けた樹脂成形品
    からなるケース(11)を備え、 前記ヒータ収納部には、引出リード線(12)付抵抗素
    子(14)を収納して、絶縁材(13)を充填してお
    り、 前記取付部(11a)は、パイプの外径より若干小さい
    内径を有する筒の一部が軸方向にスリット状に切り欠か
    れた形状の脚部を備え、ヒータをパイプに取り付ける
    際、前記スリット状の切欠部をパイプに当てて押し込む
    ことにより、前記脚部が弾性的に開いてパイプに嵌着す
    ことを特徴とするパイプ保温用ヒータ。
JP1991084568U 1991-10-17 1991-10-17 パイプ保温用ヒータ Expired - Fee Related JP2579127Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991084568U JP2579127Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 パイプ保温用ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991084568U JP2579127Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 パイプ保温用ヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0536791U JPH0536791U (ja) 1993-05-18
JP2579127Y2 true JP2579127Y2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=13834273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991084568U Expired - Fee Related JP2579127Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 パイプ保温用ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579127Y2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE7904310L (sv) * 1979-05-16 1980-11-17 Bulten Kanthal Ab Elektriskt element
JPS6135388U (ja) * 1984-08-03 1986-03-04 イビデン株式会社 炭化珪素質発熱体の凍結防止用ヒ−タ−
JPS63152190U (ja) * 1987-03-26 1988-10-06
JPH0179657U (ja) * 1987-11-13 1989-05-29
JPH01174466U (ja) * 1988-05-20 1989-12-12
JPH0273477U (ja) * 1988-11-22 1990-06-05
JP3086591U (ja) * 2001-10-09 2002-06-28 新栄化材株式会社 両面用、片面用研磨盤に使用される金属、樹脂の複合キャリヤに於ける研磨物収納穴の改良製品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0536791U (ja) 1993-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03175210A (ja) セラミツクヒータ型グロープラグ
JP2579127Y2 (ja) パイプ保温用ヒータ
JP3930094B2 (ja) 電気加熱ケーブルを備えた蒸発器
JPH08222102A (ja) 電気的加熱素子を有する熱応動装置と電気的加熱素子を熱応動装置のハウジングに組み込む方法
JP2903225B2 (ja) 電気加熱素子組立体
KR19980069029U (ko) 발열호스
JPH02150796U (ja)
JPS6232026Y2 (ja)
CN2356456Y (zh) 改进型管状电热元件
JPS587597Y2 (ja) カ−トリツジヒ−タ
JPH0436898Y2 (ja)
JPS5915380Y2 (ja) サ−マルリ−ドスイツチ
JPH0127592Y2 (ja)
JP2002110318A (ja) ヒーター装置
JPH02103177U (ja)
JPH0539827Y2 (ja)
EP1102007A3 (en) Glow-plug
JPH0518601Y2 (ja)
JPH02113136U (ja)
JPH017987Y2 (ja)
JP3016728U (ja) マイカ式ヒーターの密封構造
JPS6431693U (ja)
JPS5832156U (ja) 電熱式オ−トチヨ−ク付気化器
JPS6333603U (ja)
JPH041426U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees