JP2578756Y2 - 処理ウェブの搬送装置 - Google Patents
処理ウェブの搬送装置Info
- Publication number
- JP2578756Y2 JP2578756Y2 JP1992025712U JP2571292U JP2578756Y2 JP 2578756 Y2 JP2578756 Y2 JP 2578756Y2 JP 1992025712 U JP1992025712 U JP 1992025712U JP 2571292 U JP2571292 U JP 2571292U JP 2578756 Y2 JP2578756 Y2 JP 2578756Y2
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- JP
- Japan
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- conveyor
- web
- drying
- blower
- suction
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は織地、編地、不織布その
他の帯状ウェブの加工処理において該ウェブを無張力状
態で安全に搬送させる装置に関する。
他の帯状ウェブの加工処理において該ウェブを無張力状
態で安全に搬送させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】布帛等の長尺ウェブを所定の処理室内で
乾燥、熱処理その他の処理加工を施す場合に、該処理ウ
ェブを無端状に走行する帯状コンベヤー上に載せて、無
張力状態で処理室内を搬送させて処理することはすでに
周知である。
乾燥、熱処理その他の処理加工を施す場合に、該処理ウ
ェブを無端状に走行する帯状コンベヤー上に載せて、無
張力状態で処理室内を搬送させて処理することはすでに
周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記周知の従来手段に
よるウェブ搬送において、帯状コンベヤー上に無張力状
態に載せられたウェブは、何等の拘束を受けないため、
例えば乾燥処理に際して処理室内の熱風速度の影響を受
けてウェブは蛇行し、または皺を生じ、更に加温によっ
て反り返えり、コンベヤー面と間でスリップ生じてウェ
ブが損傷したり、擦合いによって固着むらを生ずる等多
くの弊害があった。
よるウェブ搬送において、帯状コンベヤー上に無張力状
態に載せられたウェブは、何等の拘束を受けないため、
例えば乾燥処理に際して処理室内の熱風速度の影響を受
けてウェブは蛇行し、または皺を生じ、更に加温によっ
て反り返えり、コンベヤー面と間でスリップ生じてウェ
ブが損傷したり、擦合いによって固着むらを生ずる等多
くの弊害があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み、上
記従来の不都合を排し、コンベヤー上に無張力状態に載
せたウェブを安全、確実に搬送させることを目的とした
もので、通気性材料から成る帯状コンベヤー上に、処理
ウェブを無張力状態で載せて、乾燥処理室内を搬送させ
るものにおいて、排気側を該乾燥処理室内と連通させた
ブロワーの吸気側と連通し且つコンベヤーの全幅に亘る
吸引ノズルを、該コンベヤー面の下面に対向させて、コ
ンベヤーの走移方向に複数個開口設置させたことを特徴
とする。
記従来の不都合を排し、コンベヤー上に無張力状態に載
せたウェブを安全、確実に搬送させることを目的とした
もので、通気性材料から成る帯状コンベヤー上に、処理
ウェブを無張力状態で載せて、乾燥処理室内を搬送させ
るものにおいて、排気側を該乾燥処理室内と連通させた
ブロワーの吸気側と連通し且つコンベヤーの全幅に亘る
吸引ノズルを、該コンベヤー面の下面に対向させて、コ
ンベヤーの走移方向に複数個開口設置させたことを特徴
とする。
【0005】
【作用】本考案による処理ウェブの搬送装置は、実施例
の図で示すように、表裏に通気性がある帯状コンベヤー
1上に、処理ウェブaを無張力状態で載せて乾燥処理室
2内を搬送させるに際し、該ウェブaを載せた通気性コ
ンベヤー1の下面に向って開口設置した複数個の吸引ノ
ズル3は、ブロワー4の稼動による吸気作用で通気性コ
ンベヤー1を経てその上面のウェブaを下方に吸引し、
従ってウェブaを無張力状態のままコンベヤー1面に引
きつけて搬送するため、ウェブaのコンベヤー1上での
自由な遊動を防げ、従ってウェブaはコンベヤー1との
間にスリップを生じることなくコンベヤー1と一体とな
って何等の弊害を生じることなく乾燥処理を受けつつ搬
送される。
の図で示すように、表裏に通気性がある帯状コンベヤー
1上に、処理ウェブaを無張力状態で載せて乾燥処理室
2内を搬送させるに際し、該ウェブaを載せた通気性コ
ンベヤー1の下面に向って開口設置した複数個の吸引ノ
ズル3は、ブロワー4の稼動による吸気作用で通気性コ
ンベヤー1を経てその上面のウェブaを下方に吸引し、
従ってウェブaを無張力状態のままコンベヤー1面に引
きつけて搬送するため、ウェブaのコンベヤー1上での
自由な遊動を防げ、従ってウェブaはコンベヤー1との
間にスリップを生じることなくコンベヤー1と一体とな
って何等の弊害を生じることなく乾燥処理を受けつつ搬
送される。
【0006】
【実施例】本考案によるウェブ搬送装置の実施例を図
1、図2によって次に説明する。
1、図2によって次に説明する。
【0007】図においてaは織地、編地、不織布その他
の長尺帯状のウェブで、これを表裏に通気性を有するネ
ット状の材料から成る帯状コンベヤー1上に、無張力状
態で載せて、図示の乾燥処理室2内に導入して乾燥処理
を施した後、該乾燥処理室2から搬出させるようにし
た。
の長尺帯状のウェブで、これを表裏に通気性を有するネ
ット状の材料から成る帯状コンベヤー1上に、無張力状
態で載せて、図示の乾燥処理室2内に導入して乾燥処理
を施した後、該乾燥処理室2から搬出させるようにし
た。
【0008】該処理ウェブaを載せたコンベヤー1の搬
送路において、ウェブaを載せたコンベヤー面の下面に
対向させて、コンベヤーの全幅に亘る吸引ノズルの適数
個(図示例では3個)をコンベヤーの走移方向に開口設
置し、該吸引ノズル3はブロワー4の吸気側に連通さ
せ、ブロワー4の回転数を調節することにより吸引ノズ
ル3の吸引力を加減するようにした。尚、吸引ノズル3
に図2に示したように多数の孔とするか、スリット状の
開口にするか任意である。
送路において、ウェブaを載せたコンベヤー面の下面に
対向させて、コンベヤーの全幅に亘る吸引ノズルの適数
個(図示例では3個)をコンベヤーの走移方向に開口設
置し、該吸引ノズル3はブロワー4の吸気側に連通さ
せ、ブロワー4の回転数を調節することにより吸引ノズ
ル3の吸引力を加減するようにした。尚、吸引ノズル3
に図2に示したように多数の孔とするか、スリット状の
開口にするか任意である。
【0009】また、図示例では吸引作用による処理室2
内の熱損失を軽減するためブロワー4の排気側を処理室
2内に連通させて熱回収を行うようにした。
内の熱損失を軽減するためブロワー4の排気側を処理室
2内に連通させて熱回収を行うようにした。
【0010】帯状の通気性コンベヤー1は2個の回転胴
5、5に懸架して図示しない公知の手段で無端状に回走
させ、ウェブaを載せて走行するコンベヤー1の下面に
は支承ロール6を配設し、コンベヤー1の前後には夫々
案内ロール7、8を設けた。図中9は処理室2内に設け
た熱風吹出筐、10は送気ファン、11は熱交換器を示
す。
5、5に懸架して図示しない公知の手段で無端状に回走
させ、ウェブaを載せて走行するコンベヤー1の下面に
は支承ロール6を配設し、コンベヤー1の前後には夫々
案内ロール7、8を設けた。図中9は処理室2内に設け
た熱風吹出筐、10は送気ファン、11は熱交換器を示
す。
【0011】上記の実施例装置において、コンベヤー1
上に無張力状態で載せられたウェブaは3個の吸引ノズ
ル3による吸引作用で、コンベヤー1面に引きつけられ
た状態で拘束され、従ってコンベヤー1上で遊導するこ
となくコンベヤー1と一体となって搬送される間に乾燥
処理を受けた後、処理室2内から搬出される。尚、本考
案装置は上記乾燥装置に限ることなく、ウェブの各種処
理加工時の搬送装置に利用される。
上に無張力状態で載せられたウェブaは3個の吸引ノズ
ル3による吸引作用で、コンベヤー1面に引きつけられ
た状態で拘束され、従ってコンベヤー1上で遊導するこ
となくコンベヤー1と一体となって搬送される間に乾燥
処理を受けた後、処理室2内から搬出される。尚、本考
案装置は上記乾燥装置に限ることなく、ウェブの各種処
理加工時の搬送装置に利用される。
【0012】
【考案の効果】本考案によるときは、コンベヤー上に処
理ウェブを無張力状態で載せて搬送するものにおいて、
該コンベヤーを表裏に通気性を有するネット状とし、該
コンベヤーによるウェブの搬送部下面に吸引ノズルを開
口設置して、ネット状コンベヤーを通してウェブを吸引
することによりウェブをコンベヤー面に引きつけ拘束さ
せてコンベヤーと一体に移送させるからコンベヤー上で
のウェブの遊動を確実に防止し得られ、従ってコンベヤ
ー上での自由な遊動によるスリップその他の弊害を排除
し、乾燥処理を支障なく行い得られ、しかも、該吸引ノ
ズルは、排気側を該乾燥処理室内と連通させたブロワー
の吸気側に連通させて、乾燥処理室の雰囲気を利用して
ウェブをコンベヤー面に引き着けるようにしたので、該
ブロワーが稼動しても乾燥処理室内に外部からの空気の
出入りがなく、乾燥処理室での熱損失が少ないという効
果がある。
理ウェブを無張力状態で載せて搬送するものにおいて、
該コンベヤーを表裏に通気性を有するネット状とし、該
コンベヤーによるウェブの搬送部下面に吸引ノズルを開
口設置して、ネット状コンベヤーを通してウェブを吸引
することによりウェブをコンベヤー面に引きつけ拘束さ
せてコンベヤーと一体に移送させるからコンベヤー上で
のウェブの遊動を確実に防止し得られ、従ってコンベヤ
ー上での自由な遊動によるスリップその他の弊害を排除
し、乾燥処理を支障なく行い得られ、しかも、該吸引ノ
ズルは、排気側を該乾燥処理室内と連通させたブロワー
の吸気側に連通させて、乾燥処理室の雰囲気を利用して
ウェブをコンベヤー面に引き着けるようにしたので、該
ブロワーが稼動しても乾燥処理室内に外部からの空気の
出入りがなく、乾燥処理室での熱損失が少ないという効
果がある。
【図1】 本考案による搬送装置の実施例を示す截断側
面図
面図
【図2】 図1の装置の要部平面図
a ウェブ 1 ネット状コンベヤー 2 処理室 3 吸引ノズル 4 ブロワー
Claims (1)
- 【請求項1】 通気性材料から成る帯状コンベヤー上
に、処理ウェブを無張力状態で載せて、乾燥処理室内を
搬送させるものにおいて、排気側を該乾燥処理室内と連
通させたブロワーの吸気側と連通し且つコンベヤーの全
幅に亘る吸引ノズルを、該コンベヤー面の下面に対向さ
せて、コンベヤーの走移方向に複数個開口設置させて成
る処理ウェブの搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992025712U JP2578756Y2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 処理ウェブの搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992025712U JP2578756Y2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 処理ウェブの搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585748U JPH0585748U (ja) | 1993-11-19 |
JP2578756Y2 true JP2578756Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=12173410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992025712U Expired - Fee Related JP2578756Y2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 処理ウェブの搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578756Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617188B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1994-03-09 | 株式会社ヒラノテクシード | 帯状物の走行装置 |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP1992025712U patent/JP2578756Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0585748U (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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