JP2578590Y2 - ルーフボックス - Google Patents

ルーフボックス

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JP2578590Y2
JP2578590Y2 JP1993066723U JP6672393U JP2578590Y2 JP 2578590 Y2 JP2578590 Y2 JP 2578590Y2 JP 1993066723 U JP1993066723 U JP 1993066723U JP 6672393 U JP6672393 U JP 6672393U JP 2578590 Y2 JP2578590 Y2 JP 2578590Y2
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JP
Japan
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roof box
lid
main body
roof
ventilation
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JP1993066723U
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JPH0731500U (ja
Inventor
慎一 田村
Original Assignee
田村プラスチック製品株式会社
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の屋根に取り付け
られトレイ形状の本体の一側端に開閉可能な蓋体を枢着
し、該本体及び該蓋体の内部に荷物を収納するルーフボ
ックスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の屋根に直接又はキャリヤを介し
て取り付けるルーフボックスは、その屋根に取り付けら
れる本体と、その本体の一端に開閉可能取り付けられる
蓋体とからなり、内部に荷物を収納することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、直射日光が当
たる車上に取り付けられたルーフボックスの内部は高温
になるにもかかわらず雨水対策及び盗難防止のために本
体及び蓋体は密閉されており、換気が悪く、濡れ物など
を収納しておくと悪臭を放つ。また悪路、山道での急カ
ーブ又は急制動などでルーフボックス内で荷物が移動す
ると自動車の重心が変動し、ハンドル操作に支障が出る
おそれがあり、更に、ルーフボックスは車上に取り付け
るので使用者が踏み台を使わなくても荷物を取り出しや
すくするため、その形状は手が届くように浅く成形した
本体を、深く成形した蓋体が覆うようになっており、移
動中自動車の振動で崩れた荷物が目的地に到着して蓋体
を開けた時に本体から崩れ落ちることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこれらの課題を
解決するものであって、請求項1記載のルーフボックス
は、自動車の屋根に取り付けられトレイ形状の本体の一
側端に開閉可能な蓋体を枢着し、該本体及び該蓋体の内
部に荷物を収納するルーフボックスであって、該本体の
底部に突設した凸部に敷かれ、通気孔を穿設するシート
体と、該蓋体の開口部に取り付けられた弾性ネットと、
該本体の底部のうち、自動車進行方向の前部に設けた吸
気口と、該底部の後部に設けた排気口とを備えるもので
ある。また、請求項2に記載のルーフボックスは、該排
気口に、該蓋体の上面に取り付けた太陽電池に接続され
たファンを取り付けるものである。
【0005】
【作用】以上のように、ルーフボックスに、本体の底部
に突設した凸部に敷かれ、通気孔を穿設するシート体
と、蓋体の開口部に取り付けらた弾性ネットと、該本体
の底部のうち、自動車進行方向の前部に設けた吸気口
と、該底部の後部に設けた排気口とを備えているので、
弾性ネットにより押さえられた荷物は移動中自動車の振
動でルーフボックス内で崩れることがない上、荷物の周
囲に通気路を維持し、ルーフボックス内の湿った空気を
換気することができる。また、蓋体の上面に取り付けた
太陽電池に接続されたファンを、排気口に取り付けるか
ら、該ボックスの前部から後部へ自動車が停止している
間でも強制的に通気を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案に係る実施例を図面に従い説明
する。図1はルーフボックス1の内部を開放した斜視図
を示し、ルーフボックス1は自動車の屋根に直接又はル
ーフキャリヤ等を介して取り付けられた本体2と、その
本体2の一端にガスダンパー3により開閉可能に取り付
けられる蓋体4とからなり、本体2及び蓋体4とを閉止
することにより内部に荷物Bを収納することができる。
また、本体2の深さは蓋体4のそれより浅くなってお
り、車上に取り付けるルーフボックスから使用者が踏み
台を使わなくても荷物を取り出しやすくなっている。図
3は端面図を示し、5は本体2の底部から突設された凸
部に敷かれ、全体に通気孔を穿設したシート体であっ
て、その凸部の両側となる本体2の底部に設けられた雨
樋溝に荷物が落下しないようにする。なお、底部には適
宜水抜き穴を設け、排水機能を高めている。6は蓋体4
の開口部端に開口部を覆うように全周にわたって取り付
けられた弾性ネットであって、蓋体4が閉じられた時に
はシート体5上の荷物Bを内部の周辺部から中央部位へ
押圧するので、この保持部材であるシート体5及び弾性
ネット6により自動車の振動による荷崩れを防止するこ
とができる。また、それにより内部の周辺部、シート体
下の雨樋溝及び弾性ネット上の換気用通路13を確保
し、後述する換気能力を高めることができる。
【0007】試作品による試験結果を表1に示す。荷物
の大きさが1個あたり縦 300mm,横250mm,高さ 130m
m,のものを2個収納した場合について、固定装置を本
考案による保持部材であるネットと、前後部にそれぞれ
ベルトを設けるものとを比較した。そして、実験車両を
走行条件が悪路,急カーブ及び直線路において急制動を
をした後の2個の荷物の固定状況を、固定されていたと
きは○で、外れていたときは×で表示した。また、走行
中の運転席で感じる接触音及び振動を、運転者が感じた
ときは○で、時々感じたときは△で、感じないときは×
で、表示した。
【0008】
【表1】
【0009】表1の実験結果より、本考案に係るネット
のような保持部材の方が押圧力が強く、またベルトのよ
うにただ締結するだけでなく若干の遊びを設け押圧力に
柔軟性がある点が有効と思われる。
【0010】7は吸気口であり8は排気口であって、換
気のためのダクトとして自動車進行方向前後の本体2の
底部に設けられ、自動車が走行すると、底部の前部に取
り付ける吸気口7から、シート体下の雨樋溝及び弾性ネ
ット上の換気用通路13から後部に取り付ける排気口8
へ矢印のように空気が流れルーフボックス1の中が換気
されていく。なお、ルーフボックス1を屋根に取り付け
る方向は、空気抵抗を考慮し自動車の進行方向に対しル
ーフボックス1の長手方向が平行になるように取り付け
ることが望ましい。更に、ダクト7は雨除けのためのシ
ャッター及び防虫用網により覆われており、ダクト7の
本体2への取付位置は雨除けのため本体の底部が望まし
い。10は自動車進行方向後部の排気口8に設けられた
換気装置であって電動モーターにより駆動するファン1
1とファン11に接続され蓋体4の上面に取り付けられ
る太陽電池12とからなる。これらは、特にルーフボッ
クス1の中が高温になる昼間に、自動車が停車している
間でも太陽電池12に接続された換気装置を駆動しその
ファン11を回転させ強制換気することができる。な
お、自動車のバッテリーより配電する場合と切り替える
ことにより、昼夜別々の電源を利用でき、バッテリーの
能力低下を防ぎ、自動車の走行による自然換気に加え、
自動車の停車時にも強制換気することも可能である。
【0011】試作品による試験結果を表2に示す。荷物
として濡れたスキーウェアを1枚収納した場合につい
て、本考案による吸気口及び排気口からなるダクトを設
けたものと、そのようなダクトを設けない密閉されたも
のとを比較した。そして、実験車両を走行条件が停車時
及び走行時において1時間後の状況を、ルーフボックス
内の温度変化と、乾燥していたときは○で、いくらか湿
り気を感じたときは△で、又は湿り気を感じたときは×
で表示したスキーウェアの乾燥状態とを表にした。な
お、天候は曇り、外気温は23.5℃であった。
【0012】
【表2】
【0013】表2の実験結果より、本考案に係る換気機
能により湿り気を含んだルーフボックス内の空気を強制
換気できるので、濡れたスキーウェアの乾燥が早い。な
お、ダクトのある場合に停車時の乾燥状態がやや悪いの
は曇りのためファンの能力が低下したものと考えられ
る。
【0014】
【考案の効果】本願考案は、以上の構成のように本体及
び蓋体の内面にシート体及び弾性ネットを設けているの
で、移動中自動車の振動で荷物がルーフボックス内で崩
れることがなく、荷崩れの重心移動によりハンドル操作
に支障がない上、自動車進行方向前後の本体の底部に吸
気口及び排気口を設けているので、荷物の周囲に雨樋溝
及び通気路を維持し、ルーフボックス内の湿った空気を
自動車の走行している間に自然換気することができ、従
来のような蒸せて異臭が発生することがない。更に、排
気口に太陽電池を接続したファンを取り付けているの
で、自動車が停車している時も強制的に換気ができ、特
にルーフボックスの中が高温になる昼間には太陽電池に
より換気効果が多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のルーフボックスの説明図である。
【図2】図1のルーフボックスの後半部の説明図であ
る。
【図3】図1のルーフボックスの端面図である。
【符号の説明】
1・・ルーフボックス、2・・本体、3・・ガスダンパ
ー、4・・蓋体、5・・シート体、6・・弾性ネット、
7・・吸気口、8・・排気口、9・・荷物、10・・換
気装置、11・・ファン、12・・太陽電池、13・・
換気用通路。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の屋根に取り付けられトレイ形状
    の本体の一側端に開閉可能な蓋体を枢着し、該本体及び
    該蓋体の内部に荷物を収納するルーフボックスであっ
    て、該本体の底部に突設した凸部に敷かれ、通気孔を穿設す
    るシート体と、該蓋体の開口部に取り付けられた弾性ネ
    ットと、 該本体の底部のうち、自動車進行方向の前部に
    設けた吸気口と、該底部の後部に設けた排気口とを備え
    ことを特徴とするルーフボックス。
  2. 【請求項2】 該排気口に、該蓋体の上面に取り付けた
    太陽電池に接続されたファンを取り付けた請求項1記載
    ルーフボックス。
JP1993066723U 1993-11-20 1993-11-20 ルーフボックス Expired - Lifetime JP2578590Y2 (ja)

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JPH0731500U JPH0731500U (ja) 1995-06-13
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CN103222149A (zh) * 2011-03-22 2013-07-24 松下电器产业株式会社 车载充电装置
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JPH01145810U (ja) * 1988-03-31 1989-10-06

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