JP2578305Y2 - フード付きゴム地下足袋 - Google Patents

フード付きゴム地下足袋

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JP2578305Y2
JP2578305Y2 JP1993019571U JP1957193U JP2578305Y2 JP 2578305 Y2 JP2578305 Y2 JP 2578305Y2 JP 1993019571 U JP1993019571 U JP 1993019571U JP 1957193 U JP1957193 U JP 1957193U JP 2578305 Y2 JP2578305 Y2 JP 2578305Y2
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JP1993019571U
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Inventor
幹雄 森
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丸五工業株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は土砂,水泥等の浸入を
防げる全天候型となるフード付きゴム地下足袋に関する
もである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設,農林土木作業や他の特殊
作業に用いられている長筒型地下足袋としては、足袋本
体の構成が綿布製のものが主であり、且つ長筒部の長手
方向に開口する履口部にファスナー又はこはぜを単に取
付けた構成となっている。この綿布製タイプの地下足袋
では、どうしても水泥の中とか雪中等の如き特殊条件下
での使用は、地下足袋自体に水が染み込むために使用不
能となる。この様な現場では、旧態然として総ゴム製長
靴が使われているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この長靴類で
は胴部分(筒部)の形状が、足首から所謂ふくらはぎ部
分まで足を入れる関係上、かなりの余裕(空間)がある
丸筒形状を採っているため、履着に問題を含むものであ
る(靴の脱着では、筒部を足に添うように形成すると足
が入らない)。従って、長靴類は水泥の中や雪中では脱
げやすく、且つ足全体に靴がフイットしていないために
活動的でなく、疲れ易く、特に重作業では所謂足の踏ん
張りが利かないために最適な履物とならない。このた
め、長靴に優り水泥,雪中等での使用を可能とし、且つ
足にフイットし軽快となる重作業用に適す履物の出現が
待たれている。
【0004】本考案は上記実情に鑑み、基本的に履物形
状を足の踏ん張りの利く地下足袋構造とし、水気が染み
込まないゴム地下足袋本体と履口を締付け自在とする二
段フードを組合わせ、上記課題を解決するフード付きゴ
ム地下足袋を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、表面をゴムコ
ーティングした地下足袋本体の履着用ファスナー付き長
筒部の上縁に、ビニルレザー,ゴム製等よりなる一端が
重なる締付調整部分を設けた帯状フード部を連設すると
共に、この帯状フード部に形成された内袋部に、前記同
様に一端が重なる締付調整部分を設けた帯状補助フード
部を折り返し状に収容し、該帯状補助フード部を帯状フ
ード部の内袋部上縁に設けたファスナー口から引き出し
帯状フード部上に展開自在としてなるものである。
【0006】
【作用】上記のように、表面をゴムコーティングした地
下足袋本体の上縁に繰出し自在となる帯状補助フード部
を収容した帯状フード部を連設してなるため、履着に当
たっては、普通の地下足袋同様に本体の長筒部(胴部)
に有する履着用ファスナーを下げて足を差し込みし、フ
ァスナーを引き上げればふくらはぎ部分まで長筒部が達
する履着となる。この状態では長筒部の上縁部分にはど
うしても隙間が生じるため、長筒部上縁に連設のバンド
締め構造を呈する帯状フード部をふくらはぎ部の上部に
巻き付け、該帯状フード部の一端に突設の重ね舌片部を
他端側に重ね、夫々の対向面に有する止め具(例えば、
フック・ループ式ファスナー)で係止すれば、履口に隙
間のない履着となる。勿論、帯状フード部自体も水気が
染み込まない生地(ビニルレザー,ゴム製等)にて形成
しているため、雨天,水泥,雪中等における歩行でも履
き抜けのない足にフイットした履き心地となる。また、
更に膝部分まで覆う履着をしたいときは、帯状フード部
内に収容の帯状補助フード部をフード用ファスナーを開
いて反転状に引き出す。この帯状補助フード部自体も前
記帯状フード部の巻き付けと同様に足部に巻けば膝部分
も覆われる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0008】1は胛被部1a及び長筒部1bを表面にゴ
ムコーティングaを施した生地で成形(伸縮性に富んだ
特殊メリヤスを裏材とし、その上に薄いゴムシートを貼
付し成型をする)してなる地下足袋本体で、該地下足袋
本体1の履口上縁1cの全周に、ビニルレザー,ゴム製
等の柔軟性防水生地bで形成した一端が重なる長さをも
つ一定幅の帯状フード部2の下端2aを縫着で一体連設
とする。この場合、帯状フード部2の重ね基部2cの端
を、前記長筒部1bの側部中央に縦配設した履着用サイ
ドファスナー3の軸線上に位置せしめ、且つ帯状フード
部2の先端となる重ね舌片2d側を開け放ち自在とする
と共に、重ね基部2cの表面と重ね舌片2dの裏面に夫
々フック・ループ式ファスナーとなる離反自在型止め具
4,4を取付けて締付調整部分5とする。また、この帯
状フード部2は二重構造として内部袋6を形成し、該内
部袋6に前記同様の素材で一端が重なる長さをもって形
成した帯状補助フード部7を、この下端7aを内部袋6
の上部に縫着する折り返し状の装着8とし、内部袋6の
上縁となる帯状フード部2の上端2bに設けたフード用
ファスナー9の開放で帯状補助フード部7を反転の引き
出しで上方へ展開自在としてなり、且つ帯状補助フード
部7も重ね基部7cの表面と重ね舌片7dの裏面に夫々
フック・ループ式ファスナーの止め具4,4を取付けて
締付調整部分10を設け、これら全体の構成で二段階フ
ード11をもつたフード付きゴム地下足袋12となる。
図中、13は大底ゴム,14は先皮ゴム,15は下貼ゴ
ムを示す。
【0009】いまこの作用を説明すると、このフード付
きゴム地下足袋12の履着に際し、先ず普通の地下足袋
履着(短い地下足袋)の使用においては、帯状補助フー
ド部7を帯状フード部2の内部袋6に収容したままとし
ておく。
【0010】ここにおいて、地下足袋本体1の上部に連
設となる帯状フード部2の重ね舌片2dを離反自在の止
め具4,4を引き離し開放状態とし、更に地下足袋本体
1の長筒部1bの中央に有する縦長のサイドファスナー
3のスライダーを下げ、長筒部1bを左右に開らかせれ
ば、簡単に足の挿入ができる。この後は、前記と逆にサ
イドファスナー3を閉じれば地下足袋履着となり、次に
地下足袋本体1に連設のふくらはぎ部の上部(脛上部)
に臨む帯状フード部2を、この一端に突設の重ね舌片2
dを対向の重ね基部2c上に重ねるように巻き付けて押
圧すれば、対向面に装着のフック・ループ式ファスナー
の止め具4,4が係止し帯状フード部2の巻き締めとな
る。
【0011】このように、履口部が帯状フード部2で締
められるため、歩行時に履き抜けることもなくフィツト
した履き心地を得る。しかも、地下足袋本体1自体は表
面をゴムコーティングaしてなり、且つ帯状フード部2
もビニルレザー,ゴム製等の柔軟性防水生地bよりなる
ため、泥水とか雪中を歩いても内部へ水気が染み込まな
い。
【0012】また、地下足袋の履着に当って膝部分まで
保護したい長地下足袋態様のときは、帯状補助フード部
も展開連設する二段階フード構成とする。即ち、先ず地
下足袋本体1上の帯状フード部2に形成の内袋部6に収
容した帯状補助フード部7を、帯状フード部2の上縁と
なる内袋部6のファスナー9を開いて外方へ引き出す。
この場合、帯状補助フード部7は縫着位置が上側となっ
ているため、この折り返し状縫着8を堺とし反転させな
がらファスナー9の袋口から上方へ引き出せば、帯状補
助フード部7は帯状フード部2上に展開され、該帯状フ
ード部2と帯状補助フード部7で広幅の二段階フード1
1が形成され、膝部まで覆う状態となる。この状態で前
記同様に帯状フード部2の一端の重ね舌片2dを重ね基
部2cに重ね止め具4,4を係合させ巻き締めとし、次
に帯状補助フード部7も重ね舌片7dを重ね基部7cに
重ね押圧すれば止め具4,4が係止し巻き締めとなる。
即ち、上位の帯状補助フード部7と下位の帯状フード部
2とで二段階フード11となり、ふくらはぎ部から膝部
に亘り保護し得る装着となる。
【0013】この帯状補助フード部7も帯状フード部2
と同様にビニルレザー,ゴム製等の柔軟性防水生地bで
形成してなるため、外部から水気の浸入を阻止し得る。
【0014】
【考案の効果】上述の様に、本考案のフード付きゴム地
下足袋はゴム加工地下足袋本体の上部に、柔軟性防水生
地製の帯状補助フード部を収容した帯状フード部を連設
してなるため、地下足袋の履着時に少なくともふくらは
ぎ部の上部に帯状フード部が巻き締めされるので、履き
抜けもなくフイットした履き心地を得る。勿論、この履
物は基本的に足の親指が分かれる地下足袋構造のため、
足の踏ん張りが良く重作業とか高所等の特殊作業に最適
となる。しかも、地下足袋本体はゴムコーティングが施
され、且つ帯状フード部,帯状補助フード部も柔軟性防
水生地よりなるため、雨天,水泥,雪中等における使用
でも足袋内部に水気が染み込むこともなく、所謂全天候
型地下足袋となる。また、帯状フード部内には帯状補助
フード部が収容され引き出し自在の構造のため、使用者
の意向とか現場の状況に応じて一段,二段フード装着の
長,短地下足袋に使い分ければよい。この場合、一段の
帯状フード態様では膝部が露出するが活発な動きができ
る普通の地下足袋使用となる。また、帯状補助フード部
を展開した二段階フード態様では、フード全体が幅広と
なり膝部から太ももまで達する長い地下足袋となり、膝
部の保護もできる。しかも、このフードは巻き締めタイ
プを採っているため、足の太さ等に応じた追従締付けが
でき、履口に間隙を招かず土砂,塵埃の流入阻止とな
り、且つ従来の綿地使用の地下足袋に比べ汚れも付きに
くい等の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す側面図である。
【図2】同帯状フード要部を示す斜視図である。
【図3】同帯状補助フード部を引き出した状態の側面図
である。
【図4】帯状補助フード部を収容した帯状フード部の要
部の断面図である。
【図5】帯状補助フード部を引き出し二段階フード使用
の説明図である
【符号の説明】
1 地下足袋本体 2 帯状フード 2d 重ね舌片 4 止め具 5 締付調整部分 6 内部袋 7 帯状補助フード 7d 重ね舌片 9 ファスナー 10 締付調整部分 a ゴムコーティング b 柔軟性防水生地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A43B 3/00 101 A43B 3/08 A43B 23/02 A43B 23/02 101 A43B 23/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面をゴムコーティングした地下足袋本
    体の履着用ファスナー付き長筒部の上縁に、ビニルレザ
    ー,ゴム製等よりなる一端が重なる締付調整部分を設け
    た帯状フード部を連設すると共に、この帯状フード部に
    形成された内袋部に、前記同様に一端が重なる締付調整
    部分を設けた帯状補助フード部を折り返し状に収容し、
    該帯状補助フード部を帯状フード部の内袋部上縁に設け
    たファスナー口から引き出し帯状フード部上に展開自在
    としてなるフード付きゴム地下足袋。
JP1993019571U 1993-04-16 1993-04-16 フード付きゴム地下足袋 Expired - Lifetime JP2578305Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993019571U JP2578305Y2 (ja) 1993-04-16 1993-04-16 フード付きゴム地下足袋

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JPH0677501U JPH0677501U (ja) 1994-11-01
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
実公 昭5−14181

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JPH0677501U (ja) 1994-11-01

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