JP2577979Y2 - 自動浸透探傷試験装置 - Google Patents

自動浸透探傷試験装置

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JP2577979Y2
JP2577979Y2 JP1991066520U JP6652091U JP2577979Y2 JP 2577979 Y2 JP2577979 Y2 JP 2577979Y2 JP 1991066520 U JP1991066520 U JP 1991066520U JP 6652091 U JP6652091 U JP 6652091U JP 2577979 Y2 JP2577979 Y2 JP 2577979Y2
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JP1991066520U
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好道 吉田
和俊 藤岡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動浸透探傷試験装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】浸透探傷試験方法は、毛細管現象を利用
して金属又は非金属材料の部品の表面開口欠陥に浸透液
を浸透させた後、現像剤によって欠陥を見易くする迅速
非破壊試験方法であり、この方法においては、開口欠陥
を有する試験体の表面に例えば赤色の浸透液を塗布して
浸透させ、表面の浸透液を除去したうえ例えば白色の速
乾性現像剤をスプレーし薄い被膜層を形成させると、白
色の現像剤中に開口欠陥内の赤色の浸透液が吸い出さ
れ、両者の明瞭なコントラストにより微細な欠陥を適確
に検出できる。
【0003】しかしてこのような浸透探傷試験方法は、
開口欠陥の手軽でしかも検出性の高い試験方法であるた
め各種プラントの構造物の自動浸透探傷試験に用いられ
ており、従来の自動浸透探傷試験装置には、図3模式図
に示すように現像と観察とを自動で行うものがある。す
なわち図3において、浸透探傷試験を施す対象として溶
接部2を有する管試験体1の外周に、ラック付固定バン
ド3が取付けられ、そこに回転台車4が載架されてお
り、この回転台車4には、先端に現像剤スプレーノズル
6を有する金属パイプ5が搭載されるとともに、反対鏡
8が付設された小型TVカメラ7が搭載されている。ま
た金属パイプ5には塩ビパイプ9を介して自動プッシュ
頭部11を有する現像剤スプレー缶10が接続されると
ともに、小型TVカメラ7にはモニター12が接続され
ており、更に上記回転台車4の駆動及び現像剤スプレー
缶10の自動プッシュを制御するコントローラー13が
設置されている。しかしてこの装置において、回転台車
4により現像剤スプレーノズル6及び小型TVカメラ7
を管試験体1の周りを回転させながら、現像剤スプレー
ノズル6から現像剤を溶接部2の表面にスプレーすると
ともに、試験結果を小型TVカメラ7で観察することに
より、溶接部2の浸透探傷試験の現像と観察とが自動的
に行われる。
【0004】しかしながらこのような自動探傷試験装置
では、次の不具合点がある。 (1) 最初に現像剤スプレーノズル6から放出された現像
剤は霧状にならず塊状となり管試験体1にそのまま付着
するので、欠陥の検出が困難である。 (2) 霧状の現像剤は小型TVカメラ7のレンズや反射鏡
8に付着するので、観察を阻害することが多く、現像剤
塗布中は小型TVカメラ7を外し観察時のみ取りつける
ことが多い。 (3) 現像剤は微細な粒子を懸濁させた液状であるため使
用前に攪拌する必要があり、現像剤スプレー缶10中に
はガラス玉が封入され効果的な攪拌ができるようになっ
ているが、手動で相当強く攪拌する必要がある。 (4) 現像剤スプレーノズル6が目詰まりを起こし易く探
傷の都度細い針金等でその細孔を掃除せねばならず、ま
た塩ビパイプ9も詰まることがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、現像剤が塊状のまま試
験体に付着することがなくなるとともに、霧状の現像剤
がTVカメラ系に付着して観察を不可能にすることもな
くなり、また現像剤スプレー缶も自動的に攪拌され、更
に現像剤スプレーノズルの目詰まりがなくなり、ひいて
は円滑かつ適確な自動浸透探傷試験を行うことができる
自動浸透探傷試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本考案は、
試験体に対して浸透処理,洗浄処理及び現像処理を行っ
て同試験体を浸透探傷する装置において、同試験体の探
傷部に沿い移動する台車に搭載された現像剤スプレーノ
ズル及びTVカメラと、上記現像剤スプレーノズルに導
入パイプを介し接続された現像剤スプレー缶と、上記台
車及び現像剤スプレー缶の作動を制御するコントローラ
ーとを具え上記現像剤スプレーノズル及びTVカメラ
をそれぞれシャッター付ハウジングに収納するととも
に、上記現像剤スプレー缶に自動攪拌手段を付設し、か
つ上記導入パイプに真空ポンプ及び洗浄剤スプレー缶を
接続したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案自動浸透探傷試験装置においては、ノズ
ルハウジングシャッター及びカメラハウジングシャッタ
ーを閉にしておいて、現像剤スプレー缶から現像剤スプ
レーノズルに現像剤を送り、現像剤が塊状から霧状に変
わるまでの一定時間経過後にノズルハウジングシャッタ
ーを開とすることにより、探傷部に向けられる現像剤を
霧状のものとする。次に現像剤塗布が終了すると、カメ
ラハウジングシャッターを開いた後、TVカメラにより
探傷部を観察及び記録する。更に観察及び記録が終了す
ると、真空ポンプを駆動して現像剤スプレーノズル及び
導入パイプの現存現像剤を吸引した後、洗浄剤スプレー
缶の洗浄剤を現像剤スプレーノズル及び導入パイプへ送
り、それらの内部を洗浄する。
【0008】
【実施例】本考案自動浸透探傷試験装置を管試験体の溶
接部探傷に適用した一実施例を図面について説明する
と、図1は本装置の模式図、図2はその作動手順のフロ
ーチャートである。
【0009】図1において、符号1〜13は図3と同一
部材を示し、但し現像剤スプレー缶10はアルミ製であ
る。回転台車4にはノズルハウジング14が固定され
て、その中に現像剤スプレーノズル6を有する金属パイ
プ5が収納されるとともに、ノズルハウジング14の現
像剤スプレーノズル6に対向する個所にシャッター15
が設けられている。また回転台車4にはカメラハウジン
グ16が固定されて、その中に反射鏡8が付設されてい
る小型TVカメラ7が収納されるとともに、カメラハウ
ジング16の反射鏡8に対向する個所にシャッター17
が設けられている。
【0010】金属パイプ5に接続された塩ビパイプ9の
他端に接続された現像剤スプレー缶10の中には、希土
類磁石等の磁石小片18を入れるとともに、同缶10の
下に回転磁界発生器19が取付けられている。また塩ビ
パイプ9には真空ポンプ20が接続されるとともに、自
動プッシュ頭部22を有する洗浄剤スプレー缶21が接
続されている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような装置により管
試験体1の溶接部2を浸透探傷試験する要領を図1及び
図2を参照して説明すると、まず予め溶接部2の表面に
は、洗浄後、浸透液が塗布されたうえ拭き取られてお
り、そこに現像剤スプレー缶10内の現像剤をスプレー
するにあたり、ノズルハウジング14のシャッター15
及びカメラハウジング16のシャッター17は閉となっ
ている。回転磁界発生器19オンにより現像剤スプレー
缶10中の現像剤は磁石小片18が効果的に攪拌され、
撹拌後、自動プッシュ頭部11をコントローラー13の
操作で自動的に押し下げると、現像剤は塩ビパイプ9及
び金属パイプ5を経て、現像剤スプレーノズル6に送ら
れる。この際、現像剤が塊状から霧状に変わるまでの一
定時間後にシャッター15を開とすることにより、溶接
部2に向けられる現像剤は霧状を呈しており、スプレー
された現像剤は溶接部2付近に薄く一様に塗布される。
この現像剤の塗布は、回転台車4の駆動により溶接部2
の全周に亘り自動的に行われる。
【0012】しかして現像剤塗布が終了すると、カメラ
ハウジング16のシャッター17を開いた後、小型TV
カメラ7が回転台車4の駆動により溶接部2の周りを回
転しながら観察を行い、観察結果はモニター12上に表
示されるとともに、結果の記録はモニター画面のVTR
録画により行われる。この際、前工程で現像剤を塗布し
ている間はシャッター17は閉となっており小型TVカ
メラ7のレンズや反射鏡8に現像剤が付着していないの
で、小型TVカメラ7による観察は明確に実施できて有
効な試験結果が得られることになる。
【0013】そこで観察及び記録が終わると、真空ポン
プ20の駆動により現像剤スプレーノズル6,金属パイ
プ5及び塩ビパイプ9に残存した現像剤を吸引し、次い
で洗浄剤スプレー缶21の自動プッシュ頭部22をコン
トローラー13の操作で押し下げると、洗浄液は現像剤
スプレーノズル6,金属パイプ5及び塩ビパイプ9の内
部を洗浄し詰まりをなくする。
【0014】なお一般に現像剤スプレーにおけるスプレ
ー距離が20〜30cm以下の場合は霧状化が困難である
が、この装置を用いてスプレーするにあたりスプレー距
離に制約がある場合には、現像剤の溶剤に揮発性のよい
ものを使用するとともに、現像剤スプレー缶10の圧力
を高くすれば、例えば5cm程度のスプレー距離でもスプ
レー後の現像剤を霧状化するとともに早く乾燥させ良好
な現像剤被膜を形成することができる。
【0015】かくしてこの装置によれば、現像剤スプレ
ーノズル6をシャッター15付ノズルハウジング14に
収納するとともに、小型TVカメラ7及び反射鏡8をシ
ャッター17付カメラハウジング16に収納したことに
より、現像剤が塊状のまま管試験体1に付着することが
なくなるとともに、霧状の現像剤が小型TVカメラ7及
び反射鏡8に付着して観察を不可能にすることもなくな
る。また現像剤スプレー缶10中に磁石小片18を入れ
るとともに同缶10の下に回転磁界発生器19を付設し
たことにより、現像剤スプレー缶10中が自動的に攪拌
され、更に塩ビパイプ9に真空ポンプ20及び洗浄剤ス
プレー缶21を接続したことにより、現像剤スプレーノ
ズル6、金属パイプ5及び塩ビパイプ9の詰まりがなく
なる。
【0016】
【考案の効果】要するに、本考案によれば、試験体に対
して浸透処理,洗浄処理及び現像処理を行って同試験体
を浸透探傷する装置において、同試験体の探傷部に沿い
移動する台車に搭載された現像剤スプレーノズル及びT
Vカメラと、上記現像剤スプレーノズルに導入パイプを
介し接続された現像剤スプレー缶と、上記台車及び現像
剤スプレー缶の作動を制御するコントローラーとを具
上記現像剤スプレーノズル及びTVカメラをそれぞ
れシャッター付ハウジングに収納するとともに、上記現
像剤スプレー缶に自動攪拌手段を付設し、かつ上記導入
パイプに真空ポンプ及び洗浄剤スプレー缶を接続したこ
とにより、現像剤が塊状のまま試験体に付着することが
なくなるとともに、霧状の現像剤がTVカメラ系に付着
して観察を不可能にすることもなくなり、また現像剤ス
プレー缶も自動的に攪拌され、更に現像剤スプレーノズ
ルの目詰まりがなくなり、ひいては円滑かつ適確な自動
浸透探傷試験を行うことができる自動浸透探傷試験装置
を得るから、本考案は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案自動浸透探傷試験装置を管試験体の溶接
部探傷に適用した一実施例の模式図である。
【図2】同上装置の作動手順のフローチャートである。
【図3】従来の自動浸透探傷試験装置の模式図である。
【符号の説明】
1 管試験体 2 溶接部 3 固定バンド 4 回転台車 5 金属パイプ 6 現像剤スプレーノズル 7 小型TVカメラ 8 反射鏡 9 塩ビパイプ 10 現像剤スプレー缶 11 自動プッシュ頭部 12 モニター 13 コントローラー 14 ノズルハウジング 15 シャッター 16 カメラハウジング 17 シャッター 18 磁石小片 19 回転磁界発生器 20 真空ポンプ 21 洗浄剤スプレー缶 22 自動プッシュ頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/91

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験体に対して浸透処理,洗浄処理及び
    現像処理を行って同試験体を浸透探傷する装置におい
    て、同試験体の探傷部に沿い移動する台車に搭載された
    現像剤スプレーノズル及びTVカメラと、上記現像剤ス
    プレーノズルに導入パイプを介し接続された現像剤スプ
    レー缶と、上記台車及び現像剤スプレー缶の作動を制御
    するコントローラーとを具え上記現像剤スプレーノズ
    ル及びTVカメラをそれぞれシャッター付ハウジングに
    収納するとともに、上記現像剤スプレー缶に自動攪拌手
    段を付設し、かつ上記導入パイプに真空ポンプ及び洗浄
    剤スプレー缶を接続したことを特徴とする自動浸透探傷
    試験装置。
JP1991066520U 1991-07-26 1991-07-26 自動浸透探傷試験装置 Expired - Lifetime JP2577979Y2 (ja)

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JP1991066520U JP2577979Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 自動浸透探傷試験装置

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JPH0511055U JPH0511055U (ja) 1993-02-12
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100719635B1 (ko) 2006-02-07 2007-05-17 두산중공업 주식회사 탐상용 자분 분사 장치
JP2008164598A (ja) * 2006-12-15 2008-07-17 General Electric Co <Ge> 固体酸化物燃料電池の表面分析のためのシステム及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100719635B1 (ko) 2006-02-07 2007-05-17 두산중공업 주식회사 탐상용 자분 분사 장치
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JPH0511055U (ja) 1993-02-12

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Effective date: 19980414