JP2577774Y2 - ソフトアタッシュケース - Google Patents

ソフトアタッシュケース

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JP2577774Y2
JP2577774Y2 JP1997007784U JP778497U JP2577774Y2 JP 2577774 Y2 JP2577774 Y2 JP 2577774Y2 JP 1997007784 U JP1997007784 U JP 1997007784U JP 778497 U JP778497 U JP 778497U JP 2577774 Y2 JP2577774 Y2 JP 2577774Y2
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case
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健太郎 大山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はソフトアタッシュケース
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用の鞄には、頑強性と柔軟な
収納性等とを兼ね備えた、例えば、図3及び図4に示す
ようなソフトアタッシュケース31がある。すなわちソ
フトアタッシュケース31は、枠体状のケース本体32
と、ケース本体32の相対向する表面側及び裏面側の双
方の開口部に開閉自在に設けられた軟質性の部材からな
る表面側蓋板33および裏面側蓋板34とを有してい
る。前記ケース本体32は、硬質性の部材によって成型
された内側フレーム35、および内側フレーム35の外
周面を被覆した外側フレーム36からなり、双方のフレ
ーム35,36は互いにリベットにより接合されてい
る。また、双方のフレーム35,36間には、予め外側
フレーム36に縫着されるとともに、ケース本体32の
開口周縁側に咬合子を有する一方のファスナテープ3
7,37が挾持されている。
【0003】さらに、ケース本体32の裏面側の開口周
縁にあっては、収納空間を表面側Aと裏面側Bとに隔成
する布製または合成皮革製の仕切板である中仕切り38
が、一方のファスナテープ37と共に双方のフレーム3
5,36間に挾持され、またこの中仕切り38と一方の
ファスナテープ37とよって生ずる間隙を埋めるため双
方のフレーム35,36間には隙間埋め部材39,40
が介挿されている。
【0004】また、前記表面側蓋板33及び裏面側蓋板
34の開口周縁には、一方のファスナテープ37,37
とともにスライドファスナ41,41を構成する他方の
ファスナテープ42,42が、それぞれの端縁を隠蔽す
るための軟弱性の部材からなるモール43を介して縫着
されている。なお、モール43は他方のファスナテープ
42,42の端縁を隠蔽した側を折曲されおり、その内
部には補強用の針金44が内包されている。なお、図示
しないがソフトアタッシュケースにおいては、前記中仕
切り38に収納物を保持するバンドが設けられているも
のもある。また、前記ケース本体32には取っ手44が
取り付けられる一方、ケース本体32の内壁には取っ手
44とともにケース本体32を挾持するようビス45に
よって取っ手受け46が止着されている。そして、ケー
ス本体31は、取っ手受け46によって携帯時に取っ手
44との取付部が変形することを防止されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のソフトアタッシュケー31にあっては、一方
のファスナテープ37を予め外側フレーム36に縫着し
た後、外側フレーム36を内側フレーム35にリベット
接合することによってケース本体32に一方のファスナ
テープ37を取付ている。このため、一方のファスナテ
ープ37の取付作業時には、一方のファスナテープ37
と外側フレーム36との縫着作業および、一方のファス
ナテープ37を縫着された外側フレーム36と内側フレ
ーム35とのリベットによる鋲着作業といった二つの異
なる作業を必要とするため、製造時の作業効率が悪く、
ソフトアタッシュケース31の製造コストを低減するう
えでの妨げとなっていた。
【0006】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、製造コストを低減し安価なソフト
アタッシュケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本考案にあっては、収納空間を形成する骨格部材と
しての枠体状のケース本体に、軟質性の部材からなる蓋
板が開閉自在に設けられ、前記ケース本体と前記蓋板と
がスライドファスナを介して前記収納空間を閉鎖するソ
フトアタッシュケースにおいて、前記ケース本体を合成
樹脂により形成し、かつ前記ケース本体の開口部外周
に、開口部周縁に平行して延在する溝を形成し、前記蓋
板に縫着された一方のファスナテープとともに前記スラ
イドファスナを構成する他方のファスナテープを、前記
ケース本体の開口部内周に、前記溝を貫通する縫製材料
により直接縫着したものとした。
【0008】
【作用】前記構成において、蓋板に縫着された一方のフ
ァスナテープとともにスライドファスナを構成する他方
のファスナテープをケース本体の開口部内周に直接縫着
したことから、他のファスナテープをケース本体に取り
付けるために他の部材が不要であり、その取り付け作業
も縫着作業だけとなる。しかも、ケース本体の開口部外
周に、開口部周縁に平行して延在する溝を形成し、その
溝を貫通する糸等の縫製材料により他のファスナテープ
を縫着するため、ケース本体の溝以外の一般部には必要
とするだけの厚みが確保できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2に従
って説明する。すなわち、本考案にかかるソフトアタッ
シュケース1は図3に示したソフトアタッシュケース3
1と同様の外観形状を有するものであって、ソフトアタ
ッシュケース1は、図2に示した硬質性の合成樹脂から
なる骨格部材である骨格部材であるケース本体2を有し
ている。該ケース本体2は、収納空間を形成するケース
本体2の周壁であるフレーム3と、収納空間を表面側A
および裏面側Bに隔成する仕切板4とを一体成型されて
いる。
【0010】また、仕切板4には互いに対をなす複数の
スリット5,6・・が設けられており、その相離間する
一方のスリット5と他方のスリット6との双方には収納
物を保持するためのゴムバンド7,7が挿通されてい
る。そして、該ゴムバンド7,7のそれぞれの両端部
は、前記仕切板4の表面側において内側へ折り重ねられ
環状にされたのち、予め他方のスリット6の近傍にて仕
切板4に鋲着されている。
【0011】また、前記フレーム3には合成樹脂製の取
っ手8が取り付けられており、取っ手8が取り付けられ
たフレーム3の内側には補強凸部9が一体成型されてい
る。該補強凸部9はフレーム3の延在方向に沿って突設
されており、補強凸部9の内部全域にはマトリックス状
にリブ10が設けられるとともに、取付用の穴11・・
を適宜間隔を置き開口されている。また、前記取っ手8
には、取付面側にビス止め部12が突設されており(図
1参照)、フレーム3の内側からビス13によって前記
ケース本体2に止着されている。
【0012】フレーム3の双方の開口部外周には、開口
部周縁14に平行して延在する溝3aがそれぞれ形成さ
れており、フレーム3の双方の開口部内周には、溝3a
を貫通する縫製材料22により、 一方のファスナテー
プ(本考案における他方のファスナーテープ)15,1
5が直接縫着されている。
【0013】一方、前記ケース本体2には、該ケース本
体2とともに収納空間を形成する表面側蓋板33と裏面
側蓋板34とが開閉自在に設けられている。双方の蓋板
33,34の周縁は化粧布16によって被覆されてお
り、双方の蓋板33,34の外周縁には、前記一方のフ
ァスナテープ15,15に係合するとともに、これとス
ライドファスナ17,17を構成する他方のファスナテ
ープ(本考案における一方のファスナーテープ)18,
18と、該他方のファスナテープ18,18の外周縁に
沿って設けられた軟質性の部材からなるモール19とが
縫着されている。
【0014】以上の構成においては、スライドファスナ
17を構成する一方のファスナテープ15,15をフレ
ーム3の双方の開口部内周に直接縫着したことから、一
方のファスナテープ15,15のフレーム3ヘの取付作
業が縫着作業だけとなり、製造時における作業効率が向
上する。よって、ソフトアタッシュケース1の製造コス
トを削減することが可能となる。
【0015】しかも、フレーム3の双方の開口部外周
に、開口部周縁14に平行して延在する溝3aを形成
し、その溝3aを貫通する縫製材料22により一方のフ
ァスナテープ15,15を縫着するため、ケース本体2
(フレーム3)の溝3a以外の一般部には必要とするだ
けの厚みが確保できる。よって、ケース本体2の溝3a
以外の一般部を、ソフトアタッシュケース1の補形性能
を十分に確保できる厚みとすることができるため、骨格
部材としてのケース本体2におけるソフトアタッシュケ
ースの補形性能を低下させることなく、前述した効果を
得ることができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、蓋板に縫
着された一方のファスナテープとともにスライドファス
ナを構成する他方のファスナテープをケース本体の開口
部内周に直接縫着し、他のファスナテープをケース本体
に取り付けるために他の部材が不要であり、その取り付
け作業も縫着作業だけとなるようにした。よって、部品
点数および製造時における作業工程数の削減と、作業効
率の向上とを図ることにより、製造コストを低減し極め
て安価なソフトアタッシュケースを提供することが可能
となる。
【0017】しかも、ケース本体の開口部外周に、開口
部周縁に平行して延在する溝を形成し、その溝を貫通す
る糸等の縫製材料により他のファスナテープを縫着する
ことにより、ケース本体の溝以外の一般部には必要とす
るだけの厚みが確保できるようにした。よって、ケース
本体の溝以外の一般部を、ソフトアタッシュケースの補
形性能を十分に確保できる厚みとすることができ、骨格
部材としてのケース本体におけるソフトアタッシュケー
スの補形性能を低下させることなく、前述した効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図4に対応するソフト
アタッシュケースの要部断面図である。
【図2】同実施例のケース本体を示す一部を破砕した分
解斜視図である。
【図3】従来例を示すソフトアタッシュケースの外観斜
視図である。
【図4】従来例を示す図3のC−C線に沿う要部断面図
である。
【符号の説明】
1 ソフトアタッシュケース 2 ケース本体 3 フレーム 3a 溝 4 仕切板 14 開口部周縁 15 一方のファスナテープ(他方のファスナーテー
プ) 17 スライドファスナ 18 他方のファスナテープ(一方のファスナーテー
プ) 22 縫製材料 33 表面側蓋板 34 裏面側蓋板 A,B 収納空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45C 3/02 A45C 3/00 A45C 13/10 A45C 13/36

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納空間を形成する骨格部材としての枠
    体状のケース本体に、軟質性の部材からなる蓋板が開閉
    自在に設けられ、前記ケース本体と前記蓋板とがスライ
    ドファスナを介して前記収納空間を閉鎖するソフトアタ
    ッシュケースにおいて、 前記ケース本体を合成樹脂により形成し、かつ前記ケー
    ス本体の開口部外周に、開口部周縁に平行して延在する
    溝を形成し、前記蓋板に縫着された一方のファスナテー
    プとともに前記スライドファスナを構成する他方のファ
    スナテープを、前記ケース本体の開口部内周に、前記溝
    を貫通する縫製材料により直接縫着したことを特徴とす
    るソフトアタッシュケース。
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JPH05133U (ja) * 1991-06-20 1993-01-08 武盛 豊永 便器付き寝台

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