JP2577471B2 - スポットネットワーク受電システム - Google Patents

スポットネットワーク受電システム

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JP2577471B2
JP2577471B2 JP9148889A JP9148889A JP2577471B2 JP 2577471 B2 JP2577471 B2 JP 2577471B2 JP 9148889 A JP9148889 A JP 9148889A JP 9148889 A JP9148889 A JP 9148889A JP 2577471 B2 JP2577471 B2 JP 2577471B2
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光博 中瀬
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、それぞれ異なる配電線用母線に接続され
た三つ以上の給電線を切換えて、無停電で電力を供給す
るスポネットネットワーク受電システムに関するもので
ある。
(従来の技術) 第2図は三つの給電線を有するこの種の従来のスポネ
ットネットワーク受電システムの概略構成図である。同
図に置いて、図示省略の配電線用母線に接続された給電
線8aが、受電用開閉手段としての受電断路器1a、ネット
ワーク変圧器2a、プロテクタヒューズ3a、逆電流に応動
するネットワークリレー4a、および、このリレーによっ
て制御されるプロテクタ遮断器5aを介して、ネットワー
ク母線6に接続されている。また、給電線8bが、受電断
路器1b、ネットワーク変圧器2b、プロテクタヒューズ3
b、ネットワークリレー4b、およびプロテクタ遮断器5b
を介して、ネットワーク母線6に接続されている。さら
にまた、給電線8cが、受電断路器1c、ネットワーク変圧
器2c、プロテクタヒューズ3c、ネットワークリレー4c、
およびプロテクタ遮断器5cを介して、ネットワーク母線
6に接続されている。
一方、ネットワーク母線には、ティクオフ遮断器7を
介して、図示省略の負荷が接続される。
ここで、給電線8aおよび給電線8cより受電するものと
すれば、受電断路器1aおよびプロテクタ遮断器5a、受電
断路器1cおよびプロテクタ遮断器5cをそれぞれ閉成(以
下オンという)し、ネットワーク変圧器2a,2cからネッ
トワーク母線6に電力を供給する。この場合、給電線8b
の系統の受電断路器1bおよびプロテクタ遮断器5bがそれ
ぞれ開放(以下オフという)されている。
次に、給電線8a,8cのうちのいずれか一方、例えば、
給電線8aの給電が停止すると、プロテクタ遮断器5aおよ
び受電断路器1aをそれぞれオフにし、反対に、給電線8b
の系統の受電断路器1bおよびプロテクタ遮断器5bをオン
にして、ネットワーク変圧器2aの代わりにネットワーク
変圧器2bからネットワーク母線6に電力を供給する。こ
の結果、負荷に対して無停電で所要の電力を供給するこ
とができる。
(発明が解決しようとする課題) かかるスポットネットワーク受信システムは、本来、
受電系統の冗長化により無停電での電力供給体制を築い
たものではあるが、上記従来のシステムでは三つの給電
系統が同一の構成になっているので、ネットワーク変圧
器2a〜2cのうちの少なくとも1台が遊休と状態となり、
経済性に欠けるという問題点もあった。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたも
ので、冗長性を損なうことなく、経済性を高めることの
できるスポットネットワーク受電システムを得ることを
目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、それぞれ異なる配電用母線に接続された
三つ以上の給電線のうち、少なくとも一つの給電線を除
く給電線を、それぞれネットワーク母線に接続する受電
用開閉手段およびネットワーク変圧器と、前記少なくと
も一つの給電線を、他の各給電線に対応して設けられる
前記ネットワーク変圧器の一次的に随時選択接続するこ
とのできる連絡用開閉手段とを備え、前記受電用開閉手
段および連絡線開閉手段を切換操作して、一つの前記ネ
ットワーク変圧器の一次側に二つの給電線を切換接続す
ることを特徴とするものである。
(作 用) この発明においては、三つ以上の給電線のうち、少な
くとも一つの給電線を、他の各給電線に対応して設けら
れるネットワーク変圧器の一次側に随時選択接続する構
成になっているため、給電線の数に比較してネットワー
ク変圧器の台数を最低でも1台は減らすことができ、こ
れによって、給電系統を複数にするという冗長性を損な
うことなしに経済性を高めることができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例の概略構成図であり、図
中、第2図と同一の符号を付したものはそれぞれ同一の
要素を示している。そして、第2図中のネットワーク変
圧器2b、プロテクタヒューズ3b、ネットワークリレー4b
およびプロテクタ遮断器5bを除去する一方、一端が給電
線8bに接続された受電断路器1bの他端に受電断路器1ab
一端を接続し、この受電断路器1abの他端をネットワー
ク変圧器2aの一次側に接続すると共に、受電断路器1bの
他端に受電断路器1bcの一端を接続し、この受電断路器1
bcの他端をネットワーク変圧器2cの一次側に接続した構
成になっている。
上記の如く構成された本実施例の動作を、運用中の回
線がどれかにより分けて説明する。
a) 受電断路器1b,1ab,1bcをオフにし、受電断路器1
a、1cおよびプロテクタ遮断器5a、5cをオンにして給電
線8aおよび8cの両方から給電している状態で、給電線8a
が停電した場合、 最初にプロテクタ遮断器5aがオフになるので受電断路
器1aをオフにし、次に受電断路器1aをオンにした後、受
電断路器1abをオンにし、最後にプロテクタ遮断器5aを
オンにする。これにより給電線8aの代わりに給電線8bか
ら給電される。
b) 受電断路器1c、1abをオフにし、受電断路器1a、1
b,1bcおよびプロテクタ遮断器5a、5cをオンにして給電
線8aおよび8bの両方から給電している状態で、給電線8a
が停電した場合、 最初にプロテクタ遮断器5aがオフになるので受電断路
器1aをオフにし、次に、受電断路器1bcをオフにした
後、受電断路器1cをオンし、続いて、受電断路器1abを
オンにした後、プロテクタ遮断器5aをオンにする。これ
により給電線8aの代わりに給電線8bから給電され、給電
線8bの代わりに給電線8cから給電される。
c) 受電断路器1c、1abをオフにし、受電断路器1a、1
b,1bcおよびプロテクタ遮断器5a、5cをオンにし、給電
線8aおよび8bの両方から給電している状態で、給電線8b
が給電停止した場合、 最初にプロテクタ遮断器5cがオフになるので受電断路
器1bc,1bをオフにし、次に、受電断路器1cをオンにした
後、プロテクタ遮断器5cをオンにする。これにより給電
線8bの代わりに給電線8cから給電される。
かくして、この実施例によれば、三つの給電線のうち
の一つの給電線を、他の各給電線に対応して設けられる
ネットワーク変圧器の一次側に、随時選択接続するの
で、給電線の数に比較してネットワーク変圧器の台数を
1台だけ減らすことができる。
なお、上記実施例では受電断路器を用いたが、この代
わりに開閉器等、他の受電用開閉手段を用いることもで
きる。
また、上記実施例では、三つの給電線を有するスポネ
ットネットワーク受電システムについて説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これ以上の給電
線がある場合でも、少なくとも一つの給電線を、他の各
給電線に対応して設けられる前記ネットワーク変圧器の
一次側に随時選択接続することのできる連絡用開閉手段
を設けることにより上述したと同様な切換操作ができ
る。
〔発明の効果〕
以上の説明によって明らかなようにこの発明によれ
ば、給電線の数に比較してネットワーク変圧器の台数を
最低でも1台は減らすことができ、これによって、給電
系統を複数にするという冗長性を損なうことなしに経済
性を高めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略構成図、第2図は従
来のスポネットネットワーク受電システムの概略構成図
である。 1a,1b,1c,1ab,1bc……受電断路器、2a,2c……ネットワ
ーク変圧器、3a,3c……プロテクタヒューズ、4a,4c……
ネットワークリレー、5a,5c……プロテクタ遮断器、6
……ネットワーク母線、7……ティクオフ遮断器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ異なる配電用母線に接続された三
    つ以上の給電線のうち、少なくとも一つの給電線を除く
    給電線を、それぞれネットワーク母線に接続する受電用
    開閉手段およびネットワーク変圧器と、前記少なくとも
    一つの給電線を、他の各給電線に対応して設けられる前
    記ネットワーク変圧器の一次的に随時選択接続すること
    のできる連絡用開閉手段とを備え、前記受電用開閉手段
    および連絡線開閉手段を切換操作して、一つの前記ネッ
    トワーク変圧器の一次側に二つの給電線を切換接続する
    ことを特徴とするスポネットネットワーク受電システ
    ム。
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JPH02269415A JPH02269415A (ja) 1990-11-02
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