JP2577398Y2 - 自動扉のレール取付構造 - Google Patents

自動扉のレール取付構造

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JP2577398Y2
JP2577398Y2 JP1992020653U JP2065392U JP2577398Y2 JP 2577398 Y2 JP2577398 Y2 JP 2577398Y2 JP 1992020653 U JP1992020653 U JP 1992020653U JP 2065392 U JP2065392 U JP 2065392U JP 2577398 Y2 JP2577398 Y2 JP 2577398Y2
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JP1992020653U
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Inventor
吉田  敬
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千蔵工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動扉のレール取付構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の自動扉のレール部分を示し
ている。図中101は自動扉を取り付ける開口枠の上辺
部に沿って設けられる無目であり、その無目101内部
に沿って設けられる台板102に対して自動扉107の
上部に取り付ける戸車108を走行させるレール体10
6を取り付けてある。台板102は下縁部に沿って垂直
片103を一体形成し、この垂直片103に沿って断面
T形の嵌合溝104を形成し、該嵌合溝104内に取付
ボルト105の頭部をスライド可能に嵌合させて取り付
けている。一方、台板102に対して取り付け支持する
レール体106は、戸車108を走行させる走行面10
9を形成した水平部110と垂直部111とにより断面
略L形に形成してある。そしてレール体106は、垂直
部111に間隔をおいて必要個数穿設した挿通孔112
に対して、前記したように嵌合溝104内に嵌合させた
取付ボルト105の先端を各々貫挿した後にナット11
3止めすることにより、レール体106の垂直部111
を台板102の垂直片103に対して固定してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記したレー
ルの取付構造にあっては、レール体106を台板102
の垂直片103に対して取り付ける際に、嵌合溝104
内に嵌合させた必要個数の取付ボルト105を個々にス
ライドさせながらレール体106垂直片に穿設した各挿
通孔112に対して一つ一つ位置合わせして嵌挿する必
要があり、この作業が大変面倒であった。尚、レール体
106の屈曲部を斜めに貫通させて螺着したボルト11
4は、台板2をレール体106を介して無目101固定
する為のものであり、レール体106の支持は主に上記
した取付ボルト105によって行なわれている。
【0004】本願考案は、上記したような自動扉のレー
ルの取付構造に対して、取付ボルトの位置合わせが不要
な締め付け手段を提供することにより、レール体の取付
作業を簡単に行なえるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記したような課題を解決
する為に本考案は、自動扉を取り付ける開口枠の上辺部
に沿う無目の内部に設けた台板に対して自動扉の戸車を
走行させるレール体を取り付ける構造であって、前記台
板の下縁部に沿って垂直片と水平片とから構成した断面
略L形のレール支持部を形成し、そのレール支持部の水
平片及び垂直片の先端に沿って係合凸条を形成してこの
レール支持部の屈曲部内側に沿って戸車走行面を形成し
た水平部と垂直部とにより断面略L形に形成したレール
体を前記係合凸条に係合させて嵌め合わすと共に、重な
り合うレール支持部の垂直片とレール体の垂直部の両縁
部に対して締めねじを備えた断面略コ形のクランプ体を
嵌着し、且つ前記締めねじの先端はレール体の縁に沿っ
て形成した凹溝内に嵌合し、該クランプ体の間で上記両
縁部を締め付けて挟持したものである。
【0006】
【作用】以上の手段によれば、断面略L形のレール体を
断面略L形のレール支持部の内側に沿って嵌め合わすこ
とにより、レール体がレール支持部の水平片の上に載置
され、該水平片により下から支持されると共に、レール
体の垂直部と台板の垂直片とが当接して重なり合う。そ
して、上記したように重なり合うレール体の垂直部と台
板の垂直片の両縁部に対して断面コ形のクランプ体を嵌
着し、締めねじを締めることにより、クランプ体の間で
両縁部が挟持され、これにより、レール支持部の内側に
嵌め合わされるレール体はレール支持部の水平片により
下から支持された状態を保って固定される。また、上記
したように嵌着したクランプ体の締め付けを緩めクラン
プ体を取りはずすことによりレール支持部からレール体
を取り外すことができる。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、断面略L
形のレール支持部の内側に対して断面L形に形成したレ
ール体を嵌め合わせ、重なり合う両者の縁部に対して断
面コ形のクランプ体を嵌着し、該クランプ体の締め付け
によりレール体をレール支持部に対して取付支持するも
のである。従って、締め付け手段となるクランプ体を重
なり合う両者の縁部におけるどの位置にでも嵌着して締
め付けることができるようになり、よって、従来のもの
のように取付けボルトをレール体に穿設したねじの挿通
孔に挿通させて締め付けるものと比較すると、取付ボル
トの位置合わせの面倒がなくなり、これによりレール体
の取付作業をとても簡単に行なうことができる。又、レ
ール支持部に対するレール体の取付はレール支持部の垂
直片及び水平片の先端に形成した係合凸条に係合させて
嵌合取付けるため、レール体が定位置からずれるのを確
実に防止することができる。 更に、クランプ体の締めね
じ先端はレール体に形成した凹溝に嵌合されるため、ク
ランプ体上下方向にずれることはなく、定位置に確実に
定着することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明
する。図1は片開き式の自動扉を示しており、可動扉a
及び固定扉cを開口枠bの内部に組み込み、該枠b内に
おいて可動扉aをスライド自在に支持してある。上記し
た開口枠bの上辺部に沿っては無目dが設けられる。無
目dは可動扉の支持機構と駆動機構を収容する空間であ
り、その内部にはプーリg1,g2を設け、このプーリ
g1,g2の間にベルトfを架け渡し、このベルトfを
駆動モータeにより往復回動させるように構成してあ
る。一方、可動扉aの上部には2個の戸車a1が取付ら
れ、この戸車a1を上記した無目dの内部に沿って設け
たレール体2の上に載せて可動扉aを吊持すると共に、
戸車a1を上記したベルトfに接続してある。これによ
り、上記した駆動モータeの駆動により可動扉aがスラ
イドして開閉されるように構成してある。
【0009】図2は無目dの内部を示している。無目d
はアルミ押出材からなる無目本体d1,無目カバーd2
を組み合せるこにより開口枠bの上辺部に沿う収容空間
を形成しており、その内部における一側面に沿わせて台
板1を内設してある。台板1はレール体2やその他の部
材を取付支持する長尺状のアングル材であり、断面を略
L形に形成し、その両端を無目dの無目本体d1内にお
いて開口枠bの垂直部の両内側に取付けたコーナーブラ
ケットd3に掛止すると共に、下端縁部を無目本体d1
の下面に形成した固定扉cの上縁を嵌合する為の溝d4
の上部に対してねじ4止めすることにより無目dに対し
て取付固定してある。
【0010】台板1の下端縁に沿ってはレール支持部3
が一体形成してある。レール支持部3は水平片3aと垂
直片3bとにより断面略L形に形成し、その内側には可
動扉aの戸車a1を走行させるレール体2が嵌め合わせ
てある。戸車a1は、可動扉aの上縁板21に取付固定
したアーム材22に支軸23を介して軸支されており、
この戸車a1をレール体2のレール面2c上に載せるこ
により可動扉aを走行可能に吊持している。また、無目
dの内部一側には駆動モータ(図示せず)により駆動回
転するプーリg2が設けられる。プーリg2は基板32
により軸支され、該基板32の基端を台板1の嵌合溝1
1内に嵌合することにより台板1に対して取付支持して
ある。そして、プーリg2には無目d内の他側に設けた
プーリg1との間にベルト33を架け渡してある。そし
て、ベルト33の一箇所を戸車a1のアーム材22に対
して接続金具34を用いて接続し、これにより、駆動モ
ータ(図示せず)の駆動によりプーリg2及びベルト3
3をが回動されるのに伴って可動扉aの戸車a1がレー
ル面2c上を走行する様に構成してある。
【0011】上記したレール体2は、図2にて示すよう
に水平部2aと垂直部2bとから断面略L形に形成し、
水平部2aの先端縁に沿ってレール面2cを形成してあ
る。そして、レール体2は屈曲部の外側を前記したレー
ル支持部3の屈曲部内側に嵌め合わせ、垂直部2bをレ
ール支持部3の垂直片3bに対して当接させてある。さ
らに、重なり合う垂直部2b及び垂直片3bの両縁部に
対して締め付け用のクランプ体5を嵌着する。
【0012】クランプ体5は断面コ形に形成したクラン
プ本体5aの一端に締めねじ5bを螺着して構成し、図
3及び図4にて示すようにレール体2の長さ方向に適宜
な間隔をおいて嵌着するものである。そして、クランプ
対5はクランプ本体5aの片方の内側と締めねじ5bの
先端との間で重なり合うレール支持部3の垂直片3bと
レール体2の垂直部2bを両側面から挟み、締めねじ5
bの締め付けにより挟持して固定する。従って、上記し
たように取付固定されるレール体2は、レール支持部3
の水平片3aにより下から支えられると同時に、クラン
プ体5の締め付けにより垂直部2bがレール支持部3の
垂直片3bに対して圧着され、これにより、台板1に対
して強固に固定される。
【0013】また、レール体2の垂直部2bの縁に沿っ
ては凹溝2dが形成してあり、クランプ体5の締めねじ
5bを締め付ける際に締め付けねじ5bの先端が上記し
た凹溝2d内に嵌合されるようになっている。さらに、
レール支持部3の水平片3a及び垂直片3bの先端に沿
って係合凸条3cを形成し、レール体2を取付ける際に
上記係合凸条3cをレール体2の凹溝に対して係合させ
ることによりレール体2が定位置からずれないように確
実に保持している。レール体2の屈曲部に沿っては凸条
2eが形成してある。この凸条2eはクランプ体5一端
の縁部に対して側面から当接させることにより、クラン
プ5の締め付けねじ5bを締め付けた際にその反力によ
りクランプ本体5aが外側に広がるように変形するのを
防止してクランプを確実に行なう為のものである。
【0014】尚、レール支持部3の垂直片3bの外側面
とこれと対面する台板1内面には切り溝6を向い合わせ
て形成し、この両切り溝6に弾性片7を弾装出来るよう
にしてある。これは垂直片3bと台板1内面との間に形
成される凹部8内を利用して通す配線類9の束を上記し
た弾性片7によって上から押える為の工夫である。
【0015】以上のようなレール体2の取付け構造にお
いては、締め付け手段となるクランプ体5を重なり合う
レール支持部3の垂直片3bとレール体2の垂直部2b
の両縁部におけるどの位置にでも嵌着して締め付けるこ
とができるようになる。従って、実際にクランプ体5を
取り付ける際には、重なり合う垂直片3bと垂直部2b
との両縁部に必要個数のクランプ体5を嵌着し、それら
を個々の締め付け位置までスライドさせた後に締め付け
ねじ5bを締め付けるだけの作業となり、従来のように
取付ボルトの位置合わせする作業が必要な場合と比較す
ると、レール体2の取付並びに補修交換作業を極めて簡
単に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した自動扉を示す簡略図。
【図2】 同自動扉の無目の内部を示す縦断面図。
【図3】 レール体の取付部を示す正面図。
【図4】 レール体の取付部を示す平面図。
【図5】 従来の自動扉の無目部分を示す縦断面図。
【符号の説明】
a・・・可動扉 a1・・・戸車 b・・・開口枠 1・・・台板 2・・・レール体 2a・・・水平部 2b・・・垂直部 3・・・レール支持部 3a・・・水平片 3b・・・垂直片 5・・・クランプ体 5b・・・締めねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動扉を取り付ける開口枠の上辺部に沿
    う無目の内部に設けた台板に対して自動扉の戸車を走行
    させるレール体を取り付ける構造であって、前記台板の
    下縁部に沿って垂直片と水平片とから構成した断面略L
    形のレール支持部を形成し、そのレール支持部の水平片
    及び垂直片の先端に沿って係合凸条を形成してこのレー
    ル支持部の屈曲部内側に沿って戸車走行面を形成した水
    平部と垂直部とにより断面略L形に形成したレール体を
    前記係合凸条に係合させて嵌め合わすと共に、重なり合
    うレール支持部の垂直片とレール体の垂直部の両縁部に
    対して締めねじを備えた断面略コ形のクランプ体を嵌着
    し、且つ前記締めねじの先端はレール体の縁に沿って形
    成した凹溝内に嵌合し、該クランプ体の間で上記両縁部
    を締め付けて挟持した自動扉のレール取付構造。
JP1992020653U 1992-04-06 1992-04-06 自動扉のレール取付構造 Expired - Lifetime JP2577398Y2 (ja)

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JPH0581483U JPH0581483U (ja) 1993-11-05
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JPH0741824Y2 (ja) * 1988-12-29 1995-09-27 千蔵工業株式会社 自動扉装置

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