JP2577305Y2 - 電源重畳同軸線路用分岐器 - Google Patents
電源重畳同軸線路用分岐器Info
- Publication number
- JP2577305Y2 JP2577305Y2 JP1991067945U JP6794591U JP2577305Y2 JP 2577305 Y2 JP2577305 Y2 JP 2577305Y2 JP 1991067945 U JP1991067945 U JP 1991067945U JP 6794591 U JP6794591 U JP 6794591U JP 2577305 Y2 JP2577305 Y2 JP 2577305Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- coaxial line
- branching device
- plug seat
- superimposed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ＴＶカメラ監視システ
ム等に用いられる同軸線路用分岐器に関し、特に、電源
が重畳されている同軸線路に用いられる電源重畳同軸線
路用分岐器に関する。
ム等に用いられる同軸線路用分岐器に関し、特に、電源
が重畳されている同軸線路に用いられる電源重畳同軸線
路用分岐器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の同軸線路用分岐器（通称「Ｔ分岐
接栓」といわれる）においては、図３に示すように、同
軸線路の中継用接栓座１と分岐出力用接栓座２とを備え
ている。そして、直流電源が重畳されている線路から、
直流電源電圧重畳分を阻止し、信号成分のみを得たい場
合に、分岐出力端が直流的につながっているため、外部
に直流阻止用のコンデンサを別異に付加したのち、目的
とする信号成分を得ていた。
接栓」といわれる）においては、図３に示すように、同
軸線路の中継用接栓座１と分岐出力用接栓座２とを備え
ている。そして、直流電源が重畳されている線路から、
直流電源電圧重畳分を阻止し、信号成分のみを得たい場
合に、分岐出力端が直流的につながっているため、外部
に直流阻止用のコンデンサを別異に付加したのち、目的
とする信号成分を得ていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の同軸線路用分岐器にあっては、分岐出力側に対し
て、直流電源電圧分阻止用のコンデンサを別異に付加す
るので、実際の作業現場で実施する際に作業が煩雑にな
り、部品点数もそれだけ増加するという問題があった。
来の同軸線路用分岐器にあっては、分岐出力側に対し
て、直流電源電圧分阻止用のコンデンサを別異に付加す
るので、実際の作業現場で実施する際に作業が煩雑にな
り、部品点数もそれだけ増加するという問題があった。
【０００４】本考案は上記の問題点にかんがみてなされ
たもので、必要時に別異の部品を付加しなくても接続で
きるようにし、作業効率の向上を図った電源重畳同軸線
路用分岐器の提供を目的とする。
たもので、必要時に別異の部品を付加しなくても接続で
きるようにし、作業効率の向上を図った電源重畳同軸線
路用分岐器の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の電源重畳同軸線路用分岐器は、同軸線路の中継
用接栓座と分岐出力用接栓座との間に、直流電源電圧分
の阻止用コンデンサと、分岐出力接栓座に外部より接続
される機器入力回路保護用の抵抗器とを設けた構成とし
てある。
本考案の電源重畳同軸線路用分岐器は、同軸線路の中継
用接栓座と分岐出力用接栓座との間に、直流電源電圧分
の阻止用コンデンサと、分岐出力接栓座に外部より接続
される機器入力回路保護用の抵抗器とを設けた構成とし
てある。
【０００６】
【作用】上記構成からなる電源重畳同軸線路用分岐器に
よれば、コンデンサにより直流電源が重畳されている線
路から直流電源電圧重畳分が阻止されるとともに、分岐
出力接栓座に外部から接続される接続先入力回路に対し
コンデンサを通して流れる過渡電流の発生が抑止され
る。
よれば、コンデンサにより直流電源が重畳されている線
路から直流電源電圧重畳分が阻止されるとともに、分岐
出力接栓座に外部から接続される接続先入力回路に対し
コンデンサを通して流れる過渡電流の発生が抑止され
る。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本考案の一実施例に係る電源重畳同
軸線用分岐器５を示す回路図である。
て説明する。図１は本考案の一実施例に係る電源重畳同
軸線用分岐器５を示す回路図である。
【０００８】図において、１は同軸線路中継用接栓座、
２は分岐出力用接栓座である。同軸線路の（本線）中継
用接栓座１とその分岐出力用接栓座２との間には、直流
電源電圧分阻止用のコンデンサ３が設けられている。ま
た、分岐出力接栓座２に外部から映像モニタ等を接続し
た際、その接続先入力回路に対して、コンデンサ３を通
して過渡電流が流れるのを抑制する保護抵抗器４が設け
られている。これにより分岐出力接栓座２には、同軸線
路中の信号分のみが出力される回路構成となっている。
２は分岐出力用接栓座である。同軸線路の（本線）中継
用接栓座１とその分岐出力用接栓座２との間には、直流
電源電圧分阻止用のコンデンサ３が設けられている。ま
た、分岐出力接栓座２に外部から映像モニタ等を接続し
た際、その接続先入力回路に対して、コンデンサ３を通
して過渡電流が流れるのを抑制する保護抵抗器４が設け
られている。これにより分岐出力接栓座２には、同軸線
路中の信号分のみが出力される回路構成となっている。
【０００９】図２は、本考案の実施例に係る電源重畳同
軸線路用分岐器５をＴＶカメラ監視システム線路中に挿
入した実際の使用例を示しており、電源重畳された同軸
線路１０の線路中に電源重畳同軸線用分岐器５を挿入し
てある。この例において、たとえばカメラ７と、カメラ
７の画像を電源コントローラ８を介して最終的に監視す
る映像モニタ９との設置場所が離れている場合などで、
カメラ７の画角位置調整を行なう場合に、従来は、一般
用カメラであれば、カメラ映像出力部に直接映像モニタ
を接続することによりカメラ画角調整が行なえるが、最
新の電源重畳方式のカメラ（同軸線路に重畳された直流
電圧でカメラを動作させる方式）では、それが不可能で
ある。そのため、カメラ画角調整を行なう際には、監視
用映像モニタ９の設置側に居る作業者と連絡をとり合い
ながら最適画角位置の調整を行なう必要があり時間がか
かる。
軸線路用分岐器５をＴＶカメラ監視システム線路中に挿
入した実際の使用例を示しており、電源重畳された同軸
線路１０の線路中に電源重畳同軸線用分岐器５を挿入し
てある。この例において、たとえばカメラ７と、カメラ
７の画像を電源コントローラ８を介して最終的に監視す
る映像モニタ９との設置場所が離れている場合などで、
カメラ７の画角位置調整を行なう場合に、従来は、一般
用カメラであれば、カメラ映像出力部に直接映像モニタ
を接続することによりカメラ画角調整が行なえるが、最
新の電源重畳方式のカメラ（同軸線路に重畳された直流
電圧でカメラを動作させる方式）では、それが不可能で
ある。そのため、カメラ画角調整を行なう際には、監視
用映像モニタ９の設置側に居る作業者と連絡をとり合い
ながら最適画角位置の調整を行なう必要があり時間がか
かる。
【００１０】これに対して、本実施例に係る電源重畳同
軸線用分岐器５を使用すれば、カメラ７から出力される
映像信号分を、作業用映像モニタ６にて直接カメラ設置
現場でモニタしながら、画角調整作業等を単独に行なう
ことが可能となる。
軸線用分岐器５を使用すれば、カメラ７から出力される
映像信号分を、作業用映像モニタ６にて直接カメラ設置
現場でモニタしながら、画角調整作業等を単独に行なう
ことが可能となる。
【００１１】そして、分岐出力端には、直流電源電圧が
出力されず、同軸線路中の信号成分のみが、出力される
ので、分岐出力に接続して使用される映像モニタ等の信
号入力回路に過電圧が加わらず安全である。
出力されず、同軸線路中の信号成分のみが、出力される
ので、分岐出力に接続して使用される映像モニタ等の信
号入力回路に過電圧が加わらず安全である。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の電源重量
同軸線用分岐器によれば、直流電源電圧を阻止する目的
のコンデンサが分岐器内部に設けられているので、別異
に部品を設けなくても良いことから、電源重畳用カメラ
システム等での現場作業能率の向上を図ることができ
る。また、一般の電源重畳同軸線路の保守点検等の際、
分岐出力接栓部分に電源電圧が直接加わらないという安
全効果がある。
同軸線用分岐器によれば、直流電源電圧を阻止する目的
のコンデンサが分岐器内部に設けられているので、別異
に部品を設けなくても良いことから、電源重畳用カメラ
システム等での現場作業能率の向上を図ることができ
る。また、一般の電源重畳同軸線路の保守点検等の際、
分岐出力接栓部分に電源電圧が直接加わらないという安
全効果がある。
【図１】本考案の一実施例に係る電源重畳同軸線路用分
岐器を示す回路図である。
岐器を示す回路図である。
【図２】本考案の一実施例を実際のシステムに使用した
際の系統図である。
際の系統図である。
【図３】従来の同軸線路用分岐器の一例を示す回路図で
ある。
ある。
１ 同軸線路中継用接栓座 ２ 分岐出力用接栓座 ３ コンデンサ ４ 抵抗器 ５ 電源重畳同軸線路用分岐器
Claims (1)
- 【請求項１】 同軸線路の中継用接栓座と分岐出力用接
栓座との間に、直流電源電圧分の阻止用コンデンサと、
分岐出力接栓座に外部より接続される機器入力回路保護
用の抵抗器とを設けたことを特徴とする電源重畳同軸線
路用分岐器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991067945U JP2577305Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 電源重畳同軸線路用分岐器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991067945U JP2577305Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 電源重畳同軸線路用分岐器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515544U JPH0515544U (ja) | 1993-02-26 |
| JP2577305Y2 true JP2577305Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13359591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991067945U Expired - Lifetime JP2577305Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 電源重畳同軸線路用分岐器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577305Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01114184A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 監視カメラシステムの電源重畳回路 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP1991067945U patent/JP2577305Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0515544U (ja) | 1993-02-26 |
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