JP2576840B2 - 回転式粉末圧縮成型機 - Google Patents

回転式粉末圧縮成型機

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JP2576840B2
JP2576840B2 JP6208860A JP20886094A JP2576840B2 JP 2576840 B2 JP2576840 B2 JP 2576840B2 JP 6208860 A JP6208860 A JP 6208860A JP 20886094 A JP20886094 A JP 20886094A JP 2576840 B2 JP2576840 B2 JP 2576840B2
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driving device
transmission path
flywheel
shaft
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信雄 田村
稔 上村
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
    • B30B11/08Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0023Drive arrangements for movable carriers, e.g. turntables

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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転盤に装着された臼
内で粉末材料を圧縮して錠剤等を成型する回転式打錠機
等の回転式粉末圧縮成型機に関する。
【0002】
【従来の技術】回転式粉末圧縮成型機は、複数の臼が装
着された回転盤を駆動装置により回転させることに伴
い、この回転盤に各臼ごとに対応して上下方向に摺動自
在に取付けられた上杵と下杵とを、これらに対するカム
手段により昇降させて、以下の動作を営む。
【0003】まず、臼内に挿入された下杵の下降により
臼内に粉末供給器から粉末が取込まれる。次に、この取
込まれた粉末が下杵の上昇により秤量された後、上杵と
下杵とが粉末圧縮成型位置において互いに近付く方向に
移動されることにより、臼内に取込んだ粉末材料が圧縮
成型される。この後に、上杵が上昇されて成型品から分
離される。最後に、下杵により成型品が臼内から押出さ
れ、この後に、成型品がスクレーパに当てられて下杵か
ら分離されるとともに回転盤外に取出された後、下杵が
下降されて前述の臼内への粉末の取込み動作に移行され
る。そして、このような成型サイクルが回転盤の回転に
より繰り返されるものである。
【0004】ところで、この種成型機では、回転盤が大
重量であることに加えて、上杵および下杵に対するカム
手段の摺動抵抗、上杵および下杵の上下動に伴う摺動抵
抗、上杵および下杵が上下の加圧ロールを通過する際の
負荷等が、前記駆動装置に対する負荷となっている。
【0005】そのため、従来において回転盤の回転を開
始(運転中断後の再起動を含む。)させるためには、前
記全ての負荷を合計した大きさに相当する静荷重に勝る
動力を回転盤に与えて運転を開始させる必要があり、そ
れに応じた能力の駆動装置を採用している。しかし、運
転開始後に回転盤の回転が定常回転領域に達すると、そ
れ以降は、さほど大きな動力を必要としないから、それ
に合わせた動力に減じて、駆動装置は回転盤を回転させ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は運
転開始時において駆動装置に要求される動力が極めて大
きいから、駆動装置に要求される能力も必然的に大き
く、そのことは回転盤が大径化する程著しくなる。した
がって、駆動装置が大形とならざるを得ず、例えば成型
機全体を小形化するのに不利であるとともに、駆動装置
のコストも高いという問題がある。本発明の目的は、小
さな能力の駆動装置で運転を開始させることができる回
転式粉末圧縮成型機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、回転盤を回転させる駆動装置と前記回転盤
の主軸との間の伝動経路に設けられた第1電磁クラッチ
と、前記駆動装置の出力軸、または前記伝動経路とは別
に前記出力軸の動力が供給される他の伝動経路、或いは
この他の伝動経路とは別の前記伝動経路における前記第
1電磁クラッチの入力側に第2電磁クラッチを介して連
結されたフライホイルと、運転開始の際に前記第1電磁
クラッチを切るともに前記第2電磁クラッチを入れ、前
記運転開始から所定時間後または前記フライホイルが所
定回転領域に達してから前記第1電磁クラッチを入れ、
これから所定時間後または前記回転盤が定常回転領域に
達してから前記第2電磁クラッチを切るクラッチ制御手
段とを具備したものである。
【0008】
【作用】前記構成の回転式粉末圧縮成型機においては、
運転開始時にクラッチ制御手段が第2電磁クラッチのみ
を「入」とした状態下で駆動装置が動作される。このと
き駆動装置の動力は回転盤には伝わらないがフライホイ
ルには伝達される。そして、前記運転開始から所定時間
またはフライホイルが所定回転領域に達すると、クラッ
チ制御手段は第1電磁クラッチを「入」状態とする。そ
れにより、駆動装置の動力を第1電磁クラッチを介して
回転盤の主軸側に伝えて回転盤に与える。この時、第2
電磁クラッチは依然として「入」状態にあるから、フラ
イホイルの回転力が回転盤に与えられる。したがって、
回転盤はフライホイルの回転力により助勢されて駆動装
置の動力により回転される。これから所定時間後または
回転盤が定常回転領域に達すると、クラッチ制御手段は
第2電磁クラッチを「切」状態として、駆動装置の負荷
からフライホイルを除外させる。
【0009】
【実施例】以下、図1を参照して本発明の第1実施例を
説明する。図1は回転式粉末圧縮成型機の一例として錠
剤を製造する回転式打錠機の主要部の構成を概略的に示
す断面図である。この図1中21に示される固定の本体
フレームは、下部フレーム22と、この上方に配置され
た上部フレーム23と、これら上下両フレーム22、2
3の四隅を夫々連結した4本のフレーム柱24とを備え
ている。
【0010】下部フレーム22には隔壁25が設けられ
て、この隔壁25により出力室26が仕切られている。
出力室26は下部フレーム22の中央部上面に開放され
ている。隔壁25には出力室26を水平方向に貫通する
ウォーム軸27が図示しない軸受を介して回転自在に支
持され、この軸27の中間部には出力室26内に位置さ
れるウォーム28が設けられている。
【0011】ウォーム軸27の一端には無励磁作動形の
電磁ブレーキ32が取付けられ、このブレーキ32によ
りウォーム28等の回転が制動されるようになってい
る。ウォーム軸27の他端には第1電磁クラッチ51を
介して水平な動力伝達軸52が連結されている。図示し
ない軸受により支持される動力伝達軸52はウォーム軸
27の軸線上に配置され、その他端部には第2電磁クラ
ッチ53を介してフライホイル54が連結され、かつ、
動力伝達軸52の中間部には入力用回転体として例えば
Vベルト車55が取付けられている。Vベルト車55に
は、モータを備える駆動装置56が発生する回転動力が
図示しないVベルト等の伝動手段を介して供給される。
駆動装置56は下部フレーム22に内蔵されている。な
お、本発明において駆動装置56から動力伝達軸52へ
の動力伝達は以上のベルト伝動手段に代えて歯車列を用
いてもよい。
【0012】前記本体フレーム21外に設置される図示
しない制御盤内等には、第1、第2の電磁クラッチ5
1、53の入り切りを制御するクラッチ制御手段57が
設けられている。この制御手段57は、打錠機の運転開
始の際に第1電磁クラッチ51を切るとともに第2電磁
クラッチ53を入れ、そして、前記運転開始からフライ
ホイル54が所定回転領域に達してから第1電磁クラッ
チ51を入れ、さらに、この時点から後述の回転盤が定
常回転領域に達してから第2電磁クラッチ53を切るよ
うに構成されている。
【0013】なお、フライホイル54が所定回転領域に
達したかどうかは、前記動力伝達軸52或いはフライホ
イル54に設けた図示しないロータリーエンコーダ等の
回転速度検出手段の検出情報を、クラッチ制御手段57
内の速度判定器により処理して判定し、その判定結果に
基づきクラッチ制御手段57が前記第1電磁クラッチ5
1に対する「入」制御をするようになっている。
【0014】また、このようなフライホル54の回転速
度に基づく第1電磁クラッチ51の「入」制御に代え
て、本発明ではクラッチ制御手段57或いは前記制御盤
にタイマを設け、このタイマによる時刻計測に基づき、
打錠機の運転開始から所定時間後(この時点ではフライ
ホイル54は所定回転領域に達している。)に、第1電
磁クラッチ51を「入」制御するようにしてもよい。
【0015】また、後述の回転盤が定常回転領域に達し
たかどうかは、後述の主軸などの回転盤側に取付けられ
たロータリーエンコーダ等の回転速度検出手段の検出情
報を、前記制御盤内の速度判定器により処理して判定し
て得、その判定結果に基づきクラッチ制御手段57が第
2電磁クラッチ53を「切」制御をするが、本発明で
は、これに代えて、クラッチ制御手段57或いは前記制
御盤にタイマを設け、このタイマによる時刻計測に基づ
き、第1電磁クラッチ51が入ってから所定時間後(こ
の時点では回転盤は定常回転領域に達している。)に、
第2電磁クラッチ53を「切」制御するようにしてもよ
い。
【0016】下部フレーム22の中央部には、このフレ
ーム22上に突出される略円筒状のサポート体33が、
その下端部を出力室26に挿入してボルト止めされてい
る。下部フレーム22上にはサポート体33の回りに位
置して各種の下杵用カム手段と下杵加圧ローラ34とが
配置されている。
【0017】下杵用カム手段としては、図1に示される
低下器35の他、図示しない重量調節レール、受け渡し
レール、および突き上げレール等が用いられている。粉
末供給位置に設けられる低下器35は後述の下杵を下降
させる。この低下器35に隣接する秤量位置に配置され
て高さ位置が適宜変更される重量調節レールは、後述の
臼に対する下杵の高さ位置を変える。それにより、臼内
に取込まれた粉末の充填量、言い換えれば、成型品の重
量が所定値に設定される。受け渡しレールは重量レール
に隣接して配置される。突き上げレールは成型品の取出
し位置に配置されて下杵を上昇させる。この突き上げレ
ールに隣接して前記低下器35が配設されている。
【0018】下杵加圧ローラ34は、前記受け渡しレー
ルと突き上げレールとの間の圧縮成型位置に回転自在に
設けられている。なお、図1中36は下杵加圧ローラ3
4の高さ位置を調節するための加圧力調節手段、37は
下杵用カム手段を支えるカムホルダである。
【0019】前記サポート体33にはこれを軸方向に貫
通して主軸38が配置され、これは、隔壁25に設けた
軸受39、およびサポート体33の内側に設けた一対の
軸受40により、回転自在に支持されている。主軸38
には出力室26に収容されるウォーム歯車41が取付け
られ、この歯車41は前記ウォーム28に噛み合わされ
ている。なお、ウォーム28、ウォーム歯車41、動力
伝達軸52、および前記ベルト伝動手段は、駆動装置5
6から主軸38に至る伝動経路をなしており、また、こ
の伝動経路に前記第1電磁クラッチ51が設けられてい
る。
【0020】したがって、前記第1電磁クラッチ51が
ウォーム軸27と動力伝達軸52とを連結すると、Vベ
ルト車30に供給される駆動装置56の動力によってウ
ォーム軸27およびウォーム28が回転されるととも
に、ウォーム歯車41が減速回転されるから、この歯車
41とともに主軸38が回転される。なお、このとき、
電磁ブレーキ32は動作しない。
【0021】前記上部フレーム23の前記下杵加圧ロー
ラ34と対応する位置には上杵加圧ローラ44が取付け
られている。上部フレーム23の下面には上杵用のカム
手段としての上カム42がボルト止めされている。上カ
ム42の平面形状は円形であり、その外周部に全周に渡
って連続するカム部43を有している。カム部43は図
示しない上昇領域部および下降領域部等を有している。
図1に示されるように上カム42の中央部には前記主軸
38の上端部が挿入されているとともに、この主軸38
を回転自在に支持する軸受49が内蔵されている。
【0022】上下両フレーム22、23間において主軸
38には、これと一緒に回転される回転盤61がボルト
止めされている。回転盤61は、その軸方向中間部に臼
取付け部62を一体に備え、この上面に対向する上杵取
付け部63を一体に備え、かつ、臼取付け部62の下面
に対向する下杵取付け部64を一体に備えている。これ
ら各取付け部62〜64は、いずれも回転盤61の外側
に張出すとともに、回転盤61の周方向に連続して設け
られている。
【0023】臼取付け部62には複数の臼65が主軸3
8を中心として描かれる同一円上に位置して装着され、
これらの臼65は前記同一円上において互いに所定間隔
離されている。上杵取付け部63にはこれを貫通する複
数の上部杵ホルダ孔66が臼65に夫々対応して設けら
れている。各上部杵ホルダ孔66には夫々上杵67が上
下方向に摺動自在に貫通されている。下杵取付け部64
には、これを貫通する複数の下部杵ホルダ孔68が臼6
5に夫々対応して設けられている。各下部杵ホルダ孔6
8には夫々下杵69が上下方向に摺動自在に貫通されて
いる。
【0024】図1中70は下面が開口された粉末供給器
で、これは前記下面を臼取付け部62の上面に接して配
置されている。この供給器70の内部には臼65内に供
給される粉末が収容される。また、この打錠機は臼取付
け部62の上面に接するようにして設けられる図示しな
いスクレーパを備えている。なお、前記上部フレーム2
3または上カム42には図示しないが上杵降下用のガイ
ドが必要に応じて設けられ、このガイドへの上杵67の
摺動により上杵67が所定位置において強制的に降下さ
れるようにしてある。
【0025】前記構成を備える回転式打錠機の運転は以
下のようにして立ち上げられる。すなわち、回転式打錠
機の運転は、その駆動装置56を動作させることで開始
されるが、駆動装置56は、クラッチ制御手段57が第
2電磁クラッチ53のみを「入」とした状態下で動作さ
れる。そうすると、第2電磁クラッチ53は前記伝動経
路における第1電磁クラッチ51の入力側の動力伝達軸
52にフライホイル54を連結していて、また、第1電
磁クラッチ51は「切」状態にあるから、駆動装置56
に連動される動力伝達軸52の回転は回転盤61には伝
わらないが、フライホイル54には第2電磁クラッチ5
3を介して動力伝達軸52の回転が伝達される。
【0026】そして、前記運転開始からフライホイル5
4が所定回転領域に達すると、クラッチ制御手段57は
第1電磁クラッチ51を「入」状態とする。それによ
り、駆動装置56の動力が第1電磁クラッチ51を介し
て動力伝達軸52からウォーム軸27に与えられるか
ら、結局のところ、ウォーム28およびウォーム歯車4
1の噛み合いを介して主軸38およびこれに一体に連結
された回転盤61に駆動装置56の動力が伝えられる。
【0027】この時、第2電磁クラッチ53は依然とし
て「入」状態にあってフライホイル54と動力伝達軸5
2とを連結しているから、フライホイル54の回転力
は、第2電磁クラッチ53、動力伝達軸52、第1電磁
クラッチ51、ウォーム軸27、およびウォーム28と
ウォーム歯車41とを介して回転盤61の主軸38に与
えられる。
【0028】以上のように駆動装置56により予め回転
されたフライホイル54の回転力を利用して、この回転
力と駆動装置56の動力とを合わせ、それを主軸38に
与えて回転盤61の回転を開始させるので、回転式打錠
機の運転開始において駆動装置56に必要とされる初期
立上がりトルクを小さくできる。そのため、駆動装置5
6に回転式打錠機の最大負荷に勝る駆動トルクを発生す
る大能力を持たせる必要がなくなり、駆動装置56に低
能力のものを使用できる。したがって、駆動装置56を
小形とでき、これが収納される本体フレーム21の下部
フレーム22、ひいては打錠機全体の小形化に適すると
ともに、駆動装置56のコストも低減できる。
【0029】こうして回転盤61の回転が開始された
後、この回転盤61が定常回転領域に達すると、クラッ
チ制御手段57は第2電磁クラッチ53を「切」状態と
する。それにより、フライホイル54は駆動装置56に
対する負荷から除外され、この時点以降、駆動装置56
の低い駆動トルクで回転盤61が定常回転される。
【0030】そして、以上のような立ち上げにより回転
盤61が定常回転領域に達して回転されることにより錠
剤が製造される。すなわち、臼65が粉末供給位置に運
ばれた際に、下杵69が低下器35で下降されるに伴
い、粉末供給器70内の粉末が臼65内に吸い込まれ
る。引き続いて秤量位置に運ばれた下杵69が重量調節
レールにより上昇されるに伴い、臼65内の余剰粉末が
粉末供給器70内に吐き出して戻され、所定量の粉末が
臼65内に残される。次に、以上の秤量後に臼65が圧
縮成型位置に運ばれると、上杵67および下杵69が上
下の杵加圧ローラ44、34により互いに近付く方向に
移動されて、臼65内の粉末材料を圧縮成型する。
【0031】この後、臼65は突き上げ位置に運ばれる
から、まず、上杵67が、上カム42のカム部43にお
ける上昇領域部により上昇され、臼65外に抜き出され
る。次に、突き上げレールにより下杵69が上昇される
に伴い、臼65内の成型品(錠剤)が臼65上に押し出
される。最後に、臼65が取出し位置に運ばれることに
より、押し出された成型品が前記スクレーパに当たって
下杵69から分離されて回転盤61の外部に取出され
る。
【0032】以上のようにして臼65が回転盤61によ
り1回転されるごとに1成型サイクルが終了される。以
下、この成型サイクルが繰り返されて、次々に錠剤が製
造される。
【0033】図2は本発明の第2実施例に係る回転式打
錠機の要部の構成を示している。この第2実施例は、主
軸に対する駆動装置からの伝動経路の構成のみが前記第
1実施例とは異なり、それ以外の構成は図2に図示され
ない部分を含めて図1に示した前記第1実施例の回転式
打錠機と同じ構成であるので、図示されない構成につい
ては図1をもって代用するとともに、図示される同一構
成部分には第1実施例と同一の符号を付して、それらの
構成の説明およびそれに基づく作用効果の説明について
は省略するが、これらの同一部分についても本実施例に
係る回転式打錠機の構成の一部をなすものである。
【0034】この第2実施例において、前記第1実施例
で採用された下部フレーム22の隔壁25および出力室
26は省略されており、主軸38の下方に垂直に配置さ
れた動力伝達軸52の上端部(一端部)は主軸38の下
端部に第1電磁クラッチ51を介して連結されている。
そして、この動力伝達軸52の下端部(他端部)には第
2電磁クラッチ53を介してフライホイル54が連結さ
れている。したがって、駆動装置56から主軸38に至
る伝動経路は、図示しない前記ベルト伝動手段および動
力伝達軸52を備えた簡単な構成で形成されている。な
お、これらの点以外の構成は前記第1実施例と同じであ
る。
【0035】このような第2実施例の構成においても、
第1、第2電磁クラッチ51、53と、フライホイル5
4と、クラッチ制御手段57とを備えることにより、前
記第1実施例と同じ作用効果を得て、本発明の所期の目
的を達成できる。
【0036】図3は本発明の第3実施例に係る回転式打
錠機の要部の構成を示している。この第2実施例は、主
軸に対する駆動装置からの伝動経路の構成のみが前記第
1実施例とは異なり、それ以外の構成は図3に図示され
ない部分を含めて図1に示した前記第1実施例の回転式
打錠機と同じ構成であるので、図示されない構成につい
ては図1をもって代用するとともに、図示される同一構
成部分には第1実施例と同一の符号を付して、それらの
構成の説明およびそれに基づく作用効果の説明について
は省略するが、これらの同一部分についても本実施例に
係る回転式打錠機の構成の一部をなすものである。
【0037】この第3実施例において、前記第1実施例
で採用された下部フレーム22の隔壁25および出力室
26は省略されており、主軸38の下端部には大径な平
歯車等からなる従動歯車141が連結されている。この
歯車141には小径な平歯車等からなる駆動歯車128
が噛み合わされている。駆動歯車128の真下には動力
伝達軸53が配置され、この伝達軸52の上端部(一端
部)は駆動歯車軸128aの下端部に第1電磁クラッチ
51を介して連結され、同伝達軸52の下端部(他端
部)には第2電磁クラッチ53を介してフライホイル5
4が連結されている。駆動歯車軸128aの上端部には
電磁ブレーキ32が連結されている。したがって、駆動
装置56から主軸38に至る伝動経路は、図示しない前
記ベルト伝動手段、動力伝達軸52、駆動歯車128、
および従動歯車141を備えて形成されている。なお、
これらの点以外の構成は前記第1実施例と同じである。
【0038】このような第3実施例の構成においても、
第1、第2電磁クラッチ51、53と、フライホイル5
4と、クラッチ制御手段57とを備えることにより、前
記第1実施例と同様の作用効果を得て、本発明の所期の
目的を達成できる。
【0039】図4は本発明の第4実施例に係る回転式打
錠機の要部の構成を示している。この第4実施例は、フ
ライホイルの配置のみが前記第1実施例とは異なり、そ
れ以外の構成は図4に図示されない部分を含めて図1に
示した前記第1実施例の回転式打錠機と同じ構成である
ので、図示されない構成については図1をもって代用す
るとともに、図示される同一構成部分には第1実施例と
同一の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに
基づく作用効果の説明については省略するが、これらの
同一部分についても本実施例に係る回転式打錠機の構成
の一部をなすものである。
【0040】この第4実施例において、駆動装置56の
出力軸56aには第1出力Vベルト車111と第2出力
Vベルト車112とが並べて取付けられている。第1出
力Vベルト車111と動力伝達軸52に取付けられたV
ベルト車55とは図示しないVベルトを介して連結され
ており、これらにより第1ベルト伝動手段113が形成
されている。したがって、この第4実施例でも前記第1
実施例と同様にウォーム28、ウォーム歯車41、動力
伝達軸52、および前記第1ベルト伝動手段113によ
り、駆動装置56から主軸38に至る第1の伝動経路が
形成されている。
【0041】駆動装置56の近傍には軸受装置114を
介して回転軸115が回転自在に設けられている。この
回転軸115は軸受装置114を水平方向に貫通してお
り、その一端部にはフライホイル54が取付けられ、他
端部には第2電磁クラッチ53を介してVベルト車11
6が取付けられている。このVベルト車116と第2出
力Vベルト車112とは図示しないVベルトを介して連
結されており、これらにより第2ベルト伝動手段117
が形成されている。駆動装置56の動力が供給される第
2ベルト伝動手段117は前記第1の伝動経路とは別の
第2の伝動経路をなしている。したがって、この第4実
施例において前記フライホイル54は、第2の伝動経路
に第2電磁クラッチ53を介して連結している。なお、
前記第1の伝動経路とは別の伝動経路をなす第2ベルト
伝動手段117は、歯車列で形成してもよい。なお、こ
れらの点以外の構成は前記第1実施例と同じである。
【0042】したがって、この第4実施例では、クラッ
チ制御手段57によるクラッチ制御により、第2電磁ク
ラッチ53が「入」状態にあるときは、第2ベルト伝動
手段117を介して伝わる駆動装置56の動力でフライ
ホイル54が回転される。そして、両クラッチ51、5
3がいずれも「入」状態にあるときは、前記第1の伝動
経路を介して回転盤の主軸38に駆動装置56の動力が
供給される他、フライホイル54の回転力が第2ベルト
伝動手段117を介して前記第1の伝動経路に供給さ
れ、それにより、回転盤を回転させる初期立上がりトル
クを助勢することができる。
【0043】このような第4実施例の構成においても、
第1、第2電磁クラッチ51、53と、フライホイル5
4と、クラッチ制御手段57とを備えることにより、前
記第1実施例と同様な作用効果を得て、本発明の所期の
目的を達成できる。
【0044】また、この第4実施例の構成において、第
2電磁クラッチ53を第1、第2の両出力Vベルト車1
11、112間に配設するとともに、回転軸115にV
ベルト車116を直結してもよい。このようにする場合
にも、前記第1実施例と同様な作用効果を得て、本発明
の所期の目的を達成でき、しかも、第2電磁クラッチ5
3が切れて回転盤が定常回転領域に達した時以降は、第
2ベルト伝動手段117が負荷となることを防止でき
る。
【0045】図5は本発明の第5実施例に係る回転式打
錠機の要部の構成を示している。この第5実施例は、フ
ライホイルの配置のみが前記第1実施例とは異なり、そ
れ以外の構成は図5に図示されない部分を含めて図1に
示した前記第1実施例の回転式打錠機と同じ構成である
ので、図示されない構成については図1をもって代用す
るとともに、図示される同一構成部分には第1実施例と
同一の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに
基づく作用効果の説明については省略するが、これらの
同一部分についても本実施例に係る回転式打錠機の構成
の一部をなすものである。
【0046】この第5実施例において、駆動装置56に
は、これを水平に貫通する出力軸56aを備えたいわゆ
る両軸タイプの駆動装置が採用されている。この出力軸
56aの一端部には出力Vベルト車141が取付けら
れ、このベルト車141と動力伝達軸52に取付けられ
たVベルト車55とは図示しないVベルトを介して連結
されており、これらによりベルト伝動手段142が形成
されている。したがって、この第5実施例でも前記第1
実施例と同様にウォーム28、ウォーム歯車41、動力
伝達軸52、およびベルト伝動手段142により、駆動
装置56から主軸38に至る伝動経路が形成されてい
る。そして、出力軸56aの他端部には第2電磁クラッ
チ53を介してフライホイル54が連結されている。
【0047】したがって、この第5実施例では、クラッ
チ制御手段57によるクラッチ制御により、第2電磁ク
ラッチ53が「入」状態にあるときは、駆動装置56の
出力軸56aから直接的に伝わる動力でフライホイル5
4が回転される。そして、両クラッチ51、53がいず
れも「入」状態にあるときは、前記伝動経路を介して回
転盤の主軸38に駆動装置56の動力が供給される他、
フライホイル54の回転力が前記伝動経路に供給され、
それにより、回転盤を回転させる初期立上がりトルクを
助勢することができる。
【0048】このような第5実施例の構成においても、
第1、第2電磁クラッチ51、53と、フライホイル5
4と、クラッチ制御手段57とを備えることにより、前
記第1実施例と同様な作用効果を得て、本発明の所期の
目的を達成できる。
【0049】図6は本発明の第6実施例に係る回転式打
錠機の要部の構成を示している。この第6実施例は、フ
ライホイルの配置のみが前記第1実施例とは異なり、そ
れ以外の構成は図6に図示されない部分を含めて図1に
示した前記第1実施例の回転式打錠機と同じ構成である
ので、図示されない構成については図1をもって代用す
るとともに、図示される同一構成部分には第1実施例と
同一の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに
基づく作用効果の説明については省略するが、これらの
同一部分についても本実施例に係る回転式打錠機の構成
の一部をなすものである。
【0050】この第6実施例において、駆動装置56に
は、第1実施例と同様に片軸タイプの駆動装置が採用さ
れている。この出力軸56aには出力Vベルト車161
が取付けられているとともに、第2電磁クラッチ53を
介しフライホイル54が連結されている。出力Vベルト
車161と動力伝達軸52に取付けられたVベルト車5
5とは図示しないVベルトを介して連結されており、こ
れらによりベルト伝動手段162が形成されている。そ
のため、この第6実施例でも前記第1実施例と同様にウ
ォーム28、ウォーム歯車41、動力伝達軸52、およ
びベルト伝動手段162により、駆動装置56から主軸
38に至る伝動経路が形成されている。
【0051】したがって、この第6実施例では、クラッ
チ制御手段57によるクラッチ制御により、第2電磁ク
ラッチ53が「入」状態にあるときは、駆動装置56の
出力軸56aから直接的に伝わる動力でフライホイル5
4が回転される。そして、両クラッチ51、53がいず
れも「入」状態にあるときは、前記伝動経路を介して回
転盤の主軸38に駆動装置56の動力が供給される他、
フライホイル54の回転力が前記伝動経路に供給され、
それにより、回転盤を回転させる初期立上がりトルクを
助勢することができる。
【0052】このような第6実施例の構成においても、
第1、第2電磁クラッチ51、53と、フライホイル5
4と、クラッチ制御手段57とを備えることにより、前
記第1実施例と同様の作用効果を得て、本発明の所期の
目的を達成できる。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、回
転盤を回転させるのに、この駆動装置により予め回転さ
れたフライホイルの回転力を回転盤の主軸に与えて、回
転盤を回転させる初期立上がりトルクを助勢するので、
小さな能力の駆動装置で運転を開始させることができる
回転式粉末圧縮成型機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る回転式打錠機の構成
を示す縦断側面図。
【図2】本発明の第2実施例に係る回転式打錠機の要部
の構成を示す縦断側面図。
【図3】本発明の第3実施例に係る回転式打錠機の要部
の構成を示す縦断側面図。
【図4】本発明の第4実施例に係る回転式打錠機の要部
の構成を示す縦断側面図。
【図5】本発明の第5実施例に係る回転式打錠機の要部
の構成を示す縦断側面図。
【図6】本発明の第6実施例に係る回転式打錠機の要部
の構成を示す縦断側面図。
【符号の説明】
34…下杵用加圧ローラ、 35…低下器(下杵用カム手段)、 38…主軸、 42…上カム(上杵用カム手段)、 44…上杵用加圧ローラ、 51…第1電磁クラッチ、 52…動力伝達軸、 53…第2電磁クラッチ、 54…フライホイル、 56…駆動装置、 56a…出力軸、 57…クラッチ制御手段、 61…回転盤、 65…臼、 66…上部杵ホルダ孔 67…上杵、 68…下部杵ホルダ孔、 69…下杵 117…第2のベルト伝動手段(他の伝動経路)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動装置の動力で回転される回転盤に設け
    られた複数の杵ホルダ孔に摺動自在に貫通して取付けら
    れるとともに前記回転盤の回転により上杵用および下杵
    用の各カム手段に夫々別々に接して昇降される複数の上
    杵および下杵を、互いに近付く方向に移動させて、前記
    回転盤に装着された臼内に取込まれる粉末材料を圧縮成
    型する回転式粉末圧縮成型機において、 前記駆動装置と前記回転盤の主軸との間の伝動経路に設
    けられた第1電磁クラッチと、 前記駆動装置の出力軸、または前記伝動経路とは別に前
    記出力軸の動力が供給される他の伝動経路、或いはこの
    他の伝動経路とは別の前記伝動経路における前記第1電
    磁クラッチの入力側に第2電磁クラッチを介して連結さ
    れたフライホイルと、 運転開始の際に前記第1電磁クラッチを切るともに前記
    第2電磁クラッチを入れ、前記運転開始から所定時間後
    または前記フライホイルが所定回転領域に達してから前
    記第1電磁クラッチを入れ、これから所定時間後または
    前記回転盤が定常回転領域に達してから前記第2電磁ク
    ラッチを切るクラッチ制御手段とを具備したことを特徴
    とする回転式粉末圧縮成型機。
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DE102017130885B4 (de) * 2017-12-21 2020-01-23 Fette Compacting Gmbh Verfahren zum Regeln der Rotordrehzahl eines Rotors einer Rundläufertablettenpresse sowie Rundläufertablettenpresse

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