JP2576722B2 - コンピュータ連動機能を有したファクシミリ装置 - Google Patents

コンピュータ連動機能を有したファクシミリ装置

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JP2576722B2
JP2576722B2 JP3200016A JP20001691A JP2576722B2 JP 2576722 B2 JP2576722 B2 JP 2576722B2 JP 3200016 A JP3200016 A JP 3200016A JP 20001691 A JP20001691 A JP 20001691A JP 2576722 B2 JP2576722 B2 JP 2576722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、通常のファクシミリ装
置としての機能の他に、コンピュータ連動機能を付加し
た新規な構成のファクシミリ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近時、電話回線を介して画像データを送
受信するようにしたファクシミリ装置が開発され使用さ
れるようになって来たが、このようなファクシミリ装置
は、言葉では表現できない図形などを遠方に容易に伝送
させることができるため、効率的な情報交換を可能にし
ている。 【0003】ところが、このようなファクシミリ装置で
は、電話回線を介して他のファクシミリ装置との間で画
像データの送受信を行なうだけの通常のファクシミリ送
受信機能しか備えておらず、例えば、受信した画像デー
タをファクシミリ装置の設置場所とは異なる場所に設置
されたコンピュータに転送して表示させたり、表示させ
た画像データを見て修正を行い、修正した画像データを
ファクシミリ装置側に再び戻して他局(他のファクシミ
リ装置)に送信させたり、あるいは、ファクシミリ装置
側で受信した画像データをコンピュータに転送してデー
タベース管理するような機能を備えていなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みて提案されたもので、電話回線を介して画像データを
送受信する通常のファクシミリ装置としての機能の他
に、コンピュータ連動機能を付加させた新規な構成のフ
ァクシミリ装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は、電話回線に接続されるととも
に、専用線を介してコンピュータに接続されたファクシ
ミリ装置であって、電話回線を介して他局のファクシミ
リ装置との間では通常のファクリミリ送受信を行う機能
を有する一方、専用線を介してコンピュータ側から原稿
の読取精度及びメールボックス番号の指定を含む指令信
号を受けたときには、画像読取部を作動させて原稿より
読取走査した画像データをメールボックス内に格納させ
たり、その画像データをコンピュータ側で処理可能な符
号方式に変換してコンピュータ側に送出させる構成とな
っている。 【0006】 【作用】本発明のファクシミリ装置によれば、通常のフ
ァクシミリ装置との間では、相手局の機能に合わせて通
常のファクシミリ手順に従って画像データの送受信が行
われるが、この場合、画像データの送受信は、メールボ
ックスを媒介として行われる。コンピュータとの間で
は、コンピュータから専用線を介して伝送されて来る指
令信号に従って制御が行われ、原稿の読取精度の指定及
びメールボックス番号の指定含む指令信号を受けたとき
には、画像読取部を作動させて、指定された読取精度に
よる原稿の読取操作を行い、読み取られた画像データを
メールボックス内の指定されたブロックに格納したり、
メールボックス内の複数あるブロックの中から、指定さ
れたブロックに格納されている画像データをコンピュー
タ側で処理可能な符号方式に変換してコンピュータ側に
送出させる。 【0007】特に、本発明では、コンピュータ側から送
信されて来る指令信号に従って、画像読取部を作動して
原稿より画像データを読取走査した後、メールボックス
に格納させたり、あるいは原稿より読取走査された画像
データをメールボックスに格納後にコンピュータ側に転
送させて表示させたり、更に、コンピュータ側で生成さ
れたり、編集加工された後に伝送されて来た画像データ
を受信してメールボックスに格納したりすることができ
る。また、メールボックスに格納された画像データは、
コンピュータ側からの指令によって、印字出力させた
り、電話回線を介して他のファクシミリ装置に送信した
りすることも可能である。 【0008】 【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明のコンピュータ連動機能を有し
たファクシミリ装置1の要部構成例を示したもので、図
において、10は各部の信号処理を行なう信号処理部、
11は原稿ガイドなどにセットされた原稿を読取走査し
て画像データに変換する画像読取部、12は画像データ
を通常のファクシミリ装置やコンピュータ側と送受信さ
せるために必要な符号化データ(後述する)に変換する
信号変換部、13はコンピュータや通常のファクシミリ
装置との間で画像データを送受信する場合の記憶媒体と
なるメールボックス、14は専用線L1を介して別置さ
れたコンピュータとの間で画像データや指令信号などの
送受信を行なうインターフェースを有した信号伝送部で
ある。また、15はメールボックス13に格納された画
像データを記録紙(不図示)に印字出力する印字出力
部、16は各種の操作キー(不図示)を有したキー操作
部、17は電話回線Lを介して通常のファクシミリ装置
との間でファクシミリ送受信を行なうための送受信制御
部である。 【0009】ここに、信号変換部12は、画像読取部1
1で読み取られた画像データをCCITT(国際電信電
話諮問委員会)で規定されるMH符号化データや、後述
するように、コンピュータ側との伝送を可能にするた
め、独自に設定されたタグビット付MH符号化データあ
るいはRL符号化データに自由に変換するもので、接続
されたコンピュータとの間で指定に応じた符号化データ
を伝送できるようになっている。また、メールボックス
13は、画像読取部11によって原稿より読取走査され
た画像データや、受信した画像データ、あるいは、コン
ピュータ側から伝送された画像データを信号変換部12
でMH符号化して格納する画像メモリである。更に、フ
ァクシミリ送受信制御部17は、プロトコル信号検出回
路17a、プロトコル信号生成回路17b、モデム17
c、回線制御部17dを含んで構成されており、プロト
コル信号検出回路17aではファクシミリ通信手順を実
行するため電話回線Lを介して他局のファクシミリ装置
より伝送されるプロトコル信号を検出し、プロトコル信
号生成回路17bではファクシミリ通信手順を実行する
ために必要なプロトコル信号を生成出力する。また、モ
デム17cでは変調された画像データを電話回線Lを介
して送信するとともに、電話回線Lを介して伝送されて
来た画像データを復調し、回線制御部17dでは、発呼
元からの呼出信号を検知したときに、通話回路(後述す
る)とモデム17cとの切換接続を自動的に行なうよう
になっている。 【0010】図2は、コンピュータPCと通常のファク
シミリ装置Fとの間に本発明のファクシミリ装置1を組
み込んだ画像伝送処理システムの構成例を示したもので
あり、図に見るように、通常のファクシミリFとは電話
回線Lを介して接続されており、コンピュータPCとは
専用線L1を介して接続されている。ファクシミリ装置
1は、コンピュータPC、ファクシミリ装置F間で画像
データを送受信するためにメールボックス13と呼ばれ
る特定の画像メモリを有し、このメールボックスの特定
のブロック(メールボックス番号#0〜#9)を指定し
て画像データが格納されるようになっており、画像読取
部によって読取られた原稿も、所定の信号変換がなされ
た後、メールボックス13に格納されるようになってい
る。ファクシミリ装置1は、通常のファクシミリ装置と
同一の機能を行うファクシミリモードと、コンピュータ
側から指令信号を受けて作動するFIPモード(ファク
シミリ・インターフェース・プロセッサモードの略であ
り、コンピュータによる連動モードを示す)の切換選択
ができ、FIPモードが設定されたときには、コンピュ
ータPC側より送信されて来る指令信号に従った各種の
動作を実行する。 【0011】図3は本発明のファクシミリ装置1におけ
るモード切換動作をフローチャートをもって示したもの
であり、図4はモード切換キーを設けた操作パネルを示
している。本発明のファクシミリ装置1では、すべての
制御と制御環境の設定はコンピュータ側から送出される
指令信号によって行うことができるほか、モードの切換
設定は操作パネルに設けたモード切換キーを操作するこ
とによっても可能となる。 【0012】ステップ100〜103は、コンピュータ
PC側からの指令信号によってFIPモードに切換られ
る場合の動作手順を示しており、コンピュータPC側か
ら受信したチェックコマンドにFIPモードのオプショ
ン指定がなされていると、信号処理部ではFIPモード
の制御プログラムに切換え、コンピュータPC側にFI
Pモードの設定を完了したことを示すチェックレスポン
スを返信する。チェックレスポンスを受けたコンピュー
タ側では、ファクシミリ装置1がFIPモードに設定さ
れたことを把握できる。また、ステップ104,105
は、コンピュータPC側からの指令信号によってFAX
モードに切換られる場合の動作手順を示しており、コン
ピュータPC側から受信したチェックコマンドにFIP
モードではなくFAXモードのオプション指定がなされ
ていると、信号処理部ではFAXモードの制御プログラ
ムに切換え、コンピュータPC側にFAXモードに切換
設定したことを示すチェックレスポンスを返信する。チ
ェックレスポンスを受けたコンピュータ側では、ファク
シミリ装置1がFAXモードに設定されたことを把握で
きる。ステップ106,107は、操作パネルに設けた
ストップキー16bを操作することによって、FIPモ
ードを解除させ、通常のファクシミリモードに戻す場合
の動作手順、ステップ108,109は、操作パネルに
設けた受信モードキー16aを操作する毎に、FAX,
TEL,FAX/TEL,FIPモードに切換設定する
手順を示している。 【0013】ここに、FAXモードとは、ファクシミリ
装置1がコンピュータPCとの連動を解除してファクシ
ミリ自動受信を行なうモードであり、TELモードと
は、ファクシミリ装置1を電話機として使用するモード
であり、更に、FAX/TELモードとは、呼出が行わ
れた時点では電話機として動作させ、スタートキーの操
作によってファクシミリ通信に移行可能なモードを示し
ている。 【0014】図5は、本発明のファクシミリ装置1の内
部構成を更に詳細に示したもので、図1に示した基本構
成に、更に、メモリ部18、エラー発生時の待機時間な
どを設定するタイマー回路19、日時を計時するカレン
ダークロック20、各種の表示を行なう表示部21、通
話回路22およびハンドセットHを付加した構成となっ
ている。ここに、信号変換部12は、白黒2値化された
イメージ画像データを、通常のファクシミリ装置やコン
ピュータPCとの間で送受信するために、MH符号、タ
グビット付MH符号あるいはランレングス符号(以下、
RL符号化と記載)の画像データに変換する符号化回路
12aと、これらの符号化された画像データを元のイメ
ージ画像データに復号化する復号化回路12bとを有し
ている。従って、例えば、MH符号化画像データをRL
符号化画像データに変換する場合には、MH符号化画像
データを一旦復号化回路12bでイメージ画像データに
復号し、復号されたイメージ画像データを符号化回路1
2aでRL符号化するようになっている。尚、タグビッ
ト付MH符号およびRL符号については後述する。メー
ルボックス13は、所定容量を有したフレキシブルメモ
リで成り、複数の画像データをメールボックス番号毎に
区別して格納するために、メールボックス13のアドレ
ス管理をメールボックス管理テーブル13Aで行なう構
成となっている。信号伝送部14は、コンピュータとの
間で、専用線L1を介してシリアル信号(本実施例で
は、RS232Cのシリアル信号)を送受信するシリア
ルインターフェース回路14aと、送信バッファメモリ
14bおよび受信バッファメモリ14cを有している。
また、メモリ部18は、FIPモードにおいて起動され
るFIPプログラムを格納したROM18aと、FAX
モード、TELモード、FAX/TELモードにおいて
起動されるFAXプログラムを格納したROM18b
と、信号処理過程におけるデータなどを一時的に格納す
るRAM18cとを有している。 【0015】図6の(a)〜(c)は、本発明のファク
シミリ装置1とコンピュータPCとの間で専用線L1を
介して伝送される画像データの伝送フォーマットを示し
たもので、コンピュータPCとの間では、メールボック
スにMH符号化データとして格納された画像データは、
信号変換部においてコンピュータ側での処理が可能なよ
うに、特定のタグビット付MH符号化データ、あるい
は、ランレングスデータに変換されて送受信される。ま
た、コンピュータPC側からはアスキーコードも送信さ
れるが、メールボックスには、いずれもMH符号化され
たデータで格納されるようになっている。コンピュータ
PC側においてキー入力操作によって作成されたアスキ
ーコードによるテキストデータ(図6の(a’)参照)
は、図6の(a)に示したように、基本的には、1ペー
ジ分のテキストデータの前後に、テキストデータの開始
を示すテキストフレームヘッダとテキストデータの終了
を示すテキストフレームエンドが付されてファクシミリ
装置1側に伝送されるようになっており、特に、次ペー
ジのテキストデータが連続する場合には、テキストフレ
ームエンドに代えてテキストデータのページ区切りを示
すテキストページエンドが付されるようになっている。
また、ファクシミリ装置1とコンピュータPCとの間で
伝送されるイメージデータ(図6の(b’)参照)は、
図6の(b)に示したように、テキストフレームヘッダ
およびテキストフレームエンドの間に、イメージデータ
の開始を示すイメージフレームヘッダとイメージデータ
の終了を示すメージフレームエンドを前後に付したイメ
ージデータを挿入して伝送するようになっており、テキ
ストデータ伝送の場合と同様に、次のイメージデータが
続く場合には、テキストフレームエンドに代えてテキス
トページエンドが付されるようになっている。更に、フ
ァクシミリ装置1とコンピュータPCとの間で、テキス
トデータとイメージデータとが混在(図6の(c’)参
照)して伝送される場合は、図6の(c)に示したよう
に、テキストフレームヘッダとテキストフレームエンド
の間に、テキストデータやイメージフレームヘッダとイ
メージフレームエンドを付したイメージデータを混在さ
せて伝送するようになっており、次のデータが続く場合
には、テキストデータ伝送の場合と同様に、テキストフ
レームエンドに代えてテキストページエンドが付される
ようになっている。 【0016】図7の(a)〜(d)は、本発明のファク
シミリ装置1とコンピュータPCとの間で専用線L1を
介して送受信されるタグビット付MH符号を、信号変換
部12で生成する過程を示したもので、図7の(a)に
示した1ライン分の白黒2値化画素信号(イメージ画像
データ)を、図7の(b)に示したランレングスデータ
を経て図7の(c)に示したMH符号化データに変換す
るまでは、CCITTで規定されるMH符号化と同一で
あるが、本実施例では、図7の(d)に示したように、
MH符号化されたデータを7ビット毎に区切り、最上位
ビットに1を付加したものをタグビット付MH符号化デ
ータとしている。尚、1ラインの開始のランレングスデ
ータはCCITTの規定と同様に必ず白ランで始まるも
のとし、黒ランで始まる場合には0の白ランレングスデ
ータを疑似的に付加させている。このように、最上位ビ
ットが常に1に規定されたタグビット付MHコードをコ
ンピュータPCとの間で送受信すれば、コンピュータP
C側では、1バイトの最上位ビットが常に0であるAS
CIIコードをキャラクタコードとして用いているの
で、キャラクタコードと画像データとを区別して正しい
処理を行うことが可能となっている。尚、このタグビッ
ト付MH符号化を施すと、元のイメージデータの容量に
対して高圧縮率を得ることが可能なので、ファクシミリ
装置1とコンピュータPCとの間の信号伝送時間を短縮
させることができるが、タグビット付MH符号化された
画像データをコンピュータPC側で復号化して元のイメ
ージ画像データに変換する場合の復号化処理の負担が増
大するため、コンピュータPCの処理能力に余裕のある
場合に適用される。 【0017】図8の(a)〜(c)は、本発明のファク
シミリ装置1とコンピュータPCとの間で専用線L1を
介して送受信されるRL符号を、信号変換部12で生成
する過程を示したもので、図8の(a)に示した1ライ
ン分の白黒2値化画素信号(イメージ画像データ)を図
8の(b)に示したランレングスデータに変換し、変換
されたランレングスを64の倍数と端数との和で表現す
る。そして、図8の(c)に示したように、最上位ビッ
トと次ビットを共に1としたメークアップ部の下位6ビ
ットで64の倍数を示し、最上位ビットを1、次ビット
を0としたターミネイト部の下位6ビットで端数を示す
ようにされている。尚、1ラインの開始のランレングス
データはCCITTの規定と同様に必ず白ランで始まる
ものとし、黒ランで始まる場合には0の白ランレングス
データを疑似的に付加させている。このようなRL符号
化された画像データであれば最上位ビットが常に1であ
るので、上述したタグビット付MHコードと同様に、コ
ンピュータPC側ではASCIIコードと区別して処理
することが可能である。尚、このRL符号化を施すと、
上述したタグビット付MH符号化に比べて、元のイメー
ジデータの容量に対する圧縮率は低下するため、ファク
シミリ装置1とコンピュータPCとの間の信号伝送時間
は増大するが、RL符号化された画像データをコンピュ
ータPC側で復号化して元のイメージ画像データに変換
する復号化処理がタグビット付MH符号に比べて軽減さ
れるため、コンピュータPCの処理能力に余裕のない場
合に適用される。また、本実施例のRL符号化では、ラ
ンレングスが64以下のときには、メークアップ部を省
略してターミネイト部のみの符号とすることも可能であ
り、符号化画像データ長を短縮させることができる。 【0018】図9は、上述した本発明のファクシミリ装
置1の動作をフローチャートをもって示したもので、図
5のブロック構成例図を参照しながら動作を説明する。
尚、説明を簡単にするために、予めFIPモードに切換
設定されているものとする。 1.ファクシミリ装置1からコンピュータPC側に画像
データを転送する場合の動作(図9ステップ200〜2
15参照)。 専用線L1を介してコンピュータPC側からチェック
コマンドが伝送されて来ると、信号処理部10では、信
号伝送部14を介して受信し、メールボックス番号の指
定、符号化方式の指定などのオプションパラメータを読
み込んで一時的にRAM18cに記憶させる。この
後、コンピュータPC側に画像データを送信するための
ローカルスキャンコマンドがコンピュータPC側から伝
送されて来ると、信号処理部10では、信号伝送部14
を介して受信し、オプションパラメータ(画像データの
転送先の指定など)を読み込んでRAM18cに一時的
に記憶させる。信号処理部10では、ローカルスキャ
ンコマンドのオプションによって、原稿をスキャン(読
取走査)して画像データを読み込む指令がなされている
ときには、画像読取部11の原稿のセットの有無を判別
する。判別の結果、原稿がセットされておれば、信号
処理部10では、ローカルスキャンコマンドを正常に受
け付けた旨のローカルレスポンス1をコンピュータPC
側に返信し、この後、画像読取部11にセットされた原
稿より画像データを読み込み、信号変換部12の符号化
回路12aでMH符号化して指定された番号のメールボ
ックス13に順次格納する。この後、コンピュータP
C側への画像データの転送指令がローカルスキャンコマ
ンドによってオプション指定されているときには、信号
処理部10では、メールボックス13に格納した画像デ
ータを信号変換部12に伝送して指定された符号化(タ
グビット付MH符号あるいはRL符号)を施し、信号伝
送部14を通じ専用線L1を介してコンピュータPC側
に符号化画像データを送出する。そして、送信が終了す
ると、メモリ使用量のデータなどを含んだローカルレス
ポンス2をコンピュータPC側に返信してローカルスキ
ャン動作を終了する。一方、上記において、ローカ
ルスキャンコマンドのオプションによって、メールボッ
クス13に既に格納されている画像データをコンピュー
タPC側に転送する指定がなされているときには、指定
された番号のメールボックス13に画像データが格納さ
れておれば、ローカルスキャンコマンドを正常に受け付
けた旨のローカルレスポンス1をコンピュータPC側に
返信し、この後、指定された番号のメールボックス13
に格納されている画像データを信号変換部12に伝送し
て指定された符号化(タグビット付MH符号あるいはR
L符号)を施してコンピュータPC側に送出する。そし
て、送信が終了すると、メモリ使用量のデータなどを含
んだローカルレスポンス2をコンピュータPC側に返信
してローカルスキャン動作を終了する。しかし、上記
の処理において送信原稿がセットされていないときや、
上記の処理において指定番号のメールボックス13に
データが格納されていないときには、エラーメッセージ
を含んだローカルレスポンス1をコンピュータPC側に
返信する。このようにしてファクシミリ装置1からコン
ピュータPC側に画像データが転送されると、コンピュ
ータPCでは、専用の画像処理プログラムなどによって
画像データをディスプレイで表示させ、必要に応じて修
正などの編集が施される。そして、編集された画像デー
タは次の動作によってファクシミリ装置1側に戻され
る。 【0019】2.コンピュータPC側から伝送された画
像データをファクシミリ装置1側で受信する場合の動作
(図9ステップ216〜219参照)。 専用線L1を介してコンピュータPC側からフィルイ
ンコマンドが伝送されると、信号処理部10では、信号
伝送部14を介して受信し、画像データの受信可能状態
であればローカルレスポンス1を返信する。但し、メー
ルボックス13のメモリ空き容量が無いようなときに
は、その旨のエラーメッセージを含んだローカルレスポ
ンス1を返信する。コンピュータPC側から画像デー
タが伝送されてくると、信号変換部12でMH符号に変
換して、先にチェックコマンドで指定された番号のメー
ルボックス13に順次格納し、受信が終了するとメモリ
使用量などのデータを含んだローカルレスポンス2をコ
ンピュータPC側に返信して転送動作を終了する。 【0020】このように、本発明のファクシミリ装置1
によれば、コンピュータPC側の指令に応じて、ファク
シミリ装置1側にセットした原稿の画像データを読み込
んでコンピュータPC側に転送したり、コンピュータP
C側から伝送された画像データを指定された番号のメー
ルボックス13に格納させたりできるので、ファクシミ
リ装置1側で読み取った画像データをコンピュータPC
側で表示させて確認や修正を行い、修正などの施された
画像データをファクシミリ装置側に戻して他局に送信す
るなど、ファクシミリ装置の機能を大幅に拡大させるこ
とが可能となる。 【0021】図10は、コンピュータPC側からファク
シミリ装置1側に伝送されるチェックコマンドと、この
チェックコマンドに対して返信されるチェックレスポン
スの伝送手順を示したもので、チェックコマンドによっ
てメールボックス番号の指定、受信した画像データのコ
ンピュータPC側への転送指定などに加えて、オプショ
ンによって、FIPモードの起動、FAXモードの起
動、符号化方式の指定、外部ファクシミリ装置との交信
速度の指定、原稿の読取精度の指定などが行なわれるよ
うになっており、このチェックコマンドに対して、指定
された内容や受信記録紙サイズ、メモリ残量、データエ
ラーの発生の有無などの内容をチェックレスポンスで返
信してハンドシェイクするようになっている。 【0022】図11は、ファクシミリ装置1側で原稿よ
り画像データを読取走査したり、読み取った画像データ
をコンピュータPC側に送出させるために、コンピュー
タPC側からファクシミリ装置1側に伝送されるローカ
ルスキャンコマンド、および、このコマンドに伴う一連
の信号の伝送手順を示したもので、このローカルスキャ
ンコマンドは、オプション指定として原稿より画像デー
タを読み取ってメールボックスに格納する処理、およ
び、この処理に加えて読み取った画像データをコンピュ
ータPC側に転送させる処理、あるいは、既にメールボ
ックスに格納されている画像データをコンピュータPC
側に転送させる処理を選択指定できるようになってい
る。そして、ローカルスキャンコマンドに対して、オプ
ションで指定された処理が実行可能である旨のローカル
レスポンス1をファクシミリ装置1からコンピュータP
C側に返信し、この後に、オプション指定された処理を
実行する。そして、処理が正常に終了すると、コマンド
によるメモリ使用量のデータなどを含んだローカルレス
ポンス2をファクシミリ装置1からコンピュータPC側
に返信して一連の処理を終了する。 【0023】図12は、コンピュータPC側の画像デー
タをファクシミリ装置1側に伝送させるために、コンピ
ュータPC側からファクシミリ装置1側に伝送されるフ
ィルインコマンド、および、このコマンドに伴う一連の
信号の伝送手順を示したもので、ファクシミリ装置1側
ではフィルインコマンドを受信すると、画像データの受
信が可能なときにはローカルレスポンス1をコンピュー
タPC側に返信し、この後、正常に画像データを受信し
て指定された番号のメールボックスに格納すれば、メモ
リ使用量のデータなどを含んだローカルレスポンス2を
ファクシミリ装置1からコンピュータPC側に返信して
一連の処理を終了するようになっている。 【0024】図13は、ファクシミリ装置1のメールボ
ックスに格納されている画像データを、指定した宛先に
ファクシミリ送信させるために、コンピュータPC側か
らファクシミリ装置1側に伝送されるセンドコマンド、
および、このコマンドに伴う一連の信号の伝送手順を示
したもので、ファクシミリ装置1でセンドコマンドを受
信すると、センドコマンドに付加されたダイヤル番号に
対して自動ダイヤルを行い、先にチェックコマンドで指
定された番号のメールボックスに格納された画像データ
を順次読み出してファクシミリ送信する。そして、この
送信が終了すれば、ファクシミリ装置1からコンピュー
タPC側に送信時間や送信速度などの情報を付加したセ
ンドレスポンスを返信して送信処理を終了する。 【0025】図14は、ファクシミリ装置1側にセット
された原稿より読み込んだ画像データを指定された番号
のメールボックスに格納し、その画像データを指定した
形式で符号化してコンピュータPC側に伝送させる一連
の信号の伝送手順を示したものであり、上述したチェッ
クコマンドおよびローカルスキャンコマンドを組み合わ
せて実行される。 【0026】また、図15は、ファクシミリ装置1側に
セットされた原稿より読み込んだ画像データを指定され
た番号のメールボックスに格納し、その画像データを指
定した形式で符号化してコンピュータPC側に伝送させ
て確認を行った後、指定した送信先に送信させる一連の
信号の伝送手順を示したものであり、上述したチェック
コマンド、ローカルスキャンコマンドおよびセンドコマ
ンドを組み合わせて実行される。 【0027】更に、図16は、図15の伝送手順によっ
てコンピュータPC側に伝送された画像データを、コン
ピュータPC側で修正、加工し、この修正、加工された
画像データをファクシミリ装置1側の指定された番号の
メールボックスに格納し、この後に、指定した送信先に
送信する一連の伝送手順を示したものであり、上述した
チェックコマンド、ローカルスキャンコマンド、フィル
インコマンドおよびセンドコマンドを組み合わせて実行
される。 【0028】 【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明のコンピュータ連動機能を有したファクシミリ装置に
よれば、専用線を介して接続されたコンピュータ側から
指令信号を受けて、画像読取部にセットされた原稿より
指定された読取精度で画像データを読取走査してメール
ボックス内の指定されたブロックに格納させたり、メー
ルボックス内の複数あるブロックの中から、指定された
ブロックに格納されている画像データをコンピュータ側
に転送して表示し確認したり、あるいは、修正して返信
された画像データを他局のファクシミリ装置側に送信し
たりすることが可能となり、従来の単独作動型のファク
シミリ装置に比べて画像データの伝送処理機能を著しく
拡大することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のコンピュータ連動機能を有したファク
シミリ装置の基本構成を示したブロック図である。 【図2】本発明のファクシミリ装置を用いた画像伝送シ
ステムの基本構成例図である。 【図3】モード切換動作を示したフローチャートであ
る。 【図4】キー操作部の説明図である。 【図5】本発明のファクシミリ装置の詳細なブロック図
である。 【図6】(a),(a’)〜(c),(c’)は、コン
ピュータとの間で伝送される符号化された画像データの
伝送フォーマットの説明図である。 【図7】(a)〜(d)は、タグビット付MH符号化画
像データの説明図である。 【図8】(a)〜(c)は、RL符号化画像データの説
明図である。 【図9】ファクシミリ装置の概略的な基本動作を説明す
るフローチャートである。 【図10】チェックコマンドによる制御動作手順の説明
図である。 【図11】ローカルスキャンコマンドによる制御動作手
順の説明図である。 【図12】フィルインコマンドによる制御動作手順の説
明図である。 【図13】センドコマンドによる制御動作手順の説明図
である。 【図14】ローカルスキャンコマンドにより原稿より読
み込んだ画像データをコンピュータPC側に伝送させる
一連の制御手順の説明図である。 【図15】ローカルスキャンコマンドにより原稿より読
み込んだ画像データをコンピュータPC側に伝送させて
確認を行った後、指定した送信先に送信させる一連の制
御手順の説明図である。 【図16】ローカルスキャンコマンドにより原稿より読
み込んだ画像データをコンピュータPC側に伝送させて
加工、修正を行った後、指定した送信先に送信させる一
連の制御手順の説明図である。 【符号の説明】 1・・・コンピュータ連動機能を有したファクシミリ装
置 10・・・信号処理部 11・・・画像読取部 12・・・信号変換部 13・・・メールボックス 14・・・信号伝送部 L・・・電話回線 L1・・・専用線 PC・・・コンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 田中 伸一 京都市伏見区竹田向代町136番地 村田 機械株式会社 本社工場内 (56)参考文献 特開 昭60−182851(JP,A) 特開 平2−50650(JP,A) 特開 昭58−40949(JP,A) 電子情報通信学会編「画像通信システ ム」電子通信学会発行(平成2年3月25 日)P.334、335

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 電話回線に接続されるとともに、専用線を介してコンピ
    ュータに接続されたファクシミリ装置であって、 電話回線を介して他局のファクシミリ装置との間では通
    常のファクリミリ送受信を行う機能を有する一方、専用
    線を介してコンピュータ側から原稿の読取精度及びメー
    ルボックス番号の指定を含む指令信号を受けたときに
    は、画像読取部を作動させて原稿より読取走査した画像
    データをメールボックス内に格納させたり、その画像デ
    ータをコンピュータ側で処理可能な符号方式に変換して
    コンピュータ側に送出させる構成としたコンピュータ連
    動機能を有したファクシミリ装置。
JP3200016A 1991-07-15 1991-07-15 コンピュータ連動機能を有したファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2576722B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60182851A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 Matsushita Graphic Commun Syst Inc フアクシミリ装置
JPH02301260A (ja) * 1989-05-15 1990-12-13 Nec Corp ファクシミリ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
電子情報通信学会編「画像通信システム」電子通信学会発行(平成2年3月25日)P.334、335

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