JP2576500B2 - 光記録情報再生装置 - Google Patents

光記録情報再生装置

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JP2576500B2 JP62107850A JP10785087A JP2576500B2 JP 2576500 B2 JP2576500 B2 JP 2576500B2 JP 62107850 A JP62107850 A JP 62107850A JP 10785087 A JP10785087 A JP 10785087A JP 2576500 B2 JP2576500 B2 JP 2576500B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術(第12図) D 発明が解決しようとする問題点(第12図) E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用(第1図) G 実施例(第1図〜第11図) (G1) 第1実施例の構成(第1図〜第4図) (G2) オントラツク時の動作(第1図、第5図〜第7
図) (G3) オフトラツク時の動作(第1図、第8図及び第
9図) (G4) 実施例の効果 (G5) 他の実施例(第10図及び第11図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は光記録情報再生装置に関し、特に光記録媒体
の走行方向を横切るように形成された記録トラツクから
光記録情報を再生する場合に適用して好適なものであ
る。
B 発明の概要 本発明は、光記録情報再生装置において、光記録媒体
を走査する複数の再生光スポツトに対応する再生光束を
それぞれ複数の光検出素子に受光するようにすることに
より、再生光光束の走査軌跡が記録トラツクから傾いた
場合にも過不足なく記録データを再現することができ
る。
C 従来の技術 光記録媒体に光情報を高密度記録し得る光記録情報再
生装置として、第12図に示すように、テープ状、カード
状、デイスク状等の光記録媒体1上に、その走行方向a
を横切るように多数の記録トラツクTRを光ヘツドにおい
て発生した光スポツトSPTによつて形成する手法が提案
されている。
この種の光記録情報再生装置は、光記録媒体1上を走
査する光スポツトSPTを容易に比較的細く集束すること
ができるので、記録トラツクTRの記録密度を高密度化し
得ることにより、大容量のデイジタル記録再生装置を実
現し得ると考えられる。
D 発明が解決しようとする問題点 ところがこのように高密度に記録トラツクTRを形成し
た場合、当該記録トラツクTRに再生光スポツトSPTを走
査させることにより記録情報をピツクアツプする際に、
1本の記録トラツクTRに対して再生光スポツトSPTをト
ラツキング制御しながら走査させるような方法を採用す
れば、再生光スポツトSPTを記録トラツクTRにトラツキ
ングするためのサーボ機構として複雑かつ高精度なもの
を用意する必要があり、これにより全体としての構成が
複雑かつ大型になるおそれがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録ト
ラツクから光記録情報を再生する際に、再生光スポツト
の走査軌跡が記録トラツクに対して傾くような状態で走
査するように光ヘツドを位置決めしたとしても、当該記
録トラツクに記録されている光記録情報を確実に再現し
得るようにした光記録情報再生装置を提案しようとする
ものである。
E 問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、走行
方向に多数の記録トラツクTRを順次配列してなる光記録
媒体11に再生光ビームLA31、L132、LA33を照射すること
により形成された再生光スポツトSPT1、SPT2、SPT3を、
記録トラツクTR上に走査させることにより光記録情報を
再生する光情報記録再生装置において、再生光ビームLA
31、LA32、LA33は当該走行方向に所定の間隔を保つて走
査することにより互いに平行な走査軌跡を描く複数の再
生光スポツトSPT1、SPT2、SPT3を形成し、この複数の再
生光スポツトSPT1、SPT2、SPT3の走査に対応して移動す
る複数の再生光束LA51、LA52、LA53を再生光検出器19に
入射して再生信号S21、S22、S23を得、再生光検出器19
は複数の再生光束LA51、LA52、LA53の移動方向に所定の
長さをもち、かつ当該複数の再生光束LA51、LA52、LA53
をそれぞれ受光する複数の光検出素子PD1、PD2、PD3を
配設することにより各光検出素子PD1、PD2、PD3から再
生信号S21、S22、S23を発生し、複数の光検出素子PD1、
PD2、PD3から発生された再生信号S21、S22、S23のう
ち、所定の信号レベルで得られた再生信号に基づいて再
生データを再現するようにする。
F 作用 再生光束LA51、LA52、LA53の移動方向に配設された光
検出素子PD1、PD2、PD3から、それぞれ光記録媒体11上
の所定の記録エリアからピツクアツプされた再生情報が
得られる。
かくして再生光スポツトSPT1、SPT2、SPT3の走査軌跡
が記録トラツクTRに対して傾いた状態になつても、複数
の再生光ビームLA31、LA32、LA33のいずれか1つから光
検出素子PD1、PD2、PD3を介して実用上十分な信号レベ
ルを有する再生データを得ることができ、結局光記録情
報11上に記録されている光記録情報を過不足なく再現す
ることができる。
G 実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1) 第1実施例 第1図において、11はテープ状の光記録媒体で、その
走行方向aを横切るように順次多数の記録トラツクTRが
形成され、当該記録トラツクTRを複数例えば3個の再生
光スポツトSPT1、SPT2、SPT3を走査方向bに走査するこ
とによつて再生し得るようになされている。
再生光スポツトSPT1、SPT2、SPT3は、レーザ光源部12
において発生される走査用光束LA11、LA12、LA13に基づ
いて形成される。
レーザ光源部12は、例えばレーザダイオードでなるレ
ーザ光源13から射出された光束LA01をコリメータレンズ
14によつて平行光束LA02に変換した後、走査用光束発生
素子15に入射する。
走査用光束発生素子15は例えば第2図に示すように音
響光学偏向器15Aを有し、トランスジユーサ15Bに間欠偏
向信号S1を与えることにより、音響光学偏向器15A内に
時間の経過に従つて矢印cの方向に所定の間隔を保つて
進行する複数の振動波音波パターンA1、A2、A3を発生さ
せる。
ここで間欠偏向信号S1は第3図に示すように、周期T1
の間に周波数fが三角波A11、A12、A13のように変化
し、かくして音響光学偏向器15Aの内部に三角波A11、A1
2、A13に対応するように、振動周波数fが進行方向cの
方向に次第に変化する音波パターンA1、A2、A3が形成さ
れ、これらの音波パターンA1、A2、A3が時間の経過に従
つて進行方向cの方向に移動して行く。
間欠偏向信号S1の各三角波A11、A12、A13は、時点t1
t3、t5から時間の経過に従つて周波数fが直線的にf1
らf2まで上昇し、当該立ち上がつた時点から所定の時間
T2だけ経過した時点t2、t4、t6において周波数fがf2から
f1に急速に立ち下がるような周波数変化を呈する。
かくして音波パターンA1、A2、A3は、進行方向に向か
つて振動密度が直線的に次第に粗になつて行くような振
動モードで振動する。
音響光学偏向器15Aには平行光束LA02が照射され、当
該平行光束LA02のうち音波パターンA1、A2、A3の振動領
域に入射した光束部分が音波パターンA1、A2、A3の振動
密度に応じて、振動密度が大きい時にこれに応じて大き
い角度で偏向される。かくして音波パターンA1、A2、A3
によつて偏向された偏向光束DP1、DP2、DP3がコリメー
タレンズ15D上の点P1、P2、P3に集光し、これにより所
定の直径をもつ走査用光束LA11、LA12、LA13(第2図)
として射出される。
走査用光束LA11、LA12、LA13は互いに平行な光軸に沿
つて偏向ビームスプリツタ16に入射し、これを透過した
射出光束LA21、LA22,LA23が1/4波長板17、対物レンズ18
を介して再生光ビームLA31、LA32、LA33として光記録媒
体11上に集光され、かくして走査方向bの方向に走査す
る3つの再生光スポツトSPT1、SPT2、SPT3が形成され
る。
再生光スポツトSPT1、SPT2、SPT3から光記録媒体11の
光記録情報に応じて変化が与えられた反射光束LA41、LA
42、LA43は対物レンズ18、1/4波長板17を通つて偏光ビ
ームスプリツタ16に戻され、当該偏光ビームスプリツタ
16において反射されて反射光束LA51、LA52、LA53として
再生光検出器19に取り出される。
再生光検出器19は、反射光束LA51、LA52、LA53をそれ
ぞれ受光する三分割光検出素子PD1、PD2、PD3を有し、
再生光束LA51、LA52、LA53の結像スポツトREF1、REF2、
REF3の光量に対応する再生信号S21、S22、S23を送出す
る。
ここで3つの光検出素子PD1、PD2、PD3は、その順序
で1本の仮想線上に延長するように配列され、かくして
偏光ビームスプリツタ16から互いに平行な光軸に沿つて
射出されて来る3本の再生光束LA51、LA52、LA53を受光
し得るようになされている。
再生光検出器19の各光検出素子PD1、PD2、PD3から得
られる再生信号S21、S22,S23は第4図に示すように、信
号処理回路20の入力回路21に入力される。
再生信号S21、S22、S23に含まれるデイジタル信号は
入力回路21の入力路部IN1、IN2、IN3において検出さ
れ、その検出出力S31、S32、S33が誤り処理回路22の誤
り処理回路部ER1、ER2、ER3において誤り処理される。
かくして誤り処理されたデイジタル信号でなる誤り処
理出力S41、S42、S43が誤り制御信号S51、S52、S53と共
に再生データ形成回路23に与えられる。この実施例の場
合再生データ形成回路23はコントロールメモリを含んで
なり、誤り処理回路22において誤りがないと判定された
各再生データを対応するアドレスのメモリエリアに書き
込むようになされている。因に各再生データにはアドレ
スデータが付されている。
このようにして再生データ形成回路23のコントロール
メモリに書き込まれた再生データは、所定のアドレス順
序で読み出され、これが再生データ出力信号S5として再
生データ形成回路23から送出される。かくしてレーザ光
源部12、偏光ビームスプリツタ16、1/4波長板17、対物
レンズ18及び再生光検出器19は全体として光ヘツドを構
成する。
(G2) オントラツク時の動作 以上の構成において、光記録媒体11には、第5図に示
すように走行方向aの方向に多数の記録トラツクTR(…
…TR(N−1)、TRN、TR(N+1)……)がガードバ
ンドGBを挟んで順次配列するように形成されている。
各記録トラツクTR(……TR(N−1)、TRN、TR(N
+1)……)は走査方向bの方向に12個のセグメントSG
1〜SG12を順次形成するようにデイジタル情報として光
記録されていると共に、第1〜第4のセグメントDG1〜S
G4によつて第1の記録エリアREC1を形成し、第5〜第8
のセグメントSG5〜SG8によつて第2の記録エリアREC2を
形成し、第9〜第12のセグメントSG9〜SG12によつて第
3の記録エリアREC3を形成する。
これに対して対物レンズ18から入射される3本の再生
光ビームLA31、LA32、LA33が第6図に示すように、記録
トラツクTR(……TR(N−1),TRN、TR(N+1)…
…)の延長方向と同一の走査方向bをもつように光ヘツ
ドが位置決めされている状態(この状態をオントラツク
状態と呼ぶ)にあるとき、再生光ビームLA31、LA32、LA
33によつて生ずる光スポツトSPT1、SPT2、SPT3が互いに
連接するような走査軌跡を描くように記録トラツクTR
(……TR(N−1)、TRN、TR(N+1)……)上を順
次記録エリアREC1からREC3の方向に走査して行くように
なされている。
この実施例の場合、光スポツトSPT1〜SPT3の直径は、
その3本の走査軌跡の幅の和がトラツクピツチPの幅と
ほぼ等しい幅になるような大きさに選定され、かくして
第6図に示すように第1の光スポツトSPT1の走査軌跡が
記録トラツクTRの後行側側縁部と一致するような位置を
走査して行く時、第2の光スポツトSPT2が記録トラツク
TRのほぼ中央位置を走査すると共に、第3の光スポツト
SPT3が記録トラツクTRの先行側側縁部及びガードバンド
GB上を走査するような走査モードで記録トラツクTRを走
査し得るようになされている。
これに加えてこの実施例の場合、光スポツトSPT1、SP
T2、SPT3の走査方向bの方向の位置は、光スポツトSPT1
が第3の記録エリアREC3の先頭セグメントSG9に突入し
たタイミングで、第2及び第3の光スポツトSPT2及びSP
T3が第2及び第1の記録エリアREC2及びREC1の先頭セグ
メントSG5及びSG1に突入して行くような位置関係に選定
されている。
かくして第7図に示すように、第1の光スポツトSPT1
が時点(t1、t4、t7、……)、(t2、t5、t8、……)、
(t3、t6、t9)、……)においてそれぞれ第1、第2、第
3の記録エリアREC1、REC2、REC3の先頭セグメントに順
次突入して行くとき、第2の光スポツトSPT2が時点
(t2、t5、t8、……)、(t3、t6、t9、……)、(t4、t7、t
10……)においてそれぞれ第1、第2、第3の記録エリ
アREC1、REC2、REC3の先頭セグメントに突入すると共
に、第3の光スポツトSPT3が時点(t3、t6、t9、……)、
(t4、t7、t10、……)、(5、t8、t11、……)においてそ
れぞれ第1、第2、第3の記録エリアREC1、REC2、REC3
の先頭セグメントに突入するような関係を維持しなが
ら、第1〜第3の光スポツトSPT1〜SPT3が光記録媒体11
の記録エリアREC1〜REC3上を繰り返し走査して行く。
その結果、光スポツトSPT1〜SPT3が第1の記録エリア
REC1を走査した時、その反射光束LA41〜LA43に基づく結
像スポツトREF1〜REF3が第1の光検出素子PD1上に順次
結像する。
また同様にして第1〜第3の光スポツトSPT1〜SPT3が
第2の記録エリアREC2を走査している時、その反射光LA
41〜LA43に基づいて得られる結像スポツトREF1〜REF3が
第2の光検出素子PD2上に結像する。
さらに同様にして第1〜第3の光スポツトSPT1〜SPT3
が第3の記録エリアREC3を走査している時、その反射光
束LA41〜LA43に基づいて生ずる結像スポツトREF1〜REF3
が第3の光検出素子PD3上に結像する。
この結果光検出素子PD1、PD2、PD3から得られる再生
信号S21、S22、S23はそれぞれ第7図(A)、(B)、
(C)に示すように、順次記録トラツクTR(……TR(N
−1),TRN、TR(N+1)……)の各セグメント(SG1
〜SG4)、(SG5〜SG8)、(SG9〜SG12)から順次デイジ
タルデータでなる後記録情報を読み出す。
なお第7図(A)〜(C)において、セグメントSG1
〜SG12から読み出されたデータをその添字「1」〜「1
2」によつて表す。
第6図の場合、光スポツトSPT1は記録トラツクTRの後
行側側縁部上をオントラツク状態で走査することによ
り、光スポツトSPT1は時点t1〜t2、t4〜t5、t7〜t8、…
…において順次記録トラツクTRN、TR(N+1)、TR
(N+2)、……の第1の記録エリアREC1のセグメント
SG1〜SG4を順次走査することにより、当該セグメントSG
1〜SG4から再生データに誤りを生じさせないような信号
レベルの再生信号S21を得ることができ、かくしてデー
タを欠損することなく光記録情報を再生し得る。
また同様にして続く時点t2〜t3、t5〜t6、t8〜t9……
において光スポツトSPT1が第2の記録エリアREC2のセグ
メントSG5〜SG8をオントラツク状態で順次走査すること
により、当該セグメントSG5〜SG8のデータを欠損するこ
となく再生信号S22として送出し得る。
さらに同様にして時点t3〜t4、t6〜t7、t9〜t10、…
…において光スポツトSPT1が第3の記録エリアREC3のセ
グメントSG9〜SG12をオントラツク状態で順次走査する
ことにより、当該セグメントSG9〜SG12のデータを欠損
なく再生信号S23として送出し得る。
同様にして光スポツトSPT2は、時点t2〜t3、t5〜t6
t8〜t9、……において第1の記録エリアREC1のセグメン
トSG1〜SG4を順次走査し、また時点t3〜t4、t6〜t7、t9
〜t10、……において第2の記録トラツクREC2のセグメ
ントSG5〜SG8を順次走査し、さらに時点t4〜t5、t7
t8、t10〜t11、……において第3の記録エリアREC3のセ
グメントSG9〜SG12を順次走査し、かくして当該セグメ
ントSG1〜SG4、SG5〜SG8、SG9〜SG10のデータを欠損す
ることなく再生信号S21、S22、23として送出する。
さらに同様にして第3の光スポツトSPT3は、時点t3
t4、t6〜t7、t9〜t10、……において第1の記録エリアR
EC1のセグメントSG1〜SG4を順次走査し、また時点t4〜t
5、t7〜t8、t10〜t11、……において第2の記録エリアR
EC2のセグメントSG5〜SG8を順次走査し、さらに時点t5
〜t6、t8〜t9、t11〜t12、……において第3の記録エリ
アREC3を走査する。かくして当該セグメントSG1〜SG4、
SG5〜SG8、SG9〜SG12の記録データを再生信号S21、S2
2、S23として送出する。
ところが第7図の状態の場合、光スポツトSPT1及びSP
T2は記録トラツクTR上をオントラツク走査しているのに
対して、光スポツトSPT3は記録トラツクTRの先行側側縁
部及びガードバンドGBを走査しているので、光スポツト
SPT3が記録エリアREC1、REC2、REC3上を走査することに
より得られる再生信号S21、S22、S23の信号レベルは、
記録トラツクTRを走査する面積に対応した値になり、再
生データに誤りを生じさせるおそれがある。
かくして光記録媒体が光ヘツドに対してオントラツク
状態になるように機械的に位置決めされている場合に
は、3つの光スポツトSPT1〜SPT3のうちの少なくとも1
つが記録トラツクTRのほぼ中央部を走査し得ることによ
り、当該中央部を走査する(第6図及び第7図の場合)
光スポツトSPT2から得られる再生信号S21、S22、S23
(第4図)を再生データ形成回路23において選択すれ
ば、第7図(D)に示すように、実用上全ての記録デー
タを過不足なく再現して再生データ出力信号S5として送
出することができる。
なお第7図(A)〜(C)においては、再生データ出
力信号S5として抽出されたデータを太い実線によつて囲
んで示す。
(G3) オフトラツク時の動作 第8図に示すように、光ヘツドが光記録媒体11に対し
て傾くように位置決めされているため、第1〜第3の再
生光スポツトSPT1〜SPT3の走査軌跡が記録トラツクTRを
斜めに横切るように走査する状態(これをオフトラツク
状態と呼ぶ)の場合は次のように動作する。
第8図の場合、第1の再生光スポツトSPT1が第9図の
時点t1において記録トラツクTRNの後行側側縁部におい
て第1の記録エリアREC1に突入すると、その後再生光ス
ポツトSPT1はガードバンドGB側に次第にずれ込むように
斜めに走査して行き、時点t2において第2の記録エリア
REC2に突入する。
この結果第1の記録エリアREC1に対応する再生信号S2
1は、第1〜第4のセグメントSG1〜SG4のデータの信号
レベルが次第に小さくなるように変化する。
ところが続く時点t2〜t3において第2の再生光スポツ
トSPT2が第1の記録エリアREC1を走査している時には、
当該第2の再生光スポツトSPT2は記録トラツクTRNから
外れないような走査軌跡を描いて行くことにより、再生
信号S21には、セグメントSG1〜SG4の再生データに誤り
が生ずるおそれがない所定の信号レベルで得られること
になる。
さらに続いて時点t3〜t4において第3の再生光スポツ
トSPT3が第1の記録エリアREC1を照射する際には、再生
光スポツトSPT3は記録トラツクTRNの先行側側縁部にお
いてガードバンドGBにはみ出すような位置から記録トラ
ツクTRNの内側に入り込んで行くような走査軌跡を描く
ことにより、再生信号S21には、セグメントSG1〜SG4の
データの信号レベルが低い信号レベルから次第に大きく
変化し、従つて再生データに誤りが生ずるおそれが大き
くなる。
以下時点t4〜t7、t7〜t10、……において第1〜第3
の再生光スポツトSPT1〜PT3が第1の記録エリアREC1に
突入するごとに同様な再生信号S21が得られる。
また時点t2〜t3において第2の記録エリアREC2を走査
する再生光スポツトSPT1は、第9図(B)に示すよう
に、記録トラツクTR(N−1)の先行側側縁部位置にお
いてガードバンドGBに跨るような位置から記録トラツク
TR(N−1)の内側に向かうような走査軌跡を描きなが
ら走査し、それに応じて再生信号S22はセグメントSG5〜
SG8の再生データの誤りが生ずるおそれがある信号レベ
ルで得られる。
続く時点t3〜t4において再生光スポツトSPT2が第2の
記録エリアREC2を走査すると、この再生光スポツトSPT2
は記録トラツクTRNの後行側側縁部からガードバンドGB
を通つて記録トラツクTR(N−1)の先行側側縁部に向
かつて走査し、これに応じて再生信号S22はセグメントS
G5〜SG8の再生データに誤りが生ずるおそれがある信号
レベルで得られる。
さらにその後時点t4〜t5において再生光スポツトSPT3
が第2の記録エリアREC2を走査すると、この再生光スポ
ツトSPT3は、記録トラツクTRNのほぼ中央部から後行側
側縁部に向かうような走査軌跡を描くように走査し、こ
れに対応して再生信号S22はセグメントSG5〜SG8の再生
データに誤りが生ずるおそれがない信号レベルで得られ
る。
以下同様にして時点t5〜t8、t8〜t11、……において
第1〜第3の光スポツトSPT1〜SPT3が第2の記録エリア
REC2を走査するごとに同様な再生信号S22が得られる。
さらに時点t3〜t4において再生光スポツトSPT1が第3
の記録エリアREC3に突入すると、この再生光スポツトSP
T1は記録トラツクTR(N−1)のほぼ中央位置から先行
側側縁部に向かう走査軌跡を描くようにセグメントSG9
〜SG12を走査し、これに応じて再生信号S23は再生デー
タに誤りが生ずるおそれがない信号レベルで得られる。
続く時点t4〜t5において再生光スポツトSPT2が記録ト
ラツクTR(N−1)の先行側側縁部及びガードバンドGB
に跨るような位置からその内側に入つて行くような走査
軌跡を描きながらセグメントSG9〜SG12を走査する。こ
れに応じて再生信号S23は再生データに誤りが生ずるお
それがある信号レベルで得られる。
さらに続いて時点t5〜t6において再生光スポツトSPT3
が記録トラツクTRNの後行側側縁部からガードバンドGB
を通つて記録トラツクTR(N−1)の先行側側縁部に向
かう走査軌跡を描くようにセグメントSG9〜SG12を走査
する。これに応じて再生信号S23は再生データに誤りが
生ずるおそれがない信号レベルで得られる。
以後時点t6〜t9、t9〜t12……において再生光スポツ
トSPT1〜SPT3が繰り返し記録エリアREC3のセグメントSG
9〜SG12を走査するごとに同様な再生信号S23が得られ
る。
かくして再生データ形成回路23(第4図)のコントロ
ールメモリには、第9図(A)〜(C)において太い実
線を付して示すように、再生信号S21〜S23から得られた
再生データのうち、誤りが生ずるおそれがない所定の信
号レベルで得られた再生データだけが取り込まれること
により、第9図(D)に示すように、各記録トラツクTR
から再生されたデータを過不足なく再現することができ
る。
(G4) 実施例の効果 以上の構成によれば、光ヘツドがオントラツク状態に
位置決めされているときばかりでなく、オフトラツク状
態に位置決めされているときにも、記録媒体11の各記録
トラツクTRに記録されているデータを過不足なく再現す
ることができる。
従つて再生光スポツトSPT1〜SPT3をトラツキング制御
することによつてオントラツク状態に維持するように制
御する必要をなくし得る。かくして再生光スポツトのト
ラツキングサーボループを特別に設ける必要性がないこ
とにより、この分一段と簡易な構成の光記録情報再生装
置を実現し得る。
(G5) 他の実施例 (1) 第10図及び第11図は走査用光束発生素子15の他
の実施例を示すもので、この場合記録媒体11に対向する
ように、周縁部に所定の角間隔を保つて多数のホログラ
ムレンズPLを配設してなるレンズ支持用デイスク31を設
け、ホログラムレンズPLに対して参照光LA8を照射する
ことにより、3つのホログラムレンズPLから3本の収束
光束DP11、DP12、DP13を形成し、これをコリメータレン
ズ32によつて走査用光束LA11、LA12、LA13を発生させ
る。
第10図及び第11図の構成によれば、レンズ支持用デイ
スク31を矢印dで示す方向に所定の速度で回転させれ
ば、収束光束DP11、DP12、DP13が移動することにより、
走査用光束LA11、LA12、LA13を得ることができ、このよ
うにして構成しても上述の場合と同様の効果を得ること
ができる。
(2) 第1図の実施例においては、光記録媒体11に照
射した再生光ビームLA31、LA32、LA33の反射光束LA41、
LA42、LA43に基づいて再生信号S21、S22、S23を得るよ
うに構成した場合について述べたが、これに代え、再生
光ビームLA31、LA32、LA33を光記録媒体11を透過させ、
当該透過光束を用いて再生信号S21、S22、S23を形成す
るようにしても上述の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
(3) 上述の実施例においては、光記録媒体11上を走
査する再生光ビームLA31〜LA33の数を3個にした場合に
ついて述べたが、これに限らず2以上複数個にすれば良
い。
(4) 上述の実施例においては、光記録媒体11上にガ
ードバンドGBを挟んで記録トラツクTRを形成するように
した場合の実施例を述べたが、ガードバンドレス状に記
録トラツクTRを形成する光記録媒体11から光記録情報を
再生する場合にも本発明を適用し得る。
(5) 上述の実施例においては、テープ状の光記録媒
体を用いた場合について述べたが本発明はこれに限らず
カード状、デイスク状の光記録媒体に広く適用すること
ができる。
H 発明の効果 上述のように本発明によれば、複数の再生光スポツト
を光記録媒体上に走査することにより、複数の再生光束
を得ると共に、当該複数の再生光束をそれぞれ複数の光
検出素子に入射することによつて得た再生信号のうち、
所定の信号レベルで得られた再生信号に基づいて再生デ
ータを得るようにしたことにより、再生光スポツトの走
査軌跡が記録トラツクに対して傾いている場合にも、過
不足なく光記録媒体上に記録されている光記録情報を再
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光記録情報再生装置の一実施例を
示す略線的斜視図、第2図は第1図の走査用光束発生素
子の詳細構成を示す略線的側面図、第3図は第2図の音
響光学偏光器15Aに供給する間欠偏向信号S1を示す信号
波形図、第4図は再生信号を処理する信号処理回路の構
成を示すブロツク図、第5図は光記録媒体上に形成され
る記録トラツクを示す略線図、第6図はオントラツク再
生状態を示す略線図、第7図はオントラツク再生状態に
おけるデータの処理動作の説明に供する信号図、第8図
はオフトラツク再生状態を示す略線図、第9図はオフト
ラツク再生状態における信号処理動作の説明に供する信
号図、第10図は走査用光束発生素子の他の実施例を示す
略線的側面図、第11図は第10図のレンズ支持用デイスク
の詳細構成を示す平面図、第12図は従来の構成を示す略
線図である。 11……光記録媒体、12……レーザ光源部、15……走査用
光束発生素子、16……偏光ビームスプリツタ、19……再
生光検出器、20……信号処理回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行方向に多数の記録トラツクを順次配列
    してなる光記録媒体に再生光ビームを照射することによ
    り形成された再生光スポツトを、上記記録トラツク上に
    走査させることにより光記録情報を再生する光記録情報
    再生装置において、 上記再生光ビームは当該走行方向に所定の間隔を保つて
    走行方向を横切る方向に走査することにより互いに平行
    な走査軌跡を描く複数の再生光スポツトを形成し、 上記複数の再生光スポツトの走査に対応して移動する複
    数の再生光束を再生光検出器に入射して再生信号を得、 上記再生光検出器は上記複数の再生光束の移動方向に所
    定の長さをもち、かつ上記複数の再生光束をそれぞれ受
    光する複数の光検出素子を配設することにより上記各光
    検出素子から上記再生信号を発生し、 上記複数の光検出素子から発生された上記再生信号のう
    ち、所定の信号レベルで得られた再生信号に基づいて再
    生データを再現する ことを特徴とする光記録情報再生装置。
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