JP2576478Y2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2576478Y2
JP2576478Y2 JP1992028911U JP2891192U JP2576478Y2 JP 2576478 Y2 JP2576478 Y2 JP 2576478Y2 JP 1992028911 U JP1992028911 U JP 1992028911U JP 2891192 U JP2891192 U JP 2891192U JP 2576478 Y2 JP2576478 Y2 JP 2576478Y2
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一美 衣川
浩史 大▲こう▼地
始 加藤
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、複数のコン
パクトディスクの中から任意のものを選択して再生する
のに適用して好適なディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置の中には、例えば同時に複
数のコンパクトディスク(CD)をそれぞれ別々に載置
して任意のCDを選択再生するもの(CDオートチェン
ジャーという)がある。
【0003】図28は、その一例の平面図である。1は
トレイであり、図示しないキャビネットに対して引き出
し可能に配されている。このトレイ1には、その中心か
ら回転軸1aが突設されている。2はトレイであり、こ
のトレイ2にはCDを載置するための円形の載置面3が
凹設されている。載置面3は、トレイ2の中心から所定
の距離Cと所定の角間隔をもって3ヶ所に形成されてい
る。載置面3には、その中心点に向かって溝4が刻設さ
れている。
【0004】トレイ2には、載置面3の載置番号「1」
〜「3」がトレイ2および載置面3の中心を通る線に沿
って付されている。そして、トレイ1の引出方向側(前
側)に表示される載置番号が引出方向に沿って表示され
るので、ユーザーはいずれの載置面3にCDを載置した
かを認識できる。なお、トレイ1がキャビネットより引
き出される場合には、1ヶ所の載置面(図28では載置
番号「3」の載置面)3のみがキャビネットより開放さ
れる。
【0005】トレイ2の中心には、孔5が設けられてい
る。そして、トレイ1の回転軸1aとトレイ2の孔5と
を嵌合固定してトレイ2を回転可能に配する。6は光ピ
ックアップであり、図示しないシャーシにスライド(図
28では前後方向に移動)可能に配されている。7はデ
ィスククランバであり、上下動可動に配されている。な
お、図示しない表パネルには、載置番号や選曲番号等を
表示するための表示装置(図示せず)が適宜部位に配さ
れている。
【0006】CDの選択操作を行なうと、トレイ2は回
転して任意の載置面3が所定の再生位置(ディスククラ
ンバ7に対応する位置)に配される。この状態におい
て、再生位置にある載置面3の載置番号(図28では載
置番号「1」)が表パネルの表示装置に表示される。)
引き続き、ディスククランバ7が上昇してCDを載置面
3より持ち上げ、ディスクのチャッキングが行われる。
そして、ディスククランバ7に連接された図示しないモ
ータが回転すると共に、光ピックアップ6がスライド
(図28では前方向に移動)することにより、再生が行
なわれる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】図28の例のディスク
装置においては、図示しない表示装置に再生位置にある
載置面3の載置番号が表示されるだけである。そのた
め、いずれの載置面3に載置されたCDの演奏が既に終
了したかを確認することができなかった。
【0008】そこで、この考案は、複数の載置面を形成
したトレイに載置したディスクのプレイが既に終了した
ことを視覚的に容易に認識できるようにすることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案においては、複
数のディスクを載置する複数の載置面を形成した回転可
能なトレイを回転させることにより、ディスクのうち任
意のものを選択して使用状態とすることができるディス
ク装置において、ディスクの載置位置を識別するための
識別表示を載置面にそれぞれ付したトレイと、載置面に
載置されたディスクのプレイ終了か否かを検出する検出
手段と、載置面に載置されたディスクのプレイ終了状態
を表示し、複数のセグメント若しくは複数のドットで構
成した表示素子と、載置面のそれぞれに対応して設けら
れた複数の検出片と、検出片を検出するセンサーとを設
け、センサーによる検出片の検出信号によって、トレイ
の回転によって移動するディスク載置面の識別表示に合
わせて表示素子の表示状態が変化するように制御すると
共に、表示素子によって検出手段の検出信号に基づいて
ディスクのプレイ終了を表示するようにしたものであ
る。
【0010】
【作用】表示素子9による表示を第2のトレイ95の載
置面97〜99の位置状態と対応させてトレイ95の識
別表示例えば載置番号「1」〜「3」または識別表示に
関連した表示例えば載置面97〜99の外形と略対応す
るようにする。このとき、載置面97〜99のそれぞれ
に対応して設けられた複数の検出片104〜106をセ
ンサー(発光素子88および受光素子89)が適宜検出
することによって、載置面97〜99の回転位置が検出
される。そして、ディスクのプレイ終了か否かを検出手
段例えば光ピックアップ57によって検出する。この検
出手段57の検出信号に基づいてディスクのプレイ終了
を表示する。従って、載置面97〜99に載置されたデ
ィスクのうち、いずれのディスクが既にプレイを終了し
たかを視覚的に容易に認識できる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図27を参照しながら、この発
明の一実施例について説明する。図1はトレイ70が引
き出された状態でのディスク装置の平面図である。な
お、図1においては、図示しない天井板等を取り外した
状態での平面を示すものである。
【0012】まず、図1に基づいてディスク装置の全体
の構成を説明する。10はキャビネット、70はトレ
イ、95はCDトレイである。キャビネット10は、ト
レイ70を引き出し可能に構成する。トレイ70は、C
Dトレイ95を回転可能に構成する。
【0013】キャビネット10には、トレイ70を引き
出すためのモータ17、ギヤ24,31,32等の駆動
機構が配される。また、キャビネット10には、コンパ
クトディスク(CD)をチャッキングするためのチャッ
キング部材53、支持体54、ディスク支持体56等の
チャッキング機構が配される。
【0014】キャビネット10の後側中央に配される保
持体54には、光ピックアップ57が前後方向にスライ
ド可能に配される。また、支持体54は、キャビネット
10に対して傾動可能に配される。そして、ギヤ24お
よびカム35の回転によって支持体54が傾動する。
【0015】チャッキング機構をトレイ70の引出方向
と逆側(後側)に配したのは、チャッキング機構がトレ
イ70の引出しを妨げないようにするためである。な
お、ストッパー42は、カム35を所定の位置に係止す
るものである。
【0016】キャビネット10の左右端にレール61が
一体的に形成される。このレール61は、トレイ70の
スライド(前後)方向の移動を案内するものである。6
3はストッパであり、ストッパ63はキャビネット10
に一体形成される。
【0017】ストッパ63は、図1に示すように、レー
ル61の近傍に形成され、トレイ70がキャビネット1
0より引き抜かれるのを防止するものである。また、ス
トッパ63は、トレイ70をCDトレイ95の2ヶ所の
載置面97〜99が露出できるまで引き出させる位置に
形成される。
【0018】64はトレイ70の位置を検出するスイッ
チである。このスイッチ64は、図1に示すように、キ
ャビネット10の後側に配され、トレイ70がキャビネ
ット10内に収納されていることを検出する。
【0019】トレイ70には、CDトレイ95を回転さ
せるためのモータ71と図示しない駆動機構が配され
る。また、トレイ70には、直線部84a〜84eと曲
面部84f〜84iとを有する壁部84が略楕円状に形
成される。なお、トレイ70には、溝85とレーン面8
6が形成される。そして、CDトレイ95はその中心P
がレーン面86の中心に配される突部82に対し偏心し
て回転するので、CD95は壁部84に沿って偏心しな
がら回転する。
【0020】また、トレイ70には、その後側の中央、
つまりディスク支持体56や光ピックアップ57に対向
する部位に切欠87が形成する。この切欠87は、CD
のチャッキング状態でトレイ70をディスク支持体56
等より逃がすために形成される。これによって、トレイ
70は、CDのチャッキング状態でキャビネット10よ
り引き出せる。
【0021】トレイ70には、後述するCDトレイ95
の検出体104〜106に対応する部位にセンサーであ
る発光素子88と受光素子89が対向して配される(図
5および図6参照)。このセンサー88,89によっ
て、後述するCDトレイ95の載置面97〜99の位置
状態が検出される。
【0022】CDトレイ95は、図1〜図4に示すよう
に、三辺が弧状の三角形状をなしており、その上面に所
定の角間隔(本例では120度)をもってCDを載置す
る載置面97〜99が3ヶ所に凹設されている。
【0023】また、CDトレイ95は、その外周より載
置面97〜99の中心と同一線上のCDトレイ95の中
心に向かって切欠100が形成されている。この切欠1
00は、載置面97〜99の中心付近まで形成されてい
る。そして、切欠100をCDトレイ95の外周から載
置面97〜99の中心に向かって形成したのは、チャッ
キング状態でトレイ70を引き出す際に、CDトレイ9
5がディスク支持体56や光ピックアップ57と衝突す
るのを防止するためである。また、切欠100は、CD
をディスク支持体56や光ピックアップ57と対向させ
るためのものである。
【0024】CDトレイ95は、図1および図2の破線
に示すようなギヤ部102が切欠100の内側に形成さ
れる。ギヤ部102は、内歯状をなしており、トレイ7
0に配されたギヤ(図示せず)と噛合している。
【0025】CDトレイ95には、その外周より載置面
97〜99の外周に向かって凹部101が形成される。
この凹部101は、1ヶ所の載置面97〜99に対して
切欠100を挟む2ヶ所に形成される。凹部101は、
載置面97〜99より若干低くなるように設定される。
そして、凹部101は、CDを載置面97〜99から容
易に外すことができるようにするための部位である。つ
まり、凹部101によって、CDの下面に指先が入る等
のスペースを設けたのである。
【0026】また、CDトレイ95には、図2の破線に
示すように、その裏面の外周寄りに弧状の接触片103
と、この接触片103の内側に検出片104〜106が
3ヶ所に形成される。そして、接触片103は、その先
端がトレイ70のレーン面86と接触してCDトレイ9
5の回転を円滑にする。検出片104〜106は、その
先端がトレイ70の溝85内を移動する。
【0027】図2の状態では、前側に配されるのが第1
の載置面97を検出する検出片104、左側に配置され
るのが第2の載置面98を検出する検出片105、右側
に配されるのが第3の載置面99を検出する検出片10
6となっている。なお、CDトレイ95には、図2に示
すように、その切欠100と凹部101の間の外周部に
載置面97〜99よりも若干高めに設定された突部97
a〜99aがそれぞれ形成される。この突部97a〜9
9aは、CD9移動を規制するためのものである。
【0028】そして、上述したように、CDトレイ95
は偏心しながら回転するので、検出片104〜106の
軌跡はトレイ70の中心(突部82)に対して真円状と
はならない。つまり、検出片104〜106の軌跡は、
図5に示すように、部分的に湾曲になり、軌跡間の幅を
拡張する。なお、図5はトレイ70の溝85上を移動す
るCDトレイ95の検出片106の軌跡を間欠的に描い
た図である。図5は検出片106の軌跡のみを描いた図
であるが、他の検出片104,105も同様の軌跡を描
く。
【0029】そこで、本例では、軌跡間の幅の狭い交点
Tに対応する部位にCDトレイ95の回転位置つまり載
置面97〜99の再生位置を検出するための発光素子8
8および受光素子89を配する。検出片104〜106
は4ヶ所の交点Tを通過するが、発光素子88および受
光素子89はその交点Tの1ヶ所に配する。
【0030】図6はCDトレイ95の再生位置の検出状
態を示す図である。また、図6は、載置面99が再生位
置つまりディスク支持体56に対向する位置に配されて
いる図である。そして、載置面99に対する検出片10
6が発光素子88と受光素子89との間を通過すること
により、載置面99が再生位置に位置することが検出さ
れる。なお、その他の検出片104,105が発光素子
88と受光素子89との間を通過することにより、載置
面97,98が再生位置に位置することも検出される。
【0031】CDトレイ95には、図1および図2に示
すように、載置面97〜99の載置番号「1」〜「3」
が外周寄りの載置面97〜99間に付される。つまり、
第1の載置面97に対して載置番号「1」が、第2の載
置面98に対して載置番号「2」が、第3の載置面99
に対して載置番号「3」がそれぞれ付される。また、載
置番号「1」〜「3」は、載置面97〜99の両側の凹
部101付近にそれぞれ付される。
【0032】また、載置番号「1」〜「3」は、CDト
レイ95の中心側に向かって付される。つまり、トレイ
70がキャビネット10より引き出された場合、キャビ
ネット10より開放された載置面に対応する載置番号
「1」〜「3」がトレイ70の引出方向に沿うように付
される。例えば図1に示すように、載置面97および9
9がキャビネットより開放される場合には、載置番号
「1」および「3」が並列している。
【0033】図3に示すような表パネル65は、図示し
ないキャビネット本体に取り付けられる。そして、本例
のディスク装置においては、ストップ状態でトレイ70
を引き出すことができる他に、CDのチャッキング状
態、つまりプレイ状態でもトレイ70を引き出すことが
できるようになされている。そのため、本例において
は、図3に示すように、トレイ70の開閉ボタン66,
67が表パネル65の上端右側に2個配される。開閉ボ
タン66は、ストップ状態でトレイ70を引き出すため
のものである。開閉ボタン67は、プレイ状態でトレイ
70を引き出すためのものである。
【0034】また、表パネル65には、その上端中央に
3個のチェンジボタン68a〜68cが、表パネル65
の右側略中央に2個のチェンジボタン68d,68eが
それぞれ配される。そして、チェンジボタン68a〜6
8cはダイレクトに載置面97〜99を選択できるもの
で、チェンジボタン68d,68eはCDトレイ95を
1/3ずつ正逆方向に回転させて載置面97〜99を移
動させるものである。また、69aはプレイボタン、6
9bはストップボタンである。
【0035】さらに、表パネル65には、図3に示すよ
うに、その取出口65aの下側中央に表示装置8が配さ
れる。なお、トレイ70はその一部が表パネル65の取
出口65aより突出する(図1の破線より前側が突出す
る)。
【0036】表示装置8には、図9に示すように、複数
のセグメントで構成される表示素子9を使用した蛍光表
示管が配される。そして、表示素子9の適当なセグメン
トを点滅制御することによって、CDトレイ95の位置
状態、CDの演奏状態等の表示を行うようにしている。
なお、図9は表示素子9のみを示すが、時刻や曲番等を
表示する表示素子(図示せず)も表示装置8の適宜部位
に配される。
【0037】検出片104〜106、発光素子88、受
光素子89や光ピックアップ57の検出手段151から
の検出信号は、図9に示すように、マイクロコンピュー
タ152(マイコン)152に供給される。そして、こ
のマイクロコンピュータ152152からの制御信号が
表示装置8に供給されて表示素子9のセグメントの点灯
を制御している。
【0038】表示素子9は、図10に示すように、51
個のセグメントが使用される。表示素子9のセグメント
は、3ヶ所に配置された番号部9D〜9Fとこれらの番
号部9D〜9Fを囲む番号枠9A〜9Cとこれらの番号
枠9A〜9Cの一部を連接してなる外枠9Gとから構成
される。
【0039】番号枠9A〜9Cは、円状に9個のセグメ
ントa1〜a9,b1〜b9,C1〜C9で構成され
る。この番号枠9A〜9Cは、図4に示すように、CD
トレイ95の位置状態に対応するように配置される。ま
た、番号枠9A〜9Cを円状としたのは、CDトレイ9
5の載置面97〜99の形状に対応させたものである。
【0040】ところで、通常の番号表示は「日」字状の
ものが使用されている。しかし、本例の場合、CDトレ
イ95に載置されるCDが最大3枚である。そのため、
番号を表示する番号部9D〜9Fは、図10に示すよう
に、逆「9」字状に9個のセグメントd1〜d6,e1
〜e6,f1〜f6で構成される。なお、この番号部9
D〜9Fのセグメントは、CDトレイ95の載置番号
「1」〜「3」に対応して点灯するようにマイクロコン
ピュータ152152で制御される。
【0041】外枠9Gは、図10に示すように、CDト
レイ95の外形と略同一形状の隅丸三角形状に配置され
る。また、外枠9Gは、番号枠9A〜9Cの一部を構成
するセグメントa1〜a9,b4〜b7,c1,c7〜
c9と6個のセグメントg1〜g6とで構成される。
【0042】本例のディスク装置においては、開閉ボタ
ン66を押圧操作すると、モータ17、ギヤ24等の駆
動機構によってトレイ70が所定位置(図1に示す位
置)にまで引き出される。この引出状態では、CDトレ
イ95の載置面97〜99のうち、2ヶ所の載置面(図
1では載置面97および99)が開放される。この場
合、載置番号(図1では載置番号「1」および「3」)
は、トレイ70の引出方向に沿って真っ直ぐに見える。
そして、この状態で、開放された載置面に対するCDの
交換等を行なうことができる。
【0043】表パネル65のチェンジボタン68(68
a〜68e)を押圧操作して任意のCDを選択する。す
ると、トレイ70は、図4に示すように、キャビネット
10内に収納される。と同時に、CDトレイ95が所定
の再生位置(図4では載置面97がディスク支持体56
に対応する位置)まで回転してプレイ状態となる。
【0044】ここで、プレイ状態あるいはストップ状態
で開閉ボタン66および67を押圧操作する場合の動作
およびそれ以降の操作手順を、図7および図8に基づい
て説明する。
【0045】まず、プレイ状態で開閉ボタン66を押圧
操作する場合について説明する。この場合の動作および
それ以降の操作手順は、図7に示すように、従来と同様
に進行する。つまり開閉ボタン66を押圧操作すると
(ステップ120)、ディスク支持体56の回転が停止
してCDの回転が停止する(ステップ121)。そし
て、CDを支持するための支持体54が下降してチャッ
キングが解除された後に(ステップ122)、トレイ7
0がキャビネット10から引き出される。つまり、CD
トレイ95が時計回り方向に2/3回転しながらトレイ
70が引き出される(ステップ123)。
【0046】この引き出された状態で、CDを装着つま
り新たに載せたり、載せ替えの操作ができる(ステップ
124)。次に、引き出された状態で、プレイボタン6
9aを押圧操作すると(ステップ125)、CDトレイ
95が時計回り方向に1/3回転しながらトレイ70が
収納される(ステップ126)。トレイ70の収納後に
支持体54が上昇してチャッキング状態(ステップ12
7)となりプレイが開始される(ステップ128)。
【0047】また、CD装着後にチェンジボタン68a
〜68eを押圧操作する場合には(ステップ129)、
CDトレイ95が選択CDを再生位置(載置面97〜9
9がディスク支持体56に対応する位置)まで回転しな
がらトレイ70が収納される(ステップ130)。その
後は、上述と同様に、支持体54の上昇後に(ステップ
127)、プレイが開始される(ステップ128)。
【0048】さらに、CD装着後に開閉ボタン66を押
圧操作する場合には(ステップ131)、プレイボタン
69aを押圧操作する場合と同様に、トレイ70の収納
後に(ステップ132)、支持体54が上昇してチャッ
キング状態となる(ステップ133)。この状態でプレ
イボタン69aを押圧操作すると(ステップ134)、
プレイが開始される(ステップ128)。
【0049】なお、ストップ状態で開閉ボタン66を押
圧操作する場合は、ステップ121を除いて上述と同様
の動作等がなされる。また、トレイ70の開閉の際にC
Dトレイ95を回転させているのは、再生上の便宜を考
慮したものである。
【0050】次に、図8に示すように、開閉ボタン67
を押圧操作する場合について説明する。開閉ボタン67
を押圧操作すると(ステップ135)、マイクロコンピ
ュータ152によってプレイ状態か否かが判断される
(ステップ136)。そして、プレイ状態でないと判断
された場合には、開閉ボタン67の操作指示を受けつけ
ず(ステップ137)、トレイ70はキャビネット10
から引き出されない(ステップ138)。つまり、スト
ップ状態で開閉ボタン67を押圧操作してもトレイ70
は引き出されない。
【0051】プレイ状態と判断された場合には、開閉ボ
タン67の操作指示を受けつけ(ステップ139)、C
Dトレイ95が回転しない状態つまりCDトレイ95の
載置面97〜99の位置状態を保持した状態でトレイ7
0が引き出される(ステップ140)。この場合、載置
面97〜99がキャビネット10から開放されるのは、
図1に示すように、ディスク支持体56と対応している
載置面97以外の2ヶ所の載置面98、99である。従
って、この載置面98、99が開放された状態で、再生
中のCDに対応する載置面97以外に他のCDを装着す
ることができる(ステップ141)。
【0052】他のCDの装着後に再び開閉ボタン67を
押圧操作すると(ステップ142)、トレイ70は収納
される(ステップ143)。
【0053】また、開閉ボタン66を押圧操作する場合
にも(ステップ144)、トレイ70は収納される。つ
まり、ストップ状態あるいはプレイ状態を問わず、トレ
イ70が引き出された状態であれば、その後に開閉ボタ
ン66を押圧操作することによってトレイ70を収納さ
せることができる。なお、変形例として開閉ボタン66
の押圧操作(スッテプ144)によって、一度CDトレ
イ95を収納し、プレイ状態からストップ状態にしてか
らチャッキング状態を解除した後、再度CDトレイ95
を引き出すように構成してもよい。
【0054】そして、再生中のCDの再生終了後、新た
に装着した他のCDを選択操作することによって直ちに
プレイ状態となる。従って、他のCDを迅速かつ円滑に
再生できる。なお、他のCDを装着した後にチェンジボ
タン68a〜68eを押圧操作しても、トレイ70は収
納されない。
【0055】引き続き、表示装置8の表示素子9の表示
状態について説明する。いずれの載置面97〜99にも
CDが載置されていない状態でディスク装置の電源をオ
ンにしても、図10に示すように、表示素子9の全セグ
メントは消灯している。
【0056】一方、載置面97〜99にCDが載置され
た状態でディスク装置の電源をオンにすると、CDトレ
イ95の載置面97〜99の載置番号「1」〜「3」に
対応するように表示素子9の番号部9D〜9Fの所定の
セグメントが点灯する。具体的には、例えば図11に示
すように、載置番号「1」に対応させる場合、番号部9
Fのセグメントf2およびf3を点灯させることによっ
て表示する。載置番号「2」に対応させる場合には、番
号部9Dのセグメントd3を除く全てのセグメントを点
灯させることによって表示する。載置番号「3」に対応
させる場合には、番号部9Eのセグメントe5を除く全
てのセグメントを点灯させることによって表示する。
【0057】図11および図12は全ての載置面97〜
99にCDが載置された状態を示し、図11は図1のC
Dトレイ95の位置状態を、図12は図4のCDトレイ
95の位置状態を示す図である。
【0058】そして、CDトレイ95の位置状態は、C
Dトレイ95の検出片104〜106がセンサーである
発光素子88と受光素子89との間を通過することによ
って検出する。また、CDが載置面97〜99に載置さ
れているか否かは、載置されているCDが再生位置に位
置したときに光ピックアップ57によって検出する。そ
して、これらの検出信号は、図23に示すように、マイ
クロコンピュータ152に供給され、このマイクロコン
ピュータ152の制御信号によって番号部9D〜9Eの
セグメントを点灯させる。
【0059】なお、本例の場合には、光ピックアップ5
7でCDの載置状態を検出する構成となっているので、
CDトレイ95が1回転した上で、CDの載置の有無を
検出する。また、夫々の載置面に対応させてCDの載置
の有無を検出する検出手段を設けてもよい。この場合に
は、同時にCDの載置面の有無を検出できる。
【0060】従って、本例のディスク装置の表示装置8
は、CDが載置されていない載置面97〜99の載置番
号「1」〜「3」に対応する番号部9D〜9Fの所定の
セグメントが点灯しない。つまり、図4のCDトレイ9
5の位置状態において、載置面97にCDが載置されて
いない場合には、図13に示すように番号部9Dのセグ
メントd1〜d6が点灯しない。
【0061】また、同様に、載置面97および98にC
Dが載置されていない場合には、図14に示すように、
番号部9Dのセグメントd1〜d6および番号部9Eの
セグメントe1〜e6が点灯しない。さらに、すべての
載置面97〜99にCDが載置されていない場合には、
図10に示すように番号部9D〜9Fのセグメントd1
〜d6,e1〜e6,f1〜f6が点灯しない。
【0062】本例によれば、CDがCDトレイ95の載
置面97〜99に載置されている載置番号「1」〜
「3」のみに対応する表示素子9の番号部9D〜9Eの
セグメントを点灯させるので、いずれの載置面97〜9
9にCDが載置されているか否かを視覚的に容易に認識
できる。
【0063】そして、再生位置にあるCDがチャッキン
グされてプレイ状態となった場合には、図15に示すよ
うに、再生位置の番号枠(本例では9Aのみ)の適宜個
数(本例では3個)のセグメントa1〜a9が順次点滅
する。なお、図15は図4のCDトレイ95の位置状態
において、載置面97のCDがプレイ状態である場合を
示す図である。なお、番号枠9Aのセグメントa1〜a
9のうち、同時に点滅させる個数は任意に設定できる。
【0064】本例では、例えば図15Aに黒く塗り潰し
たように、番号枠9Aのセグメントa2〜a4が最初に
点灯する。次に、図15Bに示すように、セグメントa
2〜a4が消灯すると同時にセグメントa5〜a7が点
灯する。最後に、図15Cに示すように、セグメントa
5〜a7が消灯すると同時にセグメントa8〜a1が点
灯する。そして、再生期間中、この点滅を順次繰返す。
なお、その他の番号枠9Bおよび9Cは点滅しない。
【0065】本例では、プレイボタン69aを押圧操作
すると、ディスク支持体59が回転する。そして、ディ
スク支持体59の回転の有無が検出されてこの検出信号
がマイクロコンピュータ152に供給される(図24参
照)。また、上述したように、センサー88,89によ
ってCDトレイ95の回転位置が検出されるので、再生
位置の載置面が検出される。そして、検出信号がマイク
ロコンピュータ152に供給されてその制御によって表
示素子9の番号枠9Aのセグメントa1〜a9が順次点
滅する。また、ディスク支持体59の回転が停止する
と、その検出信号がマイクロコンピュータ152に供給
されてマイクロコンピュータ152の制御によって表示
素子9の番号枠9Aのセグメントa1〜a9が消灯す
る。
【0066】本例によれば、CD演奏中の載置番号
「1」〜「3」に対応する番号枠9Aのセグメントa1
〜a9をサイクリックに順次所定の周期で点滅制御して
全体としてセグメントa1〜a9の表示がCDが回転し
ているかのように点滅するので、例えば音量が小さい場
合等であっても、演奏中であるか否かを視覚的に容易に
認識できる。また、本例によれば、CD演奏中の番号枠
9Aのセグメントa1〜a9を順次点滅させると共に、
再生位置にある載置番号「1」〜「3」に対応するよう
に番号部9Dのセグメントd1〜d6を点灯させている
ので、いずれの載置面97〜99に載置されたCDが演
奏されているかを視覚的に容易に認識できる。
【0067】なお、再生位置にあるCDがチャッキング
されてプレイ状態となった場合には、再生位置の載置番
号「1」〜「3」に対応する番号部9Dの適宜個数(本
例では2個)のセグメントd1〜d6を順次点滅させて
もよい。以下、図16を例にして説明する。図16の例
においては、CDトレイ95が図1に示す位置状態に対
応する図である。また、番号部9Dの制御は、図24に
示すような制御で行われる。
【0068】図16の例では、図16Aに黒く塗り潰し
たように、番号部9Dのセグメントd1およびd2が最
初に点灯し、次に図16Bに示すようにセグメントd2
が点灯した状態でセグメントd1が消灯すると同時にセ
グメントd6が点灯する。さらに、図16Cに示すよう
に、セグメントd6が点灯した状態でセグメントd2が
消灯すると同時に、セグメントd5が点灯する。最後
に、図16Dに示すように、セグメントd5が点灯した
状態でセグメントd6が消灯すると同時にセグメントd
4が点灯する。そして、再生期間中、この点滅を順次繰
返す。なお、その他の番号部9Eおよび9Fは点滅せ
ず、CDが載置面に載置されている場合には、点灯し、
載置されていなければ消灯している。
【0069】本例によれば、CD演奏中の載置番号
「1」〜「3」に対応する番号部9Dのセグメントd1
〜d6が適宜個数ごとに順次点滅するので、いずれの載
置面97〜99に載置されたCDが演奏されているかを
視覚的に容易かつ直接的に認識できる。
【0070】さらに、プレイ状態においては、再生位置
の載置番号「1」〜「3」に対応する番号部9Dのセグ
メントd1〜d6の表示色を他の番号部9Eおよび9F
のセグメントe1〜e6およびf1〜f6の表示色と変
えてもよい。例えば、再生位置にある番号部の9Dのセ
グメントd1〜d6表示色を、ストップ状態では緑色と
し、プレイ状態では赤色となるように設定する。なお、
他の番号部9Eおよび9Fのセグメントe1〜e6,f
1〜f6の表示色は緑色となるように設定する。また、
番号部9Dの表示色の制御は、図24の例と同様であ
る。
【0071】例えば、図11の場合、番号部9Dのセグ
メントd1,d2およびd4〜d6は赤色に表示され、
他の番号部9Eおよび9Fのセグメントe1〜e4,e
6およびf2〜f3は緑色に表示される。また、図12
の場合も、同様に、番号部9Dのセグメントd2および
d3は赤色に表示され、他の番号部9Eおよび9Fのセ
グメントは緑色に表示される。
【0072】本例によれば、CD演奏中である載置番号
「1」〜「3」に対応する番号部9Dのセグメントd1
〜d6の表示色を他の番号部9Eおよび9Fの表示色と
異なるように表示したので、いずれの載置面97〜99
に載置されたCDが演奏されているかを視覚的に容易か
つ直接的に認識できる。
【0073】なお、再生および録音を可能とするディス
ク装置では、再生時の番号部9Dのセグメントd1〜d
6の表示色を録音時の表示色と異なるようにしてもよ
い。
【0074】引き続き、チェンジボタン68a〜68e
を押圧操作してCDトレイ95が回転すると、表示素子
9の外枠9Gの適宜個数(本例では5個)のセグメント
a1〜a4,b4〜b7,c7〜c1およびg1〜g6
が順次所定の周期でCDトレイ95が回転しているかの
ように点滅させる。以下、図17を例にして説明する。
図17は、図1のCDトレイ95の位置状態に対応させ
たものである。
【0075】本例では、チェンジボタン68a〜68e
を押圧操作すると、例えば、CDトレイ95が時計回り
方向に回転する。そして、この回転をセンサー88,8
9で検出する(図25参照)。すると、マイクロコンピ
ュータ152の制御によって表示素子9の外枠9Gのセ
グメントa1〜a4,b4〜b7,c7〜c1,および
g1〜g6を順次点滅させる。
【0076】外枠9Gのセグメントの点滅は、図17A
に示すように、まずセグメントa1〜a4およびg1が
点灯し、次に、図17Bに示すように、セグメントa1
〜a4およびg1が消灯すると同時にセグメントg2お
よびb4〜b7が点灯する。引き続き、図17Cに示す
ように、セグメントg2およびb4〜b7が消灯すると
同時に、セグメントg3,g4およびc7〜c9が点灯
する。最後に、図17Dに示すように、セグメントg
3,g4およびc7〜c9が消灯すると同時に、セグメ
ントc1,g5,g6,a1,a2が点灯する。そし
て、CDトレイ95の回転中、この点滅はCDトレイ9
5の時計回り方向に対応するように時計回り方向に順次
繰返す。
【0077】なお、外枠9Gのセグメントの点滅速度は
CDトレイ95の回転速度に対応させてもよい。この場
合、外枠9Gのセグメントの点滅によってCDトレイ9
5の回転状態を視覚的に容易に認識できる。
【0078】また、CDトレイ95の回転停止の検出
は、センサー88,89で行ない、この検出信号に基づ
きマイクロコンピュータ152によって制御される。
【0079】なお、本例の場合の番号部9D〜9Fの表
示は、以下のように表示される。例えば、図11に示す
状態からCDトレイ95の回転中は、3ヶ所の番号部9
D〜9Fの適宜のセグメントd1〜d6,e1〜e6,
f1〜f6を同時に点滅させる。この場合、回転前の載
置番号「1」〜「3」に対応する番号部9D〜9Fのセ
グメントを点滅させる。
【0080】そして、CDトレイ95の回転が停止した
場合、回転後の載置面97〜99の載置番号「1」〜
「3」に対応して例えば図12に表示するように変更す
る。この場合、再生位置での載置番号に対応する番号部
9Dのセグメントd1〜d6のみを点滅させ、他の載置
番号に対応する番号部9Eおよび9Fのセグメントe1
〜e6のみを点滅させ、他の載置番号に対応する番号部
9Eおよび9Fのセグメントe1〜e6およびf1〜f
6を点灯させる。
【0081】そして、再生位置の載置面97〜99にC
Dが載置されていることをマイクロコンピュータ152
で確認した後にかかる番号部9Dのセグメントd1〜d
6を点灯させる。なお、CDトレイ95の位置状態やC
Dの載置状態の検出は、図23と同様である。
【0082】本例によれば、外枠9Gの適宜個数のセグ
メントa1〜a4,b4〜b7,c7〜c1およびg1
〜g6をサイクリックに順次所定の周期で点滅して全体
としてセグメントの表示がCDトレイ95が回転してい
るかのように点滅するので、CDトレイ95が回転して
いることを視覚的に容易に認識できる。
【0083】なお、CDトレイ95が反時計回り方向に
回転する場合には、この回転に対応するように反時計回
り方向に外枠9Gのセグメントを点滅させる。この場
合、CDトレイ95の回転方向が外枠9Gのセグメント
の点滅によって視覚的に容易に認識できる。また、CD
トレイ95が回転している状態を、外枠9Gを構成する
番号枠9A〜9Cの一部のセグメントa1〜a4,b4
〜b7,c7〜c9,c1のみを順次点滅させるように
表示してもよい。この場合、外枠9GのセグメントG1
〜G6は消灯あるいは点灯させてもよい。
【0084】なお、図18は他の実施例を示す図であ
り、本例ではCDトレイ95の回転状態を外枠9Gが逆
様になるようにした例である。例えば、CDトレイ95
が図1の状態から図4の状態に移行する状態を説明す
る。まず、CDトレイ95の回転前においては、図18
Aに示すように、番号部9D〜9Fの適宜のセグメント
を点灯させ、かつ、外枠9Gを構成するセグメントa1
〜a4,b4〜b7,c7〜c1およびg1〜g6を点
灯させる状態とする。
【0085】次に、図18Bに示すように、外枠9Hが
逆三角形状になるようにセグメントを配置する。外枠9
Hを逆三角形としたのは、CDトレイ95の回転途中で
図27に示すような位置状態に配されることに対応させ
たものである。そして、CDトレイ95の回転中、外枠
9Hのセグメントのすべてを点滅させる。また、表示素
子9の外枠9Hの点滅は、図25の例と同様にマイクロ
コンピュータ152によって制御される。なお、図18
Bに示す外枠9Hのセグメントは図18Aの表示素子9
のセグメントと当接しないように構成する。また、図1
8Bに示す状態では番号部9D〜9Fを消灯としてい
る。
【0086】最後に、番号部9D〜9Fが図4のCDト
レイ95の位置状態に対応するように適宜のセグメント
が点灯すると共に、外枠9Gを構成するセグメントも点
灯する。
【0087】本例によれば、CDトレイ95の回転状態
を逆三角形に配置した外枠9Hのセグメントを点滅させ
ることによって、CDトレイ95が回転していることを
視覚的に容易に認識できる。
【0088】上述した例では、載置番号「1」〜「3」
と対応する番号部9D〜9Fのセグメントを点灯させた
例であるが、この他に、番号枠9A〜9Cおよび外枠9
Gのセグメントを常時点灯させてもよい。例えば、図1
9に示すように、番号部9D〜9Fの適宜のセグメント
を点灯および外枠9Gのセグメントg1〜g6を点灯さ
せると共に、番号枠9A〜9Cのセグメントa1〜a
9,b1〜b9およびc1〜c9を点灯させる。なお、
図19は、図4のCDトレイ95の位置状態に対応させ
たものである。
【0089】そして、本例によれば、表示素子9の番号
枠9A〜9Cおよび外枠9Gのセグメントa1〜a6,
b1〜b6,c1〜c6およびg1〜g6をCDトレイ
95の形状と略対応するように配するので、番号枠9A
〜9Cおよび外枠9Gのセグメントを点灯させることに
よってCDトレイ95の外形を視覚的に容易に認識でき
る。また、本例によれば、複数の載置面97〜99の外
形も同時に表示されるので、CDトレイ95の収納後に
おいても、載置面97〜99の位置関係を視覚的に容易
に認識でき、安心感を与えることができる。
【0090】なお、本例によれば、CDトレイ95Gの
外形と略対応する形状を表示装置8で表示できるので、
ユーザーの趣味感を満足させることができる。
【0091】図19の例の場合、CDの演奏終了後の番
号枠9A〜9Cを消灯するように設定してもよい。な
お、図19は、CDトレイ95の載置面97〜99に夫
々載置された3枚のCDが未だ演奏される前の状態を示
すものである。
【0092】そして、例えば、載置番号「2」に載置さ
れたCDの演奏が終了し、かつ載置番号「1」に載置さ
れたCDが再生位置に位置した場合には、図20に示す
ように、載置番号「2」に対応する番号枠9Bのセグメ
ントb1〜b3,b8およびb9を消灯させる。また、
載置番号「2」および「3」に載置されたCDの演奏が
終了し、かつ載置番号「1」に載置されたCDが再生位
置に位置した場合には、図21に示すように、載置番号
「2」および「3」に対応する番号枠9および9Cのセ
グメントb1〜b3,b8,b9およびc2〜c6を消
灯させる。
【0093】さらに、すべてのCDの演奏が終了した場
合には、図22に示すように、番号部9D〜9Fの適宜
のセグメントが点灯すると共に、外枠9Gを構成するセ
グメントa1〜a4,b4〜b7,c7〜c1およびg
1〜g6が点灯している。この場合、例えばプレイボタ
ン69aを押圧操作してプレイを開始した後に、プレイ
が終了すると、図26に示すように、かかる載置面97
〜99のCDの再生が終了した旨の検出信号が光ピック
アップ57からマイクロコンピュータ152に供給され
てプレイ終了を確認する。そして、マイクロコンピュー
タ152の制御によって表示素子9のプレイが終了した
番号枠のセグメントは消灯される。
【0094】また、引続き、例えばチェンジボタン68
a〜68eを押圧操作してプレイを開始した後にプレイ
が終了すると、かかる載置面のCDの再生が終了した旨
の検出信号が光ピックアップ57からマイクロコンピュ
ータ152に供給されてプレイ終了を確認する。そし
て、引続き、表示素子9のプレイが終了した番号枠のセ
グメントは消灯される。
【0095】本例によれば、CDの演奏終了後にその演
奏を終了した載置番号「1」〜「3」に対応する表示素
子9の番号枠9A〜9Cのセグメントを消灯させるの
で、載置面97〜99に載置したCDのうち、いずれの
CDが既に演奏を終了したかを視覚的に容易に認識で
き、その後のプレイ操作を円滑に行なうことができる。
【0096】なお、上述実施例においては、表示素子9
が複数のセグメントで構成されたものであるが、表示素
子9は複数のドットで構成してもよい。また、上述実施
例においては、3ヶ所に載置面97〜99を形成して略
三角形状のトレイ95を示した例であるが、トレイの形
状、載置面の数はこれに限定されない。この場合、表示
素子9の外枠9Gの形状はトレイの形状に略対応させ
る。
【0097】さらに、トレイ70がキャビネット10よ
り引き出されてトレイ70の2ヶ所の載置面が開放され
た場合に、開放状態の載置面の載置番号に対応する番号
枠9Bおよび9C、あるいは番号部9Eおよび9Fのセ
グメントが点滅するように構成してもよい。この場合に
は、CDを交換できる載置面の載置番号「1」〜「3」
を表示装置8の表示によって視覚的に容易に認識でき
る。
【0098】また、上述実施例においては、載置面97
〜99を識別するための識別表示を載置番号「1」〜
「3」としたものであるが、載置面の識別表示はこれに
限定されず、アルファベット、星印等を用いてもよい。
この場合には、表示素子9による表示を載置面の識別表
示に略対応するようにする。
【0099】また、上述実施例においては、表示素子9
のセグメントの点灯制御を光ピックアップ57やセンサ
ー88,89の検出信号をマイクロコンピュータ152
に供給することによって行なっている例であるが、表示
素子9のセグメントの点灯制御は操作ボタンを操作する
ことによる操作信号をマイクロコンピュータ152に供
給することによって行なってもよい。
【0100】また、上述実施例においては、識別表示で
ある載置番号「1」〜「3」に関連した表示を載置面9
7〜99の外形に略対応させた番号枠9A〜9Cとした
例であるが、識別表示に関連した表示はこれに限定され
るものではない。
【0101】また、上述実施例は、コンパクトディスク
用のディスク装置の例であるが、この考案はその他のデ
ィスクを使用するディスク装置にも適用できる。また、
この考案は、再生の他に記録ができる形式のディスク装
置にも適用できる。
【0102】
【考案の効果】この考案によれば、表示素子による表示
が、載置面を複数形成したトレイの載置面の位置状態と
対応させて複数の載置面を識別するための識別表示また
は識別表示に関連した表示と略対応するようにすると共
に、載置面に載置されたディスクがプレイを終了したか
否かを検出する検出手段の検出信号に基づいてディスク
のプレイ終了を表示したので、載置面に載置されたディ
スクのうち、いずれのディスクが既にプレイを終了した
かを視覚的に容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のディスク装置の平面図である。
【図2】CDトレイの平面図である。
【図3】トレイおよび表パネルの斜視図である。
【図4】ディスク装置の使用状態を示す図である。
【図5】CDトレイの検出片の軌跡を示す図である。
【図6】CDトレイの再生位置の検出状態を説明するた
めの図である。
【図7】開閉ボタンによる動作等を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】開閉ボタンによる動作等を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】表示装置を示す図である。
【図10】表示素子を示す図である。
【図11】CDトレイの載置番号に対応する表示状態を
示す図である。
【図12】CDトレイの載置番号に対応する表示状態を
示す図である。
【図13】CDの載置有無の表示状態を示す図である。
【図14】CDの載置有無の表示状態を示す図である。
【図15】プレイ時での表示状態を示す図である。
【図16】プレイ時での他の表示状態を示す図である。
【図17】CDトレイの回転時での表示状態を示す図で
ある。
【図18】CDトレイの回転時での他の表示状態を示す
図である。
【図19】CDトレイの形状に対応する表示状態を示す
図である。
【図20】CDの再生有無の表示状態を示す図である。
【図21】CDの再生有無の表示状態を示す図である。
【図22】CDの再生有無の表示状態を示す図である。
【図23】表示素子の番号部のセグメントを制御するフ
ローチャートである。
【図24】表示素子の番号枠(番号部)のセグメントを
制御するフローチャートである。
【図25】表示素子の枠体のセグメントを制御するフロ
ーチャートである。
【図26】表示素子の番号枠のセグメントを制御するフ
ローチャートである。
【図27】CDトレイの回転状態を示す図である。
【図28】従来例の平面図である。
【符号の説明】
8 表示装置 9 表示素子 9A〜9C 番号枠 9D〜9F 番号部 9G,9H 外枠 10 キャビネット 57 光ピックアップ 65 表パネル 66,67 開閉ボタン 68(68a〜68e) チェンジボタン 69a プレイボタン 69b ストップボタン 70 トレイ 88 発光素子 89 受光素子 95 CDトレイ 97〜98 載置面 104〜106 検出片 a1〜a9,b1〜b9,c1〜c9,d1〜d6,e
1〜e6,f1〜f6,g1〜g6 セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 17/24 G11B 15/68

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクを載置する複数の載置面
    を形成した回転可能なトレイを回転させることにより、
    上記ディスクのうち任意のものを選択して使用状態とす
    ることができるディスク装置において、 上記ディスクの載置位置を識別するための識別表示を上
    記載置面にそれぞれ付したトレイと、 上記載置面に載置された上記ディスクのプレイ終了か否
    かを検出する検出手段と、 上記載置面に載置された上記ディスクのプレイ終了状態
    を表示し、複数のセグメント若しくは複数のドットで構
    成した表示素子と、 上記載置面のそれぞれに対応して設けられた複数の検出
    片と、 上記検出片を検出するセンサーとを設け、 上記センサーによる上記検出片の検出信号によって、上
    記トレイの回転によって移動するディスク載置面の識別
    表示に合わせて上記表示素子の表示状態が変化するよう
    に制御すると共に、上記表示素子によって上記検出手段
    の検出信号に基づいて上記ディスクのプレイ終了を表示
    するようにしたことを特徴とするディスク装置。
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