JP3224254B2 - ディスク装置 - Google Patents
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- JP3224254B2 JP3224254B2 JP00803792A JP803792A JP3224254B2 JP 3224254 B2 JP3224254 B2 JP 3224254B2 JP 00803792 A JP00803792 A JP 00803792A JP 803792 A JP803792 A JP 803792A JP 3224254 B2 JP3224254 B2 JP 3224254B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、複数のコン
パクトディスクの中から任意のものを選択して再生する
のに適用して好適なディスク装置に関する。
パクトディスクの中から任意のものを選択して再生する
のに適用して好適なディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置の中には、例えば同時に複
数のコンパクトディスク(CD)をそれぞれ別々に載置
して任意のCDを選択再生するもの(CDオートチェン
ジャーという)がある。
数のコンパクトディスク(CD)をそれぞれ別々に載置
して任意のCDを選択再生するもの(CDオートチェン
ジャーという)がある。
【0003】図34は、その一例の平面図である。1は
トレイであり、図示しないキャビネットに対して引き出
し可能に配されている。このトレイ1には、その中心か
ら回転軸1aが突設されている。2はトレイであり、下
方が開放された筒状をなしている。このトレイ2には、
CDを載置するための円形の載置面3が凹設されてい
る。載置面3は、トレイ2の中心から所定の距離Cと所
定の角間隔をもって3個配されている。載置面3には、
その中心点に向かって溝4が刻設されている。トレイ2
の中心には、孔5が設けられている。そして、トレイ1
の回転軸1aとトレイ2の孔5とを嵌合固定してトレイ
2を回転可能に配する。6は光ピックアップであり、図
示しないシャーシにスライド(図34では前後方向に移
動)可能に配されている。7はディスククランバであ
り、上下動可動に配されている。そして、CDの選択操
作を行なうと、トレイ2は回転して任意の載置面3が所
定の再生位置(ディスククランバ7に対応する位置)に
配される。引続き、ディスククランバ7が上昇してCD
を載置面3より持ち上げ、チャッキングされる。そし
て、ディスククランバ7に連接された図示しないモータ
が回転すると共に、光ピックアップ6がスライド(図3
4では前方向に移動)することにより、再生が行なわれ
る。
トレイであり、図示しないキャビネットに対して引き出
し可能に配されている。このトレイ1には、その中心か
ら回転軸1aが突設されている。2はトレイであり、下
方が開放された筒状をなしている。このトレイ2には、
CDを載置するための円形の載置面3が凹設されてい
る。載置面3は、トレイ2の中心から所定の距離Cと所
定の角間隔をもって3個配されている。載置面3には、
その中心点に向かって溝4が刻設されている。トレイ2
の中心には、孔5が設けられている。そして、トレイ1
の回転軸1aとトレイ2の孔5とを嵌合固定してトレイ
2を回転可能に配する。6は光ピックアップであり、図
示しないシャーシにスライド(図34では前後方向に移
動)可能に配されている。7はディスククランバであ
り、上下動可動に配されている。そして、CDの選択操
作を行なうと、トレイ2は回転して任意の載置面3が所
定の再生位置(ディスククランバ7に対応する位置)に
配される。引続き、ディスククランバ7が上昇してCD
を載置面3より持ち上げ、チャッキングされる。そし
て、ディスククランバ7に連接された図示しないモータ
が回転すると共に、光ピックアップ6がスライド(図3
4では前方向に移動)することにより、再生が行なわれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、トレイ2には3枚のCDをそれぞれ別々に配する
ための載置面3が3ケ所に形成されている。従って、ト
レイ2の直径が載置面3の直径の2倍と距離Cの2倍の
寸法以上必要となるので、ディスク装置自体が大型にな
るといった問題が生じる。
うに、トレイ2には3枚のCDをそれぞれ別々に配する
ための載置面3が3ケ所に形成されている。従って、ト
レイ2の直径が載置面3の直径の2倍と距離Cの2倍の
寸法以上必要となるので、ディスク装置自体が大型にな
るといった問題が生じる。
【0005】そこで、この発明は、ディスク装置の小型
化を図ることを目的とする。
化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明においては、複
数のディスクの中から任意のものを選択再生等するディ
スク装置において、溝部が形成された第1のトレイと、
この第1のトレイの溝部に係合する係合片を複数形成
し、かつ、ディスクを載置する載置面を複数形成した第
2のトレイを備え、第2のトレイを第1のトレイの中心
に対して偏心させて配し、第2のトレイの係合片が第1
のトレイの溝部に沿って移動して第2のトレイを偏心さ
せながら回転できるようにしたものである。
数のディスクの中から任意のものを選択再生等するディ
スク装置において、溝部が形成された第1のトレイと、
この第1のトレイの溝部に係合する係合片を複数形成
し、かつ、ディスクを載置する載置面を複数形成した第
2のトレイを備え、第2のトレイを第1のトレイの中心
に対して偏心させて配し、第2のトレイの係合片が第1
のトレイの溝部に沿って移動して第2のトレイを偏心さ
せながら回転できるようにしたものである。
【0007】
【作用】第2のトレイ95の複数の載置面97〜99に
複数のディスク9を各々載せる。任意のディスク9を選
択すると、第2のトレイ95は所定の再生位置まで回転
する。この際、第2のトレイ95は第1のトレイ70の
中心Qに対して偏心しながら回転する。第2のトレイ9
5を第1のトレイ70の中心Qに対して偏心させて配し
たので、第2のトレイ95を第1のトレイ70の溝部8
4に沿って規制しながら回転させることができる。従っ
て、第1のトレイ70の幅を短縮でき、ディスク装置を
小型化することができる。
複数のディスク9を各々載せる。任意のディスク9を選
択すると、第2のトレイ95は所定の再生位置まで回転
する。この際、第2のトレイ95は第1のトレイ70の
中心Qに対して偏心しながら回転する。第2のトレイ9
5を第1のトレイ70の中心Qに対して偏心させて配し
たので、第2のトレイ95を第1のトレイ70の溝部8
4に沿って規制しながら回転させることができる。従っ
て、第1のトレイ70の幅を短縮でき、ディスク装置を
小型化することができる。
【0008】また、この発明においては、第2のトレイ
95の係合片96a〜96cが第1のトレイ70の溝部
81に沿って移動して第2のトレイ95を偏心させなが
ら回転できる簡易な構成としたので、安価に製造でき
る。
95の係合片96a〜96cが第1のトレイ70の溝部
81に沿って移動して第2のトレイ95を偏心させなが
ら回転できる簡易な構成としたので、安価に製造でき
る。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図33を参照しながら、この発
明の一実施例について説明する。図1はトレイ70が引
き出された状態でのディスク装置の平面図である。な
お、図1においては、図示しない天井板等を取り外した
状態での平面を示すものである。
明の一実施例について説明する。図1はトレイ70が引
き出された状態でのディスク装置の平面図である。な
お、図1においては、図示しない天井板等を取り外した
状態での平面を示すものである。
【0010】まず、図1に基づいてディスク装置の全体
の構成を説明する。10はキャビネット、70はトレ
イ、95はCDトレイである。キャビネット10は、ト
レイ70を引き出し可能に構成する。トレイ70は、C
Dトレイ95を回転可能に構成する。
の構成を説明する。10はキャビネット、70はトレ
イ、95はCDトレイである。キャビネット10は、ト
レイ70を引き出し可能に構成する。トレイ70は、C
Dトレイ95を回転可能に構成する。
【0011】次に、キャビネット10の構成を、図2〜
図5に基づいて説明する。図2はキャビネットの平面
図、図3はキャビネット10にトレイ70の駆動機構お
よびCD9のチャッキング機構を取り付ける前の状態を
示す図である。図4は、図3のI−I線の断面図、図5
は図3のII−II線の断面図である。
図5に基づいて説明する。図2はキャビネットの平面
図、図3はキャビネット10にトレイ70の駆動機構お
よびCD9のチャッキング機構を取り付ける前の状態を
示す図である。図4は、図3のI−I線の断面図、図5
は図3のII−II線の断面図である。
【0012】キャビネット10は、基板11と一対の側
板12と後板13により一体的に形成される。14は凹
み面であり、この凹み面14は基板11のほぼ中央に形
成される。凹み面14には、トレイ70の駆動機構およ
び後述するディスク支持体56のカム機構が装着され
る。凹み面14には、図3〜図5に示すようなモータ取
付面15およびカム取付面16が形成される。
板12と後板13により一体的に形成される。14は凹
み面であり、この凹み面14は基板11のほぼ中央に形
成される。凹み面14には、トレイ70の駆動機構およ
び後述するディスク支持体56のカム機構が装着され
る。凹み面14には、図3〜図5に示すようなモータ取
付面15およびカム取付面16が形成される。
【0013】以下、トレイ70の駆動機構に関する構成
について説明する。モータ17は、図2の破線に示すよ
うに、モータ取付面15の底面に取り付けられる。そし
て、モータ17のプーリ18がモータ取付面15より上
方に突出している。19は回転子であり、この回転子1
9はモータ取付面15の近傍に配される。回転子19
は、図9および図10に示すように、プーリ部20とギ
ヤ部21が一体成形されている。なお、図9は、駆動機
構の概要を示す図、図10はキャビネット10の分解斜
視図である。
について説明する。モータ17は、図2の破線に示すよ
うに、モータ取付面15の底面に取り付けられる。そし
て、モータ17のプーリ18がモータ取付面15より上
方に突出している。19は回転子であり、この回転子1
9はモータ取付面15の近傍に配される。回転子19
は、図9および図10に示すように、プーリ部20とギ
ヤ部21が一体成形されている。なお、図9は、駆動機
構の概要を示す図、図10はキャビネット10の分解斜
視図である。
【0014】回転子19は、大径のプーリ部20が上側
に、小径のギヤ部21が下側になるようにキャビネット
10に配される。ベルト22は、図2および図9に示す
ように、プーリ18とプーリ部20とに掛装される。
に、小径のギヤ部21が下側になるようにキャビネット
10に配される。ベルト22は、図2および図9に示す
ように、プーリ18とプーリ部20とに掛装される。
【0015】24はギヤであり、ギヤ24はカム取付面
16の前側に配される。ギヤ24と回転子19との間に
はギヤ23が配される。ギヤ23は、図2、図9および
図10に示すように、大径のギヤ部23aと小径のギヤ
部23bが一体成形されている。ギヤ23は、小径のギ
ヤ部23bが上側に、大径のギヤ部23aが下側になる
ようにキャビネット10に配される。そして、回転子1
9のギヤ部21とギヤ23のギヤ部23aとは、図2に
示すように噛み合っている。
16の前側に配される。ギヤ24と回転子19との間に
はギヤ23が配される。ギヤ23は、図2、図9および
図10に示すように、大径のギヤ部23aと小径のギヤ
部23bが一体成形されている。ギヤ23は、小径のギ
ヤ部23bが上側に、大径のギヤ部23aが下側になる
ようにキャビネット10に配される。そして、回転子1
9のギヤ部21とギヤ23のギヤ部23aとは、図2に
示すように噛み合っている。
【0016】ギヤ24は、図6〜図8に示すように、大
きくは上段、中段、下段の3段のギヤ部25〜28が一
体成形されてなる。なお、図6はギヤ24の底面図、図
7は図6のIII−III線の断面図、図8は図6のIV−IV線
の断面図である。
きくは上段、中段、下段の3段のギヤ部25〜28が一
体成形されてなる。なお、図6はギヤ24の底面図、図
7は図6のIII−III線の断面図、図8は図6のIV−IV線
の断面図である。
【0017】ギヤ部25〜28は、図7および図8に示
すように、上から下に向かって順次縮径されるように形
成される。ギヤ部25と26は、ギヤ24の上段の上下
にそれぞれ形成される。つまり、ギヤ24の上段は、図
7および図8に示すように、その上下に2つのギヤ部2
5,26が形成される。ギヤ部25は、図6に示すよう
に、所定の角範囲θ1に亘って形成される。また、ギヤ
部26は、所定の角範囲θ2に亘って形成される。
すように、上から下に向かって順次縮径されるように形
成される。ギヤ部25と26は、ギヤ24の上段の上下
にそれぞれ形成される。つまり、ギヤ24の上段は、図
7および図8に示すように、その上下に2つのギヤ部2
5,26が形成される。ギヤ部25は、図6に示すよう
に、所定の角範囲θ1に亘って形成される。また、ギヤ
部26は、所定の角範囲θ2に亘って形成される。
【0018】ギヤ部25と26は、図7に示すように、
そのギヤの始端となるギヤ歯25aと26aとが上下に
おいて同一位置になるように形成される。従って、ギヤ
部25と26は、そのギヤ歯25aと26aとを境にし
て角範囲θ1とθ2とがそれぞれ逆方向において同一範
囲になるように設定される。
そのギヤの始端となるギヤ歯25aと26aとが上下に
おいて同一位置になるように形成される。従って、ギヤ
部25と26は、そのギヤ歯25aと26aとを境にし
て角範囲θ1とθ2とがそれぞれ逆方向において同一範
囲になるように設定される。
【0019】ギヤ部27は、図7および図8に示すよう
に、ギヤ24の中段に形成される。ギヤ部27は、ギヤ
24の全周面に亘って形成される。ギヤ部28は、図6
および図8に示すように、ギヤ24の下段に形成され
る。ギヤ部28は、図6に示すように、所定の角範囲θ
3に亘って形成される。従って、角範囲θ1〜θ3以外
の部位にはギヤ歯が形成されていない。なお、角範囲θ
1,θ2はトレイ70をスライドさせる距離を考慮して
設定される。角範囲θ3は後述する支持体54を傾動さ
せる角度等を考慮して設定される。
に、ギヤ24の中段に形成される。ギヤ部27は、ギヤ
24の全周面に亘って形成される。ギヤ部28は、図6
および図8に示すように、ギヤ24の下段に形成され
る。ギヤ部28は、図6に示すように、所定の角範囲θ
3に亘って形成される。従って、角範囲θ1〜θ3以外
の部位にはギヤ歯が形成されていない。なお、角範囲θ
1,θ2はトレイ70をスライドさせる距離を考慮して
設定される。角範囲θ3は後述する支持体54を傾動さ
せる角度等を考慮して設定される。
【0020】なお、ギヤ24には、図2および図8に示
すように、ストッパ29が適宜部位より上方向に向かっ
て突設される。このストッパ29は、所定時にトレイ7
0が引き出されるのを規制するためのものである。ま
た、ギヤ24には、図6および図7に示すように、操作
杆30が適宜部位より下方向に向かって突設される。こ
の操作杆30は、後述する位置検出体46の操作子46
aを操作するためのものである。
すように、ストッパ29が適宜部位より上方向に向かっ
て突設される。このストッパ29は、所定時にトレイ7
0が引き出されるのを規制するためのものである。ま
た、ギヤ24には、図6および図7に示すように、操作
杆30が適宜部位より下方向に向かって突設される。こ
の操作杆30は、後述する位置検出体46の操作子46
aを操作するためのものである。
【0021】ギヤ23のギヤ部23bとギヤ24のギヤ
部27とは、図9に示すように噛合している。ギヤ部2
7は上述したようにギヤ歯がギヤ24の全周面に形成さ
れているので、ギヤ24はモータ17の回転が常に伝達
される。
部27とは、図9に示すように噛合している。ギヤ部2
7は上述したようにギヤ歯がギヤ24の全周面に形成さ
れているので、ギヤ24はモータ17の回転が常に伝達
される。
【0022】ギヤ31は、図2に示すように、凹み面1
4の左側真中付近に配される。また、ギヤ33は、凹み
面14の左前側に配される。つまり、ギヤ31,33
は、図2に示すように、前後方向に直列状に配される。
ギヤ31,33は、図10に示すように、大径のギヤ部
(大径ギヤ部)31a,33aと小径のギヤ部(小径ギ
ヤ部)31b,33bとが一体成形されている。そし
て、ギヤ31,33は、大径ギヤ部31a,33aが上
側に、小径ギヤ部31b,33bが下側になるようにキ
ャビネット10に配される。なお、ギヤ31とギヤ33
は、共に同一ピッチ円になるように設定されている。
4の左側真中付近に配される。また、ギヤ33は、凹み
面14の左前側に配される。つまり、ギヤ31,33
は、図2に示すように、前後方向に直列状に配される。
ギヤ31,33は、図10に示すように、大径のギヤ部
(大径ギヤ部)31a,33aと小径のギヤ部(小径ギ
ヤ部)31b,33bとが一体成形されている。そし
て、ギヤ31,33は、大径ギヤ部31a,33aが上
側に、小径ギヤ部31b,33bが下側になるようにキ
ャビネット10に配される。なお、ギヤ31とギヤ33
は、共に同一ピッチ円になるように設定されている。
【0023】ギヤ24のギヤ部25とギヤ31の小径ギ
ヤ部31bとは、図2および図9に示すように噛み合っ
ている。そして、ギヤ部25は上述したようにギヤ歯が
所定の角範囲θ1にのみ形成されているので、ギヤ31
はギヤ部25の角範囲θ1に亘ってのみ回転する。
ヤ部31bとは、図2および図9に示すように噛み合っ
ている。そして、ギヤ部25は上述したようにギヤ歯が
所定の角範囲θ1にのみ形成されているので、ギヤ31
はギヤ部25の角範囲θ1に亘ってのみ回転する。
【0024】ギヤ24と33との間には、図2に示すよ
うに、ギヤ32が配される。このギヤ32は、ギヤ33
をギヤ31と逆方向に回転させるためのものである。ギ
ヤ32は図2および図29に示すように、ギヤ24のギ
ヤ部26と噛み合う。また、ギヤ32はギヤ33の小径
ギヤ部33bと噛み合っている。
うに、ギヤ32が配される。このギヤ32は、ギヤ33
をギヤ31と逆方向に回転させるためのものである。ギ
ヤ32は図2および図29に示すように、ギヤ24のギ
ヤ部26と噛み合う。また、ギヤ32はギヤ33の小径
ギヤ部33bと噛み合っている。
【0025】そして、ギヤ部26は上述したように、ギ
ヤ部25の角範囲θ1と同一角度の角範囲θ2にのみ形
成されているので、ギヤ33はギヤ部26の角範囲θ2
に亘ってのみ回転する。従って、ギヤ31と33は、そ
の回転方向を異にして同一量回転する。ギヤ31と33
の大径ギヤ部31aと33aは、後述するトレイ70の
ギヤ部93とそれぞれ噛み合う。
ヤ部25の角範囲θ1と同一角度の角範囲θ2にのみ形
成されているので、ギヤ33はギヤ部26の角範囲θ2
に亘ってのみ回転する。従って、ギヤ31と33は、そ
の回転方向を異にして同一量回転する。ギヤ31と33
の大径ギヤ部31aと33aは、後述するトレイ70の
ギヤ部93とそれぞれ噛み合う。
【0026】カム取付面16には、図2および図29に
示すように、カム35が配される。以下、カム35の構
成を、図11〜図13に基づいて説明する。図11は、
カム35の平面図、図12は図11のV−V線の断面
図、図13はカム面の展開図である。
示すように、カム35が配される。以下、カム35の構
成を、図11〜図13に基づいて説明する。図11は、
カム35の平面図、図12は図11のV−V線の断面
図、図13はカム面の展開図である。
【0027】カム35は、略円柱状をなし、その周面3
5aの上下端にフランジ36a,36bが一体成形され
てなる。周面35aには、図10および図12に示すよ
うに、カム面37が外方に向かって突設される。このカ
ム面37は、後述する支持体54の係合片58と係合さ
せるものである。カム面37は、図13に示すように、
下フランジ36bから上フランジ36aに亘って所定の
傾斜をもって形成される。
5aの上下端にフランジ36a,36bが一体成形され
てなる。周面35aには、図10および図12に示すよ
うに、カム面37が外方に向かって突設される。このカ
ム面37は、後述する支持体54の係合片58と係合さ
せるものである。カム面37は、図13に示すように、
下フランジ36bから上フランジ36aに亘って所定の
傾斜をもって形成される。
【0028】また、カム35の周面35aには、その上
フランジ36a側に操作杆38a,38bがカム35の
回転角に略対応した角度をもって2ケ所に形成される。
この操作杆38a,38bは、後述する位置検出体47
の操作子47aを操作するものである。また、カム35
は、図2、図11および図12に示すように、その上面
にギヤ部39が一体形成される。このギヤ部39は、図
11に示すように、所定の角範囲θ4に亘って形成され
る。そして、カム35は、ギヤ部39が上側になるよう
にキャビネット10に配される。
フランジ36a側に操作杆38a,38bがカム35の
回転角に略対応した角度をもって2ケ所に形成される。
この操作杆38a,38bは、後述する位置検出体47
の操作子47aを操作するものである。また、カム35
は、図2、図11および図12に示すように、その上面
にギヤ部39が一体形成される。このギヤ部39は、図
11に示すように、所定の角範囲θ4に亘って形成され
る。そして、カム35は、ギヤ部39が上側になるよう
にキャビネット10に配される。
【0029】ギヤ24のギヤ部28とカム35のギヤ部
39とは、図29に示すように噛合する。そして、ギヤ
部39は上述したように角範囲θ4にのみ形成されるの
で、カム35はギヤ部39の角範囲θ4に亘ってのみ回
転する。そのため、1個のモータ17によってトレイ7
0の駆動と後述する支持体54の傾動ができるように構
成される。
39とは、図29に示すように噛合する。そして、ギヤ
部39は上述したように角範囲θ4にのみ形成されるの
で、カム35はギヤ部39の角範囲θ4に亘ってのみ回
転する。そのため、1個のモータ17によってトレイ7
0の駆動と後述する支持体54の傾動ができるように構
成される。
【0030】また、カム35には、図2および図11に
示すように、上フランジ36aに略V字状の係合部40
a,40bが形成される。この係合部40a,40b
は、後述するストッパ42の係止片43と係合する。な
お、これらのギヤ23,24,31〜33等は、図3〜
図5に示すような支軸41a〜41gに回転可能に取り
付けられる。これらの支軸41a〜41gは、凹み面1
4上に立設されている。
示すように、上フランジ36aに略V字状の係合部40
a,40bが形成される。この係合部40a,40b
は、後述するストッパ42の係止片43と係合する。な
お、これらのギヤ23,24,31〜33等は、図3〜
図5に示すような支軸41a〜41gに回転可能に取り
付けられる。これらの支軸41a〜41gは、凹み面1
4上に立設されている。
【0031】カム取付面16の右側には、図2に示すよ
うに、ストッパ42が配される。このストッパ42は、
その平面形状が略L字状をなしている。ストッパ42の
左端には、係止片43が膨出している。ストッパ42
は、この係止片43とカム35の係合部40a,40b
とが係合できるように配される。ストッパ42は、図2
に示すように、その右側のスプリング受け部42aが上
方に向かって突設される。そして、ストッパ42は、支
軸41hに軸支されており、この支軸41hを中心とし
て傾動する。
うに、ストッパ42が配される。このストッパ42は、
その平面形状が略L字状をなしている。ストッパ42の
左端には、係止片43が膨出している。ストッパ42
は、この係止片43とカム35の係合部40a,40b
とが係合できるように配される。ストッパ42は、図2
に示すように、その右側のスプリング受け部42aが上
方に向かって突設される。そして、ストッパ42は、支
軸41hに軸支されており、この支軸41hを中心とし
て傾動する。
【0032】凹み面14には支軸41hの近傍に、図4
に示すようなスプリング受け44が立設されている。そ
して、ストッパ42のスプリング受け部42aとスプリ
ング受け44との間には、図2に示すように、スプリン
グ45が掛装される。従って、ストッパ42は常にスプ
リング45によって時計回り方向に付勢されている。そ
して、カム35に一定以上の回転力が与えられると、ス
トッパ42はスプリング45の付勢力に抗して反時計回
り方向に傾動する。これにより、カム35は、ストッパ
42との係合が解除されて回転する。
に示すようなスプリング受け44が立設されている。そ
して、ストッパ42のスプリング受け部42aとスプリ
ング受け44との間には、図2に示すように、スプリン
グ45が掛装される。従って、ストッパ42は常にスプ
リング45によって時計回り方向に付勢されている。そ
して、カム35に一定以上の回転力が与えられると、ス
トッパ42はスプリング45の付勢力に抗して反時計回
り方向に傾動する。これにより、カム35は、ストッパ
42との係合が解除されて回転する。
【0033】また、凹み面14には、図23に示すよう
に、その右側に位置検出体46,47が2個配される。
位置検出体46は、その操作子46aがギヤ24の操作
杆30と当接できるように配する。また、位置検出体4
7は、その操作子47aがカム35の操作杆38a,3
8bと当接できるように配する。
に、その右側に位置検出体46,47が2個配される。
位置検出体46は、その操作子46aがギヤ24の操作
杆30と当接できるように配する。また、位置検出体4
7は、その操作子47aがカム35の操作杆38a,3
8bと当接できるように配する。
【0034】そして、位置検出体46,47は、その操
作子46a,47aが時計回り方向あるいは反時計回り
方向に傾動する方向により、ギヤ24あるいはカム35
の回転方向を検出するためのものである。これは、本例
のディスク装置においては、後述するように、プレイ状
態においてもトレイ70を引き出しできるように構成す
るものであるから、位置検出体46,47でギヤ24あ
るいはカム35の回転状態を検出できるようにした。
作子46a,47aが時計回り方向あるいは反時計回り
方向に傾動する方向により、ギヤ24あるいはカム35
の回転方向を検出するためのものである。これは、本例
のディスク装置においては、後述するように、プレイ状
態においてもトレイ70を引き出しできるように構成す
るものであるから、位置検出体46,47でギヤ24あ
るいはカム35の回転状態を検出できるようにした。
【0035】次に、チャッキング機構に関する構成につ
いて説明する。このチャッキング機構は、プレイ中にお
いてもトレイ70を引き出せるように構成される。基板
11には、図2および図5に示すように、その凹み面1
4の後側に切欠51が形成される。切欠51上には、図
5および図29に示すように、保持体52が後板13の
上端より基板11と平行して連接される。つまり、この
保持体52はトレイ70の引き出し方向と逆側に形成さ
れる。保持体52には、図2に示されるように、その先
端にチャッキング部材53が配される。
いて説明する。このチャッキング機構は、プレイ中にお
いてもトレイ70を引き出せるように構成される。基板
11には、図2および図5に示すように、その凹み面1
4の後側に切欠51が形成される。切欠51上には、図
5および図29に示すように、保持体52が後板13の
上端より基板11と平行して連接される。つまり、この
保持体52はトレイ70の引き出し方向と逆側に形成さ
れる。保持体52には、図2に示されるように、その先
端にチャッキング部材53が配される。
【0036】支持体54は、図2および図29に示すよ
うに、切欠51に遊びをもって嵌め込まれる。支持体5
4は、図29に示すように、その軸55がキャビネット
10の後側中央付近に軸支されており、支持体54がキ
ャビネット10に対して傾動可能に配される。支持体5
4には、図2および図29に示すように、チャック部材
53に対応する部位にディスク支持体56が配される。
このディスク支持体56には、図示しないモータが連接
される。また、支持体54には、図2の破線および図2
7に示すように、ディスク支持体56の後側に光ピック
アップ57が前後方向にスライドできるように配され
る。
うに、切欠51に遊びをもって嵌め込まれる。支持体5
4は、図29に示すように、その軸55がキャビネット
10の後側中央付近に軸支されており、支持体54がキ
ャビネット10に対して傾動可能に配される。支持体5
4には、図2および図29に示すように、チャック部材
53に対応する部位にディスク支持体56が配される。
このディスク支持体56には、図示しないモータが連接
される。また、支持体54には、図2の破線および図2
7に示すように、ディスク支持体56の後側に光ピック
アップ57が前後方向にスライドできるように配され
る。
【0037】支持体54には、図29に示すように、そ
の先端下端縁より係合片58が前側に向かって突設され
る。この係合片58は、カム35のカム面37と係合す
る。そして、支持体54は、図29の実線および2点鎖
線に示すように、その軸55を中心として傾動する。つ
まり、カム35の回転によって係合片58がカム面37
の傾斜に沿って上下方向に移動するので、支持体54は
傾動する。そのため、CD9をチャッキングした場合に
は、図29の2点鎖線に示すように、支持体54が水平
状態となるように設定されている。チャッキング機構を
トレイ70の引き出し方向と逆側(後側)に配したの
は、チャッキング機構がトレイ70の引き出しを妨げな
いようにするためである。
の先端下端縁より係合片58が前側に向かって突設され
る。この係合片58は、カム35のカム面37と係合す
る。そして、支持体54は、図29の実線および2点鎖
線に示すように、その軸55を中心として傾動する。つ
まり、カム35の回転によって係合片58がカム面37
の傾斜に沿って上下方向に移動するので、支持体54は
傾動する。そのため、CD9をチャッキングした場合に
は、図29の2点鎖線に示すように、支持体54が水平
状態となるように設定されている。チャッキング機構を
トレイ70の引き出し方向と逆側(後側)に配したの
は、チャッキング機構がトレイ70の引き出しを妨げな
いようにするためである。
【0038】図1〜図4に示すように、キャビネット1
0の左右端にレール61が一体的に形成される。このレ
ール61は、トレイ70のスライド(前後)方向の移動
を案内するものである。62,63はストッパであり、
ストッパ62,63はキャビネット10に一体形成され
る。
0の左右端にレール61が一体的に形成される。このレ
ール61は、トレイ70のスライド(前後)方向の移動
を案内するものである。62,63はストッパであり、
ストッパ62,63はキャビネット10に一体形成され
る。
【0039】ストッパ62は、図2〜図4に示すよう
に、キャビネット10の左右端の適宜部位に形成され、
トレイ70の上方向の移動を規制する。また、ストッパ
63は、図1〜図4に示すように、レール61の近傍に
形成され、トレイ70がキャビネット10より引き抜か
れるのを防止するものである。ストッパ63は、図1に
示すように、トレイ70をCDトレイ95の2ケ所の載
置面97〜99が露出できるまで引き出させる位置に形
成される。
に、キャビネット10の左右端の適宜部位に形成され、
トレイ70の上方向の移動を規制する。また、ストッパ
63は、図1〜図4に示すように、レール61の近傍に
形成され、トレイ70がキャビネット10より引き抜か
れるのを防止するものである。ストッパ63は、図1に
示すように、トレイ70をCDトレイ95の2ケ所の載
置面97〜99が露出できるまで引き出させる位置に形
成される。
【0040】64はトレイ70の位置を検出するスイッ
チである。このスイッチ64は、図1および図2に示す
ように、キャビネット10の後側に配され、トレイ70
がキャビネット10内に収納されていることを検出す
る。
チである。このスイッチ64は、図1および図2に示す
ように、キャビネット10の後側に配され、トレイ70
がキャビネット10内に収納されていることを検出す
る。
【0041】トレイ70の構成を、図14〜図18に基
づいて説明する。図14はトレイ70の平面図、図15
は図14のVI−VI線の拡大断面図である。図16はトレ
イ70にCDトレイ95の駆動機構を取り付ける前の状
態を示す図、図17および図18はトレイ70の分解斜
視図である。
づいて説明する。図14はトレイ70の平面図、図15
は図14のVI−VI線の拡大断面図である。図16はトレ
イ70にCDトレイ95の駆動機構を取り付ける前の状
態を示す図、図17および図18はトレイ70の分解斜
視図である。
【0042】トレイ70は、その右後側にモータ取付部
70aが、中央にギヤ取付部70bがそれぞれ形成され
る。このギヤ取付部70bは、図14に示すような凹み
面85の中央に凹設される。ギヤ取付部70bは、図1
6に示すように、その中心(トレイ70の中心)Qに支
軸70dと、ギヤ取付部70bの右側に切欠70cがそ
れぞれ形成される。切欠70cは、図14および図15
に示すように、後述するギヤ76を逃がすためのもので
ある。
70aが、中央にギヤ取付部70bがそれぞれ形成され
る。このギヤ取付部70bは、図14に示すような凹み
面85の中央に凹設される。ギヤ取付部70bは、図1
6に示すように、その中心(トレイ70の中心)Qに支
軸70dと、ギヤ取付部70bの右側に切欠70cがそ
れぞれ形成される。切欠70cは、図14および図15
に示すように、後述するギヤ76を逃がすためのもので
ある。
【0043】トレイ70は、そのギヤ取付部70bの外
周付近で、かつ、支軸70d(中心Q)を中心として略
四角形の溝部である案内溝81が刻設される。案内溝8
1は、直線部81a〜81dと隅角部81e〜81hか
らなる。、この案内溝81は、後述するCDトレイ95
の係合片96a〜96cとを係合してCDトレイ95を
支持すると共に、CDトレイ95の移動を案内するため
に形成する。トレイ70には、その案内溝81の右側に
角孔70fが、この角孔70fとギヤ取付部70bとの
間の底面側にギヤ76の支軸70eがそれぞれ形成され
る。
周付近で、かつ、支軸70d(中心Q)を中心として略
四角形の溝部である案内溝81が刻設される。案内溝8
1は、直線部81a〜81dと隅角部81e〜81hか
らなる。、この案内溝81は、後述するCDトレイ95
の係合片96a〜96cとを係合してCDトレイ95を
支持すると共に、CDトレイ95の移動を案内するため
に形成する。トレイ70には、その案内溝81の右側に
角孔70fが、この角孔70fとギヤ取付部70bとの
間の底面側にギヤ76の支軸70eがそれぞれ形成され
る。
【0044】トレイ70には、モータ取付部70aにモ
ータ71が取り付けられる。トレイ70の底面には、図
14および図15に示すように、その右側にウォームシ
ャフト72が回転可能に取り付けられる。このウォーム
シャフト72は、図18に示すように、その一端にプー
リ73が、他端にギヤ部74が形成される。そして、ウ
ォームシャフト72は、プーリ73がモータ取付部70
aに、ギヤ部74が角孔70fに対向するように配され
る。ウォームシャフト72のプーリ73とモータ71の
プーリ71aには、図14の破線に示すように、ベルト
75が掛けられる。
ータ71が取り付けられる。トレイ70の底面には、図
14および図15に示すように、その右側にウォームシ
ャフト72が回転可能に取り付けられる。このウォーム
シャフト72は、図18に示すように、その一端にプー
リ73が、他端にギヤ部74が形成される。そして、ウ
ォームシャフト72は、プーリ73がモータ取付部70
aに、ギヤ部74が角孔70fに対向するように配され
る。ウォームシャフト72のプーリ73とモータ71の
プーリ71aには、図14の破線に示すように、ベルト
75が掛けられる。
【0045】ギヤ76は、図15に示すように、支軸7
0eに回転可能に取り付けられる。ギヤ76は、ウォー
ムシャフト72のギヤ部74と噛み合うように配され
る。ギヤ79は、図14および図15に示すように、支
軸70dに回転可能に配される。ギヤ79は、図14お
よび図15に示すように、ギヤ76と噛み合うように配
される。また、ギヤ部79aは、図14の2点鎖線に示
すように、後述するCDトレイ95のギヤ部102と噛
み合う。
0eに回転可能に取り付けられる。ギヤ76は、ウォー
ムシャフト72のギヤ部74と噛み合うように配され
る。ギヤ79は、図14および図15に示すように、支
軸70dに回転可能に配される。ギヤ79は、図14お
よび図15に示すように、ギヤ76と噛み合うように配
される。また、ギヤ部79aは、図14の2点鎖線に示
すように、後述するCDトレイ95のギヤ部102と噛
み合う。
【0046】トレイ70は、図14および図16に示す
ように、その後側の中央つまりディスク支持体56や光
ピックアップ57に対向する部位に切欠87が形成され
る。この切欠87は、ディスク支持体56等を逃がすた
めに形成される。また、切欠87はCD9のチャッキン
グ状態でトレイ70がキャビネット10より引き出せる
ようにするものである。
ように、その後側の中央つまりディスク支持体56や光
ピックアップ57に対向する部位に切欠87が形成され
る。この切欠87は、ディスク支持体56等を逃がすた
めに形成される。また、切欠87はCD9のチャッキン
グ状態でトレイ70がキャビネット10より引き出せる
ようにするものである。
【0047】トレイ70は、図14および図15に示す
ように、その凹み面85の外周にレーン面86が形成さ
れる。また、トレイ70には、図14に示すように、切
欠87の右側にセンサである発光素子88と受光素子8
9が対向するように配される。このセンサ88,89
は、後述するCDトレイ95の検出体104〜106の
軌跡間の幅の狭い交点Tに対応する部位に配する。
ように、その凹み面85の外周にレーン面86が形成さ
れる。また、トレイ70には、図14に示すように、切
欠87の右側にセンサである発光素子88と受光素子8
9が対向するように配される。このセンサ88,89
は、後述するCDトレイ95の検出体104〜106の
軌跡間の幅の狭い交点Tに対応する部位に配する。
【0048】トレイ70には、図15に示すように、キ
ャビネット10のレール61に対向する部位にレール受
け90が、キャビネット10のストッパ62に対向する
部位にストッパ受け91がそれぞれ形成される。また、
トレイ70には、図15および図16に示すように、キ
ャビネット10に配されるギヤ31,33に対応する部
位にギヤ部93が形成される。このギヤ部93は、トレ
イ70の引き出しを円滑かつ適正に行なうためのもので
あり、ギヤ31,33と噛合する。
ャビネット10のレール61に対向する部位にレール受
け90が、キャビネット10のストッパ62に対向する
部位にストッパ受け91がそれぞれ形成される。また、
トレイ70には、図15および図16に示すように、キ
ャビネット10に配されるギヤ31,33に対応する部
位にギヤ部93が形成される。このギヤ部93は、トレ
イ70の引き出しを円滑かつ適正に行なうためのもので
あり、ギヤ31,33と噛合する。
【0049】さらに、トレイ70には、図16の破線に
示すように、キャビネット10に配されるギヤ24に対
応する適宜部位に係合片94が形成される。そして、ギ
ヤ24が所定の回転角(CD9のチャッキング状態)に
なった場合、ギヤ24のストッパ29がトレイ70の係
合片94と対向してトレイ70の引き出しが規制され
る。なお、図18に示すような表パネル65は、図示し
ないキャビネット本体に取り付けられる。
示すように、キャビネット10に配されるギヤ24に対
応する適宜部位に係合片94が形成される。そして、ギ
ヤ24が所定の回転角(CD9のチャッキング状態)に
なった場合、ギヤ24のストッパ29がトレイ70の係
合片94と対向してトレイ70の引き出しが規制され
る。なお、図18に示すような表パネル65は、図示し
ないキャビネット本体に取り付けられる。
【0050】CDトレイ95の構成を、図19〜図22
に基づいて説明する。図19はCDトレイ95の平面
図、図20は図19のVIII−VIII線の拡大断面図であ
る。図21は図19のIX−IX線の拡大断面図、図22は
CDトレイ95の裏面図である。
に基づいて説明する。図19はCDトレイ95の平面
図、図20は図19のVIII−VIII線の拡大断面図であ
る。図21は図19のIX−IX線の拡大断面図、図22は
CDトレイ95の裏面図である。
【0051】CDトレイ95は、図1および図19に示
すように、三辺が弧状の三角形状をなしている。また、
CDトレイ95には、その上面に所定の角間隔(本例で
は120度)をもってCDを載置する載置面97〜99
が3ケ所に凹設されている。なお、CDトレイ95は、
その中心Pに凹部95aが形成される。
すように、三辺が弧状の三角形状をなしている。また、
CDトレイ95には、その上面に所定の角間隔(本例で
は120度)をもってCDを載置する載置面97〜99
が3ケ所に凹設されている。なお、CDトレイ95は、
その中心Pに凹部95aが形成される。
【0052】また、CDトレイ95には、図1、図19
および図20に示すように、その外周より載置面97〜
99の中心と同一線上のCDトレイ95の中心に向かっ
て切欠100が形成されている。この切欠100は、載
置面97〜99の中心付近まで形成されている。そし
て、切欠100をCDトレイ95の外周から載置面97
〜99の中心に向かって形成したのは、チャッキング状
態でトレイ70を引き出す際に、CDトレイ95がディ
スク支持体56や光ピックアップ57と衝突するのを防
止するためである。また、切欠100はCD9をディス
ク支持体56や光ピックアップ57と対向させるための
ものである。
および図20に示すように、その外周より載置面97〜
99の中心と同一線上のCDトレイ95の中心に向かっ
て切欠100が形成されている。この切欠100は、載
置面97〜99の中心付近まで形成されている。そし
て、切欠100をCDトレイ95の外周から載置面97
〜99の中心に向かって形成したのは、チャッキング状
態でトレイ70を引き出す際に、CDトレイ95がディ
スク支持体56や光ピックアップ57と衝突するのを防
止するためである。また、切欠100はCD9をディス
ク支持体56や光ピックアップ57と対向させるための
ものである。
【0053】CDトレイ95には、図1および図21に
示すように、その外周より載置面97〜99の外周に向
かって凹部101が形成される。この凹部101は、1
ケ所の載置面97〜99に対して切欠100を挟む2ケ
所に形成される。凹部101は、図21に示すように、
載置面97〜99より若干低くなるように設定される。
そして、凹部101は、CD9を載置面97〜99から
容易に外すことができるようにするための部位である。
つまり、凹部101によってCD9の下面に指先が入る
等のスペースを設けたのである。
示すように、その外周より載置面97〜99の外周に向
かって凹部101が形成される。この凹部101は、1
ケ所の載置面97〜99に対して切欠100を挟む2ケ
所に形成される。凹部101は、図21に示すように、
載置面97〜99より若干低くなるように設定される。
そして、凹部101は、CD9を載置面97〜99から
容易に外すことができるようにするための部位である。
つまり、凹部101によってCD9の下面に指先が入る
等のスペースを設けたのである。
【0054】CDトレイ95には、図22および図20
に示すように、ギヤ部102が凹部95aを中心に下方
に向かって形成される。このギヤ部102は、載置面9
7〜99の切欠100の内側に形成される。ギヤ部10
2は、図20および図22に示すように内歯状に形成さ
れ、トレイ70に配されるギヤ79と噛合する。そし
て、ギヤ部102とギヤ79とのギヤ比は一例として
3:2になるように設定されている。
に示すように、ギヤ部102が凹部95aを中心に下方
に向かって形成される。このギヤ部102は、載置面9
7〜99の切欠100の内側に形成される。ギヤ部10
2は、図20および図22に示すように内歯状に形成さ
れ、トレイ70に配されるギヤ79と噛合する。そし
て、ギヤ部102とギヤ79とのギヤ比は一例として
3:2になるように設定されている。
【0055】CDトレイ95には、図22および図19
に示すように、切欠100とギヤ部102との間に係合
片96a〜96cが下方に向かって突設される。この係
合片96a〜96cは、載置面97〜99にそれぞれ対
応して3ケ所に形成される。また、係合片96a〜96
cは、図14に示すように、トレイ70の案内溝81に
それぞれ対応するように形成される。そして、係合片9
6a〜96cが案内溝81と係合することによってCD
トレイ95をトレイ70に装着する。また、係合片96
a〜96cが案内溝81と係合する状態、つまりCDト
レイ95がトレイ70に装着されている状態では、図1
4および図24に示すように、CDトレイ70はその中
心Pがトレイ70の中心Qに対して一定の距離Lをもっ
て偏心している。
に示すように、切欠100とギヤ部102との間に係合
片96a〜96cが下方に向かって突設される。この係
合片96a〜96cは、載置面97〜99にそれぞれ対
応して3ケ所に形成される。また、係合片96a〜96
cは、図14に示すように、トレイ70の案内溝81に
それぞれ対応するように形成される。そして、係合片9
6a〜96cが案内溝81と係合することによってCD
トレイ95をトレイ70に装着する。また、係合片96
a〜96cが案内溝81と係合する状態、つまりCDト
レイ95がトレイ70に装着されている状態では、図1
4および図24に示すように、CDトレイ70はその中
心Pがトレイ70の中心Qに対して一定の距離Lをもっ
て偏心している。
【0056】また、CDトレイ95には、図22に示す
ように、その裏面の外周寄りに弧状の接触片103と、
この接触片103の内側に検出片104〜106が3ケ
所に形成される。この接触片103と検出片104〜1
06とは、図20および図21に示すように、下方に向
かって突設されている。検出片104〜106は、図2
0に示すように、接触片103よりも長くなるように設
定される。
ように、その裏面の外周寄りに弧状の接触片103と、
この接触片103の内側に検出片104〜106が3ケ
所に形成される。この接触片103と検出片104〜1
06とは、図20および図21に示すように、下方に向
かって突設されている。検出片104〜106は、図2
0に示すように、接触片103よりも長くなるように設
定される。
【0057】そして、接触片103は、図15に示すよ
うに、その先端がトレイ70のレーン面86と接触して
CDトレイ95の回転を円滑にする。また、検出片10
4〜106は、その先端がトレイ70の凹み面85内を
移動する。
うに、その先端がトレイ70のレーン面86と接触して
CDトレイ95の回転を円滑にする。また、検出片10
4〜106は、その先端がトレイ70の凹み面85内を
移動する。
【0058】検出片104〜106が発光素子88と受
光素子89の間を通過することにより、CDトレイ95
の載置面97〜99の位置状態が検出される。図19の
状態では、前側に配されるのが第1の載置面97を検出
する検出片104、左側に配されるのが第2の載置面9
8を検出する検出片105、右側に配されるのが第3の
載置面99を検出する検出片106となっている。な
お、CDトレイ95には、図19および図20に示すよ
うに、その切欠100と凹部101の間の外周部に載置
面97〜99よりも若干高めに設定された突部97a〜
99aがそれぞれ形成される。この突部97a〜99a
は、CD9の移動を規制するためのものである。
光素子89の間を通過することにより、CDトレイ95
の載置面97〜99の位置状態が検出される。図19の
状態では、前側に配されるのが第1の載置面97を検出
する検出片104、左側に配されるのが第2の載置面9
8を検出する検出片105、右側に配されるのが第3の
載置面99を検出する検出片106となっている。な
お、CDトレイ95には、図19および図20に示すよ
うに、その切欠100と凹部101の間の外周部に載置
面97〜99よりも若干高めに設定された突部97a〜
99aがそれぞれ形成される。この突部97a〜99a
は、CD9の移動を規制するためのものである。
【0059】次に、本例のディスク装置の動作を説明す
る。まず、トレイ70をキャビネット10から引き出す
駆動機構の動作を、図1、図2および図23に基づいて
説明する。
る。まず、トレイ70をキャビネット10から引き出す
駆動機構の動作を、図1、図2および図23に基づいて
説明する。
【0060】本例のディスク装置においては、ストップ
状態でトレイ70を引き出すことができる他に、CD9
のチャッキング状態、つまりプレイ状態でもトレイ70
を引き出すことができるようになされている。そのた
め、本例においては、図18に示すように、トレイ70
の開閉ボタン66,67が表パネル65の上端右側に2
個配される。開閉ボタン66は、ストップ状態でトレイ
70を引き出すためのものである。開閉ボタン67は、
プレイ状態でトレイ70を引き出すためのものである。
状態でトレイ70を引き出すことができる他に、CD9
のチャッキング状態、つまりプレイ状態でもトレイ70
を引き出すことができるようになされている。そのた
め、本例においては、図18に示すように、トレイ70
の開閉ボタン66,67が表パネル65の上端右側に2
個配される。開閉ボタン66は、ストップ状態でトレイ
70を引き出すためのものである。開閉ボタン67は、
プレイ状態でトレイ70を引き出すためのものである。
【0061】開閉ボタン66を押圧操作すると、モータ
17が回転してギヤ24を時計回り方向に回転させる。
この時、ギヤ24は、カム35のギヤ部39とは噛合し
ているが、ギヤ31および32とは噛合していない。ギ
ヤ24が回転すると、カム35が反時計回り方向に回転
してチャッキングを解除した後に、ギヤ24のギヤ部2
5とギヤ31の小径ギヤ31bとが噛合してトレイ70
を前方向に移動させる。従って、トレイ70は、図1に
示す状態にまで引き出される。なお、この際、ギヤ33
はトレイ70のギヤ部93と噛合しているので反時計回
り方向に回転するが、時計回り方向に回転するギヤ32
が時計回り方向に回転しているギヤ24と噛合していな
いので、何ら支障がない。
17が回転してギヤ24を時計回り方向に回転させる。
この時、ギヤ24は、カム35のギヤ部39とは噛合し
ているが、ギヤ31および32とは噛合していない。ギ
ヤ24が回転すると、カム35が反時計回り方向に回転
してチャッキングを解除した後に、ギヤ24のギヤ部2
5とギヤ31の小径ギヤ31bとが噛合してトレイ70
を前方向に移動させる。従って、トレイ70は、図1に
示す状態にまで引き出される。なお、この際、ギヤ33
はトレイ70のギヤ部93と噛合しているので反時計回
り方向に回転するが、時計回り方向に回転するギヤ32
が時計回り方向に回転しているギヤ24と噛合していな
いので、何ら支障がない。
【0062】また、ギヤ24が時計回り方向に回転する
ので、図23の2点鎖線に示すように、その操作杆30
が位置検出体46の操作子46aを反時計回り方向に傾
動させる。これによって、ストップ中にトレイ70が引
き出されたのが検出され、その検出信号が制御系に供給
される。
ので、図23の2点鎖線に示すように、その操作杆30
が位置検出体46の操作子46aを反時計回り方向に傾
動させる。これによって、ストップ中にトレイ70が引
き出されたのが検出され、その検出信号が制御系に供給
される。
【0063】次に、トレイ70がキャビネット10より
図1に示す状態にまで引き出された後に、ユーザーはC
D9をCDトレイ95の載置面97〜99に載置する。
この状態で、再び開閉ボタン66を押圧操作すると、モ
ータ17が回転してギヤ24を反時計回り方向に回転さ
せる。これにより、ギヤ31が時計回り方向に回転する
ので、トレイ70は後方向に引き戻されてキャビネット
10内に収納される。
図1に示す状態にまで引き出された後に、ユーザーはC
D9をCDトレイ95の載置面97〜99に載置する。
この状態で、再び開閉ボタン66を押圧操作すると、モ
ータ17が回転してギヤ24を反時計回り方向に回転さ
せる。これにより、ギヤ31が時計回り方向に回転する
ので、トレイ70は後方向に引き戻されてキャビネット
10内に収納される。
【0064】また、この収納途中の状態では、図23の
実線に示すように、ギヤ24の操作杆30が位置検出体
46の操作子46aより離れるので、位置検出体46に
よってトレイ70がキャビネット10内に収納されるこ
とを制御系に伝達する。
実線に示すように、ギヤ24の操作杆30が位置検出体
46の操作子46aより離れるので、位置検出体46に
よってトレイ70がキャビネット10内に収納されるこ
とを制御系に伝達する。
【0065】CD9を選定するには、表パネル65の上
端中央に配される3個のチェンジボタン68a〜68c
および表パネル65の右側略中央に配される2個のチェ
ンジボタン68d,68e(図18参照)を押圧操作す
る。なお、チェンジボタン68a〜68cはダイレクト
に載置面97〜99を選択できるもので、チェンジボタ
ン68d,68eはCDトレイ95を1/3ずつ正逆方
向に回転させて載置面97〜99を移動させるものであ
る。
端中央に配される3個のチェンジボタン68a〜68c
および表パネル65の右側略中央に配される2個のチェ
ンジボタン68d,68e(図18参照)を押圧操作す
る。なお、チェンジボタン68a〜68cはダイレクト
に載置面97〜99を選択できるもので、チェンジボタ
ン68d,68eはCDトレイ95を1/3ずつ正逆方
向に回転させて載置面97〜99を移動させるものであ
る。
【0066】例えば、第1の載置面97上のCDを選択
した場合、図1の状態にあるCDトレイ95を120度
回転させることにより、図28に示すように、第1の載
置面97をディスク支持体56等に対応させる必要があ
る。つまり、CDトレイ95を第1の載置面97の再生
位置まで回転させる。以下、CDトレイ95を回転させ
る機構の動作を、図14および図24〜図28に基づい
て説明する。
した場合、図1の状態にあるCDトレイ95を120度
回転させることにより、図28に示すように、第1の載
置面97をディスク支持体56等に対応させる必要があ
る。つまり、CDトレイ95を第1の載置面97の再生
位置まで回転させる。以下、CDトレイ95を回転させ
る機構の動作を、図14および図24〜図28に基づい
て説明する。
【0067】まず、チェンジボタン68aを押圧操作す
ると、モータ71が回転してギヤ79を時計回り方向に
回転させる。この時、図14に示すように、係合片96
a〜96cが案内溝81と係合してCDトレイ95の移
動を規制しているので、ギヤ79がCDトレイ95のギ
ヤ部102と噛合し続ける。そのため、CDトレイ95
のギヤ部102で発生したモーメントが係合片96a〜
96cに作用する。
ると、モータ71が回転してギヤ79を時計回り方向に
回転させる。この時、図14に示すように、係合片96
a〜96cが案内溝81と係合してCDトレイ95の移
動を規制しているので、ギヤ79がCDトレイ95のギ
ヤ部102と噛合し続ける。そのため、CDトレイ95
のギヤ部102で発生したモーメントが係合片96a〜
96cに作用する。
【0068】従って、CDトレイ95は、図14の矢印
Rに示すように、時計回り方向に回転する。すると、係
合片96a〜96cが案内溝81に沿って図14の状態
から図24の状態へと規制されながら移動する。そし
て、案内溝81はトレイ70の支軸70d(中心Q)を
中心として略正四角形をなして形成されているので、C
Dトレイ95はその中心Pがトレイ70の中心Qに対し
て常に一定の距離Lをもって偏心しながら回転する。つ
まり、CDトレイ95はその中心Pがトレイ70の中心
Qに対し偏心して配されているので、CDトレイ95は
その載置面97〜99の先端が略楕円を描きながら回転
する。
Rに示すように、時計回り方向に回転する。すると、係
合片96a〜96cが案内溝81に沿って図14の状態
から図24の状態へと規制されながら移動する。そし
て、案内溝81はトレイ70の支軸70d(中心Q)を
中心として略正四角形をなして形成されているので、C
Dトレイ95はその中心Pがトレイ70の中心Qに対し
て常に一定の距離Lをもって偏心しながら回転する。つ
まり、CDトレイ95はその中心Pがトレイ70の中心
Qに対し偏心して配されているので、CDトレイ95は
その載置面97〜99の先端が略楕円を描きながら回転
する。
【0069】なお、この場合、CDトレイ95がR方向
に回転することによってギヤ79とギヤ部102とが噛
合し続け、CDトレイ95の中心Pがトレイ70の中心
Qに対してR方向とは逆方向に移動する。また係合片9
6a〜96cは、図14の状態から図24の状態を経な
がら案内溝81を移動する。
に回転することによってギヤ79とギヤ部102とが噛
合し続け、CDトレイ95の中心Pがトレイ70の中心
Qに対してR方向とは逆方向に移動する。また係合片9
6a〜96cは、図14の状態から図24の状態を経な
がら案内溝81を移動する。
【0070】第2の載置面98の切欠100がディスク
支持体56に対応している図1の状態にあるCDトレイ
95では、図14に示すように、その係合片96aが直
線部81bの前側に、係合片96bは直線部81cの中
央に、係合片96cが直線部81dの前側にそれぞれ位
置している。この状態でのCDトレイ95の中心Pと支
軸70dの位置関係は、支軸70dが中心Pの後側に位
置している。なお、係合片96aと96cの前後方向の
位置関係は、図14に示すように、同一位置になる。
支持体56に対応している図1の状態にあるCDトレイ
95では、図14に示すように、その係合片96aが直
線部81bの前側に、係合片96bは直線部81cの中
央に、係合片96cが直線部81dの前側にそれぞれ位
置している。この状態でのCDトレイ95の中心Pと支
軸70dの位置関係は、支軸70dが中心Pの後側に位
置している。なお、係合片96aと96cの前後方向の
位置関係は、図14に示すように、同一位置になる。
【0071】引続き、ギヤ79が時計回り方向に回転す
ると、CDトレイ95は偏心しながら時計回り方向に回
転して図25に示す状態となる。図示しないが、この状
態では係合片96aが直線部81bの中央に、係合片9
6bが直線部81cの右側に、係合片96cが直線部8
1aの右側にそれぞれ位置する。そして、CDトレイ9
5が図1の状態から図25の状態に移動する際、CDト
レイ95は、図24に示すように、その係合片96aが
直線部81bの中央と隅角部81eとの中間に、係合片
96bが直線部81cの中央と隅角部81gとの中間
に、係合片96cが隅角部81hの後側にそれぞれ位置
する。
ると、CDトレイ95は偏心しながら時計回り方向に回
転して図25に示す状態となる。図示しないが、この状
態では係合片96aが直線部81bの中央に、係合片9
6bが直線部81cの右側に、係合片96cが直線部8
1aの右側にそれぞれ位置する。そして、CDトレイ9
5が図1の状態から図25の状態に移動する際、CDト
レイ95は、図24に示すように、その係合片96aが
直線部81bの中央と隅角部81eとの中間に、係合片
96bが直線部81cの中央と隅角部81gとの中間
に、係合片96cが隅角部81hの後側にそれぞれ位置
する。
【0072】図25の状態、つまり第1の載置面97の
切欠100がトレイ70の左右方向と水平となる状態で
は、CDトレイ95の中心Pが支軸70dの右側に位置
している。
切欠100がトレイ70の左右方向と水平となる状態で
は、CDトレイ95の中心Pが支軸70dの右側に位置
している。
【0073】引続き、CDトレイ95が偏心しながら回
転すると、図26の状態つまり第3の載置面99の切欠
100がトレイ70の前後方向と水平状態となる。図示
しないが、この状態では、係合片96aが直線部81b
の中央に、係合片96bが直線部81cの右側に、係合
片96cが直線部81aの右側にそれぞれ位置する。ま
た、この状態では、CDトレイ95の中心Pが支軸70
dの後側に位置している。
転すると、図26の状態つまり第3の載置面99の切欠
100がトレイ70の前後方向と水平状態となる。図示
しないが、この状態では、係合片96aが直線部81b
の中央に、係合片96bが直線部81cの右側に、係合
片96cが直線部81aの右側にそれぞれ位置する。ま
た、この状態では、CDトレイ95の中心Pが支軸70
dの後側に位置している。
【0074】さらに、CDトレイ95が偏心しながら回
転すると、図27の状態つまり第2の載置面98の切欠
100がトレイ70の左右方向と水平状態となる。図示
しないが、この状態では、係合片96aが直線部81c
の左側に、係合片96bが直線部81dの中央に、係合
片96cが直線部81aの左側にそれぞれ位置する。ま
た、この状態では、CDトレイ95の中心Pが支軸70
dの左側に位置している。
転すると、図27の状態つまり第2の載置面98の切欠
100がトレイ70の左右方向と水平状態となる。図示
しないが、この状態では、係合片96aが直線部81c
の左側に、係合片96bが直線部81dの中央に、係合
片96cが直線部81aの左側にそれぞれ位置する。ま
た、この状態では、CDトレイ95の中心Pが支軸70
dの左側に位置している。
【0075】引続き、CDトレイ95が偏心しながら回
転すると、図28の状態つまり第1の載置面97の切欠
100がトレイ70の前後方向と水平状態となる。図示
しないが、この状態では、係合片96aが直線部81c
の中央に、係合片96bが直線部81dの前側に、係合
片96cが直線部81bの前側にそれぞれ位置する。ま
た、この状態では、CDトレイ95の中心Pが支軸70
dの前側に位置している。
転すると、図28の状態つまり第1の載置面97の切欠
100がトレイ70の前後方向と水平状態となる。図示
しないが、この状態では、係合片96aが直線部81c
の中央に、係合片96bが直線部81dの前側に、係合
片96cが直線部81bの前側にそれぞれ位置する。ま
た、この状態では、CDトレイ95の中心Pが支軸70
dの前側に位置している。
【0076】上述の選択動作が終了すると、図2に示す
ギヤ24は、反時計回り方向に回転する。ギヤ24のギ
ヤ部28とカム35のギヤ部39とが噛合してカム35
は時計回り方向に回転する。カム35が回転すると、図
29の実線に示す支持体54は、その係合片58がカム
35のカム面37に沿って移動する。つまり、支持体5
4は、その軸55を中心として図29の実線の位置から
2点鎖線の位置へと時計回り方向に傾動する。これによ
り、ディスク支持体56は上昇してCDトレイ95の第
1の載置面97上のCD9を持ち上げる。従って、CD
9は、図29の2点鎖線に示すように、チャッキング部
材53との共働でチャッキングされて再生が行なわれ
る。
ギヤ24は、反時計回り方向に回転する。ギヤ24のギ
ヤ部28とカム35のギヤ部39とが噛合してカム35
は時計回り方向に回転する。カム35が回転すると、図
29の実線に示す支持体54は、その係合片58がカム
35のカム面37に沿って移動する。つまり、支持体5
4は、その軸55を中心として図29の実線の位置から
2点鎖線の位置へと時計回り方向に傾動する。これによ
り、ディスク支持体56は上昇してCDトレイ95の第
1の載置面97上のCD9を持ち上げる。従って、CD
9は、図29の2点鎖線に示すように、チャッキング部
材53との共働でチャッキングされて再生が行なわれ
る。
【0077】なお、トレイ70の収納時とカム35の始
動時との間には、ギヤ歯に若干の遊びが設けられてい
る。これは、トレイ70の収納中にカム35が始動する
と、CDトレイ95が回転して載置面97〜99の再生
位置がずれるので、この位置ずれを防止するためであ
る。
動時との間には、ギヤ歯に若干の遊びが設けられてい
る。これは、トレイ70の収納中にカム35が始動する
と、CDトレイ95が回転して載置面97〜99の再生
位置がずれるので、この位置ずれを防止するためであ
る。
【0078】また、カム35の回転終了時とトレイ70
の引き出し時との間には、ギヤ歯に若干の遊びが設けら
れている。これは、CDトレイ95の回転中にトレイ7
0が引き出されないようにするためである。
の引き出し時との間には、ギヤ歯に若干の遊びが設けら
れている。これは、CDトレイ95の回転中にトレイ7
0が引き出されないようにするためである。
【0079】なお、プレイ状態で開閉ボタン66を押圧
操作すると、ギヤ24は上述とは逆に、時計回り方向に
回転する。従って、支持体54は反時計回り方向に傾動
してチャッキングが解除されるので、CD9は元の載置
面97上に戻される。
操作すると、ギヤ24は上述とは逆に、時計回り方向に
回転する。従って、支持体54は反時計回り方向に傾動
してチャッキングが解除されるので、CD9は元の載置
面97上に戻される。
【0080】なお、カム35の操作杆38a,38bが
位置検出体47の操作子47aを操作するので、支持体
54の状態が検出される。
位置検出体47の操作子47aを操作するので、支持体
54の状態が検出される。
【0081】本例のディスク装置では、一つのCDがチ
ャッキング状態にあっても、他のCDを交換できるよう
にトレイ70を引き出せる。以下、チャッキング状態の
トレイ70の動作を説明する。
ャッキング状態にあっても、他のCDを交換できるよう
にトレイ70を引き出せる。以下、チャッキング状態の
トレイ70の動作を説明する。
【0082】開閉ボタン67を押圧操作すると、モータ
17が回転してギヤ24を反時計回り方向に駆動させ
る。この時、ギヤ24はギヤ32とは噛合しているが、
ギヤ31およびカム35のギヤ部39とは噛合していな
い。時計回り方向に回転するギヤ32と噛合しているギ
ヤ33が反時計回り方向に回転するので、トレイ70は
前方向に移動して図1に示す状態にまで引き出される。
なお、この際、ギヤ31はトレイ70のギヤ部93と噛
合しているので反時計回り方向に回転するが、ギヤ31
が反時計回り方向に回転しているギヤ24と噛合してい
ないので、何ら支障がない。
17が回転してギヤ24を反時計回り方向に駆動させ
る。この時、ギヤ24はギヤ32とは噛合しているが、
ギヤ31およびカム35のギヤ部39とは噛合していな
い。時計回り方向に回転するギヤ32と噛合しているギ
ヤ33が反時計回り方向に回転するので、トレイ70は
前方向に移動して図1に示す状態にまで引き出される。
なお、この際、ギヤ31はトレイ70のギヤ部93と噛
合しているので反時計回り方向に回転するが、ギヤ31
が反時計回り方向に回転しているギヤ24と噛合してい
ないので、何ら支障がない。
【0083】また、ギヤ24が反時計回り方向に回転す
るので、図23の2点鎖線に示すように、その操作杆3
0が位置検出体46の操作子46aを時計回り方向に傾
動させる。これによって、プレイ状態でトレイ70が引
き出されたのが検出され、その検出信号が制御系に供給
される。
るので、図23の2点鎖線に示すように、その操作杆3
0が位置検出体46の操作子46aを時計回り方向に傾
動させる。これによって、プレイ状態でトレイ70が引
き出されたのが検出され、その検出信号が制御系に供給
される。
【0084】プレイ中であっても、トレイ70は、図1
に示す状態にまで引き出される。従って、本例では第2
あるいは第3の載置面98,99に載置されたCDを載
せ替えることができる。
に示す状態にまで引き出される。従って、本例では第2
あるいは第3の載置面98,99に載置されたCDを載
せ替えることができる。
【0085】この場合、トレイ70はCDトレイ95が
回転せずに載置面97〜99の位置状態を保持したまま
でキャビネット10から引き出される。つまり、CDト
レイ95が回転しながらトレイ70が引き出されると、
チャッキングされているCD9の載置面97〜99にC
Dが載せられることになり、1ケ所の載置面97〜99
に2枚のCDが重ねられるという不都合が生じるからで
ある。なお、この状態ではギヤ24はカム35のギヤ部
39と噛合していないので、チャッキング状態は保持さ
れる。
回転せずに載置面97〜99の位置状態を保持したまま
でキャビネット10から引き出される。つまり、CDト
レイ95が回転しながらトレイ70が引き出されると、
チャッキングされているCD9の載置面97〜99にC
Dが載せられることになり、1ケ所の載置面97〜99
に2枚のCDが重ねられるという不都合が生じるからで
ある。なお、この状態ではギヤ24はカム35のギヤ部
39と噛合していないので、チャッキング状態は保持さ
れる。
【0086】CDの取り替え後、再び開閉ボタン67を
押圧操作する。これにより、上述とは逆に、ギヤ24は
時計回り方向に回転してトレイ70をキャビネット10
内に収納する。なお、この場合も、トレイ70はCDト
レイ95が回転せずに載置面97〜99の位置状態を保
持したままでキャビネット10に収納される。
押圧操作する。これにより、上述とは逆に、ギヤ24は
時計回り方向に回転してトレイ70をキャビネット10
内に収納する。なお、この場合も、トレイ70はCDト
レイ95が回転せずに載置面97〜99の位置状態を保
持したままでキャビネット10に収納される。
【0087】ここで、プレイ状態あるいはストップ状態
で開閉ボタン66および67を押圧操作する場合の動作
およびそれ以降の操作手順を、図32および図33に基
づいて説明する。
で開閉ボタン66および67を押圧操作する場合の動作
およびそれ以降の操作手順を、図32および図33に基
づいて説明する。
【0088】まず、プレイ状態で開閉ボタン66を押圧
操作する場合について説明する。この場合の動作および
それ以降の操作手順は、図30に示すように、従来と同
様に進行する。つまり、開閉ボタン66を押圧操作する
と(ステップ120)、ディスク支持体56の回転が停
止してCD9の回転が停止する(ステップ121)。そ
して、CD9を支持するための支持体54が下降してチ
ャッキングが解除された後に(ステップ122)、トレ
イ70がキャビネット10から引き出される。つまり、
CDトレイ95が時計回り方向に2/3回転しながらト
レイ70が引き出される(ステップ123)。
操作する場合について説明する。この場合の動作および
それ以降の操作手順は、図30に示すように、従来と同
様に進行する。つまり、開閉ボタン66を押圧操作する
と(ステップ120)、ディスク支持体56の回転が停
止してCD9の回転が停止する(ステップ121)。そ
して、CD9を支持するための支持体54が下降してチ
ャッキングが解除された後に(ステップ122)、トレ
イ70がキャビネット10から引き出される。つまり、
CDトレイ95が時計回り方向に2/3回転しながらト
レイ70が引き出される(ステップ123)。
【0089】この引き出された状態で、CD9を装着つ
まり新たに載せたり、載せ替えの操作ができる(ステッ
プ124)。次に、引き出された状態で、プレイボタン
69aを押圧操作すると(ステップ125)、CDトレ
イ95が時計回り方向に1/3回転しながらトレイ70
が収納される(ステップ126)。トレイ70の収納後
に支持体54が上昇してチャッキング状態(ステップ1
27)となりプレイが開始される(ステップ128)。
まり新たに載せたり、載せ替えの操作ができる(ステッ
プ124)。次に、引き出された状態で、プレイボタン
69aを押圧操作すると(ステップ125)、CDトレ
イ95が時計回り方向に1/3回転しながらトレイ70
が収納される(ステップ126)。トレイ70の収納後
に支持体54が上昇してチャッキング状態(ステップ1
27)となりプレイが開始される(ステップ128)。
【0090】また、CD9装着後にチェンジボタン68
a〜68eを押圧操作する場合には(ステップ12
9)、CDトレイ95が選択CDを再生位置(載置面9
7〜99がディスク支持体56に対応する位置)まで回
転しながらトレイ70が収納される(ステップ13
0)。その後は、上述と同様に、支持体54の上昇後に
(ステップ127)、プレイが開始される(ステップ1
28)。さらに、CD9装着後に開閉ボタン66を押圧
操作する場合には(ステップ131)、プレイボタン6
9aを押圧操作する場合と同様に、トレイ70の収納後
に(ステップ132)、支持体54が上昇してチャッキ
ング状態となる(ステップ133)。この状態でプレイ
ボタン69aを押圧操作すると(ステップ134)、プ
レイが開始される(ステップ128)。
a〜68eを押圧操作する場合には(ステップ12
9)、CDトレイ95が選択CDを再生位置(載置面9
7〜99がディスク支持体56に対応する位置)まで回
転しながらトレイ70が収納される(ステップ13
0)。その後は、上述と同様に、支持体54の上昇後に
(ステップ127)、プレイが開始される(ステップ1
28)。さらに、CD9装着後に開閉ボタン66を押圧
操作する場合には(ステップ131)、プレイボタン6
9aを押圧操作する場合と同様に、トレイ70の収納後
に(ステップ132)、支持体54が上昇してチャッキ
ング状態となる(ステップ133)。この状態でプレイ
ボタン69aを押圧操作すると(ステップ134)、プ
レイが開始される(ステップ128)。
【0091】なお、ストップ状態で開閉ボタンを押圧操
作する場合は、ステップ121を除いて上述と同様の動
作等がなされる。また、トレイ70の開閉の際にCDト
レイ95を回転させているのは、再生上の便宜を考慮し
たものである。
作する場合は、ステップ121を除いて上述と同様の動
作等がなされる。また、トレイ70の開閉の際にCDト
レイ95を回転させているのは、再生上の便宜を考慮し
たものである。
【0092】次に、図31に示すように、開閉ボタン6
7を押圧操作する場合について説明する。開閉ボタン6
7を押圧操作すると(ステップ135)、マイクロコン
ピュータによってプレイ状態か否かが判断される(ステ
ップ136)。そして、プレイ状態でないと判断された
場合には、開閉ボタン67の操作指示を受けつけず(ス
テップ137)、トレイ70はキャビネット10から引
き出されない(ステップ138)。つまり、ストップ状
態で開閉ボタン67を押圧操作してもトレイ70は引き
出されない。
7を押圧操作する場合について説明する。開閉ボタン6
7を押圧操作すると(ステップ135)、マイクロコン
ピュータによってプレイ状態か否かが判断される(ステ
ップ136)。そして、プレイ状態でないと判断された
場合には、開閉ボタン67の操作指示を受けつけず(ス
テップ137)、トレイ70はキャビネット10から引
き出されない(ステップ138)。つまり、ストップ状
態で開閉ボタン67を押圧操作してもトレイ70は引き
出されない。
【0093】プレイ状態と判断された場合には、開閉ボ
タン67の操作指示を受けつけ(ステップ139)、C
Dトレイ95が回転しない状態つまりCDトレイ95の
載置面97〜99の位置状態を保持した状態でトレイ7
0が引き出される(ステップ140)。この場合、載置
面97〜99がキャビネット10から開放されるのは、
図1に示すように、ディスク支持体56と対応している
載置面97以外の2ケ所の載置面98、99である。従
って、この載置面98、99が開放された状態で、再生
中のCD9に対応する載置面97以外に他のCD9を装
着することができる(ステップ141)。
タン67の操作指示を受けつけ(ステップ139)、C
Dトレイ95が回転しない状態つまりCDトレイ95の
載置面97〜99の位置状態を保持した状態でトレイ7
0が引き出される(ステップ140)。この場合、載置
面97〜99がキャビネット10から開放されるのは、
図1に示すように、ディスク支持体56と対応している
載置面97以外の2ケ所の載置面98、99である。従
って、この載置面98、99が開放された状態で、再生
中のCD9に対応する載置面97以外に他のCD9を装
着することができる(ステップ141)。
【0094】他のCD9の装着後に再び開閉ボタン67
を押圧操作すると(ステップ142)、トレイ70は収
納される(ステップ143)。
を押圧操作すると(ステップ142)、トレイ70は収
納される(ステップ143)。
【0095】また、開閉ボタン66を押圧操作する場合
にも(ステップ144)、トレイ70は収納される。つ
まり、ストップ状態あるいはプレイ状態を問わず、トレ
イ70が引き出された状態であれば、その後に開閉ボタ
ン66を押圧操作することによってトレイ70を収納さ
せることができる。なお、変形例として開閉ボタン66
の押圧操作(ステップ144)によって、一度CDトレ
イ95を収納し、プレイ状態からストップ状態にしてか
らチャッキング状態を解除した後、再度CDトレイ95
を引き出すように構成してもよい。
にも(ステップ144)、トレイ70は収納される。つ
まり、ストップ状態あるいはプレイ状態を問わず、トレ
イ70が引き出された状態であれば、その後に開閉ボタ
ン66を押圧操作することによってトレイ70を収納さ
せることができる。なお、変形例として開閉ボタン66
の押圧操作(ステップ144)によって、一度CDトレ
イ95を収納し、プレイ状態からストップ状態にしてか
らチャッキング状態を解除した後、再度CDトレイ95
を引き出すように構成してもよい。
【0096】そして、再生中のCD9の再生終了後、新
たに装着した他のCD9を選択操作することによって直
ちにプレイ状態となる。従って、他のCD9を迅速かつ
円滑に再生できる。なお、他のCD9を装着した後にチ
ェンジボタン68a〜68eを押圧操作しても、トレイ
70は収納されない。
たに装着した他のCD9を選択操作することによって直
ちにプレイ状態となる。従って、他のCD9を迅速かつ
円滑に再生できる。なお、他のCD9を装着した後にチ
ェンジボタン68a〜68eを押圧操作しても、トレイ
70は収納されない。
【0097】なお、図1および図25〜図28に示した
状態は、CDトレイ95が1/3回転した状態を示すも
のであるが、これ以降のCDトレイ95の回転も、上述
したように偏心しながら行なわれる。
状態は、CDトレイ95が1/3回転した状態を示すも
のであるが、これ以降のCDトレイ95の回転も、上述
したように偏心しながら行なわれる。
【0098】図32はトレイ70の凹み面85上を移動
するCDトレイ95の検出片106の軌跡を間欠的に描
いた図である。なお、図32は検出片106の軌跡のみ
を描いた図であるが、他の検出片104,105も同様
の軌跡を描く。
するCDトレイ95の検出片106の軌跡を間欠的に描
いた図である。なお、図32は検出片106の軌跡のみ
を描いた図であるが、他の検出片104,105も同様
の軌跡を描く。
【0099】上述したように、CDトレイ95は偏心し
ながら回転するので、検出片104〜106の軌跡はト
レイ70の中心Q(支軸70d)に対して真円状とはな
らない。つまり、検出片104〜106の軌跡は、図3
2に示すように、部分的に湾曲になり、軌跡間の幅を拡
張する。
ながら回転するので、検出片104〜106の軌跡はト
レイ70の中心Q(支軸70d)に対して真円状とはな
らない。つまり、検出片104〜106の軌跡は、図3
2に示すように、部分的に湾曲になり、軌跡間の幅を拡
張する。
【0100】そこで、本例では、軌跡間の幅の狭い交点
Tに対応する部位にCDトレイ95の回転位置つまり載
置面97〜99の再生位置を検出するためのセンサ(発
光素子、受光素子)88,89を配する。検出片104
〜106は4ケ所の交点Tを通過するが、本例では、図
14に示すように、切欠87の右側の交点Tに対応する
部位にセンサ88,89を配する。このセンサ88,8
9は、図32に示すように、交点Tを中心として発光素
子88と受光素子89が対向するように配される。
Tに対応する部位にCDトレイ95の回転位置つまり載
置面97〜99の再生位置を検出するためのセンサ(発
光素子、受光素子)88,89を配する。検出片104
〜106は4ケ所の交点Tを通過するが、本例では、図
14に示すように、切欠87の右側の交点Tに対応する
部位にセンサ88,89を配する。このセンサ88,8
9は、図32に示すように、交点Tを中心として発光素
子88と受光素子89が対向するように配される。
【0101】図33はCDトレイ95の再生位置の検出
状態を示す図である。図33は、載置面99が再生位置
つまりディスク支持体56に対向する位置に配されてい
る図である。そして、載置面99に対する検出片106
が発光素子88と受光素子89を通過することにより、
載置面99が再生位置に位置することが検出される。な
お、その他の検出片104,105が発光素子88と受
光素子89を通過することにより、載置面97,98が
再生位置に位置することも検出される。
状態を示す図である。図33は、載置面99が再生位置
つまりディスク支持体56に対向する位置に配されてい
る図である。そして、載置面99に対する検出片106
が発光素子88と受光素子89を通過することにより、
載置面99が再生位置に位置することが検出される。な
お、その他の検出片104,105が発光素子88と受
光素子89を通過することにより、載置面97,98が
再生位置に位置することも検出される。
【0102】本例のディスク装置においては、トレイ7
0に回転可能に配され、かつCD9を載置する載置面9
7〜99を3ケ所に形成したCDトレイ95を、トレイ
70の中心Q(支軸70d)に対して偏心させて配した
ので、CDトレイ95をトレイ70の案内溝81に沿っ
て規制しながら回転させることができる。従って、本例
では、トレイ70の左右方向の幅を短縮させることがで
き、ディスク装置を小型化することができる。特に、本
例のディスク装置においては、CDトレイ95の係合片
96a〜96cがトレイ70の案内溝81に沿って移動
してCDトレイ95を偏心させながら回転できる簡易な
構成としたので、安価に製造できる。
0に回転可能に配され、かつCD9を載置する載置面9
7〜99を3ケ所に形成したCDトレイ95を、トレイ
70の中心Q(支軸70d)に対して偏心させて配した
ので、CDトレイ95をトレイ70の案内溝81に沿っ
て規制しながら回転させることができる。従って、本例
では、トレイ70の左右方向の幅を短縮させることがで
き、ディスク装置を小型化することができる。特に、本
例のディスク装置においては、CDトレイ95の係合片
96a〜96cがトレイ70の案内溝81に沿って移動
してCDトレイ95を偏心させながら回転できる簡易な
構成としたので、安価に製造できる。
【0103】また、本例のディスク装置においては、発
光素子88と受光素子89を軌跡間の幅の狭い交点Tに
対応する部位に対向するように配したので、発光量の少
ない(容量の小さい)発光素子88を使用しても確実に
CDトレイ95の回転位置(載置面97〜99の再生位
置)を検出でき、安価に製造できる。
光素子88と受光素子89を軌跡間の幅の狭い交点Tに
対応する部位に対向するように配したので、発光量の少
ない(容量の小さい)発光素子88を使用しても確実に
CDトレイ95の回転位置(載置面97〜99の再生位
置)を検出でき、安価に製造できる。
【0104】さらに、本例のディスク装置においては、
CDトレイ95に切欠100をその外周から載置面97
〜99の中心に向かって形成すると共に、ギヤ部102
の直径を切欠100間に対する直径よりも縮径している
ので、チャッキング機構をトレイ70の引き出し方向と
逆側に配すれば、プレイ中においてもトレイ70を引き
出すことができる。
CDトレイ95に切欠100をその外周から載置面97
〜99の中心に向かって形成すると共に、ギヤ部102
の直径を切欠100間に対する直径よりも縮径している
ので、チャッキング機構をトレイ70の引き出し方向と
逆側に配すれば、プレイ中においてもトレイ70を引き
出すことができる。
【0105】また、本例のディスク装置においては、ス
トップ状態でトレイ70を引き出すための開閉ボタン6
6とプレイ状態でトレイ70を引き出すための開閉ボタ
ン67を表パネル65に配したので、開閉ボタン67を
押圧操作することによってプレイ状態でトレイ70を引
き出すことができ、再生中のCD9の再生終了後、新た
に装着した他のCDを選択操作することによって他のC
Dを迅速かつ円滑に再生できる。
トップ状態でトレイ70を引き出すための開閉ボタン6
6とプレイ状態でトレイ70を引き出すための開閉ボタ
ン67を表パネル65に配したので、開閉ボタン67を
押圧操作することによってプレイ状態でトレイ70を引
き出すことができ、再生中のCD9の再生終了後、新た
に装着した他のCDを選択操作することによって他のC
Dを迅速かつ円滑に再生できる。
【0106】さらに、本例のディスク装置においては、
ギヤ24がギヤ31,33およびカム35を回転駆動で
きるように構成したので、1個のモータ17でもってト
レイ70の出し入れおよび支持体54の傾動ができる。
従って、本例においては、部品点数(モータ)を減らす
ことができるので、低廉化できる。
ギヤ24がギヤ31,33およびカム35を回転駆動で
きるように構成したので、1個のモータ17でもってト
レイ70の出し入れおよび支持体54の傾動ができる。
従って、本例においては、部品点数(モータ)を減らす
ことができるので、低廉化できる。
【0107】また、本例のディスク装置においては、ス
トップ状態と、プレイ状態とでトレイ70を引き出すと
きのギヤ24の回転方向が異なるようにされている。そ
して、ギヤ24の回転方向を検出する位置検出体46を
ギヤ24の操作杆30に対応させて配したので、1個の
位置検出体46でストップ状態あるいはプレイ状態のい
ずれでトレイ70が引き出されたかを簡易な構成で検出
することができる。
トップ状態と、プレイ状態とでトレイ70を引き出すと
きのギヤ24の回転方向が異なるようにされている。そ
して、ギヤ24の回転方向を検出する位置検出体46を
ギヤ24の操作杆30に対応させて配したので、1個の
位置検出体46でストップ状態あるいはプレイ状態のい
ずれでトレイ70が引き出されたかを簡易な構成で検出
することができる。
【0108】なお、上述実施例においては、CDトレイ
95がギヤ79によって駆動されるものであるが、CD
トレイ95の駆動方式はこれに限定されず、例えば支軸
板81を駆動させても同様に適用できる。また、上述実
施例においては、CDトレイ95に形成した載置面97
〜99の数が3個であるが、載置面の数はこれに限定さ
れない。
95がギヤ79によって駆動されるものであるが、CD
トレイ95の駆動方式はこれに限定されず、例えば支軸
板81を駆動させても同様に適用できる。また、上述実
施例においては、CDトレイ95に形成した載置面97
〜99の数が3個であるが、載置面の数はこれに限定さ
れない。
【0109】また、上述実施例においては、トレイ70
の開閉ボタン66、67を2個設けているが、トレイ7
0の開閉ボタンを1個にしてもよい。この場合、1個の
開閉ボタンを押圧操作してもCD9がプレイ状態かスト
ップ状態かを示す信号をもとに判断し、それぞれ対応し
た状態でトレイ70を引き出す。
の開閉ボタン66、67を2個設けているが、トレイ7
0の開閉ボタンを1個にしてもよい。この場合、1個の
開閉ボタンを押圧操作してもCD9がプレイ状態かスト
ップ状態かを示す信号をもとに判断し、それぞれ対応し
た状態でトレイ70を引き出す。
【0110】さらに、上述実施例は、コンパクトディス
ク用のディスク装置の例であるが、この発明はその他の
ディスクを使用するディスク装置にも適用することがで
きる。また、本発明は、再生の他に記録ができる形式の
ディスク装置にも適用できる。
ク用のディスク装置の例であるが、この発明はその他の
ディスクを使用するディスク装置にも適用することがで
きる。また、本発明は、再生の他に記録ができる形式の
ディスク装置にも適用できる。
【0111】
【発明の効果】この発明によれば、第1のトレイに回転
可能に配され、かつディスクを載置する載置面を複数形
成した第2のトレイを、第1のトレイの中心に対して偏
心させて配したので、第2のトレイを第1のトレイの溝
部に沿って規制しながら回転させることができる。従っ
て、この発明によれば、ディスク装置の幅を短縮でき、
小型化することができる。
可能に配され、かつディスクを載置する載置面を複数形
成した第2のトレイを、第1のトレイの中心に対して偏
心させて配したので、第2のトレイを第1のトレイの溝
部に沿って規制しながら回転させることができる。従っ
て、この発明によれば、ディスク装置の幅を短縮でき、
小型化することができる。
【0112】また、この発明によれば、第2のトレイの
係合片が第1のトイレの溝部に沿って移動して第2のト
レイを偏心させながら回転できる簡易な構成としたの
で、安価に製造できる。
係合片が第1のトイレの溝部に沿って移動して第2のト
レイを偏心させながら回転できる簡易な構成としたの
で、安価に製造できる。
【図1】実施例のディスク装置の平面図である。
【図2】キャビネットの平面図である。
【図3】キャビネットの外観を示す図である。
【図4】図3のI−I線の断面図である。
【図5】図3のII−II線の断面図である。
【図6】ギヤの底面図である。
【図7】図6のIII−III線の断面図である。
【図8】図6のIV−IV線の断面図である。
【図9】ギヤの噛合状態を示す図である。
【図10】キャビネットの分解斜視図である。
【図11】カムの平面図である。
【図12】図11のV−V線の断面図である。
【図13】カム面の展開図である。
【図14】トレイの平面図である。
【図15】図14のVI−VI線の拡大断面図である。
【図16】トレイの外観を示す図である。
【図17】トレイの分解斜視図である。
【図18】トレイの分解斜視図である。
【図19】CDトレイの平面図である。
【図20】図19のVIII−VIII線の拡大断面図である。
【図21】図19のIX−IX線の拡大断面図である。
【図22】CDトレイの裏面図である。
【図23】位置検出体の作用を説明するための図であ
る。
る。
【図24】CDトレイの偏心状態を示す図である。
【図25】CDトレイの偏心状態を示す図である。
【図26】CDトレイの偏心状態を示す図である。
【図27】CDトレイの偏心状態を示す図である。
【図28】CDトレイの偏心状態を示す図である。
【図29】支持体の傾動状態を示す図である。
【図30】開閉ボタンによる動作等を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図31】開閉ボタンによる動作等を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図32】CDトレイの検出片の軌跡を示す図である。
【図33】CDトレイの再生位置の検出状態を説明する
ための図である。
ための図である。
【図34】従来例の平面図である。
9 CD 10 キャビネット 17,71 モータ 19 回転子 23,24,31〜33,79 ギヤ 30,38a,38b 操作杆 35 カム 37 カム面 39,74,76,93,102 ギヤ部 39a ギヤ歯 46,47 位置検出体 46a,47a 操作子 54 支持体 56 ディスク支持体 57 光ピックアップ 58 係合片 65 表パネル 66,67 開閉ボタン 70 トレイ 70d 支軸 72 ウォームシャフト 75 ベルト 81 案内溝 81a〜81d 直線部 81e〜81h 隅角部 85 凹み面 86 レーン面 87 切欠 88 発光素子 89 受光素子 95 CDトレイ 96a〜96c 係合片 97〜99 載置面 104〜106 検出片 P CDトレイの中心 Q トレイの中心 L トレイとCDトレイとの中心の距離 T 交点
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のディスクの中から任意のものを選
択再生等するディスク装置において、 溝部が形成された第1のトレイと、 この第1のトレイの溝部に係合する係合片を複数形成
し、かつ、上記ディスクを載置する載置面を複数形成し
た第2のトレイを備え、 上記第2のトレイを上記第1のトレイの中心に対して偏
心させて配し、上記第2のトレイの係合片が上記第1の
トレイの溝部に沿って移動して上記第2のトレイを偏心
させながら回転できるようにしたことを特徴とするディ
スク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00803792A JP3224254B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00803792A JP3224254B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05198072A JPH05198072A (ja) | 1993-08-06 |
JP3224254B2 true JP3224254B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=11682144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00803792A Expired - Fee Related JP3224254B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3224254B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP00803792A patent/JP3224254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05198072A (ja) | 1993-08-06 |
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