JP3672090B2 - ディスク再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚のディスクを回転テーブルに載置可能なディスク再生装置に係り、より詳細には、ディスク保持部に対応した情報の色彩を、ディスクの種類に対応して変えるディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数枚のディスクを回転テーブルに載置可能なディスク再生装置、すなわち、カルーセル型チェンジャにおいては、トレイが収納位置に移動した後には、回転テーブルの状態を見ることができない。このため、回転テーブルの状態を表示する従来技術が、実用新案登録第2545434号として提案されている。この技術においては、図10に示すように、回転テーブルに載置されたディスクのそれぞれを、円形に配置されたセグメント表示器群(以下では単に表示器群と称する)91で示すようになっている。また、円形に配置された表示器群91の内側に、ディスク番号を示すための表示器群92a〜92cを設けている。また、円形の表示素子群91の外周を直線状に結ぶ表示器群93を設けている。
【0003】
そして、ディスクが載置されると、載置位置に対応する表示素子群91a〜91cのみを点灯させることにより、トレイのディスクの有無を示している。また、円形に配置された表示素子群91を回転するように点滅させて、ディスクの回転を示している。また、表示素子群91の一部と表示素子群93とを、回転するように点滅させて、回転テーブルの回転を示すようになっている。また、表示素子群92により、各位置に移動したディスク番号を表示している。また、再生していないときには、表示素子群92a〜92cの全てを緑色の表示とし、再生を行っているときには、再生中のディスクを示す表示素子群92aの表示色を赤色としている(第1の従来技術とする)。
【0004】
また、ビデオCDやカラオケCD、あるいは、オーディオCD(CD−DA)などの、複数種のCDの再生を行うと共に、再生しているCDの種類を表示する装置の1つに、特開平8−79637号として提案された従来技術がある。すなわち、この技術においては、画面に表示する文字でもって、複数種のCDのうち、どのCDを再生しているのかを示すようになっている(段落[0015])。また、CDの種類に応じて、背景の表示パターンの色彩を変化させるようにしている(段落[0018])。従って、ユーザは、簡単、且つ、直感的にCDの種類を判別することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数種のディスクを再生可能であり、且つ、回転テーブルに複数枚のディスクを載置可能な装置に上記従来技術を適用しようとすると、以下に示す問題を生じていた。すなわち、いま、5枚のディスクが載置可能であるとし、載置された5枚のディスクのうち、1枚のみがDVDで、その他のディスクがオーディオCDであるとする。このような場合、第1の従来技術では、5枚のディスクが載置されていることが示されるに過ぎず、ディスクの種類は示されない。また、第2の従来技術では、再生中のディスクの種類が背景色により示されるに過ぎない。従って、回転テーブルに載置された5枚のディスクのうちから、例えば、DVDを再生したいと思うときにも、DVDのディスク番号を忘れてしまうと、ディスク番号を指定してDVDを再生させることができない。その結果、トレイを排出位置に移動させ、回転テーブルを回転させて、載置されたディスクを再度確認する必要が生じる。あるいは、回転テーブルを回転させて、載置されたディスクを次々と再生する必要が生じ、その操作が煩わしいものになる。また、目的とするDVDが再生されるまでに時間を要する。
【0006】
本発明は上記課題を解決するため創案されたものであって、その目的は、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報の色彩を、載置されたディスクの種類に対応した色彩にし、トレイが排出位置に移動したときには、ディスクの取り換えが可能になるディスク保持部についての前記情報を点滅表示にし、映像信号が記録されたディスクの再生時には情報の生成を停止し、情報の生成が停止された状態において、表示の指示が入力されたときには、情報の生成を行い、再生可能位置に移動したディスク保持部に関連した情報の色彩を、ディスクの種類を示す色彩と再生可能を示す色彩とに交互に変化させることにより、複数種のディスクを再生可能にすると共に複数枚のディスクを載置可能とするときにも、回転テーブルに載置されたディスクの種類の確認を容易にし、且つ、ディスクが取り換え可能になっていることを示し、且つ、映像信号が記録されたディスクを再生するときにも、映像を楽しむのに障害となる情報の表示を防止し、且つ、任意のタイミングにおいて、載置されたディスクの種類を確認することができ、且つ、再生可能位置にあるディスクを示すことのできるディスク再生装置を提供することにある。
【0007】
また本発明の目的は、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報の色彩を、載置されたディスクの種類に対応した色彩とすることにより、複数種のディスクを再生可能にすると共に、複数枚のディスクを載置可能とするときにも、回転テーブルに載置されたディスクの種類の確認を容易にすることのできるディスク再生装置を提供することにある。
【0008】
また上記目的に加え、トレイが排出位置に移動したときには、ディスクの取り換えが可能になるディスク保持部についての情報を点滅表示することにより、ディスクが取り換え可能になっていることを示すことのできるディスク再生装置を提供することにある。
【0009】
また上記目的に加え、映像信号が記録されたディスクの再生時には情報の生成を停止することにより、映像信号が記録されたディスクを再生するときにも、映像を楽しむのに障害となる情報の表示を防止することのできるディスク再生装置を提供することにある。
【0010】
また上記目的に加え、情報の生成が停止された状態において、表示の指示が入力されたときには、情報の生成を行うことにより、任意のタイミングにおいて、載置されたディスクの種類を確認することのできるディスク再生装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係るディスク再生装置は、収納位置と排出位置とに移動可能に設けられたトレイに回転可能に取り付けられ、複数のディスク保持部が形成された回転テーブルを備え、複数種のディスクが再生可能であると共に、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報を生成するディスク再生装置において、ディスク保持部のそれぞれに関連した前記情報の色彩を、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの種類に対応した色彩にし、生成した情報の表示位置を回転テーブルの回転に対応して移動させ、オーディオCDを連続して再生するモードとなるときには回転テーブルに載置されたディスクのうちからオーディオCDのみを選択して再生し、トレイが排出位置に移動したときにはディスクの取り換えが可能になるディスク保持部についての前記情報を点滅表示にし、映像信号が記録されたディスクを再生するときには前記情報の生成を停止し、映像信号が記録されたディスクを再生しているときに表示の指示が入力された場合には前記情報を生成し、再生可能位置に移動したディスク保持部に関連した前記情報の色彩を、ディスクの種類を示す色彩と再生可能を示す色彩とに交互に変化させるようにしている。
【0012】
すなわち、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの種類は、ディスク保持部のそれぞれに対応した情報の色彩によって示される。また、ディスク保持部に保持されたディスクが取り換え可能になると、対応する情報が点滅表示になる。また、再生された映像は、情報に邪魔されることなく、全画面にわたって表示される。また、映像信号の再生を行っているときにも、指示に対応して情報が表示される。また、色彩が交互に変化する情報に対応したディスクが再生可能であることが示される。また、ディスク保持部のオーディオCDの再生が終了し、次のオーディオCDが再生されるまでには、次のオーディオCDが保持されたディスク保持部が再生位置に移動する時間が必要となることを、ユーザは容易に知ることができる。
【0013】
また本発明に係るディスク再生装置は、収納位置と排出位置とに移動可能に設けられたトレイに回転可能に取り付けられ、複数のディスク保持部が形成された回転テーブルを備え、複数種のディスクが再生可能であると共に、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報を生成するディスク再生装置において、ディスク保持部のそれぞれに関連した前記情報の色彩を、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの種類に対応した色彩にし、生成した情報の表示位置を回転テーブルの回転に対応して移動させ、オーディオCDを連続して再生するモードとなるときには回転テーブルに載置されたディスクのうちからオーディオCDのみを選択して再生する。
【0014】
すなわち、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの各種類は、ディスク保持部のそれぞれに対応した情報の色彩によって示される。また、ディスク保持部のオーディオCDの再生が終了し、次のオーディオCDが再生されるまでには、次のオーディオCDが保持されたディスク保持部が再生位置に移動する時間が必要となることを、ユーザは容易に知ることができる。
【0015】
また上記構成に加え、トレイが排出位置に移動したときには、ディスクの取り換えが可能になるディスク保持部についての前記情報を点滅表示させている。
【0016】
すなわち、ディスク保持部に保持されたディスクが取り換え可能になると、対応する情報が点滅表示になる。
【0017】
また上記構成に加え、映像信号が記録されたディスクを再生するときには前記情報の生成を停止させている。
【0018】
すなわち、再生された映像は、情報に邪魔されることなく、全画面にわたって表示される。
【0019】
また上記構成に加え、前記情報の生成を停止した状態において、表示の指示が入力されたときには、前記情報の生成を行っている。
【0020】
すなわち、映像信号の再生を行っているときにも、指示に対応して情報が表示される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図4は、本発明に係るディスク再生装置の一実施形態の機構の概略を示す平面図である。
【0022】
図において、装置本体51にはトレイ26が移動可能に設けられている。すなわち、トレイ26は、装置本体51の内部に設けられたシャーシ52に、排出位置(2点鎖線26aに示す位置)と収納位置(26に示す位置)とに移動可能に設けられている。また、トレイ26には、回転テーブル33が、回転軸37を中心として、回転可能に取り付けられている。そして、回転テーブル33上には、回転軸37の周りに、5つのディスク保持部341〜345が形成されている。また、回転テーブル33の上面には、ディスク保持部341〜3454の各近傍位置に、ディスク保持部341〜345を互いに区別するための番号(以下では、ディスク番号と称する)を示す文字38が形成されている。
【0023】
また、ディスク保持部341〜345には、ディスククランパ41と対になってディスク(DVDあるいはCD)をクランプするターンテーブル(図示を省略)とピックアップ43とを挿入するための切欠36が、回転テーブル33の外周方向に向けて形成されている。また、トレイ26の後端部の中央にも切欠27が形成され、その位置のディスク保持部342の切欠36と連通するようになっている。このため、ディスクが再生された状態にあるときにも、トレイ26と回転テーブル33とは、ターンテーブルやピックアップ43に邪魔されることなく、排出位置に移動することができるようになっている。
【0024】
なお、ディスククランパ41は、支持部材521により、回転テーブル33の上部側において回転可能となるように支持されている。また、ターンテーブルを回転させるディスクモータ(図示を省略)は、ディスククランパ41の下方において、再生を行うときには上昇し、再生を停止するときには下降するように、図示されないサブシャーシを介して、シャーシ52に取り付けられている。
【0025】
トレイ駆動手段24は、シャーシ52上に設けられたブロックとなっており、モータ241と、モータ241の回転を伝達するプーリ242と、歯車243とを備えている。そして、歯車243が、トレイ26の下部の一方の内側面に沿って形成されたラック244と噛み合うことにより、トレイ26を、排出位置と収納位置とに移動させる。テーブル駆動手段32は、トレイ26上に設けられたブロックとなっており、モータ321と、モータ321の回転軸に取り付けられたウォームギア322と、ウォームギア322に噛み合う歯車323とを備えている。そして、歯車323が、回転テーブル33の下面に形成された歯車324に噛み合うことにより、回転テーブル33を回転駆動する。
【0026】
図3は、実施形態の電気的構成を示すブロック線図であり、映像信号が記録されたディスクであるDVDとビデオCD、および、デジタル音声信号のみが記録されたCDであるCD−DA(以下ではオーディオCDと称する)の再生が可能な装置を示している。また、図5は、モニタが接続された実施形態を示す正面図となっている。
【0027】
ピックアップ43は、ディスククランパ41により上部からクランプされた状態において、ディスクモータ42によって回転するディスク9から信号を読み取るブロックとなっている。そして、読み取った信号を信号処理回路12に送出する。信号処理回路12は、ピックアップ43から出力される信号に対し、デジタルデータの復調とエラー訂正とを施すことにより、ディスクの種類を示す信号やMPEG信号などを復調するブロックとなっている。そして、復調した信号を判別回路13に送出する。
【0028】
判別回路13は、信号処理回路12から送出される信号に基づいて、再生されるディスクの種類を判別するブロックとなっている。そして、判別結果に基づき、信号処理回路12から送出される信号を、音声用デコーダ14と映像用デコーダ16とに振り分ける。また、判別結果を制御手段18に送出する。音声用デコーダ14は、判別回路13により振り分けられた信号を、音声を示すPCM信号に復調するブロックとなっている。そして、復調したPCM信号をD/A変換器15に送出する。
【0029】
映像用デコーダ16は、判別回路13から送出されるMPEG信号を映像信号に復調すると共に、復調した信号をNTSC方式の信号に合成するブロックとなっている。そして、合成したNTSC方式の信号をD/A変換器17に送出する。また、制御手段18からの指示に従った画像や文字を映像信号に重畳するため、その内部にオンスクリーンディスプレイ回路(以下ではOSD回路と称する)161を備えている。
【0030】
D/A変換器15は、音声用デコーダ14から送出されるPCM信号をアナログ音声信号に変換し、外部に送出するブロックとなっている。また、D/A変換器17は、映像用デコーダ16から送出されるNTSC方式の信号を、アナログのNTSC方式の信号に変換し、外部に送出するブロックとなっている。入力手段19は、装置本体51の前面パネル72に設けられた複数のキースイッチや、リモートコントローラ8から送信される赤外線を受光する受光部などを備えたブロックとなっており、ユーザからの指示が入力される。そして、入力された指示を制御手段18に送出する。表示器20は、ディスク番号やトラック番号、演奏時間などの情報を表示するためのブロックとなっている。
【0031】
制御手段18は、マイクロコンピュータにより構成され、ディスク再生装置としての主要動作を制御するブロックとなっている。このため、信号処理回路12と映像用デコーダ16との動作を制御する。また、機構部29の動作を制御することにより、トレイ26を排出位置と収納位置とに移動させると共に、回転テーブル33を回転させる。
【0032】
また、制御手段18は、OSD回路161に指示を与えることによって、モニタ75の画面上のエリア74に、ディスク保持部341〜345のそれぞれに関連した5つの情報(以下では、単に情報と称する)を表示する。詳細には、エリア74には、図6に示すように、固定された5つのエリア741〜745が設定されている。そして、5つの情報61〜65のそれぞれは、エリア741〜745において表示される。また、図6(A)から図6(B)の変化に示すように、回転テーブル33が回転する場合、情報61〜65は、回転テーブル33の回転に対応して、表示されるエリア741〜745を移動する。また、情報61〜65には、ディスク番号『1』〜『5』も併せて表示されるようになっている。且つ、情報61〜65のそれぞれにおいては、ディスクの種類が色彩により表示される。
【0033】
また、制御手段18は、トレイ26を排出位置に移動させたときには、ディスクが取り換え可能となるディスク保持部(回転テーブル33の回転位置が図4に示す状態の場合では、344,345)の情報64,65の色彩表示を点滅させる。また、再生が可能になるディスク保持部(回転テーブル33の回転位置が図4に示す状態の場合では、342)の情報62の色彩を、ディスクの種類を示す色彩と再生位置を示す色彩とに交互に変化させる。
【0034】
なお、ディスクの種類と色彩との関係については、DVDは青色、ビデオCDは黄色、オーディオCDは緑色となっている。また、再生位置にあることは、赤色により示される。従って、再生可能位置にあるディスク(ディスク保持部342に保持されたディスク)がビデオCDである場合、その情報62は、赤色と黄色との交互変化となる。また、再生を行っているときには、再生しているディスク番号を、モニタ75の右側上部のエリア76に表示する。
【0035】
また、制御手段18は、再生しているディスクが映像信号を記録したディスクである場合、情報61〜65を含むエリア74の表示を停止させる。また、情報61〜65の表示を停止させているとき、リモートコントローラ8などによって、情報61〜65の表示の指示が入力されると、情報61〜65の表示を行う。且つ、映像信号を再生中であるにもかかわらず、表示の指示に従って情報61〜65を表示している場合、表示停止の指示が入力されると、情報61〜65の表示を停止する。
【0036】
図1は、ディスクの取り換え時の主要動作を示すフローチャート、図2は、ディスク再生時の主要動作を示すフローチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。
【0037】
いま、回転テーブル33の回転位置が、図4に示す状態にあり、且つ、再生が停止しているとする。また、ディスク保持部341,343にはDVD、ディスク保持部342,344にはビデオCD、ディスク保持部345にはオーディオCDが載置されているとする。このときでは、図6(A)に示す情報61,63は青色、情報62,64は黄色、情報65は緑色となる。また、情報62は、黄色と赤色の交互表示となる。
【0038】
上記状態において、入力手段19のオープンキー(図示を省略)、あるいは、リモートコントローラ8のオープンキー(図示を省略)が操作されると、制御手段18は、トレイ26を排出位置に移動させる(ステップS1)。トレイ26が排出位置に移動すると、情報64,65が点滅表示になり、ディスク保持部344,345のディスクが取り換え可能になっていることが示される(ステップS2)。この状態において、ディスク保持部344のビデオCDをオーディオCDに取り換え、ディスク保持部345のオーディオCDをDVDに取り換えたとする(ステップS3)。
【0039】
そして後、さらに取り換えたいディスクがあるため、ディスク保持部345がディスク保持部344の位置に移動するように、回転テーブル33を回転させたとする。このときでは、情報61〜65のそれぞれが表示されるエリア741〜745は、図6(B)に示すように、時計方向に1つだけずれる。また、情報65,61が点滅表示となる。また、ディスク保持部344の情報64は、ディスクの種類が不明なため、点滅しない灰色表示になる(ステップS4,S2)。
【0040】
上記のように回転テーブル33を回転させた状態において、ディスク保持部341に載置されていたDVDをオーディオCDに取り換えた後、トレイ26を収納位置に移動させたとする(ステップS3〜S5)。トレイ26が収納位置に移動したときには、制御手段18は、情報65,61の表示を、点滅表示から、点滅しない灰色の表示に変更する。その結果、図7に示すように、情報64,65,61が灰色表示になる。
【0041】
次いで、制御手段18は、回転テーブル33を時計方向に回転させ、ディスク保持部344を再生位置に移動させる。このときでは、エリア74は、図8(A)に示す表示となる(情報64,65,61は灰色表示になっている)。次いで、ディスク保持部344のディスクの種類判別を行う(ステップS6)。そして、ディスクの種類がオーディオCDであることが判明すると、図8(B)に示すように、情報64の色彩を、灰色から、オーディオCDを示す緑色に変える(ステップS7)。次いで、ディスクの種類の判別が終了したかどうかを調べる(ステップS8)。このときでは、まだ、2枚のディスクの種類の判別が残っているので、動作は、ステップS8からステップS6に移行する。
【0042】
以下、同様の動作が繰り返され、ディスク保持部345のディスクの種類が、DVDであることが判別され、対応する情報65の色彩が、DVDを示す青色に変更される。そして、回転テーブル33が、さらに、時計方向に、360度の1/5だけ回転すると、エリア74に表示される情報は、図9(A)に示すように、情報63,65が青色、情報62が黄色、情報64が緑色、情報61が灰色になる。次いで、制御手段18は、ディスク保持部341のディスクの種類を判別する(ステップS6)。判別結果はオーディオCDであることから、制御手段18は、情報61の色彩を、灰色から、オーディオCDを示す緑色に変更する(ステップS7)。その結果、エリア74には、図9(B)に示すように、情報63,65が青色、情報62が黄色、情報61,64が緑色によって表示される。
【0043】
上記動作によって、全てのディスクの種類が判別したため、動作は、ステップS8からステップS9に移行する。このため、制御手段18は、情報61の色彩を、赤色と緑色とに交互に変化させることによって、ディスク保持部341に保持されたオーディオCDが再生可能な位置にあることを示す。
【0044】
以上で、ディスクを交換した場合の動作説明を終了し、以下に、ディスクを再生するときの動作について説明する。
【0045】
いま、DVD(またはビデオCD)が再生可能な位置にあり、再生の指示に従って再生が開始されたとする。このとき、制御手段18は、映像信号の再生であるため、エリア74の表示(情報61〜65の表示)を停止させる(ステップS11,S12)。そして、次には、表示の指示があるかどうか、表示停止の指示があるかどうか、再生が終了したかどうか、の3種の判定を行うループ動作に移行する(ステップS13〜S15)。このループ動作において、表示の指示が入力された場合、制御手段18は、再生された映像に重畳する形で、情報61〜65を表示する制御を行う(ステップS16)。このため、モニタ75のエリア74には、再生された映像に重畳する形で、情報61〜65が表示される。そして後、制御手段18は、ステップS13〜S15のループ動作を再開する。
【0046】
ステップS16により情報61〜65を表示した状態において、表示停止の指示が入力されると、動作は、ステップS14からステップS12に移行し、情報61〜65の表示を停止する(情報61〜65の表示を停止した状態にある場合、表示停止の入力は無視される)。そして、再生動作が終了したときには、動作は、ステップS15からステップS17に移行し、情報61〜65を再度表示する。
【0047】
なお、上記では、ディスク保持部341〜345の全てにディスクが載置されている場合について説明したが、ステップS6における判別結果が、ディスクの無いことを示す場合、対応する情報61〜65の色彩を黒の表示とすることによって、ディスクが載置されていないことを示すようになっている。
【0048】
また、本実施形態には、ディスク保持部341〜345に保持された全てのディスクのうち、オーディオCDの全てを連続して再生するオーディオCD連続再生モードが設けられている。
【0049】
いま、ディスク保持部341,344にはオーディオCD、ディスク保持部343,345にはDVD、ディスク保持部342にはビデオCDが保持されているとする。従って、このときでは、エリア74には、図9(B)に示す情報61〜65が表示される。この状態において、オーディオCD連続再生モードを選択すると、直ちに、オーディオCDの再生が開始されることが判明する。そして、ディスク保持部341に保持されたオーディオCDの再生が終了した後では、次に、ディスク保持部344のディスクが再生されることが判明する。従って、ディスク保持部341のディスクの再生が終了し、次のディスクが再生されるまでには、ディスク保持部344が再生位置に移動する時間が必要となることを、ユーザは容易に知ることができる。その結果、ディスク保持部341のオーディオCDの再生が終了した後、しばらく無音の時間が続くときにも、その理由をユーザは充分に納得することができる。
【0050】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、ディスクの種類については、DVD、ビデオCD、オーディオCDの3種の判別を行う構成とした場合について説明したが、その他の構成として、上記3種のディスクとカラオケCDとの4種のディスクの判別を行う構成、あるいは、上記4種のディスクとフォトCDとの5種のディスクの判別を行う構成、等とすることができる。
【0051】
また、ディスクの種類を示す色彩や、再生可能を示す色彩については、互いの色彩の区別が容易である限りでは、任意の色彩を用いた構成とすることができる。
【0052】
また、再生可能位置にあるディスク保持部341〜345に関連した情報61〜65については、再生可能を示す色彩と、ディスクの種類を示す色彩とを交互に変化させる構成とした場合について説明したが、その他の構成として、例えば、ディスクの種類を示す円形の色彩表示の外周に沿って、再生可能を示す色彩をリング状に表示する構成、等とすることができる。
【0053】
また、映像信号を再生するときには、ステップS12により、情報61〜65の生成を停止する構成とした場合について説明したが、その他の構成として、映像信号を再生するときには、エリア74に表示していた情報61〜65を、映像を楽しむのに邪魔にならないように、モニタ75の隅の小さなエリア77において表示する構成とすることができる。そして、この構成とする場合にも、表示の指示が入力されると、制御手段18は、情報61〜65をエリア74に表示する。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの種類は、情報の色彩によって示され、且つ、ディスクが取り換え可能になると、対応する情報が点滅表示になり、且つ、再生された映像は、情報に邪魔されることなく、全画面にわたって表示され、且つ、映像信号の再生を行っているときにも、指示に対応して情報が表示され、且つ、色彩が交互に変化する情報に対応したディスクが再生可能であることが示されるので、複数種のディスクを再生可能にすると共に複数枚のディスクを載置可能とするときにも、回転テーブルに載置されたディスクの種類の確認を容易にすることのでき、且つ、ディスクが取り換え可能になっていることを示すことができ、且つ、映像信号が記録されたディスクを再生するときにも、映像を楽しむのに障害となる情報の表示を防止でき、且つ、任意のタイミングにおいて、載置されたディスクの種類を確認することができ、且つ、再生可能位置にあるディスクを示すことができる。また、ディスク保持部のオーディオCDの再生が終了し、次のオーディオCDが再生されるまでには、次のオーディオCDが保持されたディスク保持部が再生位置に移動する時間が必要となることを、ユーザは容易に知ることができる。このため、オーディオCDの再生が終了した後、しばらく無音の時間が続くときにも、その理由をユーザは充分に納得することができる。
【0055】
また本発明によれば、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報を生成するディスク再生装置において、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報の色彩を、ディスクの種類に対応した色彩としている。従って、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの種類は、ディスク保持部のそれぞれに対応した情報の色彩によって示されるので、複数種のディスクを再生可能にすると共に、複数枚のディスクを載置可能とするときにも、回転テーブルに載置されたディスクの種類の確認を容易にすることができる。また、ディスク保持部のオーディオCDの再生が終了し、次のオーディオCDが再生されるまでには、次のオーディオCDが保持されたディスク保持部が再生位置に移動する時間が必要となることを、ユーザは容易に知ることができるので、オーディオCDの再生が終了した後、しばらく無音の時間が続くときにも、その理由をユーザは充分に納得することができる。
【0056】
またさらに、トレイが排出位置に移動したときには、ディスクの取り換えが可能になるディスク保持部の情報を点滅表示させている。従って、ディスク保持部に保持されたディスクが取り換え可能になると、対応する情報が点滅表示になるので、ディスクが取り換え可能になっていることを示すことができる。
【0057】
またさらに、映像信号が記録されたディスクを再生するときには情報の生成を停止させている。従って、再生された映像は、情報に邪魔されることなく、全画面にわたって表示されるので、映像信号が記録されたディスクを再生するときにも、映像を楽しむのに障害となる情報の表示を防止することができる。
【0058】
またさらに、情報の生成を停止した状態において、表示の指示が入力されたときには、情報の生成を行っている。従って、映像信号の再生を行っているときにも、指示に対応して情報が表示されるので、任意のタイミングにおいて、載置されたディスクの種類を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク再生装置の一実施形態のディスクの取り換え時の主要動作を示すフローチャートである。
【図2】ディスク再生時の主要動作を示すフローチャートである。
【図3】実施形態の電気的構成を示すブロック線図である。
【図4】実施形態の機構の概略を示す平面図である。
【図5】モニタが接続された実施形態を示す正面図である。
【図6】情報の変化を示す説明図である。
【図7】情報の変化を示す説明図である。
【図8】情報の変化を示す説明図である。
【図9】情報の変化を示す説明図である。
【図10】従来技術の表示方法を示す説明図である。
【符号の説明】
9 ディスク
26 トレイ
33 回転テーブル
61〜65 情報
341〜345 ディスク保持部
S6 ディスクの種類を判別するステップ
S7 情報をディスクの種類に対応した色彩に変更するステップ
S9 情報の色彩を交互に変化させる表示のステップ
S12 情報の表示を停止するステップ
S16 入力された指示に従って情報を表示するステップ
Claims (5)
- 収納位置と排出位置とに移動可能に設けられたトレイに回転可能に取り付けられ、複数のディスク保持部が形成された回転テーブルを備え、
複数種のディスクが再生可能であると共に、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報を生成するディスク再生装置において、
ディスク保持部のそれぞれに関連した前記情報の色彩を、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの種類に対応した色彩にし、生成した情報の表示位置を回転テーブルの回転に対応して移動させ、オーディオCDを連続して再生するモードとなるときには回転テーブルに載置されたディスクのうちからオーディオCDのみを選択して再生し、トレイが排出位置に移動したときにはディスクの取り換えが可能になるディスク保持部についての前記情報を点滅表示にし、映像信号が記録されたディスクを再生するときには前記情報の生成を停止し、映像信号が記録されたディスクを再生しているときに表示の指示が入力された場合には前記情報を生成し、再生可能位置に移動したディスク保持部に関連した前記情報の色彩を、ディスクの種類を示す色彩と再生可能を示す色彩とに交互に変化させることを特徴とするディスク再生装置。 - 収納位置と排出位置とに移動可能に設けられたトレイに回転可能に取り付けられ、複数のディスク保持部が形成された回転テーブルを備え、
複数種のディスクが再生可能であると共に、ディスク保持部のそれぞれに関連した情報を生成するディスク再生装置において、
ディスク保持部のそれぞれに関連した前記情報の色彩を、ディスク保持部のそれぞれに載置されたディスクの種類に対応した色彩にし、生成した情報の表示位置を回転テーブルの回転に対応して移動させ、オーディオCDを連続して再生するモードとなるときには回転テーブルに載置されたディスクのうちからオーディオCDのみを選択して再生することを特徴とするディスク再生装置。 - トレイが排出位置に移動したときには、ディスクの取り換えが可能になるディスク保持部についての前記情報を点滅表示することを特徴とする請求項2記載のディスク再生装置。
- 映像信号が記録されたディスクを再生するときには前記情報の生成を停止することを特徴とする請求項2または請求項3記載のディスク再生装置。
- 前記情報の生成を停止した状態において、表示の指示が入力されたときには、前記情報の生成を行うことを特徴とする請求項4記載のディスク再生装置。
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