JP2576383B2 - バンプ接合によるハイブリッド構造素子の製造方法 - Google Patents

バンプ接合によるハイブリッド構造素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイブリッド構造の半導
体装置に係わり、特に冷却して使用される赤外線検知器
の如き半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線検知器は大気中の透過率の高い3
〜5μm及び8〜14μmで検出感度を持つものが実用
に給される。この波長に相当するバンドギャップを持つ
半導体基板には、InAs、InSb、HgCdTe、
PbSnTe等が知られており、量子型赤外線検知器に
使用されている。特に、HgCdTeホトダイオードを
用いた赤外線検出器は、液体窒素温度である77Kを動
作温度として数μmから10μm域までをカバーできる
高感度検出器として優れており、2次元配列型赤外線検
知器の開発が進められている。
【0003】この2次元配列型赤外線検知器の構造とし
ては、信号読み出し用ICと光電変換用のHgCdTe
ホトダイオードアレイとを互いに向き合わせ、それぞれ
の素子に形成されたバンプを介してこれらを圧着し、電
気的及び機械的に接続させたハイブリッド型HgCdT
e赤外線検知器が一般的である。以下ハイブリッド構造
の赤外線検知器の例として、ハイブリッド型HgCdT
e赤外線検知器について述べる。
【0004】ハイブリッド型HgCdTe赤外線検知器
は液体窒素温度である77K程度に冷却して使用される
が、この時シリコンICとHgCdTe結晶の熱膨張係
数の相違によって画素アレイの両端間の距離に差異が発
生する。通常、ハイブリッド構造のバンプの材料には低
融点かつ柔軟性の高いインジウムが用いられているが、
画素アレイの両端間の距離に差異が発生した場合にはイ
ンジウムバンプ及び、各画素のインジウムバンプ接続部
周辺に歪みによる応力が発生する。現在のところ、イン
ジウムバンプの長さを大きくすることにより、この歪み
による応力をある程度緩和している。
【0005】一方ハイブリッド型HgCdTe赤外線検
知器の信号読み出し用ICの材料では、シリコン結晶が
広く用いられているが、その一方で熱膨張率がHgCd
Teのそれと近いInSb結晶を信号読み出し用ICの
基板として用いるハイブリッド型HgCdTe赤外線検
知器提案がされている(特開昭63−308970号公
報)。この組み合わせによれば前記の歪みの問題はおこ
らない。しかし、IC製作プロセスの技術的な観点から
みて、シリコン結晶に比べるとInSb結晶上に信号読
み出し用ICを製作することは技術的に困難であり製作
コストが非常に高くなる。現在のところ信号読み出し用
ICの材料としてInSb結晶を用いるのは現実的では
なく、シリコン結晶を用いる必要がある。以下の記述で
は、信号読み出し用ICをシリコンICとする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ハイブリッド型HgC
dTe赤外線検知器の空間分解能を向上させるためには
画素数を増加させることが必要であるが、このためには
必然的にシリコンICとHgCdTe結晶上の画素アレ
イ面積を増大させることになる。しかし、この画素アレ
イ面積の増大に伴い、前述の冷却による歪み応力の影響
が特にアレイの外周部のバンプで顕著になるという問題
があり、従来のようにバンプの長さを大きくするだけで
は不十分となってきている。
【0007】この様子を図3を用いて説明する。シリコ
ンIC1とHgCdTe結晶2の各画素はインジウムバ
ンプ3によって電気的かつ機械的に接続されている。こ
こでは模式的にアレイの最外部と中央部のインジウムバ
ンプだけを示している。室温状態では図3(a)に示す
ようにシリコンIC1とHgCdTe結晶2上の各画素
の位置は2次元的に互いに一致しており、各インジウム
バンプ3はシリコンIC1およびHgCdTe結晶2に
対して垂直になりどの部分にも歪み応力は発生していな
い。しかし、動作温度である77Kに冷却した状態では
図3(b)に示すように、熱膨張係数の相違によってシ
リコンIC1よりもHgCdTe結晶2上の画素アレイ
の両端間の距離が小さくなり、インジウムバンプ3には
大きな歪み応力が発生している。例として、512×5
12正方形アレイ、画素間ピッチ35.0μmの場合を
考える。インジウムバンプ3の径は、接合時のバンプの
潰れがリーク電流をもたらさないよう、10μmとし
た。シリコンHgCdTe結晶の熱膨張係数の差を2.
4×10- 6 - 1 として、77KにおけるシリコンI
C1とHgCdTe結晶2の画素アレイの対角線の両端
間の距離の相違を算出すると、シリコンIC1よりもH
gCdTe結晶2上の方が13.3μm小さくなる。こ
のときシリコンIC1及びHgCdTe結晶2に対して
垂直な方向から、インジウムバンプ3で接続されるシリ
コンIC1とHgCdTe結晶2上の互いに対応する各
画素対の位置関係を見ると、互いの位置のずれの最も大
きい画素対は画素アレイ対角線の両端の画素対である。
この端の画素対の対角線の延長線方向のずれをΔ1とす
るとΔ1=6.7μmであり、同時に画素対を接続する
インジウムバンプ3も斜円柱状に歪む。このとき、Δ1
の大きさはインジウムバンプ3の径の67%にも相当
し、大きな歪み応力がインジウムバンプ3およびインジ
ウムバンプ3周辺部にかかることになり、インジウムバ
ンプ3中の亀裂の発生、シリコンIC1、HgCdTe
結晶2とインジウムバンプ3との接続部の剥離、更には
HgCdTe結晶2上の画素部に形成されているホトダ
イオードの特性劣化を招く原因となる。
【0008】以上述べたように、ハイブリッド型HgC
dTe赤外線検知器の画素アレイ面積の増大を実現する
ためには冷却時に発生するシリコンICとHgCdTe
結晶の熱膨張係数の相違による歪みの影響を可能な限り
排除することが必要である。
【0009】本発明の目的は、シリコンICとHgCd
Teホトダイオードのハイブリッド構造において、上述
したような、液体窒素温度に冷却した時に発生する熱膨
張係数の相違による歪みをより低減する構造を実現し、
インジウムバンプ接合部の破壊、ダイオード特性劣化の
ないハイブリッド型HgCdTe赤外線検知器を製造す
方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、化合物半導
体結晶上に2次元に配列された素子と前記2次元に配列
された素子からの信号を処理するためのシリコンICと
、前記化合物半導体結晶及び前記シリコンIC上に2
次元に配列されたバンプを用いて電気的かつ機械的に接
されて、液体窒素温度に冷却して用いられるハイブリ
ッド型デバイスにおいて、前記化合物半導体結晶上のバ
ンプのピッチを前記シリコンIC上のバンプのピッチよ
りも大きくなるように各々のバンプを形成する工程と、
接合する際に前記化合物半導体結晶と前記シリコンIC
を各々異なる温度で加熱膨張させて前記化合物半導体と
前記シリコンICのバンプのピッチが一致した状態で接
合させる工程を備えたことを特徴とするハイブリッド型
デバイスの製造方法を提供するものである。この製造方
法によって、液体窒素温度に冷却したときの歪みが低減
された素子を容易に得ることが可能となる。
【0011】
【作用】シリコンIC上の画素アレイの両端間の距離よ
りも化合物半導体結晶上の画素アレイの両端間の距離の
方が大きくなるように各々のバンプを形成する工程と、
接合する際に前記シリコンIC上と前記化合物半導体結
晶上の画素アレイの両端間の距離が互いに一致するよう
に各々異なる温度で加熱膨張させてバンプ接合する工程
により、前記シリコンIC上の画素アレイの両端間の距
離よりも前記化合物半導体結晶上の画素アレイの両端間
の距離の方が大きくなるためにインジウムバンプの歪ん
だ構造ができる。熱膨張係数はシリコン結晶よりもHg
CdTe結晶の方が大きいから77Kに冷却した状態で
は、前記シリコンIC上の画素アレイの両端間の距離よ
りも前記化合物半導体結晶上の画素アレイの両端間の距
離の方が小さくなることによるインジウムバンプの歪み
が発生する。この冷却時の歪みは冷却時とは逆方向の室
温時の歪みによって相殺される分だけ小さくなる。この
ため冷却時の歪みによる応力がもたらすダイオード特性
の劣化が低減される。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1、2を用いて詳細に説
明する。ここでは、バンプ間ピッチ35μmの512×
512アレイの実施例を述べる。
【0013】図1(a)はバンプ接合前のシリコンIC
の各画素に設けたインジウムバンプアレイの平面図であ
る。ただし、各正方形アレイの内部は省略してある。室
温状態でシリコンIC1上の画素のピッチを35.0μ
mにし、各画素上に高さ20μm、径10μmのインジ
ウムバンプ4を形成する。実際にはインジウムバンプ4
は512×512個配置されるがここでは内側を省略し
て示した。シリコンIC上の画素アレイの対角線の両端
間の距離は約2.5cmである。
【0014】図1(b)はバンプ接合前のHgCdTe
結晶2の各画素に設けたインジウムバンプアレイの平面
図である。ここに示すように、HgCdTe結晶2上の
画素の512×512アレイを16区画に分け、区画を
またぐ画素間の距離を36.7μmにし、それ以外の各
区画内の画素のピッチを35.0μmにする。この各画
素上に高さ3μm、径12μmのインジウムバンプ5を
形成する。各区画内にはインジウムバンプ5が同じピッ
チで128×128個配置されるがここでは各区画の内
側を省略して示した。HgCdTe結晶2上の画素アレ
イの両端間の距離は約2.5cmであるが、シリコンI
C1上の画素アレイの対角線の両端間の距離よりも7.
2μmだけ大きい。
【0015】図2(a)はバンプ接合前のシリコンIC
1とHgCdTe結晶2の断面図である。模式的に画素
アレイの対角線の両端と中央のインジウムバンプのみを
示した。
【0016】次に図2(b)に示すようにシリコンIC
1を150℃に、HgCdTe結晶2を40℃に昇温す
ると、熱膨張係数はシリコン結晶よりもHgCdTe結
晶の方が大きく、室温時の大きさの差分7.2μmが差
引され、画素アレイの対角線の両端間の距離が一致す
る。このとき、高さが20μmであるインジウムバンプ
4が加熱によって崩れないようにシリコンIC1を上側
にしてインジウムバンプ4を垂下させる。この状態で、
バンプ接合を行う。
【0017】図2(c)に示すように接合後、室温状態
に戻すと先に述べたように室温状態で画素アレイの対角
線の両端間の距離は、HgCdTe結晶2上の方が7.
2μmだけ大きくなりインジウムバンプ3に歪みのかか
ったハイブリッド構造のデバイスが得られる。
【0018】図2(d)に示すように、動作温度77K
に冷却した状態ではシリコンIC1とHgCdTe結晶
2が熱膨張係数の相違により、シリコンIC1よりもH
gCdTe結晶2の方が大きく収縮し、画素アレイの対
角線の両端間の距離はHgCdTe結晶2の方が6.1
μmだけ小さい構造となる。
【0019】本発明による上記実施例では画素アレイ全
体の対角線の大きさの相違は、室温ではHgCdTe結
晶2上の画素アレイの方が7.2μm大きく、77Kで
HgCdTe結晶2上の画素アレイの方が6.1μm小
さくなる。この相違によるシリコンIC1とHgCdT
e結晶2上の画素の2次元的ずれは画素アレイの対角線
の両端で最大となる。この端のインジウムバンプ3の歪
みの対角線平行成分の大きさは、インジウムバンプ3の
径10μmに対して、室温状態で径の36%、77Kで
31%となる。
【0020】一方従来の方法で接合されたハイブリッド
構造では図1に示すように、シリコンIC1とHgCd
Te結晶2の熱膨張係数の相違による歪みは室温時には
生じずに冷却時にのみ生じている。従来の技術の欄でも
述べたように512×512アレイのバンプ間ピッチ3
5.0μmをシリコンIC1とHgCdTe結晶2とで
室温時に一致させた従来のハイブリッド構造の場合、7
7Kに冷却するとアレイ全体の対角線はHgCdTe結
晶2の方が13.3μmだけ小さくなる。画素アレイの
対角線の両端のインジウムバンプ3の歪みの対角線平行
成分の大きさは、インジウムバンプ3の径10μmに対
して、77Kで径の67%となる。
【0021】発生するインジウムバンプ3の歪みの大き
さを従来の接合方法と本発明による接合方法とで比較す
ると、先に述べたように室温状態では従来の方法で接合
されたハイブリッド構造では歪みが発生しないのに対
し、本発明の接合方法によるハイブリッド構造では最大
で画素アレイ対角線平行成分がインジウムバンプ3の径
の36%の大きさの歪みが発生している。77Kの状態
では従来の方法で接合されたハイブリッド構造では67
%の歪みが発生するのに対し、本発明の接合方法による
ハイブリッド構造では最大で31%に低減されている。
歪みによる応力がインジウムバンプ3やインジウムバン
プ3に接続されたHgCdTe結晶2上のホトダイオー
ドに最も深刻な影響を与えるのは、室温と動作時の77
Kの状態を通じて歪みによる応力の大きさが最大になっ
た時であるが、本発明の接合方法によってこの歪みによ
る応力の最大値が半分以下に低減されている。この歪み
による応力の低減によってインジウムバンプ3中の亀裂
の発生、シリコンIC1およびHgCdTe結晶2とイ
ンジウムバンプ3との接続部の剥離、HgCdTe結晶
2上のホトダイオードの特性劣化を防ぐことができる。
また、歪みによる応力を緩和するインジウムバンプ3の
柔軟性は室温よりも77Kの状態の方が小さいこと、検
知器は77Kの状態で長時間使用されることを考慮する
と、インジウムバンプ3の歪みが室温よりも77Kの冷
却状態で小さくなっていることがハイブリッド型HgC
dTe赤外線検知器の良好な特性を得る上で重要な条件
であるが、この条件は本発明の接合方法によってのみ実
現される。
【0022】又、本発明においては化合物半導体として
HgCdTe結晶を使用した場合について詳細に述べた
が、他の化合物半導体結晶(InAs、InSb、Pb
SnTe等)を用いる時でも、加熱温度、バンプピッ
チ、アレイサイズ等を適宜選択することによって同様な
効果が得られることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の製造
方法を用いれば、冷却時に化合物半導体結晶ホトダイオ
ードのバンプ周辺部にかかる応力が低減され、ホトダイ
オードへのダメージを回避し、感度特性劣化のより少な
い赤外線センサーを容易に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリコンICとHgCdTeホトダイ
オードのアレイ配置の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明によるバンプ接合の一実施例を示す模式
的な断面図である。
【図3】従来の接合方法によるハイブリッド構造を加熱
冷却サイクル下に置いた時の様子を示す模式的な断面図
である。
【符号の説明】
1 シリコンIC 2 HgCdTe結晶 3 接合されたインジウムバンプ 4 シリコンICの画素上に形成されたインジウムバン
プ 5 HgCdTeホトダイオード上に形成されたインジ
ウムバンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物半導体結晶上に2次元に配列された
    素子と前記2次元に配列された素子からの信号を処理す
    るためのシリコンICと、前記化合物半導体結晶及び
    前記シリコンIC上に2次元に配列されたバンプを用い
    て電気的かつ機械的に接合されて、液体窒素温度に冷却
    して用いられるハイブリッド型デバイスにおいて、前記
    化合物半導体結晶上のバンプのピッチを前記シリコンI
    C上のバンプのピッチよりも大きくなるように各々のバ
    ンプを形成する工程と、接合する際に前記化合物半導体
    結晶と前記シリコンICを各々異なる温度で加熱膨張さ
    せて前記化合物半導体と前記シリコンICのバンプのピ
    ッチが一致した状態で接合させる工程を備えたことを特
    徴とするハイブリッド型デバイスの製造方法。
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