JP2576362B2 - 電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体 - Google Patents
電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体Info
- Publication number
- JP2576362B2 JP2576362B2 JP5154801A JP15480193A JP2576362B2 JP 2576362 B2 JP2576362 B2 JP 2576362B2 JP 5154801 A JP5154801 A JP 5154801A JP 15480193 A JP15480193 A JP 15480193A JP 2576362 B2 JP2576362 B2 JP 2576362B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- throttle
- shaft
- housing
- motor
- Prior art date
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用の絞弁組立体
に係り、特に電動機の回転出力によって絞弁の開度を制
御する電動機駆動型絞弁の絞弁組立体に関する。
に係り、特に電動機の回転出力によって絞弁の開度を制
御する電動機駆動型絞弁の絞弁組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】特公昭58−25853 号公報や特開昭60−79
126 号公報等で知られる従来のこの種装置は、電動機の
トルクを歯車で増幅して絞弁に伝達している。
126 号公報等で知られる従来のこの種装置は、電動機の
トルクを歯車で増幅して絞弁に伝達している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の絞弁組立体はこ
の様に構成されているから絞弁が全閉位置まで回転され
た時強い力で絞弁が閉じ方向に駆動され、絞弁が吸気筒
の壁面に喰い込んでしまう問題があった。
の様に構成されているから絞弁が全閉位置まで回転され
た時強い力で絞弁が閉じ方向に駆動され、絞弁が吸気筒
の壁面に喰い込んでしまう問題があった。
【0004】本発明の目的は上記全閉位置での絞弁の吸
気筒の壁面への喰い込みを防止すると共に喰い込み防止
の為に他の不具合が発生しない様にした点にある。
気筒の壁面への喰い込みを防止すると共に喰い込み防止
の為に他の不具合が発生しない様にした点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、絞弁を支承
する軸受と電動機の出力軸との間に位置する絞弁軸に閉
じ方向への回転を制限するストッパを設け、このストッ
パの表面を硬質処理することによって達成される。
する軸受と電動機の出力軸との間に位置する絞弁軸に閉
じ方向への回転を制限するストッパを設け、このストッ
パの表面を硬質処理することによって達成される。
【0006】
【作用】絞弁が閉じ方向に回転されるときストッパの作
用によって全閉の少し手前でその回転が阻止され、その
結果絞弁の吸気筒壁面への喰い込みはなくなる。その時
絞弁軸への不必要なねじり等の発生がない。また、スト
ッパの摩耗による絞弁の全閉停止位置の経年変化がな
く、これが原因で生じる絞弁の喰い込みもなくなる。
用によって全閉の少し手前でその回転が阻止され、その
結果絞弁の吸気筒壁面への喰い込みはなくなる。その時
絞弁軸への不必要なねじり等の発生がない。また、スト
ッパの摩耗による絞弁の全閉停止位置の経年変化がな
く、これが原因で生じる絞弁の喰い込みもなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。アクセル9を踏むとアクセル開度検知器8が運転者
7のアクセル踏込み状態を感知し手段19を介し制御回
路6へアクセル開度を入力する。制御回路6は運転者7
の意志を判断し、ステッピングモーター5に手段23を
介して指示を与え、これを回転させ、その回転を絞弁組
立体1に組込んである絞弁軸3に伝え、絞弁2を制御す
る。尚この時、絞弁2の作動位置を確認する為に絞弁開
度検出装置4が設けてある。24は絞弁開度信号を制御
回路に供給する手段である。エンジンの回転数を制御す
る絞弁2はステッピングモーター5の出力軸11と歯車
10で連結され、かつ、制御されている。一般的にステ
ッピングモーター出力軸11と絞弁軸3は途中に歯車1
0を介し連結される。ステッピングモーター5の発生す
る回転力により絞弁がアイドル状態まで戻らない為、こ
の回転力に打ち勝つ戻しスプリング15が設けてある。
又戻しスプリング15により絞弁がアイドルを保持でき
る様に、絞弁軸3の部分20に固定した規制板14と調
整ねじ12で保持されている。規制板14は作動中調整
ねじ12に接触するので摩耗も激しく、長時間使用中に
は金属摩耗粉が大量に発生するので、エンジン振動で振
い落される様にする。ステッピングモーター出力軸11
は歯車10を介し、絞弁軸3に連結されている。慣性力
によって絞弁軸3は閉じ方向に強い力で回転するが、所
定位置まで閉じると絞弁軸3に固定した規制板14が組
立体1のハウジングと一体の歯車ハウジング部1aに固
定した調整ねじ12の先端にぶつかる。これによってス
テッピングモーター5の慣性力による回転が阻止され絞
弁2はそれ以上閉じ方向へは回転しない。従って吸気筒
内壁21への絞弁の喰い込みはなくなる。
る。アクセル9を踏むとアクセル開度検知器8が運転者
7のアクセル踏込み状態を感知し手段19を介し制御回
路6へアクセル開度を入力する。制御回路6は運転者7
の意志を判断し、ステッピングモーター5に手段23を
介して指示を与え、これを回転させ、その回転を絞弁組
立体1に組込んである絞弁軸3に伝え、絞弁2を制御す
る。尚この時、絞弁2の作動位置を確認する為に絞弁開
度検出装置4が設けてある。24は絞弁開度信号を制御
回路に供給する手段である。エンジンの回転数を制御す
る絞弁2はステッピングモーター5の出力軸11と歯車
10で連結され、かつ、制御されている。一般的にステ
ッピングモーター出力軸11と絞弁軸3は途中に歯車1
0を介し連結される。ステッピングモーター5の発生す
る回転力により絞弁がアイドル状態まで戻らない為、こ
の回転力に打ち勝つ戻しスプリング15が設けてある。
又戻しスプリング15により絞弁がアイドルを保持でき
る様に、絞弁軸3の部分20に固定した規制板14と調
整ねじ12で保持されている。規制板14は作動中調整
ねじ12に接触するので摩耗も激しく、長時間使用中に
は金属摩耗粉が大量に発生するので、エンジン振動で振
い落される様にする。ステッピングモーター出力軸11
は歯車10を介し、絞弁軸3に連結されている。慣性力
によって絞弁軸3は閉じ方向に強い力で回転するが、所
定位置まで閉じると絞弁軸3に固定した規制板14が組
立体1のハウジングと一体の歯車ハウジング部1aに固
定した調整ねじ12の先端にぶつかる。これによってス
テッピングモーター5の慣性力による回転が阻止され絞
弁2はそれ以上閉じ方向へは回転しない。従って吸気筒
内壁21への絞弁の喰い込みはなくなる。
【0008】ここで重要なことは、規制部材の位置と歯
車機構10の位置が近接して設けられていることであ
る。
車機構10の位置が近接して設けられていることであ
る。
【0009】これによって、規制板14がねじ12にぶ
つかった時絞弁軸3にはねじりが発生しない。この規制
部材が、モーターとは反対側の軸受部側の絞弁軸部に形
成されていたとすれば、絞弁軸3にねじり力が発生し、
絞弁軸3の折損や湾曲、あるいは絞弁の吸気筒内壁21
への喰い込みが発生する。
つかった時絞弁軸3にはねじりが発生しない。この規制
部材が、モーターとは反対側の軸受部側の絞弁軸部に形
成されていたとすれば、絞弁軸3にねじり力が発生し、
絞弁軸3の折損や湾曲、あるいは絞弁の吸気筒内壁21
への喰い込みが発生する。
【0010】ストッパを構成する調整ねじ12と規制板
14の摩耗を減す為に焼入れ等により表面を硬化させ
る。作動中摩耗粉を出なければ、図1のように歯車を設
置した歯車ハウジング1a内部に設けてもよいし摩耗が
多く歯車10の部分に金属粉が入って困る時には図2の
ように外部に設けてもよい。
14の摩耗を減す為に焼入れ等により表面を硬化させ
る。作動中摩耗粉を出なければ、図1のように歯車を設
置した歯車ハウジング1a内部に設けてもよいし摩耗が
多く歯車10の部分に金属粉が入って困る時には図2の
ように外部に設けてもよい。
【0011】また、電動機としステッピングモーターの
他、慣性力をもつ直流モーター等のモーターを用いても
効果は同じである。
他、慣性力をもつ直流モーター等のモーターを用いても
効果は同じである。
【0012】またねじ12を回転させると規制板14と
の当接位置が変位し、全閉位置よりどの程度手前で絞弁
の回転を規制するかを調整することができる。
の当接位置が変位し、全閉位置よりどの程度手前で絞弁
の回転を規制するかを調整することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、規制部材を電動機の近
傍に設けること及びストッパの表面を摩耗し難くするこ
とにより、絞弁軸のねじれが少なくなり、絞弁が絞弁組
立体の内壁にくいつく事はなく、絞弁の作動はいかなる
状態の時でも円滑に作動する。
傍に設けること及びストッパの表面を摩耗し難くするこ
とにより、絞弁軸のねじれが少なくなり、絞弁が絞弁組
立体の内壁にくいつく事はなく、絞弁の作動はいかなる
状態の時でも円滑に作動する。
【図1】本発明の一実施例になる絞弁組立体の構造断面
図を示す。
図を示す。
【図2】本発明の他の実施例を示す構造断面図である。
【符号の説明】 1…絞弁組立体、2…絞弁、3…絞弁軸、4…絞弁開度
検出器、5…ステッピングモーター、6…制御回路、7
…運転者、8…アイドル開度検出器、9…アクセルペダ
ル、10…歯車、11…ステッピングモーター出力軸、
12…調整ねじ、13…調整ねじ用スプリング、14…
規制板。
検出器、5…ステッピングモーター、6…制御回路、7
…運転者、8…アイドル開度検出器、9…アクセルペダ
ル、10…歯車、11…ステッピングモーター出力軸、
12…調整ねじ、13…調整ねじ用スプリング、14…
規制板。
Claims (4)
- 【請求項1】空気吸入通路が形成された絞弁ハウジング
(1)と、 前記ハウジング(1)に回転可能に支持され空気吸入通
路を貫通する絞弁軸(2)と、 前記絞弁軸(3)に固定され、空気吸入通路を通流する
空気の量を調整する絞弁(2)と、 アクセルペダル(9)の踏み込み量に応じて前記絞弁
(2)を開閉するように前記絞弁軸(3)を駆動する電
動機(5)と、 前記電動機(5)の回転を前記絞弁軸(3)に伝達する
ように、前記電動機(5)の出力軸(11)と前記絞弁
軸(3)との間に設けられた歯車機構(10)とからなる
電動機駆動の絞弁組立体において、前記絞弁軸(3)に固定された前記歯車機構(10)の
歯車に隣接して絞弁軸に固定された規制部材(14)
と、 前記絞弁(2)の全閉位置直前で、前記規制部材(1
4)と係合して、前記絞弁(2)の開度位置を、予め決
められた値に機械的に保持する停止部材(12)とを設
け、且つ、前記停止部材(12)は、前記絞弁(2)を
支承する絞弁ハウジング(1)自体に固定し、 更に、前記停止部材(12)と規制部材(14)の衝突
面を硬質処理した ことを特徴とする電動機駆動型絞弁用
の絞弁組立体。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の絞弁組立体に
おいて、 前記停止部材(12)は、前記絞弁(2)が全閉位置直
前で、前記規制部材(14)と係合するように、前記ハ
ウジング(1)の一部に取り付けられた調整可能なネジ
で構成されることを特徴とする電動機駆動型絞弁用の絞
弁組立体。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の絞弁組立体に
おいて、 前記停止部材(12)は、前記絞弁(2)が全閉位置直
前で、前記規制部材(14)と係合するように、前記ハ
ウジング(1)の一部としてそれと一体的に形成されそ
の内部の歯車機構(10)を収納する歯車ハウジング部
(1a)に取り付けられた調整可能なネジで構成される
ことを特徴とする電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体。 - 【請求項4】特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
かに記載の絞弁組立体において、前記規制部材(14)
の表面は焼入れにより硬質処理されていることを特徴と
する電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5154801A JP2576362B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5154801A JP2576362B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61125756A Division JPH0663460B2 (ja) | 1986-06-02 | 1986-06-02 | 電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658174A JPH0658174A (ja) | 1994-03-01 |
JP2576362B2 true JP2576362B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=15592193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5154801A Expired - Lifetime JP2576362B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 電動機駆動型絞弁用の絞弁組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576362B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3286233B2 (ja) * | 1997-12-04 | 2002-05-27 | 株式会社ユニシアジェックス | スロットルバルブ装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0617654B2 (ja) * | 1983-10-05 | 1994-03-09 | 愛三工業株式会社 | 内燃機関のスロットルバルブ制御装置 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5154801A patent/JP2576362B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0658174A (ja) | 1994-03-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |