JP2576351B2 - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
- Publication number
- JP2576351B2 JP2576351B2 JP6273493A JP6273493A JP2576351B2 JP 2576351 B2 JP2576351 B2 JP 2576351B2 JP 6273493 A JP6273493 A JP 6273493A JP 6273493 A JP6273493 A JP 6273493A JP 2576351 B2 JP2576351 B2 JP 2576351B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- hot water
- pipe
- controller
- instantaneous heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 229
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 38
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 claims description 9
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000003208 petroleum Substances 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 239000008236 heating water Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、瞬間式加熱缶体を備え
た給湯装置に関し、特に太陽熱温水器からの温水を給湯
装置の入水管に接続供給することができる給湯装置に関
する。
た給湯装置に関し、特に太陽熱温水器からの温水を給湯
装置の入水管に接続供給することができる給湯装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】瞬間式加熱缶体と、該瞬間式加熱缶体へ
水を供給する入水管と、前記瞬間式加熱缶体からの温水
を出湯する出湯管と、前記入水管から分岐するバイパス
管と、該バイパス管からの水と前記出湯管からの温水と
の混水比率を調節して給湯管に送り出す混水調節器とを
備えた給湯装置においては、前記瞬間式加熱缶体及び混
水調節器が作動を開始するための共通の条件として、一
般に、予め定めた一定の最低作動水量を越えることを条
件としている。即ち、前記一定の最低作動水量を越える
入水量があると瞬間式加熱缶体が作動を開始して加熱を
開始し、同時に混水調節器が作動を開始して、設定給湯
温度となるよう調整を開始する。
水を供給する入水管と、前記瞬間式加熱缶体からの温水
を出湯する出湯管と、前記入水管から分岐するバイパス
管と、該バイパス管からの水と前記出湯管からの温水と
の混水比率を調節して給湯管に送り出す混水調節器とを
備えた給湯装置においては、前記瞬間式加熱缶体及び混
水調節器が作動を開始するための共通の条件として、一
般に、予め定めた一定の最低作動水量を越えることを条
件としている。即ち、前記一定の最低作動水量を越える
入水量があると瞬間式加熱缶体が作動を開始して加熱を
開始し、同時に混水調節器が作動を開始して、設定給湯
温度となるよう調整を開始する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
給湯装置において、太陽熱温水器等を入水管に接続でき
るようにした場合には、設定給湯温度以上の温水が太陽
熱温水器から入水管に供給されることが生じるが、その
様な場合においても、入水管への供給量が最低作動水量
以上となる限り、瞬間式加熱缶体が一旦、作動を開始
し、加熱を開始することになる。このため、給湯温度が
更に高くなってしまうという欠点があった。
給湯装置において、太陽熱温水器等を入水管に接続でき
るようにした場合には、設定給湯温度以上の温水が太陽
熱温水器から入水管に供給されることが生じるが、その
様な場合においても、入水管への供給量が最低作動水量
以上となる限り、瞬間式加熱缶体が一旦、作動を開始
し、加熱を開始することになる。このため、給湯温度が
更に高くなってしまうという欠点があった。
【０００４】そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解
消し、設定給湯温度以上の温水が入水管に供給された場
合においては、瞬間式加熱缶体による加熱が最初からな
されることなく、且つ十分な流量でスムーズに、また放
熱を少なくして給湯を得ることができる給湯装置の提供
を目的とする。
消し、設定給湯温度以上の温水が入水管に供給された場
合においては、瞬間式加熱缶体による加熱が最初からな
されることなく、且つ十分な流量でスムーズに、また放
熱を少なくして給湯を得ることができる給湯装置の提供
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の給湯装置は、瞬間式加熱缶体と、該瞬間式
加熱缶体へ水を供給する入水管と、前記瞬間式加熱缶体
からの温水を出湯する出湯管と、前記入水管から分岐す
るバイパス管と、該バイパス管からの水と前記出湯管か
らの温水との混水比率を調節して給湯管に送り出す混水
調節器と、給湯運転中において給湯温度が所定の設定給
湯温度になるよう前記瞬間式加熱缶体と前記混水調節器
を制御するコントローラとを少なくとも有し、太陽熱温
水器からの温水を前記入水管に接続供給することができ
るようにした給湯装置であって、前記瞬間式加熱缶体が
作動するための最低作動水量の他に前記混水調節器が作
動するための最低作動水量を設けると共に、瞬間式加熱
缶体の最低作動水量を混水調節器の最低作動水量よりも
大きい値として設定してあることを特徴としている。
め、本発明の給湯装置は、瞬間式加熱缶体と、該瞬間式
加熱缶体へ水を供給する入水管と、前記瞬間式加熱缶体
からの温水を出湯する出湯管と、前記入水管から分岐す
るバイパス管と、該バイパス管からの水と前記出湯管か
らの温水との混水比率を調節して給湯管に送り出す混水
調節器と、給湯運転中において給湯温度が所定の設定給
湯温度になるよう前記瞬間式加熱缶体と前記混水調節器
を制御するコントローラとを少なくとも有し、太陽熱温
水器からの温水を前記入水管に接続供給することができ
るようにした給湯装置であって、前記瞬間式加熱缶体が
作動するための最低作動水量の他に前記混水調節器が作
動するための最低作動水量を設けると共に、瞬間式加熱
缶体の最低作動水量を混水調節器の最低作動水量よりも
大きい値として設定してあることを特徴としている。
【０００６】
【作用】上記本発明の特徴によれば、太陽熱温水器等か
らの設定給湯温度以上の温水が入水管に供給された場
合、供給開始から流量が増加して、混水調節器の最低作
動水量に達すると、先ず混水調節器のみが作動を開始
し、コントローラによって、出湯管からの温水とバイパ
ス管からの水（実際には設定給湯温度以上の温水）とを
混合して設定給湯温度にしようと動作する。そしてこの
場合、混合後の温水は当然設定給湯温度以上となるの
で、混水調節器はバイパス管側の水を増加する方向にど
んどん動作し、バイパス管側の混水比率を最大にする。
このため、入水管を供給されてくる温水はバイパス管に
ほとんど流れ込み、瞬間式加熱缶体側へ流れる流量はほ
とんど増加せずに、瞬間式加熱缶体の最低作動水量未満
の状態に保持される。よって、瞬間式加熱缶体は作動を
開始することなく保持される。即ち、太陽熱温水器等か
らの設定給湯温度以上の温水は加熱されることなくその
まま給湯される。そして給湯はほとんどバイパス管を通
じて行われ、瞬間式加熱缶体を通過する温水は僅かであ
るので、細い通路をもつ瞬間式加熱缶体を通ることによ
る流量の低下や放熱が抑制された給湯を行うことができ
る。
らの設定給湯温度以上の温水が入水管に供給された場
合、供給開始から流量が増加して、混水調節器の最低作
動水量に達すると、先ず混水調節器のみが作動を開始
し、コントローラによって、出湯管からの温水とバイパ
ス管からの水（実際には設定給湯温度以上の温水）とを
混合して設定給湯温度にしようと動作する。そしてこの
場合、混合後の温水は当然設定給湯温度以上となるの
で、混水調節器はバイパス管側の水を増加する方向にど
んどん動作し、バイパス管側の混水比率を最大にする。
このため、入水管を供給されてくる温水はバイパス管に
ほとんど流れ込み、瞬間式加熱缶体側へ流れる流量はほ
とんど増加せずに、瞬間式加熱缶体の最低作動水量未満
の状態に保持される。よって、瞬間式加熱缶体は作動を
開始することなく保持される。即ち、太陽熱温水器等か
らの設定給湯温度以上の温水は加熱されることなくその
まま給湯される。そして給湯はほとんどバイパス管を通
じて行われ、瞬間式加熱缶体を通過する温水は僅かであ
るので、細い通路をもつ瞬間式加熱缶体を通ることによ
る流量の低下や放熱が抑制された給湯を行うことができ
る。
【０００７】
【実施例】図１は本発明給湯装置の実施例を示す概略構
成図で、第２図は設定給湯温度以上の温水が入水管に供
給された場合のコントローラによる流量制御の例を示す
図である。
成図で、第２図は設定給湯温度以上の温水が入水管に供
給された場合のコントローラによる流量制御の例を示す
図である。
【０００８】図１において、10は石油バーナによる瞬間
式加熱缶体で、石油バーナ11やその燃焼熱で水を加熱す
る熱交換器12等を有している。そしてこの瞬間式加熱缶
体10に対して入水管20からの水が供給され、加熱された
温水は出湯管30に出湯される。前記入水管20の途中から
はバイパス管40が分岐され、該バイパス管40と前記出湯
管30とが混水調節器50を介して給湯管60に接続してい
る。前記入水管20の前記バイパス管40が分岐する地点よ
りも下流側に缶体流量センサ21と、入水温度センサ22が
設けられている。また出湯管30には出湯温度センサ31が
設けられ、給湯管60には給湯温度センサ61が設けられて
いる。70は太陽熱温水器で、該太陽熱温水器70からの供
給管71が前記入水管20に接続できるようにされている。
80は給湯装置のコントローラで、図示しないリモコン等
によって給湯温度が設定されることで、また缶体流量セ
ンサ21、入水温度センサ22、出湯温度センサ31、給湯温
度センサ61からの情報を入力することで、所定の動作命
令を前記瞬間式加熱缶体10の石油バーナ11、混水調節器
50等に対して出力する。
式加熱缶体で、石油バーナ11やその燃焼熱で水を加熱す
る熱交換器12等を有している。そしてこの瞬間式加熱缶
体10に対して入水管20からの水が供給され、加熱された
温水は出湯管30に出湯される。前記入水管20の途中から
はバイパス管40が分岐され、該バイパス管40と前記出湯
管30とが混水調節器50を介して給湯管60に接続してい
る。前記入水管20の前記バイパス管40が分岐する地点よ
りも下流側に缶体流量センサ21と、入水温度センサ22が
設けられている。また出湯管30には出湯温度センサ31が
設けられ、給湯管60には給湯温度センサ61が設けられて
いる。70は太陽熱温水器で、該太陽熱温水器70からの供
給管71が前記入水管20に接続できるようにされている。
80は給湯装置のコントローラで、図示しないリモコン等
によって給湯温度が設定されることで、また缶体流量セ
ンサ21、入水温度センサ22、出湯温度センサ31、給湯温
度センサ61からの情報を入力することで、所定の動作命
令を前記瞬間式加熱缶体10の石油バーナ11、混水調節器
50等に対して出力する。
【０００９】前記混水調節器50と前記瞬間式加熱缶体10
の石油バーナ11とは、それぞれ最低作動水量が定められ
ており、前記缶体流量センサ21が混水調節器50の最低作
動水量を検出すると、混水調節器50の作動がコントロー
ラ80によって開始され、また、缶体流量センサ21が石油
バーナ11の最低作動水量を検出すると石油バーナ11の作
動がコントローラ80によって開始される。そして本発明
では、前記石油バーナ11が作動するための最低作動水量
を前記混水調節器50が作動するための最低作動水量より
も大きい値としている。尚、ここでいう最低作動水量
は、詳しくは前記石油バーナ11が作動を開始するための
最低作動開始水量ＢONのことであり、前記混水調節器50
が作動を開始するための最低作動開始水量ＭONのことで
ある。実施例では、図２に示すように、石油バーナ11が
作動を停止するための最低作動停止水量ＢOFF も最低作
動開始水量ＢONよりも少し少ない流量として、同様に混
水調節器50が作動を停止するための最低作動停止水量Ｍ
OFF も最低作動開始水量ＭONより少し少ない流量とし
て、定めている。
の石油バーナ11とは、それぞれ最低作動水量が定められ
ており、前記缶体流量センサ21が混水調節器50の最低作
動水量を検出すると、混水調節器50の作動がコントロー
ラ80によって開始され、また、缶体流量センサ21が石油
バーナ11の最低作動水量を検出すると石油バーナ11の作
動がコントローラ80によって開始される。そして本発明
では、前記石油バーナ11が作動するための最低作動水量
を前記混水調節器50が作動するための最低作動水量より
も大きい値としている。尚、ここでいう最低作動水量
は、詳しくは前記石油バーナ11が作動を開始するための
最低作動開始水量ＢONのことであり、前記混水調節器50
が作動を開始するための最低作動開始水量ＭONのことで
ある。実施例では、図２に示すように、石油バーナ11が
作動を停止するための最低作動停止水量ＢOFF も最低作
動開始水量ＢONよりも少し少ない流量として、同様に混
水調節器50が作動を停止するための最低作動停止水量Ｍ
OFF も最低作動開始水量ＭONより少し少ない流量とし
て、定めている。
【００１０】通常の場合として、前記入水管20から水が
供給される場合のコントローラ80による制御動作を図２
の点線で示す曲線を参照して説明すると、先ず入水管20
に水が供給を開始されることで、缶体流量センサ21が混
水調節器50の最低作動開始水量ＭON以上を検出すると、
コントローラ80は混水調節器50の作動を開始する。これ
によって混水調節器50はバイパス管40側を閉止状態から
開放する。しかし混水後の給湯温度センサ61による温度
が設定給湯温度よりも低いことから、バイパス管40側の
混水比率は増加せず、そのため瞬間式加熱缶体10側へ流
れる流量が次第に増加し、缶体流量センサ21か検出する
流量がやがて石油バーナ11の最低作動開始水量ＢONに達
し、石油バーナ11の作動が開始され、燃焼が始まる。こ
れによって出湯管30への温水出湯が開始され、所定の設
定給湯温度に調節されていく。調節は設定給湯温度と入
水温度と入水総流量とから必要熱量がコントローラ80に
よって演算され、石油バーナ11の燃焼入力が調節される
と共に、実際に出湯管30に出湯される温水に対して、混
水調節器50によってバイパス管40からの水が調節混水さ
れることで、給湯温度センサ61の温度が設定給湯温度に
なるよう微調節がなされることで行われる。一方、給湯
管60の図示しない給湯カランが閉止されると、入水流量
が減少して停止するので、先ず缶体流量センサ21が検出
する流量が石油バーナ11の最低作動停止水量ＢOFF とな
って、石油バーナ11の作動が停止され、次に缶体流量セ
ンサ21が検出する流量が混水調節器50の最低作動停止水
量ＭOFF になって、混水調節器50の作動が停止されて、
バイパス管40が初期状態である全閉状態となる。
供給される場合のコントローラ80による制御動作を図２
の点線で示す曲線を参照して説明すると、先ず入水管20
に水が供給を開始されることで、缶体流量センサ21が混
水調節器50の最低作動開始水量ＭON以上を検出すると、
コントローラ80は混水調節器50の作動を開始する。これ
によって混水調節器50はバイパス管40側を閉止状態から
開放する。しかし混水後の給湯温度センサ61による温度
が設定給湯温度よりも低いことから、バイパス管40側の
混水比率は増加せず、そのため瞬間式加熱缶体10側へ流
れる流量が次第に増加し、缶体流量センサ21か検出する
流量がやがて石油バーナ11の最低作動開始水量ＢONに達
し、石油バーナ11の作動が開始され、燃焼が始まる。こ
れによって出湯管30への温水出湯が開始され、所定の設
定給湯温度に調節されていく。調節は設定給湯温度と入
水温度と入水総流量とから必要熱量がコントローラ80に
よって演算され、石油バーナ11の燃焼入力が調節される
と共に、実際に出湯管30に出湯される温水に対して、混
水調節器50によってバイパス管40からの水が調節混水さ
れることで、給湯温度センサ61の温度が設定給湯温度に
なるよう微調節がなされることで行われる。一方、給湯
管60の図示しない給湯カランが閉止されると、入水流量
が減少して停止するので、先ず缶体流量センサ21が検出
する流量が石油バーナ11の最低作動停止水量ＢOFF とな
って、石油バーナ11の作動が停止され、次に缶体流量セ
ンサ21が検出する流量が混水調節器50の最低作動停止水
量ＭOFF になって、混水調節器50の作動が停止されて、
バイパス管40が初期状態である全閉状態となる。
【００１１】次に太陽熱温水器70から設定給湯温度以上
の温水が入水管20に供給された場合のコントローラ80に
よる制御動作を図２の実線の曲線を参照して説明する。
今、太陽熱温水器70からの供給が開始されることで、缶
体流量センサ21に流れる流量が増加して、混水調節器50
の最低作動開始水量ＭONに達すると、先ず混水調節器50
のみがコントローラによって作動を開始され、バイパス
管40を全閉状態から開放すると共に出湯管30からの温水
とバイパス管40からの水（実際には設定給湯温度以上の
温水）とを混合して設定給湯温度にしようと動作する。
そしてこの場合、混合後の温水は当然設定給湯温度以上
となるので、混水調節器50はバイパス管40側の水を増加
する方向にどんどん動作し、バイパス管40側の混水比率
を最大にする。このため、入水管20を供給されてくる温
水はバイパス管40側にほとんど流れ込み、瞬間式加熱缶
体10側へ流れる流量はほとんど増加することなく、瞬間
式加熱缶体10の最低作動開始水量ＢON未満の一定流量に
落ち着く。よって、瞬間式加熱缶体10は最初から作動を
開始することなく保持され、太陽熱温水器70からの設定
給湯温度以上の温水は加熱されることなく、且つそのほ
とんどがバイパス管40を通じてスムーズに且つ少ない放
熱でもってそのまま給湯される。
の温水が入水管20に供給された場合のコントローラ80に
よる制御動作を図２の実線の曲線を参照して説明する。
今、太陽熱温水器70からの供給が開始されることで、缶
体流量センサ21に流れる流量が増加して、混水調節器50
の最低作動開始水量ＭONに達すると、先ず混水調節器50
のみがコントローラによって作動を開始され、バイパス
管40を全閉状態から開放すると共に出湯管30からの温水
とバイパス管40からの水（実際には設定給湯温度以上の
温水）とを混合して設定給湯温度にしようと動作する。
そしてこの場合、混合後の温水は当然設定給湯温度以上
となるので、混水調節器50はバイパス管40側の水を増加
する方向にどんどん動作し、バイパス管40側の混水比率
を最大にする。このため、入水管20を供給されてくる温
水はバイパス管40側にほとんど流れ込み、瞬間式加熱缶
体10側へ流れる流量はほとんど増加することなく、瞬間
式加熱缶体10の最低作動開始水量ＢON未満の一定流量に
落ち着く。よって、瞬間式加熱缶体10は最初から作動を
開始することなく保持され、太陽熱温水器70からの設定
給湯温度以上の温水は加熱されることなく、且つそのほ
とんどがバイパス管40を通じてスムーズに且つ少ない放
熱でもってそのまま給湯される。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用からなり、請
求項１に記載の給湯装置によれば、瞬間式加熱缶体が作
動するための最低作動水量の他に前記混水調節器が作動
するための最低作動水量を設けると共に、瞬間式加熱缶
体の最低作動水量を混水調節器の最低作動水量よりも大
きい値として設定してあるので、太陽熱温水器等から設
定給湯温度以上の温水が入水管に流入してきた場合にお
いても、瞬間式加熱缶体よりも先に混水調節器を作動さ
せることができ、しかも設定給湯温度以上の温水である
ので混水調節器を通る流量をどんどん増加させて、その
結果、瞬間式加熱缶体側には最低作動水量以上の流量が
流れて行かないようにすることができる。即ち、太陽熱
温水器等から設定給湯温度以上の高温の温水が供給され
てきた場合には、瞬間式加熱缶体での燃焼を一旦でも開
始するといったことなく、よってまたそれ以上少しでも
給湯温度を上げることなく、また無駄な燃焼、無駄な放
熱をすることなく、混水調節器を通して通水抵抗の少な
い状態で十分な流量をスムーズに給湯することができ
る。
求項１に記載の給湯装置によれば、瞬間式加熱缶体が作
動するための最低作動水量の他に前記混水調節器が作動
するための最低作動水量を設けると共に、瞬間式加熱缶
体の最低作動水量を混水調節器の最低作動水量よりも大
きい値として設定してあるので、太陽熱温水器等から設
定給湯温度以上の温水が入水管に流入してきた場合にお
いても、瞬間式加熱缶体よりも先に混水調節器を作動さ
せることができ、しかも設定給湯温度以上の温水である
ので混水調節器を通る流量をどんどん増加させて、その
結果、瞬間式加熱缶体側には最低作動水量以上の流量が
流れて行かないようにすることができる。即ち、太陽熱
温水器等から設定給湯温度以上の高温の温水が供給され
てきた場合には、瞬間式加熱缶体での燃焼を一旦でも開
始するといったことなく、よってまたそれ以上少しでも
給湯温度を上げることなく、また無駄な燃焼、無駄な放
熱をすることなく、混水調節器を通して通水抵抗の少な
い状態で十分な流量をスムーズに給湯することができ
る。
【図１】本発明給湯装置の実施例を示す概略構成図であ
る。
る。
【図２】設定給湯温度以上の温水が入水管に供給された
場合のコントローラによる流量制御の例を示す図であ
る。
場合のコントローラによる流量制御の例を示す図であ
る。
10 瞬間式加熱缶体 20 入水管 30 出湯管 40 バイパス管 50 混水調節器 60 給湯管 70 太陽熱温水器 80 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 良彦 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 畠 洋二 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社ノーリツ内 (56)参考文献 特開 平５−45003（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−76350（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 瞬間式加熱缶体と、該瞬間式加熱缶体へ
水を供給する入水管と、前記瞬間式加熱缶体からの温水
を出湯する出湯管と、前記入水管から分岐するバイパス
管と、該バイパス管からの水と前記出湯管からの温水と
の混水比率を調節して給湯管に送り出す混水調節器と、
給湯運転中において給湯温度が所定の設定給湯温度にな
るよう前記瞬間式加熱缶体と前記混水調節器を制御する
コントローラとを少なくとも有し、太陽熱温水器からの
温水を前記入水管に接続供給することができるようにし
た給湯装置であって、前記瞬間式加熱缶体が作動するた
めの最低作動水量の他に前記混水調節器が作動するため
の最低作動水量を設けると共に、瞬間式加熱缶体の最低
作動水量を混水調節器の最低作動水量よりも大きい値と
して設定してあることを特徴とする給湯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6273493A JP2576351B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6273493A JP2576351B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 給湯装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249510A JPH06249510A (ja) | 1994-09-06 |
| JP2576351B2 true JP2576351B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=13208906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6273493A Expired - Fee Related JP2576351B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 給湯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576351B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101717108B1 (ko) * | 2010-12-13 | 2017-03-16 | 엘지전자 주식회사 | 정수기 |
| CN104422137B (zh) * | 2013-08-22 | 2017-03-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 热水器预约制热控制方法及系统 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0476350A (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-11 | Noritz Corp | 給湯装置 |
| JP2586748B2 (ja) * | 1991-02-01 | 1997-03-05 | 株式会社ノーリツ | 給湯器 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP6273493A patent/JP2576351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06249510A (ja) | 1994-09-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2001116359A (ja) | 給湯装置 | |
| JP2576351B2 (ja) | 給湯装置 | |
| JPS60245947A (ja) | 給湯制御装置 | |
| JP2570568B2 (ja) | 給湯器の運転方法 | |
| JPH08247547A (ja) | 給湯装置 | |
| JPH08100950A (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
| JPH06347095A (ja) | 給湯装置 | |
| JP3845099B2 (ja) | 給湯器の加熱制御装置 | |
| JP3854700B2 (ja) | バイパスミキシング方式の給湯器における出湯制御装置 | |
| JP2002277056A (ja) | 給湯システム | |
| JP3551498B2 (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
| JPH07269947A (ja) | 給湯装置 | |
| JP3166459B2 (ja) | 給湯装置 | |
| JP3499934B2 (ja) | 燃焼制御装置 | |
| JP2616694B2 (ja) | 給湯器の過流出防止装置 | |
| JPH06174303A (ja) | 給湯器 | |
| JPH0416690B2 (ja) | ||
| JPH06249504A (ja) | 給湯装置 | |
| JP3061516B2 (ja) | ガス湯沸器 | |
| JP2000274819A (ja) | 給湯器 | |
| JPH0674558A (ja) | 給湯機 | |
| JPH01208653A (ja) | 給湯制御装置 | |
| JPH0448148A (ja) | 給湯機 | |
| JPH0827066B2 (ja) | 給湯器 | |
| JPH06185805A (ja) | 給湯装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |