JP2576324Y2 - 弾性鉤止片付キャップ - Google Patents
弾性鉤止片付キャップInfo
- Publication number
- JP2576324Y2 JP2576324Y2 JP1993014537U JP1453793U JP2576324Y2 JP 2576324 Y2 JP2576324 Y2 JP 2576324Y2 JP 1993014537 U JP1993014537 U JP 1993014537U JP 1453793 U JP1453793 U JP 1453793U JP 2576324 Y2 JP2576324 Y2 JP 2576324Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- elastic
- packing
- piece
- cap body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、石油缶・塗料缶・飲料
缶等に用いる弾性鉤止片付キャップに関するものであ
る。
缶等に用いる弾性鉤止片付キャップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の弾性鉤止片付キャップは、上壁を
出没自在となし、側壁部分に弾性鉤止片を有するキャッ
プ本体の内部に円板状のパッキングを収納したものが公
知である。
出没自在となし、側壁部分に弾性鉤止片を有するキャッ
プ本体の内部に円板状のパッキングを収納したものが公
知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この弾性鉤止片付キャ
ップは、弾性鉤止片が閉じた状態で缶口に嵌着され、缶
内容物を取出す際に上壁を押圧して弾性鉤止片を開いて
缶口より取外すものである。弾性鉤止片が開いた状態に
なると収納されているパッキングがキャップ本体から落
下して外れてしまうことがあった。
ップは、弾性鉤止片が閉じた状態で缶口に嵌着され、缶
内容物を取出す際に上壁を押圧して弾性鉤止片を開いて
缶口より取外すものである。弾性鉤止片が開いた状態に
なると収納されているパッキングがキャップ本体から落
下して外れてしまうことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる課題を
解決するためになされたもので、上壁(1a)を出没自
在となし、側壁部分に弾性鉤止片(1b)を有するキャ
ップ本体(1)の内部に円板状のパッキング(2)を収
納してなる弾性鉤止片付キャップ(3)において、前記
キャップ本体(1)の側壁部分の前記弾性鉤止片(1
b)の間に位置して前記弾性鉤止片(1b)の下端より
上方で且つ内方に延出する係止折曲片(1c)を円周上
に複数個等間隔に形成して前記パッキング(2)の下面
を係止したことを特徴とする弾性鉤止片付キャップとし
たものである。
解決するためになされたもので、上壁(1a)を出没自
在となし、側壁部分に弾性鉤止片(1b)を有するキャ
ップ本体(1)の内部に円板状のパッキング(2)を収
納してなる弾性鉤止片付キャップ(3)において、前記
キャップ本体(1)の側壁部分の前記弾性鉤止片(1
b)の間に位置して前記弾性鉤止片(1b)の下端より
上方で且つ内方に延出する係止折曲片(1c)を円周上
に複数個等間隔に形成して前記パッキング(2)の下面
を係止したことを特徴とする弾性鉤止片付キャップとし
たものである。
【0005】
【作用】かかる弾性鉤止片付キャップによれば、上壁
(1a)を押圧して弾性鉤止片(1b)を開いて缶口
(4)より取外しても、係止折曲片(1c)が常にパッ
キング(2)の下面を確実に係止しているので、収納さ
れているパッキング(2)がキャップ本体(1)から落
下して外れてしまうことがない。又、係止折曲片(1
c)はキャップ本体(1)の側壁部分の弾性鉤止片(1
b)の間に位置して弾性鉤止片(1b)の下端より上方
で且つ内方に延出して円周上に複数個等間隔に形成した
ので、より確実にパッキング2を係止することができ、
また、キャップ本体(1)の缶口(4)への締付力が円
周上で均一となり、確実な気密力が得られとともに、切
断して廃棄してしまう側壁部分を係止折曲片1cに利用
することができ、材料的なアップを招かないものであ
る。しかも、缶口(4)に係着した際に、係止折曲片1
cが缶口(4)に接触することがないものである。
(1a)を押圧して弾性鉤止片(1b)を開いて缶口
(4)より取外しても、係止折曲片(1c)が常にパッ
キング(2)の下面を確実に係止しているので、収納さ
れているパッキング(2)がキャップ本体(1)から落
下して外れてしまうことがない。又、係止折曲片(1
c)はキャップ本体(1)の側壁部分の弾性鉤止片(1
b)の間に位置して弾性鉤止片(1b)の下端より上方
で且つ内方に延出して円周上に複数個等間隔に形成した
ので、より確実にパッキング2を係止することができ、
また、キャップ本体(1)の缶口(4)への締付力が円
周上で均一となり、確実な気密力が得られとともに、切
断して廃棄してしまう側壁部分を係止折曲片1cに利用
することができ、材料的なアップを招かないものであ
る。しかも、缶口(4)に係着した際に、係止折曲片1
cが缶口(4)に接触することがないものである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図2に基い
て説明する。1はブリキ製のキャップ本体で、上壁1a
を出没自在となし、側壁部分に弾性鉤止片1bと係止折
曲片1cとを有している。係止折曲片1cは円周上3箇
所に均等間隔で位置しており、弾性鉤止片1bはその係
止折曲片1cの間に3個ずつ均等に設けられている。2
はパッキングで、肉厚の厚い円板状の紙製第1パッキン
グ2aと肉厚の薄い円板状の第2パッキング2bとより
なっている。第2パッキング2bは缶口4との気密を保
持するために表面にアルミ箔を貼ってあり、外径が第1
パッキング2aより若干大に設定されている。キャップ
本体1内にパッキング2を収納して弾性鉤止片付キャッ
プ3が構成される。係止折曲片1cは、パッキング2を
キャップ本体1内に収納した状態で内方へ折曲げられて
おり、開いた状態の弾性鉤止片1bの下端より上方で且
つ内方に位置し更に第1パッキング2aの外径よりも内
方に位置するように設定されている。4は缶口で、缶天
板の角部等に上方へ突出して形成され、その側壁部分に
凹溝4aを有している。弾性鉤止片付キャップ3は、弾
性鉤止片1bを閉じた状態で缶口4に嵌着される。弾性
鉤止片1bの先端が缶口4の凹溝4aに係着し、第2パ
ッキング2bが缶口4の上端部に接触して缶内の気密を
保ち、係止折曲片1cが缶口4の側壁部分から上端部分
に至る上方に位置して缶口4に接触することがない。次
いで、弾性鉤止片付キャップ3を缶口4から取外すに
は、上壁1aを押圧して弾性鉤止片1bを開き、弾性鉤
止片付キャップ3を持上げれば良い。而して、かかる弾
性鉤止片付キャップ3によれば弾性鉤止片1bが開いた
状態においても、係止折曲片1cが常にパッキング2の
下面を確実に係止しているので、収納されているパッキ
ング2がキャップ本体1から落下することがない。係止
折曲片1cは複数個設けられているので、より確実にパ
ッキング2を係止することができる。複数の係止折曲片
1cが円周上に均等間隔で設けられ、その間に弾性鉤止
片1bが夫々均等に設けられているので、キャップ本体
1の缶口4への締付力が円周上で均一となり、確実な気
密力が得られる。又、係止折曲片1cがキャップ本体1
の側壁部分に形成されているので、切断して廃棄してし
まう側壁部分を係止折曲片1cに利用することができ、
材料的なアップを招かないものである。
て説明する。1はブリキ製のキャップ本体で、上壁1a
を出没自在となし、側壁部分に弾性鉤止片1bと係止折
曲片1cとを有している。係止折曲片1cは円周上3箇
所に均等間隔で位置しており、弾性鉤止片1bはその係
止折曲片1cの間に3個ずつ均等に設けられている。2
はパッキングで、肉厚の厚い円板状の紙製第1パッキン
グ2aと肉厚の薄い円板状の第2パッキング2bとより
なっている。第2パッキング2bは缶口4との気密を保
持するために表面にアルミ箔を貼ってあり、外径が第1
パッキング2aより若干大に設定されている。キャップ
本体1内にパッキング2を収納して弾性鉤止片付キャッ
プ3が構成される。係止折曲片1cは、パッキング2を
キャップ本体1内に収納した状態で内方へ折曲げられて
おり、開いた状態の弾性鉤止片1bの下端より上方で且
つ内方に位置し更に第1パッキング2aの外径よりも内
方に位置するように設定されている。4は缶口で、缶天
板の角部等に上方へ突出して形成され、その側壁部分に
凹溝4aを有している。弾性鉤止片付キャップ3は、弾
性鉤止片1bを閉じた状態で缶口4に嵌着される。弾性
鉤止片1bの先端が缶口4の凹溝4aに係着し、第2パ
ッキング2bが缶口4の上端部に接触して缶内の気密を
保ち、係止折曲片1cが缶口4の側壁部分から上端部分
に至る上方に位置して缶口4に接触することがない。次
いで、弾性鉤止片付キャップ3を缶口4から取外すに
は、上壁1aを押圧して弾性鉤止片1bを開き、弾性鉤
止片付キャップ3を持上げれば良い。而して、かかる弾
性鉤止片付キャップ3によれば弾性鉤止片1bが開いた
状態においても、係止折曲片1cが常にパッキング2の
下面を確実に係止しているので、収納されているパッキ
ング2がキャップ本体1から落下することがない。係止
折曲片1cは複数個設けられているので、より確実にパ
ッキング2を係止することができる。複数の係止折曲片
1cが円周上に均等間隔で設けられ、その間に弾性鉤止
片1bが夫々均等に設けられているので、キャップ本体
1の缶口4への締付力が円周上で均一となり、確実な気
密力が得られる。又、係止折曲片1cがキャップ本体1
の側壁部分に形成されているので、切断して廃棄してし
まう側壁部分を係止折曲片1cに利用することができ、
材料的なアップを招かないものである。
【0007】
【考案の効果】本考案によれば、材料的なアップを招か
ずに且つキャップ本体(1)の確実な気密力が得られ、
しかも、係止折曲片(1c)が常にパッキング(2)の
下面を確実に係止しているので、収納されているパッキ
ング(2)がキャップ本体(1)から落下して外れてし
まうことがない弾性鉤止片付キャップを提供することが
できる。
ずに且つキャップ本体(1)の確実な気密力が得られ、
しかも、係止折曲片(1c)が常にパッキング(2)の
下面を確実に係止しているので、収納されているパッキ
ング(2)がキャップ本体(1)から落下して外れてし
まうことがない弾性鉤止片付キャップを提供することが
できる。
【図1】本考案の弾性鉤止片付キャップの底面図であ
る。
る。
【図2】本考案の弾性鉤止片付キャップを缶口へ嵌着し
た状態の縦断面図である。
た状態の縦断面図である。
1…キャップ本体、 1a…上壁、 1b…弾性鉤止
片、 1c…係止折曲片、 2…パッキング、 2a…
第1パッキング、 2b…第2パッキング、 3…弾性
鉤止片付キャップ、 4…缶口、 4a…凹溝。
片、 1c…係止折曲片、 2…パッキング、 2a…
第1パッキング、 2b…第2パッキング、 3…弾性
鉤止片付キャップ、 4…缶口、 4a…凹溝。
Claims (1)
- 【請求項1】 上壁(1a)を出没自在となし、側壁部
分に弾性鉤止片(1b)を有するキャップ本体(1)の
内部に円板状のパッキング(2)を収納してなる弾性鉤
止片付キャップ(3)において、前記キャップ本体
(1)の側壁部分の前記弾性鉤止片(1b)の間に位置
して前記弾性鉤止片(1b)の下端より上方で且つ内方
に延出する係止折曲片(1c)を円周上に複数個等間隔
に形成して前記パッキング(2)の下面を係止したこと
を特徴とする弾性鉤止片付キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014537U JP2576324Y2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 弾性鉤止片付キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014537U JP2576324Y2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 弾性鉤止片付キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665243U JPH0665243U (ja) | 1994-09-13 |
JP2576324Y2 true JP2576324Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=11863907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993014537U Expired - Lifetime JP2576324Y2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 弾性鉤止片付キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576324Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7421910B2 (ja) * | 2019-11-22 | 2024-01-25 | 日本クロージャー株式会社 | 打栓式合成樹脂キャップ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4425507Y1 (ja) * | 1967-07-29 | 1969-10-25 | ||
JPS5926763U (ja) * | 1982-12-24 | 1984-02-18 | 有限会社小高製作所 | パツキン脱落防止キヤツプ |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP1993014537U patent/JP2576324Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0665243U (ja) | 1994-09-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |