JP2576185B2 - X線高電圧装置 - Google Patents

X線高電圧装置

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JP2576185B2
JP2576185B2 JP10332388A JP10332388A JP2576185B2 JP 2576185 B2 JP2576185 B2 JP 2576185B2 JP 10332388 A JP10332388 A JP 10332388A JP 10332388 A JP10332388 A JP 10332388A JP 2576185 B2 JP2576185 B2 JP 2576185B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、X線高電圧の分野で利用される。
本発明は、X線高電圧装置に関し、とくにインバータ
方式のX線高電圧装置における管電圧出力波形の改善に
関する。
[先行技術] 本出願人は、特願昭62−267994号特開平1−109698号
により、「高圧トランスの1次側にインバータ部を有
し、2次側出力電圧の管電圧検出値と管電圧設定値との
比較器から出力されるパルス信号により励起がオン又は
リセット制御される発振器と、この発振器の出力パルス
幅に応じてインバータ部のスイッチ素子をオン又はオフ
するスイッチ素子駆動回路とを備えたX線高電圧装置に
おいて、発振器の出力パルス幅を管電圧設定値と管電流
設定値とにより前記比較器の出力パルス幅より小さく可
変設定させる演算器が介挿されていることを特徴とす
る。X線高電圧装置。」を開示している。
[発明が解決しようとする課題] この先行技術では、インバータのスイツチ素子のパル
ス幅を管電圧と管電流の値によつて決めることにより管
電圧波形の改善を図つている。
しかし、一般に使用される交流電源には内部インピー
ダンスが存在し、また交流電源からのケーブルや内部配
線によりインピーダンスが存在するため、負荷をとれば
無負荷時に比べて平滑コンデンサの充電電圧が低下す
る。
このコンデンサの電圧低下は、そのまま管電圧波形に
現われてくる。
先行発明では、パルス幅が、設定した管電圧と管電流
により決り、そのままの値では、平滑コンデンサの充電
電圧が高い場合は、管電圧も高くなり、他方充電電圧が
低い場合は、管電圧も低くなり、第4図(a)のように
立上り時に飛び出した波形となつてしまう。
また、電源インピーダンスが極端に悪い場合などで、
平滑コンデンサの充電電圧の低下が大きい場合は、所定
の出力が得られなくなるという問題がある。
本発明の目的は、1次側整流器の平滑コンデンサの充
電電圧が降下する事態も考慮して管電圧波形の悪影響を
除去できる、X線高電圧装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 前記した目的は、高圧トランスの1次側に整流器とイ
ンバータ部を有し、2次側出力電圧の管電圧検出値と管
電圧設定値との比較器から出力されるパルス信号により
励起がオン又はリセット制御される発振器と、この発振
器の出力パルス幅に応じてインバータ部のスイッチ素子
をオン又はオフするスイッチ素子駆動回路とを備えたX
線高電圧装置において、発振器の出力パルス幅を管電圧
設定値、管電流設定値及び整流器の平滑コンデンサの充
電電圧とにより前記比較器の出力パルス幅より小さく可
変設定させる演算器を介挿させることにより、達成され
る。
[作用] 充電電圧VCの電圧低下に応じてパルス幅を広くする
ことにより、出力管電圧KVの低下を補う。補正すべきパ
ルス幅であるが、パルス幅が固定ならば、充電電圧VC
が1/2になれば出力KVも1/2となるので、パルス幅を2倍
にすればよいことになる。すなわち、充電電圧VCの無負
荷時の電圧VCOに対して、パルス幅PWを PW=PWO・(VCO/VC)・・・ (1) PWO:VCOにおけるパルス幅 とればよい。先行発明による演算回路18と発振器15の間
に、第2の演算回路19を付加して(1)式の演算を行な
い、パルス幅の補正を行なう。
[実施例] 本発明の好適な実施例は、図面に基づいて説明され
る。
1は交流電源、2a〜2dは第1の整流器である。10は本
発明の実施例要部であるインバータ制御部である。
操作者により管電圧設定器11を介して管電圧(KV)
が、また管電流設定器17を介して管電流(mA)が設定さ
れると、第1の演算回路18では、図示しないが管電流を
パラメータとした発振器出力パルス幅と管電圧との関数
テーブルが参照され、無負荷時の最適パルス幅(PWO)
が求められる。
詳しくは、規定の電源インピーダンスをもつ電源に接
続し、全てのX線管負荷条件(管電圧設定値と管電流設
定値の組み合わせ)に対して、管電圧のリップルが最小
になり、かつ精度が高くなるような最適パルス幅
(PWO)をあらかじめ実験により測定しておく。このと
き、後述する比較器13から出力されるパルス幅も知られ
る。更に、装置固有のインピーダンス値のばらつきや電
源変動等を考慮して、測定値より1割長いパルス幅を最
適パルス幅としてもよい。これに、負荷時の電源電圧の
降下を補正するものが第2の演算回路19である。
なお、第1の演算回路18はROMにより構成するのが一
般的に簡単である。管電圧設定値(KV)および管電流設
定値(mA)は図面では省略されているA/D変換器により
ディジタル値に変換されてROM18に入力される。このROM
は、入力設定値の組み合わせに対して、前述の最適パル
ス幅PWOに対応する電圧(ディジタル値)を出力し、こ
れは同様に図示が省略されているD/A変換器を経由して
アナログ電圧に変換され、第2の演算回路19の入力電圧
Vinとして用いられ、充電電圧Vcの電圧降下に対する補
正がなされる。
第2の演算回路19では、第1の平滑コンデンサ3の充
電電圧VCをもとに、PW=PWO・(VCO/VC)による演
算でパルス幅を変換して発振器15に入力する。なお、V
COは無負荷時の充電電圧である。発振器15は一般的に電
圧/周波数変換形(V/F形)が使われる関係上、補正後
の最適パルス幅PWは出力電圧Voutに対応させ、Vout=Vi
n・(Vc/Vco)の演算が演算回路19で行なわれる。発振
器15の出力周波数は入力電圧に比例する。すなわち、電
源降下時の周波数Fcは、Fc=(Vc/Vco)・Fc(Fc:無負
荷時の周波数)で表わされ、出力パルス幅は、出力周波
数の逆数に比例するため、1/PW=(Vc/Vco)・(1/
PWO)となり、つまりPW=(Vco/Vc)・PWO(PWO:無負
荷時のパルス幅)が成立する。
無負荷の時点ではまだ高圧を印加していないので、パ
ルス幅はPWOのままである。操作者により高圧印加スイ
ツチ(図示しない)が押されると、撮影時間設定器12の
出力がHIGHとなり、AND回路14に入力される。AND回路14
の一方には比較器13の出力が入力されているが、管電圧
のフイードバツク値がないため、入力信号はHIGHとなつ
ており、発振器15のリセツトが解除されて発振を開始す
る。
発振器15は上記の演算式で決まるパルス幅にて発振
し、スイツチ素子駆動回路16にその信号を入力する。ス
イツチ素子駆動回路16は、入力信号をもとにスイツチ素
子4a、4dの組及び4b、4cの組を交互にオン/オフし、直
流電圧を交流し変換して高圧変圧器5に印加する。
X線管9に高圧が印加され、高圧検出器8a〜8dの検出
電圧が設定値KV1を超えると、比較器13の出力はLOWとな
り、発振器15がリセツトされ、スイツチ素子4がオフ
し、高圧が下降していく。高圧が下降して設定管電圧KV
1を下回ると、比較器13の出力がHIGHとなり、再び発振
が開始して、管電圧が一定になるよう動作する。このよ
うに比較器13の出力パルス幅は検出電圧が管電圧設定値
KV1より下がってこの設定値を超えるまでの時間に相当
する。なお、6a〜6dは第2の整流器、7は第2の平滑コ
ンデンサである。
第3図は従来例による管電圧の波形を例示しており、
第1の平滑コンデンサ3の充電電圧が負荷時にドロツプ
すると(これは図示の通り高圧変圧器の2次側換算で示
す)、発振器15の出力であるインバータのスイツチ素子
4のパルス幅PWOが固定であるため、充電電圧VCのド
ロツプに応じて出力管電圧KVの値も低下する。
第2図は本発明による波形例を示している。
時刻t0でスイツチ素子4がOFFし、出力管電圧が下降
して設定管電圧KV1に達すると、発振器15が発振する。
このときのパルス幅は従来例を示す第3図の場合のパル
ス幅PWOに対して、PWO・(VCO/VC)となつており、
パルス幅が長くなつている。このことにより、充電電圧
VCが低下しても出力管電圧を高くすることができ、管電
圧の低下を補うことができる。
[効果] 本発明によれば、負荷時の平滑コンデンサ充電電圧の
降下による出力管電圧の降下を防止でき、電源電圧が変
動して、平滑コンデンサの充電電圧が上昇した場合で
も、演算回路によりパルス幅が逆に小さくなり、出力管
電圧の上昇をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示した回路図、第2図は本
発明による発振器パルス幅と出力管電圧との対応説明
図、第3図は従来例による第2図同様図、第4図は平滑
コンデンサ充電電圧の無負荷時、負荷時の変化とその変
化にともなう出力管電圧の変化例示図である。 1は交流電源、3は一次側平滑コンデンサ、4はスイツ
チ素子、10はインバータ制御回路、11は管電圧設定器、
17は管電流設定器、18と19は演算器である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧トランスの1次側に整流器とインバー
    タ部を有し、2次側出力電圧の管電圧検出値と管電圧設
    定値との比較器から出力されるパルス信号により励起が
    オン又はリセット制御される発振器と、この発振器の出
    力パルス幅に応じてインバータ部のスイッチ素子をオン
    又はオフするスイッチ素子駆動回路とを備えたX線高電
    圧装置において、発振器の出力パルス幅を管電圧設定
    値、管電流設定値及び整流器の平滑コンデンサの充電電
    圧とにより前記比較器の出力パルス幅より小さく可変設
    定させる演算器が介挿されていることを特徴とする、X
    線高電圧装置。
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