JP2576156Y2 - フロッピィーディスクドライブのスピンドルチャック機構 - Google Patents

フロッピィーディスクドライブのスピンドルチャック機構

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JP2576156Y2
JP2576156Y2 JP1992088993U JP8899392U JP2576156Y2 JP 2576156 Y2 JP2576156 Y2 JP 2576156Y2 JP 1992088993 U JP1992088993 U JP 1992088993U JP 8899392 U JP8899392 U JP 8899392U JP 2576156 Y2 JP2576156 Y2 JP 2576156Y2
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JP
Japan
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spindle
spindle shaft
chuck
floppy disk
hub
Prior art date
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JP1992088993U
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JPH0652053U (ja
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有史 川崎
雅昭 佐川
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフロッピィーディスクド
ライブのスピンドルチャック機構、特にフロッピィーデ
ィスクのディスクハブに設けられたチャック穴と係合す
る回転スピンドル軸の先端形状の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】カートリッジ内に回転自在に内蔵された
磁気記録媒体であるフロッピーディスクを正しく位置決
めして回転駆動するために、フロッピィーディスクドラ
イブにはスピンドルチャック機構が設けられている。
【0003】図4には従来の一般的なスピンドルチャッ
ク機構が示されており、モータ駆動される回転スピンド
ル軸10とこのスピンドル軸10に固定されたチェック
ハブ11、そしてこのチェックハブ11に前記スピンド
ル軸10の軸方向とほぼ平行に上下移動可能なチャック
ピン12を含む。
【0004】一方、フロッピィーディスクはカートリッ
ジ13内にそのほぼ中央位置においてディスクハブ14
が回転自在に装着されており、このディスクハブ14に
はフロッピィーディスク15が固定されている。前記デ
ィスクハブにはその中央部にほぼ四角形状のチャック穴
14aが設けられ、またチャック穴14aの更に外周側
にはガイド穴14bが設けられている。通常、前記ディ
スクハブ14は磁性体からなり、一方チャックハブ11
は少なくともその一部に永久磁石を含み、チャックハブ
11とディスクハブ14が近接した時にはチャックハブ
11がディスクハブ14を吸着してディスクハブ14及
びフロッピィーディスク15をスピンドル軸10にて定
まる所定の位置に位置決めすることができる。周知のよ
うにこのときの位置決め中心位置を正しく定めるため、
チャック穴14aの予め定められた1個の直交する内壁
面がスピンドル軸10の外周で位置決めされる構成から
なる。もちろん、スピンドル軸10に対してディスクハ
ブ14は任意の角度位置で対向するので、正しくチャッ
キング位置を定めるためには、前述したようにチャック
ピン14がガイド穴14bに対向した状態で前記定めら
れた直交内壁がスピンドル軸10に外周と一致する。
【0005】フロッピィーディスクドライブにおいて
は、このような構成が採られているが、フロッピィーデ
ィスクカートリッジ13をローディングした状態では、
ディスクハブ14はカートリッジ13内で比較的自由に
移動できるよう構成されているので、図4に示されるよ
うにディスクハブ14はスピンドル軸10と大きく偏心
した位置で対向する。そして、この偏心位置からディス
クハブ14のチャック穴14aを正しくスピンドル軸1
0に一致させるためには、スピンドル軸10がチャック
ピン12と共に回転駆動され、その初期の少なくとも一
回分の回転によりチャックピン12がガイド穴14bと
係合し、ディスクハブ14を回転させながらチャック穴
14aがスピンドル軸10と係合するように落ち込む。
従って、従来装置においては、スピンドル軸10の先端
を円弧状に加工し且つ十分に滑らかに研磨した構造を与
えている。この結果、前記ディスクハブ14の1回転或
いはその後の必要な回転中にチャック穴14aがスピン
ドル軸10に確実に正しい位置で落ち込むこととなる。
【0006】しかしながら、このような確実な落ち込み
を得るために、従来においてはスピンドル10の先端を
前述したように円弧状に加工し、この結果スピンドル軸
10の高さが高くなり、この結果フロッピィーディスク
ドライブの薄型化に制約を与えてしまうという問題があ
った。
【0007】従来、この問題を解消するために、例えば
特開平4−90169号公報に示されるように、スピン
ドル軸の先端を斜めにすなわち非同心状に加工した構造
が知られている。この従来装置によれば、スピンドル軸
10の突出高さを低くしながら且つ確実にディスクハブ
14のチャック穴14aをスピンドル軸10に落し込む
ことが可能となる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来構造においては、スピンドル10の先端加工が極めて
複雑となり加工コストが上昇するなどの欠点を生じてい
た。
【0009】本考案は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、スピンドル軸の先端突出高さを
低くしながら且つ加工が容易なスピンドル軸先端部の形
状を提供したことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のスピンドルチャック機構は、スピンドル軸
の回転軸線に略対称に設けられた先細りの斜面よりなる
先端リング面と、この先端リング面の斜面により囲まれ
ると共に、スピンドル軸の回転軸線に略直交する平面よ
りなる先端頂面と、を有するスピンドル軸を有し、特に
前記先端リング面のスピンドル軸に直交する方向の幅
は、前記ディスクハブとスピンドル軸との相対移動量に
相当するリング幅である。
【0011】
【作用】従って、本考案によれば、本来ディスクハブの
チャック穴がスピンドル軸に落ち込む時に不要なスピン
ドル軸先端頂面を平坦にし、その残りの先端リング面の
みを斜面形状としたので、極めて加工が容易でありなが
らディスクハブのチャック穴がスピンドル軸に落ち込む
時の落ち込み不能を生じさせることのない構造を提供す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
【0013】図1には本考案の原理が示されており、ス
ピンドル軸10とチャック穴14aとの係合状態をスピ
ンドル軸10の先端方向から見た模式図を示す。図にお
いて、実線で示されるチャック穴14aはスピンドル軸
10に落ち込んで係合した時の状態を示す。そして、鎖
線で示されるチャック穴14aはそれぞれディスクハブ
14がスピンドル軸10に対して最大に移動した状態を
示す。
【0014】本考案者はこのようなスピンドル軸10と
ディスクハブ14との係合状態を観察した結果、図1に
示されるように、ディスクハブ14のチャック穴14a
が最大限移動した場合においても、スピンドル軸10の
先端頂部には、チャック穴14aとは接触することのな
いハッチングを施した領域10aがあることを発見し
た。このスピンドル軸10の先端頂面は図1から明らか
なように、チャック穴14aがカートリッジ内で最大移
動した場合においても、決してチャック穴14aの内壁
端面が乗ることのない領域である、従って、本考案にお
いては、このスピンドル軸10の先端頂面10aは従来
と異なり平面形状にカットすることにより、スピンドル
10の高さを最少高さと出来ることに着目した。
【0015】そして、先端頂面10aの外側に形成され
る先端リング面10bを従来と同様に斜面形状とし、こ
の先端リング面10bにチャック穴14aの内壁端面が
乗った時には必ずチャック穴端面をスピンドル軸10の
外周に導き落とし込む形状としたことを特徴とする。
【0016】標準的な3.5インチフロッピィーディス
クを用いた場合、スピンドル軸10の外径は約4mmで
あり、この場合図1から明らかなように、ディスクハブ
14の移動量は0.9mmである。この結果スピンドル
軸10の先端リング面10bは約0.9mm幅の斜面と
すれば良く、その残りである先端頂面10aは平坦にカ
ット可能である。
【0017】図2は本考案を具体化したスピンドルチャ
ック機構の好適な実施例が示されている。
【0018】図示した実施例において、スピンドルチャ
ック機構は基板20に軸受21によって回転自在に軸支
されたスピンドル軸10を含み、このスピンドル軸10
にはチャックハブ11が固定され、このチャックハブ1
1にチャックピン12が上下動可能に設けられている。
更に、チャックハブ11の外周にはプーリ22が固定さ
れており、図示していないスピンドルモータの回転がプ
ーリ22にベルトを介して伝達されている。
【0019】そして、図3の拡大図から明らかなように
スピンドル軸10の先端は、図1で示したように、その
先端頂面10aを平坦にカットし、残りの部分である先
端リング面10bを斜面、図においては中心100を持
った4mmRの円弧状に斜面取り加工している。
【0020】従って、本考案によれば、スピンドル軸1
0の上にディスクハブ14がどの様に移動して対向して
も、ディスクハブ10のチャック穴14a壁面は必ずス
ピンドル軸10の先端リング面10bに乗り、従来と同
様にチャックピン12がディスクハブ14のガイド穴1
4bに係合して少なくとも一回転する間にチャック穴1
4aを確実にスピンドル10に落とし込み、正しい位置
決め作用を行うことが可能となる。
【0021】そして、本考案によれば、スピンドル軸1
0の先端頂面10aを平坦にカットしたので、スピンド
ル軸10の突出高さを最少高さにすることができ、フロ
ッピィーディスクドライブの薄型化に寄与するところ大
である。
【0022】もちろん、本考案において、前記平坦にカ
ットされたスピンドル軸10の先端頂面10aはこの部
分を穴加工したり他の任意の軸形状とすることが可能で
ある。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
スピンドル軸の高さを最少限をしてフロッピィーディス
クドライブの薄型化を計りながら、且つフロッピォーデ
ィスクのディスクハブを確実にスピンドル軸に係合する
ことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスピンドルチャック機構の原理を
示す説明図である。
【図2】本考案に係るスピンドルチャック機構をベルト
駆動スピンドルモータに適用した場合の好適な実施例を
示す断面図である。
【図3】図2のスピンドル軸10の拡大説明図である。
【図4】従来におけるフロッピィーディスクのスピンド
ルチャック機構の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 スピンドル軸 10a 先端頂面 10b 先端リング面 11 チャックハブ 12 チャックピン 13 フロッピィーディスクカートリッジ 14 ディスクハブ 14a チャック穴 14b ガイド穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロッピーディスクのディスクハブに設
    けられたチャック穴に係合する回転スピンドル軸と前記
    ディスクハブに設けられたガイド穴に係合するチャック
    ピンを備えたフロッピーディスクドライブのスピンドル
    チャック機構において、 前記スピンドル軸は、このスピンドル軸の回転軸線に略対称に設けられた先細
    りの斜面よりなる先端リング面と、この先端リング面の
    斜面により囲まれると共に、スピンドル軸の回転軸線に
    略直交する平面よりなる先端頂面と、 を有し、 前記先端リング面のスピンドル軸に直交する方向の幅
    は、前記ディスクハブとスピンドル軸との相対移動量に
    相当するリング幅である、 フロッピーディスクドライブ
    のスピンドルチャック機構。
JP1992088993U 1992-12-25 1992-12-25 フロッピィーディスクドライブのスピンドルチャック機構 Expired - Lifetime JP2576156Y2 (ja)

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JP1992088993U JP2576156Y2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 フロッピィーディスクドライブのスピンドルチャック機構

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Publication Number Publication Date
JPH0652053U JPH0652053U (ja) 1994-07-15
JP2576156Y2 true JP2576156Y2 (ja) 1998-07-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0543349U (ja) * 1991-10-30 1993-06-11 テイアツク株式会社 デイスクドライブ装置

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JPH0652053U (ja) 1994-07-15

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