JP2575853Y2 - 自動車の自動ドア操作装置 - Google Patents

自動車の自動ドア操作装置

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JP2575853Y2
JP2575853Y2 JP1993035747U JP3574793U JP2575853Y2 JP 2575853 Y2 JP2575853 Y2 JP 2575853Y2 JP 1993035747 U JP1993035747 U JP 1993035747U JP 3574793 U JP3574793 U JP 3574793U JP 2575853 Y2 JP2575853 Y2 JP 2575853Y2
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勇一 北澤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作スイッチにより適
宜の駆動源を作動させて、ドアを開扉移動させるように
した自動車の自動ドア操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の従来例としては、例えば
特開昭57-191123号公報に開示されているようなものが
ある。この装置は、開閉スイッチによりドアを開閉移動
させるドア移動装置を設けるとともに、自動車周辺に設
定した警戒領域内の障害物の存在を検知するセンサを設
けて、このセンサーが作動しているときは、開閉スイッ
チの作動を無効としたり、または開閉スイッチによるド
アの開扉移動途中で障害物が検知されると、制御回路を
オフして、ドア移動装置を停止させるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の装置においては、警戒領域は実際にドアが開く範
囲より大きく設定しているので、狭い車庫等においてド
アが開くだけの余裕がまだ十分にあるにも拘らず、ドア
を開けることができなかったり、またはドアの開扉移動
の途中でセンサーが作動し、ドアが停止した場合、ドア
の開度が足りなくて、車室内に乗降ができなくなる等の
事態が発生するおそれがある。
【0004】本考案は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、操作スイッチの操作によりドアを開け
たにも拘らず、ドア開口が狭く乗降ができないような事
態を未然に防止するとともに、狭い場所でのドアの開扉
操作の向上を図った自動車の自動ドア操作装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案の装置は、車体側またはドア側のいずれか一
方に設けられた適宜の駆動源を、操作スイッチの操作に
より作動させて、ドアを駆動部により開扉移動させるよ
うにした自動車の自動ドア操作装置において、ドアと障
害物との間の距離を検出する距離センサーと、距離セン
サーが検出した距離と乗降可能開扉角度に基づいて予め
設定した距離とを比較判断して、距離センサーが検出し
た距離が予め設定した乗降可能開扉角度に対応する距離
より大きいと判断したときのみ、操作スイッチの操作を
有効にして、駆動源を作動させるように制御する制御部
と、該制御部が、距離センサーが検出した距離が予め設
定した乗降可能開扉角度に対応する距離より小さいと判
断したとき作動するようにした警告装置とを備え、かつ
閉扉時に、前記駆動部とドアとの連係を断って、ドアを
手動操作により開扉可能としたことを特徴としている。
【0006】
【作用】制御部が、乗降可能開扉角度に基づいて予め設
定した距離と、距離センサーが検出したドアと障害物と
の距離とを比較判断して、ドアと障害物との距離が乗降
可能開扉角度に対応する距離より大きいと判断したとき
のみ、ドアの開口部から乗降するに十分な開口量が得ら
れるとして、操作スイッチの開扉操作を有効にして、ド
アを開くことができる。また、万一ドアがこのように自
動で開扉できなくなったときは、警告装置の作動を確認
した上で、手動でドアを開くことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。(1)は、自動車の車体(2)に上下のドアヒンジ
(3)により開閉可能に枢着されたドアで、ドア(1)の車
室内側の基端部近傍の下方には、後述するラッチ(15)に
係脱可能なストライカ(16)が固着されている。
【0008】ストライカ(16)に相対する車体(2)側に
は、ドア(1)を自動で開閉動作させる駆動部(4)が設け
られている。図5に示すように駆動部(4)の箱状のハウ
ジング(5)には、正逆転可能なモータ(6)と、モータ
(6)の出力軸に固嵌されたピニオン(6a)に噛合して回
動可能な減速歯車(7)(8)と、減速歯車(8)に連結さ
れ、軸方向が車体の前後方向を向くネジ部(9a)を有す
るネジ杆(9)と、ネジ杆(9)のネジ部(9a)に螺合し
て、ネジ杆(9)の軸方向と並行にハウジング(5)に形成
されたレール部(5a)にスライド可能に支持され、ネジ
杆(9)の回動によりネジ杆(9)の軸方向に沿って移動す
るスライダー(10)とがそれぞれの位置に内蔵支持されて
いる。(11)は、ネジ杆(9)の近傍位置において、ハウジ
ング(5)に上下方向に立設された連結解除用ピンであ
る。
【0009】(12)は、一端部(12a)がスライダー(10)に
上下方向を向く軸(13)により枢着された押動杆で、他端
には、ストライカ(16)のピン状の係合部(16a)が嵌入す
る溝部(12b)が形成されている。また、押動杆(12)の溝
部(12b)の近傍には、上下方向を向く軸(14)によりラッ
チ(15)が回動可能に枢着されている。ラッチ(15)の先端
には、ストライカ(16)の係合部(16a)に係合して、スト
ライカ(16)と押動杆(12)とを連結するフック部(15a)、
また、他端には、ドア(1)が図8に示す全閉位置にある
とき、連結解除用ピン(11)に当接して、ラッチ(15)を強
制的に後述する解除位置に移動させ得る操作部(15b)が
形成されている。
【0010】ラッチ(15)は、フック部(15a)がストライ
カ(16)に係合して、押動杆(12)とドア(1)とをストライ
カ(16)を介して連結する図7に示す係合位置と、フック
部(15a)がストライカ(16)の係合部(16a)から離脱した図
8に示す解除位置とに移動することができる。(17)は、
一端(17a)が押動杆(12)に、他端(17b)がラッチ(15)にそ
れぞれ係止されて、ラッチ(15)を常時、係合位置に向け
て付勢するスプリングである。
【0011】ドア(1)が図8に示す全閉位置にあるとき
は、押動杆(12)の一端(12a)がスライダー(10)ととも
に、ネジ杆(9)の左端に位置している。この状態では、
ラッチ(15)の操作部(15b)が連結解除用ピン(11)に当接
して、ラッチ(15)がスプリング(17)の付勢力に抗して解
除位置に押動されて保持され、フック部(15a)がストラ
イカ(16)の係合部(16a)から外れているため、ドア(1)
を開扉操作することにより、ストライカ(16)の係合部(1
6a)が押動杆(12)の溝部(12b)から離脱して、駆動部(4)
のモータ(6)及び減速歯車(7)(8)の抵抗に拘束される
ことなく、図6に示す開扉位置に手動で自由に開くこと
ができる。
【0012】また、ドア(1)が図8に示す全閉位置にあ
るとき、運転席近傍に設けられた操作スイッチ(19)が操
作されることにより、モータ(6)を介してのネジ杆(9)
の回動に伴い、スライダー(10)がネジ杆(9)の軸方向に
沿って右方に所定量移動すると、ラッチ(15)の操作部(1
5b)が連結解除用ピン(11)から離れて、スプリング(17)
の付勢力によりラッチ(15)が係合位置に移動する。さら
に、スライダー(10)が右方に移動すると、押動杆(12)に
よりドア(1)が開扉方向に押動されてドアヒンジ(3)を
回動中心にして図7に示す開扉位置に押動される。
【0013】ドアが図7に示す開扉位置において、操作
スイッチ(19)が閉扉操作されると、モータ(6)が逆転し
てスライダー(10)がネジ杆(9)の軸方向に沿って左方に
移動することにより、押動杆(12)の移動によりドア(1)
が牽引されて、図8に示す全閉位置に移動する。押動杆
(12)が全閉位置に移動すると、ラッチ(15)の操作部(15
b)が連結解除用ピン(11)に当接して、ラッチ(15)が解除
位置に押動される。
【0014】(21)は、ドア(1)に設けられ、自動車の停
止時に、閉止時のドア(1)端部と壁等の障害物(S)との
間の距離(D)を検出する距離センサーである。(18)は、
車体に搭載され、乗降可能開扉角度(この角度は、乗降
者の体型、ドア(1)の前後方向の長さ等を考慮して定め
られるもので、通常は、大柄の人でも無理なく乗降でき
るように、ある程度の余裕を持って定められる。)に基
づいて予め設定した距離(a)と距離(D)との大小を比較
判断して、操作スイッチ(19)の開扉操作を各条件に基づ
いて有効または無効に制御する制御部である。
【0015】次に、図2及び図3をも参照して本考案の
一実施例の作用について説明する。図3のステップ(S1)
において、自動車の停止時に、ドア閉止時のドア(1)の
端部と障害物(S)との距離(D)を距離センサー(21)が検
出し、次いで、ステップ(S2)において、制御部(18)が乗
降可能開扉角度に基づいて予め設定した距離(a)と距離
(D)とを比較判断して、障害物(S)との距離(D)が乗降
可能開扉角度に対応する距離(a)より小さいと判断した
場合は、ステップ(S3)に進む。この場合、操作スイッチ
(19)が開扉操作されると、ドア(1)の開口部から乗降す
るに開口量が不十分であるとして、警告装置(20)を作動
させて乗降者に知らせるとともに、ステップ(S4)におい
て、操作スイッチ(19)の開扉操作を無効にして、ドア
(1)の自動による開扉を不能とする。このとき、実測し
た距離(D)が予め設定した距離(a)に比較的近い場合
は、警告装置(20)の作動を確認した上で、手動操作によ
りドア(1)を慎重に開き、多少窮屈ではあるが、車室内
どうにか乗降することができる。
【0016】また、ステップ(S2)において、障害物(S)
との距離(D)が乗降可能開扉角度に対応する距離(a)よ
り大きいと制御部(18)が判断した場合は、ドア(1)の開
口部から乗降するに十分な開口量が得られるとして、ス
テップ(S5)での操作スイッチ(19)の開扉操作を有効とす
る。すなわち、操作スイッチ(19)が開扉操作されると、
モータ(6)が正転させられ、それに伴うネジ杆(9)の回
転により、スライダー(10)がネジ杆(9)の軸方向に沿っ
て所定量移動させられ、ラッチ(15)の操作部(15b)が連
結解除用ピン(11)から離れることにより、ラッチ(15)が
ストライカ(16)に係合し、押動杆(12)によりドア(1)が
開扉方向に押動されて、ドア(1)はドアヒンジ(3)を回
動中心にして図7に示す開扉位置に押動される。すなわ
ち、障害物との距離(D)が乗降可能開扉角度に対応する
距離(a)より大きいと制御部(18)が判断したときのみ、
操作スイッチ(19)の操作を有効にして、ドア(1)を自動
で開扉することができる。
【0017】
【考案の効果】以上のように、本考案は、ドアと障害物
との間の距離が乗降可能開扉角度に基づいて予め設定し
た距離より大きいと判断したときのみ、ドアの自動によ
る開扉操作を有効にしたことにより、ドアを開けたにも
拘らず、ドア開口が狭く乗降が出来ないという問題を解
消することができる。また、ドアが壁面等に近接せざる
を得ないような、例えば狭い車庫等においては、警告装
置の作動を確認した上で、ドアを手動で慎重に開き、
少窮屈ではあるが、車室内にどうにか乗降することがで
き、狭い場所でのドアの開扉操作を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用した自動車の平面図で
ある。
【図2】制御回路のブロック図である。
【図3】フローチャートである。
【図4】押動杆及びラッチの斜視図である。
【図5】駆動部の透視斜視図である。
【図6】手動開扉時における駆動部の作動説明図であ
る。
【図7】自動開扉時における駆動部の作動説明図であ
る。
【図8】閉扉時における駆動部の作動説明図である。
【符号の説明】
(1)ドア (2)車体 (4)駆動部 (6)モータ (12)押動杆 (18)制御部 (19)操作スイッチ (21)距離センサー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側またはドア側のいずれか一方に設
    けられた適宜の駆動源を、操作スイッチの操作により作
    動させて、ドアを駆動部により開扉移動させるようにし
    た自動車の自動ドア操作装置において、ドアと障害物と
    の間の距離を検出する距離センサーと、距離センサーが
    検出した距離と乗降可能開扉角度に基づいて予め設定し
    た距離とを比較判断して、距離センサーが検出した距離
    予め設定した乗降可能開扉角度に対応する距離より大
    きいと判断したときのみ、操作スイッチの操作を有効に
    して、駆動源を作動させるように制御する制御部と、該
    制御部が、距離センサーが検出した距離が予め設定した
    乗降可能開扉角度に対応する距離より小さいと判断した
    とき作動するようにした警告装置とを備え、かつ閉扉時
    に、前記駆動部とドアとの連係を断って、ドアを手動操
    作により開扉可能としたことを特徴とする自動車の自動
    ドア操作装置。
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