JP2575760Y2 - ショックアブソーバのピストンロッド回り止め構造 - Google Patents

ショックアブソーバのピストンロッド回り止め構造

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JP2575760Y2
JP2575760Y2 JP1990120849U JP12084990U JP2575760Y2 JP 2575760 Y2 JP2575760 Y2 JP 2575760Y2 JP 1990120849 U JP1990120849 U JP 1990120849U JP 12084990 U JP12084990 U JP 12084990U JP 2575760 Y2 JP2575760 Y2 JP 2575760Y2
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piston rod
shock absorber
detent
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光正 飯嶋
雅代 櫛田
浩 山内
幸博 田部井
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、例えば自動車のサスペンションなどに用い
られたショックアブソーバのピストンロッド回り止め構
造に関する。
《従来の技術》 例えば、自動車のストラット型サスペンションでは、
第2図に示すように、ストラット1の一部を構成するシ
ョックアブソーバ2のピストンロッド3の先端部は、車
体側メンバー4に連結されている。またピストンロッド
3の先端外周には雄ねじが形成されており、この雄ねじ
にナット5をねじ込むことによりピストンロッド3の段
部との間に車体側メンバー4を挟持固定している。
従来のピストンロッド先端構造としては、第3図に示
すようなものがある。ピストンロッド3はそのねじ部3a
の先端がねじ底径より小径の円柱状に予め形成し、この
円柱部を両側からブローチによる切削加工により切欠
き、平行面を形成することにより、回り止め部3bを構成
していた。回り止め部3bはナット5をねじ込むときにピ
ストンロッド3が共回りしないように、この部分を把持
して固定するためのものである。
しかしながら、上記の構成によると、ピストンロッド
3の直径が小さい場合には回り止め部3bも小さくなり、
強度が不足するという問題があった。これに対処するた
めに回り止め部3bの切欠き前の円柱部の外径をねじ底径
まで大きくすると、ナット5を組付けるときに入れにく
く、作業性が悪くなるという問題があった。
これらの問題を解決するための提案として、実開昭58
-79153号公報に記載されたものが知られている。この提
案は第4図に示すように、ピストンロッド13の先端に形
成された切欠き平行面を根元から先端に向けて次第に縮
小したものである。なお、図中符号13aはピストンロッ
ド13の外周に形成されたねじ部である。
この構造によると、回り止め部13bの強度が向上する
とともに、ナットの組付け作業性が向上する。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記構造の従来のピストンロッド回り
止め構造によると、回り止め部の剪断力を大きくするた
めには、切欠き平行面間の幅を大きくしなければならな
い。しかしこの幅を大きくすると、平行面の面積を小さ
くなり、回り止めとして使用する場合の把持力が低下す
るので、この幅には限界がある。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、回
り止め機能を確保しつつ、回り止め部の剪断力を大きく
することができ、しかも加工が容易なショックアブソー
バのピストンロッド回り止め構造を提供することを目的
とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため、本考案は、ショックアブソ
ーバの車体側メンバーに固定されるピストンロッド端部
に形成された雄ねじの先端に、平行面より構成される回
り止め部を設けたショックアブソーバのピストンロッド
回り止め構造において、前記回り止め部は、円柱状の先
端部23bの軸方向に平行な両側を塑性加工により成形し
て形成された1対の切欠き平行面23c,23dで構成し、こ
の平行面23c,23dの形成により先端部23bの直径を両平行
面23c,23dの形成前の元の径より大径となるように構成
したことを特徴とするものである。
《作用》 上記の構造によると、回り止め部の塑性加工により1
対の平行面を成形したので、この部分の剪断力は塑性加
工硬化により大幅に大きくなる。従って、従来と同一の
平行面間隔であっても回り止め部の強度は大きくなる。
また加工時間も切削加工に比べて短縮される。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に本考案の一実施例を示す。ピストンロッド23
の先端外周には雄ねじであるねじ部23aが形成されてお
り、さらにねじ部23aの先端にはねじ部23aのねじ底径よ
り小径の円柱状の先端部23bが同心上に設けられてい
る。先端部23bの軸方向に平行な両側は、直径方向に対
向して平行に配設された図示しない平面工具で狭圧さ
れ、平行面23c,23dが塑性加工により成形されている。
そして、平行面23c,23dが形成された先端部23bが回り止
め部となっている。この回り止め部の形成により、先端
部23bの直径Dは、平行面23c,23dの形成前の元の径dよ
り大径となっている。
この実施例によれば、平行面23c,23dが塑性加工によ
って成形されるので、平行面間の幅が小さくても加工硬
化によって回り止め部23bの剪断力は大幅に向上する。
また、加工時間も切削加工に比べて短縮され、切粉の
発生がないため作業環境も保善される。さらに加工コス
トも低減される。
上記実施例では、ストラット型サスペンションに設け
られたショックアブソーバのピストンロッド回り止め構
造について説明したが、他の型式のサスペンションのシ
ョックアブソーバにも本考案を適用することができる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、ピストンロッ
ドの先端部の回り止め部を、円柱状の先端部23bの軸方
向に平行な両側を塑性加工により成形して形成された1
対の切欠き平行面23c,23dで構成し、この平行面23c,23d
の形成により先端部23bの直径を両平行面23c,23dの形成
前の元の径より大径となるように構成したので、回り止
め機能を確保しつつ回り止め部の剪断力を大幅に向上す
ることができ、しかも加工が容易で加工コストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はこの
実施例が適用されるストラットの取付構造を示す側面
図、第3図及び第4図はそれぞれ従来のショックアブソ
ーバのピストンロッド回り止め構造の一例を示す斜視図
である。 1……ショックアブソーバ、4……車体メンバー、5…
…ナット、23……ピストンロッド、23a……雄ねじ(ね
じ部)、23b……先端部(回り止め部)、23c,23d……平
行面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田部井 幸博 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社 アツギユニシア内 (56)参考文献 実開 昭62−128243(JP,U) 実開 昭58−79153(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 9/00 - 9/32

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ショックアブソーバの車体側メンバーに固
    定されるピストンロッド端部に形成された雄ねじの先端
    に、平行面より構成される回り止め部を設けたショック
    アブソーバのピストンロッド回り止め構造において、前
    記回り止め部は、円柱状の先端部23bの軸方向に平行な
    両側を塑性加工により成形して形成された1対の切欠き
    平行面23c,23dで構成し、この平行面23c,23dの形成によ
    り先端部23bの直径を両平行面23c,23dの形成前の元の径
    より大径となるように構成したことを特徴とするショッ
    クアブソーバのピストンロッド回り止め構造。
JP1990120849U 1990-11-20 1990-11-20 ショックアブソーバのピストンロッド回り止め構造 Expired - Fee Related JP2575760Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5879153U (ja) * 1981-11-24 1983-05-28 日産自動車株式会社 シヨツクアブソ−バのロツド回り止め構造
JPS62128243U (ja) * 1986-02-05 1987-08-14

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