JP2575299B2 - ホックにおけるキャップとバネのカシメ方法 - Google Patents
ホックにおけるキャップとバネのカシメ方法Info
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- JP2575299B2 JP2575299B2 JP689395A JP689395A JP2575299B2 JP 2575299 B2 JP2575299 B2 JP 2575299B2 JP 689395 A JP689395 A JP 689395A JP 689395 A JP689395 A JP 689395A JP 2575299 B2 JP2575299 B2 JP 2575299B2
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- cap
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に凹凸模様を形成
して成るキャップとバネをカシメるための方法に関する
ものである。
して成るキャップとバネをカシメるための方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ホックにおいて、そのキャップとバネを
生地にカシメる場合には、生地の内側にバネを承けたバ
ネ側カシメ治具を位置させ、一方生地の表側には、内面
にカシメ部を形成したキャップをキャップ側カシメ治具
で承けて互いに対向させ、この状態でバネとカシメ部を
カシメることにより、ホックのバネを生地に取り付けて
いる。このカシメに際して、キャップの表面に凹凸模様
があると、この凹凸模様をカシメ時に潰して商品価値を
無くする心配があることから、従来は凹凸模様と同様の
凹凸模様をキャップ側カシメ治具のキャップ承け口内に
放電加工又は彫刻している。
生地にカシメる場合には、生地の内側にバネを承けたバ
ネ側カシメ治具を位置させ、一方生地の表側には、内面
にカシメ部を形成したキャップをキャップ側カシメ治具
で承けて互いに対向させ、この状態でバネとカシメ部を
カシメることにより、ホックのバネを生地に取り付けて
いる。このカシメに際して、キャップの表面に凹凸模様
があると、この凹凸模様をカシメ時に潰して商品価値を
無くする心配があることから、従来は凹凸模様と同様の
凹凸模様をキャップ側カシメ治具のキャップ承け口内に
放電加工又は彫刻している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、キャップ側
カシメ治具の製作コストが非常に高くなり、これがバネ
の取り付けコストに転化されることから、従来は、凹凸
模様を施したキャップは相当高価なもの以外には用いら
れていない。
カシメ治具の製作コストが非常に高くなり、これがバネ
の取り付けコストに転化されることから、従来は、凹凸
模様を施したキャップは相当高価なもの以外には用いら
れていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するのが目的であって、その構成は以下のとおりであ
る。キャップ側カシメ治具のキャップ承け口内に初めに
柔らかい凹凸模様転写材を充填する、次に、前記キャッ
プ側カシメ治具内の転写材に対してキャップと同一凹凸
模様を有する転写治具を押しつけてキャップの表面に形
成された凹凸模様と同一の凹凸模様を転写材の表面に形
成して硬化させる、次に、転写材が硬化したキャップ側
カシメ治具内に、凹凸模様を合わせてキャップを嵌合す
る、次に、前記キャップ側カシメ治具内に嵌合されたキ
ャップとバネ側カシメ治具内に嵌合されたバネを対向さ
せると共にこのキャップとバネの間に生地を介在させて
からキャップ側カシメ治具とバネ側カシメ治具を接近さ
せてキャップ側のカシメ部を生地内に通し、更にこのカ
シメ部をバネ内に嵌合してカシメる、ことを特徴とする
キャップとバネのカシメ方法。
するのが目的であって、その構成は以下のとおりであ
る。キャップ側カシメ治具のキャップ承け口内に初めに
柔らかい凹凸模様転写材を充填する、次に、前記キャッ
プ側カシメ治具内の転写材に対してキャップと同一凹凸
模様を有する転写治具を押しつけてキャップの表面に形
成された凹凸模様と同一の凹凸模様を転写材の表面に形
成して硬化させる、次に、転写材が硬化したキャップ側
カシメ治具内に、凹凸模様を合わせてキャップを嵌合す
る、次に、前記キャップ側カシメ治具内に嵌合されたキ
ャップとバネ側カシメ治具内に嵌合されたバネを対向さ
せると共にこのキャップとバネの間に生地を介在させて
からキャップ側カシメ治具とバネ側カシメ治具を接近さ
せてキャップ側のカシメ部を生地内に通し、更にこのカ
シメ部をバネ内に嵌合してカシメる、ことを特徴とする
キャップとバネのカシメ方法。
【0005】
【作用】キャップ側カシメ治具内には、凹凸模様転写材
として、例えばアルミ合金、硬質プラスチック、鉛等で
あって、軟化させたものを充填し、これに転写治具を押
し当てて、硬化を待つ。そして、硬化したところで転写
治具を除去し、あとはこの凹凸模様にキャップ側の凹凸
模様を合わせてカシメを行う。この際、作業性を考慮し
て、あらかじめキャップ側カシメ治具とキャップには、
模様の位置合わせ用に目印をつけておくとよい。
として、例えばアルミ合金、硬質プラスチック、鉛等で
あって、軟化させたものを充填し、これに転写治具を押
し当てて、硬化を待つ。そして、硬化したところで転写
治具を除去し、あとはこの凹凸模様にキャップ側の凹凸
模様を合わせてカシメを行う。この際、作業性を考慮し
て、あらかじめキャップ側カシメ治具とキャップには、
模様の位置合わせ用に目印をつけておくとよい。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施例
を説明する。先ず、キャップ側カシメ治具1を上向きに
して、このキャップ承け口2内に軟化中の転写材3を充
填し(図1)、次に、軟化している間に図2に示すよう
にキャップと同一模様を形成した転写治具4を押しつけ
て硬化を待つと、図3に示すように転写材3の表面に凹
凸模様5が形成される。このようにして凹凸模様5が形
成されたキャップ側カシメ治具1の承け口2内に、凹凸
模様5を合わせてキャップ6を承けさせたのち、中間に
生地7を介在させてから、バネ8を承けたバネ側カシメ
治具9と対向させ(図4)、次に図5に示すようにキャ
ップ6側のカシメ部6′を生地7内に通したのち、この
カシメ部6′をバネ8内に嵌合させてカシメる。
を説明する。先ず、キャップ側カシメ治具1を上向きに
して、このキャップ承け口2内に軟化中の転写材3を充
填し(図1)、次に、軟化している間に図2に示すよう
にキャップと同一模様を形成した転写治具4を押しつけ
て硬化を待つと、図3に示すように転写材3の表面に凹
凸模様5が形成される。このようにして凹凸模様5が形
成されたキャップ側カシメ治具1の承け口2内に、凹凸
模様5を合わせてキャップ6を承けさせたのち、中間に
生地7を介在させてから、バネ8を承けたバネ側カシメ
治具9と対向させ(図4)、次に図5に示すようにキャ
ップ6側のカシメ部6′を生地7内に通したのち、この
カシメ部6′をバネ8内に嵌合させてカシメる。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように、キャップ側カシ
メ治具のキャップ承け口内に充填した転写材に対して転
写方式でキャップと同一の凹凸模様を形成し、この凹凸
模様にキャップ側の模様を合わせて保持させたのちカシ
メを行うので、キャップの表面に形成した凹凸模様をカ
シメ時に潰してしまうことがない。また、転写方式でキ
ャップ側カシメ治具内の転写材の表面に凹凸模様を形成
するため、従来のように、放電加工や彫刻で凹凸模様を
形成する方式に比較して製作コストは殆ど転写材の材料
費程度となり、非常に安い。この結果、デザイン的に優
れたキャップ付バネを安価に被服等に取り付けて用いる
ことができる。なお、本発明はスナッパーのキャップに
も適用することができる。
メ治具のキャップ承け口内に充填した転写材に対して転
写方式でキャップと同一の凹凸模様を形成し、この凹凸
模様にキャップ側の模様を合わせて保持させたのちカシ
メを行うので、キャップの表面に形成した凹凸模様をカ
シメ時に潰してしまうことがない。また、転写方式でキ
ャップ側カシメ治具内の転写材の表面に凹凸模様を形成
するため、従来のように、放電加工や彫刻で凹凸模様を
形成する方式に比較して製作コストは殆ど転写材の材料
費程度となり、非常に安い。この結果、デザイン的に優
れたキャップ付バネを安価に被服等に取り付けて用いる
ことができる。なお、本発明はスナッパーのキャップに
も適用することができる。
【図1】キャップ側カシメ治具のキャップ承け口内に転
写材を充填した状況の説明図。
写材を充填した状況の説明図。
【図2】転写治具を転写材に押しつけた状況の説明図。
【図3】転写材に凹凸模様が転写された状況の説明図。
【図4】キャップ側とバネをカシメる直前の説明図。
【図5】キャップ側とバネをカシメた状況の説明図。
1 キャップ側カシメ治具 2 承け口 3 転写材 4 転写治具 5 凹凸模様 6 キャップ 6′ カシメ部 7 生地 8 バネ 9 バネ側カシメ治具
Claims (1)
- 【請求項1】 キャップ側カシメ治具のキャップ承け口
内に初めに柔らかい凹凸模様転写材を充填する、次に、 前記キャップ側カシメ治具内の転写材に対してキ
ャップと同一凹凸模様を有する転写治具を押しつけてキ
ャップの表面に形成された凹凸模様と同一の凹凸模様を
転写材の表面に形成して硬化させる、次に、 転写材が硬化したキャップ側カシメ治具内に、凹
凸模様を合わせてキャップを嵌合する、次に、前記キャップ側カシメ治具内に嵌合されたキャッ
プとバネ側カシメ治具内に嵌合されたバネを対向させる
と共にこのキャップとバネの間に生地を介在させてから
キャップ側カシメ治具とバネ側カシメ治具を接近させて
キャップ側のカシメ部を生地内に通し、更にこのカシメ
部をバネ内に嵌合してカシメる、 ことを特徴とするキャップとバネのカシメ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP689395A JP2575299B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | ホックにおけるキャップとバネのカシメ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP689395A JP2575299B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | ホックにおけるキャップとバネのカシメ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07204757A JPH07204757A (ja) | 1995-08-08 |
JP2575299B2 true JP2575299B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=11650912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP689395A Expired - Fee Related JP2575299B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | ホックにおけるキャップとバネのカシメ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575299B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030064073A (ko) * | 2002-01-25 | 2003-07-31 | 신의철 | 스냅단추 제조방법 |
MX354010B (es) * | 2012-01-06 | 2018-02-08 | Ykk Corp | Dispositivo de montaje de boton y metodo de montaje del boton. |
CN104585944A (zh) * | 2015-01-15 | 2015-05-06 | 苏州指南针服装有限公司 | 一种框架式气动压合机 |
CN105290238B (zh) * | 2015-10-14 | 2017-05-31 | 泉州市展鸿自动化科技有限公司 | 一种帽盖自动上弹片组装机 |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP689395A patent/JP2575299B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07204757A (ja) | 1995-08-08 |
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Legal Events
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