JP2574768Y2 - 高調波フィルタ装置 - Google Patents

高調波フィルタ装置

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JP2574768Y2
JP2574768Y2 JP1992067467U JP6746792U JP2574768Y2 JP 2574768 Y2 JP2574768 Y2 JP 2574768Y2 JP 1992067467 U JP1992067467 U JP 1992067467U JP 6746792 U JP6746792 U JP 6746792U JP 2574768 Y2 JP2574768 Y2 JP 2574768Y2
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JP
Japan
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capacitor
harmonic
gantry
harmonic filter
main frame
Prior art date
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JP1992067467U
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JPH0621338U (ja
Inventor
一彦 大西
茂 陰野
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高調波フィルタ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば直流送電を行なうときに交直変
換装置を使用するが、その順変換器、逆変換器ともにそ
の直流、交流の両側に高調波電流を流出する。これを防
止するために、吸収しようとする高調波次数に直列共振
するコンデンサ、リアクトルおよび抵抗からなる高調波
フィルタを構成し、これを系統に接続することが行なわ
れている。一般に交流側では変換装置が12パルス運転
を行なう場合には、第11次、第13次および高次(第
23次以上)の高調波フィルタを使用するのが普通であ
る。
【0003】このような構成の高調波フィルタを系統に
設置して充電した場合、基本波電圧はコンデンサにほと
んど印加される。たとえば第11次の高調波フィルタで
は、コンデンサに系統電圧の100.8%の電圧が印加
される。このためコンデンサを大地に設置するようにし
た場合、大地間絶縁をコンデンサのタンクとコンデンサ
素子との間に施す必要があるが、66kV系統以上では
この絶縁のための設計を施すためのコストが増大し、経
済的でない。
【0004】そのため絶縁架台を用意し、これにコンデ
ンサを搭載し、大地間絶縁を架台用の碍子に負担させ、
コンデンサの絶縁レベルを20〜30号となるように、
直列段数を選定して絶縁のための構成の経済化を図って
いる。そのための従来構成を示したのが図4である。同
図は第11次高調波のフィルタのためのコンデンサ装置
1と第13次高調波のフィルタのためのコンデンサ装置
2を示す。両コンデンサ装置1,2は複数のユニットコ
ンデンサ3〜5および6〜8からなり、これらを直列に
接続して構成されている。
【0005】コンデンサ装置1は、架台9と碍子10と
からなる主架台11に搭載されており、ユニットコンデ
ンサ3,5は主架台11に設置されている、碍子12と
架台13とからなる架台上架台14に搭載されている。
コンデンサ装置2は、架台15と碍子16とからなる主
架台17に搭載されてあり、ユニットコンデンサ6,8
は主架台17に設置されている、碍子18と架台19と
からなる架台上架台20に搭載されている。21,22
は各高調波フィルタを構成するリアクトル、23は系統
側母線、24は各コンデンサユニットに設置されている
油量調整装置を示す。
【0006】両コンデンサ装置1,2を別の主架台1
1,17に搭載する理由は、第11フィルタと第13フ
ィルタとでは、コンデンサの基本波電圧分担が異なるこ
と、および流入する高調波電流が異なることにより、高
調波電圧分担に差異があることに基づく。しかしこのよ
うな構成によると、各相につき、次数の異なる高調波フ
ィルタ毎に、それぞれ別の主架台を必要とするため、主
架台の設置面積が増大する欠点がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、次数を異に
する高調波フィルタを構成するコンデンサ装置を主架台
に搭載するにあたり、そのための主架台の使用数を少な
くすることによって、その設置に要する面積の縮少を図
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、高調波次数を
異にする高調波フィルタのための各コンデンサ装置を各
相毎に共通の主架台に搭載するとともに、各コンデンサ
装置の複数のユニットコンデンサが分担する電圧の差異
に対応して、そのユニットコンデンサを主架台上にそれ
ぞれ独立して設置した架台上架台に搭載したことを特徴
とする。
【0009】
【作用】次数の異なる高調波フィルタのコンデンサ装置
を共通の主架台上に搭載したことにより、これまで次数
の異なる高調波フィルタを別個の主架台に搭載していた
場合よりも、主架台の使用数は少なくてすむ。したがっ
て主架台の設置に要する面積は少なくてすむようにな
る。また主架台に必要な碍子の数も同様にして少なくて
すむようになる。
【0010】また次数の異なる高調波フィルタのコンデ
ンサ分担電圧が異なるので、その分担電圧に応じた絶縁
が確保できるように、主架台上に架台上架台を設置し、
これにコンデンサを搭載するようにする。これにより分
担電圧が異なるコンデンサを共通の主架台上に搭載して
も、絶縁上はなんら問題ない。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を図1によって説明する。な
お図4と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。本考案にしたがい、架台9と碍子10とから
なる主架台11に、次数の異なる高調波フィルタのコン
デンサ装置1,2をともに搭載する。
【0012】各コンデンサ装置1,2のユニットコンデ
ンサは、その分担電圧の差に応じて主架台11の上にお
いて、架台上架台14に搭載される。したがって各コン
デンサユニットの大地間絶縁は、主架台11と架台上架
台14とによって分担されることになる。
【0013】この場合コンデンサ装置1のユニットコン
デンサ4とコンデンサ装置2のユニットコンデンサ7と
の分担電圧が相違するので、その差に応じてユニットコ
ンデンサ7を図に示すように架台上架台14に搭載す
る。このようにすることにより次数の異なる高調波フィ
ルタのコンデンサ装置1,2を共通の主架台に搭載して
も、大地間絶縁に対してなんら問題はなくなる。
【0014】このように構成した場合、従来構成に比較
して主架台の使用数は少なくてすむようになり、したが
って主架台の設置に要する面積を従来例に比較して75
%に縮少することができる。また主架台に使用する碍子
の数も、主架台の使用数の減少に応じて従来例の71%
に少なくてすむようになる。
【0015】なお図に示す構成は、いずれも一つの相に
ついてのみ示しているが、他の相についても同様に構成
される。また以上の例は第11次高調波フィルタと第1
3次高調波フィルタについて、主架台を共用した場合で
あったが、他の次数の異なる高調波フィルタについても
主架台を共用するようにしてもよいこと勿論である。更
に本考案は直流フィルタについても適用可能である。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、高
調波フィルタを構成するコンデンサ装置について、次数
を異にする高調波フィルタのコンデンサ装置を共通の主
架台に搭載して構成したので、従来構成よりも使用する
主架台の数が少なくてすむようになり、したがって主架
台の設置面積を従来構成に比較して縮少することができ
るし、しかもこのように主架台を共用しても分担電圧に
応じて各コンデンサ装置のユニットコンデンサを架台上
架台に搭載するようにしたので、大地間絶縁に対してな
んらの問題もなくなり、高さも低く耐震性の優れたもの
が得られるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す結線図である。
【図2】本考案装置の平面図である。
【図3】図2の拡大正面図である。
【図4】従来例の結線図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ装置 2 コンデンサ装置 3〜8 ユニットコンデンサ 10 主架台 11 架台上架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 3/00 - 5/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高調波次数を異にする高調波フィルタの
    ための各コンデンサ装置を各相毎に共通の主架台に搭載
    するとともに、前記各コンデンサ装置の複数のユニット
    コンデンサが分担する電圧の差異に対応して、前記ユニ
    ットコンデンサを前記主架台上にそれぞれ独立して設置
    した架台上架台に搭載してなる高調波フィルタ装置。
JP1992067467U 1992-08-12 1992-08-12 高調波フィルタ装置 Expired - Lifetime JP2574768Y2 (ja)

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JPH0621338U JPH0621338U (ja) 1994-03-18
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JPS493139A (ja) * 1972-04-28 1974-01-11
JPS6022575B2 (ja) * 1979-09-27 1985-06-03 株式会社東芝 高調波フイルタ装置
JPS5939807Y2 (ja) * 1979-11-06 1984-11-08 株式会社東芝 高調波フィルタ装置

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